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へぇ、このセカイをね。
[愉しげに少女は笑う。
自分と相手と、見ているものは多少違っても。最終的に目的は似ている気がしたのだから。]
じゃあ、もう一つ聞いて良い?
セカイを壊して、その後貴方はどうするの?
[壊れた後のセカイに君臨するのか。
それとも、自分も一緒に逝こうと言うのだろうか。
そこに興味はあった。]
世界を壊した後、か。
そこまでは考えてなかったなぁ。
[ふっと物思うような遠い声色になる]
ま、俺は別に俺の生き死にもどうでも良い。
世界を殺せないなら俺が死んでやる、
ってくらいにはこの世界が嫌いだった。
世界を殺せないなら、俺は死ぬ方を選ぶけど。
世界を殺せたなら、その後はちっとばかし考えるね。
まあ、元々やりたい事なんて何もなかったんだし。
[自嘲的なくすくす笑いが零れた]
終わった後の事は、その時考えるよ。
あんたは、何かしたい事があんの?
【人】 病人 エリアス[その笑みが挑戦的に見えたのか、クラスメイト女子の一人が叫ぶ。 (66) 2012/11/06(Tue) 23時頃 |
私も特に無いかな。
……けど、ニンゲンに裁きが降りて。
その光景をどっか高い所から見てみたら。
きっと何か見えるんじゃないかなって勝手に思ってるよ。
【人】 病人 エリアス[多少の遅刻はいつもの事と流してくれるだろうし (69) 2012/11/06(Tue) 23時半頃 |
【人】 病人 エリアス―校門― (71) 2012/11/06(Tue) 23時半頃 |
なるほど、ねぇ。
はは、まあ確かに。
世界が終わってそこに何ができるかなんて解んないんだし。
それを見ない内から後の事は語れないわな。
じゃあ取り敢えず。
その高みとやらから世界の終わりを見下ろせるよう。
カミサマに祈っておきますか。
そうだ。
あんた、名前は?
俺は……そうだな。
[少しだけ間が空いて]
マオ、とでも呼んでくれれば良いよ。
取り敢えず、あんたとは利害が一致しそうだし。
こうして喋れるにしても、呼び名がないと不便だろ。
【人】 病人 エリアスそう…高崎くんはそういう友達もいるのね。 (76) 2012/11/07(Wed) 00時頃 |
【人】 病人 エリアス……。 (82) 2012/11/07(Wed) 00時半頃 |
【人】 病人 エリアス テ ン シ ヨ。 (85) 2012/11/07(Wed) 00時半頃 |
カミサマに続いて妖精に天使、か……。
[ぽつり、今見ている光景について零した]
足りないのは、あとは悪魔だけだな。
[いや、黒猫は魔女や悪魔の使いだとも言う。
もう揃い踏みではないか]
嗚呼、だったら……俺が悪魔になれば良い?
【人】 病人 エリアス…何もしてないわ、高崎くん。 (92) 2012/11/07(Wed) 01時頃 |
【人】 病人 エリアス[校舎のほうへとじわりと進むしいくんを見て (102) 2012/11/07(Wed) 01時頃 |
まあ、そもそも。
来年が訪れるかどうかも、判らないけどね……。
[くすりと小さな笑みが*零れた*]
【人】 病人 エリアス来年の文化祭の催しか…。 (106) 2012/11/07(Wed) 01時半頃 |
【人】 病人 エリアス[いつの間にか校門まで来ていた彼。 (109) 2012/11/07(Wed) 01時半頃 |
マオね、よろしくお願いするわ。
私はホリー、ホリー・クレイドル。よろしくね。
[真名を口にしていた、それは彼は知っていたかもしれないけれど。]
【人】 病人 エリアス―校門― (118) 2012/11/07(Wed) 18時半頃 |
【人】 病人 エリアスあ、そうだ。 (119) 2012/11/07(Wed) 19時頃 |
ねえ、マオ。
開戦の合図を皆に送ってあげたわ。
貴方はどうする?
もうしばらくは、普通の生徒の振りをしていても構わないのよ――
[闇に響くその声は、とても愉しげに。]
そうね、いっそ正義の味方の振りなんてのも面白いんじゃないかしら。
ホリー、あんたの仕業か。
いきなりどデカい花火を上げてくれたな。
[くく、っ笑いながら半分、ほんのちょっと本気だった]
世界のオワリを見る前に俺が巻き込まれちゃ面白くねーし。
ちょっと一発、ぶっ潰させてもらうぜ。
[そうして、愉快げに示された提案には]
ははっ、そりゃ良いかもな。
自分の身を守るだけでインスタント・ヒーローに
なれるなら有り難くそうさせて貰おうか。
人間ってのは。
手の平を返された時が最ッ高に弱い生き物だからな――!!
それが良いわ。
あたしがしばらくは派手に動くから。
マオはインスタント・ヒーローね。
[くすくすと笑う。
彼をヒーローと信じた人間が裏切られる、中々に面白い趣向ではないか。]
今俺の周りには色々面倒そうな奴らがいるんだが。
まだそいつらの力の程が解んねーからな。
俺自身の力の小手調べも兼ねて周りの連中を
とっくり観察させて貰う事にするよ。
[次は何を出してくれるのか、愉しみで堪らないという風に]
それにしても……あの声
目撃したにしては随分と早かったな。
あれ……あの右目野郎の声じゃなかったか?
[独り言が零れる。
右目の事で自分につっかかった上級生の顔が浮かんだ]
厄介かもな……。
右目野郎……
良いわ、あたしが始末してきてあげる。
さっき、こちらからも見えた不健康そうな彼でしょう?
[声の口調は変わらない、まるでペットを病院に連れて行くような口調のままで。]
予言能力持ってそうだし、今のうちに始末しとかないと……ね。
へぇ、何処にいるのか知らないけど。
もう捕捉してんのか。
流石、と言うべき?
[この隕石を降らせる力があるなら、さもありなんか]
嗚呼、不健康そうでしきりに右目を抑えてる奴だよ。
高校……2年か3年だ。
始末してくれるってんなら、任せる。
あんたが行かなくても多分、後で俺が行っただろうし。
ヒーローが裏切るには、まだ早過ぎるからな。
[彼がどんな末路を辿るかなど、気にかける素振りもなく]
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