人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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ろくでなし リーは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 01時半頃


─???・一人目─

  ────……。

[倒れ伏していた少女の瞼が、ゆっくりと持ち上がる。
両手で支えるように上体を持ち上げてみると、少し離れた床に叔父『だった』男が倒れていた。

その直ぐ前に、誰かの足。
辿るように視線を上げると、冴えた瞳で獲物を見下ろす獣と目が合う。その額に揺れる金の髪も。]

  …………どうして………?

[濡れて震えた声が、言った。
菫色の瞳が、薄い涙の膜で揺れる。]

  どうして、私なの。
  ……どうして、あなたなのよ。
  ねえ。こんなのって、ない。

名前を呼んでしまったら、全てが現実になってしまいそうで。揺らぐ視界を堪えて立ち上がる。酷い、目眩。]


[彼の凍った指先が、柔らかな「なにか」を掴んでいる。
口元へ運んで食んでみせたそれが、獲物から取り出した獣の餌なのか。]

  ……だめよ。
  あなたひとりで、…

[これ以上、遠いところへ行かないで。
今までみたいに、突き放されてしまうのは、いやだ。
ふらつく足で彼に近付く。その拍子に、薄い膜はぽろりと頬を伝った。少し背伸びをして、鼻先が触れるほど顔を近付ける。

その口に咥えられた餌──魂、の、反対側を唇で食む。恐怖と、おぞましさと、それを上回る、どうしようもない愉悦。
なんて味だろう。こんなにも怖いのに、恐ろしくて堪らないのに、なんて、甘い。

左胸を焦がすような衝動。
噛みちぎって、飲み込んだ。彼はどうしたろう。少女は、朧げな足取りで肉切り包丁を拾い上げる。
どうやらここは、厨房へ続く廊下らしい。

悪い夢だ。
こんなのは、全部。
でも、出来ることはやらないといけない。だって、『始まってしまった』のだ。]


[ふらふらと厨房へ入り込めば、使われなかった凶器を元どおりにしまう。
そうして、代わりに引き出しから取り出した大きめの鋏を握り締めた。厨房と、叔父夫婦の居住スペース。そこにあるのは、把握している。

邪魔はさせない。
彼の、邪魔は、だれにも。]

  ひとりで、平気だから。
  部屋に戻って。ここに居ては駄目。
  目が覚めたら、知らないふりをして、いつも通りにして。…なんてこと、ないわ。

[青ざめ、引き攣った泣き笑いの顔は、彼に見られてしまっただろうか。
構わず、食堂と厨房の間に設置された電話まで覚束ない足取りで近付くと────]

  ばつん。

[その線に、躊躇いなく鋏を入れた。]**
  


  ─???・一人目─

[ 甘い。


だが、何処かもの悲しい酸味を感じる。

きっと、姪を想う叔父の心が反映されているのだろう。

普段は人の成りをして騙す雪男が、その皮を破った時。
そして命を失ってしまうその瞬間が影響するのか、風味はその人間それぞれであった。

だが、今日のは当たりだ。
掴んだそれらは赤い果実のように仄かに熟れている。
そこから滴る蜜を掬いながら唇で食んだ。

ぐちゃり。柔らかい。ぼと。 ]


[ ぼた。 ぼた。 ぼたぼたぼたぼた。




 ──────どうして、あなたなのよ。



  僕。僕。ぼ、く。



俺は、  何をしている? ]



  …………ッ!?


[手の内側にある何か。
正体に気づく前に咄嗟に取り下げようとした。

自分より幾分も小さな身体から引き剥がすように。
でも、相手の方が早かった。]



  ────、

[ ケイト。


名前を呼ぼうとした。
でも、咀嚼するように動く身体は言うことを利かない。

自由気儘、歯を突き刺しては噛みちぎる。飲み込む。吐きそうになる。足裏が冷える。少しずつ、「思い出していく」。 

自分が何をしたのか。



自分の正体が、 何なのか。]



[ 鼻頭に熱が溜まる。

ツンっとした刺激が肌を刺した。
涙腺が緩みそうになる。
だが、離れた先に垣間見た頬が一線残していたことに目敏く気付いた。

だから、離れて行ってしまって、ここが何処か気付いて、凶器を閉まって、道具を取り出しても、一言も口を挟むことは出来なかった。]


  ………嘘、だ。

[ こんなのってない。

先程彼女が呟いた言葉を繰り返す。
情けなくも震えた声と彷徨う視線の先、見つけた血の気の失せた顔。


ケイトが、雪男で。
俺も、────『そう、僕は───雪男だ。』]



  違う。………違う。

[ 最早なにが違うのか。

無様に足掻けば足掻く程、意識とは裏腹に口角はさも愉快だとばかりに上がっていく。

『 知っている。自分が本当は何か。そのために何をせねばならないか。 』

でも、こんなのが『始まり』だなんて。
信じたくはないと、逃げる視線。

そんな中繰り返されるのは、何時間か前に耳にした声。]


   「 護りたい人はいないの。 」
  
  



  ………犯人役は、狡猾に人を、周囲を、騙すんだ。
  状況を味方につけて、出し抜く。


[結末については考えない。
無理やり捻り出した声は掠れていただろうが、]

  死にたくは、ない。
  何とか、生き残る方法を、考えよう。

  もしかしたら、…みんなも分かってくれるかもしれないから。

  だから、“いつも通り”に。




[一息に告げる。


彼女をここに一人残すことは躊躇われたが、今の状況を第三者が見たらどう思うだろう。

彼女の言葉通り離れるが吉だ。
自分は彼女程ここの構造について詳しくはないから。

だから、すっかりトゲを忘れた声色で告げるのだ。]



  ふたりで、可能性をつくろう。


[ それが、到底不可能なことだと、何処か遠くで知っていても。


 舌に残る甘美な味わいに酔い痴れていることを自覚しても、踵を返した足元は願う。]*


【人】 ろくでなし リー

[その夜は、眠りが浅かった。寒さと、それと、言いようのない不安。
悪夢。

自分は道を歩いていた。その先がない事を知っている。それでも、足は勝手に動く。
やがて、道は凍り、思いもよらない所へ自分を連れて行く。]

………っは

[何度目かの覚醒。今は何時頃だろう。外は相変わらずの吹雪。
否、眠る前よりも強くなったように見える。]

…なンか、聞こえたような。

[それが悲鳴だった事はまだ気付かない。眠い目を擦って、ふらふらと階下へ降りて行く。何かの気配を感じたのかも知れない。
…明かりのついた方へ引き寄せられたのは必定だったろう。]

(8) 2015/05/27(Wed) 14時半頃

【人】 ろくでなし リー

[そこには、既に見知った顔がいた。ケイト。ヴェスパタイン。
他にも居合わせたものがいたかも知れない。
…そして、見たのは]

……パルック?

[無惨に臀部を凍らされた、宿の主人の姿]

っおい、まじかよ……まじで…
……………洒落んなんねーっての。

[ポケットに入ったくしゃくしゃの冊子を握りしめる。
昨日、自分が吐いた大言が思い起こされる。雪鬼なんか、溶かしてしまえばいい。]

……。

[足が竦むのを感じていた。それでも…潜んでいるのだ。鬼は、近くに**]

(9) 2015/05/27(Wed) 15時頃

  『 あの、雪の妖精みたいな、幼馴染? 』


【人】 ろくでなし リー

メルヤちゃん…

[昨日、親しくなったばかりの女の子。その様子は昨日とはまるで違っているようで。当たり前だ。死がそこにあるのだから。
何か声をかけようかとしているうちに落ちた呟き。>>3
静寂の中、静かに口を開く]

……雪鬼って奴は。
魂を尻の穴から引きずり出して喰っちまうんだと。
だから、こういう風に、尻のトコだけ凍る。

………。

[それは即ち、この死は雪鬼の手に依るものだと言っているようなもので。再び、口を噤んだ]

(36) 2015/05/27(Wed) 20時頃

ろくでなし リーは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 20時頃


【人】 ろくでなし リー

[この中の、誰かが。>>40 その言葉にさざ波のような動揺が皆に走るのを感じる。]

いや、まさか、そんなわけ…ねーだろ。
だって…雪鬼だろ?この中に雪鬼がいるって?そんな馬鹿な事…

[そう、口では否定しながら、気付いていた。
雪鬼は決まった姿を持たない。
そう、雪鬼の伝承にはあった。そして…]

そんな…誰かに取り憑くとか、それこそ 御伽話だろ…

[そう、伝えられていた。]

(54) 2015/05/27(Wed) 21時半頃

【人】 ろくでなし リー

三人の、能力者。

…そう。
雪鬼を見つける事が出来る者。
処刑したものが雪鬼だったか確かめる事が出来る者。
そして、雪鬼から誰かを護る事が出来る者。

それが、伝承にある雪鬼に対抗出来る『能力者』だ。

[ジリヤの問いに、すらすらと口をついて出る言葉。
だが、本心では。
足が竦む。今直ぐにでも逃げ出したい。だが…
将来の大物なら、こういう時、どうする?
逃げるわけが、ない]

(76) 2015/05/27(Wed) 23時頃

【人】 ろくでなし リー

そんな力を持った奴がいるなら…
使わない手は、ない。

…だから、そいつらの力を借りて…
雪鬼を、引きずり出す。

[ぐっと、手を握りしめる
今出来る事は、自分の持つ知識を伝える事。]

(80) 2015/05/27(Wed) 23時頃

[  そうでもしないと、殺されてしまいそうだから。]



[ たかだか御伽噺に似たような死に方をしたからといって、犯人を炙り出そうとする状況に頭が追いついていなかった。



どうして。
  ────生まれてからほとんどの日々を共に過ごしていたのに。
どうして。
  ────そんなに簡単に探そうなんて。

どうして。


  ────それが、ここにいる誰かの可能性もあるのに。]




  ……簡単に、殺そうとする。




  殺せるんだ、……な。
  
  




[ 落ちる言葉は呆気ない。

少し前までは、どうにか分かち合える手段を見つけようなんで、都合の良いことを考えていたけれど、今の状況で同じことを思える筈がなかった。]

  ………死にたく、ない。

[誰かのために疑われて手にかかって命を終えるなんて。
そんなスリルなんて、いらない。

それくらいなら、]


   俺の知ってるままのみんなでいて。
    『 さぁ、誰のケツを凍らせる? 』*


  ──きっと、諦めてしまいたくなる。


【人】 ろくでなし リー

…ま。俺も半信半疑ってとこさ。
もし本当に魔法みたいな力を使える奴がいんなら、是非出て来て教えて欲しいもんだがね。

ったくよ。何でこん中の奴ら疑わなきゃなんねんだって話…

[彼にとって、疑っても気が滅入らない余所者もいたのだが。
それはそれで、なにかが違う気がして。]

(101) 2015/05/28(Thu) 00時頃

リーは、黙して立ち竦んだまま**

2015/05/28(Thu) 00時頃


ろくでなし リーは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 00時頃


[怖い。怖い。

目の前で行われている話し合いの意味よりも、知っている筈の人達が、まるで知らない人みたいで。

異分子を省く為の、算段。
疑わしきものは≠ネんて言葉に、自分が含まれることを想像した事はあるんだろうか。

雪鬼は、人に取り憑くという。
それを止める手段は、火掻き棒で────]


 『 殺すんでしょ? 疑わしき$l間を、人間が。 』



[それじゃあ。まるで。

ただの、人殺しじゃないか。]


[金の髪の彼の顔を見た瞬間に、脳がパンクしそうなほど同じ言葉が溢れ出す。
その理由が少女には未だ理解出来ない。

叔父の死と自らの思考のエラーが結び付かない彼女には、昨夜まさにこの場所で行われた事を、記憶として正確に認識する事が出来ていなかった。

それでも、勝手に涙が溢れ出すのが彼の瞳の底を見詰めているせいなのだけは、分かっていた。
獣が眠る赤い思考をひたすらに塗り潰す、繰り返し繰り返し溢れる言葉。]


あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない、から。

なかないで。
わたしが、いるわ。*


[ 半ば平然と“人が人を殺めようとしている”状況。

これを何と呼べば良いというのだ。


 瞳と瞳が交差する瞬間。
 馴染み過ぎた声が囁くのだ。]


 『 きみは自らの正体を知った。雪男なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていかなきゃ。 』

[けらけら。


瞳が笑む。
一瞬。ほんの一瞬だけ、無意識。]


  俺たちは、悪く、ない。


[収まらない震えの理由は、どうしたって口に出せなかった。
凄まじい動悸。心臓の音が、二人に聴こえてしまうんではないかって、不安と焦りで胸が詰まる。

断ち切られた電話線を前にして、呆然と立ち竦んでいた。
どうして──どうして自分は、その光景に見覚えがあるのだろう。

甘い囁きが耳の奥でせせら嗤う。
『 君は、自らの正体を、知った 』。


明け方、何か厭な夢を見た。
それは、紛れもなく夢だと思っていた。今だってそう思ってる。なのに。]


  (ねえ。どうして──そんな瞳で、わらうの)


[背後の彼の瞳が。
時折、ほんの一瞬、責めるように、嘲笑うように、歪むのだ。

まるで早く目を覚ませと、急かすみたいに。]


【人】 ろくでなし リー

…保身、か。そりゃそうだ。
雪鬼に殺されるリスクも一気に高まるからな…

[シメオンの言葉>>104に頭をかく。…と。思いもよらぬ所から降って来た言葉>>108に目を見開いた]

……アラン。
お前、そうなのか。…え、まじで?
や、俺が人間だっての保証してくれンのは嬉しいけどさ…
………ま。…アランなら保身なんて考えるわけねーよな……

ありがとうな。

[ひとつの場所に二人の同じ能力…その言葉が引っかかった。何かを忘れているような。]

(128) 2015/05/28(Thu) 11時半頃

【人】 ろくでなし リー

[暫くそうやっていただろうか。再び頭をかくと酒場の方に向かい、席に座る。せめてパルックの事を運ぶ手伝いをすれば良かったと思いながら。

そして考える。疑わしいものは誰か。
そんな事、考えたくはなかった。
皆馴染みの顔。自分の大切なにんげん達だ。
そうでないものは…ひとり。

しかし、メルヤの言葉が気にかかっていた。『彼はにんげんだと思う』…疑いたくないからと疑うのは…早計だとも思った。]

(129) 2015/05/28(Thu) 11時半頃

【人】 ろくでなし リー

[しかし考えれど、手がかりはここには無いに等しかった。
殺人が起こったのは夜だ。
おそらく…皆等しく、『寝ていた』であろう時間。]

……勘弁してくれよ、本当に。

[そう言って顔を覆う。誰も疑えない。しかしそれでは雪鬼を葬る事は出来ない。この雪も溶かせないのだ**]

(130) 2015/05/28(Thu) 11時半頃

ろくでなし リーは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 11時半頃



[ 殺さなければ、殺される。

ここの人たちと見つけ出して、話を
交えられるのは当然思えなかった。

いつもなら、“いつも通り”ならば、そんなこと否定してやるのに。]


  …ケイト、ドロテアさんと先生の話、聞いてて。

[ 直接口にしなくても。

こうやって目と目が合っている状態ならば、胸の内で唱えられることをついぞさっき知った。

自分と同じ声に窘められている時に、何と無くそんな予感がしたからだ。

勿論気のせいかもしれないけれど。
こんな時に自分の知らないことがあることは不安だから。
踵を返す前にそっと、囁いたのだった。]


[どちらにしたって、自分達を追い詰める存在は、]


  [ ────殺すしかないのだ。 ]


[『わたしたちが、生き延びるための、方法が。』]


  『…ケイト、ドロテアさんと先生の話、聞いてて。』

[音を介さず頭の中に響く声。
立ち去る間際の彼の目が、自分の眼球のもっと奥を見詰めているのが分かる。
自分と彼の思考が繋がってしまっている。
それが『どういう』事なのか、少女にはもう分かってしまっていた。

時折脊椎を駆け上がって、強制的に介入する、他人の意識。
それがおそらく「雪鬼に憑かれる」という事なのだろう。
つい先刻まで夢だと思っていた全ては、おそらく曖昧になった記憶の断片で。
認めたくはないけれど、すべて、現実に起こった事なのだ。]

  ねえ、……シメオン。

[その場を去った彼に、囁いてみる。届くのかどうかは分からない。
けれど、どうしても、どうしても、不安に思う事があった。
本当は駆け寄って、彼の瞳を見て確かめたい。けれど、そうすることが今の状況を悪くするのが分かっているから。]


  あなたは、私の声を聞いてるあなたは、『シメオン』なのよね?

[私が知ってる、私を知ってる、あなたなのよね?

祈るような気持ちのその問いに、果たして答える声はあったのか。]**


【人】 ろくでなし リー

[…嫌な空気だった。昨日の丸親父が降りて来てから雰囲気は最悪だ。
飛び交う言葉に思考がまとまらない。それでも、決めねばならない。]

…確かにさ。人間らしいって感じるよな。そこの親父。
それに喰ってかかるオスカーも同じぐらいそう見える。

あと、俺はあんたの事気に入らねえけど、気が付いた事言ってくってのには賛成だぜ。

[そこまで言って。また黙り込む。*]

(174) 2015/05/28(Thu) 20時半頃

ろくでなし リーは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 20時半頃



[ 殺さなければ。


脅迫概念のように頭に渦巻く一文字を打破する声があった。 ]


  俺は、……俺だよ。

[大衆の前で言葉を浴びせながら、胸の内で囁く。
意図などしていないのに掠れた声色は自分の精神状態に影響しているのだろうか。分からない。]

  ………なぁ。

[ ケイト。


あれ程、馬が合わないと思っていた人物に呼びかける声は情けない。]



  お腹が、……空いたんだ。


[何でだろう。

絶望に呟きは溶けていく。
やり切れなさの混ざった囁き。

虚栄心の合間に潜り込む思考は爪先から忍び寄り、嗤った。]


  『 キミの聞いた“おはなし”を教えてよ。

    今日は誰を仕合わせに仕立ててあげよう? 』*
  


  『 ────みつけたわ、「あなた」。 』


[ざらざらと思考のノイズがまた背後から忍び寄る。

能力者。邪魔者。
目の前の洗濯婦を見詰める視界が赤く染まってゆく。
最初の頃のように、割り込まれたという感覚は無かった。混じり合い、端から、溶け合っていく、感情。]

  『 能力者は、ご婦人よ。
    ──でも、ね。小賢しい、せんせい。
    コレも、生かしておいては、きっと邪魔だわ。 』


[とろとろと、蜜のような甘さで謳う声。
どうする?「あなた」の、望むまま。

けれど、ざらつく獣の感触は、ふいに聞こえた弱々しい声に一瞬で霧散した。

ケイト。名前を呼ばれる。お腹が、空いたんだ。

なんて悲しそうな、やり切れない声。
空気を震わすことなく伝わる筈の声なのに、少女の唇が戦慄く。シメオン。]


【人】 ろくでなし リー

……そう言われると、…そうとも、言えねえ、な。
雪鬼は人間に取り憑いて人間のフリをするって話だ。
人間らしく見えるから、なんてぇのじゃ気休めでしかない。

[シメオンの言葉に、肩を竦めながら答える>>179]

あー…そっか。お前らから見たら俺も容疑者なんだな。
疑いたかねぇよ。まして、殺す なんて、

…しなきゃ、いけねんだよな…

[彼の持っていたコードには気付いていた。それが、何を意味するのか、も]

…俺は、こん中の誰か殺せって言われたら。一番殺すのに抵抗のない奴を、選ぶ。

[先程人間らしいと言った、アランの上司の方を一瞥し、顔を覆った]

(202) 2015/05/28(Thu) 22時半頃

【人】 ろくでなし リー

……わかってるよ。
見知った奴が、もう雪鬼かもしんねえなんて、
わかってんだよ………

それでも、やんなきゃやられるんだとしてもよ…

[能力を持つと名乗り出た兄貴分。彼すらも、本当は確証がない限り信じてはいけないのだろう。たとえ、己の白を証明する者だとしても。

青年は、情けない嗚咽を漏らす。そうしても何も解決しない。これまでも、これからも。]

(204) 2015/05/28(Thu) 23時頃

  (……私は、お姫様なんかになりたいんじゃ、ない。)

[彼には伝えない言葉と、決意。]

  あなたは、どう思う?
  真実に一番近い誰かに──今夜、『会いに』いきましょう。

[それが、彼女の意思で吐かれた言葉だと知るのは彼女だけ。]*


ろくでなし リーは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 23時頃



[ そう。

“何も知らないふり”をしている。 ]


【人】 ろくでなし リー

[耳に入って来たのは、『殺される』という言葉。>>210考えなかったわけではない。
それでもなにか、実感が湧かずに。

そして、囁かれた言葉に手の下で目を見開く。
護る、もの。
…それを自分に伝える意味。

信用されている。それに応えねばならない。
袖口で涙を拭う]

(224) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

[そして、重ねてかけられた言葉。撫でられた頭。>>216]

メルヤちゃん…

…そうだな。
俺を…信じてくれる奴がいるってなら。
俺も、それに応えなきゃ…だよな。

その結果…大切な奴を殺す事になっても…

………いや、

雪鬼になってたら そいつはもう いない のか…

(225) 2015/05/28(Thu) 23時半頃


[ 唐突に紛れ込む声はもうすっかりと耳に馴染んでいた。

周囲の喧騒が何処か遠くに聞こえる。
脳に直接語りかける音に瞬きをやめた。]

  『 …そう。「先生」……? 』
  あの人は“昔から勘が鋭いから”。

[ どうしようか。
 「キミ」の望むままではあるけれど、その情報を知り得るのは、婦人が能力者だと知るのは、当人と先生と───キミだ。]



  『 本物かどうかは分からないけれど、肌に触れただけで人かどうか見極めることのできる男もいいんじゃないかな。 』

[大衆の前で公言した男だ。
その分、失敗するリスクもかね揃えてはいるけれど。

意識がしっかりと附着する間際まで、鬼は嗤っていた。]



[憔悴仕切った声は弱々しい。
誰かを疑うばかりで、変に視線を集めてしまっただけに思える。

このままなら、遅かれ早かれ命を落とすのは、]

  ………情けないな。

[ケイトの反応に薄ら笑い。

地につく足は冷えてきている。
緊張によるものなのか、それとも雪鬼としての能力によるものなのかは分からなくなってきている。 ]

  ………『 先生にご挨拶に行こうか。 』

[答えてから、息が詰まったことを自覚した。]


【人】 ろくでなし リー

…だから、信じるッつーのは、多分、今までより、ずっと、重いんだな。

ありがとうな、オスカー、メルヤちゃん。
アランも、ありがとう。

…今んとこ、としか言えねえけどよ。
お前達の事、『信じる』。
戦えって、事だろ、だって。

(229) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

[そして。ケイトの言葉に耳を傾ける。]

…そうだ。能力者が被る事はあり得ねえ。
なんで忘れてたんだ……

でも…今んとこは…いねえんだよな。アランの他に。
……だったら…雪鬼に、狙われるかも知れねえのは、あいつかも、な。

[オスカーが自分を護ると言った。だから、敢えてそういう。
彼に警戒させる為に。あるいは、雪鬼の矛先が彼に向かわぬように。]

(231) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

[息を吸って、吐く。
ヴェスパタインに促され、メモ用紙を手に取る。
一度、先程まで思っていた名前を書いて、消した。…覚悟を決めろ。

戦う覚悟を。
これは、今からその名前を書くのは、そう言う事だ。]

(233) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

リーは、メモ用紙をシルクハットに入れた。**

2015/05/29(Fri) 00時頃


ろくでなし リーは、メモを貼った。

2015/05/29(Fri) 00時頃


  [ ──────俺は雪鬼だから。 ]


  『 肌に触れただけで、わたしたちを嗅ぎ分けるおとこ 』

[ざわり、ノイズがまた混じる。
能力者に反応しているのか。強烈な憎悪が腹の底を焼く感覚。]

  『 なんて邪魔者。はやく、はやく、──喰ってしまいたいわ 』

[赤い囁きの合間を縫って、思考する。
守護者が誰なのかは分からない。けれど、アランが公言をした以上、そこを守護する可能性は高いのかもしれない。]


  ……せんせいの、ポケットにね。
  メモが、入ってるの。
  おばさまが、魂を見分ける人だって。

[その呼び方が、彼女本来のものであったと彼は気付いただろうか。
その必要は無いのに、息を吸って、吐いて。震えを押し殺した。]

  だから、それさえ見つかれば、知ってるのは『私だけじゃなくなる』。
  大丈夫よ、なんてこと、無いわ。

[叔父を手に掛けたその日と同じ言葉で、少女は彼の背を押すのだった。]


[ ケイトの声が聞こえる。

よく知った口調は、顔と顔を合わせていない筈なのに鮮明にその人を想像出来た。

だが、表情だけはうまく描けないのだ。

自分の知るケイトの顔は、泣き顔と、怒った顔と、澄ました顔だったから。]

  ………嘘つけ。
  あんなに、泣いてた癖に。

[けれど、実の叔父の死に涙に暮れた姿を忘れやしない。

それさえも、もしかしたら嘘なのだとしても、]




  ………、ごめん。
  
[また、自分の言葉がどういった意味を放つのか、自覚していても。

ここで“知らないふり”をするのは最後だ。]


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