42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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―劇場前―
[列が動いた。そろそろ開場のようだ。]
わわ、動き出した! いよいよだね! 楽しみだなー!
[失くさないようにチケットをしっかりともう一度握りなおして、動き始めた列に合わせて移動を開始した。]
いい席が取れるといいなあ。
[取れた席は、61,2:いい席だった。3,4:ちょっと見難いけれど、ミッシェルたちの近くだった。5,6:見難い上に、ミッシェルたちとも遠かった。]
(0) 2011/01/15(Sat) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 00時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 00時頃
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うーん、いまひとつ…
[行列の真ん中辺りにいたので、前の方の席に座る事はできた。けれど、運悪く端の方の席になってしまい、その上、前に座っている人の座高が高くて、小柄な自分は思いっきり視界をさえぎられてしまう。]
うう、まあ仕方ないか。 前の方に座れただけでもよしとしよう。
[うんうん、と自分に言い聞かせる。こういう場に足を踏み入れるのは初めてだったので、とてもわくわくしていた。]
楽しまなくっちゃもったいないもんね!
(4) 2011/01/15(Sat) 00時半頃
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えっ?
[名前を呼ばれたような気がして>>8、きょろきょろと辺りを見回した。]
あれ? ミッシェルさんたちとは遠くの席になっちゃったと思ったんだけど…って、サイラス!?
[落ち着かなく見回していると、ようやくサイラスと目が合った。ケイトと一緒にいる様子に目をぱちぱちとさせる。]
あれー? サイラス、教授にたかってデートするんじゃなかったのー? ケイトとデートする事にしたんだ?
[首を傾げてそう言って、ケイトにはにっこり笑って挨拶をした。]
(11) 2011/01/15(Sat) 00時半頃
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あはは、そうなんだ。捨てる神あれば拾う神ありってやつ? でもケイトにはたかっちゃ駄目だよー? ちゃーんとエスコートしてあげてよね!
[平然としているサイラス>>14に笑いながらそう告げると、ケイトはどうにも煮え切らない様子。>>16]
たまたまとか言わないであげて。デートって言ってあげた方がサイラス喜ぶよ? ケイトがデートっていうのに抵抗があるなら仕方ないけど。
[サイラス、ふられちゃったかなー?とくすくすと笑う。]
(19) 2011/01/15(Sat) 00時半頃
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[ものすごく照れた様子で「デート」というケイト。 ものすごく可愛かった。きゅんとした。そうか、これがサイラスが言っていた「テク」というやつかもしれない、などと思う。 だとすれば。]
私には無理だ…あまりにもキャラじゃない…
[思わずぼそりと呟いてしまった。 ふふん、と偉そうに笑うサイラス>>23には、]
サイラスにケイトはもったいないと思うけどねー。
[憎まれ口を叩いておいた。]
(24) 2011/01/15(Sat) 01時頃
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ほらほら、さっそくぼろが出てるよー?
[舌を出すサイラス>>29ににやりと笑って指摘する。 そんな風に、サイラスとケイトと言葉を交わしているうちに、ふと、照明が落とされた。]
あ、そろそろ始まるみたいだね!
[弾んだ声でそう言って、舞台へと視線を向ける。 幕が上がれば、前座を務めるのはチケットをくれた華月斎で。見たこともない芸の数々に、呼吸をするのも忘れる勢いでのめりこんだ。 前に座った人の座高が高かったのが返す返すも悔やまれる。 もともと大きな目を目一杯見開いて、ひとつ芸が終わるたび、手が痛くなるほど一生懸命拍手をした。]
(30) 2011/01/15(Sat) 01時半頃
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[目も口もぽかんと開けたままの間抜けな顔で、一心に舞台に見入った。 幕が下り、照明が再び明るくなると、夢から覚めたような顔で必死に拍手をする。]
すごかったね! すごかったねえ!!
[とりあえずこの感動を誰かと分かち合いたくて、サイラスとケイトに顔を向けて声を上げたけれど、ものすごく陳腐な言葉しか出てこなかった。夢からは覚めたけれど、テンションは下がらない。]
魔法みたいだった! むしろ魔法使いじゃない?みたいな!! すごいよねええ!!
(37) 2011/01/15(Sat) 01時半頃
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うんうん、私もあの芸好き! いや、全部好きだけど!! 綺麗だったよねー! 東洋の神秘って感じ!?
[サイラスに同調し、興奮してまくし立てながら、退場の列に従ってぞろぞろと移動する。ガードしてくれる>>40のには、ありがとね、と言って。 無事外に出ると、うーん、と首を傾げた。]
私、華月斎さんにチケットのお礼を言いたいんだけど、今は無理かなあ? んー、でも、やっぱり一応楽屋に行ってみるね。駄目なら駄目で諦めがつくし。 サイラスはちゃーんとケイトを家までエスコートしてあげるんだよー? それじゃ、またねー!
[ぶんぶんとサイラスとケイトに手を振って、楽屋の方へ行ってみる。華月斎に会えたらチケットのお礼と、今日の感動を伝えるだろう。 駄目だったらおとなしく帰るつもりだ。]
(41) 2011/01/15(Sat) 02時頃
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―翌朝・パン屋―
[パン屋の朝は早い。そもそも開店時間が早いし、仕込みにも時間がかかるのだ。 焼きあがったパンをせっせと並べ、陳列棚を整えていく。]
クロワッサンに、デニッシュにー、カレーパン! うん、今日もみんな美味しそう!
[朝には強いタイプだ。くるくると独楽鼠のようによく働いた。次に焼きあがったのはフランスパン。]
折らない様に気をつけないとねー。 ―――でも、やっぱりこんなの、そうそう折れないよねえ?
[首を傾げながら、トングで綺麗に並べ、積み上げていく。 が、少し魔が差した。ちょっと振ってみる。]
ほら、やっぱり折れないし。昨日のはなんだったんだろ。
(44) 2011/01/15(Sat) 02時頃
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[ぶんぶん。もう少し強く振ってみた。やっぱりなんともない。うーん、と首を傾げてもうちょっと振ってみることにする。]
今日のフランスパン占い〜。 ソフィアは人形破壊事件の犯人です!
[ぶんぶん。]
いや、犯人はサイモンさんです!
[ぶんぶん。]
んー、実はサイラスが犯人なんです!
[ぶんぶん…… ―――ぼっきり。]
―――ぎゃー!!
(48) 2011/01/15(Sat) 02時頃
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ソフィアは、「すみません、買い取ります、ごめんなさい」と店主に平謝り。
2011/01/15(Sat) 02時頃
[女の子を人ごみから庇うのも。遅くなれば家まで送っていくのも。
自分にとっては呼吸をするように自然なこと。
それに今回の場合、自分が唯一の成人で。年少者を守るのは己の義務だと思っていた。
だから、そこに特別な意味はない。
あってはならない。]
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嘘だあ…
[また買い取る羽目になってしまった。連日フランスパンはきつい。しかも買い取り。 自分がやった事とはいえ、ちょっと涙目になりながら財布から代金を支払い、またしても真っ二つになってしまったフランスパンを紙袋に入れて、バッグにしまった。]
それにしてもあのタイミング。 …いやいやいや。まさかあ。
[ものすごく馬鹿馬鹿しかった。馬鹿馬鹿しい事にお金を使ってしまったことを反省した。**]
(51) 2011/01/15(Sat) 02時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 02時頃
[あの時。サイモンが倒れているのを見て、ケイトのことでざわついていた心がすっと落ち着くのを感じた。
恋がどうの、愛がどうの。あの部屋で見た彼の文章には、そんな反吐が出そうな言葉が並んでいたから]
ただの隣人だったなら
ただの友達だったなら
ただの相棒だったなら
きっとこんな風には思わなかった…
[犯人。その単語を口にしたときに、ふと脳裏によぎる小さな影。
あの時は相当酔っていたから、己の見間違えかも知れないが]
…あれが、犯人だったんだろうか。
[そうだとしたら結構なニアミスである。
けれど己の胸には、恐怖よりも先に興味が沸いた]
あんな小さな体で、ひょろい理系野郎とはいえ大人の男を殴り倒したのか?
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 19時頃
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―回想・劇場―
[サイラスとケイトと別れた後、駄目もとで楽屋へと向かった。半ば以上面会は諦めていたのだが、華月斎からチケットをもらった事、そのお礼を言いたい事を伝えると、思いがけず楽屋に通してもらう事ができた。]
うわわ。来といてなんだけど、本当に通してもらえるとは思わなかったよ。 どうしよう、なんだか緊張するな。 ―――あれ?
[こちらと入れ違いに楽屋を出て行ったのは、サイモンだった>>68。彼は確かミッシェルと一緒にいたはずでは、と首を傾げる。]
ああ、そういえば、サイモンさんがご指名だとか、ミッシェルさん言ってたっけ。なんかお話があったんだ。 ちょうど入れ違いでよかったー。
[ミッシェルはパン屋の常連で親しいけれど、サイモンのことは良く知らない。すれ違いざまに、ぺこりとお辞儀をするにとどめた。 すう、と深呼吸をしてから、楽屋の扉をノックして、そっと開く。]
あの、こんばんは。 面会を許可してくださって、ありがとうございます。 その、チケットのお礼を、どうしても言いたくて。
(140) 2011/01/15(Sat) 19時頃
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[おずおずと中へ入り、扉の前でぺこりとお辞儀をした。]
本当に…本当に、言葉にできないくらい、素敵でした! お金も払わずに見せていただいちゃって、本当に良かったのかなあって。 綺麗で、幻想的で、本当に魔法みたいでした! みんな、みんなすごかったですけど、やっぱり私は、広場でもお人形を見せてもらったからかな、一番最後のが一番印象に残って―――
[感想を言い始めると緊張は吹き飛んだ。興奮気味に、拙い言葉で自身の感動をまくし立てる。 しばらく一方的に喋り捲っていたが、やがてはっと我に返ると赤くなって少し照れた。]
わわ、なんだかすみません。チケットのお礼と、素敵な舞台のお礼、どれだけ言っても言い足りない気がして。 あの、本当に本当にありがとうございました! 私、パン屋さんでバイトしてるんです。美味しいって、結構評判で。 機会があったら是非いらしてください! 私、お礼しますから! あの、それじゃ、本当にありがとうございました!
[何度お礼を言っても言い足りない。何度も何度もお礼を言って、何度も何度もお辞儀をして、楽屋を後にした。]
(143) 2011/01/15(Sat) 19時頃
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―夢の中―
こないで・・・!
[暗闇の中、ゆっくりと近づいてくるサイモンから逃げるように必死で足を動かす。どれだけ走っても、距離は離れるどころか、縮まるばかりで]
こないで・・・こないで!
[闇の中をただひたすらに走り続ける]
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―現在・パン屋―
はい、こちらおつりになります! ありがとうございましたー!!
[お釣りを渡し、パンをつめた茶色の紙袋を両手で差し出す。顔なじみの客は笑顔でそれを受け取ったあと、そういえば、と眉を寄せた。]
―――え? サイモンさんが? 意識不明の、重体?
[思い出したのは、昨夜楽屋前ですれ違ったサイモンの姿。そのあと、ミッシェルのことを考えた。]
なんで。なんでサイモンさんが。 人形破壊事件と、何か関係が…?
[思わず口から漏れた問いに、もちろん相手が答えを持っているはずもなく。 ただ、「事件現場が近いんだから、あんたも気をつけなよ」と気遣われた。]
…はい。 ありがとう、ございます…
(145) 2011/01/15(Sat) 19時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 19時半頃
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[その客を最後に、客足は落ち着いた。眉を寄せて、呟く。]
ミッシェルさん、心配だろうな… 意識不明の重体、って。 お人形だけじゃなくて、人間の被害者まで出てくるなんて。 サイラスの心配は、あながち見当違いじゃなかったのかも。
[「私はお人形じゃないから大丈夫」と言った自分に、それでも気をつけるに越した事はない、と言ったサイラス。 考えすぎだと思ったのに。]
何でこんな事になっちゃったんだろう…
(147) 2011/01/15(Sat) 19時半頃
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[ぼんやりと考えていたら、ドアベルが鳴った>>150。慌てて顔を上げる。ドアベルの音を聞くと笑顔になるのは条件反射だ。]
いらっしゃいませ!! って、ケイト! いらっしゃいー! 昨日は楽しかったね、お疲れ様! あのあと、ちゃんとサイラスに家までエスコートしてもらえたー?
[にこにこと笑顔を浮かべて応対する。一度接客モードに入ってしまえばそうそう笑顔は崩れない。けれど、どこか元気のないように見えるケイトの様子に、笑顔を消して首を傾げた。]
どうかした? ケイト。
(152) 2011/01/15(Sat) 19時半頃
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うん! 駄目でもともとだって思ってたんだけど、会ってもらえたんだー! テンパッちゃって、なに言ったかあんまり覚えてないんだけど、とりあえずお礼は言えたよ! ケイトもちゃんと送ってもらえたんだね、良かった。 まあ、自称フェミニストだから、そのあたりはちゃんとしてると思うけど。 私に言わせてみれば、アレはフェミニストというより軟派なだけだと思うけどねー。
[昨夜の話になると自然笑顔になる。昨日は本当に楽しかった。それなのに。 ケイトに質問を向けられると、笑顔でいる事は難しくなった。自然、視線が俯きがちになる。]
サイモンさんがね、誰かに襲われたんだって。 意識不明の重体だって、聞いたよ。
[努めて感情を込めないように、言った。笑顔ではいられなくても、仕事中の今、これ以上表情を崩してはいけなかった。]
(157) 2011/01/15(Sat) 20時頃
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ごめんね、私もそれだけしか知らないんだ。
[ケイトの質問>>159には、申し訳なさそうに首を横に振る。]
私もさっきお客さんに聞いたばっかりなの。 サイモンさんが襲われて、事件現場は人形資料館だって。ここからも近いから気をつけなよって心配してもらって… でも、私も事件の事を聞いた時、やっぱり人形破壊事件のことを思い出したから、無関係ってことは考えにくいような気がする。
[そこまで言ってから、ううん、と首を横に振った。]
やっぱり、わからないや。たまたまってこともあるのかもしれないし。 犯人が何を考えてるかなんて、私にはさっぱりわからないもん。 ―――ああ、でも、部屋がすっごく荒らされてた、って。 うーん…それでも、単なる物取りとも、お人形の何かの資料がほしかったとも考えられるし…
[ゆるゆると首を横に振る。]
(162) 2011/01/15(Sat) 20時半頃
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[――小さい。小さくて、赤い影。何かを思い出す]
…まさか、ね。
[それは独り言としてはいささか大きな声になってしまった。
他の者にはいざしらず、夕顔には聞こえてしまっただろう]
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時間? うん、もちろんいいよ? 今日はお昼で終わりなんだ。 もうそろそろ上がってもいいと思うんだけど…
[そこまで言った時、店主が奥から出てきて、「そろそろ上がっていいよ。今日はチーズパンとカレーパンを持っていきな」と言ってくれた。]
ナイスタイミングだね! よし、ちゃっちゃと支度してくるから、ちょっとだけ待っててー!
(166) 2011/01/15(Sat) 20時半頃
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ソフィアは、慶三郎に話の続きを促した。
2011/01/15(Sat) 20時半頃
・・・・・・!
[耳に届いたサイラスの言葉に思わず息を飲む。何かとても悪い予感がして、サイラスに向ける瞳には恐怖の色が見えた]
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[ぱたぱたと慌しく身支度を整える。といっても、三角巾とエプロンを外す程度の事だ。]
お疲れ様でしたー! ―――フランスパン? あう、ごめんなさい。今後は気をつけます。はい。食べ物でいたずらしたりしません。はい。ごめんなさい。 はい、それじゃ、お先に失礼しますー!
[ぺこぺこ謝りつつ店を出た。]
ごめんねー。お待たせ、ケイト! あっ、そうだ。フランスパン要らない? 買い取りになっちゃったんだけど、私、昨日も食べたから、しばらくフランスパンはいいかなあって。
[てへへ、と照れ笑い。]
折れちゃってるんだけど、それでも良かったらもらって? あ、それでどこに行く?
(170) 2011/01/15(Sat) 20時半頃
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[怯えた瞳を真っ直ぐ見つめて、彼女の反応をうかがう]
サイモンさん、意識不明の重体だって。
[静かな口調でそう告げて、それからふっと表情を緩める]
俺、昨日の晩現場の側に居たんだ。
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いいよいいよ! 私が不注意で折っちゃったやつなの! そんなのにお金なんてとんでもないよ!
[ケイトの提案>>172には慌ててぶんぶんと首を横に振って。]
サイラスならともかく、ケイトからお金なんてもらえないよ。
[ぶつぶつと呟いた。八つ当たりだった。]
もらってくれるだけで嬉しいからさ。ありがと!
[そう言って、バッグから茶色の紙袋を取り出してケイトに差し出す。]
歩きながら? そうだなー。それなら、広場に行ってみない? 道すがらで話せるし、広場についたら何か飲み物買って、パン食べよ?
(174) 2011/01/15(Sat) 21時頃
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現場。俺が滅茶苦茶にしといたから。
君が犯人だなんて、そうそうばれたりしないよ。
[不気味なほど落ち着いた声で、青年は囁く]
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[ケイトの話>>177に相槌を打ちながら、ゆっくりと広場を目指す。と言っても、ケイトが振ってくるのは他愛もない話題ばかりで、他の人に聞かれたくないようなものとは思えない。多分、ケイトの本当に話したいことは別にあるのだろう、まだ話しあぐねているのだろうと思う。 そうこうしているうちに、広場についてしまい。]
ええと。とりあえず、飲み物買う? 外だし、私は温かい物飲もうかな。
(179) 2011/01/15(Sat) 21時頃
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・・・・・・・・・えっ?
[サイラスから聞かされたのは驚きの言葉]
死んで、無かった・・・の?
[思わず呟いて慌てて口を閉ざすが、耳元で囁かれた言葉にさらに驚き]
・・・・・・何故・・・?
[サイラスを見上げる。瞳に宿った恐怖の色は完全に消えていた]
[夕顔の様子が少し落ち着いたのを確認すると、
僅かに笑みさえこぼれた]
あの現場を見て、ざまーみろって思ったんだ。俺も死んでると思ったから。
君の動機は知らないけど、俺は人形が恋だのなんだの言うの、嫌いだから。
あのヒトそっち系では有名っぽかったしね。
[まるで世間話のような口調で、そんなことを吐く]
…で、気づいたら…ね。いつのまにか。
我ながら無茶したもんだ。
|
[自販機で温かいココアを買った。カフェオレにしようかとも思ったけれど、やはりカフェオレはあの喫茶店で飲むのが一番なのだ。 温かいココアの缶で両手を温めながら、冷たいベンチに腰掛けて、首を少し傾げるようにしてケイトの話に耳を傾ける。]
―――!
[人形、と言われて思わず小さく肩が震えた。ちらりとあたりに視線を走らせて、こちらの話に注意を向ける人がいない事を確かめる。]
うん。それは、知ってる、けど。 ―――お願い?
(187) 2011/01/15(Sat) 21時半頃
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・・・・・・そうですか。
私は・・・・・・ただお父様と、ただ、そう呼びたかっただけなのに・・・
[そう言って、俯く。しかし、すぐに顔を上げると、隠していた本を見せて]
・・・・・・実は、あの時にこの本を持ち帰ってしまって・・・それで、図書館に隠しに行こうとしていたんです。
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ケイト、なに言うの! そんな、そんなこと。
[ない、と言い切れないことが悲しかった。自分は本当に無力で、その無力さが歯がゆくてたまらない。 けれど、どうしてもケイトにそんなことを言ってもらいたくなくて、ぶんぶんと首を横に振った。]
大丈夫、大丈夫だよ。 サイモンさんを襲った犯人が、人形破壊事件の関係者だって、決まったわけじゃないんだし…
[そう否定するけれど、その声は力ない。何の根拠もないと、自分自身良くわかっているからだ。 悲しくて胸が詰まって、ケイトを見つめるけれど、続くケイトの言葉に思わず口がぽかんと開いた。]
へっ!? サイラス!?
(195) 2011/01/15(Sat) 21時半頃
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彼女の事情の全てを察することは出来ないが、「お父様」という単語に幾許かの親近感を覚えた]
これ…あの部屋の?
…まいったなあ、あそこの資料って結構珍しいの多いから…。
それにそうでなくても、図書館って全部の本に番号振ってあるだろ。
下手したらそっから足がつく。
[そう言って困ったように視線を宙に投げる。]
できるなら、燃やしちまうのが手っ取り早いかな…。
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[ものすごく予想外の言葉だった。頭の中がぐるぐるする。 なんで、なんでサイラス?]
え、力に、って。 サイラス、実はお人形だったり、するの?
[力になるとはどういうことなのか。自分が知らなかっただけで、実はサイラスは人形で、ケイトはサイラスの身にも危険が迫る事を心配しているのだろうか。 いや、そもそも。どうして、ケイトが、サイラスを。]
あの。 えっと。こんな事聞いていいのか、わからないけど。 ケイトは…サイラスが、好きなの?
(197) 2011/01/15(Sat) 21時半頃
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・・・そうだったんですか。
・・・・・・危ない所でした。
燃やす・・・ですか。でも私は火を扱えませんし・・・
[サイラスの言葉に困ったように少しだけ眉を下げ]
・・・・・・さっそくですが、お手伝いしてもらってもいいですか?
[サイラスに聞いた]
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[おかしそうに笑うケイト>>200に、黙ってゆるゆると首を横に振る。自分は、優しくなどない。無力で、ちっぽけな人間だ。]
そりゃ、私もサイラスのことは友達だと思ってるし、私にできる事があるなら力になりたいとは、思ってるよ。 でも、私にそんな力があるなら、ケイトの事だって助けたいのに。 ケイトの事も助けてあげられない私に、サイラスが助けられるなんて、そんな風には私は思えないよ。
[ケイトの言う「力になって」という言葉を、サイラスの身の安全のことと解釈してそんな風に言って。 続く言葉には、そうなんだ、と小さく笑みを浮かべた。]
ケイトは、友達だよ。 心ある、私の大事な友達。 だから、きっとその感情も、本物だって、私は思うよ。
(207) 2011/01/15(Sat) 22時頃
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ソフィアは、ケイトの微笑みに、ゆったりと微笑み返す。
2011/01/15(Sat) 22時頃
ソフィアは、華月斎と初めて出会ったのはここだった、と噴水に目をやった。
2011/01/15(Sat) 22時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 22時頃
分かった。多分、俺なら上手いこと処理もできる。
[仮に足がついたところで、それで身が危険になるのは少女ではなく己。
先ほどまで青い顔で怯えていたのに、今はあまり怖いとは思わなかった]
じゃ、こっちに貸してくれ。
[差し出した手の意味は、周りの人間には分からないだろう]
はい、よろしくお願いします。
[差し出された手に本を手渡す]
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 22時半頃
[人通りの少ない角のたばこ屋で、普段は吸わないたばこと、ライターを買った。
その次は雑貨屋でカッターナイフ。
全ての買い物を済ませたら、それらを持って公衆トイレへと駆け込んだ。
ここで本を切り刻み、枯葉と共に火をつけるつもりだった。
このまま水に流してもよかったが、全てをそれで処理するには時間がかかりすぎる。
すぐに流れる分だけを処理して、ページを減らした]
ふーっ……。
[なにせ人を殴り倒せるほどの本だ。
かなりの量があって骨が折れたが、ゆっくりもしてられない]
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[助けになっている、と言われて>>211、唇を噛んで首を横に振った。]
本当に、私に力があったら。 ケイトに、「絶対大丈夫。ケイトが襲われたりなんてしない」って言えるのに。
[肩を落としてそう言うけれど、危険が迫っているのは自分ではなくてケイトで。ケイトの方が自分を励まそうとしているなんておかしな話で。 手を握られると顔を上げて、ぎこちないながらも笑みを浮かべた。]
ごめんね。私の方が弱音を吐いちゃうなんて。 うん。約束するよ。 だから、感謝するのは、私が約束を果たせた後にして? ―――だから、無事でいなきゃ駄目だよ、ケイト。 無事でいなきゃ、感謝なんてできないんだから。
(220) 2011/01/15(Sat) 22時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 23時頃
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なんたって、パン屋の看板娘ですから?
[笑顔が似合う、と言われて>>226、くすりと笑ってそう返す。握った手は冷たくて、人間とは違う事を伝えるけれど、それでも目の前にいるこの人は、自分にとって大切な友人だ。]
ああ! そうだったね! 私お腹すいた! 食べよ、食べよ!
[努めて弾んだ声でそう言って、バッグからチーズパンとカレーパンを取り出した。ココアの缶はよく振ってから開ける。]
(232) 2011/01/15(Sat) 23時頃
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うん、いただきまーす!
[ケイトの言葉>>238に復唱するように言い、まずはココアを一口。 それにしても、とカレーパンにかぶりつきながら考える。ちらりと横目でケイトを流し見て。]
(ケイトが、サイラスのことを。)
[そうか、昨日のあの自分でさえきゅんとしたケイトの様子は、単に「デート」という言葉の響きが恥ずかしかったというだけではなかったのだ、と納得する。]
(じゃあ、サイラスは。サイラスは、ケイトの事、どう思ってるんだろ?)
[いつもへらへらとしてみえる青年。気安いけれど、でも、どこか本心を隠しているように見えて。底が見えない感じがする。 そんなことを考えながらも、笑顔でケイトとパンの感想や、他愛もない話に興じた。]
(241) 2011/01/15(Sat) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 23時半頃
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ごちそーさまでした!
[ぺろりと平らげ、ハンカチで口を拭く。立ち上がるケイトに首を傾げて。]
一人で大丈夫? 家に帰るなら送ろうか?
[ハンカチをバッグに戻すと自分も立ち上がる。腕っ節に自信はないけれど、一人より二人の方が安全だろう。 ケイトが一人で大丈夫と言うなら、何度も「気をつけるんだよ」と念を押して、心配そうに見送るだろう。]
(248) 2011/01/15(Sat) 23時半頃
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本当に本当に大丈夫? 気をつけてね? この後ケイトが襲われたー!なんてことになったら、私責任感じちゃうんだからね?
[大丈夫だ、というケイト>>253に、くどいほどに念を押してから別れる。]
私は…そうだ。図書館に本、返しに行かないと。
(255) 2011/01/15(Sat) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 23時半頃
[思いついた軽口があるにはあったのだが、
今は言う気分になれなかった]
若者が悩む内容なんて、色恋沙汰に決まってんだろ。なんて。
[言える訳がなかった]
|
[図書館に向かうべく、広場を歩き出した。けれど、ふとクレープ屋に目が留まる。]
クレープ…
[カレーパンとチーズパンを食べたばかりだった。けれど、甘い匂いにふらふらと、引き寄せられるように近づいてしまった。 フランスパンを連日買い取っている。昨日は高い蜂蜜も食べてしまった。無駄遣いは控えなければならない。けれど。]
ストロベリー生クリームチョコレートスペシャル下さい!
[あっさり誘惑に負けた。]
(260) 2011/01/16(Sun) 00時頃
|
…なんで。俺がこんな想いをしなくちゃならないんだよ。
[ひとつ、ふたつ。脳裏にちらつく映像。
その全てにケイトが居て―――時折、それに重なるように。
己が憎んでやまない、あの女人形の影がちらつく]
…いっそ、全部壊してしまえたら。
[母親気取りの勘違い女も。彼女も。
恋だの愛だのと煩い人形どもを、全て壊してしまえたら――]
|
[ストロベリー生クリームチョコレートスペシャル。その名の通り、生クリームをたっぷり塗ったクレープ生地にフレッシュなイチゴをたくさん載せて、チョコレートソースをかけたものである。激甘である。 しかし、イチゴと生クリームとチョコレートが大好きな自分にとって、パーフェクトスイーツといっても良かった。]
おいふぃ〜!!
[口いっぱいに頬張って幸せ一杯の様子。]
頭一杯使ったし、疲れた時には甘いものだよね!
[誰に聞かせるでもなく言い訳をした。]
(264) 2011/01/16(Sun) 00時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 00時頃
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