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恋と友情の板ばさみか?
[からかうような口調で言って、笑った]
ええねんて。
うちは別に、何か失くしたわけやない。
むしろ、新しいもんを見つけたんちゃうかな、って思う。
[ずっと認められずにいた気持ちを知ったのだから]
【人】 漂白工 ピッパ……ポーチュラカ、おらんようになってしもた。 (40) 2011/04/09(Sat) 22時頃 |
【人】 漂白工 ピッパ[しかし、ポーチュラカも試験を終わらせた様子。このままでは本当に、この状況にたった一人取り残されてしまうことになりかねない] (42) 2011/04/09(Sat) 22時頃 |
―早朝・職員室―
[早朝、まだ誰も登校する前に、1人職員室にいた。
老教師がお茶を勧めれば、お礼を言って口を付ける]
ばたばたしてて、遅くなったけど。
数学の課題、終わりました。
[にこっと笑って、提出したのは補習の課題とは異なる1冊の問題集。
教師が優しい瞳で驚いたように瞬くのを見つめて、にこっと笑う]
春休み中の課題って言われてたけど。これくらい3日で解けないと、医学部なんて到底狙えませんから。
[この教師との付き合いは既に1年半にもなる。
入学して半年、その頃から将来の自分を見据え始めた。
誰かに迷惑をかけ続ける自分。だから、誰かの役に立ちたいとただそれだけで決めた夢。
特進クラスに入らず、毎日勉強を欠かさなかったのは強い意思があったから。
クラスなんて関係ない。夢さえあれば、何とかなると思っていた]
[理数系の教科が本当はそれほど得意ではなかった。
それでも、毎朝早朝に職員室に通い詰め、質問をして教えてもらえば、自然と成績も上がる。
今時朝早くから勉強に来るとは珍しい子だと職員室での評判も悪くは無かった]
やっぱりね、またD判定でした。
[個別に受けてきた模試の結果を教師に告げる声はやや落胆の色を示したもの。
2年のこの時期にD判定は悲観するほどの成績ではないと老教師は励ましてくれるが、自分の場合運が悪いからそうも言ってられない]
まだまだ頑張らないとなぁって。
この学校で理数系の成績が良くったって、やっぱり難しいですね。
[しみじみそんなことを言いながら、お茶を一口。
美味しいと瞳を細めた]
次はこれを??分かりました。いつもありがとうございます。
[教師から数枚のプリントを渡されれば、お礼を言って受け取る。
世界史の補習に中々合格しないことを心配する教師にはにこっと笑う]
今日は大丈夫。家で世界史の復習はきちんとしてきたんです。
ようやく全部覚えられた気がします。気のせいじゃないといいんだけど。
合格点の25点じゃなくて、100点目指して頑張ります。
本当は、誰も、友達いなくて……退屈だったら、1日何回でも課題を提出しに行って、意地でも合格しようと思ってたんだけど。
25点くらいなら、適当に書いても合格しそうな点数だと思ったし。
だけど、皆があまりにも楽しくて良い人達ばっかりだったから。
ついつい長引いてしまってました。
[えへへーと笑いながら、秘密ですよ?と老教師に言う]
私ね、医学部受験するなら、色々諦めなきゃいけないって思ってたけど。
でもね、色んなことやってもいいのかなぁって。
今しかできないこと、たくさんある気がすることに気付けました。
[それは先ずカラオケやケーキバイキング、お花見、遊園地にはしゃぐピッパだったり、マネージャーに誘ってくれたヴェラだったり、あるいは昔の思い出を思い起こさせてくれたリンダだったり、こそこそとお話をする機会があったポーチュやメイドさん達であったり。
そうやって、指折り数えてあげてみようとして、はたと気付く。きっと誰か特定の人のおかげと言うよりは皆のおかげなのだ]
だからね、私もっと頑張りたいなーって。
勉強しかしてこなかったけど、他にも色んなこと頑張りたいなぁって。
[少しだけ晴れ晴れとした顔で、老教師を見つめる]
勉強をやめる気もありませんし、医学部はやっぱり私の夢です。
だから、今後も色々教えて下さい。
[ぺこり頭を下げて、お茶のお礼を言い、補習教室へと向かった]
板挟みとは随分面白いことを言ってくれるな。
だが、姉さんは俺にとって大切な友達だ。
一番の…な。
[たまたま一緒の教室で補習を受けた人。だが出会いや時間、性別などは関係なかった]
新しいものか。
だったら俺も見つけたな。
姉さんに色々な話を聞いた。俺はそれにすごく助かった。
[ピッパには感謝をしている。それは言葉で言っても言い切れないくらいだ。]
[少しおどけたような顔をして、首を傾げてみせる]
だってせやろ?
ほんまやったら、アイリスのことで頭いっぱいのはずやのに。
うちのことも放っておけへんやなんて。
うちはほんまに大丈夫やで?
[けれど、大切な友達、と言われればやわらかい笑みを浮かべた]
おおきに。
うちも大事な友達やと思てるよ。
ヴェラも、アイリスもな?
だから、二人にはほんまにうまくいってほしいねん。
[助かった、と言われると、ゆるゆると首を振る]
それはお互い様や。
こちらこそ、おおきに。
【人】 漂白工 ピッパそうやったんや。 (63) 2011/04/09(Sat) 23時半頃 |
大丈夫って言う奴ほど大丈夫ではないんだ。
[過去に何人もそんな人を見てきた。その時、何も出来なかった自分が許せなかった。]
上手く…か。行くと良いな。
だが彼女をもう泣かせたくはない。
悲しい思いをさせたくはないんだ。
[真剣な表情でピッパを見つめた。]
姉さんとこうやって話せて良かった。
俺はこれでも本当に感謝しているんだぞ?姉さんの可愛い表情も見れたしな。
[おどけたように笑った。]
……泣かせたくないんやったら、それこそアイリスから離れたらあかん。
今、アイリスから離れたら、多分アイリスは、「ああ、やっぱり」って思うと思うで?
[きっぱりとそう言ってから、照れたように顔を背けた]
……せやから。
うちは可愛ない。
【人】 漂白工 ピッパで、できたで……! (72) 2011/04/10(Sun) 00時頃 |
わかってる。
離れたらまた彼女は傷つき、ふさぎ込んでしまうと思う。
ずっといてやるつもりだ。アイリスが必要と思ってくれている限り。
[背中を向けられ、呟く言葉]
だからそれが可愛いんだって。
わかってるんやったら、ええねん。
[顔を背けたまま]
せやから! そういうことはアイリスに言うたげ。
って言うか、多分、自分以外の女の子に可愛いなんて言うてるって知ったら、アイリスは面白くないと思うで?
[でも、耳は赤くなっていた]
― ??? ―
御機嫌よう、お父様。
[真っ白い光の下、真っ白いワンピースを着た...は腰を屈めて、恭しくその頭を下げる]
え?
うふふ、どうでしょう……わたくしの"補習"は望まれたカタチで終わらせる事ができたのか……わたくしにはわかりませんわ。
[話しかけられれば、その正対する誰かに笑いかけ、微笑んでいた]
それに……
先生様も、今日提出したわたくしのプリントをまだ採点しておりませんし。
ええ、ですが、楽しかった、ですわ。
それだけは間違いありませんし……
[一度、言い淀み浮かぶは友の顔]
(聖アイリス……貴女の祈り
とても、幸せでしたわ。
[だからこそ、そう*言いきった*]
せっかくの春休みに追試やなんて、ツイてないと思てたけど。
散々やなあって思てたけど。
振り返ってみると、そう悪いもんでもなかったかもしれへんわ――――……。
[そっと呟く]
【人】 漂白工 ピッパよっしゃ! うちはこのプリントで勝負やで!! (85) 2011/04/10(Sun) 01時頃 |
姉さんが言って欲しくないのなら言わない。
って何しんみりしてるんだ。
寂しいことを言うなよ。
【人】 漂白工 ピッパ[先に追試をパスしていったものたちの顔を思い浮かべる] (87) 2011/04/10(Sun) 01時頃 |
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