人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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視点:


モスキート! 今日がお前の命日だ!


[返ってきた答えは、酷く曖昧。
例えば、見知らぬ誰かがどこかへ行っても、さみしいと思ったりするだろうか。
さみしいと思うのは、その対象に、思い入れがあるからではないのか。
もしくは……“本当は自分が行きたいのに”と思っているからではないのか]

……あなたは。

[君も何処かへ、行ってしまうの?というその問いは、私にはまるで別の言葉に聞こえた。
“置いていかないで”と言われたような気がした。私は、声の主のことを、ほとんど何も知らないというのに]


[フィリップの声が、私の背中を押すようだった]

私も。行きたいと、思っているわ。
……だから、

[私の耳に届いたような気がした言葉が、私の勘違いではないのなら]

置いていかれたくないなら、あなたも、行かなくちゃ。

[その「鍵」をあなたは持っているのでしょう? という言葉は、飲み込んで**]


【人】 落胤 明之進

[覗き込む瞳を、彼は柔らかく見守った。>>2:271
 深海の色した肌が、夜の海のようにびくりと揺れて
 それで、潮の息苦しさからは解放されたはずなのに

 胸につかえるこれは、なんだろうか。
 いかせてはならぬと叫ぶ妄執は確かに燻っている。
 けれど――「これでよかった」と、
 どこかで はっきりと 思ったのも、確かで。]

  ……なに、心配ない。

[どうして、という言葉には答えない。
 いきておいでと小さく紡いで、
 そっと集まる警備の人ごみのなか、

 泳ぎ出でるように来た”亀”が
 モスキートの名を呼んだなら、>>2:261
 彼は、黙して袂に腕を入れる。]

(3) 2015/07/14(Tue) 02時半頃

【人】 落胤 明之進

[「しおき」が下るというなら、
 それもまた悪くないだろう。
 ……そう思えるほどには彼は狂っている。

 二人の会話を妨げぬよう、
 いつのまにか人影のなくなっていた第三棟、
 鮫の背を見送った。>>2:263]*

(4) 2015/07/14(Tue) 02時半頃

【人】 落胤 明之進

[耳元で丁寧に伝達される文字>>2
 今しがた旅立った鮫の名前をつげるもの
 頬にしずくを零しつつ 尚復唱する亀の声に

 彼は従わない。従えない。
 いなくなった同僚の事はまだ知らず。]

  ……処罰は受けましょう。

[亀に向き直り、淡々と言う。
 涙を流しながらも仕事を果たすことを、
 訝しくさえ思いながら。
 何もなければ、そのまま踵を返しただろうが。*]

(5) 2015/07/14(Tue) 02時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 02時半頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 13時頃


 ―――おはよう。

[ひとり欠けた管理人たちに向かって、朝の挨拶。
いつものようでいて、いつもと違う朝]

 脱走者とは穏やかではないわね。

[“亀”からの伝達は、アマルテアの耳にも届いている]

 管理人もひとり、辞めてしまったし。
 気を引き締めて仕事をしていきましょう。

[果たして、他の管理人たちはノアのことを知っていたか否か。
まるで他人事のように、アマルテアはマイクにそう呟くのだ**]


……ちょっと、待って。

[返事をしてから、私はようやく違和感を覚える]

あなた、今“君も”と言ったわ。

[君“は”ではなく、君“も”と
それは、つまり]

外の世界に行った獣がいるの?

[そして、声の主は。「鍵」の持ち主は。
その旅立ちのことを、さみしく思ったのだろうか]


……え。

[マユミの言葉を受けて、思わず声が漏れる。誰にも聞こえないような小さなその音も、確実に言葉を表していた。

外の世界に行った獣が、ヒトにならずに外に行った獣がいるのなら]

どうして、私は....

[ヒトになろうとして、薬の実験までしているのか。その言葉は呑み込んで、再び沈黙を守る。

きっと何かの間違いだ。そう、自分に信じこませて]


[手に入れた施設の地図。
それも、外の世界へと行くための、有用な道具となるはずで。
けれど、ここで明かしてもいいものか。
やっぱり私には判断できない。

息を詰めるような気配があった、気がした]



          ―――、 …僕も?

[   行きたい 、

        2羽の声が聴こえて、僕はひたりと耳を欹てた。

   置いて行く? ――― 二人にも、 ” 置いて行かれる ” ?
   いや、 二人は ” 出ていく ” 。そらに唄うために?
   先日も言っていた。『 ふたりでとぶ 』。なら、僕は、 ]



            でも …… 鶴が、 鶴が僕を恨むんだ。


[          むかしむかし。
        海辺で誰かに虐められていた僕に、
        ひとつの提案があった。

     『 鶴の居場所を教えたら、もう虐めないであげるから


        嬉しくて嬉しくて、救われたくて、僕は、


               ――――鶴の伴侶が死んだ、前の日のことだった 。 ]



     ――――もすきーと ……。


[ ―――開けた過去の頁。 朧に塗れた脳内で、僕の意図の外で声が出た。
 今はもう居ない ” 自由 ” になってしまった彼の名を紡いだ声が。

       ( さみしい。 ……さみしい。 )

 君に喜んで欲しかった 。 だからたくさんを教えた。
 そして君は出て行った 。 僕は少し嬉しかった。
               ―――同時に君を、恋い焦がれた。 ]



[ そうした思考の外で、誰かが困惑のようななにかを落とした気がした。
 僕はこてりと首を傾げて、「 いま、なにか 」と赤い声で聞き返す。
 ―――大扉の向こう、 射し込んだ光を狭まらせながら。 遠くなった彼の背中を見つめながら。


     きっと、あの時鶴は、こんな気持ちだったんだ。なんて、今更 ]**


[外の世界に行った獣がいるの? と私は聞いた。
その返事だったかはわからない。
けれど、聞こえた者の名に、私は息を飲む]

モスキート、って。

[それは、一緒に出てみるかと私に問うた鮫の名だ]

無事に行けたの……?

[そうだったらいい、と思う。たとえ脱走者によって、警備が厳しくなるとしても]


[そして]

鶴が恨む……?

[それは、何かの比喩なのか。それとも文字通りの意味なのか。
少なくとも私は、この施設の鶴なんて知らない。外の世界のことはわからない。
声の主は、鶴とやらの存在によって、この施設に縛られているのだろうか。
だから、行くことはできないと、そう言うのだろうか。
……「鍵」を持っている、らしいのに]

贖罪だというの?
そのために、ここにいるの?
……ここにいたら、いつか許してもらえるの?



      ―――行けたよ。


[  声の先で、息を呑んだ音がした。
  朧な思考の、遠い場所 。 呆然として彼の名を呼ぶ前に、梟の彼女が僕に聞いたことを思い出しては。

      ――” 生 ”くことはまだ、わからないけど。

  まるで懐かしむように、また惜しむように吐いた僕の声は、誰にまで聞こえただろうか? 誰かの流した空気を気に掛けながら、僕は言った 。]


―――警備、 強くしなきゃ……でも、

[ そら。と、うたうとり。
      僕は何を戸惑っているんだろう 。 ]**


【人】 落胤 明之進

[こちらに向いた目を、静かに見つめ返した。
 未だ雫を零しながら、怒るように目の端釣り上げ
 下った「しょばつ」に、耳を傾ける。

 連れ戻してくれ、と
 云う声は切実な響き けれど]

  ……。申し訳ありません。

[それだけはできない。
 たとえ外の世界が獣人にとって
 優しいものでなかったとしても。

 「ごめんね。忘れて」と頬を搔く亀から
 ふと、視線を外すと何か赤いものが見えた。]

(43) 2015/07/15(Wed) 00時頃

【人】 落胤 明之進

[『マイゴ!』と叫ぶ赤い鸚哥は、
 くるりくるりと微風の中を飛び回る。
 どうしてここまで迷い込んだものだろう。

 先ほどの激情を無しにして 
 おどけてみせた亀に、軽く礼をした。]

  承知いたしました。

  ……( どうして、そこまで )

[暖炉の下へ身を滑らせゆく亀を見送り乍
 亀が泣いて鮫を見送った理由に思いを巡らせ

 静かに、飛び回る赤い鸚哥に手を差し伸べた。]

(44) 2015/07/15(Wed) 00時頃

【人】 落胤 明之進


  ―― おまえさん、駄目じゃないか。
  こんなところに来ては……

[ 何とよびかけていいかわからなかったから
 そう言ったけれど、 
 赤い鸚哥には聞こえていただろうか。*]

(45) 2015/07/15(Wed) 00時頃

[現実においてでも、こちらにおいてでも、その脱走は確かだという]

 こんなのって、無い……。

[抑圧された本能は口に出されることなく、静かに、吐き出された。]


落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 00時頃


[行けたよ、という返事に安堵しながら。
同時に、思う。やはりこの声の主は。この獣は。そのことを知りうる立場にある。
さみしいという言葉は本物だろう。
私には知りえない事情があるのだろう。
それでも……気をつけるべきだ]

クラリッサ……。

[届いた声は、私にはまるで嘆きの声のように聞こえる。
人間に“なおす”研究をしているという女医を、クラリッサは弁護していた。人間に従順だった。
そんなクラリッサにとっては、不従順な獣が自由を得たという知らせは、やるせないものがあるのかもしれない]


【人】 落胤 明之進

[寝ていないからか、それとも別の要因か。
 彼の瞳には少しの動揺のさざなみも立たない。

 それは差し出した薄い掌に止まる鸚哥の瞳と同様に。
 微風からは「外」の匂いがすると、
 ――潮のごく僅かな匂いがすると
 鸚哥は気づくことがあるだろうか。]

  ……ここは、どこだろうな。

[獣人を収容しておく施設<プリムラ>だ。
 そしてここは管理人のすまう第三棟だ。
 そんな事は自明じゃないか。

 けれど、一瞬彼の脳を塗り潰した言葉は
 ”牢獄” それに他ならなかった。]

  ……怪我、してるじゃないか
  消毒だけでもするか。

(52) 2015/07/15(Wed) 00時半頃

【人】 落胤 明之進

[直接答える気にはなれなかった。
 誰が聞いているともわからなかったから。
 だから彼は、きっと思うより”聡明”な
 その鸚哥の小芝居に 嘘を塗りたくることにした。

 ぽつり、白々しく言葉を落とし
 一歩、踏み出すは暖炉の方ではなく、
 彼の部屋の方。

 ――鸚哥が何を叫んでも、
 誰にも聞こえぬようにと

 嫌がられなければ、
 そのまま部屋に連れていっただろうけれど。
(それで鸚哥も、
 この棟を少しは”偵察”できたかもしれない)]

(53) 2015/07/15(Wed) 00時半頃

…わかっただろ。イカレ女医のいいなりになる必要なんかないって。

[クラリッサの言葉には、そう吐き捨てる。従順になっても、こうなる事は分かりきっていた。猿共は、私たちに何も与えてはくれない。…与えてはくれない、はずだ]


[そう吐き捨てながら脱走を伝えた声の主の事を考える。脱走を知っていて、獣たちに教える。この謎の会話の方法を教える。警備を強化しないと、と呟く。…こいつは誰だ?何の目的がある?脱走をさせたいのか、それとも、させたくないのか。どういった立場の奴なんだ。とにかく胡散臭い]


【人】 落胤 明之進

[耳から聞こえた挨拶に、
 もうそんな時間かと 一つ、瞬きをして
 小型マイクを一瞬口に近づけた。*]

(54) 2015/07/15(Wed) 00時半頃

[――ぷつり

 ……、ああ、おはよう。

[いつも通りではない朝の、いつも通りの朝の挨拶。
 彼はアマルテアの声に静かにそう返すと、
 続く言葉に、相槌を一つ。]

  ――そうかい。誰か辞めていったんだね。
  (……それは、よかった 逃げ出せたなら、)

[淡々とした物言いの裏にある彼女の想いに
 気づく事はないが]

  なら、きっと忙しくなるね。
  把握したよ。……。

[小さく、柔らかくそこまで言うと
 ――ぷつん、と音声は切れる*]


[ジリヤの声が聞こえれば、今はもう反論することも出来ない]

 そう...ね。
 どうせじきに、結果が出るから。

 
 もし私が、その結果を伝えられなくなったら。
 頼むね、ジリヤ。


…ッ!オイッ!お前、まさかッ!やめろッ!まだ、わかンねえのかッ!

自由になりたいんだろッ!なんで、そんな、道を閉ざすような…ッ!

[クラリッサの言葉に焦る。強く呼びかけて、やめるように伝える]


[ 正直者が正直なまま報われるのは、御伽話の中だけだと
 「そと」で汚いものばかり見てきた僕は、
 彼女の慟哭に目を伏せる。

 鮫が”行けた”と 警備を強く、と迷う声
 やはり彼は「あちら側」なのだと下唇を噛んで。

 自分が誰ぞの恨みがあるから行けぬことと
 獣を逃さぬ為に 警備を強める事とは関係が無いような
(自分が鍵を持ちつつ出られぬ、八つ当たり以外には)

 手元でひらいた本の文字が 頭に入ってこない。
 兄が気になるのも勿論だったし
 ”脱走者”にざわめく”声”達に 胸が騒ぐ。]

   恨みなんて届かないほど、
   遠くへ行ってしまえば良い。……ねえ、行こうよ。

[ 怨嗟も 柵も届かない遥か遠くへ。
 それよりも遠くへ行こうとする声に、本を閉じた。]


【人】 落胤 明之進

[恐らくこの鸚哥の弟は心配するだろう
 判っていてもすぐに返す気になれなかった。

 鸚哥も鸚哥で手首から肩に
 怪我もないのにびっこをひきながら移動していたから
 わかったうえでこうしているのだろう。]

  ――もしかしたら、おまえさんが本当に
  あれの兄なのかもしれんな。

[肩に乗る鳥の頭を人差し指の腹で撫でた。
 ただの鳥とは思えなかった。

 扉を開けて部屋に入れば、小さな和室に、
 けしてものが多いとはいえぬ中、
 机の上に赤い羽根が一つ。]

(59) 2015/07/15(Wed) 01時頃

【人】 落胤 明之進

  ここは私が泊まっている部屋だよ。
  獣に何かあればすぐ駆けつけられるように
  ……むこうの扉は あれは外に続いている
  
[彼は、相手が獣であることすら考慮にいれず
 最早人間にそうするように話しかけて
 鸚哥を机の上かどこかに導いた後、]

  ――……なあ、

[ずるり、と気だるげに扉に背を預けた。]

   何が狙いだ

[投げかけた言葉はいつもよりぞんざいだったが
 鳥の前で柔和に取り繕う気にもなれなかった。

 この鸚哥がただ迷い込んできたとも思えぬし
 何か、目的があって動いているなら
 存分に利用されようじゃないかと そう、思うのだ。*]

(60) 2015/07/15(Wed) 01時頃

[結果が出る。なんの?
結果を伝えられなくなったら。なぜ、伝えられなくなる?
血の気が引いた。クラリッサのその言葉は、ジリヤの言葉を受けてのもので、ジリヤが話したことといえば、女医の言いなりになるなという話で……]

いけないわ。

[ジリヤが必死に止めている。感情に強く訴えるその説得に、私は冷静にならねばと思った。
情に訴える方はジリヤに任せるべきだと]

クラリッサ、考えて。あなたは、本当に人間になりたいの?
それとも、外の世界に行って、自由になりたいだけ?
お願い、考えて。

[お願い、と私は繰り返す。
だって、心から女医の薬を信頼していたなら、あんな言葉は出てこない。
クラリッサはいつも女医に好意的だったけれど。
その薬がどれだけ危険なものなのか、本当は気づいているのでしょう?**]


【人】 落胤 明之進

>>67
 ―― 森に帰ってどうする。
 あの世界でお前たち、どうしていきていくつもりだ
 まなざしと暴力がいずれお前たちを殺す外の世界で。

 ……いや ははははは、
 ここにいても同じか。 なら、 ……ならば
 ありのまま”い”きていける場所に
”い”くのが当然という事か。

[鸚哥の言葉は想像どおりのもので
 彼は鮫の後姿を思い出しながら明朗に笑い
 前髪をかきあげ額に手をやった。]

  ノア君は…………部屋の名札がなくなっていたね

[彼は未だ、ノアが辞めたことをはっきりとは知らないが
 見慣れた廊下の見慣れぬ部分から、 きっと。]

(70) 2015/07/15(Wed) 06時半頃

【人】 落胤 明之進

[彼は静かに顔をあげる。]
[鍵を閉めて扉から離れた。]

 ([――ダシテクレタラヒミツ。
   脅しているつもりなのだろうか。>>68
   滑稽と言えば端から滑稽な彼には効いていない。])

 ……人の口に戸は立てられぬというからねえ

  秘密にするも何も、……ないだろう?

[一歩、畳を音も無く。椅子の上の”兄”の傍へ。]

 ([獣はやはりここで生きてここで死ぬべきだ。
   外に遣ってかなしく死なせてしまうくらいなら。])

[ゆらり、黒髪が揺れる。
 感情無き目に鸚哥を映し、死人の如き白い手で]

  ([叫ぶ狂気と妄執は着物の下、拳を硬く握らせて])

(71) 2015/07/15(Wed) 06時半頃

【人】 落胤 明之進

  ―― いま ここで おまえさまが 死んだら。


[ にっこり笑って、 もう一歩を踏み出した。 *]

(72) 2015/07/15(Wed) 06時半頃

【人】 落胤 明之進

 






  …………嘘だよ、嘘。
  茶番だ。

[鸚哥に伸ばす手がその首を絞める直前に、
 彼はからりと笑ってあっさりと引き下がる。
 脅しすぎて噛み付かれたとしてもきっと飄々とした儘。

 小首を傾げ、机からメモ用紙を取ると
 それを細長い形に切る。そこに文字を記した。]

(73) 2015/07/15(Wed) 06時半頃

【人】 落胤 明之進


『第三棟の大扉は指紋認証がある。普段は管理人がいないと開けることができない。』

[恐らく弟の方なら理解するだろう事を書いてから、
 くるり、小さく筒状にすると、そっと鸚哥に差し出した。
 渡せ、という意味を込めて。]


  ……いきていたいもんなあ、


[ふと、そんな不明瞭な言葉を吐くと、
 彼は鸚哥に手をさしのべ、乗れと合図し
 扉を開けて階下へと。**]

(74) 2015/07/15(Wed) 06時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 06時半頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 06時半頃


お願い。
ここから出て行くのに役立つものが、さっき手に入ったの。

[施設内の地図。管理を強化などと言う油断ならない声の主の存在に、ここで秘密を明かしてもいいものかと躊躇っていたけれど。
それが、クラリッサを止めるために有効なカードとなるのなら、今切らなければ後悔する]

お願いよ、クラリッサ。

[もしも、クラリッサが命を落とすようなことがあれば。
そのこと自体もとても大きなショックだけれど。
ジリヤがあの女医に、何をするかわからない。
ジリヤが今度こそあの女医を手にかけようとして、危険と判断され殺される。
そんな悪夢のような死の連鎖が起こる可能性だって。
お願い、と繰り返す唇が震えた**]


....ごめんなさい、ジリヤ。


オイッ!オイッ!クラリッサ…ッ!ごめンッて、わかってンだったら…!

[謝罪の意味を悟ると、駆け出して。もう、手遅れかもしれない。だが、だからと言って、この脚を止めるわけにはいかない。…本当は、もっと早くにかけ出すべきだった。この、棘に隠した臆病さが、今は、ただ恨めしい]


【人】 落胤 明之進

[ふわりとした赤い羽毛は、
 その小さな勇気を表す火の色のよう。>>77>>79

 身じろぐことなく ひとのごとく
 黙して弟たちを想う内心までは測れずとも
 ただ、死を覚悟する鸚哥に 
 執着するように手を伸ばした。

 彼が瞳に灯す火は、影も耀く望月の色。
 それはさながら月に宿りし幽鬼の様。

 それでも動かぬ揺らがぬ鸚哥に
 一つ、微笑みかける。
 その心は素晴らしいものだと。

 ……悪には”善”がいなけりゃ格好がつかぬ。]

(83) 2015/07/15(Wed) 16時頃

【人】 落胤 明之進


  ――けれども君、命は粗末にしていいものではないよ。

[そこにどんな理由があったとしても。

 脅しに脅し返しておいて、そんな事をいう。

 ……昨日少しだけ話した猫の獣人を思い出した。*]

(84) 2015/07/15(Wed) 16時頃

【人】 落胤 明之進

[『マタネ!』と鳴いた鸚哥に『もう捕まるな』と苦く笑い
 梯子を下り、弟のいるところへと兄を解放する。
 飛んでいく鸚哥を迎える弟の顔には、
 少しは喜色はあっただろうか。定かでは無いが。]

(……『悩み 悲しみに 沈めるときも
    祈りに 応えて 慰めたまわん』……だったかな)

    [だったら、
     慰めるだけでなくて 救ってほしい。
     罪無きひとたちを。]

[――助かった、と云う鸚哥>>80に目を細めて、]

  ……いきなり迷い込んでくるから何かと思った。
  もう少し気をつけておやり。

[あくまで茶番を続けると、
 多くを語らず、静かに図書室の外へと歩きだす。**]

(85) 2015/07/15(Wed) 16時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 16時頃


【人】 落胤 明之進

― 第二棟 庭園 ―

[――彼は侭、ふらりと奥の第二棟へ。

 生体認証と云うのは、
 死体では反応せぬとどこかで聞いた。
 ならば、屹度指を切り離しても、同じ事だろうなと
 酷い思考をぐるぐるぐるぐると回しては

 気づけば
 作り物の牡丹や桜、蒲公英が揺れる庭園に向かっていた。
 第二図書室の方へ向かおうとしたところ
 ――ふらり、足元をよろめかせ ]

   ……、は、  くそ、歳か。

[苦く笑うや否や、
 在った桜の幹に、静かに体を凭れさせた。**]

(86) 2015/07/15(Wed) 16時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 16時半頃


――――……お願い。生きて。

[そう、祈ることしか、もうできやしない]


落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 22時半頃


【人】 落胤 明之進

― 第一図書室 ―

[投げかけられた言葉>>93に、一つ、立ち止まる。]

 ( ――違う )

 (何も知らずにいけば、きっと、きっと
  お前達は捕まえられてしまうから
  ――その後のことが想像に難くないから

     ……だから、)

[彼は未練がましく口を開きかけて、それから。
 ――ふ、と笑いを漏らした。]

(109) 2015/07/15(Wed) 22時半頃

【人】 落胤 明之進


  ははっ。

  まさか、愚直に上に行けば
  逃げられると思っていたのか。

  お前さんは馬鹿だねえ。

  もう少し……”工夫”がいるだろう?
  ”鳥頭”じゃあないなら さ。

[くるり、僅かに振り返った瞳は嘲笑の色を灯した。
 袂に入れた左手を抜き出し、
 とんとん、とこめかみを叩くと、
 瑠璃色をちらりと一瞥した後、音も無く歩き去る。

 後に何を言われたとて、きっと振り返らずに。*]

(110) 2015/07/15(Wed) 22時半頃

【人】 落胤 明之進

― →    ―

[ざらら、と薄が鳴る音がする。

  黒い闇夜に女が一人、
  蛇の鱗持ちたる女が一人。
  黒髪を靡かせ、蒼い着物を揺らし
  其処に、立っている。 

 ( ……、)

  彼は静かに、女の名を呼んだ。

 ( ……、私はどうすればいい。)
     (  彼らを逃がすには、)

(114) 2015/07/15(Wed) 23時頃

【人】 落胤 明之進

[ 女は笑う。
  三日月のような笑みをうかべる。
  そうして、漆のごとき掌を差し伸べる。
  手には、銀に光る  小刀が一つ。
  彼は震える手をそれに伸ばしかけて――

  ――罪を唆す蛇の幻影は、
  月影が宵の空に滲むと共に、]



  『……、 …月見さん?』

   ―→現実 第二棟 庭園 ―

[びくっ、と体を震わせて、目を醒ます。]

       ――――っ!

(115) 2015/07/15(Wed) 23時頃

【人】 落胤 明之進

[偽物の花をつけ撓む桜の枝を背にして
 見たことのある長髪がゆれていた。]

  ……あーろん、君。

[彼は辛うじてヴェスパタイン>>99を呼ぶと、
 気まずそうに頬を搔き、
 酷く眠そうに瞬きを二三度した。]

  あー。すまない。
  眠っていたのを見つけられてしまったね。

[サボりだって云わないでくれよと、
 茶化すような言葉をかけてから
 何かあったかな? と首を傾げた。*]

(118) 2015/07/15(Wed) 23時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 23時頃


[ 悲痛な針鼠の声も、別れを告げるような猫の声も
 懸命に引き止める梟の声も 聞こえてはいるのに。

 僕は諦めることに慣れすぎていて、焦燥も自責すらも無く
 彼女との約束がなければ
 自分の身ですら執着しない関心の無さ。

 正しくなかろうと 猫がそれで良いのなら
 僕は正す心算は毛頭無いし、嘆く心も持ち合わせない。

 自分のことのように怒り 嘆くふたりが
 僕にはとても眩しかった。

 ( あんなふうに 誰かに執着できた頃は )
 兄といっしょに 喪ってしまったみたいで。

 ただ、ひとつ思った事といえば
 悲しむ梟は見たくないという 独善的な思考。

 ( ああ、やっぱり。……僕は、卑怯だ。) ]


【人】 落胤 明之進

  
[何か夢でも、という言葉に、彼は苦笑を零す。]

 ……ちょっと昔の夢を。
 あゝ、サボるし、嘘だってつくさ。

[こくり、頷いて、長い髪の向こうにある瞳を
 覗きこむように小首を傾げる。
 白桃色の花弁が黒い水面にひらり、
 煌めいたように思うが
 それもまた、瞼に閉じられ見えなくなった。

 困惑しているのだろうか、という言葉に
 ふ、と笑う。]

  そのように見えたよ。
  なんだか、感情を持て余しているようだった。

[私は深い事を知らないけれど、と
 あの時聞いた通信の声を思い起こしながら、]

(133) 2015/07/16(Thu) 00時頃

【人】 落胤 明之進

[ゆらり、徒花の花弁が揺れた気がした。]

  ……そうだね。
  ある時は、彼らを獣と罵り
  ある時は、彼らに”ひと”を重ね合わせ……

[随分と身勝手だ、と苦笑しては、]

   ――お前さんはどうして、ここに、

[いいかけた問いは、マイク越しに聞こえた声に遮られる。
 彼はぱっ、と身を起こすと、
 こちらを見たヴェスパタインの瞳を見返して]

   行こう。

[そう云って、駆け出した。
 アマルテアの切羽詰った声。
 ――酷い胸騒ぎがした。]

(135) 2015/07/16(Thu) 00時頃

【人】 落胤 明之進

――→医務室

    やめなさい!!!

[がらり、扉を開ければ、
 地獄でもないのに濃い血の馨が漂う。

 彼は惨状を目撃するや否や、
 ジリヤとアマルテアの間に割って入り
 ひとまずジリヤを突き飛ばそうとした。

 その血にぬれた髪が、
 彼の腕に突き刺さることはあるだろうか。
 それでも、一先ずアマルテアを守らねばと*]

(137) 2015/07/16(Thu) 00時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 00時頃


     [ 数刻前 ]

         「 いつか、 」?


[ 問い、問われた声を僕は鸚鵡返しした。
     ―――いつか、許されると思った。
 それは紛れもない事実で、僕もまた、そのつもりだった。
 許してくれると思って、思って、 ……いや、願っていたのかもしれない。

     だってそうしたら、僕の罪は、赦される。 ]


     ―――でも、 …それは、 ” いつ ”?


[ 僕の潰れた声が、彼らに聞こえたかは解らない。
 幾ばくもの「 消えた光 」を見てきた。 そうして今回も、そうだと思った。
 だってそれが、 「 正しいこと 」だと思ってた。 なのに、

        これじゃあまるで、 僕が間違えてるみたいじゃあないか! ]


          …………、


[ ついぞ僕は声を発することはなかった。 欹てていた耳にすら、音が入らなくなる。 沈黙。 世界が僕をあざ笑う。

          ―――「 地下の僕 」を組み立てる、 土台が脆く崩れた気がした。 ]*


【人】 落胤 明之進

( はじめは、ただの?)

[ヴェスパタインの口から漏れた言葉を
 追おうとして、 心の中に一つ留めた。
 走り出してしまえば質問を重ねることはできず
 「急ぐのはあまり好みでは無い」という言葉に
 思わず、苦笑を零したけれど 同感だった。*]

― 医務室 ―

[ジリヤ>>139の華奢な体は男が突き飛ばすには容易く
 きらり、煌めく雪原の色の髪は
 今は毒々しく血塗れていた。

 ――腕に突き刺さった何本かの針が痛みを齎す。
 ぽた、ぽた、ぽた、と白に朱を塗りたくるように
 薬臭いはずの医務室に凝る血の馨。

 視界の端、アマルテア>>140が倒れ
 その唇が「ありがとう」と紡ぐのが見えた。]

(144) 2015/07/16(Thu) 00時半頃

【人】 落胤 明之進


 メティス先生……。
 ご無理はなさらずに、って……言ったじゃないか。

[どうして、という問いは届かない。
 意識を手放す彼女に、彼は険しい顔をして、
 こくりと頷いてから]
 
(……それじゃあ同じだ。まるでおんなじなんだ。
   お前さんが嫌う”猿”と。
   お前さんはそれでいいのか。)

[ふらふらと立ち上がるジリヤに向けて
 苦虫を噛み潰すように思って

 ――ヴェスパタインが低くジリヤの名を呼ぶならば
 そちらはお任せします、と一つ、視線を遣り

 彼は腕を止血することすらなく
 ふと表情を消して地上へと連絡を済ませていく。]

(145) 2015/07/16(Thu) 00時半頃

【人】 落胤 明之進

  ……クラリッサ君?
  大丈夫かい

[そうして、その途中。
 実験の副作用に見舞われた獣人に
 針の刺さらぬ手を差し伸べれば
 彼女が視力と手の感覚を失っていることに
 気づけただろうか。定かではない。

 もしもそうだと知ったなら、
 酷く哀しげな顔をしただろうけれど。

 ……そうして、地上からの救援を待つ*]

(147) 2015/07/16(Thu) 00時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 00時半頃


どう、なったの。
クラリッサ……無事、なのよね?

[恐ろしくても、確認しないわけにはいかない。
遅かれ早かれ、いずれ耳に入ることだ。
数分の躊躇いの後、私はそっと声をかける。
返事があるかは、わからなかったけれど]


【人】 落胤 明之進

 ……そう。大丈夫なら、いいんだが。

[ふと、クラリッサの掌を見た。
 人間のそれになっている。

 実験は成功したのか。
 ……けれど、「それだけ」なら
 ジリヤはきっとあそこまで激昂しない。

 きっと何かを代償として支払ったのだろうと――
 彼はクラリッサの様子に小さく溜息をつくと、
 気づかれぬ掌を静かに下ろして
 気を失ったアマルテアを心配そうに見遣った。

 いずれ救援が来たならば、
 それらを医務室まで案内して
 運ばれるであろうひとびとを見送るだろう**]

(149) 2015/07/16(Thu) 01時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 01時半頃


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