人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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【人】 半の目 丁助

 ん、誰かが、なんだって?

[折り紙を開いては放り捨ての作業をしている最中に彼が何か呟いた>>268気がしたが、よく聞き取れなかった。]

 あの薬を飲まないと……さあねえ。
 衝動を抑えるという効果も怪しい物だね。

[三つ目の折り鶴に関するじぇれみの意見には成る程とうなづいた。]

 ああそうか、後ろから話し掛けられたのに
 自分の姿しか写ってなかったのだものねえ。

 あっしらは、主様とは
 違う存在なのかもと思えてくるよ。

[いち。主様とは違う存在かもしれない。
に。外の世界では何百年も経っている。
さん。薬の効果は記憶を朧げにさせる事と…?]

 若しかして……薬の効果って、

(276) 2014/12/29(Mon) 09時半頃

【人】 半の目 丁助

[その考えが頭の中で形作られようとしたところで、>>252紅い薔薇の折り紙を屑篭の中から見つけたのだった。
ちなみにあっしの知る限り、紅い薔薇の花言葉は「あなたを愛してます」]

 見ないでおくれよ!
 見な、あ、あー!

[屑篭を守ろうとするもその努力も虚しく、あっさりと紙切れを取られてしまう。
彼がかさかさと紙を開いて行く中、あっしは袂で顔を覆い隠していた。]

 手管ならお前さんの
 目に付く所に置いておくよ……

[暗に紙に書かれている内容を認めて。
僅かに袂をずらして彼の様子を確認すると、其処から見える表情に驚いた。]

 なんて顔してるんだい!
 そんな……泣きそうになって!

(277) 2014/12/29(Mon) 09時半頃

【人】 半の目 丁助

[その瞬間自覚したのだけれど。

若しかしてあっしが今迄彼に想いを打ち明けなかったのは、彼の想いが本当であるか不安だったからでもあるんじゃないかって。

人に想いを抱く者なら誰でも感じる不安。でも普通の人間なら時間の限りに急かされて何処かでぶつかって行くのだよね。

悠久の時に身を任せて何時迄も向き合わなかったあっしは、全く酷な男だよ……]

(278) 2014/12/29(Mon) 09時半頃

【人】 半の目 丁助

 ああもう、あっしはお前さんの事が確かに愛しいよ!
 これでいいかい、全く。ふん!

(279) 2014/12/29(Mon) 09時半頃

 ―或る日―

[雲が途切れ、また陽が入り。
昏く翳っていたその場所を照らす。
男は足許に転がるものを見る。

揺れる金の髪。
蒼ざめた膚は、最早生者のものではない]

 ……ぁ……。

[目の前掲げた、痺れて色を失くした指先が、
小刻みに震えるを不思議そうに眺める。
『それで良い』耳を打つ、囁きの気配に振り返れど、
黒衣の魔女はもうどこにもいない]


[やがて遠く喧噪の声がする。
森を抜けた先に或る城には吸血鬼が棲むと謂う。
其処に城があったか、其れがいたか、真実は不明。
だが、まともな人間は誰もその場所に寄り着こうとはせず。

だから、其処へ逃れようと走り出した。
生き場所を願ってか、或は逝き場所を願って**]


ー或る日ー

[握り返した手は吸血鬼である私のそれよりも冷たかった。

私の記憶はあの日からでいいのだと思う。
それまでは孤独な死という日々を生きていた。

古城を訪れる影一つ。
この吸血鬼の城をわざわざ訪れるとは誰だろう。
迷い込んだ妖精か悪魔か。
吸血鬼である自分以外に幻想を体現する存在は
目にしたことはなかったけれど。

ともかく私のことを恐れもしなければ迫害もしない
彼が人間であるとはその時は思わなかった。

だから彼に手を差し出した。*]


【人】 半の目 丁助

 嗚呼……いいよ、あっしの愛しい人。

[抱き寄せる腕の温かみに、
逸らしていた顔を真っ直ぐ彼に向け、彼を見据える。
そして、愛の言葉でも囁くかのように麗しく目を細めてその言葉を発した。]

         死ね。

(287) 2014/12/29(Mon) 16時半頃

【人】 半の目 丁助

     但し、あっしと一緒に。

[そう命じる唇の端はぐいと曲げられている。]

 ふふ、死ねと命じろだなんて無粋な言い方だねえ。
 共に心中しようだとか風雅に言えないものかね。

[何時もの人を馬鹿にした薄い笑いを浮かべて、あっしは彼の腕を引っ掴んで、部屋の外へと向かおうとする。]

 行こうか、竜宮城の竜王様に玉手箱を貰いに!

[どうせだったら愉しい死に方をしようじゃあないか。
其れが風流というものだ。]

(288) 2014/12/29(Mon) 16時半頃

【人】 半の目 丁助

 へえ、誰にも言えない?
 じゃあ言ったあっしのものだね、お前さんは!

[部屋の戸を開け放ちながらくすくすと笑う。]

 あっしだけのもの、ふふ。

[その響きが心底あっしには嬉しかった。]

 この時間なら主様は厨房にいらっしゃるだろうかね。
 ああ、矢っ張り死にたくないと言うなら今の内だよ?

[容赦無く腕を引っ張って行きながらそんな揶揄いを。]

(297) 2014/12/29(Mon) 17時半頃

【人】 半の目 丁助

ー厨房ー

[厨房に顔を出すと狙い通り彼は其処に居た。]

 珍しく手が止まってるじゃあありませんか、
 手際の良い主様が。

 いや。

 吸血鬼殿?

[ぐいと上がった口端は蔑称のように
その者の種族を強調する。]

(298) 2014/12/29(Mon) 18時頃

【人】 半の目 丁助

[此処からはハッタリだ。
薄い笑みに僅かに緊張が走る。]

 はっきり言うよ。
 この館で吸血鬼なのは本当はお前さんだけだ。
 そうなんだろう?

[もしも扇子を持ってきていれば
彼に突きつけていた場面だ。

さて、吸血鬼殿はどういう反応を示したか……?]

(299) 2014/12/29(Mon) 18時頃

【人】 半の目 丁助

[此処まで綺麗にハッタリに引っ掛かってくれると申し訳ない気持ちになってくる。>>300然しそれはそれとして此方の要求は通さねば。]

 あっしらと取引をしないかい、吸血鬼殿?

 あっしら二人をクランの外に出してくれよ。
 そうでなければ、この事実をクランの入居者
 全員に知らせるよ。

 さあ、何方がいい?

[あっしが此の要求をするのには勿論理由が有る。
死ぬ時には祖国の海を見ながらがいい。
そう思っていた。

しかしながら吸血鬼の選び得る選択肢には第三の道が有るだろう。其れは口封じの為にあっしら二人を殺してしまうという道だ。

それはそれでじぇれみと共に死ぬという願いは叶えられるのだからいい。真っ赤な花を散らして死ぬというのも乙なものだね。]

(301) 2014/12/29(Mon) 19時頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/12/29(Mon) 19時頃


【人】 半の目 丁助

[吸血鬼の白い牙が剥かれた瞬間、死を覚悟した。
だが、その牙は自分たちではなく吸血鬼自身の手首に突き立てられる。]

 ……っ!?

[「主様!」思わずそう叫びそうになるのを歯を食い縛って防いだ。]

 一年分て、記憶を保った侭
 生命を永らえさせる薬が一年分?

[信じられない言葉を聞いたような心地で聞き返す。
その時、吸血鬼の紅い瞳を目にしてはっとする。その瞳に孤独の色が見えたから。
初めて彼と出会い、思わず助け出そうと思ってしまったあの目だ。]

(313) 2014/12/29(Mon) 21時半頃

【人】 半の目 丁助

 大丈夫、一年も掛からないよ。
 ただ祖国の海まで行きたいだけさ。
 其れくらいは付き合ってくれるだろう?

[じぇれみに尋ねる。

其れから、吸血鬼に向き直ると恭しくこう言ってから袂を捲って札束と薬とを拾い始めた。]

 有り難う御座います、お優しい吸血鬼様。

(314) 2014/12/29(Mon) 21時半頃

【人】 半の目 丁助

 ふふ、未練なんて抱くのかい。案外可愛いのだね。

[瓶に錠剤を詰め終わり立ち上がる。
其れから懐から巾着を取り出すと、海まで行くのに必要であろう分だけ錠剤をその中に移す。]

 さて、悪戯をちょっと思い付いたんだけどね。
 この瓶をこのクランの食堂に置いておかないかい?

[二人で一年分だから一人で二年分か。
誰が手にするか、記憶を失わないこの錠剤を飲んでどんな変化が起こるか分からない。でも、]

 変化が起こるのは定めだと
 誰かが主様に教えてあげなくちゃ……。*

(319) 2014/12/29(Mon) 22時頃

【人】 半の目 丁助

[こつり。瓶は食卓に置かれた。
次いでに其処に放置されたまま
鳴らされていない鈴を手に取り、鳴らした。

リンリンリン。]

 さあて、行こうか。えすこぉとは要らないよ。
 ……ただ、あっしの隣に居ておくれ。

[其の晩、吸血鬼のクランを去る影二つ。
吸血鬼の血によって繋がれたクランを──*]

(320) 2014/12/29(Mon) 22時半頃

[最初に自分が手を差し出したあの子。

あの子と出会ってから、それまでの孤独とは違う時間が流れるようになった。

あの子が人間だと知り、いつかその日々が終わりを告げてしまうことを知った時、私はそれに抗う術を考えた。

その結論が吸血鬼である自分の血を少しずつ取り込ませて彼を不老にすること。
ついでに彼の記憶を失くさせて吸血鬼だと思い込ませれば、
彼はきっと自分と永遠に一緒にいてくれるだろうと思った。

だからそうした。]


[それから、自分とあの子が安心して暮らせる場所を
探して世界中のありとあらゆる場所に行った。

途中訪れた島国は閉鎖的な所でとてもじゃないが
吸血鬼の隠れ住むような余地はなかったが、我が子が増えた。

いつしか身を落ち着ける場所を見つけ、
「クラン・ドゥ・サン」と名付け、
仕事を任せられる執事も見繕い、
平穏で安寧な日々を過ごし……………]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/12/29(Mon) 23時半頃


 私を独りにしないでくれ……。


[見上げた姿は、想像していたものよりずっと優しいものだった。
差し出された手は、冷ややかなものではなかった。

ただただ、寂しげに見えて、その手を握り返した時。
孤独な紅い眸に、仄かに揺れる灯の見えた気がした]

『いい子だ』

[何百回、それとも何千回となく繰り返し耳にした、
何時もの声。
永い間、その声の届く場所が己の居場所だった]


[かつて、その本を読んだ時、似たような話もあるものだと思った。
だから、きっとありふれた事だったのだろう、下働きの者を酷く扱う事も。

物語と異なる点は、幾つもある。

例えば子供は奉公にでたのではなく、物心ついた時から既にその地位にあったこと。
追い出されたのではなく、酷く傷を負った夜、支え合うように“友人”と二人、月夜に駆け出したこと。
月夜の荒野で地を潤したのは、その一人の血液だということ。
抜け出した一人は、今も尚生き延びているということ。

酷く飢え、渇いた身体にその血液はよく沁みた。
美味だと、その時確かに思ったのだ。]


 その後に、主と会って、吸血鬼という存在を知った。
 ……それで、その衝動が抑えられないならと思って、薬を飲んで、きて。

[けれど、自分が本当に怖かったのは、血を口にすることではなく、生き延びる為に友すらも利用する自分の浅ましさなのではないか。

掌で、顔を覆う。
不思議なもので、言葉にするとそれらは連鎖的に途切れずに連なっていく。
そこで一度、言葉を切る。]


[男は隣に座り、スケッチブックを開く。
 彼の口から落とされていくのは、『怖い夢』の話だろうか。
 まるで民話にでもありそうな物語。
 赤い血を啜った、働き者の少年の行く末。
 “友人”を糧にした、吸血鬼の話。

 話を聞いている間、男は声を出さなかった。
 真っ白なスケッチブックの中にペンを走らせていく。

 ただ、時折隣に視線を向けては
 彼がどんな顔をしているのかを、見つめて。]


[止まることなく語られた話。
 やがて、顔が覆われて言葉は途切れる。

 同じように一度手を止めてペンを置いた。

 無意識に手はのびる。
 肩へと伸ばし、軽く抱き寄せようと。]


[───人を殺した記憶。]

 …………。

[少しずつ、ゆっくりと、靄のヴェールが外れていく。
 生きるために友人を手にかけたのであろう彼の話を聞きながら。
 思い出すのは、男が『誰か』を殺めた理由。]


[語る表情には、笑み一つない。
彷徨う視線の先は、自らの言葉を追う。
恐怖よりも、嫌悪の勝る記憶。
けれど、その嫌悪を恐るならば、それすらも“怖い”夢となるのだろうか。

指越しの視線は、ペンの手の止まる方を見る。
伸ばされた指を拒むことなく、抱き寄せられるままに身体を預けた。]

 ……本当は、もっと沢山、覚えていないといけないんだと、思う。
 けど、……もう、あいつの顔も、思い出せない。

[年の頃も、性別すらも、
恐怖ばかりが勝ってしまい、それ以上を覚えていられない。]


 今話せるのは、ここまで。
 ……今晩も、薬、抜けそうなら、抜いてみるから。

 朝になってまた何か思い出したら、書いて貰えるか?

[最後にそう付け加えれば、微かに笑う。]

[自らの記憶に向き合おう、自らを記録していこう。
そう思った切欠は、何だったか。

例えば、覚えていられない愛の言葉だとか。
例えば、温かな食事の味の良さだとか。
例えば、書き留められない旋律だとか。

きっと、そんな些細の事の積み重ね。]


 ……うん。

[笑みもなく落とされていく言葉に、小さく頷いた。
 体重を預けるようにする体を抱き寄せて。
 本当なら強く抱き締めてしまいたかった。
 ぐっと、堪えて肩をとんとんとあやすように叩く。]

 そか。
 ……、…。

[今己は、酷いことを口にしようとしている。]


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