人狼議事


3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…

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視点:


『ネェ』


   『ネェ』


               『アソボ?』

 


【人】 問題児 ドナルド

― 回想 ―

 用務員さんも煙草吸う人だからじゃねぇかね?
 美味いつーか、人によっちゃ違うんだろうが、俺にとっちゃ精神安定剤みてぇなもんさ。

[キャロライナと雑談をしながら東階段を下りると、正面玄関から声が聴こえた。]

 嗚呼、行こうか。

[問う視線にそう答えて、そこで見かけた人に伝言を伝える。]

(3) 2010/02/27(Sat) 00時半頃

【人】 問題児 ドナルド

 ―――……職員室、ねぇ。

[帰る幾多の声に、複雑そうな声音で零す。
問題児にとって、職員室はどうにも苦手意識が先に立つ。]

 つーか、下ごころ出してどぅすんだ。

[具合の悪そうなクラスメイトの姿に、俺も力仕事ならと名乗り上げようとして、ヘクターの言葉に苦笑を零す。
助けが必要なさそうなら、他に人がいないか探してくるという名目で外にでしょうとして]

 ん?礼言われるようなことしてねぇぞ?

[キャロライナの微笑みに、片方の眉をあげた。
人の動きに逆らうように、正面玄関から外にでた刹那、闇が深まった。]

― 回想/了 ―

(4) 2010/02/27(Sat) 00時半頃



    だ

              れ、 だ――…  ッ…


 ああ


      ああ




            ああ




    手の鳴る 方

                  ど こ?                                    


【人】 問題児 ドナルド

― 学食と購買部の狭間 ―

 何色ねぇ。色になんか意味があるんか?

[辺りが闇に包まれても、ドナルドは、一見気にした様子なく外に出た。聴こえる声に、独り語ちる。

気にした様子はなくとも、この闇の中遠くまで行く気は起きず、学食と購買部の狭間で、学食の方の壁に背を預けて、煙草を口に咥えた。]

(20) 2010/02/27(Sat) 00時半頃

…大丈夫。

……一人じゃない。

[職員室に入る前に、ちらと見えた人たちを思い浮かべた。
この呟きがどこに繋がっているか、知らない。]




   誰   、

          ――だ

 [声、 が  聞こえる。
  知っている、ような。 知らない、ような。]



 ああ?


            [おかしい、なにかが]


 [………]



           鬼?


【人】 問題児 ドナルド

 赤は鬼、か……―――

[ライターの火で自分のビー玉の色を確かめて、またポケットにしまう。なにやら物騒な声に眉間に皺を寄せる。]

 ―――……どうせ幽霊に逢うなら

[先が続かない言葉。
義眼である左目が痛んだ。否、傷んだのは……―――。]

 ―――……。

[紫煙を燻らす。覚えた痛みを誤魔化すように。
―――……暗闇で蛍火のような煙草の火は、目立つことも気がつかぬまま。]

(28) 2010/02/27(Sat) 01時頃

[淡い水色のガラス球は何処かへ声を届けただろうか]

……みんな、職員室に向かったよ。
いま、どこに?

[同じクラスの人物の小さな声を。]

でも、ジェレミーの奴が一人で出歩いてる。
逃げ道を探す、とか言ってたけど。


『赤ハ鬼』

『ネェ』

『ネェ』

『アソボ?』


『ネェネェ、貴方ノ色ハ』




            『ナニイロ?』


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 01時頃


[響く声]


      [哂う少女の声だけではない。]



 ――……赤……だ。
 いや、何か黒い……印が…。



      とてもきれい     光で変わるの

            しろとくろ                                                    


ミシェ?

[きょとり、と目を瞬かせながら声の主の名を呼んで。]

……今、職員室の給湯所。
ハーブティー入れてる。

[報告も兼ねて淡々と呟く。
相手に、コップに注ぐ水音が聞こえたかは分からないが。]

ジェレミーもいるのか。

[確か、補習してたっけ。
と、思い出しながらあきれたようなため息を。]

一人は危ないだろうに。
…誰かと鉢合わせてたらいいんだけど。

[今、ピッパと一緒にいるとは知る由もないだろうが。]



   ―……、

         ――、…

     …

         ……  夕暮れの

  …   むらさ   き


           [うすむらさき。

                そう、答えた。]


『キレイ キレイ?』

『アカイロ、キレイ。』



『私ノ羽根モ赤――』



[そして。
 瞳の色はビー玉と同じ。

 夕暮の橙色。そこに黒の瞳孔が、ぽつんと一つ。]


『瞳ハ』



―― 瞳は、   橙色。

[鸚鵡ではない声が、色を、告げた。]


[夕陽を乱反射させたビー玉。
 きらきらと、色様々に。

 そして、今はその一つ。
 深い橙色。

 鸚鵡の目玉のように。]


っ、――

      ――……、

 [橙。赤。白。――薄紫]


          [誰かの、声。]


  [しって、 いる  こ  え?]

      どう、  して。

[今自分が置かれている状況と。]
[今此処で響いている言葉と。]

[錯綜して  揺れる。]


そ、そっちは貴公子さんで合ってるよね。

[自称した所は見たこと無い称号で呼ぶのは、
元カリスマ生徒会長]

もうじきそっちに一杯人がいくから、
かなり賑やかになると思う。

[かなり端的な説明は混乱した現状でも伝わって。]

あと、キャロにマーゴに、ヘクターに、
ドナルドとかシェリー君とかスティーブンス先生とか。

[思いつく限りの名前を挙げるが、
その中には職員室まで向かわない者が居るか。]

集まってる中に見えなかった人もいたから、
どっかで鉢合わせにはなってるかも。



 鬼………


            鬼なのか?



     鬼は、何をすれば?


……ごめん、いきなりで私もまだよく状況が分かってない。

[怒りを抑えるために最大限感情を拝した声で]

不愉快な代物がそこらじゅうに転がってるから、注意してね。
ちょっと、頭冷やしてくる。

[そういい残すと声はしばらく沈黙を保つ**]


『オ友達』

     『オ友達ヲ』


『連レテ行ッテ アゲヨウ?』


              『ソウシナイト』


                     『貴方タチガ』


                         『――サレチャウネ、キット』


【人】 問題児 ドナルド

― 学食と購買部の狭間→南棟東靴箱 ―

[パンっとグラウンドの方で音がした気がした。
左眼を眼帯の上から押さえながら、そちらを向く。]

 ―――……今更になって、恨み言きけって話じゃねぇよな。
 いや。聴けるんなら聴きてぇんだけど『    』?

[生まれる死体に重ねて見たのは、あの時前を走っていた女。
テールランプを引いて、赤信号にアクセル全開で突っ込んで逝った女。

けれど、蠢く死体は長い銀の髪が綺麗だった女ではない。]

 くそったれがっ

[傷む。女が乗っていたバイクの破片で失った筈の左目が。
煙草を口に咥えたまま、ゆらりと南棟東靴箱の方へ向かった。]

(52) 2010/02/27(Sat) 01時半頃

貴公子……なんか、そんな風に言われてるっぽいね。

[ほんの少しうんざりとした思いを滲ませながら肯定する。]

…そうか。
誰がいるのかまでは確認しなかったからその情報はありがたい。

[周りに気が動転してたんだな、と改めて思った。]

…他に誰を見かけたか教えてもらいたいんだけど。

[いいかな?と近くにいるなら、いつもの柔らかな微笑みが浮かんでる声だった。]


問題児 ドナルドは、化学教師 スティーブンが職員室をうかがっている視線の間に、折り悪く挟まった。

2010/02/27(Sat) 01時半頃


[脳裡に響く聲に、ゆっくりと、返す声。]

……だめだ、そんな事。
出来るわけ、ないだろ……。


[小さく、か細い声。
 出してるのは無意識下なのか知れない。]


[厭だ]

  [――厭だ]

             [厭だ]


 ――…、 …送る    の

               … か?


 [背が、 寒く なる。 ――は 熱いのに]




    つれてゆくの は  ど こ に                                                                                             なんて 

しってる よ ね ?           



『違ウ』



『違ウヨ』



『ダッテ、ソウシナイト――ガ――サレチャウヨ。』


『ダカラ、コレハ罪ジャナイ』


『かるねあですノ舟板』




     『ソウ思エバ イイヨ』


 







 
           『コレハ仕方ナイ事』




  どこ

        ――何処、   って


  [此処 では ない 何処か それは]


おにの、  いる   ところ…?


[大体の事を聞ければ、聞いて。
何かを押し殺しているような声と、周りの状況説明に]

……わかった。
気をつけて。

[何があったのかまでは分からない。
けれど少女の声と、
恐らくビー玉で繋がったクラスメイトの言葉で
何かがあったと、推測した。]


             だいじょう ぶ        
         
   み んな いっしょに      
              

          つ れて いって あげれ  ば



                  ――……寂しくはないから




  かわい そ う   な

                あ の こ    も                             


[しん、しんと。静かに。
 雪が降り積もっていくように。
 精神が侵蝕されていく。]


…… 送って?

どこに。それはおにのいるところ?

あげる。



そこにはあの子が居る から。
きっと寂しく なんて


[ない。]




    板。


      ――振り落としても

  罪では

             な  い?


 [帰りたい 帰れない 帰りたく]

   ――……、…さみしく

          な、  ――ぁ、


かわい、

  そうな

    …、  こ?……

             だれ…?


【人】 問題児 ドナルド

― 廊下/南棟東靴箱前 ―

[化学教師は、煙草を咥えたままの生徒に気がつくだろうか。
もういっそのこと堂々と煙草を咥えたままの男は、声が聴こえる方角を向く。]

 なんかあった、んだろうなぁ……―――

[さてどうするか、と隻眼を細める。
異形が時折見える視界の先。
煙草の火くらいでは暗闇が深くて、保健室の前がかろうじて分かる程度。はっと息を吐いた所で人の気配に振り向けば、担任の姿が見えるだろうか。]

(66) 2010/02/27(Sat) 02時頃


   こい に やぶれた こ               

                       かわいそ う 

              うらぎられる な ら    

夢なん て いらな い   のに  
                          ね


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 02時頃


いら、

   な…  ぁ、

       ――いらな、い…?


 ……

           [だれだ、ろう。]





      こ い  ?


[ふ、と、意識が向く。
 向いた意識は、少し沈んだようにも。]


……、……  期待なんて持たなければ。
               裏切られも、しない さ。


【人】 問題児 ドナルド

― 廊下/南棟東靴箱前 ―

 あ〜……――――
 非常時だしなぁ。暗闇ん中から火見えりゃ、俺がいるって分かるかと思って?

[ふわりと近寄る女教師に、いけしゃあしゃあと応えた。
3割ぐらいは、本当に言った通りではある。
残り7割は、いわずもがな。]

 サイモン?いや、見てねぇっすよ。
 恋の痛手ねぇ……――――。
 
 心の傷つーのは、時間が解決するしかねぇ気もするけどなぁ。

[苦笑と溜息と言葉を漏らす唇を見つめて、しみじみと呟いた。]

(76) 2010/02/27(Sat) 02時頃



 とてもきれい 

                夢も恋も


                                                       ねえ





       ほ し い の ?                                                                       


……。


恋も、夢も綺麗だと。]



……綺麗だって
 思いこみたいだけ なんじゃ ない?

[きっとさ。
 呟くように、して。]


―― ……ッ。

訊ねられて、詰まる。
 逡巡の後、静かに。]


そんな もの
 


 




 
   望んだりなんて しない。


[ほしい。


   ほしい。 ほしいの? ほしいの。

 

わからない。――混濁する。
ほしかったのは、

なんだったか]

     ――ばか、げ  て る

[悪態は 小さく、むなしく響く。]


【人】 問題児 ドナルド

― 廊下/南棟東靴箱前→??? ―

 寂しがり屋か……―――
 もし、そうだったらセンセが慰めてくれんのかぃ?

[何か担任として思い当たる節でもあったのか、心の傷に関して触れられても、冗談とともに、にっと笑って見せるだけ。]

 さて、サイモンが行方不明なら、俺も探してみましょうかねぇ。
 ちと、あっちの方も騒がしいし、な。

[グロリアの動きに合わせるように、くっと視線を南棟1Fの西側へ向ける。そこからあらわれるのは、虚ろな薄紫色の眼をした放課後の王子様の姿。]

(85) 2010/02/27(Sat) 02時半頃



…… うる さいよ。

悪態を、自分に向けてだと勘違いをした。]


【人】 問題児 ドナルド

 おい。大丈夫、か?

[音楽室の件と同じような、言葉を投げかける。
セシルから、鮮血の匂いがした。
それが分かったのは、ドナルドが喧嘩慣れしているからだろう。

思わずセシルを捉えようと、手を伸ばし一歩踏み出す。
が、少し止まったのは、音楽室での反応を思い出したから。

それでも、煙草の火がテールランプのように光を引いて闇に向かう。加速がついたバイクが急には止まらぬように。

―――……しかし、次に踏み出した一歩が、きちんと購買部側――セシルの向かった方向に踏み出せたかは、不思議な空間とかしたこの場では分からぬこと**]

(87) 2010/02/27(Sat) 02時半頃

問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 02時半頃




   ――、…


           [声が]


  …、は…、……――
  

[小さく、自嘲じみて 笑った。]



    いいこ た ち


                      なかよく   ね ?                                                     



…… ん。

[自嘲の笑みに、窘める様な口振りに。短い声の後。]




――


[意識が揺れて。
 暫く、してから。]



…… そう だね?


[ほんの幽かに笑った。]**


―途切れる直前の返答

あとは……飼育小屋で見かけたフィリップ君とか、
アトラナート先生とかも残ってたら居ると思う。
バーナバスさんも。

[思い返して一通り校内に居るであろう人物を伝え、]

……落ち着いたら、私も職員室に戻るよ。
うん、そっちも気をつけて。

[何も聞かずに居てくれた事に感謝してそう言った。
毎日見ていた笑顔が浮かび、自然と心も落ち着いて]


……それから、
用事が無い限り教室には近寄らない方が良いと思う。
生きてるけど死んでるのが、居た。

[言葉に出すと上手く説明が出来ず、口篭る。]

教室は、安全じゃなさそうだよ。

[もう、あそこは一年を過ごした所ではなかった。]


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 09時頃



 ああ
               イヤだ。


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟1F廊下/倉庫前 ―

[セシルが倉庫の扉に背を預ける前に、フィリッパとジェレミーがそこから出てきたことになるか。

ドナルドの踏み出した一歩は、この度は空間に惑うことなくセシルの方向へと向かったようだ。]

 嗚呼、分かってる……―――

[惑うことが無かったのは、グロリアの声の後押しがあったからかもしれない。しかし、ドナルドが辿り着くより前、化学教師がセシルの傍に寄ったのは聴こえてくる声で知れる。肩を竦めて、煙草を廊下に落とし、つま先で消した。偶々、異形の上に落ちたか、じゅうと焦げるような音がした。]

(138) 2010/02/27(Sat) 09時半頃

【人】 問題児 ドナルド

 誰かに噛み付いたりしたのかい?

[近寄れば、虚ろな薄紫の視線とかち合う。
次に化学教師の眼鏡越しの、どうしたら?という視線を受ける。]

 音楽家ってぇのは、手で殴ることはしねぇんだっけか。
 多分、そういうことだと思うぜ?
 何があったかしらねぇけど噛み付いて、思ったより相手の血が出て驚いたってところか?
 口からの出血でこんなんだったら、舌噛んで生死の境さまよってるくらいじゃねかねぇ……―――嗚呼、これは冗談だ。

 ―――……まぁ、結局、手怪我してるみてぇだけど。

[手の甲を舐める様子は、まるで猫のようだ。
そのように思いながら、セシルと、気遣う教師を隻眼に映す。

ドナルドは、セシルに手を伸ばさない。
セシルが、皆に対して距離を置いていることは知らない。
ただ、一度の反応でおそらく自分の風体を考えるに、殴られるとでも思ったのだろうという予測をつけて、しかし手持ち無沙汰を覚えて、手は自身の頭を掻く。

―――……赤毛(あか)が、揺れた。]

(139) 2010/02/27(Sat) 09時半頃



      ほ しい の   ?                                                                                                  


【人】 問題児 ドナルド

 ま、それ以前に、この状況に驚いちまうわなぁ。

[スティーブンスの言葉に、そう呟いて。
担任がフィリッパを追うのを見る。
大丈夫なんかねぇ……―――と、思うも、意外と女の方が肝が据わっているのかもしれない。特に、教師としての矜持があるうちは、と担任が一人屋上へと向かった時のことを思い出していた。]

 あ〜……―――
 足つかえねぇときもあるっしょ。
 まぁ、どういう時かは、あえていわねぇけど。

(145) 2010/02/27(Sat) 10時頃

【人】 問題児 ドナルド

[そして、教師が続けた言葉に苦笑を零す。

フラッシュバック―――
「だからね、私、噛み付いてやったのよ」
おっとりと笑って、過激なことを言っていた女。

頭を振る。また揺れる赤毛(あか)。血の色(あか)と匂い。
思い出す。左目が痛む。指先が痛む先を布越しに押さえて。
隻眼を細め、2人の様子をただ見詰める。

セシルの甲を舐める口元。
――……チラリ、長い犬歯が見えた気がした。]

(147) 2010/02/27(Sat) 10時頃




   ああ



   ああ



[どこからかの声に呻いた。]




    ほし い の  ね?                                        
                        わるい こ



 ああ


 ああ


 ああ


――…

        なか、  よく?

  ……嗚呼。
             [虚ろな声。]



  ――のど
 

          かわ、  い た。

 [意味が、捩れて聞こえる。]


【人】 問題児 ドナルド

 まぁ、返り血ってこたぁそういうこったな。

[化学教師の言葉に、たいしたことではないという風に頷く。
2人を見詰めていた隻眼は、薄紫に睨まれて瞬く。]

 喉渇いたなら、なんか買ってこようか?
 自販動いてるんか、わからねぇけど。

 しっかしまぁ、お前、吸血鬼みたいな犬歯してんのな?

[さっきは気がつかなかったと、続ける。
言葉を受けたからというわけではないが、距離を詰めることはない。
―――……ただ、調子の悪そうな様子に、俯く顔を覗き込もうとはするが。
もし、例えば殴りかかられても、セシル相手なら仔犬相手にするようなものだと思ってはいるので、構えた風もみせない。]

(162) 2010/02/27(Sat) 10時半頃


 ああ


         ああ


     ああ


           ああああああ





   なかよく?



 ――……喉がかわく……か?




 ――……飲む……か?



  ――ぁ、

      …… なに。

 飲むって、……     な、に…を?

 [くらくらとする。]




       くるしい の?                                                                    ねえ



 今、

 流れてる。




         [くらくらする]


    たくさん、出てる。


 飲む…か?


             はは っはは はは…


    
       
   だったら         
   
                あげたのに……
                        

  [――…鈍い青から流れでてゆく、命の感触を覚えている]


流れ、…て?


   ――怪我、…――なに、して。


[あげたのに――甘く響く言葉。
駄目だ、と 唇を噛むような気配]


    おかしく、なりたく、  …っ…な、い…

 


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟1階倉庫付近 ―

 ―――……トマトジュースでも、買ってくっか。
 口淋しくても、唇噛むなよ。
 本当に、吸血鬼みてぇにみえるじゃねぇか。

[遠く悲鳴が聞こえる。それに対しての舌打ち。
肩にスティーブンスが触れる感触。
また、頭を掻いて顔を起こす。

―――……あか が揺れる。]

(174) 2010/02/27(Sat) 11時頃



    ああ


          あああ


  聴こえてるのか


              ほしい


  いや、いらな――ッ


……バーナバスさんを見たら、気をつけて。

[騒動がここから届いているかはわからなかった、
だから掻い摘んで今あった事を伝える]

最後に元に戻ってくれたみたいだけど、
次もそうとは限らない。

皆にも、言っておいてくれないかな。



  ―ー、ッ …


[ああ。ああ――と繰り返される声が 耳を侵す]


何、謂って…  る?


  

     あげるのに                                             だいじょうぶ

        きっと  みんな

                      わけてくれるよ? 



  はは

    わけてやる  よ


      床にのますより   いい  だろ


 はは   へへ   はは   へへ


あ。


  [それは闇からの誘いだ。]


       ――……、咽喉

  かわい、…た、

              ――…、っ

[だいじょうぶなのか、わけてもらえるのか、のみたい、のどがかわいた、あかいいろ、ほしい、ほしい、いしきのなかがぬりつぶされそうになる]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 ん?嗚呼……―――
 じゃあ、上、センセ頼むわ。

[保健室に送り届けようとすれば、セシルは逆方向に歩き始める。
ったく、と語ちて、赤毛を掻く。

揺れる赤が良くないのだとは、知る由もない。
セシルの後ろをつける。咳き込む音。溜息を零す。]

 お前、どっか悪ぃのかよ。
 大人しく保健室で寝てろって。
 手も手当てしたほうがいいだろうがよ。
 ピアノ弾けなくなってもしらねぇぞ?

[距離は一定に保ったまま、声をかけた。]

(194) 2010/02/27(Sat) 11時半頃

【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 割と、俺、真面目なんよ?
 センセに頼まれたからなぁ。

[嘯いて、暗にセシルが一人になるようだと、自分は動けないと伝える。]

 舐めときゃ治るつーけどな。
 嗚呼、口寂しいなら、さっきキャロルから貰った飴がまだあったから……―――

[鋭い犬歯を、血を舐める仕草を見て、やっぱ王子様つーよりは吸血鬼じゃね?と思いながら、ポケットをあされば触れるビー玉の冷たい感触。]

 ―――……っ

[左目に違和感。眼帯の上から手で押さえ込む。
また、フラッシュバック。

―――……紅い 口紅をひいた唇。]

(204) 2010/02/27(Sat) 12時頃



           [渇く]


                    

                      

                       



 
 ――咽喉が、
             乾いた。

 


 お前も  なんだな。




           はは やる  ぞ?


  はは  へへ


           もしくはピアノ、弾くか?

            
                   
     [立ち上がって、鍵盤をトーンとひとつだけ叩いた。]

  はは**



  ――ピア、ノ……。

     [聞こえないはずの音が聞こえた。
     まるで誘うようだ。]


   おまえ 「も」?    ……、…なんで…


[困惑滲む声が、残響に絡まった。]


問題児 ドナルドは、奏者 セシルに、誤魔化すように唇の端をあげて見せる。

2010/02/27(Sat) 12時頃





                         ピアノ……                                        


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[あか という色はあまり好きでない。
思い出には あか が付きまとう。]

 いや。なんでもねぇよ……―――

[怪訝そうな顔に、歪めて見せる唇。
今日に限って、何故、こうも思い出すのか。

―――……ただ、今見える紅を消したかった。]

 殴ったり、しねぇから。

[セシルの口元の紅を拭おうと、伸ばす指先。
―――……その動作に、あか が揺れた。]

(211) 2010/02/27(Sat) 12時半頃

【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[伸びた指先は、唇に触れた。]

 そういやぁ、紅い色がどうしっ……―――

[血を拭おうと動かそうとした指先に、歯を立てられる。
そのまま、噛まれでもするのか。
胸元に伸びる震えた手。引き寄せられて、とっさのことにバランスを崩しかけ、片方の手は壁に突く。

どさりと、持っていた鞄が落ちる音。
上から見下ろすようになる体勢。
光を失った薄紫が近い。

嗚呼、あか じゃないな……―――そう、思った。]

(219) 2010/02/27(Sat) 12時半頃


     あのこ どこ ?


               手が鳴るのは どこ ?**




     おにさん


               …、 こちら


 


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[指先に小さな痛みが走る。
少しだけ、それは懐かしい感触でもあった。
『   』は、血が滲むほど噛みはしなかったが。]

 紅って、血かよ、ちょ、冗談がすぎ……―――

[その行為を許したのは、油断があったのか。
それとも――薄紫に捕らわれていたからか。

首筋に生暖かい感触。次に痛み。
あか が失われて行く感覚。

それはある意味、心の底に眠る本心に触れて。
だから、抗わなかった。]

(226) 2010/02/27(Sat) 13時頃

【人】 問題児 ドナルド

 嗚呼、そうか、異常事態だっつーこと忘れてた。
 本気で、吸血鬼になっちまったんか。

[他の人が犠牲になるよりはマシかと、好きにさせる。
叶うなら、慰めるよに相手の腰に腕を回す。
拒否されるなら、壁に片手を突いたまま。

返り血がついてたってことは、自分以外にも血吸われた奴いるな。
吸血鬼に血を吸われたら、自分も吸血鬼になるのか?
などと、その間も考えを巡らせ……―――。

吸血行為が終わり、セシルが一人になりたいというならば、もう止めることはしないだろう。
傍にというならば、それもまた断りはしないだろうが*]

(229) 2010/02/27(Sat) 13時頃

問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 13時頃



  あ、

           厭

 
  …――怖、……


              [笑い声が、聞こえる。]


[――見ない]

  [見ない、  見ない。]


        [窓際ひとり]


 [同じ。 同じだ]

             [――違うのは]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[ どくり どくり と、鼓動に合わせて 
        紅 が流れ出る。啜られる。]

 ―――……っふ

[舐められた感覚にくすぐったさを覚え、吐息が漏れた。
正気に戻ったかのような薄紫が、見える。
抱いていた手を緩める。剃らされる、双眸。]

(277) 2010/02/27(Sat) 16時頃

【人】 問題児 ドナルド

 なんで、か。他の奴が襲われるよりいいかと思ってな。
 俺、血の気多いだろうし?

[嘘ではない言葉。只、全てではない言葉。
一度睨まれる。指先で吸血痕を確かめながら笑ってみせる。
痕から滲んだ自身の血と、指先についたセシルの血が微か混じった。

―――……吸血衝動は、特に覚えなかった。が。]

(278) 2010/02/27(Sat) 16時頃

【人】 問題児 ドナルド

 行かねぇ。ちとねみぃ……―――

[ケイトの声は、自分にもセシルにも聴こえただろうか。
耳を穿つ叫び声。痛むのは 左眼。
閉じるのは 右眼。視界が黒に染まり、息をつく。
眠いと嘘を吐いて、壁際に凭れかかった。

痛みが引くまでは、いま少し*]

(279) 2010/02/27(Sat) 16時頃

問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 16時頃





ああ


         ああ


     ああ

            ああ  


 寒い   けど


             渇く……。






                        あげるよ…




     [薄紫。   眸の色。]

 


――、…

          渇く。  なら、


 [嗚呼。あげる  と、 優しげな声がする。]


         ……――何処に。


[あげるよ。誰かの声に似ている。
知っている。知っているのだ。]


  … 鬼は……、

            ……他を、捕まえないと



[橙の眼が謳った溺れるものの板。
じわじわと脳裏を侵食する。]


 ……この、こえは。
 ……なんなん、…だ…?


[鬼であり鬼に近すぎるのに鬼になりきれない薄紫は
小さく、そう呟いた。]


ああ    ああ

    ああ     ああ


              [衝動が高まる]


     [渇きが高まる]

           

                 ああ





      くる   しい



          つら   い


     ああ


           [何か壊れる寸前にも思えて]






                     ……ここに きて


…、っ


   [共鳴か、呼応か、渇きが伝播する。]


          や、…め、…、  
 
              …、――っ


[搾り出すような こえ が、脳裏に響く。
耳をくすぐる 手招く声。]

こわ、れるな。…だめだ

[くろとしろの、手招く、声。]


鬼は


… 俺たち。


[おにさん、こちら。]


…… …


[――――頂戴。]
[――――頂戴。]

[あげられなければ、


て、しまう。]




   赤は鬼



                 鬼は



      勝たなかったら、




                  鬼のまま?





えいえんに?



 





        この中で?



             

                





――――――永遠の、鬼ごっこ。
――――ここで死ねば
―――ずっと



 




  なんで

              こんなに



        ああ   ああ


   こんな中にずうっといるなんて


              イヤ   だ


                   

                   


    


         勝てばいいの よ ?                                                                                           


[赤い、ビー玉の黒いしみが

            ぎろぎろと燃える……。]



  イヤ   だ……。


          ここにずっといる  のは



      お前も


            そうだろう?


[段々と、思考が、目的を定め始めるか……。]






       勝つ?





          それは……。

 [わかってくる方法、それはそれは]




    他を……。
         





嗚呼。

そうか。

―――――勝てば。


[―――かえる。
かえって。かえっても。
かえりたくなくてここにいた。
けれどここにいたいわけなどあるはずもない]


[ぼやけた、黒。


薄紫に滲む黒。


漆黒に引きずられるように。]


ああ    ああ?




   かくれんぼ?



           ああ


 ああ   ああ


         [白い肌が]


           [目に付く]


  [渇く]


――…。


 [おなじ。

      同じだ。  同じ、同類の

   憑依。奇妙に 解る]


        ――血の味は


[嗚呼。]

             ……甘かった。

[ばけものなのか。
横に、首を振る。]




  血は…甘い   のか?


  ああ
     ああ   ああ




 俺にも    ノマセロ・・・…



            ああああああああ


            


−回想−
[認めたくなかった。
 認めてしまったら―― この
 幻聴だと思っていた聴こえて来た会話も すべて が]



―― ……わかってたのに。


[ぽつりと、呟く。]


『ネェ』


     『ねェ』



            『あソボうよ、フィりップ。』


[歪な聲に返す声は無い。

 ただ、しんしんと侵蝕していた もの の
 自覚が――]


『ねぇネ、 遊び マ しョ ?』


[歪な聲は、ほんの少しだけ流暢な部分が。
 殺された彼女の声に 似て 聞こえるように。]





[自覚 と 侵蝕 が ――同調して]*


 



 違う。


    近寄ったのは、



  その肌がやっぱり白いからだったかもしれない。



             ノマセロ……。

          


――…、っ


[吸血衝動を、煽る。

   煽る。煽る。よりにもよって、どうしてこんな。]




    なんで  だ


           お前はもう




   飲んだんだ  ろ?




             はは  はは





    駄目なら





       お前が   止めに




              こいよ


はは  はは  へへ  へへ




  ――……  ぁ、

 


[また、声が聞こえる。
 疑問が過ぎる。]

…… 何 血に餓えてるの?

[今までも聴こえて来た渇きを求める声たちの。]



お友達に 好かれちゃったの。

[ふ。と、わらう。]


…… 鬼。



鬼、 か    。


[勝てば。]


……。   僕は




       このままなんて――厭だ。




 しょうーがねぇ  だろう  が


           [渇く]


    [渇く]




       [デモ、マダカンゼンニリセイガナクナッタワケデハナイ]


『鬼サん、こちラ。』


         『鬼サん、こちラ。』




                    『もぉいいカい?』



『……まァだダよ。』



……っ おとも、だち。


   あの、笑い声の か。


[――ケイト。しらない。まだ。]


『お友達よ。』

           『オ友達。』


『誰の?』
     『私の?』


                『あなたタチ の ?』



……。


[血の、あか。
 夕陽の、あか。

 鬼 の 、 あか 。]


皮肉 がきいてるね。

[鬼を引いて、赤い血を求めて。
 低い声に、返した。]

……君らだけ?


――…


誰の、 友達、…

   俺は、すくなくとも、 

 あれのともだち、なんかじゃ  …ない


[――問いかけ。君らだけ?]

  …わから   ない。


そ っか。
ありがと。


[返る返事に、短く。]


……それも、送れば治る って言うものかな。

[それとも、ずっとこのまま、だろうか。]



 ともだち

  しらねぇ   そんなの




    そんなことより、


           ノマセロ 甘いんだろ?



       ノマセロ
        [いや、そうじゃない。
          違う。違う………飲まなくても大丈夫だ。]



[連呼して届く声に顔を顰めた。]



……どうせなら、それ で送れば?

[じわり。
 ビー玉に落ちた黒のように。
 じわり。
 侵蝕されてゆく。

 そうだ、 ―― ために ―― して。]


…、…――


[それ、で。
自分の犬歯に触れる。
獲物を捕らえるための、ような。]

…――手招いていた、ひとは。

[――おいで、あげる、という甘い声が、聞こえなくなった。]


―回想

[名を聞きながら小さく指を折って数えて。]

ん。
待ってるよ。

―……多分、同じようなのが出たかもしれない。

[さすがにハーブティーで撃退したとまではいわないけれど。
そして、会話は途切れた。]


―回想―
[ふ、と聞こえた忠告に耳を傾けて]

わかった。
今、職員室にいるメンツにだけでも言っておくよ。

[了承を返した。]






                        い  や…     


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 21時頃




       いや  か?


  でも、離せない。




            あんた、苦しくないか?


             




  く るし い

           
  いた い   

                 こえ が




     ――……ッ


               くっそ……


[さっきまでは、血がほしいだけ、だったのに]



     [苦しげな顔に、正気が戻る。]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[例えば、咽喉を噛み千切られても、それでもいいと。
微か思わなければ、その場で眼を瞑りはしなかったろう。

死んでもいい(知りたい)と思う理由。
生きなければ(知りたくない)と思う訳。

―――……閉じた視界で『  』が微笑む。
だから、セシルのビー玉の色は見ていない。]

(422) 2010/02/27(Sat) 21時頃

――、…、

   ――何が、…


     [些か困惑したようすで。

          痛みを孕む声を、きいた。]


【人】 問題児 ドナルド

 ―――……飲みたくなったら、また吸っていいんだぜ?
 400mlまでなら平気だろう。
 他、吸いに行くより、お手ごろだ。

[狸寝入りをしていた男は、首筋に吐息を感じて隻眼を開けた。
400mlの基準は献血のようだ。
理由と訳を言えないなら、正気があるうちは、ただ、昔からの性質で来るなら、自分の許容範囲内で受け入れるだけ。

ガタン大きな音に、眼球をゆっくりと蠢かす。]

 嗚呼、サイモン……―――?
 担任が心配してたぞ。

[隻眼の狭い視界では、正しくそれが級友かは分からなかった。
その間に、パタパタと賑やかな足音が近づいてくるか。]

(423) 2010/02/27(Sat) 21時頃

【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 ん?キャロル……か。

[セシルの体温が離れて、首に手を回しながら掛った声に返す。
ザラリとするのは、血が凝固していたからだろう。
かさぶたを払い落して、壁から背を離す。

立ち上がった姿は、デカイのでやってきた2人にも容易に赤い頭を認めることが出来るだろう。

隻眼は一度、薄紫に。
耐えられないなら、一人場を後にしても、何も言わないと。

―――……甘い、花の香りがした。]

(441) 2010/02/27(Sat) 21時半頃

―回想―
ミシェ、大丈夫じゃないと思うけど、今台風の目がそっちに行った。
多分、何とかなると思う。

[台風の目が誰のことかは、直後に訪れたメアリーですぐわかっただろうけど。]


―回想・南棟1階にいた時の事―

[ 台風の目、がしばらく後に良い音を立てたので]

ん、まあ大丈夫じゃないけど大丈夫。
ちょっとへましちゃったけど。

そっち、包帯とかあった、かな。

[声はやや途切れながらも、混線ではなく発生の時点での揺らぎ。
ガラス球は変わらず伝えてくれただろう。]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 お〜。メアリーもいんのか。

[メアリーにも声をかけながら、近くにあった校指定のシャツの一つを取る。それをセシルの足元に滑らしておいた――サイズは見ていないので身体に合うかは知らない。セシルがそれを取るかも、また。

その様を、サイモンは見ていたのだろう。
少し、怪訝な視線を受けた気がした。]

(453) 2010/02/27(Sat) 22時頃

あぁ、うん。

今、保健室にいるからあると思う。

[素直にそう告げて。
暫く後に常の笑みで出迎えただろうか*]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 いやいやいやいや……―――
 何時も言うんだが、そのドナっちつーのは

[言っても無駄だと知っているが、メアリーと会う度に交わす挨拶のようなものである。実際言ってみるだけで、きちんとドナっちと呼ばれても反応はする。浮かぶ苦笑。

どこか、セシルに対する反応が変だということは気がついていたが、素知らぬ顔をしておいた。

セシルがシャツを着替えたのを見て、サイズ間違いに気がついた。それも今更どうしようもないかと、首を掻いた。]

(465) 2010/02/27(Sat) 22時頃



―― ……ケイト?


[出てきた名前が、ビー玉を通じて、漏れた。]


問題児 ドナルドは、華道部 メアリーがセシルの言葉を受けてどう反応するのか、見守る。

2010/02/27(Sat) 22時頃


問題児 ドナルドは、奏者 セシルの様子も、メアリーと同じく隻眼に収めて……―――。

2010/02/27(Sat) 22時半頃




  …ケイト?


[鸚鵡返しに、口にした。
女の名前。誰だろう。]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 あ〜……―――
 はいはい。

[仕方ないと返ってきて、はいはいと諦めたように言うのもいつもの会話だ。小さく肩を竦めて、鞄を拾い上げ、なんとなくキャロライナに近寄る。

―――……花の匂いが強くなった気がした。

まだ、キャロライナの違和には気がつかない。
メアリーとセシルとの会話で、セシルについていた返り血がディーンの物だと知った。
保健室を出るセシルの背を、無言で見送る。

サイモンは、まだこの場に在っただろうか。]

(484) 2010/02/27(Sat) 22時半頃

問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 22時半頃





           つめた い   く ら い  ……                                       




 つめた   い?



             




 ケイト ……知らない、か。


[鸚鵡返しの声に。]


… …?
 何が さ。

[つめたい。
 冷たさは、温度のない ―― を 連想させて。]



  ――……、…知らない。


[些かそっけない声。
――あそぶ、ふざけてる。
でも、でも。乗らなければ、しぬのは]


……――つめたい?




 ケイト……今はここには



[いないと思っている。]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 煙草は吸ってねぇよ。
 つーか、なんだ?いっちょ前に香水でもつけたんかぃ?

[キャロライナに近寄りながら、応える。
狭い隻眼の視界に、セシルに駆け寄るメアリーが映る。

なるほど、王子様?などと思いながら、キャロライナの前で足をとめた。
おそらく両手の刺青よりも、コンタクトを嵌め直していないのなら、異相の方に先に気がつくか。そうであるなら、少し魅入られたように相手の双眸を見詰めるか。

―――……そうする間に、ケイトの声が聴こえた。]

(503) 2010/02/27(Sat) 22時半頃



 [そして、渇く衝動は


           おさえようと……。]


ああ


           [結局満たされない欲求に深い息を吐く。]


[巫山戯た遊び。
 まさに遊戯と言うには相応しいが。]



二択、か。

[自分(たち)だけが残るか、自分たち(だけ)が消える、か。]


…… ――。


 あの子、すぐそばに。


 あなたの近くに。                              




  …… いない?


いなくなる。
いなくなったのは



               ケイト?


あの子?


    …… 居る、の。

ああ、それなら。

[少なくとも。]



……寂しく、ない、よね。


[繋がらない言葉。
 それを繋げて。]


 すぐそば?


 いや、探すのは、



 声か?

[そうじゃない気がした。見つけるのは……。]



……――寂しく、ない?


       なんの、ことだ。

 


【人】 問題児 ドナルド

[視線は、随分下の方にある異相の眼に。
真っ直ぐに見詰められれば、縫いつけられたように動かせない隻眼。]

 花、みてぇな匂いするんだけどな。

[嗚呼、またフラッシュバック。
――……『  』は、いつも肌に花の香りを纏わせていた。]

 そうなのか。
 いいんじゃね?綺麗なんだから隠すの勿体ねぇし。

[過去に惑わされぬように、唇の端を持ち上げる。]

(528) 2010/02/27(Sat) 23時頃


 ひとりは こわい からね。

 

[呟くように、微笑うように。静かに。]


【人】 問題児 ドナルド

 まぁ、ちげぇねぇな……―――

[メアリーの掠れた声音に、示す同意。
キャロライナの握られた手に、視線を落とす。
そこに違和を覚えれば、嗚呼と息を吐いた。

―――……もしかすれば、セシルと同じ類かと。
無意識に、首筋にある二つの穴を指先がなどった。]

(529) 2010/02/27(Sat) 23時頃

問題児 ドナルドは、普通に考えたら血吸わすのは正気の沙汰じゃねぇか、と自覚する。(02)

2010/02/27(Sat) 23時頃


[そもそも。

 そうしなければ。
 ―― いなくなる のは。]


…… いなくなったら。


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 23時頃


[小さく、息をつく。]




                              『大丈夫。』


            『これハ、仕方ナイの。』




『……誰も、悪クない。』


グゥルルゥ


[変な音を喉はたてる。]


          [欲するものが与えられていない。]



     [自身の中の自身でない部分が、暴れようと……]



             ガァアアアア

[頭の中にノイズが広がる。 ]





   ひとり……ひとりもイヤ   だが




   こんなところにずうっといるのは……




ああ  ああ    あああああ


[仕方が無い

   しかたが、ない。

        人ではない片言の声が言う。]


 …っ!?


[吼える。吼える。吼える声がする。]

  どう、した

[呼びかける。]







[渇く……]



[だけど、言わず、息使いのみ……。]



   はぁ……探さなくては……



             ケイトを。

[そしたら、苦しくはない……はずと。]



 こえ、きこえ る の 


 あげる から…


……、 何処にいる。


   ……――お前に気をつけろと

        ――謂われた。


  [知った声。確信を持って、問う。]





   ―― ケイト を?

 見つけ られたら。]




まさか。

[出てきた名前。
 哂い声。]

 ―― 本当 に  ……?


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[首筋を撫でていた指先が落ちる。
視線もまたキャロルから気丈ぶってるメアリーへと移った。]

 ―――……女って、甘いもん好きだよなぁ。
 俺も、別に嫌いって訳じゃねぇけど。

[煙草の方がいいと、皆までは言わず。
菓子を漁る様を、可笑しそうに見詰めた。]

(546) 2010/02/27(Sat) 23時半頃



   気をつけろ  か。



           まちがいじゃ  ない。




 いらない……。

[なぜか、その渇きがなくなれば、

            別のものにもなるような気がしてきていて……。]


今は3階だ。




          [傍にいる人もみて]



    アンタも、俺には、気をつけろ。




  …… 鬼は、   俺たち。


 [黒い染み。ぼやけているけれど
 確かに薄紫を侵す黒。]


……ケイト、を 見つけて?…嗚呼…


[鬼は、――鬼、なのに?]


[会話に眼を眇める。]


 ……注意しろッて、どう言う こと?



何  え。鬼って、ばれてんの?


  
   ――…


         ……なら俺にも気をつけるんだな。



  ……もう、 血、… を 飲んで、しまった。


  [これは、意志の脆弱さの差か。]


 …… 忠告は、ありがたく受け取るさ。




         鬼


         でも


         ケイトをみつければ



         [甘いことを思う。]




   飲んだ………



        ああ  ああ   ああ


[渇く]
               [渇く]



   ノマセ…………


         あああああああああ




  [ くろ は まどろむような微笑 を ]                                


                 はやく みつけ て ね


っ、…しまっ…


[失言だった。]


 ――おい、…正気を保て。
 ……――…、だめだ。

[――自分は、堪えられずに啜ったというのに?]


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[おべんちゃらを言ったつもりはないのだが、キャロライナの胸中は知れず。メアリーの指示した菓子にひょいと片方の眉をあげて見せた。]

 シガレットチョコだっけか……―――。
 煙草の代わりにそれで我慢しろってか?

 今はニコチン取りたいだけで、ヤニ吸ってるんじゃねぇんだけどなぁ。

[火が闇の中で目印になるように。
だが、買って与えてくれるのならば、ありがたく頂戴する心算。

―――……ふっと気がつくと、華やかな雰囲気を嫌がったのか、サイモンの姿はなくなっていた。]

(557) 2010/02/27(Sat) 23時半頃


 [息遣いは荒い]



         [帽子の向こうの目は血走っているか。]




        あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 00時頃


[狼狽したのは、こちらの様子も兼ねて。]


 ―― ……ッ。




[ 何 を。 ]

                       [ いまさら。 ]





[ これから     ―― を ―― するのに。 ]




   ……おい!


[     鬼は、  


    捕まえる    ものだ


 けれど、   その、悲鳴は。]


……耐えられないなら、言って下さい、って。
さっきもいったじゃないですか。

[その声は甘くまどろむようなものではなくて]

――こわいんですね。
ならいいです、何かが変わったら、私のせいにしてくだされば。





 僕は    …… ――

[みつけて。
      帰して貰えるなんて。


 おくって。
      帰して貰えるなんて。]



                         消されたくない。


[帰りたい。
      そんな、望みは抱かない。]


   鬼はつかまえる……




       こわい………


 消されたくない……


         [どれも、本当で…]


  はは  はは  はは


……僕はそれだけさ。

[呟きのように言って。
 苦しんでいる相手に意識を向ける。]



 あんたは 違うんだな。




   ……――。


[帰れない。
帰りたくない。
帰りたくないから、此処にいたのに。

何処へ、行けばいい。]


    ……わからない


[消されたくない。
それは、本当なの、だろう、けれど。]


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 00時頃


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 火ついてたら、俺がいるって分かるじゃねぇか。

[ニコチン以外の理由を、にっと笑って伝える。]

 っと、ありがとな。

[けれど今は、投げて寄越された箱の中身を一本出し咥えた。
甘味が思考をプラスに持ってきたか、左眼の痛みが薄れた。]

 これだったら、あの元生徒会長も見逃してくれっかな。

[冗談を言いながら鞄を拾い上げる。
飛びだしたセシルは、あの後ちゃんと保健室に行ったのか気になった。だから保健室に向かう気だったのだが、そこに噂の種に出した元生徒会長がいるかもしれぬことは、この段階では知らぬまま。]

(578) 2010/02/28(Sun) 00時頃


   [感じる3つの揺らぎに、闇の中まどろんでいる。
         希望も絶望もどちらも持ってはいなかった]                                         


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 灯台とか言われると、禿げた頭が光ってるみてぇだな。

[咥えた煙草もどきを、口先でピコピコと上下に振りながら、優等生という単語に苦く笑う。まかり間違っても、それはねぇと言うように。]

 外に走りにって、肝すわってんねぇ……―――
 気つけろよ?

[メアリーの質問に対する、キャロライナの答えを待つ間、そう茶々に聴こえる言葉を、真顔で言う。]

 俺も、ちと野暮用で保健室に戻る気だったんだが。

[返ってきたキャロライナの答えに、少し思案する顔になる。
しかし、最終的にメアリーについて行くとならなかった。]

(603) 2010/02/28(Sun) 00時半頃

問題児 ドナルドは、華道部 メアリーにお返しなぁ……と、意外と真面目に考えていたりする。

2010/02/28(Sun) 00時半頃


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部→保健室 ―

[ついて行くに答えが出なかったのは、じっとしていない彼女の性を知っていたからか。]

 まぁ、お返しは考えとく。
 ―――……このけったいな遊びが終わったらな?

[準備運動をするさまを、どこか呆れたように、けれどそれは親しみが籠った表情で見詰め。]

 じゃあ、キャロルは一緒に保健室に行くか?

[答えを待って、保健室へと向かう。]

(611) 2010/02/28(Sun) 01時頃

問題児 ドナルドは、いきもの係 キャロライナにも飴のお返しをするべきなのかと、飴の存在を思い出して意外と(略)

2010/02/28(Sun) 01時頃


【人】 問題児 ドナルド

― →保健室 ―

 うぃうぃ……―――
 じゃ、メアリーは、本当に気つけてな。

[メアリーに肩を叩かれ、その言葉に苦笑。
メアリーに続く形で、購買部を出る。

エスコートの言葉を思い出して、音楽室から出た時と同じように、ほれっと手をキャロライナにその段階で差し出してみる。
手を取られたかは分からないが、どちらにしても、刺青のようなものにはドナルドは頓着しないだろう。]

 嗚呼、キャロルにも、飴のお返ししねぇとなぁ。

[そんなことを話しかけながら、辿り着いた先。
がらっと保健室の扉を開ける。
―――……ノックは忘れたようだ。]

(620) 2010/02/28(Sun) 01時頃

問題児 ドナルドは、生徒会執行部 ラルフ視線があって、思わず煙草もどきの先を、上下にピコピコ動かした。

2010/02/28(Sun) 01時頃




    ――……ごめんなさい                                                                            


【人】 問題児 ドナルド

― 保健室 ―

[キャロライナの手の様子に特別何も言わなかったのは、セシルの件もあったし、唯のガラス玉である筈の左眼(義眼)が痛むという不可思議を自分で体験していれば、この状況で特別なものとも思わない。

―――……何よりも、強く握られる手の温もり。
体温でなく、そこから伝わる感情は人だと思う。
それは等しく、自分の血を啜った彼に対しても。]

 ちげぇよ。これは煙草じゃねぇし。
 大体、家に帰りつくまでニコチンもたねぇよ。

[視線のあった微笑みの貴公子の、どこかずれた言葉に不服を申し立てた。その心の裡が読めたなら、もしかして元会長は家じゃ酒飲んだりしてるのかと突っ込むところだが、残念ながら読心術は心得ていない。]

(639) 2010/02/28(Sun) 01時半頃

【人】 問題児 ドナルド

[揉め事は嫌だというキャロライナの言葉を受け、そしてディーンの件を思い出して、ふっと我に返る。]

 嗚呼、調子は大丈夫なんかね?

[級友の様子を伺う。
首の回りが紅く汚れた服。乱れた襟元には二つの穴があるか。
ドナルドは自分にもある吸血痕を抑えながら、今度はラルフに]

 放課後の王子様、ちゃんと手当に来たか?

[姿見えぬ人の行方を問う。
来たとしても、人がいたから逃げたんだろうなと、思いながら。]

(643) 2010/02/28(Sun) 01時半頃

[不意に聴こえた謝罪の声。
 先程から 似ていると 感じていた。殆ど毎日聞いていたあの声音 に。

 肯定したいような否定したいような気持ちは綯交ぜにして閉じ込める。]




 …… どうしたのさ ?


[静かに、尋ねた。]




   すまない―――………





[深い、後悔の念]


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 01時半頃






             俺は、化け物だ。







               


[――黙していた、気配が。]




      ――ばけもの  …




[ただひとこと、己に刺すように、
小さく、呟いた。]


[低い声。
 やはり謝罪が聴こえて。訝しげな意識を向ける。
 続いた言葉に思い出すのは赤毛の少女。]



は。
……何、流行ってんの。そのフレーズ。

[この声も、もう一つの声も。聞き覚えがあるような、だが確証はない。]


そう罵って欲しいなら、そう呼ぶよ。

[自虐的だ、誰も、彼も――。]





      ああ、俺は、化け物だ。



   罵って?



        ああ、そうかもな。




 でも、そうじゃない。


[誰かの血を 飲んだのか。
 誰かを 犠牲に して 生きるのが

            化け物 
                     なら。]



     ……どうせ、僕も同じだ。





          罵ってほしいんじゃない。



   でも、罵ってもらえば、やめられるかもしれない。





……    ばかなの?


 




  そうだな。ばかだ。



      しかも 自分の欲望に理由をつけて



           かっこわりぃ


【人】 問題児 ドナルド

 ―――……いやいやいやいや

[元生徒会長の話に、思わず否定の言葉が零れる。
読心術を心得てなくともこれは……――――。]

 微笑みの貴公子って意外と……――――

[皆までは言わず、なんとなくお近づきの印にシガレットチョコを一本差し出してみた。もし、ディーンがじと目になっているならば、慰めのようなものを込めてそちらにも一本。]

(651) 2010/02/28(Sun) 02時頃

【人】 問題児 ドナルド

 嗚呼、そうか。

[コントのような会話の後、貰った答え。
セシルが少なくとも手当をしたことに、少し安堵の表情を見せる。心配はしなくはないが、飲みたきゃ飲みに来いと言ってあるのでいいかと、楽観視するのは

―――……何故かこの場に居ると、気が休まるから。
最初ビー玉を受けた時は、寒気すら覚えたのにも関わらず。

壁に、背を預けた。視界の端に緑が映る。
その体勢のまま、その場に居る3人の様子を隻眼で*見詰めた*]

(652) 2010/02/28(Sun) 02時頃

問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 02時頃


[自分の欲望に理由をつけて。
 その言葉が、ちくりと、した。
 けれどその感覚も直ぐに消える。]


…… ふ。

[最後の言葉に小さく、笑った。]





   まだ、欲しいのか?



[渇きはいつまで続くのか……。]


  ――…… 。

[何かに気付いて、黙る。]



 まあ。止めて欲しい時は精一杯罵る事にするよ。
でも、何時僕に降りかかるかも判らないけどね。

[何故、『鬼』の殆どが 好かれた のか解らない。
 もしかしたら、次は自分の可能性もある。]



気まぐれ、か。




   ――…、

                [まだ、少し]

  ……―ーいまは、…まだ。

  [罵って、だとか。莫迦だ、だとか聞こえて。
  ただそこまでは、上手く頭が回らないでいた。]





     [様子を見る。]




     [そして……]




   苦しいよな………。

        血ならやるから、こっちに来い。

     お前の事情は、俺たちのほうが、わかっているさ。





[それは、同じ化け物としての……
  鬼としての………もう、同じ舞台にたつものとしての……。]


      人間に化け物であるのを見られたくはないだろう?



      こっちに来い……。


 [聴こえてた話には、苦笑い。]


      飲みたいなら飲めばいい?
       それがたまたま血液?


          ふざけるな。


       俺たちをペット扱いでもしてるのか。



         




  ――…。


             …、バーニィ


 [酷く、困ったような顔を、した。
 嗚呼。自分は、鬼だから。]


[困った顔に、帽子の奥から鋭い視線を向ける。]



    お前のために言ってるんだ。

    そうやって、お人よしの血ばかりを吸いたいか?

    嫌だろうが……。



[それは同じ衝動をもっているからこその、助言ではあるが…。]


――血なんか


     吸いたくない、んだ

      
 身体――勝手に、……


         [唇を、噛む。]



わか

 
   ら、ない。

             なんで、お人よし、
  …ばっかり


[二人の会話に口を挟むことはないまま。
 ただ、ぽろりと零れた名前に、低い声の主が思い至る。]


 ……ああ。

[あのおじさんか、と、ぼんやり思う。
 飼育小屋関連で世話になることは多かった。]**




 当たり前だ、血なんか吸いたくない。



        同じだ。



          同じなんだよ。



[その吸ったあとの虚しさも……。]




   ――……、


            ……嗚呼、


  [そうだ。
    そうなのだ。

     酩酊の後の、――自己嫌悪は]


 ……、…―― でも、…どうするんだ。
 …血なら、…やるって、謂っても。




 お人よしの血が吸いたいなら、そうすればいい。
 ただ、そのほうが苦しいだろうと思っただけだからな。




 あと、鬼になる決意はついたよ。



 お前らみんな、護ってやるよ。




  はは  はは  



           はは  はは



    鬼は、やっぱり、化け物になるしかないなぁ。**



――……、


      [見えないところで]
      [表情を、痛みを堪えるようにゆがめた。]

[鬼になりきれない鬼。]
[半端な、黒い染み]

 
    ……、――バーニィ……


[渇く、わらい。
何も、謂えなかった。]


―屋上から降りた頃―

……みんな結構度胸あるね、こんな中を散歩中みたい。
ほとんど連絡係に使っちゃってごめん。

[あちらこちらで人を見かけたのだ、
昼に一度戻った保健室とは様子が違うだろう。]

そっちは、大丈夫?
音楽室でまた騒ぎがあったけど、今は落ち着いたらしい。

……今度こそ、そっち戻るよ。


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 12時頃


皆わりと自由だよねぇ。

[聞こえてきた言葉に答えながら、
クスクスと笑う声に、呆れに近い響きが籠もって。]

気にしてないよ。
こっちはこっちで動いてないんだから。

[そろそろ動かなきゃ行けないな、とかちょっと思った。]

ん、対して変わってないよ。
ドナルドとキャロライナが戻ってきたくらいで。

[他はまだ保健室にはいないと言外に言って。]

…待ってるよ。


…… 護る?

[何、から。 誰 から?]


 …… な。 ケイトは見つけろって


でも、

黒い染み は ――   彼女は 何処なんだろう。



―保健室に着く少し前辺り―

こういう時は単独行動した奴から危ないのにねえ。

[声が笑ってしまっているので冗談とは分かるはず。]

キャロ、ちゃんと人と居られる様になったんだ。
……良かった。

[詳細は語らないものの、彼女は立ち直ってくれたのだと知る。]

先生達は……まだ戻って無いんだね。
一番頼りになるはずの人がこれじゃあ、ばらばらにもなるさ。

[そんな他愛も無い会話の後、姿を現しただろう。]




 あぁ…

                    [昂揚を抑えつけるようなため息]


[――…
   ケイト。

             ケイト。


      ――それは誰の  名前だったか]


   ――…、 …?


        [思考を途切れさせる、誰かの声。]


【人】 問題児 ドナルド

― 保健室 ―

 腹黒宣言するような奴と、ウマがあいたくねぇよ。

[心底嫌だという風でなく、冗談の色を強くキャロライナの言葉に乗った。ディーンが眉間に皺を刻む様を、やっぱりプリントが10枚くらいはさめそうだななどと見やっていると、かかる声。嗚呼と頷く。]

 まぁ、吸血鬼になったりする訳じゃねぇみたいだしなぁ。

[吸われてもいいと思った理由、訳。やはり皆までは言わない。
言えないからこそ、400mlまでと伝えた。
言えないからこそ、ドナルド本人は知らないが、一番この世界の侵食が少ないのか――嗚呼、死んでもいいと思っている人間こそ、そうならない世の常なのかもしれない、が。]

(742) 2010/02/28(Sun) 13時頃

【人】 問題児 ドナルド

[やがてやってきたミッシェル。
その話を、シガレットチョコを1本食べ切りながら聴く。]

 結構、思ったより人のこってんのな……―――

[少し考え込むような仕草を見せる。]

 おぅ。キャロルも気をつけて行けよ?

[キャロライナがメアリーを探しに行くならば、やはりついて行くという選択肢なくその背を見送った。その直後、ケイトの声が聴こえて、駆け出すミッシェルに、ドナルドは小さく肩を竦めた。]

(744) 2010/02/28(Sun) 13時頃

―保健室を出て直ぐ―

[ごぼごぼと水の中で何かが暴れるような音。
常とは違い届くのはその音だけ。

問いかけられてもしばらくはその音以外何も聞こえないだろう。]


【人】 問題児 ドナルド

 さて、俺もちょいと出かけてこようかね?

[とんっと、壁から背を離した時か。
メアリーが帰ってくる。
対応はディーンが。
だから、特にそれに関しては口を挟まなかった。

その間も、足は、保健室の外へと向かって動いて……―――。]

(750) 2010/02/28(Sun) 13時半頃

【人】 問題児 ドナルド

― 保健室→ ―

 この状況で愚問だろう。

[ディーンに呼び止められて、振り向いた。
浮かぶ表情は苦笑い。さっき着いていけばよかったといいたげな。]

 ―――……残念ながら、俺の身は1つしかねぇからなぁ。

[全て守ろうとも思わない。
かといって、特別誰かを守ろうというわけでもない。

―――……唯、自分に出来るだろうことはする。
それだけだと、示すように保健室の扉に手をかけた。]

(760) 2010/02/28(Sun) 13時半頃

【人】 問題児 ドナルド

― 保健室→南棟1F廊下 ―

 ―――……だろう?

[正しくディーンの応えを冗談と受け取ったのか。
ただ、単にドナルドの気質からか、にぃっと笑ってみせる。]

 メアリーは、どうすんよ?
 腹黒元会長と一緒に此処にいるかぃ。

[保健室の外に出た段階で振り返り、メアリーに問う。
その間に、ヘクターが南棟にやってくるなら、気がつけるだろうか。]

(767) 2010/02/28(Sun) 14時頃

【人】 問題児 ドナルド

[メアリーも共にと言うなら、ラルフも一緒か連なって歩き出そうとした。]

 ん?ありゃぁ……―――

[購買へ向かう人影が見える。
少し考える間があり]

 わりぃ。先、行っていてくれねぇか?
 ちと、購買の方行ってくる。

[2人か、3人か、グランドに向かうだろう人に告げる。
ディーンに、服の代え持ってきてやらぁと、ついでに。
セシルの時を思い出し、いるというなら、サイズはきちんと尋ねるつもりだ。]

(779) 2010/02/28(Sun) 14時半頃

――ケイト。

    ……ケイト。

               ――鬼も


   …ケイトを探す?


            ――何処に居る?


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[舞い戻る形になるか、購買部へとグラウンドに向かう組と別れて足を踏み入れる。]

 なにやってんだ。
 応急手当もすぎんだろうが。

[ガムテープで傷を覆っているヘクターを見つけ、呆れ顔で話しかけた。]

(788) 2010/02/28(Sun) 14時半頃

問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 14時半頃




  ふざけてる


           ―――ふざけてる


  鬼は、  鬼を、



           ――鬼。


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 やけに気がたってんなぁ……―――
 何かあったんかい?

[いつも陽気なイメージがあるカポエイリスタの、どこかささくれ立ったような言動に片方の眉を上げながら問う。]

 俺が、包帯巻いてやってもいいが。
 そりゃ、剥がすほうが大惨事になりそうだ。

[ガムテープ巻きの切り傷部位を隻眼で見ながら、ヘクターの近くに腰を落とした。]

(797) 2010/02/28(Sun) 15時頃




    ――  鬼は、……。



 


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

 いやいやいやいや……―――
 なんもなかったんなら、そんな怪我してねぇだろうが。

[嘘に対してでない、少しの違和感を覚える。]

 ヘクター。お前、眼に問題でもあんのか?

[それは、バク転の後の言動ではっきりとする。
思い出すのは、ドナルド自身が隻眼となった後、距離感を上手く計れずにいた時のこと。
先ほど感じた違和は、視線が少しずれていたのだと、悟った。]

(808) 2010/02/28(Sun) 15時頃




    ――…、   鬼さん

                   …“こちら”


   …か


【人】 問題児 ドナルド

― 購買部 ―

[ヘクターの剣幕に、ドナルドは隻眼を見開いた。
次に、嗚呼と息を吐きながら、自身の赤い髪を掻く。]

 事情は良く分かんねぇけど。
 あんま、自分の所為だって思うなよ。

 まぁ、無理なんはわかっけど……―――

[クリアになっていた思考が、また過去に少し引きずられる。指先が落ちて、自身の首筋に落ちる。

―――……あの時、先頭を走ると言った『  』を、もっと強く止めていたら。

自分の所為だと思いたい。でも、自分ではどうしようもないことも世にはあることも知っている。]

(830) 2010/02/28(Sun) 15時半頃



   ――っち、 ……

          …鬼を選んだんなら
 

    鬼に協力すればいいものを…!

 
[ケイト。――忌々しげに呟いた。]


【人】 問題児 ドナルド

 ばぁか。並じゃなくて、大盛りな。

[そして、人に何かを知られたくないという気持ちも、残念なことに良く分かってしまう。]

 一応、お前の様子も把握したかったんも、此処に来た理由の一つだぜ?
 孤独のカポエリスタめざすんならとめねぇけど、気つけろよ?

[ヘクターの言い分によっと立ち上がり、ディーン用のシャツを1つ購買部より拝借した(サイズは聴けてない場合は、やはり適当だった)。]

(832) 2010/02/28(Sun) 15時半頃


[苛立つ

    迷う

           鬼になりきれない鬼

  鬼の中にひとり

           人の中にひとり

       ――異質存在。]




                    ( クスクスクスクス )


  ( クスクスクスクス )                                                 




  っ、… !

 


【人】 問題児 ドナルド

― グラウンド ―

[親指を立てるヘクターに、言葉は返さずに、にっと笑って手を振った。]

 ―――……護りたいもの、ねぇ。

[ディーン用のシャツは鞄に突っ込んである。
開いている片手で煙草を咥えながら、独り呟く。
その表情は―――暗闇に紛れて見えない。]

(848) 2010/02/28(Sun) 16時頃

問題児 ドナルドは、煙草に火をつけながらグラウンドに足を踏み出す。73

2010/02/28(Sun) 16時頃


【人】 問題児 ドナルド

― グラウンド ―

[煙草の弱い光が照らし出すのは、グラウンドのそこかしこにある落とし穴のような闇。]

 ―――……なんでぇこれ。
 つーか、あいつらどこいったんだか。

[呟いて、それを避けるようにして歩く。
グラウンド前にオスカーとマーゴがいるならば、あまり近寄らないほうがいいかもな?と言い置いて、スタスタとグラウンドを横断して行く。

―――……テールランプのように、煙草の火が赤く尾を引いて移動するのが、プールからでも確認できるだろうか。
出来なくとも、ドナルドの足はそちらの方面に向かっている。]

(853) 2010/02/28(Sun) 16時半頃

問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 16時半頃


問題児 ドナルドは、闇に捕らわれることなく、グラウンドを*横断中*

2010/02/28(Sun) 16時半頃


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 16時半頃




  ……死体

    死体、  死体
    

              …死体

   ……死体だらけだ

        ――学校はずっと、…こう、だったのか…?
 



    ( クスクスクスクス )



                    ( クスクスクスクス )


……っ…!!


  [びくり、と笑い声に反応する。]


         ――居るのか、… …“そこ”に




      なにか  いる



            






                いないよ なんにも
                ( クスクスクスクス )




   ――いない?……

           ……ばか な。

 





   ここに    いるだろ




               






             ここ?     
                          どこ?




  ――何処だよ。


[いらついたような、声がした。]





       北だ



           




  ――…北。

 





                          ここね…


[集中する余裕が戻ったのはノートにあった伝言をみてから。
慌てて無事を伝えようと]

ラルフ、メアリー見つかったよ!
家庭科室の前に居た。

……でも今度はキャロとはぐれちゃって。
グラウンドの様子がおかしいんだ、変な所に飛ぶかもしれない。
そっちに向かってたら気を付けて。

[けれど届いたのは彼らが向かったしばらく後になる]


―回想
まぁ、相手の思う壺だよねぇ。

[相手と同じように笑いながら言って。]

うん、一緒だから安心していい。

[詳細を聞かずにいる。
人に言えない事は一つや二つ、誰にだってあるものだから。]

だぁね。

[恐らく姿を現したときに小さく肩をすくめるのが見えただろう。

そして、メアリー達と共にグラウンドへ向かう時に、
何度も名を呼んで。

呼んでいる途中で、同じように落とし穴に落ちるが、
それは相手にも聞こえたかどうか。]





   はぁ、


        北に



  いる


    





           ここ  どこの お部屋?




   ―…きた、

             …、

    ――咽喉、

             ――…

 


 どこだ?廊下だ。




     いや、やっぱり、くるな。



  喉?


         渇いたの  か。


血なら、あるらしいがな


          [苦笑]


 もうおそいよ。


              だから、ふりむいて。 ほら。




  遅い?


      [その言葉にゆるりと]


  





駄目だ



            もう吸わない



         




    人は、ジュースじゃねぇよ


         自販機で出てくるんじゃねぇよ


  我慢できるうちは、まだ





          完全に化け物じゃない。

       




 それとも、もう



          化け物のほうが





     いいか?



        




――ばけもの、じゃ  ない…、…っ

 



あはは…、もう引っかかっちゃったよ。

[どこか疲れきったような声で言葉を返して。]

あー。
今からそっち行くけど、格好見ても驚かないでね?

[苦笑するしかない格好で女の子の前に行くのは恥ずかしいが背に腹は変えられないだろう。]


その我慢はだれのために?                                

                                                        
同じ衝動をもつ
そ の 子のた め …… ?




……だめだ、


   ……そんなの。


…ばけもので、いいはずが  ――ない。


              [――鬼なのに?]




りょーかい。
……いま保健室には女の子多いんだから、
はしたない格好で来たら大騒ぎになるだろうねえ。

[自分が落ちたのはプールだったなと思い出しつつ。]

注意していれば戻りは平気かな、
見事に往復引っ掛かったのがここに居るけどさ。





  俺が俺であるため   だ。




           鬼である以前に



   俺だ。


             






                  だまさ れな  い……
                  [やみに おち て とけ る]




         ――バーニィ……


 




『……隠レ鬼』


            『鬼 は 見つけル  役目?』

 




     アンタ    どうした?




…、――

          かくれ、

  おに、

              ――か、


『鬼さん コチラ 手の 鳴ル方へ』

                 『目 隠し鬼?』


 『隠レる のハ ドッチ?』


[座り込んでいる間。聴こえていた会話。
 北に居る事、集まっている事。]


   ケイトは…… そこに、居るの?


[本当に? 尋ねる様な意識は少し小さく。]




  ここに いる の?
           ここ に ……


 

            ……かっこつけてら。





[言い切る声に。]


てか何、北?
僕も行ったらいいの?


[それとも邪魔になる? と尋ねた。]*





         こわさなくちゃ……                                       





   かっこくらいつけさせろ





    って



       こわさなくちゃ?


 あなたをこわさなくちゃ……


 だいじょうぶ


 わたしもこわれてあげるから……





  な、  に…、……


 




  ――……なんで……



           


あー、僕は匂い以外は平気なんだけどねぇ…。

[その言葉に少し言葉を濁し]

僕が…僕とディーンが落ちたのは小ホール。
文化部棟の方。

屍体が出てきちゃって。

[その後は、困ったように笑うだけ。]



     ――…約束してくれたでしょう?


         [問いかけに答える声、そんな事実はありはしない]       




  約束?


        [きいたことがない、だけど]


     ――……約束は……

[どんな約束なのかと……]




         ……約束、やくそくは。

                      [手首がじくりと痛む]



(――お人よしから、血を吸うのは)
(辛いだろうと)


            [ああまったく、その通りだ]
            [わからない、わからない]


   [――分からない。]





  約束……は、大事だ。

       どんな約束……だ?



      




 [戸惑う気配に]



どうした?




    






              いっしょに しの う って

 




  いったのは                                            





文化棟にも、でたんだ。
……お疲れ。

[それでも笑う声に、言葉が出ず
保健室の扉が開くのはこの少し後の事か]





   なに



            [目を見開く。]


      [探して、といわれた退職届を思い出した。]


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 21時頃





           …… は?


[一緒に      何て 今。]





        わすれてないよ



             [そう言いたくなった。]





   [もう、化け物でもなんでも]




          [いいと思った。]




       


[複雑な空気、探した方がいいのか。


 そうした所で―― 何も出来ないだろうに。]


【人】 問題児 ドナルド

― グラウンド/プール方面 ―

 ん?この声はキャロル、か。
 しかも、ミッシェルと離れた臭いな……―――

[ふっと紫煙を吐いた。]

 キャロル、そこから動くなよ。
 俺から行くから。

[叫ぶ。揺れる赤は煙草の火と髪と……―――。
果たして、向かった先にキャロライナはいた。]

 ―――……大丈夫か?

[手を差し出した。]

(1006) 2010/02/28(Sun) 21時頃


    もうい や      
                   こわし て…    



       
わたしをこわして**






               かっこわりぃ  な





 …… な


[何があったのか、と、尋ねる のは――]


 いやだよ、   こわ れ ないでよ。


[出来なくて。 生徒 はそう言った。
 それは 少し 寂しそうな、響き。]


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 21時半頃






                ばかじゃ   ないの。

[呟いて聞こえた、低い声に。脳裡に過ぎるのは その人の顔。]


   ……かっこ つけて。


似合わないよ。



  ――……、


  ……壊れて欲しくなんか  あるもんか


             ……なんで。


 [莫迦じゃないの。――これも、聞いたことのある響きが
 染む。ひどく、沁みた。]




 [ばかみたい、 似合わない。]


        [そういわれて、もっともだと、]



  そうだなぁ。かっこわりぃな



   [女が走り去った方向を少し未練たらしくみてから]



         かっこわりぃ  な

[繰り返した]



  ……――


        [かっこ わるい か]


 [声にはならず気配だけが震える]


         ――……、… どうしようも、…
  ……ない、な。


 [恐らくそれは、己にも向けて。]




  壊れてほしくは   ないな


       [だけど、もう、自分には何もできない]


   せめて、鬼をがんばるか。


       [そしたら、彼女は、この世界から出れるかもしれないから]



      



 そうだよ、壊れて ほしく ない。


[同意する 声を返して。
 聴こえた繰り返す、低い声。]


―― …… ばか。



[でも。きっと、――と。思う。]


       壊さないで ね。


[それは、誰を だろう か。]




[どうしようもない    そんな響き]


         なんだか


       どうしようもねぇ


          みたいだなぁ?はは


   はは
          はは


         [渇いた笑い]




  [女が逃げた。ただ、それだけのことなのに]



  [自分の中の何かがぼろぼろ砕けた。]



[それは、何かが、少し、壊れたのだろうか。]




        






     なぁ





           ノマセロよ



  はは



              嘘だ。冗談だ。


……
   ……――、

          あのひとのじゃなきゃ

    いいっていうなら。


           …飲めばいいだろ

 …まだ北か?

[どうしようも、ない、鬼未満の鬼が、
酷く、暗い響きで呟いた。]





 ……   ヘドロでも飲んでろよ、ばか。


[渇きは 解らない。
 ただ、憎まれ口で、返す。]

聞こえてくる言葉同じコトばっかだよ、おじさん。
頭悪そうなことばっかり言ってないで、ケイトを探そう。

[それか、誰かを ――裡に浮かんだ思考は隠したまま。
 約束どおり 罵ることにした。]



……おんなじ吸血鬼憑きの、

  ……血が、平気かどうかなんて、

……知らないけどな。


 
 はは


       あの人のが  一番イヤだな。



    でも、俺にはヘドロがお似合いか。



         [ああ、なんだか、すべてが渇いた。]


…は、ヘドロ…な……


       ――図書館か、

  生徒会室か

             ――日誌は、量が

  多すぎた。

              わからない。




   お前な


      きたねぇおっさんなんかまっぴらだって言えよ。



        




       …… 。


[厭味に
     かわいた
          笑い。
 眉根を寄せたのは異形が見えたから、だけじゃない。]


……日誌?
     図書室はアルバムがあった、けど。

[卒業出来たのか。
 それとも ―― 解らない。]

生徒会室に、名簿でも あるかな。





   「きたねぇおっさんなんかまっぴらだ」



    ……これでいいか。


[不機嫌そうな、声だった。
厭味も、人と距離をとるのも、いつもの、ことだ。]


   ……卒業できてないなら、…居ないかもな。

 生徒会室の名簿のほうが、
       確実かもしれない。




  ん、そうだよなぁ。


            じゃあ、我慢すっか。


[いつもの調子で……]



         [だけど、それまでになく]




     [渇いていた。]


【人】 問題児 ドナルド

― グラウンド プール前 ―

 なんで、ねぇ……―――
 そういうこと言ってていいのかね、お嬢ちゃんは。

[煙草の火がフィルター近くになっていた。
ドナルドは煙草を下に落とし、つま先で消す。
俯くキャロライナの様子は、どうにも散々だった。]

 プールにでも落ちたか?
 つーかなんでこんなとこに一人……――――

 まぁ、とりあえず校舎に帰るか。

[差し出した手は未だ取られない。
一度引いて、新しい煙草に火を灯した。
そして、再度手を差し伸べる。]

 駄々こねんなら、抱きあげて行くぞ?
 そのままじゃ、風邪ひく。

(1059) 2010/02/28(Sun) 22時頃




  ……  北の1階だったな?



 [不機嫌な声は、続く]




    まっぴらだと謂って欲しそうだったから
    謂ってやっただけだ。



 [やらないとはいってない、と。続く。]




    ―― ケイト?


 



 はは


        おっさんマゾだからなぁ。




  って、ケイト?



  ――ケイト?

            ……居るのか





       … …見える  けど。

[ほんもの?]



 眼鏡のおさげなら


           それがケイトだ。


       





 居るよ 居るけど。




彼女が言った  ほんとうのわたし って言うの は。



 きをつけ て

                  

      …あの子、ずっと わたしのなかに 
           くらいくて つめたくて とてもさみし い…

                 [声は、とぎれる]




……  …何だ、

     ケイト、なにか。謂ってるのか。


 




  …――つめたい
          さみしい?



  ケイトは。 いったい、 どうして、あんな。










          …… くらくて つめたくて



[さみしい。]


      ……。




   遊ぼう   って。さ。


[まるで 友達を訪ねた子供のよう。]





 ――………



   


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟に向かって ―

[差し出した手に温もりが返れば、よくできましたと言う風に、少し力を込めた。]

 ―――……俺は特に身体張ってねぇけど?

[行きにあった闇の落とし穴は、帰りにはなくなっていたか。
訝しげに周囲を隻眼で確認しながら、キャロライナに応える。]

 まぁ、なんかあった時はあった時さ。

[喉を鳴らして笑う。
―――……別に、死ぬことは特に恐れてないなどと、言えないのは理由を言うつもりがないから。

キャロライナの裡など知らず、歩調を合わせて南棟へ歩みを進めた。]

(1085) 2010/02/28(Sun) 22時半頃



  吃驚させたか?



          すまんな。



    




  ……あそぶったって


           ……物騒、すぎるだろうが


 





 なんだかんだいいながらも、
 俺もちっぽけな我慢できねぇおっさんだな。




     


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟東靴箱 ―

 ん。まぁ、なんだ?
 強さってのも色々あるからなぁ……―――。
 キャロルが、俺みたいな体格になったら、噴くぞ?

[靴箱に辿り着き、靴をはきかえようと、キャロライナと繋いだ手を離そうとして、蒼から流れる雫に気がつく。]

 別に、助けてもらってるだけじゃねぇと思うけどねぇ。

[避けられないなら、ほどいた手――指先が雫を拭うか。
人の強さはそれぞれだと、伝えるように、困った風に微笑んだ。]

(1105) 2010/02/28(Sun) 23時頃



  …… 莫迦か
          それなら、俺のほうが余程 だ

    [響きは苦い]




 ああ、若いほうが我慢はできねぇよなぁ……。

[ニヤニヤ笑う。でも、どこか余裕はない。]




 逃げるなら、今、逃げろ。







……きこえる。
[ききたくない、耳を塞いだ]


お前、それ、意味、違うだろ


[――不機嫌そうに。]


…… 殺されなければそれでいい




[莫迦は、自分もか、と思う。]


問題児 ドナルドは、マネージャー ピッパとマーゴは南棟東靴箱の近くにいるのだろうか。いるならば物音に気がつくか。

2010/02/28(Sun) 23時頃





 さ、行った行った。

 俺なんかが噛み付いたら、バカが移るぞ。

 俺は大丈夫だ。

   



ケイトは


             似てる。





     莫迦野郎



 


[似てる]


  [似てる]

             [――誰に?]

      [苛立つ心に余裕はない]



 死ななきゃなおらねぇなぁ

   




 似てる?


      おまえにか。

      


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟東靴箱 ―

 キャロルはキャロルらしいんがいち……―――
 んっ?

[柔らかく微笑み返す表情に、困ったような微笑が、揶揄うような唇の端を持ち上げるものに変わる。
そして、かける言葉途中、近くで物音が聴こえた。]

 誰か居るのか?

[自然、キャロライナを庇う形で、物音がした方に歩み覗く。
フィリッパとマーゴがそこで絡み合う姿はあるのか。
ないならば、死体同士が交りあっているだろう。

―――……どっちにしても、キャロライナの両目を塞ごうとしたかもしれない。なんとなく。

マーゴが助けを求めるなら、割って入る心算はある。] 

(1140) 2010/02/28(Sun) 23時半頃




 さて
   誰だろ ……。


[探して欲しいのに、煽る様な真似をするあたり素直じゃないのは   誰にとも。]


僕にも   似てるよ。
 顔は可愛い所とかね。


……、なんだそれ。


 [かわいい、という軽口に、怪訝そうに謂ってから。]


    ――っ


[こわばる。]




  まぁ、可愛いな。おっさん以外は

      


[その姿、と言うよりも、声に。
 右眼だけ見開いた。
 左眼は すでに、闇が あいていて。]



     …… 君 だったん だ。


[聞こえた声 聞き覚えが 耳ではなく 脳に刻み込まれたように残って居た。]


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟東1F廊下 ―

[そこには絡み合う2つの女の身体。
ひょいっと片方の眉が跳ね上がる。
思わずキャロライナの両目を塞いだのは、子供はみちゃいけません!という心理が働いたのか。]

 ―――……お嬢さんたち、にゃんにゃんするなら、どっかちゃんと個室で鍵かけて人目につかないところでだなぁ。
 まぁ、同意の上だったら、な?

[明らかに助けを求めるマーゴの視線に、口を出した。

両目を抑えられたキャロライナも、ドナルドの言葉で何が起こったかは分かるだろう。] 

(1158) 2010/02/28(Sun) 23時半頃

  ――お前
              ……、

   だった、のか。……そう、か。


[声が、重なる。
バーナバスのぽろりと零した一言には、
にらみを利かすような気配があったか。]


 そういや、知らんな。誰だ?

    [やけにバカ呼ばわりするやつぁ]

 見に行くか。



可愛いおっさんになればいいよ。
その顔じゃ、無理だろうけど。

[軽口に返された一言にはまた軽口。]



…… ん。そう。

[おっさんと王子様の遣り取りには苦笑する気配。]


ああ、そうだ。




         ケイトは 自分の居場所を、知らない よ。


[見つけられれば、一番なのだろうか。]



 そうか、知らないのか……。



       [自分の遺体の居場所を知らない女子高生の霊]

       [なぜか嫌な想像しかできない。]


……好きにしたらいい。

  [見に来る、と謂う言葉には不機嫌さの残滓が残る]


――知らない?
……自分のことなのに、

         知らないのか。


[――どうして。]
[知らない?]


……「本当の自分」 ……「遺体」 を しらない?


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟東1F廊下 ―

[キャロライナの両目を塞ぐ手を離したのは、場違いに響いた大声の所為でなく。行為に熱中しているフィリッパを止めるために、手が必要だったからだ。
伸ばしかけた途中、フィリッパが振りかえる。]

 フィリッパ、どうも、同意の上じゃねぇみたいだが?
 悪りぃけど、見ちまった以上、同意じゃねぇなら、止めねぇとならんわけよ。

[マーゴの小さな懇願が耳に届く。
フィリッパの身体をマーゴから離そうと、伸ばしかけていた手をフィリッパの肩へと。]

(1178) 2010/03/01(Mon) 00時頃

[くろく あかい 雨。
 一瞬戸惑い 反応が遅れた。]


……  って、おっさん も 
戻れ 戻れよ!




  ――……、 もど  れ、

     そうだ、 もどれ、 莫迦、 …


 


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟東1F廊下 ―

[キャロライナの動きを見て、願う。]

 キャロル、俺がフィリッパ抑えとくから、マーゴの方頼む。
 女同士の方がいいだろうしな。

 お前も、濡れてんだから、着換えろよ?

[ひとまずどこかで身を整えさせろと。
フィリッパに伸ばした手は、肩を掴んだか。

―――……同意でない以上、これ以上好きにさせる気はない。聴かぬなら実力行使も辞さない心算で。]

(1195) 2010/03/01(Mon) 00時半頃





                     寂しい…
                   [少女の忘れ物が囁いている]



 そうか、あいつだったか。

[ずうっと憎まれ口を叩く声の生徒]


        助ける

  


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟東1F廊下 ―

[キャロライナはマーゴを助け出すことが出来ただろう。
なぜなら、フィリッパがマーゴに触れようとするのを、ドナルドが許さないからだ。

――……男と女。しかも、男の方は喧嘩慣れしている。
その状況で、逃れることは叶うまい。
フィリッパの両肩を強く抑えた。]

 お前が落ちついても、マーゴが落ちつかねぇだろうがっ。
 一生もんのトラウマになったら、お前、責任とれんのか?

[えっちぃのが駄目といったキャロライナの声は聴こえていたが、それに返す間なく、フィリッパに言葉を叩きつける。

―――……なんとなく理由は察するものの、だからこそ、フィリッパの行為が許せなかった。]

(1214) 2010/03/01(Mon) 00時半頃

あんたは、もう戻って  くんな。



              きついんだろ、血は。




   ああ、きついな



         でも、バカだからしゃーねぇ
     




 …… ほんっと、ばか。


[溜息は それでも 厭そうな雰囲気は無く。]


でも、戻らなくても大丈夫…… 消えた よ、ケイトは。




  消えた?




  莫迦、ばかめ。ばか。莫迦。ばか、

           …ばかやろう…っ

 


――っ、何…


         [消えた。 と。
           僅か、気抜けたような気配。]





 闇に、ね。




……  闇が

[隠した。]

   まだ少し残ってるけど。


【人】 問題児 ドナルド

― 南棟東1F廊下 ―

[どうやら自分の言葉が届いたらしいフィリッパの、零れる涙に拘束していた両肩のうちの一つを解放して、指先を伸ばす。]

 事情は、ほとんど把握できてねぇけどな。
 身体苦しかったんなら、俺んとこくりゃ良かったんだ。
 ―――……誰よりも、頼みやすかったと思うけどねぇ。

[ビー玉を受け取った後、かけられた言葉を思い出す。
しかし、頼まれても、女相手に、避妊具なしで突っ込むことは、ドナルドはしなかったろうが。
―――……少なくとも慰めることは出来た、と。]

 そうじゃなくて、いっそのこと殺せっていうんなら。
 俺に一生トラウマ作ること承知でいってんだよな?

[トラウマを作って逝った『  』を思い出す。
血を吸わせたセシルを思う。

―――……だから、殺すほど飲んでもいいと言わなかった。
言えなかった。]

(1237) 2010/03/01(Mon) 01時頃

問題児 ドナルドは、じゅくりと痛むのは……―――(01)

2010/03/01(Mon) 01時頃




 やっぱ撤回しようかなぁ。


[半分冗談半分本気だった。]


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/03/01(Mon) 01時頃


問題児 ドナルドは、メモを貼った。

2010/03/01(Mon) 01時頃


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