246 朱桜散華
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―おちた日と、静寂―
[ その日は人々、皆、一度家に帰ることになるだろう。 就寝の準備、布団に身を包み、眠りへと。 ちゃんとした寝床で休めないものもいたかもしれないが そこまで気を配るほど広大な心は持っていない。
祭事前日となり、祭りの準備の追い込みだとは聞いている。 目覚めれば、村は尚の事、活気づくだろうか*]
(1) 2016/04/21(Thu) 00時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/21(Thu) 00時半頃
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―丑三つの頃―
[ ふ、と目が覚めた。 一人では大きすぎる布団の中で手を伸ばす。 ひんやりとした、布の質感しか返ってこない。 ]
おもん姉さま……。
[ その寝息も、衣擦れも、 二年前まで確かにあった息遣いもぜんぶ 今ではぽっかりと穴が空いたように
――――なにもない。]
(4) 2016/04/21(Thu) 01時頃
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[ 思い出すには、あまりに大きな存在だった。 「おもん」とだけ名乗ったその旅人は この村に居ついてすぐ、綾崎家に目をつけた。
最初は疑わしかったし、何者かもわからない女を 歓迎する気はなかったのだが。]
「住まわせてくれれば、料理を教えてやろう。 掃除や洗濯も。あんたみたいな小娘は何も知らないんだろう?」
[ 物言いはともかく、その提案は魅力的であったから 試しに数日、数週間――それが、随分と長引いて 同居人としてすっかり親しくなってしまった。]
(6) 2016/04/21(Thu) 01時頃
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[ 結局、最後まで彼女の目的はわからなかった。 ある日目覚めたら隣に彼女はおらず、 いくら探しても見つけられなかった。 土産だよ、と最初に手渡された風鈴だけが 年中、縁側で小さな音を鳴らしている。**]
(7) 2016/04/21(Thu) 01時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/21(Thu) 01時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/21(Thu) 17時頃
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―祭り前日―
[ ―――りん、りぃん。]
[ 春風に揺れる風鈴はいつもの音色。 不意にその音が懐かしく、そして寂しく感じたのは 夜更けに見た、夢か現かの寂寥感。
「あの桜のお話を知ってるかい?」
彼女が村にいたとき、日向にそう向け 話してくれた内容を思い出して ふと、ぱちりぱちりと瞬いた。]
(32) 2016/04/21(Thu) 21時半頃
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[ おもんは、旅人としてこの村に訪れたのではないか。 つい五年前。彼女は、桜の伝承をどこで聞いたのだろう。
もっともっと、ずぅっと昔に この村の住人であった可能性も考えるけれど それだったら年配の人々がなにか言ってくるのが自然だろう。]
……おもん姉さまが、伝承の巫女だったり、して。
[ いや、いくらなんでもそれは有り得ない。 生きている人間で、生まれ変わりなんてものも信じない。]
……何者だったんだろうな、本当に。
(33) 2016/04/21(Thu) 21時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/21(Thu) 21時半頃
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―畦道―
[ 祭りの前後は子守仕事も入れていない。 村が総出で活気付くその日くらい 親子も一緒に過ごして欲しいものだから。
そんな思案をしながら、祭りの準備の様子でも見ようかと 畦道を歩いていると。 困惑のような表情に染まった、昨日の仕事先の親子。>>29 三歳児も母親にべったりとくっついてしまっている。]
(41) 2016/04/21(Thu) 23時頃
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ええと……? なにかありましたか?
[ その母親の表情が気に掛かり、心配の色で問いかけた。 襲われたとか、そういった話ではないらしいのは、彼女が怯えでなく、困惑の色しか浮かべていないことからも察せられる。 やがて口を開いた母親は、名前ではなく
「おにごが、――」
つぶやくように言い、視線を落としていた。]
……? おにご……
[ 復唱し、頷き ]
会えたら聞いてみます。 ……ああ、いや、宮司さんに。
(42) 2016/04/21(Thu) 23時頃
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[ おにご、と。 そんな忌々しい呼び名が定着してしまっている 置壱の姿を探すように、視線を巡らせ この広い畦道に見当たらないならば、 村の通りか、あるいは祭りの会場となる村はずれ丘の方か。
足を進めるは、村はずれ。 元より、祭りの準備を見物に、と 悠長な思考であったから。]
(44) 2016/04/22(Fri) 00時頃
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……。
[ 道中、古木の元にいるのは誰かと少し気にしたら>>43 好んで接すことのない辰次の姿。 ]
……、あ……。
[ 言葉を出さず去ってしまえば、それで良かっただろうに つい漏れた声に口元を押さえ ひとつ肩を落として、視線を逸らしつつ]
悪いね、邪魔をしたみたいだ。 祭りの準備、頑張って。
[ 完全に社交辞令と言えるそんな言葉。 流石もう言葉すら交わさずにぷいっとそっぽを向けるほど 子供ではなくなっていた。]
(45) 2016/04/22(Fri) 00時頃
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―村はずれの丘―
[ 辰次が文字を読みふけるだなんて、柄でもない、と。 裡に浮かんだのは本音だが、口には出さず。 それじゃあ。と短く告げ、その場を離れた。]
[ この村に住まう年頃の男を思い。 そういえば丁助のことも気にはかかる。>>16 あの男も平たく言えば、財のある家の人間。 伝統をあまり重んじない壮年は、金持ち同士の縁談なども ほのめかすことがあったのだ。 ]
……?
[ 女の尻を追いかけて、とかそういった意味でなく 彼は軟派な印象こそあれど、どこかで信頼は出来る。 そう思いたいのは、金持ちゆえ 同じ穴の狢という、卑屈な感情であったかもしれないが** ]
(47) 2016/04/22(Fri) 00時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 00時半頃
───その声は確かに聞こえた。
───その声だけで魅入られるには充分だった。
───その声が余りにも美しかったから。
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―村外れの丘―
[ 辰次と交わした会話は、本当に顔を合わせた時の挨拶でしかなかったけれど、そんな折でも彼の言葉は>>64、実直さを表すようで、逞しい。 嫌っているというと、実際には少し語弊がある。嫌いではない。ただ、彼に関わると周りの反応が面倒くさい。 ]
……
[ 思うところはあれど、言葉は抑圧される。 もう子どもでないのだからと、自分を押さえ込む。 幾つもの言葉を胸裡の屑籠に落として 生きているのだろうか。 ]
……、さくら
[ 花を咲かすことのない、大きな一本を見上げ足を止める。 物言わぬそれ。纏わる話。自決した巫女のおはなし。]
(70) 2016/04/22(Fri) 14時頃
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死んでしまうのは、ずるいなぁ。
[ 自決という結末しか迎えられなかった 悲劇への感想をぽつり。]
消えてしまうのは、置いていくのは 狡いよ。
[ 残されたものはどうなってしまうのだ、と ]
死んだらおしまいだなんて、 都合の良い、ことだ。
[ ふっと呆れたような貌浮かべ、 近くを見回わすも、しばしその場に留まって**]
(71) 2016/04/22(Fri) 14時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 14時半頃
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―桜の樹のそば―
[ その男の存在に気付かなかったことに 特別理由はないのだけれど>>54]
……あ、れ 丁助?
[ 少なくとも自分にとって見えたものは、いつもと変わらず、咲かぬ桜の樹と、その影になって姿を視認することが遅れただけの、丁助の姿だけ。
一寸、普段と様子の違う丁助に首傾ぎ、]
なにかあった?
[ 反応を待つように視線だけを向けて*]
(72) 2016/04/22(Fri) 14時半頃
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なんだとはなんだ。 私だと悪かったのかー。
[ 軽口を交わせる程度の幼馴染。ここ最近になって、覇気がなくなった丁助のことは、そういった立場で気にはかけていた。]
綺麗?
[ 問いかけは、鸚鵡返しにするほど、 この場にそうと思えるものは――、 丁助の視線の先の桜のことだというのならば。 すいと彼と同じ方向に視線を向けた。 ]
この木は、綺麗とは思わないけれど。強いと思うな。 花が咲かないのに、人の目を惹く美しさはないのに。 何故かこれ一本のために、人々を祭りに駆らせる。 伝承とかよりも、この桜にはそんな妖しさがあるのかもね。
[ 少し御伽噺めいた言い方になったと鼻先を指でこすり、何故そんな問を?と丁助に再度視線を向ける。 ]
(74) 2016/04/22(Fri) 15時頃
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[ 復唱されれば、うんむ。と手を組んで木を見上げ 我ながらいいことを言ったのかもしれないな、なんて 自己満足に浸っていれば――]
は? 巫女のこと?
知るかぁ!見たこともないよ!
[ 伝承の巫女を美しいかどうかと、 それはそれで真摯に問われれば真摯に考えていたかもしれないが、 にやりとした笑みに、呆れに似た笑みを浮かべた。 ]
(76) 2016/04/22(Fri) 16時半頃
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まぁ、でも。ついでだから伝承の話。 よっぽどの美人であれば あんな結末にはならなかったのかもしれないね。
[ 断罪、自決。そんなことにならない道はなかったのか。 伝承に登場する旅人についてはよくわからないが ]
―――守ってやれよと、おもうなぁ。
相思相愛ではなかったのかもしれないけれど。 巫女が役目を放棄するほどに旅人に惚れたのならば 旅人も応えてあげればいいのに
そうもいかないのが、人の世の惚れた腫れたなのかね。
[ これも想像に過ぎないからと、丁助に視線をやり ]
あんたの考えも聞きたいけど、無理には聞かないよ。
[ もし丁助がまだ桜のそばにいるというなら場を辞そうと*]
(77) 2016/04/22(Fri) 16時半頃
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……。伝承というものは、美化されるのは認めるけども。
[ 醜女だなんて事実があったなら それはそれで、悲しい話だなとは思ってしまう。]
美しいということはさ、女の私から見れば 近寄りがたさもあるのだけどね。
[ 思い浮かべるは志乃のこと。儚げで、壊れ物のようで。 それこそ里を出たあの一件がなければ、村の男どもが放っておかなかっただろう。目の前の男が、そういった感情を志乃に抱いていたことは知らなかったが。]
恋焦がれて、……「家」を捨てる、か。 私は家族がいないから、財を投げ捨てれば誰かが拾っていくだろうけれど。もし、引き止めるものがあればどうかな。 私は誰かに必要とされているのか、わからないから。
[ 答えは曖昧で、肯定も否定もせずに、疑問だけを残した。]
(80) 2016/04/22(Fri) 17時頃
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想いの深さ、かぁ。 随分大人なこと、言うね。
[ 幼い頃から知っている丁助の意外な一面にくすくすと笑う]
人の想いが芽生える理由なんて大してないけれど それが失われる理由は、大抵が傷を残したり
[ 忘れられなかったり。
―――りぃん、と、 遠い自宅から、聞こえるはずのない風鈴の音。]
丁助は。なかなか思い切りのいい考えをしているよね。 昔からそうだったっけ? いや、もしかしたらおまえは
――自暴自棄なんじゃあ、ない?
[ 幼馴染として言いたかった心配の言葉は、 彼を怒らせてしまうだろうか*]
(81) 2016/04/22(Fri) 17時頃
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[ 不肖、この日向。 わりと真剣に、考えていた。 丁助のことを慮ったりもしたつもりだった。
が。 突然大笑いされて、目を白黒させ]
おまえ、そんな、なっ……
[ 真剣に話していたと認めるのも恥ずかしいし ]
でっかい声で笑うな!でも似合わないのは同意だよ!
[ 雰囲気もなにもあったもんじゃあない。 数歩で近づくと、丁助の肩をばっしばしと遠慮なく叩く。]
このばかたれが。 ふふ……、いい大人が何してんだかね。
(88) 2016/04/22(Fri) 17時半頃
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[ 互い、幼い頃にじゃれたのも遠い昔。 けれど蘇るように、浮かぶ笑み。]
私はそろそろ行くよ。 おまえと話すと変に茶化されるからなぁ。 置壱を探してもいるんだ。 もし見かけたら私が探していたと伝えてもらえるかな。
じゃあ。祭りで、また。
[ 明日には人で賑わうこの場を見渡し、ひとつ笑んで。 丁助にひらり手を振って、桜の木から離れていった** ]
(89) 2016/04/22(Fri) 17時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 17時半頃
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―畦道―
[ 丁助と別れてからしばらく後、丘を降り畦道を歩く。 田畑に囲まれた一軒家。それが綾崎の家。 屋敷と呼べる程の作りではないが ちゃんとした大工に頼んだ家は、土台も作りも確りとして、 村の中では広い方だ。]
……明日は祭り、かー。
[ 畦道を歩き見えてくるは明かりの灯らぬ我が家であり 近づくごと、足取りは鈍くなる。 祭事から、次第、視線の先の影に意識は移り ]
いやだなぁ。……誰もいない家は。
[ 眉を下げる。 どうして、あの人は、いなくなってしまったのだろう。]
(99) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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……。
[ 同居人が家に転がり込むまでは、 一人でもどうということのなかった暮らしだった。 それは周りの大人たちが助けてくれたお陰でもあろうが 十七の齢から、一回り程は離れていようか、 そんなおもんと共に過ごした。
周りの大人たちも安心したようで。 素性の知れぬ女であるのに、 人柄ゆえか、村に溶け込んでいて、 置壱が危なっかしいだなんて話も、 日常の中で出てきたのを覚えている。]
(100) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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[ ―――りぃん]
[ 風にのって聞こえた風鈴の音に、 くしゃりと表情を歪め、踵を返していた。]
(101) 2016/04/22(Fri) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/22(Fri) 23時頃
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[ 草履で地を踏み、あてどなく村を彷徨い歩く。 急に寂しい思いに襲われる夜は何度もあったけれど 家に帰りたくないほどの孤独を感じることは数少ない。
桜の伝承と、関係があるのだろうか。 そんなわけはない、と脳裏で否定をするけれど。 つん、と胸が痛む。息が切れ、何かがこみ上げる。]
おもん姉さま……。
[ 口の中はからからで、呼び声はかすれた。]
(109) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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[ ふっと丘の方向に視線を向ける。 巫女のように、彼女が命を絶っていたら? 禁忌を犯して、何かに断罪を迫られていたら?
そんな筈、ありもしない。 おもんは何の罪も、犯して――いないと、
日向はそう信じて、やまない、けれど*]
(110) 2016/04/22(Fri) 23時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 00時頃
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……置壱?
[ 微かな音も、静謐な空気の中ではよく通り>>112 その姿に、へにゃりと弱い笑みを浮かべた。 数尺の距離を置いていても、高い背丈、俯く姿を見上げるような態になる。]
なあ、置壱。 ……突然ごめん。 家に、……長の屋敷に帰りたくない日って、ある?
[ 私は今がそうだよ。と肩をすくめてみせた。 置壱の思いはわからずとも、視線向けられれば、それは奇異や悪意でないものであろうから。]
どこか一夜、過ごせる場所はないかなぁ。
[ 答えは期待していないけれど、苦笑交じりで問いかけ、みる*]
(114) 2016/04/23(Sat) 00時半頃
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