人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


ドナルド! 今日がお前の命日だ!


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 18時頃


ーーーーーーーラルフ?


【人】 営利政府 トレイル

[>>4:34ノックスがペチカの側に招くのを
ソファでニコラと並んだまま、静かに見つめていた。

ラルフにとってはどれほどの恐怖か
今のトレイルにはまだわからない。

>>4:36
距離が近くなって、それを視界におさめながら
唇を噛んだ。
滲む赤は、苦い]

(6) 2014/11/21(Fri) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[胸の内にあるのは、焦り
それから

最後まで我慢出来るか、随分雲行きが怪しくなっていた**]

(7) 2014/11/21(Fri) 21時半頃

 ーーーラルフ 衝動が 止められなくなったら 呼んで


[ーーそうでないと 食べたくない君を食べたくなるから]


【人】 営利政府 トレイル

[ひくっと、喉が鳴った。

我慢しなくては
しなくては
なくて


て、


思考が滲んでいる。
酷く喉が渇いていた。
ニコラをちらりと見る。
彼は今も持ち歩いているだろうか
ノックスから貰った小刀を**]

(30) 2014/11/21(Fri) 23時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 23時半頃




  ーーーラルフ……

[名前を呼んで  来てと言って]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 23時半頃


 ラルフーーーーー!!

 待って 今行くから!


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

[煩い
五月蝿い

耳を抑える。


聞いた覚えのあるリズム
音程は違う
何が行われて居るのか
ペチカの火が、トレイルに伝えて


ニコラの指が>>37触れていなければとうに
二人に向けて襲いかかっていただろう。
彼の同じ表情が無ければ

今は
寧ろ]

(56) 2014/11/22(Sat) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルは、ニコラに前髪をいじられたあと
ゆっくり立ち上がって、ノックスに近づいて行った。

それは、フィリップが>>55到着する前]

(58) 2014/11/22(Sat) 01時頃

  ラルフ!ねぇラルフ!!!

 返事して…………どうしたの!

[呼びかける 心で
 一瞬の激痛の後ーーーーー聞こえない
 何も聞こえない]


[聞こえない 眠っているかのような
 空白の まるで独り のような ]



 ーーーーーーーラルフ!ラルフってば!

[悲鳴に近い思考 痛みに気を失っているだけ?
 そうであって欲しい そうであって欲しい
 けれど どこか違う何か予感がある] 


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

―夜明け前、居間―
[ニコラの、唇を飾った紅は、トレイルのもの>>37
小刀は見つからなかった。
透明な声を大分聞き取ってもらえるようになっていても
心の内までは、届かない。

故に
トレイルは、直接向かう事にした

あの音がフィリップから毀れた時は
ただ、もっと欲しいと思ったけれど
音を引き起こす行為の意味を知って、意思は変わる

ノックスが漏らした音>>38
彼が紡いだ旋律とは似て非なるもの
トレイルのためでなく、ラルフの為に紡ぐ音
一分一秒でも早く止めてほしい。

何の為に
何の為に、ラルフを――――]

(66) 2014/11/22(Sat) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[我慢なんて
なんて
出来るように、喰ってよ。
どうして、ノックス

その音は


ノックスは、トレイルの耳の良さを本当の意味で知らないのかもしれなかった。
音のない囁きまで聞き取れる異常なほど恵まれた聴覚で
どうして、ほんのわずかしか離れていない彼らの音を
取りこぼせよう。

肉にナイフが埋まり
内臓を切り開き、骨にぶつかるときにたてる鈍い音
ラルフの命が消えるまで、発する音
全てを拾って

トレイルはノックスの傍へと近づいていく]

(67) 2014/11/22(Sat) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時半頃


[夢に見るのは恋した少女の姿ばかり。
彼女の血の味を忘れられずにいる獣が静かに目覚める。]


 ――――…あァ?


[ラルフ、と聞こえる。
けれど反応示すはラルフでない獣。]


【人】 営利政府 トレイル

[――――パンッ

と、軽く、でも大きく響いた音
トレイルが、ノックスの右頬をたたいた音だ。



血の臭いが酷い。
足音がする。
フィリップだ、と見ずに思った。
でももう、構わなかった。

そのまま、力尽き崩れたラルフの
脇腹を渾身の力で蹴飛ばし、ノックスから引きはがす。
精一杯の力でも、トレイルには少年一人転がすのが精いっぱいだ。

そうして、ラルフの腹に刺さったナイフの柄を、
靴裏でゆっくりと踏んで押し込めていった。
彼に手は使わない]

(69) 2014/11/22(Sat) 02時頃

 ーーーーーー………………ラル…………



 っ

[硬直する思考 ラルフの声がしない
 けど  なにかの…………]


[しかし今は それ以上に





 真っ赤になる思考]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 02時頃


【人】 営利政府 トレイル

[最低だ、ノックス


噛みきったくちびるから血を流したまま
肩で息をする
ただ、これだけの行動が
トレイルには重労働にも値して

足音が勢いを増し近づいてきても
避けもせず
溢れる感情の雫で両頬を濡らし続けている]

(73) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[彼さえ、食ってしまえば
あとは
あとは

また、もとの日常が
少しの希望と諦めを繰り返すだけの
穏やかな日常が

――――訪れる筈だったのに]

(75) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[”キタナイ”


声のない声で、トレイルは
ノックスに向けてそう、言い放った]

(76) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[そうして、

こんなもの、と憤りもあらわに
もう一度冷たくなってゆくラルフを足蹴にしようとして]

(78) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[衝撃。

>>77何がぶつかったのか
目で見るよりも耳が反応していた。
軽い身は簡単に倒れこむ。

フィリップを見上げ、にじむ視界で
精一杯口の端をつり上げた]

(79) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[骨がきしむような音。
口元を咄嗟にかばったのは、火傷した利き腕。
きっと罅でも入ったろう、痛み

顔を傷つけられてはいけない。
正確な音を紡ぐためには、何一つ欠けてはいけないのだ。

――――音が出なくなってもう何年もたつというのに。


腕で遮った所為で、彼にトレイルの口元は見えない。
故に、その下で囁く音のない声を拾えない]

(83) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[この体勢、似てるね
また、あの音でも聞かせてくれるのかい?

痛んだのは、鎖骨から広げた傷。
笑みは消え、少し表情が曇った]

(85) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 02時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[ノックスの制止の声
フィリップの、第一撃には間に合わなかった。

>>86彼のもう一度の手は
止められるかどうか。

トレイルは、諦めるのが早い。
彼の苛立ちを見て、瞬きを二度、三度。
彼は何を怒っているんだろう。
そんな風に首を傾ぐ]

(89) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

トレイルは、顔に向かう攻撃は全て全力で阻止するけれど、それ以外は無頓着だ。

2014/11/22(Sat) 02時半頃


トレイルは、ニコラスにまでとばっちりが行かなければいいなと思いつつ

2014/11/22(Sat) 02時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[両腕で顔を庇っては見えないから
トレイルは、懇親の力で蹴り上げた。

馬乗りになったフィリップ
その脚の付け根にある個所を
見えぬままに、
見えぬからこそ
軽い、それでも少年一人の体重をかけて]

(95) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[締め上げられた喉
其処を止められては息が出来ない

漸く解放される。
急に取り込む大量の空気に交じる血の臭い
何度も咳き込みながら

喉元を
利き手でない方の指先で、ゆっくりと撫で擦る。
きっと、絞められた跡は、暫く残る]

(98) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ああ、キタナイ。



トレイルは、そう思った。
顔半分を赤く染めるノックスも
醜い顔で必死になるフィリップも

だから。
彼らが離れて、ようやく
まだ床へたたきつけられた痛みを抱えながら
起き上がるとニコラの傍へ歩いてゆく]

(100) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[もういいよ、行こう。

そういって、彼の手を引いて
個室へ戻るつもりだ**]

(101) 2014/11/22(Sat) 03時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 03時頃


【人】 営利政府 トレイル

[ニコラは素直についてきただろうか。
トレイルは、振り返らない。


ベネットがやってきた>>104のは
そんなトレイルが居間をでて
姿が見えなくなった後だった。

個室へ向かう予定だった足は、階下へ
故にすれ違いもせず**]

(109) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 03時半頃


 いやだ ラルフ いやだよ いやだーーーー!!
 どうして こんなことに?


[離れる覚悟はしていた
 でもそれは ラルフが幸せになることを思って
 離れ難くても どれだけそうでも]


  ラルフーーーーラルフってば……
 ねぇ……ラルフーーーー!!


【人】 営利政府 トレイル

[>>122卵を握る手
彼の手をとったのは、逆の方。

ノックスは連れて行かないのか
そんな風に聞かれたような気がしたけれど
その時トレイルは、早くその場を離れたい気分でいっぱいだった。

ラルフを食った
トレイルが頼んだ
でも、
けれど



汚い。
あれは、違うものになった。

ノックスじゃない。
トレイルが一番食べたいと言ったカレが
あんなことをするはずがない]

(125) 2014/11/22(Sat) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル

―1F―
[大人のやり方を、トレイルは理解できず
ノックスに抱かれ食いちぎったラルフに嫌悪を抱き
そのラルフにあの音を捧げたノックスが許せない。

階下の冷たい空気のなかで眠っては、風邪をひく。
上に向かおうとしたが、足音が聞こえたから降りた。
疲れ切ったトレイルはまだ
気付かない。
少し先で、フィリップの保護者が冷たくなっている事。
其れを知れば、少しは腕の痛みも紛れたものを。

今はただ、藁と生成りの布を寄せ集めた
簡易布団にニコラと一緒にくるまって
お互いの熱で寒さをしのいでいる]

(126) 2014/11/22(Sat) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル

[夢を見る
此処へ来てから連日の
音の羅列が言葉になっていく、夢]

(127) 2014/11/22(Sat) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ラルフが、ノックスを思い出している事までは、わからない。
ただ、トレイルは夢で聞いた。



”気になるとおもったひとからは、すぐに離れてた……
なのに――――”



誰かを思い衝動を覚えている、ラルフの声


”……もう、耐えられるか、わかんない、のに……”


ノックスは知っていたんだろうか。
だから、あんな風に誘ったのか
自分の身を危険にさらして。
トレイルの想いとは関係なく夢は進んでいく]

(128) 2014/11/22(Sat) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル

[大人に
くつろげる場所

あつい、いたい
どうして
トレイル
何で

怖い]

(129) 2014/11/22(Sat) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ドナルドなら、食べすぎる前に――
――
そうして、衝動を色欲に変えたあさましい音が続く。



喰われた
……誰かに食べられたいって思ったこと、ある?

そんな衝動もあるみたいだ

――は、どうする?
そんなことを言われたら

……食えやしなかったよ。
誰でも、良かったんじゃないかって



同時に、大人たちの相談する声]

(130) 2014/11/22(Sat) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル

[黒い服の下で、フィリップの拳を受けた利き腕が
じくじく熱をもって痛んでいる。
ゆっくりと目覚め、トレイルは声もなく呻いた。


――-―守りたかったものを
結局、ラルフに取られてしまったような気分]

(131) 2014/11/22(Sat) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルの一日は、今日も絶望で始まった**]

(132) 2014/11/22(Sat) 08時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 08時頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 08時頃


 ーーーーーーーーー…………!!!!

[人の言葉に 変換出来ない 慟哭
 保護者の手で 人の境界から 離れぬよう繋ぎとめられ
 ラルフとの触れ合いで 人に戻りかけていた心が]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 12時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[外の空気が入り込んだせいで、一階の気温は更に低くなっていた。
何枚かの布では防寒には足りなくなった。
藁の中でもぞもぞと身を温めながら

温泉をちらりと見る。
ロクなことの起きない場所
という認識が出来ていて、
向かうつもりは、トレイルにはなかった。
ニコラはどうだろう
ここは、寒い]

(149) 2014/11/22(Sat) 12時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 13時頃


[衝動を抑え 人であろうとする その理由はあるのだろうか?]


トレイルは、ノックスが紡ぐ自分の名を聞いた気がした。

2014/11/22(Sat) 13時頃


[フランシスの慟哭。
 壊れた楽器みたいだ――…と、思った。

 いや。あれは自分の姿だ。
 愛し子達を失くせば、きっと同じ。


 見棄てられた今は、どうだろう。]


【人】 営利政府 トレイル

[ディーンを喰らってきたニコラは
真っ赤に汚れていて、とても触れたくなかった。
汚いものをぬぐって、漸くもとに戻った彼は
でも、三分の一がディーンのものだった。

けれど、トレイルの知っているニコラだ。


ノックスはラルフを食ったら
三分の一、彼のモノになるんだろうか。
いままで、誰に彼が惹かれようと
一番は二人だったけれど
でも
だけど

汚い

あんなノックスは、知らない]

(152) 2014/11/22(Sat) 13時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[もうここを出ても
前のように旅を続けられるか
わからない。

冷たい空気の中
過去を閉じ込め
日常すら諦める準備を始める。

痛む腕を、抑えて**]

(154) 2014/11/22(Sat) 15時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 15時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[ニコラがそばに居る。
彼が一度、離れたことを
トレイルは知らない。

困った顔を見て、首を振った。
大丈夫
腕くらい、無くても構わない。
痛みはそのうち慣れて、そのうち消える。

トレイルも、首を傾げた。
寒くないか?
そんな仕草を見せて、温泉を指差す]

(161) 2014/11/22(Sat) 20時頃

【人】 営利政府 トレイル

[暖かい場所だ。
そこに、フィリップが何を運び込んだのか、知らず

ニコラが風邪を引いたら困るな、と思っていた**]

(162) 2014/11/22(Sat) 20時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 20時頃


 ーーーー美味しい


[より 獣として 覚醒したばかりの
 ドナルドにどこまで伝わるか


 芳醇な 血の 旨味
 若い肉の 弾力 肉の持つ 甘さ
 軟骨の 程よいかみごたえ……………]


[惑わせるはフィリップの感情。
塞ぐことも出来ず流れ込むそれ。

天秤は揺らぐ。

ゆらりゆらりと不安定に。]


 喰いたい。
 噛み殺したい。

 ラルフを殺した奴を――。




[腐らせてしまうの?無駄にしてしまうの?]


 ーーーー奪ってやりたい
 踏みにじってやりたい

[それは獣にはない感情]

 ラルフを貶めたノックスの大事なものを
 ラルフを踏みにじったトレイル

 
 けれど トレイルは食べられたがった
 だから 食べて殺してやらない


 貶めた――…。
 ノックスも、敵か。

 ――…それなら、トレイルの同行者二人を消せばいいか。


 ……ノックスは……さっき
 自分より トレイルを気にかけた

 だから ノックスの目の前で ニコラを喰らい
 トレイルを その喉を 顔面を ナイフで切り裂きたい


 やだ もうやだ 人間やだ
 ………………っ

[人間らしく また一つ 感情が湧き上がりそうで
 懸命に飲み込む]


 ――…ノックスがラルフを殺したなら
 彼から全てを奪ってしまうか。

[ノックスにとって一番残酷な方法を考える。
けれど同時にノックスを喰らってやりたいと思う。]

 何か、手伝えることは?


[怒り……憎しみ そちらへと思考を向ける
 それ以外の 人間らしい 感情なんていらない]

 ーーーうん……ニコラは
 本当は どうでもいいんだけど




 ………………ノックス 足止め
 あの三人で 一番 腕力あるから……


 ――…一度に全部失えばいい。

[それだけの憎悪を向けるには十分なほど
ラルフは大事な者であった。]

 足止め、ねぇ。
 まあ、おれはこの衝動を向けられる相手がいればいいンだが。



 痛い やだーーー痛い
 苦しいーーー苦しい


 痛いとか苦しいとか
 それから逃げてちゃダメだろ。
 痛いことも苦しいことも避けきれない。

 慣れろとは言わねぇが――…
 逃げてるばかりじゃ大事なものを失う。

[痛みと引き換えにした平穏も
今は大事なものと引き換えにして。
その大事な者も物言わぬ姿になってしまったけど。]


[復讐が救いとはならないことを知っていて
それでもおさまらぬ感情にゆさぶられる。]


[人らしい感情 深い哀しみ 獣だから
 切り捨てようと しながら

 聞こえることへの それに共感の頷き
 全てを失って すべて すべて

 そのあと 聞こえる 相手が 衝動のまま食らっても
 獣である彼は 頓着しない]


 もう 大事なものなんてないーーー!!


 一所懸命 苦しいの 我慢しようとして
 寂しいの我慢しようとして
 なくなったのに

 何があるの なにもないよーーー

[大きな暖かい手も 穏やかな春の日差しも] 


 大事なものはいずれ見つかる。
 生き続ける中で出会うもんだ。

 お前さんだって、此処でラルフと出会ったんだろ?


トレイルは、ニコラスに少し迷ってから頷く。何も食べていないのだ**

2014/11/22(Sat) 22時半頃


トレイルは、ただし、生肉はきっと、口にしても吐いてしまう**

2014/11/22(Sat) 22時半頃


 苦しい時は苦しいって言え。
 それくらい受け止めてやる。
 どうすれば苦しくなくなるか、一緒に考えてやる。

 それに、何もないって言うけど、さ。
 ルーツも、お前さんにゃどうでもいいものなのか?


 知らなかったーーー暖かさ
 知らなければ 出会うまで 我慢できた


[ラルフと また 暖かさがなくなったら
 耐えられないね と 共感しあった
 そんな 記憶がすでに遠い]


 だから やめて 気休め思わないでーーー
 雪が止んだら いなくなるのに
 そんなこと 言われても 



 ………………ルーツも きっと もう食べてしまう


 俺はラルフの代わりにはなれねぇ。
 ラルフのように優しくはない。
 けど、寒けりゃ風よけになってやる。
 手がかじかんだら息ふきかけて手擦りあわせて
 あっためてやるよ。

 寒いなら、苦しいなら、ちゃんと言え。
 いくらでもきいてやる。


おれが

しっかりしなくちゃ


いけないのに。


 ルーツは喰うより歌わせろ。
 その方が喰うよりずっといい。
 歌わないなら歌うまで根気よく続けろ。
 注いだ分だけ、きっと、返ってくっから。

 雪が止んだら――、か。
 如何するか、まだ考えてねぇな。

 ひとを喰ったら、きっと、ひとの中じゃ生きられねぇし。


 ーーーーーー……………っ




 
 苦しいーーー胸が痛い 怖い 寒い
 辛い 痛い 痛いーーーー


 う………………


 苦しい時は我慢しなくていい。
 泣きたい時は思いっきりなけばいい。

 胸くらいは貸してやるよ。


ーーーーけど


【人】 営利政府 トレイル

[ニコラから切った肉片を貰って
その濃いピンクの、にごった赤の、塊を
利き手でないほうの掌にのせてしげしげと眺めた後
くん、と臭いをかいで
ちろっと舐めたトレイルは、渋い顔で首を振った。

もう二日何も食べていないけれど
さすがに、これは、と。


料理の仕方は、トレイルもあまり知らない。
肉片をニコラに返しながら
>>216彼の問いに困った顔で笑う]

(219) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[だって、あれはもう
トレイルの知る

ノックスではないのだ。

だから]

(220) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスは、いなくなっただろう?
僕たちで、何とかしないと。


そう、ゆっくり唇を動かして
焼けば食べられないかなと、提案する。
いくつか、食べられそうなところを切り身にして
火に炙ったあと、塩でもかけたらどうだろう?**]

(222) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

 ――――…。

[けど、なんて言葉は、
ふっと吐息だけで笑い聞こえないふりを決め込む。]


 ラルフ も ホレーショーも………………っ
 おいて………………行かないで

 寂しいっ寒いよーー笑って欲しいのに
 苦しい  息が出来ない いなくならないで やだ


 ――…おいていきたくなんてなかっただろうさ。

[伝う思考に己の思いをぽつりと落とす。]


 ーーーーーー……………っ




 ラルフ……ホレーショーっ
 
[ぽつり 聞こえた声 
 二人は死に際 何を思っていただろうか?
 わからない わからないけれど]


[誰も居ない廊下で。

 ノックスの乾いた唇が、小さな音を紡ぐ。]


 ……小さな頃の君を、思い出していたんだ。
 トレイル。

 君は同族に食われて、死にかけていた。

 弱っていた体は、成長してもあまり大きくならなくて。
 ニコラとはどんどん身長差がついて。


 ーーーもう一度 名前を呼んで……ラルフ


[もう届かない 声]


 結構焦っていたんだよ、なぁ。


 君は人参が嫌いだというし、なかなか食べてくれない、し。あぁ、だから、君が頑張って食べてくれたときは、本当に嬉しかった……。


 ……ねぇ、トレイル。


 僕は、もう要らないの、かな。

 どうすれば許して貰える?


 ―――どうすれば、また君は僕を見てくれる?


[哀しみをどれだけ涙であらっても
 それが途切れることはなく
 同時に 暗く揺らめく 復讐への衝動もそのままに]



 君が要らない僕は、

  消えてしまえば 良いのかな。

 


 ラルフも――…
 きっと会いたいと思ってくれてる。


 ああ、けど。
 その前に、ノックスに、……
 あわせて、謝らせてやりてぇな。


 ーーーーっ
 ラルフーーーーーーーーー

[また 溢れる涙の量が増える
 ドナルドやフランシスも同様かと
 案じる心の余裕はなく そうであって欲しいことに縋る]


 やだ!ノックスになんて
 ラルフをあわせたくないっ


[ラルフが衝動を覚えた相手だから
 二人が 居間で会っているのを 見かけた時
 そっとしておいた それが仇になった 後悔は今も胸に新しい]


【人】 営利政府 トレイル

[ニコラは、変わらない。
大きな子供。
大事な家族
そして、唯一の味方。

ほっとして、彼の言葉に頷いた。


ペチカ
そうだ、火だ。


眠る前にそこで何をされたかを
忘れてはいないけれど
ニコラに利き手を引かれながら、歩き出す]

(253) 2014/11/23(Sun) 01時頃

 ――…いずれ、って話だ。
 ラルフを手に掛けた事存分に後悔させてからの話。


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 01時頃


 うんーーーーー



 あの……喰い殺すのは……おれが やるよ
 ーーー人を喰ったら もう 混ざれないと思うなら


 俺はもう 食ってるから


 牙が疼く。
 こうして声を介さず言葉交わせるあたりで
 もう、ひとには戻れないンだろうさ。

 気にするな。

 俺は、ラルフの仇を討ちたい。


 ………………フランシス 悲しまない?


 気持ちはとても共感できるけど……


【人】 営利政府 トレイル

[あいたい
フィリップの声だ
そんな意味合いの言葉だと、少しして気付いた。

続いたのは、傍らのニコラの声。
会えないとさみしいのは、誰にだろう。
トレイルはここに居るのに。
不思議そうに首を傾ぐ。

開いて貰った扉。
ニコラの後ろに立つトレイルの、利き手でないほうのてにも
肉片がある]

(259) 2014/11/23(Sun) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[人が多いぶん、騒音も大きい。
ため息を押し殺した。
余計な不協和音を生まないように。

フィリップの視線がやたら鋭い。
思いは、内心に。
表には出さないほうが良さそうだ]

(265) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

 哀しませそうだな。
 けど、さ、フランシスもラルフの事哀しんでて
 ラルフを害した奴を許せないと思ってると思うんだ。

 ――フランシスに手を汚させたくはない。
 俺とラルフを慈しんでくれた手、だから。
 もしものことがないよう、その前に、俺が……




 ………………フランシスのこと 詳しくないけど……
 同じこと いいそうだなって……

 
 


 …………一緒に 復讐を 思ってくれるのは 嬉しい
 

 でも 冷静になって一度考えて ね?
 ーー俺 ラルフの大事な人が 悲しいことになるのも いやだよ……


 ――…冷静なつもり、だけどな。
 それをいうなら、フィリップ、お前自身もカウントしろ。
 ラルフが大事にしたのは、お前さんもだ。


トレイルは、ニコラスの後をついて行く。流石に飛びかかられないよう警戒はしつつ。

2014/11/23(Sun) 01時半頃


 …………うん


 でも ほら 三人全員に対して
 かなしいって思わせるより
 一人……それももう人食ったことあるのが
 ならーーーーまだ ね?


【人】 営利政府 トレイル

[ペチカの向こう、炊事場にあった平たい鍋。
これはどうだろうと、ニコラに見せた。

鍋に肉をおいて、塩を一掴み振って
あとは、火の上に置けば良いのかと、首を傾ぐ。
料理など、殆どしたことのない二人。
手間がかかる]

(279) 2014/11/23(Sun) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ペチカの傍に向かっていたニコラ。
彼の考えていた事を、トレイルは知らない。
居心地の悪そうな、音だった。

ここは、いらない人が多すぎる。

トレイルにとって、必要なのは、家族。
大事な二人
ニコラと――――

炊事場から平鍋を持ってきたトレイルは、そのまま
自分が持ってきた肉片を調理する。
何しろ利き手が酷く痛んで、まともに鍋がもてやしない。
両手で支えた平鍋の中、塩にまみれたホレーショーの欠片]

(281) 2014/11/23(Sun) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[音がする。
懐かしい音。
閉じてしまった記憶の向こうの、音だ。

振り返って、その姿を確認して
>>280伸びてきた手を、利き手で振り払う。
鍋は落ちなかったが、振り払った腕が鉄芯で殴られたようにぐわんぐわんと痛む。
痛みに顔を顰めた]

(282) 2014/11/23(Sun) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[片手でいつまでも持っていられるわけもなく
トレイルは早々に諦めて鍋を火の上に置きざりにする。
兎肉の二の舞

名を呼ぶ音がする。
別の名を、幾度も呼んだ声。
唇を噛む。
かさぶたが出来かかっていた所だったのに
またじわりと赤くなった]

(285) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ニコラが、彼の名を呼んだようだ。
>>287眉を下げて、どうしようと彼を見る。

唯一の味方だから
彼だけは
助けてくれるのではないかと、

期待]

(288) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[>>290彼は何を言っているんだろう。
トレイルは眉を顰めたまま、彼をちらと見る。
ただ
諦めて
汚いものとして、蓋をしてしまっただけだ。

脂が鍋の中でとけだして
特有の臭いを出し始めた]

(292) 2014/11/23(Sun) 03時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[余所の音も、トレイルの耳には届いている。
ただ、それを言葉として認識するのに時間がかかるだけ。

フランシス達がいることも
プリシラ達がいることも

耳で感じてはいる。
ただ、視線はニコラへ
そして僅かに、トレイルの名を呼んだ彼へ]

(295) 2014/11/23(Sun) 03時半頃

トレイルは、プリシラに渡した指輪の行方は、諦めの彼方で絶望の欠片に変わっている。

2014/11/23(Sun) 03時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[鍋の中へ、視線を戻す。
火の上で、肉は
底が焦げ始めていた。

しかし、表面はまだ赤い部分が残っている。
ひっくり返すという発想が出ず
トレイルは肉の表面まで火が通るのを待った。

ひとの脂の臭いの次は
焦げたにおい。
異臭に、トレイルは眉を顰めたままだ]

(297) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 営利政府 トレイル

[どうするの、とニコラを見る。
彼も料理については知らないようだから
二人で熱した平鍋をじっと見ていた。

声がする。
大きな音だ。

平鍋が横から浚われてしまって
トレイルは不満げにその鍋を追う。
初日に僅かな食事をした後、何も食べていないのだから]

(302) 2014/11/23(Sun) 04時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 04時頃


【人】 営利政府 トレイル

[食べられないことはない筈だ。
漸く表面も、やけた所。

トレイルは、彼の制止も構わず
鍋の上の肉に傷む利き手を伸ばす。

熱を感じて、びくりと離して
反対の手で腹を押さえてニコラを見た。


おなかが空いたね。
ニコラは、ディーンを食べたから
そうでもない?

少し力のない微笑みを向けて、そんな風に**]

(304) 2014/11/23(Sun) 04時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 04時半頃


 っとに…馬鹿野郎が。

[毒づくも、何を怒ればいいのか。
未だに分からない。

イライラする気持ちを抱えて、幼馴染を見ていた。**]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 11時頃


【人】 営利政府 トレイル

[場所を変えよう、謝らなくては
そう、聞こえて
トレイルはゆっくりと顔を彼の方へ向けた。

保護者

二人だけだと言ったその口で
トレイルが一番、といったその声音で

美味しい 好きだ

なんて

トレイルには我慢ならない事だった
それは総て二人の――自分のものだと思っていた
それを知ってか知らずか
彼の行いは、トレイルの希望を叶え
絶望を呼び起こし
結果、彼自身にも不幸を齎しているのだろう。
漏れた吐息の音が、そう物語っている]

(312) 2014/11/23(Sun) 11時頃

【人】 営利政府 トレイル

[喰うだけなら、よかった。
それはトレイルが望んだ事だったから。
けれど
其処に付加したものが、多すぎた。

彼が彼に傷つけられたのもまた、許せない。
誰の許可を得て左耳を渡したのか。
彼の姿を見る事も、極力避けたい。
どうして
どうして
絶望が深くなる前に
トレイルはいつものように、諦める。

両親と同じくらいの年月を傍に居た相手だ。
そう簡単には、出来ないけれど
諦めて捨ててしまえば、それ以上傷はつかない]

(316) 2014/11/23(Sun) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[謝られて、それで
元のように三人で旅を続けられるかどうか。

ヒトを食っても
ニコラは、変わらなかった
ノックスは、知らない男に見えた。


いつものように
諦めてしまおう。
三人で生きる事
平穏な日常までも。

広げた傷より、絞められた首より
殴られた腕より、胸が痛むのは

きっと今だけだ**]

(317) 2014/11/23(Sun) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[どうして?
耳障りな音だ。

トレイルはフランシスの声が嫌いだ
そう思った。

何故か。
彼は素直に話せばいい。
愛しい子にせがまれたから
そう言えば、少しは光がみえる
彼に衝動を感じたから
彼が彼に衝動を感じたから
そんな言葉の破片でも聞こえたなら

トレイルはこの場から静かに立ち去るだろう
空っぽの胸と腹を抱えて**]

(321) 2014/11/23(Sun) 13時半頃

 ーーだめ 俺が 歌を歌えない

[スープではなく 歌を 習えなくても
 ラルフの 音を 一回でも 聞いておけば良かった

 けれど 些細な取り組みは
 少しだけ 気分を紛らわせて]



 ……雪がやむまでに ラルフが好きだった歌 教えて


[音楽に生業がある 調律師の
 その 同行者に ぽつ とこぼした

 人とともにある生業の ドナルドも
 また一人ーーーー復讐を 彼にもさせていいのか 迷う]


トレイルは、フィリップの束の間の歌が聞こえなかったのは双方にとって幸いだったろう**

2014/11/23(Sun) 16時頃


【人】 営利政府 トレイル

[幼い頃から、他人の心がわからない
ニコラのおもいを、知らず。

向けられたニコラの指についた肉片>>339を嗅いで
少し口を開く。
食べさせて貰えるものだと思ったから]

(345) 2014/11/23(Sun) 18時頃

【人】 営利政府 トレイル

[場所を変えて、彼は何を話すのか。

それよりも、先
ニコラが彼に向けた言葉は聞こえた。
けれど、その後の唇を>>344見逃した。

ぞわっと
全身を襲ったのは、嫌悪。

ラルフと同じには、されたくない。
あんな
キタナイ]

(346) 2014/11/23(Sun) 18時頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルは、どっと汗が流れ落ちるのを感じた。

じりじりと、2人から距離を取る。
逃げよう
ここから
外へ

外はまだ、吹雪いているかもしれないけれど
少しの望みにかけて、階下へと逃げる先を決める。
彼から少しずつ、距離をとりながら何時でも走り出せるよう
気を引き締める。
とはいえ、体力の消耗と怪我の度合いで
まともに逃げられるかは、わからない。

訪れるのは絶望か、それとも
解放か**]

(348) 2014/11/23(Sun) 18時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 18時頃


[バーナバスは――ラルフの一件をどう捉えているのだろう。

 そのすべてが一言に籠められているようで、ノックスに重く響く。

 そう……すべて、馬鹿な僕の、責任だよ。

 バーニィ。

[バーナバスは、自分のことを嫌いになるだろうか。何があっても昔のように、味方でいてくれるだろうか。]


【人】 営利政府 トレイル

[ペチカの火の、音
トレイルの、鼓動
周囲の、声
衣擦れの、音
声無き声が囁き合う、音

ニコラの無邪気に聞こえた提案の所為で
すべての音がやたら耳に障る。
ニコラは
ニコラだけは、
味方ではなかったのか**]

(349) 2014/11/23(Sun) 19時半頃

[出来れば味方でいてやりたい。
そう思う気持ちと、心に引っかかった疑念が揺れる。

困惑の眼差しをノックスはどう感じたのか。]

 ……、

[何か言おうとして、結局言葉は出なかった。

甘えて泣き言ばかりの幼馴染をただ受け止めてやればよかった日が遠い。

自嘲する声にふと泣きたいような気持ちになる。

けれどノックスも男ももうとっくに大人で、一瞬だけ浮上した少年たちの姿は瞬く間に掻き消える。]

 本当に、馬鹿だな。

[案じても、手を伸ばせない。]


 んーーー……

[共鳴したくなる どす黒い感情
 事実 自分も飲まれている 憎悪に] 


[フィリップの言葉を考えていた。]

 フィリップの言い分も分からなくもねぇけど。
 もう人喰ったことがあるから、って
 一人分の命負うのと二人分の命負うのも違うだろ。

 まだ、ね?
 ――…じゃねぇよ。


 歌、か。
 ルーツに歌教える気になったか。

[居間にいた時の遣り取りが思い出される。]

 ラルフが好きだった歌は――…
 フランシスの子守唄、かな。
 俺が教えてもいいけど
 同じを、と思うならフランシスにきいてみな。


  けど



 ーーそれに ドナルドを
 フランシスは心配する


 おれは生きて心配する人 いないから


[拗ねたのと 自嘲と混じる思考]


 ーーーうん 時間は あるし


[かえる思考 低い音声で
 頭に響くのは 本来の声をイメージしてか]


 フランシスの子守唄ーーー
 うん…………わかった

[ラルフが好きだった歌
 それを知るのが楽しみで
 少しはにかんだ気配のせたのは
 少し前の出来事]


 ――…なんだ、気付いてないのか。
 フランシスがお前さんの背、撫でてたの
 あれはフィリップを心配してのことだろうよ。

 それに――、俺だって、心配してる。

 お前さんがそうやって、
 色々考えるのも心配してのこと、だろ。

 ひとりじゃねぇってわかれよ、ばぁか。


 ーーーそれは……フランシスが 優しいから……
 そうされる理由 わからない

 ーーー 俺は……ただ ラルフの大事な人


[と思う思考が言い淀む
 これ 絶対 向こうからも同じ理由で
 かえってくるだけだ……と]


 う…………


 フランシスが優しいのは認めるけど、
 向けられる優しさに甘えたらいいと思うぜ。

 優しくするのに、理由なんて必要ねぇよ。


 そんなことーーー言われても…………
 どうしていいか…………


 大人しく撫でられてればいい。
 あの時みたいに。

 振り払わずにいればいずれ分かるンじゃねぇかな。


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[たった一口の肉片。
ニコラに与えられた、血のこびり付いて焦げた肉
塩まみれで、お世辞にも食べられたものではないが、呑んだ。

そうして、おとが

トレイルは、戸口で
何もないところで、足をもつれさせた。
衝動が走ったのは、足首。

その衝撃から逃げるのではなく
彼から逃げるために
階下へ行こうとした身が、廊下の奥へ引きずられる。

>>370
かたかたと震えながら、音を聞く。
痛い、熱い
喉が、かわいた]

(378) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[食べられたい
ただ、同じにはなりたくない

キタナイ
醜い

目の前が黒い]

(379) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

 ーーーーおちつかないよ……それ

 襲ってしまうかもしれないのに


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃


 ――けど。
 お前さんは保護者、襲わなかっただろ?

 襲うのがこわいなら俺の目の届く範囲にいろ。
 力尽くで止めてやっから。


【人】 営利政府 トレイル

[耳元の、名を呼ぶ音は
知っている

その後ろ、嘲る音は、知っている。

トレイルは、嘲笑にむけて、手を伸ばした。
その彼自身が、殴りつけた腕を。

望むものは、いつも叶わない。
このまま、食べられたら
なんて。

だから、諦める。
早く、絶望させてくれと**]

(382) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃





 ーーーーう…………
 ドナルドは……ラルフの縁者だって
 本当思う…………


 ラルフも……聞き分け なかった


 ――…俺とラルフにも似たところがあったか。
 似てねぇ、と思ってたけど。

[間があく。
とおく語り掛けるようなトーンで。]

 俺とお前は、聞き分けが無いンだとよ、ラルフ。
 ……俺には聞き分けいい方に見えたけど、
 そういう面見せられるヤツが、居たンだな。




 昨日だって ドナルドを 食べるの時
 二人とも 聞き分けなかった



[昨日なのに すごく遠い気がして]

 …………ラルフにも 届くかな…………


 ラルフ…………聞こえてる?


 あの時は――
 あれが一番いい方法だと思ったンだよ。

 今でも間違ってるとは思わない。
 ラルフに喰わせたこと、後悔してないからな。


 ――…聞こえてる。
 そう信じて話し掛ければいい。


 ーーー…………そこも含めて 聞き分けない


[ふはっ と思わず笑ってしまう
 ああ まだちゃんと笑えるんだと]


 ーーーそっか……
 うんーーーーーーえへへ
 少し 寂しくないね……そう思うと


 ――…いいじゃねぇか。
 俺はしたいように出来て、満足だ。

[笑う音色に安堵が過る。]

 ……だろ?
 けどこれって、ひとの考え方なんだぜ。
 ひとの在り方も、悪くはない、だろ?


 ……俺の血 あげたかった
 ラルフから 止められなくなるから
 って 言われたけど…………



[安堵が滲む暖かさ
 ここも 似てるんだと ぼんやり思い]


 …………ラルフ ラルフは
 俺が人としてあるのと 獣としてあるの


 どっちがいい?


トレイルは、フィリップよりノックスより、鍋の音から逃れたい気持ちでいっぱいだ**

2014/11/23(Sun) 22時半頃


 止められなくなるくらいには
 お前さんを好きだったって事だろ。

 ――…なら、
 やっぱりノックスの言葉は嘘だな。

 例え衝動を懐いたとしても
 ラルフなら嫌がって逃げるだろうよ。
 止められない怖さ分かってたなら、尚更。


 好きーーーーーーー



 うん…………俺もーーそう思う
 絶対 ラルフは衝動に負けてない



 ーーーーーそれなのに 許せない


 ――――許せないのは、俺も同じ。
 ラルフは復讐なんざのぞまねぇとは思うけど
 それでも、抑えきれねぇくらいに、苦しい。


 ラルフーーーごめんね 望んでなかったら
 でも うんーーー許せない




 今ね……二階の廊下で トレイル手に入れた
 けど ノックスがうっとおしいんだ

[これくらいなら 手を汚す範囲に
 きっと ドナルドはならないよね と
 共感のあまり 現状をこぼした]


 ノックス、か。
 こっちは二コラが癇癪起こしてンな。

 ――…ノックスを足止めするか?


 うんーーーー目の前で トレイルの首
 かっ切ってもいいんだけど…………ね

 お願いしたい……
 ニコラも手に入れたいのだけれど
 ノックス足止めできれば……ニコラも手に入れやすいし


【人】 営利政府 トレイル

[トレイルの透明な言葉は
2人にはとどいていなかった。

当人を置き去りにして、話は進んでいく。

フィリップの
ぬるい体温が、気持ち悪い。
キタナイ
だって彼も彼と

身震いひとつ。
恐怖ではない**]

(422) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

トレイルは、もしもルーツの声が出ていたなら、刃物もきにせずその場から離れただろう

2014/11/23(Sun) 23時半頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 23時半頃


 二コラはディーンを喰ってたのか。

 フィリップ、そっちを、手伝う。
 けど、――、今何処にいる?


 ーーーそう 彼だったんだ ディーン食べたのーー
 マグカップ返せなかった…………


 今ね 南側の一階に降りる階段そば
 直ぐ見えると 思う


トレイルは、フィリップを蹴り飛ばした。五月蝿い

2014/11/24(Mon) 00時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[抱えられた腕
ナイフが皮膚を裂くくらい、大したことではない。
どんな手を使っても彼から距離を取ろうと動く]

(454) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 00時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[片足では力が足りなかった。
だから。
トレイルは飛んだ。
両方の足で、体重をかけて。

ちょうど、フィリップが蹴りとばすために、片足に重心ののったタイミングで]

(458) 2014/11/24(Mon) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[やらなくてはならない事があった
伝えなくてはならない事があった。


それを、思考に乗せるのは少し後。

今はそのために
この場を

変えなくてはならない]

(460) 2014/11/24(Mon) 01時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

[フィリップから抜け出す為に、どんな行動でもとった。
両足でダメなら、頭突き、噛み付き、片腕はまだ動く、動かない手も、使えるなら使う]

(463) 2014/11/24(Mon) 01時頃

トレイルは、後ろに何があるのか、把握できていない。恐らく階段か。

2014/11/24(Mon) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

[ノックス。

透明な声で叫ぶが、聞こえるかどうかはわからない。
>>380傷口はさらされているまま。
其処にナイフが入ったものだから、紅が黒い衣服を濡らしている。


気持ち悪い猫なで声の内容は覚えていない。
ただ、ノックスがトレイルを呼ぶ音を
耳が覚えている。


都合よく扱われるのに、我慢がならなかった。
手を伸ばした先は、別段彼である必要はなく。

>>427此方を伺う声に、トレイルは答えたのだ。
透明な声で。
けれど彼からの返事はなかった。
そればかりか、トレイルを置いて彼らと話し始めた]

(467) 2014/11/24(Mon) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[武器は無い。
故に、トレイルは

嘲笑を浮かべて、後ろに飛んだ。

階段。
下がるのではない。
片足を射抜かれた状態でまともに逃げられるとは思わない。
落ちるのだ
ただ、一番したまで、早く

誰よりも早く]

(469) 2014/11/24(Mon) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスに、伝えたいことができた。
ただ、今この状態で
声の出ないトレイルが伝える手段は

文字しかないのだ。
だから]

(472) 2014/11/24(Mon) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[肩を段差にぶつけたのは、二度。
結構な高さから落ちたわりに、まだ動ける。
ただ、全身がバラバラになりそうなくらい痛い。

頭が割れそうだ。
階段下、落ちて転がった姿勢のまま
駆け寄るフィリップに制止の意を込めて
手のひらを向けた。

自らの傷口から、指で血をすくい
床に文字を書く。


”とまれ。
さもなければ、このまま自害する”

脅迫にしてはおかしな文章を、血文字で]

(475) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 01時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[弓矢。
思わず笑ってしまった。
随分都合がいい。
ああ、肋骨が痛い。


”逃げない。
 その矢で死ぬのは、確定でいい。

 だから、後にして”


肩を竦めながら
そう、文字を書いた。
字が周囲に書ききれなくなるのが、早い。
少し文字を小さくしなくては
そう思いつつ、矢の向う直線上をごろりと転がって移動して、次ぐ文字を書く場所を作る]

(479) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[別段今更死が怖いわけでもなかった。
生きる選択は、二人の為。

其れも壊れた今、
何が惜しいだろう。

この身に残っているものは、何もなくて
ニコラの提案で、嫌悪を覚えて
けれど、実際傍で音を聞いて
せめて
と、思ったけれど

その希望がかなわなかった時が
何より恐ろしいから]

(481) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[自らの声と同等の望みかもしれない

一階の冷えた空気は身体の痛みに酷くこたえる。
意識を失ってしまいそうで、
ノックスの姿を待ちながら
トレイルは、思考を巡らせることで意識を保つ]

(484) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[醜い音の羅列。
キタナイ感情をそのままのせた音は実に耳障りだ。

トレイルは、息を吐いた。
自らの鼓動が随分耳に届く。
さっさとしてほしいなら、ノックスを連れてくればいいのに。
トレイルはじっと待っている。
彼が文字を読みに来るのを]

(487) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

 ノックスが――…
 トレイルの無事確かめたいンだと。

 さすが、過保護だな。

 耳がいいトレイルの為に
 フランシスが歌うのを止めさせただけある。

 歌は、フランシスの衝動紛らわせる方法なのに。


 フランシスも過保護だけどーーー
 ノックスのは 何か違う
 なんだろう あれは …………


 ふぅん…………ルーツの轡
 とってあげたらどうなるんだろうね?

 階段の上からならいいんじゃない?
 なんか トレイル文字を書いてるし
 何を書いたかは知らないけど


【人】 営利政府 トレイル

[走馬灯
その単語を、トレイルは知らない。

思考を続けようとする、頭の中に浮かぶのは
ニコラに意地悪をされて泣いた日
ノックスの作った椅子に座っていた日
眠るときに、必ず傍にあったぬくもり
それから、トレイルの名を呼ぶ、二人の声]

(493) 2014/11/24(Mon) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ある程度まで降りなくては、小さな文字を読めはしない。
フィリップの位置で、フィリップの狩猟の目をもってして
読めるかどうかもわからない大きさに綴る文字
>>495
聞こえた音を拾って、トレイルは閉じそうになる目を
一度ギュッとつぶって、開いた。
彼の脳みそは筋肉でできているんだろうか。
頭が悪い]

(497) 2014/11/24(Mon) 02時頃

 なんだろうな。
 ま、分かりたいとも思わねぇけど。

 耳いいらしいから、すっげぇ響くンじゃね?
 ルーツの声、結構大きいからなぁ。


 ーーーーそれは そうだね
 どうでもいいよ あの人たちのことなんて


 ふはっ ドナルド
 ルーツの轡 とってあげて
 きっと いい声でないてくれるよ


【人】 営利政府 トレイル

[床の冷たさがわからなくなってきた。
文字を綴っているのは利き手ではないから
余計に、読みにくいだろう
そう、思う]

(501) 2014/11/24(Mon) 02時頃

 あァ。

 ルーツの轡?
 取り方とかわかんねぇし!
 それにアイツ俺が寄ると暴れる。
 前、爪でひっかかれて大変だったンだぜ。

 ま、何かあったら考えるけど。


 ……似た色の髪で大きいから……
 ライバル だと思った かも…………
 ……芸も躾も してないからーーごめん


【人】 営利政府 トレイル

[用心深いことだ。
そんな事しなくても、動けないのくらい
見てわからないのかな。

痛みや熱を感じる時期はとうに過ぎ
足の感覚は既にない。
手の感覚も、無い
無いが、まだ、動く]

(509) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

 ――…え。
 ルーツにライバル扱いされるとか
 なんか、微妙な気分になるな、それ。

 髪染めンのも面倒だし
 背縮めることも出来ねぇし

 なかなか懐いて貰えそうにねぇなぁ。


 フィリップの相棒、なんだろ?
 なら、少しは仲良くしてーとは思うンだけどな。


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 02時半頃


 ホレーショーも ずっとそうだった
 でも 楽しそうだったよ


 …………だから 雪が止むまででは難しいね
 鳥 扱いしないと
 少し機嫌がいいのだけれど


【人】 営利政府 トレイル

[トレイルはノックスに食べられる以外の死を選んだ。

彼等を残していくことに
罪悪感は少ない。

ニコラは、一番を別に決めた。

ノックスは

自分を一番と言い切れない彼に伝えよう。
この身が動かなくなっても
彼がトレイルの言葉を、願いを

ひとつだけ叶えてくれたなら]

(514) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

トレイルは、ニコラスの起こした行動を知らない。

2014/11/24(Mon) 02時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[ラルフを犯し
汚れた彼を
許せないけれど、


ほんとうは

食べられたい
頭の先から、爪先までぜんぶ


でも
その大きな願いはきっとまた叶わないから

ひとつだけ]

(515) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスがトレイルを一番だと
本当に思ってくれたら、叶うこと。

文字はちゃんと書けているだろうか。
目が霞んで、よくわからない。
小さな文字を、文字同士が重ならないように。

血は流れ続けている。
足から、鎖骨から、落ちた衝撃で
インクには事欠かないが
広がって、文字を消してしまう前に
読んでもらえないと意味がない]

(517) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスの音に、ノイズが混じっている。
>>513傍に居るのだと、気づくのに
少し時間がかかった。


トレイルは、ノックスの姿を見てから
文字を指差した。
我儘な子供から、最期のメッセージ]

(518) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

”ノックスがお風呂で食べてくれなかったのが、いけないんだ。
 だから、僕を失うのは、ノックスの所為だ。

 でも、可哀相なノックスに、チャンスをあげる。


 その、唇から

 もう、僕の名前以外の音は、出さないで。



 永遠に、僕の名だけ呼んで
 生き続けられたら

 いつか”

(520) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[―――――死んだあとの事は
今のトレイルにはわからない
けれど、もし
幼い頃読み聞かせてもらった本の世界のように
死後にも世界が続いていたなら]

(522) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[いつか僕もノックスを、一番だって
伝えるから。

そう、書きたかった。
書き切る途中でノックスが現れて
指さして、それから
また続きを書こうとして

何処まで書き切れたかは、わからない。
指先は途中で動かなくなって

一階に転がったトレイルは
そのまま目を閉じたのだから**]

(523) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 02時半頃


トレイルは、ノックスの声が聞こえているうちはまだ、生きているのだと思うけれど

2014/11/24(Mon) 02時半頃


トレイルは、ノックスの声は何処から聞こえていたのか――、距離感が消えてしまった**

2014/11/24(Mon) 02時半頃


 ――…そっか。

[保護者の話をするフィリップ。
その言葉から垣間見える光景は幸せな一幕にも思え]

 雪が止むまでで無理なら
 雪が止んで此処を出てからも。
 気長に付き合ってけば少しは慣れてくれるかもしれねぇし。


 居間に戻ろうーーーフランシスが
 心配するから


[階段を上がりながら そうと
 ドナルドの思考聞きながら思っていた

 が]




 ーーーーーーーはい?

[いまなんて?]


 ああ、そうだな。
 頭冷やすにしちゃ、
 ちぃと時間掛かりすぎか。

[そんな言い訳して出てきたことを思い出し]

 ん?


 そう言って でてきたんだ


[らしい言い訳に ふっとはにかむ]


 ………………雪が止んだらって
 けど………………
 というか……なんで……… 


 あんま心配させたくねぇから。
 ――…まあ、それでも心配するんだろうけど。

[はにかむ気配が伝い、目許が和む。]

 雪が止んだら、いや、止んでも
 一緒にいればいい。

 ……いやか?


 過保護な保護者って 大変なんだね

[放任主義の 保護者しか知らないから
 ドナルドとラルフの大変そうな過去を
 想像して くすくすと笑う
 ……トレイルを殺しても 罪悪感なく]



 い いやじゃない
 いやじゃない けど
 獣で人殺し……なんだよっ?


 過保護は大変だけど嬉しくもあった、

[笑う声に少しだけ安堵する。]


 いやじゃねぇならいいじゃねぇか。
 獣なのは俺も一緒だし
 それを言うなら俺も共犯だ。

 俺と一緒にいればいい。


 ひとりで運ぶのはつらいだろ。
 俺も手伝う。

 ……三階の使われてない部屋に運ぼう。
 窓、少し開けて温度下げとけば――…

 や、階段あるから俺ひとりで運んだ方がいいか。


 ーーーそうなんだ

[かすか安堵 感じると
 こう言うところも ラルフと似てる と思う]



 フ フランシス に きいてから ね?

[簡単に一緒に旅することが決まって行き
 心の持ち用が見つからず
 あわててそうと考える
 話はそこからだ と]


 ん……上行く
 ……フランシスも心配………だから
 がんばって運びたい けど


[ぐすっとしゃくりあげつつ
 思考も現実の声の影響を受けたまま
 指示のままに 上へと 血のにおいから抜け出した]


【人】 営利政府 トレイル

[トレイルの瞼が持ち上げられる前
音の羅列を言葉としてとらえるには
きっと、時間が足りなかった。

ピアニッシモ
カンタービレ
コン・センティメント
苦痛にゆがんでいた筈の唇は少しだけ持ち上がる。

絡められたものに応える力もなく噛み切られた
それは、うたう為に必要なもの
無意識にトレイルが守り通したもの

シノワズリはまだ、濁っていない。
ほろりとその目元から雫が落ちた**]

(557) 2014/11/24(Mon) 04時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 04時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[トレイルの名前ばかり呼んでいるノックスに
ニコラが、拗ねた顔で腕を引く。
そんな大きな弟を、トレイルごと抱きしめて
それぞれの頬にキスを。

寝ても覚めても
側にいた
三人で

共に旅する日常は、もう訪れない。


トレイルが諦めた
平穏な日常
絶望で始まる毎日は

存外幸せに満ちていたのかもしれない]

(561) 2014/11/24(Mon) 05時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[第一の人生では、父親の異常な愛が
トレイルを狂わせた

第二の人生では、ノックスの異常な過保護が
二人を狂わせた


衝動故に、我が子を傷つけ
衝動を抑えたが故に、愛し子を失う

彼らの生涯は
果たして、どのようなものであるのだろう]

(562) 2014/11/24(Mon) 05時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[大人になることのないまま
この世から去るトレイルには、わからない]

(563) 2014/11/24(Mon) 05時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[掌の文字は
インクもなく

誰もそれを見たものは
いなかった。

ただ、きっと]

(564) 2014/11/24(Mon) 05時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[神様は見ていたのだ**]

(565) 2014/11/24(Mon) 05時半頃

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