人狼議事


43 朱隠し

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楽士 ウトは、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 10時頃


【人】 楽士 ウト

― 供物台 ―

[りん――

 何処からともなく響く、鈴の音一つ。
 ゆらりと現れる人の気配。はらはら降る雪の中に有ってもむき出しの侭の足に結わえた鈴が、その音でアヤカシの来訪を告げる]

 ほう……?
 旨そうな握り飯だな。

[不格好だけれども、想いの籠ったそれに。
 アヤカシの興味は惹かれたのか指を伸ばす]

(7) 2011/02/14(Mon) 10時半頃

【人】 楽士 ウト

[伸ばした指で握り飯を掴む。
 止める様子がなければ、そのまま食べようとして]

 ……ん?
 喰っちゃだめなのか?

[せわしなく首を動かす少年に、ゆるりと狐の面が首を傾ぐ]

(10) 2011/02/14(Mon) 10時半頃

【人】 楽士 ウト

[込められた少年の兄を想う心を喰らう。
 それはとても甘美に思え、アヤカシは一言]

 美味である。

[呟く]

 さて、どうであろう。
 仮令そうだったとして、それがそなたに何ぞ関係が?

[ガチガチとなる歯の根に、くつくつと意地悪く響く笑い声]

(13) 2011/02/14(Mon) 11時半頃

【人】 楽士 ウト

[聞こえてくる聲に、ゆらりと振り向く狐の面。
 騒々しく既知の名を叫ぶ聲に、面の下不快そうに眉を潜めて一瞥して]

 騒々しいぞ。
 此処に藤之助とやらはおらぬ。

 ……なにようぞ?

[平静を取り戻したかに見えた男に、声を掛けた]

(16) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 楽士 ウト

 そなたの兄?

[ゆるり首を傾げて]

 知らぬな。

[真剣な眼差しを正面から見据え、左右に首を振る]

 それに神隠しにあったとは限るまい。
 そなたを置いて、村を出たのやもしれぬ。そうは思わぬか?

(21) 2011/02/14(Mon) 12時頃

ウトは、朧をちらりと見た後、春松と話をするのを、脇でみやる。其の折にも、りん――と鈴は音を響かせて。

2011/02/14(Mon) 12時頃


【人】 楽士 ウト

[翳される鏡を一瞥するも、アヤカシの目には小汚い其れにしか見えず。
 ふん、と鼻を一つ鳴らして]

 ほう。アヤカシを見たと申すか。
 ……で、その藤之助とやらをなんとする?

 法師にでも頼んで、払う心算か?

(24) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 楽士 ウト

 人の心とは移ろうものじゃ。
 そなたの兄はこの村に居る事が苦で有ったのやもしれぬ。

 ……それにもし神隠しに遭っていたとして、
 連れ帰る事なぞそなたには叶わぬだろう。

 人の子よ。
 そなたは、何を望む……?

[肩を落とす少年へ掛けるは、問い。
 まるで禅問答のような言葉に、少年はなんと応えるか。
 アヤカシは面の下、その心の裡まで射抜く様に見詰める]

(25) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

【人】 楽士 ウト

[言葉に詰まる男へと、狐の面は一瞥後。
 ふん、ともう一つ鼻を鳴らす]

 なんじゃ、そなた。
 己が為したい事も判らぬのか。

[つまらぬ、と。
 面の下呟く声は、低く]

(31) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

【人】 楽士 ウト

[肩を落とした少年が、しっかりと此方を睨み据えるのには、
 いたく気に入ったようで。
 面の下、にぃと蛇のように細まる赤い瞳]

 ならば。
 そなたは願いつづけるが良い。兄が戻る事を。

 山の神は猫のように気まぐれよ。
 そなたの強い望みを気に入れば、気まぐれにその願いをかなえるやもしれぬ。

[くつくつと。
 笑う声が風に溶ける。

 りん、と。一つ鈴の音を鳴らして、アヤカシの姿もまた、風へと溶ける]

(32) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

[華月斎が、ウトと藤之助を似ていると思うのは
藤之助がウトを見てアヤカシとして育ったからか


生来人間らしくない気質だったからか]


俺はなに一つ嘘は吐いていないのにな?

都合良く考え過ぎるのも人間故か。


[大きく伸びをしてごろり]


[  はらり  、 はらり と  ]

[二色の蝶が、互いを追いかけるように遊んで]


[  ぱちん  ]

[指を慣らせば、空に融ける]


[ 呼んだか、との言葉が昨夜聴こえた。]

 声だけが聴こえたけど…。

[アヤカシの里に続くこの境内。
 思う以上に声が伝わる久方ぶりの感覚に懐かしいような。

 声の主は僅かに聞き覚えがある。
 名を聞きそびれていたが。
 数日前に出逢ったアヤカシだ。

 春松の兄がアヤカシに攫われたとしたのなら
 それをしたのは声の主なのだろう、か。]


[今一度聞こえる声にもぞりと体を起こす]

ああ、俺が呼ばれたのかと思って返事をした。
何かあったのか?

その声は、ええと。勝丸?


 
 ……厄介だの。
 
 
[姿は消せども、呟きは残るだろう。]


じじ?

[屋根から下りようと思ったところで、呟きが聞こえて動きを止める]


 喰ろた心算が、喰らわれとった。
 
 ……そげんことが無いようにの。
 藤色よ。
 
 
[静かに、しかしどこか柔らかい調子で。
 告げる声も、やがて遠ざかるか。]


[飛び降りたところで聞こえた声に顔を上げ姿を探す。
目の前の一平太を置いてでも駆け出したいほどこのアヤカシが好きで慕い懐いていた、自分なりに]

じじ。

俺は退屈でなくなるのなら、俺自身がどうなっても構わないと思う。
喰らわれてでもいいから何かに夢中になりたい。
無論喰うほうが好きだが。

しかし、気をつける。

[どう気をつけるのかはさておき忠告は胸に抱きしめる]


[よほど心変わりがなければ、一平太を攫ってしまうのが面白いなと思っている]


[但し、何かあるようならば直ぐに気は変わる]



[りん――…]
 


[風に混じるアヤカシの鈴。
 此れを付けたのは何時だったか。
 付けたのか付けられたのか、それすら思い出せないけれど。

 猫の鈴の様に、りんと響く鈴の音は、
 風に溶けるアヤカシの来訪を告げる]


[眼下で謂い合う子飼のアヤカシと、人の子とを。
 狐の面の下、赤い眸はつまらなそうに見やる]

 ……あまり苛めてやるなよ、藤。
 そなたがそれが良いと言うなら、俺は止めはしないが。

[少々呆れたように声をかけて、
 新たに現れた男を一瞥する]


…………直ぐに飽きてしまいそうだな。

[聞こえる鈴の音にフゥとため息をひとつ]

俺が欲しいのは一生遊べる――


[ふるりと体が震える]


――嗚呼。

[いつまでたっても慣れない、これが有る限り自分はとうに人間では無いと思い知る]


【人】 楽士 ウト


 [りん――…]
 

(163) 2011/02/15(Tue) 12時半頃

【人】 楽士 ウト

[祭囃子に紛れて鈴の音一つ、屋台の群れの中に響く。
 狐の面を被ったアヤカシが目に映るもの。
 それはくるくると回る、赤い風車で]

 ……欲しい。
 親父、負けてはくれぬか?

[店の主とどうやら値段について交渉している模様]

(164) 2011/02/15(Tue) 12時半頃

【人】 楽士 ウト

 おお、華月斎か。
 なに、この風車が欲しいのだが……親父が負けてくれぬのよ。
 あいにく持ち合わせがちと足らんでな。

[ちゃり、と。
 懐から取り出した金は、微々たるもので。
 狐の面のアヤカシはしょんぼりと肩を落とした]

(166) 2011/02/15(Tue) 12時半頃

【人】 楽士 ウト

[耳元に齎された囁きに、こくこくと大きく頷く。
 面を被っていても、その喜びようが判るほどに]

 まことか?
 では、頼む。

 赤い奴が良いぞ。くるくると良く回る、愛らしいのを頼む。

(168) 2011/02/15(Tue) 13時頃

【人】 楽士 ウト

 飛ぶのは面倒じゃの。
 境内の裏で良い。早ぅ作ってくれ。

[弾む声で応え、華月斎の袖を引く。
 歩く度にりんとなる鈴も、今ばかりは楽しげにその音を響かせているだろう]

(170) 2011/02/15(Tue) 13時頃

[まるで手妻のような]

[紙や道具を己の家から引き出した妖の術と
 男自身の手際の良さ]


【人】 楽士 ウト

[わくわくとした面持ちでその手腕を覗き見る。
 またたく間に出来上がる赤い風車を差し出されれば、
 まるで幼子の様にぱちぱちと拍手を贈った]

 感謝する。
 これじゃこれじゃ、俺の欲しかった風車。

[受け取り、風羽へとふぅと息を吹きかけて。
 からから回る風車に、にぃ…と眸を細めた]

(174) 2011/02/15(Tue) 13時半頃

 何ぞ、礼がしたい。
 欲しいもの等有るか?

 有るならば、取って来て見せようぞ。
 ものでも、人でも。

[くるくると回る風車越しに、覗き見るは狐の目。
 赤い眸に爛々と、灯が燈る]


【人】 楽士 ウト

 他にもか?
 うぅむ。
 今は思いつかぬ。また何ぞあれば華月斎に頼もう。

 そなたは面白いうえに手先も器用で、良い奴じゃの。

[からから笑うと、
 回る風車の赤い花を眸を細めて見やる。

 もし此処に蝶が止まれば、それこそ本当に華のようだなどと思いながら]

(176) 2011/02/15(Tue) 13時半頃

欲しい、モノ、か。

[灯の灯る赤い眸を、じ、と見詰め返す。
 からからと廻る玩具が、その表情に込められたものを強くしている、気がした]

……無いな。

[しばらく考えて、呟くように答えた]


[返る答えに、拍子抜けした様に息を一つ吐く]

 ……そなたは欲がない。
 稀なアヤカシよの。まるでじぃのようじゃ。

[自らを枯れたと言う妖老――
 慶三郎を思い出し、つまらなそうにもう一度溜息を吐いた]


【人】 楽士 ウト

 面白い。
 人の子のように、俺達とは違う理・感情でお前は生きておる様に見える。

[やがて蝶が赤い花に留まれば、ますます嬉しそうに弾む声。
 蝶がとどまる赤い花を帯に差し、大事そうに手で包みながら]

 元は人であった藤よりも、そなたの方が人に近い。
 なんとも不思議な事じゃ。

[くすくすと笑う。それはとても楽しげに]

(179) 2011/02/15(Tue) 14時頃

【人】 楽士 ウト

 おお、じいではないか。
 如何した?

[蝶の留まる風車を手にし、掛けられた声へと振り返る。
 その手にはまだ鼻緒の切れた履物があるだろうか。
 まだそこにあるのならば、ちらりとそれへ狐の面の下の赫を向けるだろう]

(180) 2011/02/15(Tue) 14時頃

欲が無いわけではない。
欲しいものならば、無くは無いが……

それが何であるのか、俺にもわからないだけだ。

[つまらなそうな様子に、苦笑する]


【人】 楽士 ウト

 これはまた、偉くぷっつり切れたものじゃ。

[からからと笑い、貸してみよと手を出した]

 邪魔?
 何を邪魔な事があろうか。じいも此方に来て混ざれ。

(182) 2011/02/15(Tue) 14時頃

 欲しいものが判らぬとは、
 ますます人の子のようじゃ。

[小声で呟き、やれやれと肩を竦める。
 もっと心の侭に生きればよいのに、と思いながら]





        [――…りん]


俺も、解っているんだ。まるで人のようだと。


では――…
ウトには、慶三郎殿にも、解るだろうか。

俺は、
俺が半端であると感じさせないものが欲しい。
半端である事を忘れさせてくれるものが欲しい。

それは、何であろうか――…

[それが、男の"孤独"。
 どちらにも完全には混じらない、
 半端者であるが故に抱える感情]


【人】 楽士 ウト

[定吉の視線には気付かずに、
 からからとアヤカシは笑う。己が心の侭に]

 しかたがないのう。

[笑う妖老から受け取り、手ぬぐいを鼻緒の代わりに結い付ける。
 華月斎の手腕ほど見事には行かぬも、履いて歩く分には申し分ないほどに確り結わえた其れを返し]

 ほれ。
 駄賃は飴で良いぞ。狐の姿をしたやつな。

(188) 2011/02/15(Tue) 14時頃

[忘れさせて呉れるもの、か。]
 
 
 ――――さて、な……
 
[曖昧に。
 それだけを返す。
 
 思うところはあるのやら、ないのやら。
 茫とした調子からは、計れぬだろうか。]


あれも、これも、みんな欲しいのはアヤカシらしいのか?

[欲に素直なのはそれとも人間らしいのか]


 何を持って半端と言うのか、俺には判らぬ。

[ふるり、首を振って応える。

 このアヤカシ似の中に在るのは、孤独と退屈を癒すものへの欲求のみで。
 斯様な悩みにはトンと縁がなかった]


【人】 楽士 ウト

 俺の面に良く似た愛らしい奴で頼むぞ。

 ……ん? 何ぞ良い匂いがする。

[伸ばされる手に素直に撫でられる。
 ふと、風上の方から鼻腔を擽る甘い香り。
 すんと鼻を鳴らし、其方の方へ]

(196) 2011/02/15(Tue) 14時半頃

[それぞれの答えを聞けば、複雑な表情の中にも笑みを浮かべて]

俺は、アヤカシでありながら、人のようだ。

半端なんだ。

藤乃助のように、人の子でありながらもアヤカシとなれるのならば。
俺も、人の子であれば、そうして貰えたのだろうか。

[そして半端である男も、同じようにアヤカシのようになれるのか、可能なのだろうか。

 誰か、知っているか。男は、知らない]


【人】 楽士 ウト

[覗き見る人影は見つけたものの、
 さして害はないだろうと想い、そのままに。

 藤之助の方へ振り返り、風車を見せて]

 華月斎に作ってもらったのじゃ。
 俺の眸の色と同じで愛らしかろう?

[くつくつと笑う。幼子のような声で]

(202) 2011/02/15(Tue) 15時頃

【人】 楽士 ウト

 さて、俺は此れをもっと回して来よう。
 高い所ならば、風も良く吹こうて。

[よいしょと立ち上がると、りん――と、鈴の音一つ鳴らして。
 謂い終わるが早いが、其の姿は風となって*搔き消えた*]

(203) 2011/02/15(Tue) 15時頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 15時頃


 ……お前さんは、お前さんで。
 
 ええと思っとるんだが、の。
 
 
[先刻とは違って。
 柔らかく、笑み掛けるように。
 
 どこか少し、寂しげでもあったろうか。]


俺は――… 俺、で?

[思わず鸚鵡返しに問いかけて。
 柔らかな微笑みに混じる寂しげな表情に、
 浮かぶのは僅かな困惑]


[アヤカシに近づけないなら、せめて人に]

[夢幻でも、近付いていたかったのに]



そんなに欲しいなら、攫ってしまえばいいのに。


――… はは、俺が欲しいのは。

"俺"自身の価値だというのに。

[それを呉れるものだと、いうのに]



人の子を攫っても、"俺"は変わらない。

そうだろう、なあ――…?

[ならばいっそ、全てを忘れられればいいのに]


【人】 楽士 ウト

― 鳥居の上 ―

[空に近ければ近いほど、風は強く吹く。
 アヤカシは朱塗りの鳥居の上に座ると、帯に差した風車を手に取り、風へと翳す]

 …………。

[からからと、回る風車。
 遠い昔に、飴を作る坊が持っていたのと同じそれと重なり、
 懐かしさに眸を伏せる]

(258) 2011/02/15(Tue) 19時半頃

【人】 楽士 ウト

 あいつ、元気にしとるじゃろうか。
 里ではほんに泣いてばかりだったからな。
 今も泣いとらんと良いが……。

[風車に重なる泣き顔に、面の下で苦く笑う]

(259) 2011/02/15(Tue) 19時半頃

【人】 楽士 ウト

[泣いてばかりでは有ったけれど、
 それでもたまには笑った顔も見せてくれたのだ。

 細い目を更に細くして。
 糸の様じゃとからかって怒らせ、そして笑い有った。
 そんな僅かな思い出が胸によぎる]

 …………あいつ。
 もう一度、逢いたい、な。

[ゆっくりと狐の面を外し、ぽつりと呟く]

(260) 2011/02/15(Tue) 19時半頃

【人】 楽士 ウト

 ……でも。
 もう俺の事等覚えていないだろうな。

[あの里で交した言葉も、触れた温もりも。
 きっと忘却の彼方だろう事が、アヤカシの胸をちくちくと苛んで。

 …………りん。

 どこか物悲しげな、鈴の音が一つ。響く]

(264) 2011/02/15(Tue) 19時半頃

[物悲しげな鈴の音。

りん、りん。

頭の中で、何かを思い出せというように響く。

りん。

きっとそれは、大切なことなのに。

――まだ、思い出せない]


人になりたいなんてなあ。

[人間からアヤカシに転じた自分には到底わからない話]


正しくは――… 人になりたい、わけじゃあないがな。

どちらかに、成りたいんだ。

[独りきりは、嫌だ]

成れないなら。

[独りきりだと感じないように、成りたい]


   ――  ああ、寂しい  ――   


[ ――寂しい、 と 。

 意識  をすれば  するほどに

                孤独は   深く    なっていく]


            その穴を埋めたいから

             人の子を攫うんだ。
 

           何故それがいけないのだ。


 ―― 穴 を 、 埋める ――

[藤乃助の言葉に、赤褐色の眸が、揺れる]


[男は、人の子を攫う事を、肯定も否定もしていなかった。

 "神隠し"は、自分以外のアヤカシにとって必要な事のようだと薄ら感じていたし、
 そも、"神隠し"事態に、男には興味を惹かれなかったのだ]

[人の子を連れ去る事に興味を持てなかったのは、男のアヤカシらしくない部分で、
 興味が無い事には一切無頓着、それはアヤカシらしい男の一面だったのかもしれない]

[けれど]



[りん――…]
 


[風は言葉を運ぶ。
 人の子らの言葉も。藤之助や華月斎の言葉も]

 ……会って話をしたら、触れたくなる。
 俺たちが持ちえない温もりを持つそれらを、知りたくなる。


[鳥居の上。
 面を外したアヤカシはくるくるまわる風車を、冷たく見降ろしながら]

 触れたいと思えば、欲しくなる。
 人の子を己が手で、花の様に咲かせたくなるものだ。

[くるりくるり。
 回る風車へ、そっと口接けを落として。

 まるで憐れむように、
 その赫い眸を縁取る長い睫毛を震わせた]


楽士 ウトは、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 22時半頃


触れたい…………相手に触れたい?

[今までそう思って人を攫っただろうか。

――否、ただ隙間が埋まればとそれだけで]


楽士 ウトは、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 23時半頃


【人】 楽士 ウト

― 鳥居の上 ―

[からり、からり――。
 回る風車を手に、風が吹く方へと赫い眸を向ける。

 赫い眸には爛々と灯が燈り、
 二つの世界を繋ぐ門が開くのを感じ取る]

 さてさて。
 現と幽世の境界が溶ける頃合いよ。

[りん――…。
 風に乗り、その音色は何処までも響く]

(320) 2011/02/15(Tue) 23時半頃

[寂しさは、いつしか消えていた]

[目の前の相手が友でいてくれると、
 人のように扱ってくれると、
 それだけを喜んでいた]


[   溝は 残った 儘なのに   **]


【人】 楽士 ウト

[ふと、下を見下ろせば。
 何時かの少年の姿が見えた。

 どうやら酷く落ち込んだ様子で、怪我でもしたのか足を引きずる様が痛々しい]

 おい、お前。

[思わず声を掛けてしまったのは、どうしてなのか。
 アヤカシにも判らないけれど。
 狐の面を被り直し、その背に声を掛けた]

(327) 2011/02/16(Wed) 00時半頃

【人】 楽士 ウト

[幼さを残す顔に似合わぬ暗い笑みに、僅かに首を傾ぐ]

 人浚いと謂われれば、そうかも知れぬ。
 だけど俺は、手を差し伸べるだけだ。

 其れを取るかどうかは、人の子しだいよ。

[それよりも、と。
 ごそごそと胸元を漁る。取り出したのは二つ重なり合った小さな貝殻]

 これ、使え。
 足、痛そうだ。

[軟膏を収めた貝殻を、ぽんと投げる]

(331) 2011/02/16(Wed) 00時半頃

【人】 楽士 ウト

 定吉……?
 あいつは……。

[一度は彼も手を取ったのだ。
 だけどそれ以上に彼には大事なものが有ったのだろう。

 家に帰りたいと泣く子供を無理に引きとめる事も出来ず、
 手放した時の事を思い出す]

 人は心変わりをする。
 大切なものほど、失ってから気づく。そう謂う事だろう。

[狐の面をしているため、その表情は判らない。
 だけど、声は僅かに沈んだ色を含んでいた]

 触れられるさ。
 そんな事はどうでも良い。塗っておけ。
 一刻もあれば其の程度の傷なら治る。

(336) 2011/02/16(Wed) 01時頃

ウトは とても優しいな


【人】 楽士 ウト

 なら、それでいい。
 お前の中の兄を大事にせよ。

[にぃ、と。面の下で笑う。
 其の負け惜しみにも似た威勢の良さが、心地よく。
 また愛らしかった]

 なに、握り飯の礼だ。気にするな。
 ……美味かったからな。

(338) 2011/02/16(Wed) 01時頃

 俺はああいう捨てられた子犬のようなものに弱いのだ。

 ……それに藤のしりぬぐいは俺の役目だろう?
 俺は藤の親みたいなものだからな。


俺も、子犬のように拾われたのか?

[くすぐったそうに返事をする、あれから随分時は過ぎたかもしれないが今でもまだ子供のまま]

親、の……そうだな。俺もウトは親だと思っているよ。
そのウトへ、もう一つ頼みたい。


俺はどうしても朧を気に入ってしまったから

“一緒に里に行きたい”んだ。


【人】 楽士 ウト

 俺は貰った恩は必ず返す。
 それにあの握り飯は美味かった。

 ……味よりもなにもよりも想いが籠っていたからな。

[ぷっと笑いだすのを見れば、きょとんと首を傾いで]

 ……なぜ笑うのだ?
 俺、可笑しな事を謂ったか?

(342) 2011/02/16(Wed) 01時半頃

[擽ったそうな声に、ふ…と笑う。
 傍に居れば、その頭を撫でていただろうか]

 ……頼み?

[告げられた言葉に、訝しげに次の言葉を待って]

 ――それが藤の望みなら。
 今宵の門は、お前と其の人の子のために開こう。


[拾われた子犬は懐いて喉を鳴らし、擦り寄るだろう]

ありがとう、ウト。
俺が人間を攫うために祭りに降りるのはこれで最後になるだろう。

[不思議と確信する、胸に手を当て誓うようにそう告げる]


【人】 楽士 ウト

 俺がそうしたいから、そうしているだけだ。
 お前たち人の子には、それが奇異にみえるのかも知れぬが。

 好んで嫌われたいと思うもの等おらぬよ。
 それは人の子も、同じだろう?

[相好を崩す人の子に、くすりと笑う]

 俺は凄いアヤカシだからな。
 想いの質ぐらいは、喰らえばわかる。

[えへんと胸を張る。
 その姿は、どうにも本人のいう凄いとはかけ離れていたけれど]

(352) 2011/02/16(Wed) 02時頃

 ――見つけたのだな。
 永遠の小鳥。隙間を埋める存在を。

[面の下に浮かぶは、寂しげな笑み。
 だけど、それは声には出さず、然も祝福するように呟いて]

 大事にしてやれ。


/*
中発言失礼。
一応、▼藤▲朧で合わせているが構わぬか?
メモで伝えた方が良いだろうか。


/*

▼藤▲朧でお願いする。
一応、メモに転載も……自分で言うと恥ずか死しそうだ。

あ、でもじじから飴を受け取らないとな。


楽士 ウトは、メモを貼った。

2011/02/16(Wed) 02時頃


【人】 楽士 ウト

[暫くそうして少年と話をすれど、
 少年が戻らねばならない刻限を、沈む夕日が告げる]

 また転ばぬように、気を付けて帰れよ。

[からかうようにそう声をかけて、
 小さくなっていく背中を石段の上から見下ろしていた]

(365) 2011/02/16(Wed) 02時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2011/02/16(Wed) 03時頃


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ウト
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