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────……海の中にいるみたいだ
[続かなかった言葉
当人にしか理解できない思考は、誰にも届かない筈だったのだけれど。]
[事故というものは、例え大したことがなくとも本人が気にしていなくとも周囲は気が気でないものだ。
小学生の頃の夏休み、家族で遊びに行った海で溺れたことがある。
両親はしつこいくらいに離れないように言っていたし、きっと十分に気をつけていてくれたのだろう。
けれど男児というのは大人が思っているよりずっとやんちゃで、その目を上手く掻い潜るから。]
[そうして見上げた空と水中が綺麗だった。何かがいて、苦しいのにとても安心した。
泳ぐのが好きな理由としてこの話をすると皆微妙な反応し、後者については否定される。実のところ結構危なかったそうなので、自分でも幻の類だと思っているのだけど。
その時の感覚だけは中々忘れることも否定も出来なくて、今でも水泳を続けている。]
[危機感が薄い、物事をよく考えない。
海に落ちてから無意識でずっと惹かれ続けている。
だから、合ってしまった。]*
…海、がどうしたって?
[微かに耳が拾った単語を、ぽつりと繰り返す。
空耳にしては明瞭な音に聞こえたけれども
だが、人間の声として認識するには、その音はやや遠くて。**]
えっ誰……メルヤじゃないよね?
一体どこから喋ってんの、出てきてよ
[不意打ちの反応
はっきり聴こえるのに近くにいる気がしない。メルヤが何の反応もしていない。
そもそも俺、どうやって喋ってるんだこれ?]
初めまして、3-Aのヤニク・ペンディコスティです
電気復旧させてから天に召されて下さい
[色んな意味で後輩に向ける言葉じゃないのは、全ての疑問を声の主が七不思議だからと決めつけたからだ。
でも失礼にならないようにちゃんと先に自己紹介したし。]*
【人】 弁務官 ジャーディン― 音楽室 ― (64) 2020/05/20(Wed) 13時半頃 |
【人】 弁務官 ジャーディン オカルト同好会の盛大なイベントって訳ではなさそうかな? (65) 2020/05/20(Wed) 13時半頃 |
スマホ壊れて、頭と直通になったか?
そんな莫迦な。
[丁度スマホでヤニクに電話しようとして繋がらなかった後。
脳内にヤニクと、ヤニクでない誰かの声が聞こえて、内心で毒づいた*]
や、どこからって……
あれ、普通に会話できる!?
なんだこりゃ。あの時のたんこぶの後遺症か?
[声には出していないはずなのに、
心に思うことがするすると音になって響き出す]
って、聞いたことある声だな。ヤニク先輩じゃん。
オレオレ、オレっすよオレ。
[詐欺のような口調になってしまった。
知り合いの声を聴いて多少なり安堵したためだろうか。
こほん、とひとつ咳払いして、改めて名乗る。]
ユンカー・レームクール。
よく部室棟あたりで会うっしょ。
[陸と水との違いはあるが、同じ体育会系同士。
目立つ先輩目立たない後輩、一通り声を掛けてはいる。]
で、そっちの声はまさかムッツリ貴公子先輩では。
……こんなところで言うのもナンですけど、例のどーでした?
先輩にお勧めの、いい本ありますよ。
[自分に言わせれば比較的健全な本だが、
暗に「良ければまたお貸ししますよ」と言っている。
常ならば本を貸し出す側の彼と、いつからこんな取引をするようになったか?それは秘密☆というやつだ]
[聞こえない筈の声に気を取られて、というのがただの迷子と呼んでいいのかは不明だが。]
えーっと、まとめるとジャーディンはジャーディンでおばけじゃなくて前が……ユンカー君ね。今日来てたんだ
[メルヤに言えば錯乱か憑かれてると思われそうな現象。当然この出来の悪い頭がついていけなくて、返したのは色々整理した後。
ジャーディンとユンカーの間のエロ会話には別に反応しない。だって男同士だし俺たち。
言いかけたのは個人的あだ名である。話すようになった後もさもさ過ぎて目も隠れてる犬の画像を見せたこともあったか。]
なんか凄いねこんな知り合いばっかりで。最新無料通話アプリって感じ?
[慣れ親しむ二人が正体と分かれば困惑は消えて、文明の利器に感心しましたとばかりにはしゃぐ声が代わりに出る。]*
来てましたよ。部活ありますしね。
…って言いたいところなんですが、
まあ今日は別の用事です。
[自分が普段通りボールを追いかけていられる身分だったなら、多分グラウンドから遠目にヤニクの姿も見かけているだろうから、「ここ」にいる可能性の一つを考えたりすることもあったのだろうけども]
変なことになっちゃったなと思ってましたが、
先輩がたと一緒だと心強いですよ。
別に世辞とかじゃないっすよ?
[無邪気にはしゃぐ声が微笑ましい。目立つ存在ではある割に、どこかふわふわと捉えどころない、そんな雰囲気が気になったのが声をかけた切欠だった。]
つーか。
今何か言いかけましたよね…?
[個人的なあだ名らしきものを口にしようとした相手に、
口元の笑みはそれまでとは違ったニュアンスで深くなる。*]
【人】 弁務官 ジャーディン― 回想:音楽室 → 放送室へ ― (135) 2020/05/20(Wed) 22時半頃 |
【人】 弁務官 ジャーディン― 放送室 ― (140) 2020/05/20(Wed) 23時頃 |
【人】 弁務官 ジャーディン― 放送室 ― (153) 2020/05/20(Wed) 23時半頃 |
大丈夫、可愛いと思うよその前髪。犬みたいで
[笑いかけた時にそんなことを言っていたりもした。]
用事なんて無いほうが良かったね、と思ったけどユンカーは無くても部活で来てたか
[この事態は頭にあれど、あだ名のことは全く何も気にしていない。
さらっと流して不運に同情した後、少し考えてから。]
そうそう。ジャーディンにも聞いてほしいんだけどさ
さっきメルヤ……あ、俺たちの友達のことだよユンカー。メルヤとこの状況について話して、それで
俺たちを殺すとは言ってないんだし帰してくれるんだし、言うとおりにしたほうがいいんじゃないかと考えたよ
ホラーだと定番だよね、幽霊の未練を晴らして無事に帰還って
[真面目なことを話した後に、]
……あ、こうやって話せるのも幽霊っていうか七不思議たちのせいなのかな?
[漸くハイテクシステムではないと気づく。]*
あ?ユンカーの声まで聞こえるとか、どうなってんだ。
てか、俺にそういう本貸すお前も同じ穴の貉だろうが。
[表の表情は、相変わらずしれっとしたまま、もう1つの声の主が分かり、遠慮なく毒付く。
どちらかというと、貸し出される本に、ユンカーの好みが垣間見れたりなんだりと。
ちなみに、彼から本を貸し出してもらうようになった経緯は、本屋でグラビア雑誌を買おうとしたところレジのお姉様に「あの、こちらでお間違いないですか?」と確認され、挫けて「メンズファッション誌取ったつもりだったんだけど、棚に混じってたか?」と言い訳していたのを見られたのが始まりである*]
【人】 弁務官 ジャーディン[ヘザーは頼んだと目線を向けたが、>>154 メルヤから声がかかったので] (157) 2020/05/20(Wed) 23時半頃 |
どうするもこうするも、この状況だと言うこと聞くしかねぇ気もするけど。
こうやって話してるのも、信じられないけど、信じるしかねぇし。
[ジャーディンは、囲まれてた女性の中に幽霊が混じってるの気がつかないとかそういうタイプである。
気に入られやすいが、本人は気がつかない。
ひとまず真面目なヤニクには、一応是と意志を示し]
つーか、ヤニク、また迷子ってんのか?
今、メルヤと一緒にいるけど、心配してるぞ。
[ちょっと抜けたヤニクには、あまり得意でもないツッコミを。
……悪友3人の絆は、きっとメルヤの騎士か王子かオカン気質で保ってる気がした*]
【人】 弁務官 ジャーディン[何故か自分のピスティオの評価がおかしなことになているが、それを指摘するようなコミュ力はジャーディンにはない。 (165) 2020/05/21(Thu) 00時頃 |
【人】 弁務官 ジャーディン― 放送室前廊下 ― (177) 2020/05/21(Thu) 00時半頃 |
[あっ、俺の言葉別に不要でしたか?
現実的可能性を捨てはしてないメルヤに対しジャーディンがあっさりなのは、性格かこの現象のせいか。
言葉で説明出来ず自分でも自信のない感覚を言葉にせずに済んで良かった。]
……すみません、またやりました
[そして、思わぬ指摘に言い訳一つないのは常習犯だからである。
あまり聞くことが無いそのツッコミの機会は大体コレ。]
まあ俺のことより他の生徒探すとか、帰るのに必要なこと考えるほうが有益有益
気にしないで、ほら、七不思議に会ったら帰してって話してみるしさ
[二人の間のやり取りは知らずに、自分は平気だと伝える。]*
【人】 弁務官 ジャーディン―放送室前廊下― (180) 2020/05/21(Thu) 01時頃 |
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