人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ヒュー! 今日がお前の命日だ!


【人】 墓荒らし ヘクター

― 大広間 ―

[広間を横切り、焼け焦げたバリケードの前まで来たところで
ふと足を止めた。
視線をかるく上に向け、片頬を吊り上げる。]

 ―――捨て置け。
 後始末など、影に任せておけばいい。

 ……ああ。
 そいつが気に入ったっていうんなら、
 おまえの手で眷属に変えてやってもいいぞ?

[声と『声』とで、同時にドナルドへ答える。]

(3) 2012/05/02(Wed) 00時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 00時頃


【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――…?

[朗とした声で呼びかけられ、
半身をひねって、そちらに視線をくれてやる。]

 オレを呼んだか? 人間。

[呼びかけの調子に敵意以外のものを感じて、
瞳に興味の色を乗せた。]

(4) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

[眷属の苦悩を甘露と味わって、低い笑いを漏らす。
どれだけ抗っても、いずれ渇きに流される時は来る。

その時の葛藤と罪悪感にうちひしがれるさまは
また格別な味わいだろうと、ほくそ笑んだ。

いずれにしても、近いうちに血の味を覚えさせる必要はある。
あの男を、永遠に下僕に留め置くためにも。]


【人】 墓荒らし ヘクター

 オレをか?
 闇の眷属を、か?

[個として求めて来たのか、種としてなのか。
問いかけはしたものの、さして答えに興味もない風で
問いを継ぐ。]

 ―――…なにが望みだ?
 ことによっては、聞いてやらんでもない。

 なにしろオレは今、機嫌が良い。
 

(12) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

……。

[どこからか聞こえる、低い笑み。
 耳に纏いつく其れは嘲笑と揶揄を含んで、
 ざらりと男の内側を舐め上げる]


……うる、せえよ。

[ぼんやりと血の抜けた思考の侭、囁きを返す。
 酷く唇が乾く感覚には、経験があった]

(――脱水症状だな、コレ)

[補給の少ない荒地での戦い。
 ぎりぎり足りぬ水を回し飲みした、あの時と似ている]


【人】 墓荒らし ヘクター

 ほう?

[驚いた顔で成り行きを窺う人間共のことは、
今は意識から抜け落ちていた。

不遜な要求をした錬金術師へと、身体を向け直す。]

 オレの血を得てどうするつもりだ?

 眷属になるを望むか?
 それとも、人間の身で不死を得ようなどと、
 過分な望みを抱くか?

(17) 2012/05/02(Wed) 01時頃

[もう己がヒトでないことは知っている。
 ……かつての同胞を殺めて、
 それでも、ぎりぎりの正気を保っているのは

 人を殺して、魔物を殺して。
 そうやって今までも生きてきたからかもしれない。

 殺すことを生業にして生きてきた。
 殺せと、そう命じられて。
 今も同じだ、と投げ遣りに思う。

 だから己は共に旅をしてきた仲間も、
 何の害さえもない魔物も、

 ……クレアさえも――殺せる]


(いやだ)
        (なぜ、俺が)

(エリアスが何をした? なぜこの手に、)



       

                  (たす、けて )


[――悲鳴に蓋をする。
 だいじょうぶだと、いいきかせる。

 まだたべていないから。
 その水をあじわってはいないから。
 いつもどおり。


 ――まだ、そちらにはゆかなくていい。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[声を上げ、走り寄ってきた剣士に、ちらりと視線を投げる。
その首元から覗くペンダントに見覚えがある気がして、
小さく眉を上げた。

身体の中心を狙った横殴りの斬撃。
太刀筋に既視感を感じる。]

 ―――………甘い、な。

[剣は脇腹に深々と食い込み、
厚い筋肉の鎧に阻まれて、そこで止まった。]

(22) 2012/05/02(Wed) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 …痛いじゃねぇか。

[腹に食い込む刃を空いている手で握り、
牙を剥いて、剣士に笑ってみせる。
付与された浄化の力に触れて、掌から薄い煙が上がるが、
眉を顰めることもしなかった。]

 オレはいま、面白い話をしてるんだ。
 無粋な邪魔すんじゃねぇ。

[身体の中心から闇が爆発的に膨れあがり、
剣士を、その後ろにいる修道士をも巻きこむように弾ける。]

(23) 2012/05/02(Wed) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[意図的に闇の爆発から外した錬金術師の方を向いて、
良いことを思いついた、というように笑みを浮かべる。]

 貴様がどんな大層な研究をしていようと
 オレには関係ねぇ。
 貴様にくれてやるような血はねぇよ。

 ―――…と言いたいところだが、
 機会くらいはやってもいい。

(24) 2012/05/02(Wed) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 上に、オレの可愛い"子供"がいる。
 そいつを殺すことができたら、そいつの血をやるよ。

 半分ぐらいはオレの血だ。
 不足はあるまい?

[可愛い"子供"と言う口は、皮肉な笑みに歪んでいる。]

(25) 2012/05/02(Wed) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――ああ。必ずタイマンでやれよ。

 他の連中が邪魔するようなら、
 オレが相手をしておいてやる。

[剣士と修道士に視線を投げ、
話は終わった、とばかりに身体の向きを変えた。]

(27) 2012/05/02(Wed) 01時半頃


――?

[誰かに呼ばれた様な気がして、ぴくりと目線を上げた。]


……アンタか…?
何か…、…


 なに。ちょっとな。
 上手くやったら褒美をやると言っていただろう?

 その褒美を準備中だ。


[楽しみに待っていろといわんばかりの口調。]


【人】 墓荒らし ヘクター

 跪いて、
 どうしてもあなたの血で無くては駄目なんです〜、
 ―――なんて、泣いてねだれば、
 くれてやったかもしれんがなぁ。

[脇腹に食い込んだ剣の柄を握り、引き抜く。
それだけでも掌から爛れが広がっていったが、
やはり、顧みることはしなかった。

脇腹の傷から血が流れ、
先に浴びたヒューのものと混ざり合って、点々と床を彩る。]

(35) 2012/05/02(Wed) 02時頃



……。

[思い切り眉を寄せ、声の流れて来る方向を睨む。

 この男の『褒美』など、
 最初から嫌な予感しかない。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[レイピアを手にした錬金術師を眺め、
来るのか?と挑発的に剣先を上げたが、
相手が礼をとるのを見れば、薄く笑った。]

 ―――まあな。
 あれを殺せたら、褒美にやってもいい。

 まずは、その程度の価値はある人間だと
 証明してもらわねぇとな。

(37) 2012/05/02(Wed) 02時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 んじゃ、オレはひとっ風呂浴びてくる。

 ――― 覗くなよ?

[壁際にいる人間共に向かって言って、
今度こそ、階段の方へと歩き始める。

その途中で、思い出したように振り向いて
長剣を放り投げた。]

(38) 2012/05/02(Wed) 02時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――相手を斬る時は
 肉の薄い急所を狙えと教わらなかったか?坊主。

[金髪の剣士を見る目には、笑み。]

 あいつなら、弟子にそう教え込むと思ったんだがなぁ。
 さては、オレの買いかぶりだったか。

[嘯くのは、半ばはカマかけ。
たいして気にもしていないそぶりで、
改めて階段に向かった**]

(40) 2012/05/02(Wed) 02時半頃

[睨みつけてくる視線までうすうすと感じて、
押さえきれない笑い声を漏らす。]

 心配すんな。
 おまえもきっと気に入る。

 泣くほど感謝してくれてもいいぜ?



  ……っかし、いてーな。


[うっかりと零れた声には、気付いていない**]


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 02時半頃



……っ、…。
………誰が泣くか。

[言い返しながらも、声音は僅かに揺らぐ。
 不審と、不安。
 ――同時に、揶揄うような遣り取りが快くて]




……? 
怪我でも、したのか…?

[零れた声に、瞬く。
 ……暫くの無言と、
 どうして良いかと迷うような気配。]

………何処にいる?
俺、行こうか?

[自分が何を言っているか困惑するように
 唇を引きしめる。
 
 ――行ってどうすればいいのかとも、
 わからなかったが]


 
[深紅の波動が覚醒を促す。]
 


 あ…?

[呼びかけられ()て、疑念がそのまま声に出た。
ややあって、自分がうっかりと零したこと()に気付く。]

 ……ばかやろう。
 おまえに心配されるほど、落ちちゃいねぇよ。

[投げ返す口調は、普段よりもなおぶっきらぼうなもの。]



 それより、自分の心配でもしてろ。
 怪我しただろ。血の臭いがするぞ。

[自分もまた血にまみれているにもかかわらず、
優秀な猟犬のように、眷属の血を嗅ぎ分けて指摘する。]

 ―――今のおまえじゃ、ほっといても治らねぇぜ。
 ちゃんと喰いな。今、餌を連れていってやるから。

 死にかけの獲物だ。一人でもちゃんと喰えるだろう?

[機嫌良く喉を鳴らす猫のような声音。
獲物を、いたぶるような。]


【人】 墓荒らし ヘクター

― 大広間 ―

[前方を塞いでいたバリケードの残骸は、
先程の黒き衝撃の余波で、あらかた吹き飛んでいた。

肩に担いだ騎士の身体を揺すって持ち直し、
二階へ続く階段へ足をかける。

追ってくる錬金術師に注意を払うそぶりは見せなかったが、
喀血の気配には、視線だけを向けて笑いをとばした。]

 おいおい。戦るまえに死ぬんじゃねぇぞ。
 死んだ獲物は、美味くないからなぁ。

(51) 2012/05/02(Wed) 10時頃

 
 (姫は── 何処におられる──)
 


【人】 墓荒らし ヘクター

― 大広間 ―

 ん…。

[階段を上りかける途中、
肩の上で騎士が身動ぐのを感じた。]

 起きたか?

[傷が癒えているのを確認し、
新たな眷属が目覚めつつあるのを知って、微笑する。]

(53) 2012/05/02(Wed) 10時半頃

 まだ寝ぼけているのか。

 目を覚ませ。ヒュー・ガルデン

[名を呼び、覚醒を促す。]


 おまえを担いでいると、重いんだよ。

[大した負担にも感じていないくせに、
文句を言って、笑った。]


[「目を覚ませ」と、軽佻な口調の命令にも血は沸き立つ。
 
 血の盟約、永遠の君主の「声」。

 世界は裏返り、逆しまになったことを知る。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[背を叩かれ、騎士が完全に覚醒したと見て取ると、
その身体を肩から浮かせて、軽く放り投げる。
まるで、猫の子でも扱うように。]

 ヒュー・ガルデン。
 おまえの主はだれだ?

[やはり軽い口調のままの下問。]

(55) 2012/05/02(Wed) 11時頃

 おまえが望むのは、なんだ?

["声"を通じて為された問いは、
もっと魂の深い場所を突くもの。]


 
我が望みは、クラリッサ姫を現世に甦らせ、平穏で幸せな日々に戻っていただくことに他ならず。
 


[目の前に立つヘクターが口にした言葉とは同時に別の「声」が響く。

 それが空気ではなく闇を介して伝わるものであり、それに呼応した自らの「声」もまた、意識そのものの伝播だったと気づいてわずかに動揺した。]


 (意識に直接、語りかけてくるのなら、心を読むのも容易いか…)


[逃れられぬ定めがもうひとつ増えたことを知る。

 まだ闇の領域が「兄弟」ともつながっていることは把握していない。
 そもそも、ドナルドが闇に堕ちたことも知らなかった。
 向うから声をかけられるか、そうと教えられるまで、このまま意識を読まれ続けることになるだろう。]


【人】 墓荒らし ヘクター

 良し。

[望んだ通りの言葉を口にした己の騎士に頷き、
浄化の光に灼かれたのとは逆の手を伸ばす。

掌からどろりと溢れた闇が剣の形を模し、
先程の儀式を再現して、騎士の首に刃が振り下ろされた。
しかし、先とは違って刃が肉を裂くことはなく]

 これよりおまえの力と命はすべてオレのものだ。
 オレの期待に応えるよう、励め。

[首筋に薄い傷を残して、剣は再び掌に戻った。]

(61) 2012/05/02(Wed) 12時頃

[騎士が口にした望みには薄い笑みを浮かべたが
内心を露わにすることはせず]

 ならば、連中を殺し尽くせ。
 奴らの血を捧げてやれ。

 ―――おまえとあれは、いまや"血の兄弟"だからな。
 これからもしっかり姉につくせよ。

[方法を示唆して、けしかけるに留め置いた。]


ですが、

姫を姉などは畏れ多い…
おれは一介の騎士のままで充分に──


 そうか?

 ああ、そうだな。
 姉弟では添い遂げられんからなぁ。

[尊重する気もない人間の習俗を口にして、
騎士の忠道を笑い飛ばす。]


 まあ好きにするがいいさ。

 あれが何を望むかは、聞いてみないことにはな。


【人】 墓荒らし ヘクター

 それじゃ、あとは任せた。

[機嫌良く手を振って階段をのぼりかけ、
やはり途中で足をとめて振り返る。]

 そうだ、ヒュー・ガルデン
 そこの眼鏡の奴は通せ。別の約束がある。

 あとの二人は好きにして良いぞ。

[申し伝えたあとは、もう振り返らなかった。]

(65) 2012/05/02(Wed) 12時半頃

 ……ぁ、


[小さく意識が洩れたのは、ヘクターのからかうような言葉そのものにではなく。
 とっさに「並び立つのは畏れ多い」という考えが先にたってしまったが、ヘクターの言葉を反芻すれば、わずかに不安が根ざす。]

 (姫が「娘」だというのは──)

[妾腹にせよ実際の、と思っていた。
 だが、「血の兄弟」という言葉には──]


[ヒューにはまだ自分が「吸血鬼」だという自覚はない。
 ただ、ヘクターと「契約」したことにより、人ならざる力を得たことは承知していた。]


 ( 姫…は、 )

[何かが胸にひっかかる。

 去ってゆくヘクターに問うこともできたろう。
 だが、逡巡した。]




……心配なんざしてねえよ。
するような状態だったら、俺が何しても無駄だ。

[いつもよりぶっきらぼうになったその口調に
 ふ、と息を吐く。
 
 恐らくは彼のプライドを傷つけたのだろう。
 余計な事をした、という後悔に唇を噛んだ。
 
 気まずさを誤魔化すように、口早に囁く]

……アンタが斃って、俺が困るとでも思うのか?


──。
[右腕の怪我を言い当てられ、眉を顰めた。
 男の能力では『我が子』の全てが筒抜けなのだろう。
 だが己には、この距離では男の怪我はわからない。

 …それが寂しいような気がして黙り込み、
 次の言葉に、息を呑む]


──ふざけんじゃねえっ!
余計な世話だ…っ!


[──死に掛けの獲物。

 階下からの人声の詳細はわからない。
 ただ、恐らく己の知らぬ戦闘があり
 怪我人が出たのだ、という事を理解する。]
 


………
アンタが殺せってのなら、殺す。
それで充分だろう…!?


[悲痛を含んだ掠れた囁き。
 ──飲むつもりはない。
 誰かを自分と同じモノにするつもりもない。
 
 わかって欲しいと訴えるような。
 
 無駄だとは思いながら叩きつけ、
 苛立たしげに袖のカフスに手をかけた]


 オレがいなくなったら?

[どこか慌てたような口調の問いに、片眉を上げる]

 そりゃ、困るだろうさ。
 まだなンも知らないおまえが、ひとりで取り残されて、
 どうにかなるとでも思ってんのか?

[当たり前だとばかりに切って捨てる。]


[ゆっくりと息を吸い、戦いに向かう神経を研ぎ澄まさせた。

 刹那。
 闇が揺蕩う気配を、ふと感じる。]
 
(──誰だ…?)

[見覚えのない気配。
 獰猛な巨躯を横たえる獣に似た、あの男とは違う。

 火球の様な熱さと、鋼の硬さ。
 昏く燃える熾火に鍛えられた、鎧]

……。おい。

[声を掛けようか逡巡したあと、短く呼びかける*]


[獲物をくれてやると言ったのに、激しい口調で拒絶された。
そのこと自体に、喉の奥で笑う。

嘲笑うように。
可愛いものをみたとでもいうように。]

 そうは言うがな、おまえ。
  ――― そのままだと、死ぬぞ?

 飢えに狂ってのたうち回って
 自分の身体を引き裂けるだけ引き裂いたあげく
 野垂れ死ぬぞ?

[実際に吸血を拒み、静かに衰弱して死んだ眷属も知っている。
しかし、そこまで親切に教える気はなかった。]


 衝動を殺すな。
 身体の欲求に応えてやれ。

 ――― 喰らえ。奪え。飲み干せ。


  …わかったな?


[手放すつもりはない。
死なせるつもりもない。
それは命令であり、宣言でもあった。]



持ち主が死んで、玩具が困るのか?

[なにかを嘲る様に、喉をならし]

ただ壊れるだけだ。
わかってんだろ?

[玩具が壊れても持ち主は困らない。
 またつくれば良いだけだから。
 
 持ち主がいなくなっても、玩具は困らない。
 打ち捨てられて壊れるだけ。
 ──クレアのように]


…ッ、……。

[自分を抱くように腕を回し、歯噛みする。
 ──異端狩りとして、
 飢えた吸血鬼を見た事がないわけではない。

 男が口にしたような、青黒く干乾び
 灰にすらならずに消えた魔物の末路も。
 
 本能的な恐怖に喉が震え、
 引き攣る様に息を呑み込む音が響いた]

……俺はもう、死んでるようなモンだろうが…ッ

[其れでも震えを押し殺し、声を絞り出して]


…ぁ、……

[何かを反駁しようと口を開きかけ。
 男の声音に、それが千切られる。]
 
……。っ………。

[肯うこともしない。
 否むこともしない。

 じくじくとした痛みに耐え、
 ただ黙って唇を噛み締める。

 それだけが今の唯一の抵抗だった*]


 死んでるようなモン、か。

[平坦な声で呟き、思案の間を挟む。]


 ―――だが、生きているだろうに。


[嘲笑。]


 玩具なら玩具らしく、
 最後まであがいて、オレを楽しませろよ。
 オレは死んでも消えねぇ。
 見ていてやるから。

[仮定を口にして、
その仮定がナンセンスだとばかりに鼻を鳴らす。]

 おまえより先に死ぬなんてことはねぇか。
 当分、死ぬ予定もねぇしな。


 しかしまぁ。
 人間っつーのは、面倒な生き物だよな。

[誰に聞かせるでもなく、言葉を零す。

既に人間とは違う生き物になったというのに、
人間を殺すことを拒み、殺してしまったと嘆く。
全く、面倒な生き物だと思う。

その苦悩を眺める楽しみもまた、
眷属を増やす理由のひとつではあったが。]


 呪われた? 忌まわしき?

 ハッ。
 だれに呪われたっていうんだ。

[背中に聞こえてきた修道士の言葉を笑い飛ばす。]

 兎が狼を恐れるのと変わりゃしねぇ。
 妙な理屈こねまわさねぇで、素直に怖いって言えばいい。
 そっちのほうがまだ可愛げがあるってもんだ。


  ―――ま、人間共には理解できないんだから、
  しゃーねぇか。


[呟きに滲むのは、超越者の自負。]


 ――――……。

[あいつが生き残って帰ってきたら、
もう一度血をやってもいい。
まともな闇の狩人に仕立てるために。

そんなことを、ふと思った。]


[対峙するその間隙に、闇の領域から、手探りするような揺らぎが伝わる。
 それは、言葉を伴って触れてきた。
 主とは明らかに違う声。]


  ── 何奴っ !!

[閨に踏み込まれたかのごとく驚き、その衝撃を叩き返す。]


【人】 墓荒らし ヘクター

― 2F:宴会場 ―

 よう、ドナルド。
 良い子にしていたか?

[階段を登り切った先に、"子供"の顔を見つけて声を掛ける。
腕に巻かれた布に赤が滲んでいるのを見て、
舌先で、唇を舐めた。

自身はといえば、全身を赤く染めていたが
ほとんどがヒューの血だ。

しかしながら、左手は浄化の力で焼け爛れ、
脇腹からは未だ血が点々と滴っている。]

(89) 2012/05/02(Wed) 21時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ちゃんと言いつけ通りできたようだな。
 良くやった。

 そら、褒美だぞ。
 おまえのものだ。好きに喰え。

[言って、後ろから上がってくる錬金術師を示す。]

(90) 2012/05/02(Wed) 21時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 おまえにとっては獲物。
 そいつにとっては標的。


  ――― お互い、存分に愉しめよ。


[嗤いながら言って、自分はそのまま宴会場を通り過ぎた。]

(92) 2012/05/02(Wed) 21時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 オレは上にいる。
 どっちでもいいが、生き残った奴が上がってこい。

 オレの血をくれてやる。

[餌を投げ、肩越しに手を振って客室へと向かう。]

(93) 2012/05/02(Wed) 21時半頃



[響く嘲笑に目を伏せる。
 そうだ。生きている。それがヒトならぬ生であっても。
 
 ――だから、こんなにも苦しい]


……思い通りになる玩具なんて、
つまんねえだろ…?

[そう、小さく肩を竦める。

 見ていてやるという言葉に
 よわよわしく笑んだ。

 ――クレアを見ていたようにか? と
 そう口にのぼせかけ、止めた]


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 21時半頃


【人】 墓荒らし ヘクター

― 2F:宴会場 ―

[去りゆく背中で、
二人の間に静かな緊張が高まっていくのを感じる。
だがそれよりも、階下からの声が耳についた]

 はん。
 ……弱い奴ほど群れたがる、という奴か。

[修道士の言葉に、馬鹿にしたように吐き捨て、
それからふいに目を輝かせて口の端を上げた。

そのまま、機嫌の良い足取りで三階へと上がっていく。]

(106) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 3F:城主の部屋 ―

[本来は己の、
いまは"娘"の部屋となっているその場所に足を踏み入れ、
まずは無造作にいくつかの引き出しを開ける。

しばらく探したのちに、液体の入った小瓶をつまみ出す。]

 ああ。やはりあったか。

[蓋を開ければ、薔薇の香りが溢れ出した。
薔薇の花をいくつも煮詰めて取り出した
花の命のエッセンス。

クレアはこれが好きだった、と目を細める。]

(117) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[城に薔薇が咲き乱れているのは、
なにも城を飾る為だけではない。
取り出したエッセンスは傷を癒し、
ある程度ならば渇きを癒す力があった。

吸血鬼の間に、昔から伝わる命の水。
揺れる透明なそれを、ひといきに飲み干す。]

(118) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[効果は、目に見える形で現われた。
焼け爛れた左手の肌が再生し、
斬りつけられた脇腹の傷口に、肉が盛り上がる。]

 ―――ふむ。
 完全とはいかないが、こんなものか。

[幾度か身体を捻り、手を握り開く。
動くのに支障はないと確認すれば、
今度はクローゼットを引き開けた。]

(119) 2012/05/02(Wed) 22時半頃


うわっ
な、…何奴、って…なんだこいつ

[叩き付けるような衝撃に驚いて仰け反る。
 ――目の前の大階段を上がる姿を目に留め、
 早口に囁いた]

悪い、取り込みの用が出来た。

アンタが誰かは知らねーが
アイツの眷属か何かなんだろ?

……またな。

[柔らかく笑うような気配を届け、声を切る。

 それが騎士ヒュー・ガルデンである事には
 いまだ気づいていない*]


【人】 墓荒らし ヘクター

[年頃の娘らしい華やかな衣装が並ぶクローゼットの一隅に
男物の服が下がっている。]

 やっぱりあったか。

[丁寧に手入れされていたそれらの中から、
金の刺繍で縁取られた黒いローブを手に取って
浴室へと向かう。]

(123) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

 
 (どうかあれも姫のために──)
 


【人】 墓荒らし ヘクター

 すっかりぼろぼろだからなぁ。

[今まで身につけていた服は、あちこちが破れ、すり切れ、
血が染みこんで酷い有り様になっていた。

もはや見る影もない服を脱ぎ捨て、
手に取ったローブを入り口に下げて、浴室に入る。
脱ぎ捨てた服は、音も無くやってきた影が片づけていった。]

(128) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 3F:浴室 ―

[鍛え上げられた壮年の身体を、湯の中に沈めていく。
溢れる湯が赤く染まり、それも流れて透明さを取り戻した。]

 あぁー、生き返る。

[不死のものとしては甚だ不適切な言葉を発し、
頭まで湯に浸かって堪能する。]

(130) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[そうして、湯の中で手足を広げている間にも、
階下で行われている戦闘には、意識のいくらかを割いていた。
闇をたぐり寄せ、影と感覚を繋ぎ、
戦いのさまを堪能する。

影が運んできたワインの香りを楽しみ、
口を付ける真似事までして、くつろいでいた。]

(131) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

 
  (……、こんな心の声まで、筒抜けなのだろうか…)


  ( 主のみならず、さきほど、耳もとを掠めて消えた正体不明の気配にまでもとなると、問題だ。)


  ( あれはいったい誰だ? 予想外に柔らかな感触だったが──)


  ( いかん、筒抜けなんだぞ。)


[しばしは目の前の闘いに集中することにした。]


[くつろぎながら、触れてくる眷属たちの気配と声にも耳を傾ける。
"子供ら"同士のやりとりには、微笑さえ誘われた。

思い悩むさまの騎士には声を掛けてやろうかとも思ったが、
いまは止めておく。
それよりも、戦いの行方を追う方が面白い。]


[二階での戦いは、おおよそ互角。
か弱いと見えた錬金術師の身体能力と、
多彩な薬品を使った攻撃に、感心した声をだす。]

 ハッ。なかなかやる。
 問題は、それがどこまで続くか、だが。

[持ち運べる薬品の数など、たかが知れているだろう、と
冷ややかに観察する。
身体能力の上昇も薬の効果のようだし、
切れるまでにどこまでやれるかが、見物だと唇を歪める。]


[対して、一階の戦いは、眷属の不利に進んでいるようだった。]

 しっかりやれよ、おら。

[発破を掛けるが、騎士の実力では厳しいだろうことは
最初から承知していた。
神聖魔法の使い手と、手練れの剣士の組み合わせは、
自分ですら、時に手を焼く。

どうするか。
思案の顔で、しばし湯船に沈んだ。]


 
   我が君──
 


[騎士の戦きが伝わってきて、薄く、唇を引いた。]

 どうした?


[伝わってくる声に、微かな笑みの気配を乗せて応える。]


 
 いささか手に余るやも。
 


 そうか?

 だらしがねぇなぁ。

[笑う声に、非難の色はない]


 ―――ま、ゆっくりしたからな。

 運動したい気分にもなってきた。


【人】 墓荒らし ヘクター

― 3F:浴室 ―

 ――― やれやれ。

[湯船ですっかりくつろいでいた闇の領主は、
聞こえてきた『声』に肩を竦め、湯船から立ち上がる。

適当に拭った肌の上にローブを羽織り、
ベルトで留めて、歩き出した。]

(157) 2012/05/03(Thu) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 "可愛い子"からの救援要請だからなぁ。

[浴室から出て、娘の部屋に歩み入る。
その身体がどろりと溶けだし、
粘性の闇となって流れ、床に染みこんでいく。]

 『行ってやらないわけにはいくまいよ。』

[声だけが、どこかから響いて空気を震わせた。]

(162) 2012/05/03(Thu) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[闇は、城の壁の中を伝い、滴り落ち、這い寄っていく。
それは粘体が獲物を狙うのにも似て、
なお忍びやかに、猛々しい。

三階の床より落ちた闇は、
そのまま二階にある図書室の壁を伝い、
さらに染みこんで消えていく。]

(164) 2012/05/03(Thu) 00時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/05/03(Thu) 00時頃


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ヘクター 解除する

生存者
(5人 45促)

ヘクター
53回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.101 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび