1 とある結社の手記:6
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[また独りぼっちになってしまった銀狼。
冬の空めがけて、*高く一つ遠吠えた*]
|
─広間:昨夜回想─
[カルヴィンの部屋の前へと本を届けに行った後、>>3:566 様子が気になって広間へと立ち寄る。
幾人かの影。──結社員だ。 紙は人影に紛れて、詳しくは見えない。 だが囁かれるサイラスの名に、顔色は夜目にも青ざめた。]
(2) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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─自室:早朝─
[ごろりと寝返りを打つ。 夜に聞いた、あの名。 自らが投票用紙に書き入れた、あの名が脳裏を離れない。]
───…。
[じっと手を見る。 この手は、紙切れで人を殺した、手だ。]
(3) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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ヤニク、サイラス…。 人狼でも、一緒だ……。
[謝らない。 そう決めていても、僅かに声が震えた。
目を両手で覆う。 どれほどの時間、そうしていただろう。 そっと、ベッドを抜け出した。]
(4) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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…さすがにまだ、寝てるかな。
[呟きながらも、目指したのは友人の部屋。 どちらへと向かうか少し考えて、フィリップの部屋へと足を向ける。 昨夜のことも気掛かりだった。]
(5) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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─フィリップ自室前:早朝─
[部屋の前。 冷えた廊下の床が、ぎしりと軋む。 何の変哲もないはずなのに、どこか──酷く、冷たい。]
………?
[──コンコン。
ノックの音に、返事がない。 寝ているのだろうかと思っても、酷く静かだ。 アーチの羽ばたきすらも、聞こえない。]
フィリップ…? 寝てるか?おい、俺…ベネットだ。
おい…?
(6) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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本屋 ベネットは、部屋のドアノブに手をかけ──
2010/02/25(Thu) 08時半頃
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[かちゃり。
ドアノブに手を掛けると、ドアは予想に反して、きい。と軽く開いた。 鍵が、開いてる──…?]
おい、どう…
(7) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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………ッ!
[ほの暗い部屋を冷たい風が吹きぬける。 窓が開いてる。>>3:104 いつも傍らにあるはずの、極彩色が見当たらない。
そして──…]
フィリ……
[認めたくない、濃密な血の匂い。]
(8) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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[ぴちゃり。 足元に湿った音が響く。
そして、そこに横たわるのは──、]
フィリップ…!?おい、ど、う……
(9) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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[サイモンの時のような吐き気は覚えない。
そうではない。 そうではなく、ただ夢中に手を伸ばす。 両の手を血が濡らしていく。 抱え上げたのは、最早いのちを失った友人の──骸。]
う…ぁ……
フィリ、ップ…フィリップ、おい、フィリップ!!!!
う……
(10) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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うわああああああああああっ!!!!!
[悲鳴のような叫びは、廊下へと響くか。
他の誰かが駆けつけたとき。 血溜りの中で、呆然として友の亡骸を抱え続ける青年の姿があっただろう**]
(11) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 08時半頃
[――――…また、明日。そう言って別れて]
メリクリウスさん。誰を襲うか、決めましたか?
[もう随分と夜も更けてから、声を掛ける]
[投票結果は怖くて見にいけなかったから、知らなかった。
けれど、まさか、そんなこと。
…………彼からの声は、返って来ない]
メリクリウスさん……?
あの、悪い冗談や悪戯は、止めてください。
僕、怖がりなんですから。知っているでしょう?はは…。
[冗談めかして笑って見せるも、その声は消え入るほどに小さい。
いやな汗が背中を流れる。うそだ。うそだうそだ。そんな]
[気づけば音も無く、彼の部屋の前へ。
扉を開け放つ。ひゅうと頬を撫でる生温い風は、
少し前まで彼が其処にいたことを示すのだろうか]
あぁ。なんで。 …うそつき。うそつきっ!!
[だけど、今はもう、―――…いない。
揺らぐ視界。滲む涙を堪える。泣いては駄目だ。
助けてくれる人なんて、もう何処にもいない]
…………………っっっ。
さようなら。
[声が震えそうになるのを堪えて、彼に別れの挨拶を]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 13時半頃
―深夜・フィリップの部屋前―
[やってきたのは、鳥飼いの青年の部屋の前。
相棒が処刑されたら、郵便屋を襲えといわれていた。けれど]
…せめて、貴方に彼の死を捧げましょう。
ウェーズリーさんと心中は、嫌なんでしょう?
[くすくすと悲しく笑う。届く筈のない声。
或いは彼が未だ生きていれば、聞く位はできたのか。
いずれにせよ、返事はかえってこない]
…………………。
[勿論、理由はそれだけでは無いけれど。
彼が大切に思っている人の顔。彼を大切に思っている人の顔。
頭の中で浮かんでは、消えていく。
別に悲しませたいわけではない。嘆かせたいだけではない。
ただ。
こわい。
彼らの無条件な絆は、とてもとても恐ろしかったから。
それだけ]
―深夜・フィリップの部屋―
[ゆらりと小さな影は、青年の元へ]
………フィリップさん。
キャサリンさんとの仲直り、出来ましたか?
[フィリップは、起きていただろうか。眠っていただろうか。
いずれにせよ、此方の真意に気づくほどの時間は、
与えられなかっただろう]
さようなら。
[ただ、にこりと微笑み、彼の命の焔を奪う]
[ばさばさと、部屋を舞う一羽の鸚鵡。
その鳥に心はあったのか。何か喋ったのか。
血だまりの中ぽつりと立ち尽くす銀狼には、
分らないけれど]
……アーチ。
[鍵の開いた窓から、大空へと飛び立つ極彩色。
白の中に溶け込むことなく、
月明かりを受けて鮮やかに映える]
ごめんね。
[くすくすと肩を揺らす。
足元には、頭を撫でてくれた青年の屍が]
[嬉しいのか。悲しいのか。
美味しかったのか。美味しくなかったのか。
――――……*もう、僕には、分らない*]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 15時頃
|
─フィリップの部屋─
[濃厚な血の匂いが、感覚の全てを麻痺させるようだ。 友の亡骸を抱え、自らの叫びは耳に届いてはいなかった。
ただ顔を、最早なにも言わない、笑わない、泣かない友の顔を 見つめて──、]
………ッ!!!
[物音。いや、悲鳴だ。>>21 いつの間にか傍らに来ていたキャサリンに、深緑の瞳を大きく見開く。 キャサリン、と呼んだ名は声にはならなかった。]
(27) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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[伸ばされる、指先。 ほそい指先がフィリップの髪を触るように、つと伸ばされる。>>21]
あ……。
[上手く言葉が出ない。 泣き崩れる彼女へと手を伸ばそうとして、自らの赤く濡れた手が視界に入った。 いまや友を抱え込んだ服も、手も、──赤い、赤い。]
(33) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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ドナ、ルド…。
[いくつかの足音がする。 やって来たのは、隻眼の友人。>>24
怒りを込めた拳が、どん!と壁を揺さぶる音が、ひどくリアルに響いた。]
──…ああ。頼む。
[彼女を巡る友人達の想い。 気付かなかったわけではない。
けれど今は彼女をドナルドに託し、自らは腕の中の もう一人の友へと視線を落とした。]
フィリップ…。
[名を呼ぶ声は、暗い。]
(35) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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あ…、ああ。 ああ……、そう、だな。
[少しの間。
いや、随分な時間だったのだろうか。分からない。 ピッパから声をかけられ、ハッと腕の中の友人を見遣る。>>34 彼女の頬を伝う涙までは気付けず、友を抱えあげた。
──こんなものだったろうか。]
(36) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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お前、さ…。
……………、くそっ。 ばか。…ばっかやろ。
[勝手な非難を口に、遺骸をベッドへと横たわらせる。 ふわりと白い布をかければ、無残な姿は覆い隠された。
あとは、血に濡れた床と──同じく、赤く染まった男が一人。]
(37) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 16時頃
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…っ、メアリー…マーゴ。
[彼女たちに見せたい光景ではない。 決して、見せたい光景ではなかった。
けれど無残な光景は隠しようもなく、どうにか遺骸を白く覆っても 部屋を満たす赤は変わらない。]
…………。こういう、ことだ。
[酷く疲れたような声だった。 彼女たちの涙を見て、自らは涙を流していなかったことに気付く。 いつものように前髪へと手をやりかけ、血に濡れている手に気付いて息を落とした。]
(42) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 16時頃
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──…メアリー。
[ピッパが歩み寄る様子に、ベッドの傍らから身体を避け>>40 涙を落とす妹へと歩み寄る。 今はいつものように、触れてやることも出来ないけれど。>>39]
…ドナルド。
[そうして、入り口へと戻ってきた友へと声を掛けた。>>43]
(46) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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あいつら。
あいつらと、あと……あとでいい。 フィリップの、こと。 きちんとしてやらないと、いけないから…。
[手伝ってくれ、と言葉を告げた。 放っておけば結社員がやるのかも知れない。 けれども、任せる気にはなれなかった。]
俺、こいつを流して来ないと。 …このままじゃ、酷いだろ?
[少しだけ笑う。笑みに似た表情が浮かぶものだと、遠く思う。 そうして、自分と同じく涙を見せていない友の瞳を見つめた。]
(49) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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……あいつらのこと、頼む。
[妹と、涙を流す彼らのことを。 いまや頼める友は、一人だけだった。
もう一度告げて、自室へと向かう。 血を、洗い流さなくてはいけない。そう思った。]
(50) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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みーんな、悲しんでますよ。
嬉しいですか?
メリクリウスさん。ヤニクさん。
[ふふふ、とこぼれた笑みは乾いたもの]
僕は、……………
[言葉が、続かない]
|
[部屋を出る直前、ピッパと妹からかけられた声には短く頷く。>>51>>52 ドナルドに後を託し、自室へと向かった。]
………。
[手についた血は、乾きつつある。 ごし。と無造作に服で拭って、機械的な動きで着替えを整える。 そうして、シャワー室へと向かったのだが、]
(54) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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───……ッ!!!!
[熱いシャワーが、頭から降り注ぐ。 赤く血を含んだ湯が、排水溝へと吸い込まれていく。]
……っの…
[がつ、と強く壁を叩いた音は、水音に紛れて誰にも届くまい。
頬を水が──透明な水が、流れ落ちる。 手の甲で目元を覆う。
暫くの間そうして、水音を聞いていた。 誰もいない空間に響くのは、微かな嗚咽と水の音**]
(55) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 16時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 18時半頃
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─自室─
[シャワーを浴びて、自室へと戻る。 捨てるわけにもいかず持ち帰った、血に汚れた服を、 ぐしゃりと部屋の片隅に追いやる。]
──…は。
[生乾きの髪は、くしゃと落ちていつもの形に収まる。 タオルを頭に載せ、深い息をついた。]
…行かない…と。
[ぐ、と拳を握りこむ。 あげた顔には、疲れたような怒りのような表情が浮かんでいる。 きりと口元を引き結び、そうして自室を後に広間へと向かった。]
─→広間─
(70) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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─広間─
[き、き…と微かに軋む階段を降り、広間へと向かう。 そこに集ったのは幾人か、既に結社の女の姿もあった。
虚ろな目をしたきゃサリン、それに添うようなマーゴの姿。 ソファには不安げな妹とカルヴィンの姿も目に入る。 ピッパが、困惑したように立ち尽くしているのが見えた。]
キャサリン…。
[酷く虚ろに見える表情が気にかかって、その名を呼ぶ。 視線を巡らせれば、ピッパに話しかけているローズマリーの声が耳に届いた。>>@28]
──…サイラスが、人狼…?
[僅かに深緑の瞳を見開く。 疑ってはいても、その事実を耳にすると眩暈のような驚愕があった。]
(71) 2010/02/25(Thu) 19時頃
|
本屋 ベネットは、コルクボードへと、こつりと歩み寄る。
2010/02/25(Thu) 19時頃
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───…。
[女の指が、皺になったメモを貼り付ける。>>@30 傍に寄ると、濃く甘ったるい香りが鼻をついた。
──今は、それがありがたい。と思える。 僅かに血の匂いが紛れたような気がする。]
人狼が、…増えている? まさか、そんな…それじゃ!
──…いつ、終わるっていうんだ…?
[感染しきるか、襲われ尽くすまで出られないのではないか。 危うく口にしかけた言葉を飲み込んで、恐ろしい想像の前に立ち尽くした**]
(73) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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本屋 ベネットは、病人 キャサリンへと気遣わしげな視線を一度ちらりと向けた**
2010/02/25(Thu) 19時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 19時頃
……そうです、よ?
メリクリウスさんは、人狼です。間違いなく。
半端者なんかじゃ、ないんですから。
|
[揺れる黒檀がゆるゆると上がって、視線が交わる。>>74 互いの瞳の中に見つけるのは、怯え、驚愕、焦り──痛み。
震える彼女が、友が──友たちが、ずっと大切に想ってきた 彼女の言葉に、深緑の瞳を細めた。]
──サイラスが、人狼。
[確かめるように、その言葉を口にする。>>75 僅かな時間、瞑目した。]
(76) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
|
あぁ、なるほど…。
彼らから見れば、人狼が増えてたかどうかなんて、
分りませんものね。
キャサリンさんが、嘘を吐いている、と。
その方向へ持って行くことが出来なければ……。
まずい、ですね。
[郵便屋が本物の占い師だと、ばれてしまう]
………彼は、今日、誰を―――。
[まだその姿は見えない]
|
──…ローズマリー・ペル。
[可能性をみっつ並べる結社の女に呼びかける。 じっと、静かに視線を向けた。]
ひとつめの、可能性は──あるのか?
…俺たちは、サイモンの話を前提としてここにいるはずだ。 あの男が間違えたなら、すべては…崩れる。 数と、占い師同士の反発の話。
──あんたたち結社の話は、どこまで信用が置ける?
[深緑が、真直ぐに灰味がかった青碧の瞳へと向けられる。 のこり二つの可能性には、黙って短く息をついた。]
(77) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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|
………。
[事実。
そう告げる女の言葉を、肯定も否定もしない。>>@34 突き放すような物言いにも、反発ではなく沈黙が返った。]
因子もち、か…。
[小さな声に、僅かに驚いたように眉が上がる。>>@36 だが感情を見せたのはそれだけ、真実だろう言葉には小さく頷きを返した。
感謝を告げるでもなく、ちらりと辺りへ視線を向ける。 そうして、手早く女へと小声で告げた。]
(78) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
|
もし、僕を、調べる心算なら――――……。
…にげきれない。
[あぁ、それならば、何のために。
他の人を殺してまで、生き延びようとしたのか。
返ってくる声は無い。一人。ただ、一人の声が響くだけ]
|
…午後に、フィリップの遺体を引取りに来てやって欲しい。 村に帰して、弔ってやってくれ。
あと…。 もしも、村にあいつの鳥がいたら、保護するように村の人間に伝えて欲しい。
──頼む。
[簡素で大切な、頼み。 肯定が返ったなら、それには短く礼を述べただろう。
女の返事を目で確認する。 やがて、そのままソファの方へと足を向けた**]
(79) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 20時半頃
[中空を見つめる瞳。
彼らが本当に其処にいるのかさえ、分らない]
いるの………。
いるん、ですか…?
あはは…。何にも、聞こえないや…。
―――――――……っ。
[郵便屋の呟く言葉
彼に向けられる少年の視線は、
信じられないほどに鋭く仄暗い]
…………死にたく、ない…。
……逃げ延びても、………ひとり。
でも、しにたく、ない。
いきていても、たぶん、これからも、ずっとひとり。
でも。………でも。
――――――……あぁ。
|
─…ウェーズリー。
それは、メアリーかカルヴィンを疑うということか?
[近くに寄ってきた郵便屋に振り返って問い掛ける。>>90 くっと、自嘲めいた笑みが口の端に浮かんだ。]
…ピッパの言う通りだ。 今まで人と言われた者、も──…。
[言いかけて、苦い表情を浮かべる。 自分が彼の判定を受けたのは、──あの後の、話だ。]
”占い師”が、人狼になる、なんて…かのう……
[茶番だ。 言いかけて、口元に手を当てる。八つ当たりだろう。]
(95) 2010/02/25(Thu) 22時頃
|
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───悪い。
[そう、短く謝罪した。]
(96) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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───ッ
人狼が、生き延びるために嘘をつかなかったのかも知れない。 単純に、人間を人間を判定し続けただけじゃないのか。
────…。ヤニクが。 あいつが、サイラスを信用するのかと俺に言ったことがある。 信用することでメアリーを、追い込むかも知れないと。
…あれは、こんな時のことを言ったんじゃないのか。 サイラスが人狼であると露見したことで、こんなにも──…
[一気に言葉を継いで、ウェーズリーを睨みつける。>>97 自然と表情が険しくなるのを、抑えることは出来なかった。]
……ああ。何が言いたい。
(101) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
|
|
………、くそ。
[もうひとつの可能性。 真の占い師であるサイラスが、人狼に『変化』したのだとしたら──?
そんな可能性まで考えたくなっている己を自嘲する。 既に、そんな可能性は──昨日の投票で、捨てたというのに。]
……疑心暗鬼、か。
[そうして、少年と連れ立って立ち去る男の後姿を見送った。>>99]
(104) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
|
|
うん…?
[少し低い位置から名を呼ばれ、視線を下げる>>105 僅かに疑問の色を浮かべ、首を傾いだ。]
話か?
[移動したいのだろうと、マーゴへ声をかける様子を見て思う。 問うように、車椅子の後ろへと手を掛けた。]
(106) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 22時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 22時半頃
ヤニクさん、メリクリウスさん。
ごめんなさい。
やっぱり、無理みたいです。
メリクリウスさんが、生きているなら、
戦いましたけど。
……戦えましたけど。
|
─廊下─
[き、と音を立てて車椅子が止まる。 細い声が問い掛ける。>>110
見えない表情。 その内容は、あまりに──重い。]
───…。 キャサリンはどうしたいんだ?
[逆に返したのは、同じ問い。]
(111) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 22時半頃
|
[返る言葉に、は。と短く息をついた。>>113]
……俺、さ。 まだ、人狼を…ヤニクやサイラスを、憎い。と思えないんだ。 凄く、悔しいよ。凄く、悔しいさ。でも……。
あいつらの中に、いる。 それをさ、憎くて憎くて引き裂きたい。とは──多分、思えない。 フィリップの奴も、多分そうだろ。
あの馬鹿、そうでもなければあんなメモ考え付きやしない。
[ふと思い出すのは、昨夜のメモ。 車椅子の押し手に手を掛けたまま、苦笑が零れた。]
(119) 2010/02/25(Thu) 23時頃
|
|
──人狼は、排除…する。
けど、なるべく苦しめたくはない。 憎しみで処刑は、したくは、ないんだ。
[甘いと言われるだろうか。 それでも、と言って僅かに苦く笑った。**]
(120) 2010/02/25(Thu) 23時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 23時頃
……………な、何が、起こったのでしょうか。
[少年の声は、茫然としている。
どうしてこんなことになったのかも、理解が追いつかない]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 00時半頃
|
─廊下:回想─
───…、誰であれ?
[静かに問い返す。>>128
車椅子の柄を掴む手に、力が篭る。 白く、指先が白くなった。
その手を、強く。 思いを込めた繊手が、強く掴む。 激しく揺れる黒檀を、沈痛な深緑が見返していた。]
(172) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
|
………。
[残る人間は、あと幾人であったか。 目前の彼女は違う。郵便屋も違うだろう。
そして、残る人数は。 ──あまりに少なく、そして……]
…キャサリン。
[メアリー、マーゴ、ドナルド。 それに年下の少年が二人に、ピッパ。
息が、詰まるような気がした。]
(173) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
|
───…誰でも、か…。
[それでも、命を失った友の顔が脳裏を離れない。 ぐっと、眉間に皺が刻まれた。
──彼女は、一体誰を疑い、誰を憎めるのだろう。]
(174) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
|
ああ。あいつ……馬鹿だろ? 底抜けに馬鹿だろ?
こんな目にあっても、それでも。
[なんと伝えたら良いのだろう。 友が望んだのは、彼女の復讐では決してあるまい。
恐らくは、ただ。 幸せだけを、ただ願っていたのだろう。]
(176) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
|
───…ああ、分かった。 約束する。
お前の、この手は汚させない。 俺は─…。
[そうして、力の抜けた彼女の手を握り返す。>>131 せめて気持ちが伝わればいい。 虚ろな哀しみに揺れる黒檀を、思いを込めて見つめた。]
(177) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
|
せめて、お前を守る。
キャサリン、生きてくれ。 必ず、生きて─…ここを出て。
[幸せに、とは声に出来ずに詰まるように口を閉ざす。 フィリップは、どんな思いで逝ったのだろう。
唇が震えて、声にならない。 これ以上喋ったら、見せたくないものまで晒してしまいそうだった。
ドナルドの足音に気付き、漸く、…は。と息をする。]
(178) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
|
……ドナルド。
[呻くような呟き。 友の肩を、とんと叩いた。>>145]
(179) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
|
ん…、ああ。気をつけて。 何かあったら、呼べよ。
すぐ行く。
[以前、妹に約束した言葉。 同じ言葉をキャサリンに告げ、案ずるように車椅子を見送って広間へと踵を返した。>>148]
─回想:了─
(180) 2010/02/26(Fri) 01時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 01時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 01時頃
|
─広間─
[広間に戻れば、幾人かが不安げな顔を見せている。 いない人間を目で数えながら、それと自覚すると 自己嫌悪で眉根が寄った。
ソファへと足を向けたのだが、]
あー…、
[ソファには波打つ黒髪。>>185 妹の姿も、まだ近くにはあっただろうか。
車椅子を寄せるキャサリンと目があい、困ったような表情を浮かべた。>>188
がし、と髪を掻き混ぜる。]
(193) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
|
本屋 ベネットは、小悪党 ドナルドがピッパもろとも倒れるのに呆れたような顔を向けた。
2010/02/26(Fri) 01時半頃
|
……何やってるんだ、お前ら。
[呆れた風で、手出しもしない。>>194]
(198) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
|
本屋 ベネットは、病人 キャサリンの言葉に、小さく「え……っ」と呟いた。
2010/02/26(Fri) 01時半頃
|
見え…?いや、そんなことは。
[僅かにうろたえて、車椅子を見下ろす。 くすくすと娘らしい笑い声に、困ったように息をついた。>>197]
……大丈夫か?
[膝を抱えて丸くなったマーゴに、そう声をかける。]
(200) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 01時半頃
|
[ふ、と笑う。
他愛もない会話だ。>>197>>202 けれど、それぞれが必死に恐ろしさから逃げているようにも思える。 フィリップが、アーチがいれば更に賑やかであったことだろう。 抑えた溜息が、ひとつ漏れる。]
……な。 おい、こら!メアリー!!
[脇腹をつつかれ、悪戯っぽい笑みを向けて妹がさっさと ソファから立ち上がる。>>201 それへとひそひそと抗議を送り、やれやれと額に手を当てた。
ちらりと、傍らのマーゴを見遣る。]
(207) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
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本屋 ベネットは、けほっと咽た。
2010/02/26(Fri) 01時半頃
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え……!? い、や。見えてない。見えてない。
[目を見開いて、首を振る。 そもそも、そんな心境にもなかったのだ。
向けられた問いに、ぽかんと口を開いてしまってから慌てて否定した。 果たしてマーゴには、どう見えることか。>>211]
(215) 2010/02/26(Fri) 02時頃
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|
……ああ。
[視線が宙を泳ぐ。>>220 どうも情けない顔になったようで、彷徨った視線が 妹の笑顔にぶつかった。>>217
やれやれ、と更に眉が下がる。 信じる、の言葉にほっと息をついた。]
ん…、そうか。 キツいことが続いてるからさ。 最近、ずっと疲れてるみたいで…気になった。 無理してんじゃ、ないかと思ってさ。
[どうにか、言葉を探すようにぽつぽつと話す。]
(222) 2010/02/26(Fri) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 02時頃
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あ…、ああ。ありがとう。
[微笑みに一瞬目を瞠り、思わずといった風に微笑む。>>228 緩く崩れてしまった笑みに気付いて、慌てて顔を下げた。 とん、と傍らに腰掛ける。]
…いや。 充分、マーゴは逃げずに頑張ってるだろ。 何も、なんてことはない。
俺? 俺は……。
[少し、言葉を切って苦笑を浮かべた。]
俺は無理をしてもいいんだ。 そうじゃなきゃ、……守れないだろ?
(232) 2010/02/26(Fri) 02時半頃
|
本屋 ベネットは、長老の孫 マーゴに少し照れたような笑みを見せた。
2010/02/26(Fri) 02時半頃
|
───…。
[重なる手。>>234 不意に、それを握り返す。
心配そうに見つめる、優しげな瞳。>>234 それをじっと見つめて、一度口を開き──もう一度。 覚悟を決めるように息を吐き出して、言葉を押し出した。]
俺が、守りたいのは─…。 メアリーと、マーゴ。お前だ。
二人だけは、何としてでも助けたいと思う。 お前たちが助かるなら……、
(236) 2010/02/26(Fri) 02時半頃
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本屋 ベネットは、ああ。と息をつき──
2010/02/26(Fri) 02時半頃
|
あと、キャサリンのことも…、な。 見ててやらないと…あいつに、怒られてしまう。
[くっと笑って脳裏に浮かべるのは、亡くなった友の姿。 細めた瞳で、傍らの娘を見つめた。]
お前たちが助けられるなら、……無理なんかじゃない。
(238) 2010/02/26(Fri) 02時半頃
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|
──ああ。
[恐らく、思いは伝わっていないのだろう。>>239 マーゴの反応に、僅かに苦笑めいた笑みが口の端に過ぎった。]
うん、わがまま…?
[先を促すように、首を傾いだ。]
(241) 2010/02/26(Fri) 03時頃
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|
肩、を…?
[目を見開くのと、ほぼ同時。 ふわりと優しい香りがして、柔らかな黒髪が肩にさらりと流れかかる。
その暖かな感触に、ふと微笑んだ。>>242]
──…ここにいるよ。
[だから、安心して休めと。 温もりに目を伏せて、口元に笑みを刻む。 久しぶりに、随分穏やかな時間が *流れていた*]
(245) 2010/02/26(Fri) 03時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 03時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 13時頃
|
─広間─
─…ありがとな。
[眠るマーゴに、少し笑いかけて小さく呟く。>>242 静かな寝息、安心して凭れかかる様子が嬉しかった。 眠りを妨げないよう、独り言のように呟く。]
…俺は、キャサリンを信じる。 あれは嘘なんかじゃない。
[思い返すのは、ローズマリーの言葉。>>@33 彼女の並べた、みっつの"可能性"
──そのうちの、ひとつを否定する。]
(266) 2010/02/26(Fri) 13時頃
|
|
サイモンは正しい、か…。
[経験による「真実」だと言い切った女の>>@39 信じろという言葉に、あの時は目を細めて沈黙を返しただけだったけど。>>@40
それを信じるなら、残る選択肢は、]
(267) 2010/02/26(Fri) 13時頃
|
|
──…人狼が、増えている…。
[静かに、深く息をつく。 マーゴが自然と目を覚ますまで、ソファを立つつもりはない。 深い緑の瞳を和ませて、彼女を見下ろした。
我儘なものだ、と思う。 もしもメアリーやマーゴが人狼ならば、友人の敵は取れないだろう。 彼女たちが生きたい、と願うなら─…けれど。]
(268) 2010/02/26(Fri) 13時頃
|
|
何が、幸せ。なんだろうな…?
[人狼を思う。彼らのことを、思う。
人間とは相容れない、けれど良く似た生き物のことを思う。 友を殺した存在に尚も、その正体を知るのに怯えに似た気持ちがあることを自覚していた。]
(269) 2010/02/26(Fri) 13時頃
|
|
ん、マーゴ。 良く眠れたか?
…いや、問題ない。
[肩に凭れた彼女の眠りが深まるにつれ、するりと横に倒れこんだ 彼女を、半ば抱え込むような形になっていた。 目覚めて、少し恥らうように礼を述べる彼女へと笑って首を振る。]
(270) 2010/02/26(Fri) 13時頃
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|
頼ってくれて嬉しかった。 遠慮はいらない。
また、……枕が欲しくなったら言うといい。
[くつりと笑って付加えた口調は、からかう風。 はは、と笑ってソファから立ち上がる。]
悪い、ちょっと用事がある。 また後でな。
[ひらと手を振って、キッチンへと向かう。 酔い潰れたウェーズリーがいれば眉を顰め、けれどその場は 声をかけずにタオルを濡らして目的の部屋へと足を向けた。]
─→フィリップの部屋─
(271) 2010/02/26(Fri) 13時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 13時頃
|
─フィリップの部屋─
……さむ。
[扉を開くと、ひやり。と空気が冷えていた。
既に窓は閉じられている。 澱んだような血の匂い、床の血は誰かが拭き取ったのだろう。 今は、どす黒く跡を残しているだけだ。]
(298) 2010/02/26(Fri) 15時半頃
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|
───フィリップ。
遅くなった。悪いな。
[物言わぬ友に声をかけ、かけた布を捲る。
顔や手足の血を拭い、衣服を整える。 結社が来る前に、してやりたかった。
ローズマリーには、何をという顔をされてしまったが。>>@46 午後に迎えに来いと、わざわざ付加えたのはそのためだ。]
(299) 2010/02/26(Fri) 15時半頃
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|
……なあ。 誰が、やったんだ?
[返事のない問いかけ。
時間軸を思い起こす。 あの日、犠牲者が出なかった日の後にウェーズリーから手紙を受けたのは]
俺、と…もうひとり、か。 ウェーズリーに、聞かなきゃなあ…。
[ピッパの判定はあの日の前だ。 変化と考えると、彼女も可能性を捨てるべきではないのだろう。 問い掛けるようにして、ひとつひとつ整理する。]
(300) 2010/02/26(Fri) 15時半頃
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|
──…お前さ。 良かったと、思うか?
…こんな。
[思い返すのは、疑うことに不安を抱くと言い続けていた友の姿。>>2:464 そうして、貼り付けたあのメモ。>>3:495]
──本当に、一番だったと思うか…?
[苦笑が過ぎる。 きっと、本当にそう思っていたんだろう。>>3:537]
(301) 2010/02/26(Fri) 15時半頃
|
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俺、……お前をこんな風にした奴を許したくない。
けどさ。 もし──…もしも、人狼がメアリーやマーゴやドナルドなら。 俺には、疑えない──疑えないんだ。
あいつらが望むなら、…逃がしてしまう。 最後まできっと、逃がしてしまう。
……ごめんな。
[脳裏にキャサリンの、悲鳴のような叫びがある。>>128
それでも。 誰であっても、とは──やはり、言えなかったのだ。
人狼に協力する人間。 いつかのローズマリーの言葉が蘇る。 は。と、自嘲に似た笑みを口元に刻んだ。]
(303) 2010/02/26(Fri) 15時半頃
|
|
あいつらが、もし…互いを狙うなら、俺が身代わりになりたいと願う。 ………お前も、身代わりになりたいと願ったのか? フィリップ。
[答えは返らない。 彼の姿を整え、最後にじっと友の顔を見つめて部屋をあとにする。
広間へ。 もう、この友のことで表情を揺らすのは最後にしよう。 ──今は、そう思った。]
─→広間─
(304) 2010/02/26(Fri) 15時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 15時半頃
|
─キッチン─
[広間へと戻ったところに、キッチンから何やら物音が響く。>>308 どしん!と何かがぶつかるような音がした。]
……? おい、何暴れて……。
[キッチンを覗き込む。 そこには、先程まで酔い潰れていた様子のウェーズリーの姿があった。]
大丈夫か。
[酒の匂いに、僅かに眉根が寄る。 俯く男に、歩み寄った。]
(313) 2010/02/26(Fri) 16時頃
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|
…………。何をやってる。
[呟いた言葉は、帽子を押さえた仕草に対するものではない。 それくらいは伝わるだろう。
溜息をついてコップに水を満たし、傍らに歩み寄る。]
───おい。
[屈みこむと、酒の匂いがきつく鼻をついた。]
(314) 2010/02/26(Fri) 16時頃
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本屋 ベネットは、郵便屋 ウェーズリーに強引に水の入ったコップを突きつけ、じっと薄青の瞳を覗き込んだ。
2010/02/26(Fri) 16時頃
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…荒れてるな。
──ウィリアム・ウェストミードゥ。 聞きたいことがある。
今日は、例の手紙をもう誰かに差し出したか…?
[ヤニクとサイラス。 呟くようなその名に、眉根が寄る。>>310
至極簡単な偽りと気付ける程度のものだと、郵便屋自身は自覚していただろうか。 傍らにドナルドが来ていたなら、ちらりと友の隻眼と視線を交わし、 再びじっと項垂れたように視線を落とす男を、見つめていた**]
(316) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 16時半頃
|
───…。
[沈黙して、慟哭する男を見つめる。>>320 深く眉根が寄った。]
…あんたは、確かにヤニクには手紙を届け損ねたと言った。 あんたの手元には、手紙が残っていたはずだ。
あんたは、昨日手紙の届け先に悩んでいた。 ──…今日は、配達はしなかった。
そういうことか?
[声が冷える。 いっそ、容赦なく響いただろう。]
あんたの言う、仕事の誇りはその程度のものか。
(324) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
|
|
…別に。 少し、話を聞いているだけだ。
[更に増えた人影に、僅かに苦笑して首を振る。>>325
ウェーズリーの口は酷く重い。 今まで仕事の誇りは絶対に失わなかった彼の、あの言葉だ。>>320 容易ならざる物思いなのだろうとは、自ずと知れた。]
(326) 2010/02/26(Fri) 17時頃
|
|
────ああ。
あんたの事情なんて分からない。
──…分かりたくもない。
[男の言葉に、深い緑の瞳が冷えた。>>327 ちり、と疼いた心は拳を握り締めて押し殺す。 白く握りしめた拳、傍からは怒りを堪えるようにも見えただろうか。]
(332) 2010/02/26(Fri) 17時頃
|
本屋 ベネットは、漂白工 ピッパの問いかけにはちらと視線を流して言葉を継いだ。
2010/02/26(Fri) 17時頃
|
…あんたが人狼? なら、俺も人狼かも知れんな。
あんたの証明には、何一つの効力もなかった。 ────だろう?
[微笑んで告げた言葉。 だが、深緑の瞳は笑わない。]
…フザけるな。
(334) 2010/02/26(Fri) 17時頃
|
|
それが、──その台詞を、俺が殺したサイラスや ……今朝方死んだフィリップの前で、もう一度吐いてみろ。
俺は、ヤニクを殺した。 ヤニクの言葉から、あんたを信じてサイラスを殺した。
……それを、きさま。
[低い声が、怒りに震えた。 そうして、ウェーズリーの襟首へと手を掛ける。
けれど、]
(335) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
|
本屋 ベネットは、がつ!と一方の拳を壁に叩きつけた。
2010/02/26(Fri) 17時半頃
|
────……。
[哀願する口調。>>328 それに、僅かに指の力が弱まる。
ふにゃふにゃと、あとは言葉も意識も混濁していくウェーズリーの様子を、 冷えた──冷え切れずに、僅かに揺れる深緑が見下ろしていた。]
(336) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
|
|
──…ウェーズリーは昨日。
カルヴィンを調べたい。 …そう言っていた。
[は。と息をつく。 ちらりと傍らのピッパ、そしてドナルドへと視線を向けた。>>331>>333]
ピッパは、ドナルドを希望したんだろう? …俺は、サイラスを希望した。
(338) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
|
本屋 ベネットは、漂白工 ピッパの沈黙に僅かに物問いたげな視線を向けた。
2010/02/26(Fri) 17時半頃
|
──…っ。
[痛み。
壁に乱暴に叩きつけ、赤くなった拳はいずれ痛みを訴え出すのだろう。 けれど、今、心を満たしているのは──…
怒りか。悔しさか。 友の死に顔と、哀願するような憐れなウェーズリーの声がない交ぜになって、 激しく揺さぶられた感情は、何と名付けて良いのか分からなかった。
ひとつ、首を振る。 ウェーズリーの襟首から指を離せば、床に落ちる酔姿を助け起こすこともしない。]
(344) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
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|
…ああ。
[物思うところがあるのだろう。 ピッパの薄茶の瞳に、思案の色が揺れる。>>342
嘆息に頷きを返し、2人と共に踵を返す。 ちらりと見遣ったウェーズリーの姿は、いつもよりも小さく見えていた。]
(347) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
|
|
……ん、そうか。 それじゃ……。
ドナルド、お前の部屋貸せよ。
[自分の部屋に、と言いかけて今朝の衣服がそのまま丸めてあることを思い出す。 咄嗟に言いなおして、友を振り返った。>>348]
(350) 2010/02/26(Fri) 18時頃
|
|
─ドナルドの部屋─
[用がある、と告げたピッパに問うことはせず、友と共に階段を上がる。 きい。と、いつものように階段が軋み声をあげた。]
─…それで、話ってなんだ?
[素っ気無いほどの部屋の風景。 さして荷物が多くない、との友の言葉はそのままだ。>>351 けれど昔から、ドナルドの周辺にはさして物が多かった記憶がない。
その淡白さが、旅にも案外適していたのだろう。 本やら妹の集めてくる雑貨や枯れた花だの、そんなもので 溢れていた自分の身の回りや、常に鳥の羽根をふわふわと 纏わせていたフィリップとは、対照的だった。
ふと、一瞬昔へと思考が飛ぶ。 それを振り払うように首を振って、ピッパを見遣った。]
(355) 2010/02/26(Fri) 18時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 18時半頃
|
ん……。
[ピッパの言葉に、深緑の瞳が揺らぐ。>>357
人狼であっても庇いたい人。 それは確かに自分が、先程亡き友に口にしたのではなかったか。 苦い笑みを浮かべた。]
─…カルヴィンが? ……ああ…。
[ピッパの話を聞き、先程のウェーズリーの姿を思う。 ああ、と息を落とす。
ちらりと見遣った、友はどのような表情を浮かべていたか。]
(360) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
|
|
……俺は…。
メアリー、ドナルド、……マーゴ。 この3人は疑えない。 だから、そんな前提の半端な話だと思って貰ってもいい。
[そうして口にしたのだ。 ヤニクの言葉、そこから導き出したサイラスへの疑念。]
─…メアリーを追い込む、というのはサイラスが人狼だから。ということだろう。 だからこそ、あいつは違う。
(361) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
|
|
3人とウェーズリー、キャサリンを除く。
残りはラルフ、カルヴィン。 ……サイラスが2回目に占ったと言ったのは、カルヴィン、だな。
[声が低くなる。
共に遊びたいと笑った少年。 懸命にキャサリンを支えた少年。
痛みを堪えるように、目元に片手を当てた。 ──ずきり、と拳が痛む。]
(362) 2010/02/26(Fri) 19時頃
|
|
…は。「それ」なら、辻褄はあう。 あって……しまう、な。
[この手は、ウェーズリーの襟首を締め上げた手。
けれど、あそこに酔い潰れて転がっているのは
──もう一人の自分、だ。]
(363) 2010/02/26(Fri) 19時頃
|
|
………なあ。
カルヴィンが人狼、だとして…
[生かす選択肢はない。 それは、生きるための──生かすための、エゴか。]
どう、するのが幸せ……なんだろうな?
[二人の顔を見て、ぽつりとそんなことを*呟いた*]
(364) 2010/02/26(Fri) 19時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 19時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 19時頃
|
─ドナルドの部屋─
俺は──…
[友の問いに、言葉を失う。>>368
いつか一方を選ばなくてはならない。 そんな時が来るのだろうか?
沈黙の中、赤くなった左手を右手で握りこむ。 ぐっと口を引き結んだ。]
俺は、メアリーとマーゴを守りたい。 あいつらを残しては逝きたくない。
けど、選ぶなら──俺の命が、2番目だ。
(375) 2010/02/26(Fri) 20時半頃
|
本屋 ベネットは、小悪党 ドナルドとピッパの様子にゆるゆると目を瞠って──
2010/02/26(Fri) 20時半頃
|
お前……おまえら。
[漸く、二人の顔を交互に見遣る。>>370 昨夜のじゃれあい。そうか、と思った。
ふと、表情が緩む。]
(376) 2010/02/26(Fri) 20時半頃
|
|
ああ、そうだな。 だが…、ドナルド。
頼みがある。 もしも、……「もしも」だ。 俺が先に逝くようなことがあれば、あいつら。 メアリーとマーゴと…出来たら、キャサリンのことを頼む。
守れとまでは言わない。 けど…、気に掛けてやってくれないか。
[そう告げて、ドナルドの問いかけに小さく息を吐いた。>>372]
(377) 2010/02/26(Fri) 20時半頃
|
|
───俺は。
もう一度、事実を確認してみる。 間違えないように……でも。
カルヴィンが、人狼なら。 …このままなら。
──俺は、カルヴィンに投票をする。
[一瞬目を伏せ、苦いものを噛み殺す。 けれど、それを呑みこむように一言。
はっきりと、その名を口にする。]
(378) 2010/02/26(Fri) 20時半頃
|
本屋 ベネットは、小僧 カルヴィンの面影に顔を歪めた**
2010/02/26(Fri) 20時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 20時半頃
………ヤニクさん。メリクリウスさん。
まだ、貴方達の魂は、ここにありますか?
僕、もう、呆れられちゃったかな…。
ただ、生きたかっただけなのに。
それだけのことが、どうしてこんなに、難しいんだろう。
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 00時頃
|
─ドナルドの部屋:少し前の回想─
な……っ?!
[悪友の口から出た拒絶に、思わず口を開きかけたのだが、>>389]
……ドナルド。
[肩を叩く悪友に、一瞬泣き笑いのような顔を向けた。 その瞬間、すとんと肩の力が抜けるのを感じる。
大きく息を吐き出した。]
(405) 2010/02/27(Sat) 00時頃
|
|
あーあ…、敵わないな。
[ぼやくように言った口調は、幾分か普段通りのもの。 ドナルドとピッパ。
照れたようにピッパが、頬を掻いていた。>>387 それへと笑いかける。]
(406) 2010/02/27(Sat) 00時頃
|
|
──…ああ。
全部が掴めないなら、俺は──俺たちは。 護るべきものを、護る。
[それが、残酷な現実を伴うのだとしても。 彼女の言葉にひとつ頷き>>386そうして、共に部屋から歩き出した。]
(407) 2010/02/27(Sat) 00時頃
|
|
─広間─
──…、…。
[ドナルドの選択。 キャサリンの部屋に向かうと言う友を黙って見送り、>>396 自身はピッパと共に広間へと足を向けた。
大切なもの。 護るべきもの。
選択は、既に済んでいる。]
(409) 2010/02/27(Sat) 00時頃
|
|
ピッパ……ラルフ?
[あとから追いつくように入った、集会場の広間。 そこに、掃除夫の少年の姿と黒い封筒を認めて眉を寄せた。
ピッパが問い掛けるのに、口を出さずに黙って二人の様子を見遣る。]
(412) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
|
本屋 ベネットは、掃除夫 ラルフの叫びに、黙って目を細めた。
2010/02/27(Sat) 01時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 01時頃
|
…メアリー。
[心配そうな妹の視線を受け、そちらへと足を向ける。>>420 目を向けているのは、ピッパとラルフの遣り取り。 それらとメアリー、そしてマーゴの間に自らを置くように立つ。
ピッパの追求には口を挟まず、ただ深緑の瞳はごく注意深く ラルフへと向けられていた。]
(422) 2010/02/27(Sat) 01時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 01時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 01時頃
|
…大丈夫だ。
[きゅっと袖を掴んでくる妹を見下ろし、一瞬瞳を和ませる。>>426 けれど視線を返せば、ラルフの顔には苦悩の色が浮かんでいるのが見え>>424 その様子に、ああ、と息を吐いた。]
──…やはり。
[そうなのか、と胸に呟く。]
(429) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
|
|
…カルヴィン。
[駆け込んできた少年の名を呟き、視線を向ける。 少年が必死に探したのは、ただひとり。
ずき、と壁に叩きつけた左手が痛んだ。]
(435) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
|
|
あとを?
──…ああ。
[ピッパの言葉に瞬き、一瞬ドナルドと視線を交わす。>>434 ちらと苦い表情を口元に刷いて、カルヴィンとラルフの様子を見遣った。
共に暮らした、少年たちだ。 共に語らったこともある、少年たちだ。 ──けれど今や、妹達を庇うように間に立つ。]
(437) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
|
|
───…。
[妹の、不思議そうな問いかけ。>>438 それにすぐに答えることをせず、二人の少年の様子を見守るように視線を向けた。
カルヴィンの問い掛けに答えるべき人間は、ただひとりだ。 口を挟むことはせず、ちらりと見下ろせば妹の瞳と視線が交わったろう。]
(442) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
|
………あぁ。ふふふ。
僕も嘘吐きになっちゃった。
[誰でも殺せると、告げたはずなのに]
ごめんなさい、ヤニクさん。
本屋 ベネットは、小僧 カルヴィンの様子にただ──黙って、一度手を握りしめる。
2010/02/27(Sat) 02時頃
|
───…そうか。
[僅かで、永く感じられた少しの間。 時にしたら、随分と短いものであったのだろう。
はっと息を吸い込む音が聞こえたのは、どこからだったか。 少年の告白に、ぎゅっと妹が袖を握りこむのを感じた。 背後に庇う、マーゴの存在も痛いほどに意識する。]
(458) 2010/02/27(Sat) 02時半頃
|
本屋 ベネットは、小悪党 ドナルドとちらりと視線を送って──
2010/02/27(Sat) 03時頃
|
…それで、カルヴィン。 お前は、どうしていたい?
───…結社が来るまでの間、 ……しておきたいことが、あるんじゃないのか。
[口をついて出たのは、非難でもなく。 ただ、"最後"の望みを問う言葉。]
(462) 2010/02/27(Sat) 03時頃
|
|
………ッ…。
[少年の言葉が、容赦なく友のいのちを奪ったのは "今は"ない爪と牙だと、思い起こさせる。>>464
息を呑み、歯をぎり。と、食い縛った。 痛みを堪えるような顔で、表情の乏しい少年の白い頬を見返す。]
(466) 2010/02/27(Sat) 03時頃
|
|
………。
[ぐ、と拳を握りこむ。 手が震えるのは、怒りなのか怖れなのか悲しみなのか、それとも他の何かのためか。
けれど、少年からの頼みには一度瞬き── 今、この場にいない郵便屋の姿を思い浮かべて頷いた。]
──…構わない。
[好きに、という言葉には何も言葉を返さない。 小さく息を吐いた。]
(471) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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本屋 ベネットは、小悪党 ドナルドの言葉に目を見開いて
2010/02/27(Sat) 03時頃
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……お前、なあ…。
[僅かに苦笑を返す。>>470 けれど、これも友人の気遣いなのだ。 ひとつ首を振って、カルヴィンへと視線を返した。]
(474) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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──…カルヴィン。 キッチンへは一人で「大丈夫だな」?
[ウェーズリーと少年の仲は知っている。 けれど、念を押したのは彼の正体ゆえだ。
──人と、人狼は違う。
黙って視線を合わせてくる少年に、深緑は揺るぐことなく据えられていた。 たとえ、どれほどに苦い色を含むとしても。]
(476) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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───…。
[涙を流す皆を見渡して、一人拳を握る。 握り締めた指の先は、冷たくなって白い。
けれども、少年を見つめる目に涙はなかった。 涙は落とさず、ただ──見届けようと、思う。]
…、分かった。
[少年からの答え。>>483 はっきりと返る言葉に、僅かに深緑の瞳を細めて頷いた。]
(485) 2010/02/27(Sat) 03時半頃
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……ッ…
[マーゴが進み出て、ふわりと少年を抱き締める。>>484 一瞬身体が強張り、息を呑んだ。
その自らの動きに、再び苦さを噛み殺す。]
(487) 2010/02/27(Sat) 03時半頃
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……は。
[息をついて、辺りを見渡す。 巡らせた先に、小さく名を呼ぶ声がして目線を下げた。>>496]
────…。
[問うような声に、言葉は返さない。 けれど瞳は、苦味を帯びても揺れることなく自らよりも 更に深い緑の瞳を見返していた。
ほんの僅かな時間、自嘲にも似た笑みが過ぎる。]
(498) 2010/02/27(Sat) 04時頃
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……何故。
どうして、人と人狼が居るんだろうな…?
[ぽつりと零れたのは、そんな問い。]
(502) 2010/02/27(Sat) 04時頃
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──────…神、か…?
[友から返る答え。>>504 立ち去ろうとする二人に、声をかけようかとして躊躇う。 やがて見えなくなる背に、視線は床へと落ちた。]
神、か……。
……くそくらえ、だ。
[吐き捨てるような呟きは、誰かに届いただろうか。]
(508) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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[人と、人狼。
似て非なる、相容れない二つの種族。 喰らうものと、狩るもの。]
ああ、カルヴィン。───…"さようなら"
[別れの挨拶。>>506
少年を見送るのは、あまりに…あまりに残酷な、儀式だ。 それでも、深い緑に涙は浮かばない。──けれど、]
(514) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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…これが、神の配剤なら。 一生、神なんか信じられるものか………!
[呟きを落とし、ぐしゃりと乱暴に前髪に手をやる。 握りしめた左の拳が、痛みを伝える。
窓の外はまだ暗く、夜明けは未だ見えそうになかった**]
(515) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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