人狼議事


147 書架の鳥籠

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だめだよ、


       ……だめ。

[その手は悪魔に触れる為にあるわけじゃないんだ。]


【人】 教え子 シメオン

――……。

[それでも影が躊躇しながら手を少女に伸ばしてしまったのは、
悪魔を、影を、何も無かった頃のように「シメオン」そう呼んでくれたから。
狂気の中殺めた彼女は、クラリス同様にシメオンの心の拠り所だったから――]

(63) krampus 2013/10/11(Fri) 00時半頃

【人】 教え子 シメオン

[そうして少女の白い手と、影の黒い指先が触れた時]

(64) krampus 2013/10/11(Fri) 00時半頃

【人】 教え子 シメオン



[少女の手は]   [影のそれのように]  

  [触れた部分が]
      [黒く、黒く]  [――浸蝕されて]

(65) krampus 2013/10/11(Fri) 00時半頃

【人】 教え子 シメオン



――……ッ!!

[ばっと影が手を離せば、少女の手は元通りへ]

(66) krampus 2013/10/11(Fri) 00時半頃

……

わ か
   … て 、た    よ。


【人】 教え子 シメオン

[それも影が選んだこと。
優しい人々を意地を張って突き放して
弟を重ねていた少女を身勝手な理由で殺め、楽しげに狂った笑いを浮かべ
大嫌いだと吐き出して、仲間を見捨て逃げ出して

幼い弟が魔女に縋る程、痛々しい姿を兄でありながら晒して

――そして、人形となった彼を何年も見つけられず、そこから解放することも叶わないまま亡霊となって]

[この黒はきっと後悔と絶望
自分の意思で纏ったのだ]

(67) krampus 2013/10/11(Fri) 00時半頃

[ 皆と違う場所。
墜ちていく声は拾いづらく]

 ――…、また 逃げるのかい。
 私の前からも消えて、誰の前からも消えて…
 逃げる事で罪を背負うと、 いうのかい。

[疑問符のつけず語尾を上げない聲。]



 シメオン君、

[説得する言葉はいくらでも出てくる。

敢えて自分の身の上話もしてこなかった。
あるはずのない命の天秤にいくつも命を乗せてきた。
同情を誘うつもりなど毛頭なくて
唯、思うままに言葉にするなら ―――]

 …シメオン君。

 君が逝ってしまっては、私は さみしいよ。


――……。

[それは違う、けれどそうとしか見えないのだろう。
敢えて何も言わなかった、理解される必要は無いと、自分のことなど忘れればいいのだと。
やがて諦めるだろうと思っていたから]


【人】 教え子 シメオン

[驚く少女と探偵の様子、これで諦めてくれればいい。
――しかし、彼女は]

――……!!

[構わないと影に手を伸ばし>>87語り掛けてくる>>89
一体どこが汚れているというのか、少女は、レティーシャはその腕を少しづつ黒く染められていってもあまりにも清らかで]

(92) krampus 2013/10/11(Fri) 22時半頃



[だからこそ]


【人】 教え子 シメオン

[影は手をほどいた。
少女の腕は元通りに、そして……影の手もまたそこだけ色を取り戻して]


  て ぃ
 …    し    ゃ

(93) krampus 2013/10/11(Fri) 22時半頃



[救われて]


[けれど今は]


【人】 教え子 シメオン



だ  め  
  
  だ

(94) krampus 2013/10/11(Fri) 22時半頃

[共には行けない]


【人】 教え子 シメオン

[じゃらり]

[人のものへ戻った腕は、代わりに黒い黒い鎖で縛られて
それの先は何処かずっとずっと下に繋がっているように、図書館の床から突き出ている
しかし影が笑っている気配が彼らに伝わるだろう]

[赦されていないことを表す黒、それは誰に

……自分だ、影が自身を赦せていないからだ。]

(95) krampus 2013/10/11(Fri) 22時半頃

【人】 教え子 シメオン



  …… まだ行けない。

  僕は、僕を赦せる自分に
  もう逃げない自分に、ならなきゃいけない。

(96) krampus 2013/10/11(Fri) 22時半頃



……悪いね。

来世があるなら、こんな大人の言うことを聞かない子供は持たないようにね。



 謝ることはないさ。

 …、来世、か。
 そのようなものを
 考えてもいなかった。


【人】 教え子 シメオン

……ありがとう

[レティーシャを止め、応援すると言ってくれたオズワルド>>99
きっとその選択をすることは優しい亡霊にとって少なからず心苦しいことだったのだろう。
逃げていた自分の狂気に覆われた声を聞かせ続け、今も尚こんな風にしか接することが出来ない。
だから今の自分では、駄目なのだ]

(103) krampus 2013/10/11(Fri) 23時半頃



あると思う?来世。

……もし、あるならさ


【人】 教え子 シメオン

他の奴を起用してたら今度は"オズワルド"も連れて行ってやるから。

[影は鎖の重みも構わず探偵のポーズを真似する
……ちょっとやってみたいなんて、何もかも忘れていた頃は思ったこともあった]

うん……

[じゃらり]


……またいつか、会おうね

[――じゃらり、じゃらり]

(107) krampus 2013/10/12(Sat) 00時頃

【人】 教え子 シメオン

["シメオン"は鎖で四肢を繋がれ、それでも笑っていた。
レティーシャと同じ色の髪も、ピッパと同じ色のシャツも、オズワルドと同じ色の瞳も
全て、剥がれ落ちた黒の中から取り戻して]

(108) krampus 2013/10/12(Sat) 00時頃

【人】 教え子 シメオン

[笑って、名前を呼んで、好きだと言ってくれたレティーシャ>>123
とても自分には勿体無いものばかりで照れ臭くて、けれど最後ぐらいそういうものも突っ撥ねないでいよう。]

さようなら、ティーシャ。

僕も君のこと……、ううん

――…君達のこと、好きだったよ。

[最後の言葉はきっとお節介で母のような女性にも届いたことだろう
だってここは、そういう場所なのだから――]

(133) krampus 2013/10/12(Sat) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

[オズワルドに抱き付くレティーシャを目を細めて眺めるシメオンの背後に、黒い大きな扉が現れる]

[――ぎい――]

[鈍い音と共に開かれた先は何も見えない闇、その中に鎖は続いていて。]

きっとまた、会えるよ……

[引き寄せられるようにその中へ、シメオンは消えて行った――]

(135) krampus 2013/10/12(Sat) 01時頃

【人】 教え子 シメオン



[――ぎい――]

(137) krampus 2013/10/12(Sat) 01時頃

【人】 教え子 シメオン



[蛍火の一つが後を追うように闇の中へ飛び込んでいったのを最後に、扉は閉じられ]


[――消えた*]

(138) krampus 2013/10/12(Sat) 01時頃

[子犬の目は道行く人間達に注がれている、誰かを探すように]


(迎えに来てよ、待ってるからさ――*)


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