人狼議事


52 薔薇恋獄

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『蛍紫、話があるの』


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 20時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[雨風に打たれて冷え切った体。
風呂に入れてもらい、温まって。
けれどその間もやはり反応はなく。
付き添いを通り過ぎて介護レベルの手を必要とさせただろう。
素肌に触れられても目に光は戻らない。
囁かれた言葉も――記憶に、残らないまま]

[そうして、多大な手間をかけさせながらも再度部屋に運ばれて。
――その時だ]

[近付いてくる羽音]

(156) 2011/05/21(Sat) 20時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

ふ……ま、く……ッ!!

[掠れた声をあげてがばりと起き上がる。
聞きなれた羽音の、いつも傍にいた姿を探す。
けど、そこにいたのは音の持ち主……紅子さんだけ。
この賢い鸚鵡はどこで漏れ聞いたのか、既に事情を知ってるようで。
鳥に表情があるかはよく分からないけれど、どこかしょんぼりしているようにも見える]

(157) 2011/05/21(Sat) 20時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 20時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

……あ、れ……ここ……

[ゆるり。周囲を見る。
記憶が酷く曖昧で、でもここじゃない場所にいたような気がして。
思い出す――]

ぁ……あ……
楓馬君……楓間君、は……ッ!?

[おそらく室内にいたであろう栖津井に酷く狼狽した様子で声を荒げる。
ともすれば、またそのまま飛び出していってしまいそうな勢い]

(162) 2011/05/21(Sat) 20時半頃

[ 日向(ひなた)、という問いに女は頷く ]

『そう。――さっき、現状の半分を楓馬には話したのだけど』
『楓馬からはどこまで聞いているかしら』

[ 短い、問いかけ ]


『……そう』
『もっと早く、伝えに来るべきだったみたいね』
『ごめんなさい』

[ 一度、言葉を切って ]

『無事よ』
『これまでに消えた人たちも、皆無事』

『寧ろ危険なのは、今ここにいるあなた達のほう』


『もうすぐ、わたし(ひなた)の中のわたし(ひゅうが)が』

『あなた達に牙を剥く』


『――驚かないのね、この人』

[ 士朗に対する感想を、ぽつり ]

『傍からみたら幽霊がいて』
『それに向かってあなたが一人話しかけているだけのはずなのに』
『この人も、わたしと話せないだけで幽霊慣れしているのかしら』


【人】 墓守 ヨーランダ

栖津井せんせ……――
……!

[気付く。
用意の途中らしき薬。
そして着替えさせられている自らの格好。
(実際は入浴介護すら受けているのだがそこまでは頭がまわっていない)
見られた。知られた。気づかれた事に、気付く]

……せんせ。見た、んですよね……?

[ぎゅう。紅子さんを抱きしめて。
おそるおそる、問う]

(171) 2011/05/21(Sat) 21時頃

『…………一応、まだ手段はあるわ』

[ 言葉をたどたどしく紡ぐ ]

『普段のわたしは嫉妬や悲しみを見つけたら』
『直ぐに日向(ひゅうが)に全てを乗っ取られてしまう』
『そして悲しみにくれる魂を奪って』
『恋獄(ここ)に縫い止めてしまう』

『今回はそれがない』
『あなた達がわたし"達"に優しくして、宥めてくれたから』
『幾分か時間の猶予ができている』


『この猶予の間に、全員を此処から逃がすことができればわたし(ひなた)の勝ち』
『――間に合わなければ、薔薇恋獄の主――日向(ひゅうが)の勝ち』

『今は、そういう状態』


『日向(ひゅうが)は絶望や、失恋の悲しみに応じて力を強くする』
『日向(わたし)は恋の安らぎや幸福があれば、日向(ひゅうが)を抑えることができる』

『もし、あなたに好きな人がいるのなら』
『その手を離さないで』
『他の人も』
『繋いだ手を、絆を、信じて』


『それが、あなたにできること』


『もっと早く伝えておけば』
『わたし、楓馬と蛍紫を一緒に助けられたかもしれない』

『……ごめんなさい』

[ ぽつり ]


【人】 墓守 ヨーランダ

[一時は再びパニックを起こしたまま飛び出してしまいそうだったけれど。
栖津井に肩を押さえつけられれば、起きたばかりなのもあり振りほどく力もなく。
飛び込んできた紅子さんも]

『ランカ、ランカ!
オチツイテ!』

[ばさばさと周囲を飛び回られれば、どうしようもなくなり。
そうして少し落ち着いたところで――先の事実>>171>>176に気付いたわけで]

……忘れてください。お願いします。
誰にも、言わないで。

(179) 2011/05/21(Sat) 21時半頃

『……少し、複雑な話になるわ』
『日向は失恋した……言い換えれば、誰かから望まれなかった孤独な魂を好むの』
『逆に言えば、誰かから愛されている魂は、日向の手から救いやすい』
『逃がすのが容易い、ということ』


『……克希は此処に何度か遊びに来ていたわ』
『そしてわたしも日向(ひゅうが)も克希が誰かから愛されていることを知っている』
『その相手は此処にはいないみたいだけれど』

『楓馬も同じ』
『誰かから愛されているから』
『逃がすことができた』

『それだけのこと』
『あなた達から見れば、愛する人だけを奪われたような状態で』
『理不尽なのは百も承知よ』

『でも、恋人になるまで待っていたら、間に合わなくてどちらも死んでしまうかもしれない』


【人】 墓守 ヨーランダ

……っ……!?

[他の人も見たという言葉>>182に動揺の色を浮かべ]

……最上先輩、と、あと……誰、が。
けーし、くんは……

[達、と。複数形で言った。
せめて、せめて。
一番知られたくない人が、いなかったことを祈るしかなくて]

……本当に、僕は、大丈夫ですから。
見なかったことに、してください……

[見過ごせない、と言われても。
誰かに頼るということは、とても、罪深くて。
だからただ、忘れて欲しいと。言うしかない]

(184) 2011/05/21(Sat) 21時半頃

『ありがとう』

『蛍紫は本当にやさしいわね』
『楓馬が好きになるのもわかる気がするわ』

[ ちらり、士朗を見て ]

『まずは、そこの人に信じてもらえたらいいわね』


『……本当に変わった人ね』

[ 将棋盤を出し始める士朗を見て少し呆れたように ]

『百年近く亡霊やってるけど、こんな反応も初めてだわ』
『見えないか、見えたら逃げるかのどっちかしかなかったもの』


 どうも、俺は、変わり者が好きみたいだからな。
 仕方ない。

[苦さの混じった顔で紡ぐ。
楓馬にしても、鳴瀬にしても――嗚呼、似ているからと言えば、多分それは罪で。]

 出来うる、限り努力はする。
 お前も……無理をするなと言いたいが、
 出来たら頑張ってくれ。

 お前達が勝ち負けでなく、救われることを、俺は願うから。


『……わたし、あなた達には罵られこそすれ感謝される立場ではないはずなのだけど』

『そもそもわたしがいなければ』
『あなた達に危険が及ぶこともなかったのに』

『まして救いなんて……』

[ 楓馬も同じことを言っていた ]

『……失恋して、恋人の家族を祟り殺して』
『なんの罪もない人達を殺して仲間にして』
『百年も泣いたり嘆いたりしているだけの』
『わたしが救われる道理なんてないのにね』

『地獄に落ちていないだけ、ましなほうよ』


【人】 墓守 ヨーランダ

お風呂……!?

[思わず今の問答も忘れて叫ぶ。
そういえばあれだけ雨ざらしにあったのに、拭いただけではないほど身奇麗になっていて。
お風呂ということは、当然裸になったわけで。
恥ずかしさと、申し訳なさと、もう色々な気持ちがぐちゃぐちゃになって。
とりあえず最上先輩には会ったら土下座しよう、と思いつつ]

……蛍紫君には。
絶対に、絶対に言わないでください。

[悲痛な表情で訴える。
知られたくない。こんな事。
こんな……醜い体の事を]

(193) 2011/05/21(Sat) 22時頃

 ……人を好きになるのは、どうしようもないさ。
 十分苦しんだんじゃないか?

 なら、救われてもいいはずだ。

           いつまでも逃げ場のない想いは辛い。

[囁いて伸ばす手、触れられないけれど、撫でる仕草を見せた。]


『……』

[ 撫でるような仕草に、困ったような顔を見せる ]

[ 罪深い己が救われる方法など、わからないのだ ]


『……そっちの人が困っているみたいだし、そろそろ消えるわ』

[ 視線を士朗に向けて、外して ]
[ *引き止められなければ、女の姿はすぅと消える* ]


【人】 墓守 ヨーランダ

……僕……覚えて、ないです……
そんなに、意識、失ってたんですね。

[普段――保健室で休む時とか――人前では深く寝入る事のないようにしているから、まさか風呂に入れられてまで起きないなんて予想外で]

知られたく、ないんです……
こんな、の。こんなこと、知られたら……
蛍紫君、僕のこと、気持ち悪いって思う……!
僕っ、嫌われたく、ない……っ!
……ふーまくんも……い……いなく、なっ、て……
けーしくんに、まで、離れたら……僕……!!

[両手で頭を抱え激しく左右に振る。
相手の言っていることは、道理だけれど。
もしも拒絶されたら。その恐怖の方が強くて。
打ち明けるだけの勇気が、無い]

(207) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[そっと背に触れる掌>>218に、少しだけ落ち着いて]

蛍紫君は……楓馬君も……優しい、から。
そんなこと、言わないとは……思うけど。
優しいから、言わないだけで。
本当は心の中で、嫌われるんじゃないかって……

……そ、れに。
…………。
……………………。

ふたりは。僕が、いなくても。いいんじゃ、ないですか。

[唇を噛んで、顔を紅子さんの羽に埋める。
泣きそうな顔を見られたくない]

(248) 2011/05/21(Sat) 23時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[あの時聞いてしまった想いが、胸を締め付ける。
3人でいつまでも一緒にいたいと思っていた。
自分は、2人のことが全く同じだけ好きだった。
それは恋愛において考えれば二股という事になるのだが。
それでも自分は、2人の内どちらかを選ぶなんて考えた事がなかったし、2人が自分ともう一人のうちのどちらかを選ぶなんて、考えていなかったから]

ふーまくんは、けーしくんのほうが大事で……
僕のこと……見て、なかった……

[声が震える。
最後の一線で、涙だけは零さなかったけれど]

(249) 2011/05/21(Sat) 23時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 23時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

けーしくんも、大事な人がいて。
僕を見てくれること、きっと無い。

[それは単に卑屈になってるわけではなく今までの行動から根拠があって。
そして、事実であり]

[自分の中のこの気持ちがそういった類の情欲かどうか自覚は無い。
けれど友情かと言えば、それを超越した感情なのは確かで。
悲しい。苦しい。
胸の内からどんどん溢れる黒い感情]

[それは『何か』を呼び寄せたろうか。
埋めた顔を上げれば、にたり、笑う顔と。目が合ったかもしれない。
でもそれすらどうでもいいほどに。
むねが、いたい]

(279) 2011/05/21(Sat) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

……先生。
色々、ありがとう、ございました。
僕は……大丈夫、ですから。
先輩たちにも、お礼言って。
部屋、戻りますね。

[ようやく顔を上げればにこりと笑う。
それは同時に、傷の治療を拒否する言葉でもある]

(280) 2011/05/22(Sun) 00時頃

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