人狼議事


199 Halloween † rose

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視点:


華月斎は、カチューシャ装着して「きのこーのーこーのこげんきのこー」

heinrich 2014/10/31(Fri) 03時頃


【見】 手妻師 華月斎

― After the spell was broken, ―

[ニコラエらと立ち話をした後、再び歩き出す。
大事なものに気をつけろ、なんて魔女は何を言いたいんだか]

……あら、シーシャ。
どうしたの? ポカンとしちゃって。

>>8 人波の中、呆然としたように立ち尽くすシーシャへ、首傾げて問いかけて。
見たところ特に異常はなさそうだが。さて。]

(@0) heinrich 2014/10/31(Fri) 16時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

heinrich 2014/10/31(Fri) 17時頃


【見】 手妻師 華月斎

……透けてないけど。

>>30 シーシャの肩や頭をペタペタと触る。ついでに頬をむにっとつまみ]

気が済んだのかしらね。

[恐らくそういうことなのだろう。
ねじれた時計は壊れ、時間は再び正しい方向へ動き出す]

……そーねぇ、じゃあ遠慮なく、たっぷり付き合ってもらうわよ。

[まずは広場のショーから!と。手を引っ張って広場へ走り出す。
前のショーと負けず劣らず華やかに。沢山の悲鳴と喝采。雨のように降るコインと飴玉。

客からのアンコールを振り切って、次は大通りでお土産巡り。露蝶の店にも顔を出し、南瓜まんと烏龍茶を所望して]

(@1) heinrich 2014/10/31(Fri) 22時半頃

【見】 手妻師 華月斎

[子どものように、はしゃいで、笑って。
手を引っ張って、「遅いわよ!」なんて背を押して。


笑え、笑え、笑え。
終わり方が大切なんだ。
次に会うまでの長い時間、彼の思い出す顔が、今のこの顔になるのだから]

(@2) heinrich 2014/10/31(Fri) 22時半頃

【見】 手妻師 華月斎

[太陽は待ってくれない。夕闇が街を浸して、星々のさざ波が二人の足を追い立てる。]

時計塔、

見に行きましょう。

[あぁ、眩しいほどの月が。月が。]

2人で。

[少し顔を伏せて、シーシャの手を強く握った]

(@3) heinrich 2014/10/31(Fri) 23時頃

【見】 手妻師 華月斎

>>45 以前と同じように、シーシャの腕の中で見上げる月。
祭りの賑わいも此処からは遠く、自然と言葉少なになる]

わかってる、わよ……

[シーシャの腕に手を添えて力を込める。
言葉はそっけないのに、その声があやすように心を揺らして、この胸を詰まらせる]

アタシはねぇ、これからも馬鹿みたいに幸せになるの!
たくさんの街や国を巡って、それぞれの国の奇術や芸も取り込んで、世界中の人を驚かせて回るの!

綺麗な景色を見て、美味しい物を食べて、美しい音楽に触れて、素敵な人たちに出会って、それで……、

[背を彼の胸に預けたまま、まっすぐ前を見つめて叫ぶ。
喉の奥で浅く繰り返す呼吸。月の光が滲んで、デタラメに輝きを散らす]

(@9) heinrich 2014/11/01(Sat) 00時半頃

【見】 手妻師 華月斎

それで、

……なんでシーシャが隣にいないんだろう、って、その度に思うんだわ。

[クッと顎を上げて、星空を見上げる。零れ落ちないように。
大きく目を開いて、その星の輝きを受けて]

心配しなくても、ちゃんと幸せになるわ。

[そう囁いて、笑って]

(@10) heinrich 2014/11/01(Sat) 00時半頃

【見】 手妻師 華月斎

>>70 唇噛んで、シーシャの声を聞いていた。そうしなければ吐息が震えてしまうから。
彼が繰り返したいつかの言葉に、そっと、ようやく口元を緩めて]

……ずいぶん長い、帰り途になりそうね。

[穏やかな吐息とともに笑う。
やっと見つけた、自分のあるべき場所。
辿り着くための道はあまりに長くて、霞んで見えそうなくらいだけど。
何もなかった頃よりも、今が幸せだとはっきりと言える。今まで知らずに済んだ痛みを、伴う道のりだとしても。

手を引かれて進み出る、月の光に照らされた広場。
いつかの時のように、2人きり踊るスローダンス。
足音が時計の針のように、時を刻む]

(@15) heinrich 2014/11/01(Sat) 02時頃

【見】 手妻師 華月斎

>>71 彼の手の温度を、踊るリズムを、寄せた体に伝わる鼓動を。揺れる髪を、口元を、こちらを見つめる眼差しを。
心に刻んで、目に焼き付けて、いつかは終わる、今宵のワルツ]

シーシャ、

[体寄せたまま、囁く名前。あとはもう、伝えたいのはありきたりの言葉だけ]

またね。………ありがとう。

[顔を上げて微笑めば、片方の目から零れた滴が、彼の手の甲にぱたりと落ちる。
約束の証。再会の印]

(@16) heinrich 2014/11/01(Sat) 02時頃

【見】 手妻師 華月斎

[眩しいくらいの月光が照らす、祭のあとの夜の広場。
ベンチに座って、明けるまで空を眺めていた。

甘く薔薇の香を纏うプレゼントを膝に抱いて。

月の夜に、ひとり*]

(@17) heinrich 2014/11/01(Sat) 02時頃

【見】 手妻師 華月斎

―それからの―

[あれから6年が経ち、二度と帰らないと思ったはずの故郷の土を踏むこととなった。

それまで同じ街には2回訪れなかった自分が、10月の31日には毎年同じ街を訪ねるようになった。
そこから日本にいる手妻の師匠に消息を掴まれた。あちらの執念が窺えるというものだ。

呼び寄せられた理由はひとつ。育て親である踊りの師匠、沖元凰月の死を報せるためだった]

(@18) heinrich 2014/11/01(Sat) 04時半頃

【見】 手妻師 華月斎

[すでに死後10年が経っていた。
立派な墓は境内に馴染み、枝垂れ桜を背景に静かに佇んでいた。
濡れた墓石に貼りつく花びらをそっと摘まんで取ると、風がザッと強く吹いた]

……凰月先生、

[桜の下に佇む影。記憶の中の姿そのままに。

不義理を詫びるか、礼を言おうか。
そのどちらも合わぬ気がして。ただ深く頭を下げた。

花びら舞い上げる風が吹き、髪を撫でて通り抜けた。
顔を上げた時にはもう、師の姿はどこにもなかった*]

(@19) heinrich 2014/11/01(Sat) 04時半頃



[それまでの人生を語ろう。
 それはびっくりするほどうすっぺらい。

 母親が人狼で、生まれた時から人狼だった。
 けれど、人間の中で育って、幼い頃にはそれには気がつかなかった。

 それというのも、母親が、魔女に頼んで、人狼としての欲望を出さないように頼んでいたからだということだった。
 その魔法は一生続けばよかったんだろうけれど、ある日魔女は突然、ここまでだよ、と言って、母親に代金の支払いを命じ、
 母親はその日からいなくなった。

 魔女が金色の毛皮を優雅に纏って家に来て、
 死にたくないなら、私と契約をするかい?と尋ねてきたが、首を横に振ってそのまま街を出た。]




[母親がどうなったかはわからない。
 けれど、街を出て、しばらくすると、身体はその金色の毛並み、いつのまにか獣になって走っていた。

 理解するよりも早く、あとはただ本能で、山に棲み、生きた動物、訪れる人間、迷ってきた人間を食っていきてきた。
 生きたもの、それでないと駄目なんだと思ったのは、ハイエナのように動物の死骸に歯を立ててみても、身体はそれを拒否するかのように、必ずそのあと、悶絶して苦しむこととなる。
 そして、魔物として理解するのだ。それは、肉を食わなければならないわけではない。
 命を食わなければならない存在、それが己なのだと。
 それを止めるためには、自らの存在を消すか、もしくは、

 母親がしていたように、より強い力に頼るしかないのだと。]




[そんな時、やはり命をくらおうと、その小さな金色を栗鼠に爪を立てようとした時、
 なぜ、その手を振り下ろさなかったのか、そして、牙をかけなかったのか。

 その瞬間もわからなかったし、もちろん、今でもしっかりとはわからない。
 ただ、そのことをよく考えると、
 その金色の栗鼠の色が、あの時、魔女がまとっていた金色の毛皮と同じ色に見えたから、かもしれない。

 思い出したのは、小さな頃の生活で、
 母親が一生懸命人間の料理を作っていた。
 ハロウィンには、かぼちゃが並ぶのが当たり前で、
 きっと味としては美味しいなんて感じてなかったけれど、
 その形や色、それを食べるのよ、と言われ、食べていた。]




[その後できた金色の栗鼠の友達は、料理が得意で、しかも綺麗だった。
 同じ魔物であると知って、少しほっとしたのをよく覚えている。

 それからの旅は、魔女を探す旅だ。
 生きていくためには、命を食べるか、それとも魔女と契約をするか、いずれかに思えたから。
 途中で、たまらなくなれば、人間や動物を食べながら、やっとこの街についたのはいつだっただろうか。

 魔女をみつけて、話をする。
 魔女はそれなら、飼ってやろうか、そう、犬になるのなら。

 残念なのは、母親と契約した魔女のような術は彼女は使えなかったことだ。
 魔女はなるべく人間を食べないようにしてやるが、そのままではいつか死んでしまうと告げた。

 だから、そっと、たまに人間を食べても、それがみつからないようにしてあげる、と。
 そして、もう飢えていたオレにとって、その提案はもう最上にも思えたのだ。]




[あの日から、ベネットの犬となって、
 でも、喜んで手紙を書いた。

 金色の栗鼠、唯一の友達。
 綴る文字は、多くはなかったけれど。**]


 ―            ―

[目の前に現れた金色の獣。
 その大きくて獰猛な存在は、ちいさな体躯を縮み上がらせた。
 あまりに恐ろしい牙と、飢えた息と。
 元の姿を取るのも忘れ、ただ木の葉をマント代わりにし、
 目を閉じ、ぶるぶると震えていた]

 「たべないで……」

[溢れた言葉はきっと、届かない。
 そう思っていたが、目を開けても洞窟の中に己はいない。

 じっとその狼を見上げる。
 哀しい赤い目を、寂しそうな赤い目を、している

 栗鼠は、再び彼に届く声で自身のことを明かし
 城まで運んでくれと頼むのだった。

 ――せめて、この腹空かしの獣に食事を与えようと。]


 この時期は、南瓜があまいので

[ハロウィンを知らない吸血鬼は、
 ただ、「美味しい時期」だとは知っていた。]

 ニンゲンの肉はあげられないけれど……。

[だから、振る舞えるのは、こんなものしか無かった。

 街角で愛されている南瓜のペーストを挟んだパン。

 牛ひき肉や玉葱、香草、米を南瓜に詰めて、肉詰めにしたもの
 トマトと一緒に煮込んで、味をより芳醇なものに。
 肉詰めから溢れるトマトブイヨンは、緋色である
 せめて見た目だけでも狼の好む其れに近づけようとした。

 肉詰めにした南瓜の色合いは白っぽく、白菜に似ている
 それでも、食べればあの甘みをきっと、思い出す。]


[食事を取る狼男の対面で椅子に腰かけながら、
 合間に、煩いとならない程度の声音で感想を聞く。

 時を止めてしまった金髪の男は、
 狼の子が手料理を食べてくれる光景を眺めながら
 穏やかに微笑んでいた。]

 ……また、遊びにおいで。
 私はヴァンパイアのニコラエ、君は?



 ―――… … 私と友達になろう、狼よ。

 


[その出会いは、城でひとり孤独に暮らす男にとって
 退屈を打ち壊す「非日常」と為った

 だから、彼が人里に住むようになったと文を寄越した時、
 紅茶のラベルが彼の住まう街の住所を示していた時。

 いってみたい、と思えたのだろう。
 だって、狼に会えたら、つまらない灰色の毎日が、また**]


 オイ、好きなタイミングで鳴らせ。

[だから、そう告げるのに一切の躊躇はない。
時計塔の影 ひとつの影が揺れて――]


 ……で、テメェは結局なんだったんだよ?

[その問いには答えは返らない。
”N”の正体を抱いたまま、秋の気配を吹き飛ばす風に彼女の笑いが乗ってくるだけ。
他にもやるべきことはある。
一度咳払いして、]

 クソネコ、”約束”の時間だぜ。

[さて、使い間の返答はいつごろになったか。
落ち合うまでは人間達に挨拶でもしてみようか、と

露天巡りの放浪はもう少しだけ続く*]


【見】 手妻師 華月斎

[終の住処に選んだのは、ある片田舎のケアホーム。陽の光がいっぱいに入る大きな窓から、薔薇の花咲く庭が見える。

『手品を見せて。おじいちゃん』

見舞いに来た少女が言う。
微かに震える指先は、もう幾つもの技を喪ってしまったけれど。
てのひらへ、ころりと転がり出るチョコレートひとつ。

『やっぱりおじいちゃんは魔法使いね』

チョコレートを頬張って、満面の笑みで少女が言う。]

(@25) heinrich 2014/11/02(Sun) 00時頃

【見】 手妻師 華月斎

[あれから八十余年の月日が過ぎた。
どれだけの年月をかけても見尽くせないほど、世界にはいろんな景色があった。どんなに違う景色の中に生まれても、人の喜ぶ顔と驚く顔は、皆一様に同じだった。
たくさんの友人が出来た。思いがけず弟子を取り、家族同然の人たちが出来た。こうして代わる代わる、見舞いにきてくれる人たちもいる。
とても満ち足りた、穏やかな日々]

(@26) heinrich 2014/11/02(Sun) 00時頃

【見】 手妻師 華月斎

[少女の父親と、職員の話は長引いているらしい。少女はいくらか退屈し始めた。

『ねぇ、おじいちゃん。魔法使いと悪魔のお話して?』

またおねだりが始まった。息をゆっくりと吸って、もう何百回と語った物語を話す。
ハロウィンの日に、お菓子を取り合う魔法使いと悪魔。ジャックの呪いに捕まって、大変、一緒に大騒ぎ。
なんとか無事に呪いはとけて、あぁよかった、めでたしめでたし。

『……2人はまた会えたんでしょう?』

神妙な顔で尋ねる少女に、さぁどうだろう、と笑って返す。
子どもだと思ってたこの子も、知らぬ間に成長しているらしい。

『会えたに決まってるわ。だって2人は、』

言い募る少女の口元に指先を立てて、その言葉の続きを封じた。
お父さんの様子を見ておいで、と、少女の退室を促して]

(@27) heinrich 2014/11/02(Sun) 00時頃

【見】 手妻師 華月斎

[ひとりになった部屋。雲雀の声が遠く聞こえる。
思い出そうとすればするほど、悲しいほどに記憶は遠い。
時折、夜中に目が覚めて、全ては自分の空想の中の幻だったのではないかと、不安に取り憑かれる日もあった]

あぁ、でも、もうすぐだから。

[そんな日々さえも愛おしい。
サイドボードボードに手を伸ばし、ガラスの器の蓋を開ける。不安になった時の特効薬。いつも買い足して傍に置いた、薔薇の花の砂糖漬け]

待ちくたびれていないと、いいけど。

[もしそうだったら、この花びらで、許してもらおう。
彼は甘いものが好きだから]

(@28) heinrich 2014/11/02(Sun) 00時頃

【見】 手妻師 華月斎

[正午を告げる鐘が鳴る。

暖かい日向のベッドの上で。
真っ白なシーツに落ちる掌。

零れた赤い花びらが、光の中で、ひらり、ひらりと…――]


――約束の鐘が鳴る*――

(@29) heinrich 2014/11/02(Sun) 00時頃

 ボス……!

[時は進み、鐘が鳴った。
 ハロウィンが終わらぬが故に保留され続けてきた”解雇”宣告も、いよいよ効力を発揮することになるのだろうか。]

 分かったよ、ボス。

[シーシャのことを「ボス」と呼べるのも、もう後ほんの少しの間だけ。
 さて、いまシーシャはどこにいるのだろうかと、耳を揺らして気配を求める。]


【見】 手妻師 華月斎

>>133 果てのない闇。温かな闇。
無音のそこにひとつ、炎が燈る。

懐かしい声が聞こえる。

目を開くとそこには、あの日のままの姿があった。
記憶の中の霞み繋ぎ止めた像ではなく、鮮やかに、そこに]

………、

[遠く、泣き縋る声が聞こえる。あの少女が泣いている。
たくさんの人を置いてきた。たくさんの景色を置いてきた。
もう一度巡ればまた、あの光に会えるのだろう。

“レイズ”の声が響く]

(@33) heinrich 2014/11/02(Sun) 02時頃

【見】 手妻師 華月斎

ちょっと見ない間に、勘が鈍ったのかしら。

[手を伸ばし、耳に、頬に、首筋に、触れて。
胸の上に手を置いて、向けるは挑発の笑み]

アタシの勝ちよ、

[――…ショー・ダウン]

(@34) heinrich 2014/11/02(Sun) 02時頃

【見】 手妻師 華月斎

……愛してるわ、シーシャ

(@35) heinrich 2014/11/02(Sun) 02時頃

[顔の前に人差し指。]

 この魂使ってもう一回生物として――寿命も姿もただの猫として生きるか

[今度は中指を伸ばした]

 コイツを魔力に還元して、寿命も生態もただの猫じゃねぇ――軽く魔物として生きるか。


[以前、他の下等妖魔から聞いた話は、契約を解除しても、まだ多少の魔力は残る、契約者である人間が置いて死ぬまで、ずっと傍にいられるというもの。

 けれど実際には、若干の違いがあった。
 その妖魔が、また別な契約形態だったのか、それとも、魔として生きることに躊躇いがなかったのか……今更、知ることなど出来はしないが。]

 ボス、おれは………

[悪魔との契約を破棄するということは、思っていたより、ずっとずっと、重い事柄だった。
 けれど、決断に、そう時間を有することはなかった。]


 おれ、ただの黒猫に戻るよ。

[たとえ、どんな永い時を得たとしても、その先にあるものが永遠の別れであるならば、そんなものに意味はない。
 ならば、たとえ短い時であっても傍にいて、いつの日かまた、巡り会うことが出来るなら……]


 ……あばよ。


【見】 手妻師 華月斎

>>156 闇の色が濃くなった。
現し世はさらに遠く、輪廻の光も届かぬ奥へ。

魔に堕ちる。そのことの意味を肌で感じる。
人の身にはおそらく“嫌悪”として映る物。
真っ黒になるまで煮詰めた、混沌と誘惑の香り。

愛しい腕に抱かれて嗅ぐ闇の、なんと芳しいことか]

 ……ンッ

[また何か言おうとした唇を、自分から迎えに行った。
問答の時間も惜しんで、互いに求めあう口付け。

そして異変はすぐさま訪れる。
舌に絡み喉を焼き、裡へと辿りついた熱の塊。
業火に内側から身を焼かれ、存在を塗り替えられる]

(@36) heinrich 2014/11/02(Sun) 04時頃

【見】 手妻師 華月斎

 ぁ……っ、 く

[苦鳴が喉の奥から漏れる。
立てなくなりそうな惑乱の中、シーシャの背を掻き抱いた。

もっと、もっと。
ねだる眼差しは浅ましく、とろりと溶けた糖蜜のように。
理性は炎で焼き切れて、ただ“快”を、自分にとっての一番の愉悦を求めて泣いて]

シーシャ……、

[炎は全てを焼き尽くし、ようやっと鎮まった。くったりと腕の中に崩れ落ちれば、額にも首筋にも汗が浮いて、まだ頭がぼんやりする]

あぁ……、まだドキドキしてる。

[強烈な炎の余韻を身の内に感じながら、小さく笑うとシーシャの頬に手を伸ばした]

(@37) heinrich 2014/11/02(Sun) 04時半頃

【見】 手妻師 華月斎

[額を拭う手の優しさと、覗く眼差しの苛烈さと。ゆらめくふたつの色に心が翻弄される。
腰を抱き寄せられて、体の奥が深く疼いた]

アタシだってね、ずっとお預けされてたんだから、

[頬撫でる指は口元へと辿り着き、シーシャの薄く形良い唇をなぞる]

もう、我慢なんてできないの。

[情欲の色に染まる瞳で、ゆうるりと笑って見せて]

(@38) heinrich 2014/11/02(Sun) 06時頃

【見】 手妻師 華月斎

[名を問う声に、小さく瞬く。
もうずっと長く“華月斎”であったから、その前の名は手付かずの姿で眠らせていた。
必要とされることのなかった、その名前]

ちょっと、恥ずかしいわね。

[あんな口づけを交わしておきながら、名前ひとつで兆す恥じらい。
隠していた全てをさらけ出すような心地。
耳元へと口を寄せ、小さな、声で]

和希。かずき、よ。

[秘密を打ち明けるように囁いた]

(@39) heinrich 2014/11/02(Sun) 06時頃

【見】 手妻師 華月斎

[揶揄いまじりの言葉を向けられ、顔にサッと朱が走る]

アンタ以外を相手に勃ちゃしないわよバカ!

[文句を言ったつもりが、どツボに嵌ったかもしれない。
意地悪なはずの眼差しは、見上げれば何故か温かく感じられて、余計に体が熱くなった。

抱き上げられ、寝台へと横たえられる。体に感じる彼の重みが心地いい。
あの頃、けっして踏み込んでこなかった深みへ。迷いなく求められて、心が震えてしまう]

……ぁっ、

[瞼への口づけの後、急な心許なさに身をすくめる。隠そうにも彼の重みで身動きが取れず、体の全てをさらけ出したまま]

(@40) heinrich 2014/11/02(Sun) 18時頃

【見】 手妻師 華月斎

アタシの悦びは、アナタの悦び。アタシの涙は、アナタの涙……。

[シーシャを見上げたまま、与えられた言葉を繰り返す。その言葉の響きは、まるで、]

……誓いの言葉みたい。

[ぽつり、零してから、微笑む。目元が滲んでしまいそうだ。
祝福する神もいないけれど、お互いだけを証人にして交わされる誓いの言葉。
胸元に刻まれる契約の印は、奥深く息づいて、ゆるやかに根を張っていく]

シーシャ、 キスして?

[囁いてねだるのは、炎を移すためでも、契約を刻むためでもない、ただ互いを欲する口づけ]

(@41) heinrich 2014/11/02(Sun) 18時頃

【見】 手妻師 華月斎

[想いの欠片を纏って零れ落ちる、シーシャの言葉。賭けをしたあの日を思う。自分の魂を対価に、彼の傍にいられればと願った]

もうどこにも行かないわ。

[彼の想いに触れた今は、酷いことを願ったと思う。今はもう、彼なしで生きることも、彼を置いて死ぬことも考えられない]

この体も、心も、全部。

[長い長い時間をかけて、ようやくたどり着いた自分の居場所]

(@45) heinrich 2014/11/02(Sun) 22時半頃

【見】 手妻師 華月斎

[音立てて繰り返す口づけ。甘い毒に少しずつ意識を侵されていく]

………ッ、

[肌を滑る掌。触れられた所から熱を持って粟立つ。
下腹部を擦り上げられると、強い刺激から逃げようとするように反射で腰が引けてしまう]

だ……め……、

[上がりそうになる嬌声を喉奥で噛み殺して、寄る辺を求めるように手がシーツを掴む。
己以外の手で齎される、強すぎる快感。裡から煮えたぎる情欲に、容易に落ちてしまいそうで、]

……シー、シャ

[怖い、と思う気持ちと。もっと、と欲する気持ちと。相反する感情がせめぎ合う。
擦り上げられた胸がジンと痺れて熱を持ち、堪らず腰を彼の手に押し付けた]

(@46) heinrich 2014/11/02(Sun) 22時半頃

【見】 手妻師 華月斎

―11月1日―

[広場のベンチに座り、行き交う人々を眺める。
祭の賑わいは秋風とともに過ぎ去って、この街の日常に掻き消される]

長居したわね……。

[この街に滞在したのは、今日を合わせて“たった3日間”のこと。
けれど離れ難くなるほどに、いろいろなことがありすぎた]

これ以上ここに居たら、本当に出ていけなくなっちゃいそう。

[もう旅支度は住んでいた。派手な衣装は鞄の中。身軽なバックパッカーのような出で立ちで、もういつでも次の街へ行ける。
それでもまだここにいるのは、いくつか心残りがあるから]

(@47) heinrich 2014/11/02(Sun) 23時頃

【見】 手妻師 華月斎

>>221 名を呼ぶ声に顔を上げると、笑みとともにこちらへ駆け寄る姿が見えた。
立ち上がり、ひらと手を振って出迎えて]

会えてよかったわ。
あとちょっとで約束破りのペテン師になるところだった。

[笑ってそんなことを言い、上着のポケットに手を入れる。
手を出して、と囁いて、彼の掌に乗せたのは橙色のお手玉]

(@48) heinrich 2014/11/02(Sun) 23時半頃

 悪魔とヤんのはすげぇイイらしいぜ?

[舌なめずり一つ、彼に言い訳を与えて−−−深く深く、ベッドに沈み込む。
運命を共にする影二つ*]


[ 悪魔の気の済むまで 一つの影のまま* ]


【見】 手妻師 華月斎

―広場>>228

だから手が早いんじゃなくてぇ、

[訂正をしようとして。
なんとなく嘘とも言い切れない気がして否定が濁った。
あっという間に悪魔に骨抜きにされた自分。した方じゃなくてされた方だから、「手が早い」からは外れるだろうか。

お手玉を手にのせると、すぐに意図を察したリーの顔が鮮やかに輝いた]

まずはこういう簡単なのから練習なさい。まっすぐ上に、同じ高さに。

[くったりと手に馴染むお手玉は、南瓜よりよほど扱いやすいだろう。
もうひとつ取り出すと、真上へ、真上へ、手本を見せて]

それに慣れたら、手のひら、手の甲、手のひら。
それも出来たら、右手、左手、右手、同じ軌道で出来るように。

[あのスパルタ特訓で踊りを覚えたリーならば、このくらいすぐに覚えるだろう。
その上達を見守れないのが、少し、さみしい]

(@53) heinrich 2014/11/03(Mon) 00時半頃

【見】 手妻師 華月斎

あら、上手じょうず。やっぱりリーは筋がいいわね。

>>235 それらしい軌道を描き始めたお手玉、目を細めて手を叩く]

きっとすぐに私より上手くなるわ。

[そう言って、2個め、3個めのお手玉をリーの手に乗せて]

上達のコツはね、自分が喜ばせたい相手のこと考えて練習するの。練習も誰かと一緒がいいわ。早く喜ばせたくなって、すぐに上手くなっちゃうから。

[それでその相手が、リーをいっぱい褒めてくれたらいい。自分の代わりに]

(@54) heinrich 2014/11/03(Mon) 01時頃

【見】 手妻師 華月斎

>>229 手のひらに、指先に、声に、匂いに、翻弄されて。
沸き上がる声が溢れそうで、自分の手の甲に歯を立てた。口を塞ぐようにしながら、ぎりぎりと噛み付いて。
そうでもしないと、自分がどんな声を上げるかわからない]

……ッ、!

[容赦のない手が、湧いた愉悦を追いたてる。濡れた音が混ざりこみ、聴覚から脳髄を甘く犯す]

(@58) heinrich 2014/11/03(Mon) 02時頃

【見】 手妻師 華月斎

>>230 間近に見上げる、魔性の瞳。あの日横顔で見たその眼差しが、まっすぐにこちらを射抜く。
本性を晒す彼の声は、少しだけ、寄る辺なさを含んでいて]

……シーシャ、

[歯型の残る手を、シーシャの頬へ伸ばす。触れて、目元をなぞって、髪を抱いて]

怖いわけ、ないでしょ。

[そう言って笑ってみせる。
肌を合わせて、その熱を感じて。竦んでいた体は今、熱の一欠片も逃すまいと、開いて、自らも絡まり合う]

――…ぁ、 ぁあっ!

[体が跳ねて、迸る悲鳴。愛しい人の腕の中、それは甘く、甘く、薔薇蜜のように]

(@59) heinrich 2014/11/03(Mon) 02時頃

 いっしょだ……グレッグ。

   ”ずっと”一緒にいよう、な……。


[向けた笑みには、小悪魔の片鱗が*]


 いいのかよ?
 そうそう真名なんて呼べねぇんだぞ。

[そろそろ聴こえるだろう、と囁く甘言。
胸に刻んだそれを、契約完了の証として求めた]

 なぁ、 和希 ?


【見】 手妻師 華月斎

名前……

>>*19 鼓膜とは違う場所を震わせて、聞こえる、彼の声。
甘く囁くその声に、快楽は加速する]

シレークス……?

[心に浮かぶ名を囁く。
契約の完成。秘密を分かち合うように紡ぐ、互いのたったひとつの真名。
途端に胸が熱くなり、理性の箍が、外れて]

(@60) heinrich 2014/11/03(Mon) 03時半頃

[慰めと、希望の意味を持つその花が。
 春を連れてきてくれたのだ

 ―――其処に肌寒さは、もう、ない。]


 逸れンじゃねぇぞ、和希。

[それでも、隣に”彼”が在る。
唯一の心安らげる場所。永い生も何もかも預けられる存在。

相手を思う時、悪魔の心に芽生える想いは愛に等しいのだろう
 いつか口にした砂糖菓子のように甘く優しい  *それこそが*]


 ……私は、変わらず君の友人だよ。
 何が変わろうと、変わらなろうと。
 
 ねぇジェレミー。
 だから、――…いつか店に遊びにおいで
 虹の架かる橋の下で、待っているよ。

[虹を冠る店は、あの街にはもう無い。
 あるのはただの、空き地のみ。

 店に訪れた住人は首を傾げる
 此処には雑貨屋があったはずなのに、と。]


 ……───餌を、くれよ。


[巣くった闇が、もっと深くに根を張って、いつか深紅の魔華を咲かせるまで。

 グレッグの魂が、闇の眷属に相応しい、罪の色に染まるまで………*]


【見】 手妻師 華月斎

―11月1日―

[どうやって部屋に戻ったか、あまりよく覚えていない。もう日は高くなって、日常を取り戻した街並みが生活の音をさせている。

広すぎるベッドにひとり横たわり、ただぼんやりと天井を眺める。
横を向いたりはできない。わかっている現実をもう一度味わうなら]

………、

[横たわったままで食む赤。薔薇の花びらの砂糖漬け。
空白を埋めようとするように、それを喉の奥へと通して]

(@66) heinrich 2014/11/03(Mon) 22時半頃

【見】 手妻師 華月斎

シーシャ……、

[名前を呟く声が掠れる。想い変わることはないと、彼の前で啖呵を切った。彼との再開が叶うならば、時間など問題にもならない。そう、思うけれど]

消えたり、しないわよね……

[ゆっくりと落ちる時計の砂。どれだけ大切に抱えていても、記憶は等しく零れていく。この世界に存在しない、この世に連なるもののない、記憶の中のみに生きる彼を、どうすれば傍に留め続けられるのか。

彼の声を、いつまで覚えていられるだろう。彼の体温を、いつまで覚えていられるだろう。
今ある記憶に霞がかかる、そのことが何より恐ろしい]

(@67) heinrich 2014/11/03(Mon) 22時半頃

【見】 手妻師 華月斎


―――!

[響く鐘の音。澄み渡る空を抜けて、ここまで。
飛びつくように窓辺に寄れば、あの時計塔、揺れる大きな鐘が見える。

約束の鐘が鳴っている]

……っ、 ぅ……、

[口元を手で覆って、ずるずると座り込んだ。

あの鐘を覚えていよう。全ての記憶がこの手から滑り落ちても。
この音を覚えていよう。彼とこの世を繋ぐよすがに。

声を殺して、その名を叫んだ。
きっと何を忘れても、この鐘の音とともに。
また何度でも、彼を思い出すだろう**]

(@68) heinrich 2014/11/03(Mon) 22時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

heinrich 2014/11/03(Mon) 23時半頃




  一曲踊ろうか。
  君が生まれた、お祝いに


[もう、時計の針は動かないから。
 時間が私達を邪魔することはない]


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

heinrich 2014/11/04(Tue) 00時半頃


【見】 手妻師 華月斎

―賭けの途中で―

>>292 活動の拠点を故国に移した頃、その再会は叶った。あのデタラメなお伽噺のようなハロウィンを、共によく知る青年に。
あの街の中で、穏やかな佇まいの中に茶目っ気を持っていた彼が、もうすっかり落ち着いた大人になっていた。時は着実に流れているのだと知る。

それから何度も、機会を作っては共に茶を飲み、近況を報告し合った。
真面目な会社で勤めを続け、結婚して、子供に恵まれて。自分が選ばなかった「真っ当な」人生を、着実に送っていく彼。その姿を見守り、その都度祝福してきたけれど。

あの街のことを話す彼の笑みに、あの頃の面影を見る。
どこか遠く、心の一部を置き去りにしてしまったような横顔に、時折不安が兆した]

幸せか不幸かなんて、結局本人にしかわからないものだわ。
誰もが羨む暮らしの中で飢える人もいれば、
その逆だって有り得るのよ。

[互いに、核心には触れないまま。
ただ自分の忘れえぬものを、自分の手で抱え、それぞれの道を行く。
穏やかな共闘関係は、晩年まで続いた]

(@69) heinrich 2014/11/04(Tue) 01時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

heinrich 2014/11/04(Tue) 01時半頃


【見】 手妻師 華月斎

―それからのこと―

>>308 シビアな戦場だと聞いていた悪魔の世界。あの時に発破をかけはしたが、まさか本当に偉いさんになっているとは恐れ入った。

中に入って眺めてみれば、やはり悪魔の理は人の道理から乖離している。0から覚えることも多い。それでもなんとかやっていけてるのは、目的が明確だからだ。

自分がやるべきことは、とてもシンプル。彼のためになればいい。
それだけを軸に考えれば、たいてい迷うことはない]

あっ、ずるい。アタシも「ある」に賭けたいのに。

>>309 早々に選択肢を選びとった彼に、抗議の声を上げる。
同じ方を取ったら賭けが成立しない。成立しないんじゃつまらない]

じゃあ次回はアタシが「ある」に賭けるからね。

[手の甲への口付けひとつ、それでもう絆されてしまう。
しっかりと手を握り合い、ゲートの向こうへ]

(@70) heinrich 2014/11/04(Tue) 02時半頃

【見】 手妻師 華月斎

……じゃあ、離さないでね?

[意地悪で過保護で、傍にいると退屈しない、誰よりも愛しい悪魔。
長く彷徨った果てに見つけた、自分の居場所。自分だけの場所]

アタシも、離さないから。シレークス、

[ゲートの光に包まれて、彼の耳に口づけた。
それぞれ口にした薔薇菓子は、互いの胸の奥、*2本の赤い薔薇になる*]

(@71) heinrich 2014/11/04(Tue) 02時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

heinrich 2014/11/04(Tue) 02時半頃


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