236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[片手に麻縄と空の袋を下げたまま、苛立たしげに頭を掻きつつ。 地面を踏み鳴らしながら宿に戻れば、ふと。 見覚えのある、若い男と女の姿に気づく。
一人は、メルヤ、だったか。酒場で隣に座った。>>0:117 そして、その連れは──、と。>>0:116 愛想よさげに此方に向けられた笑み。 怪訝そうに片眉を上げたが、相手が足早に去ろうとする様子を目にすると、ははん、とでも言いたげに頷く。]
──おう。また会ったな?
[男がそのまま去ろうとしたにしても、そう声を投げて呼び止める素振り。 そのまま行こうとするならば、無理に追うような事は無く。 一応、にこやかな顔を作る。]
よう、メルヤ。あんたも此処に泊まってんのかい? ……で、あれ。あんたの連れか?
[そうメルヤにも問いながら問いかけつつ、あれ、と若い男を指差しながら。]
(1) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
|
― 数日前のこと ―
[それは、まだメルヤと組んでいる者たちが生きていた頃の話。
老婦人を襲った獣が悪魔憑きではないかとの話を聞きつけ、討伐依頼を受けてきた。
それに対してメルヤは渋い顔をしていたが、他のメンバーに押し切られてしぶしぶとついていった]
ただの獣なら、大丈夫だろうが。
悪魔憑きを払うような力は、ないんだぞ。
[そんな忠告も耳を貸さずに血気盛んな若者たちは我先にと目撃情報のあった墓場へと向かい]
――っ
[ぞっとする空気を感じて肩を震わせた。
メルヤが感じたものを他の者たちは感じることができなかったらしい]
気をつけろ。
[忠告は、少しばかり遅かった。
まず真っ先に前衛を受け持っていた男が喉笛を噛み千切られて息絶えた。
次に弓を射掛けていた女もまた、腹を割かれ喉に噛み付かれて息絶えた。
前衛だった男も獣の体に傷をつけたし、矢は獣の目をつぶした。
それでも、息絶える運命をかえることはできず。
その間、メルヤも呆然としていたわけではない]
[呪を唱え、魔力を練り。
獣に照準を合わせて]
火の矢!
[発動させた魔法は狙いたがわず獣を焼いたが、それで死ぬような相手ではなく。
喉を狙われて、手にした杖で叩き落したものの、皮膚を抉られ]
[杖を持つ手に噛み付かれて、引き剥がすために獣をけりつける。
火だけではなく、風の魔法もつかって獣を切り裂くようにしていたが、それでも押し負けそうになり。
最期の一撃とばかりに、のこった力すべてで大きな風の刃をつくりだす]
切り裂け!
[叫んだのと、獣が飛び掛ってきたのは同時。
獣の腹が割かれ、血が降り注ぐなか、最後の足掻きとばかりに体当たりされて倒れこんだ。
倒れた先にあった石に頭を打ち付けたから、意識がなくなり。
獣が倒せたかどうか、メルヤにはわからなかった]
[意識を取り戻したあと、ふらつく体で杖を支えにして立ち上がり。
とりあえず撃退できたことを依頼主に伝えにいった。
その後、死んだ仲間たちの装備やら所持品やらを受け取り。
依頼を受ける前から泊まっていた黄金の林檎亭で静養している。
――メルヤには獣を殺した自覚は、ない]
[悪魔が、とりついたことも。
彼女は、知らないまま*]
|
[メルヤが首を傾げる様子には、一旦何も言いはせず。>>2 応えを聞くと、大袈裟に頷く。]
ほう。そうかそうか。 俺も、今日から暫く此処で世話んなるぜ。 ……ふぅん?んじゃ、行きずりか。
[メルヤに相槌を打ちながら。 差し出されたタライと白い包帯の新しさ。 それと、男の顔を見比べるようにする。>>3 メルヤに向けた笑顔よりも、少しばかり刺のある笑みで男を見詰め。]
(4) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
|
|
──酒場?そうだっけ。 あぁ、そうだ、そうだ。そうだったな。
[送られてくる視線。 この男が何を企んでるのかは、想像にも難しくない気はしたが。 今、ここで事を荒立てるのも面倒と判断すると。]
──で、あんたは名前、なんだったっけ?
[にじり寄るように男に問い掛ける声は、暗に、下手な事すると逃がさねぇぞとばかりに笑顔で。]
(6) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
|
|
そうだな。よろしく頼むぜ? なんかあれば、声でもかけてくれや。
[返してくる、とタライを示すメルヤに、大事になと声を投げつつ。>>7 少なからず、彼女も此方の声や素振りに含みは感じたのだろうか。 気にする素振りはあったが、それ以上構う気配は無かった。]
……いやぁ。忘れる訳ねぇじゃねぇの。 トイ、か。それ、ほんとの名前?……なんつってな?
[此方の名前は、メルヤに呼ばれた後だ。 自分は改めては名乗らずに、意地悪く冗談めかして言う。>>8 やがて、メルヤの姿が見えなくなったのを確かめてから。 トイ、と名乗る男の肩を掴み寄せ、抑えつけるように肩を組む。]
ま、仲良くしようや。同じ宿の仲間とくるしな? 縁があるみてぇだしな、俺とおめぇよ。
[よろしくな、“トイ”と名をわざとらしく口にして。トイの肩を放す。 弱味を握ったつもりになっているのであれば、男の浮かべる笑みは、悪どく。]**
(11) 2015/08/23(Sun) 02時半頃
|
|
[元がガタイ良く出来ていれば、荒くれ稼業の普段。 持つ技は呪術であっても、剣さばきに覚えがあるなら腕力に自信はある。 とは言え、武術一本で渡れる程の腕は持ち合わせてはいないが。 嫌悪感を顕にする返しを聞くと、喉を鳴らして笑う。>>12]
嫌われたなぁ。そう言うなよ?
[毒には、わざとらしく悲しげな顔を造り。 離れて睨む顔に、まだ幼さが残るのが見えれば肩をすくめる。 いたぶるのは程々にして、話を──と。 薄ら笑いを引っ込めようとした所で、トイが階段へと向かう。]
おめぇ、すばしっこいな?コレ以外に何か出来んのか?
[追うように声をかけながら、コレ、とスリの手つき。 返事はなくとも、そのまま言葉を続け。]
(15) 2015/08/23(Sun) 09時半頃
|
|
ちゃちな盗みより、もっとうめぇ稼ぎ口があるぜ。 その気があんなら、どうだ? ま、あんまり楽な仕事じゃねぇけどな。
[色良い返事は期待せずとも、それだけ言えば用は足して。 去っていくトイの背中を見送り。 厩での出来事を問い詰めようと、宿の主の元へと向かった。]**
(16) 2015/08/23(Sun) 09時半頃
|
|
[悪魔か?と問う声には、Yesの応えのみ返しただろう。 馬鹿だの何だのと悪口垂れる様子には、言いたいようにさせておく。 そして、誘いへの返答を聞けば肩で溜め息をついた。 芝居じみた素振りが、相手を苛つかせるだろう事は承知の上で。]
なんだ、つれねぇなぁ。
[階段を上がって行くトイを、それ以上は引き留める事なく。 その足音が二階の廊下へと向かい、やがて何処かのドアが閉まる気配まで確かめてから。 ようやく、階段の傍を離れる。
──まぁ、当然の反応だ。
反抗的な目を思い浮かべれば、楽しげに笑いを漏らした。]*
(33) 2015/08/23(Sun) 16時頃
|
|
[宿の主の元へと向かえば、顔を合わせるなり文句を垂れる。 傍らに用を済ませたばかりと見えたメルヤの姿。>>26 彼女は一瞥しただけで、ひとまずは苦情である。]
おい、おやっさんよ。ご自由に、とか抜かしやがって。 なんだ、ありゃ? あの竜の懐から鶏取ってこいとか、出来ると思って言ってんのか。
[やいのやいのと、宿主に不満をぶつけていれば、メルヤの呟きに彼女の方を向く。]
……ん?まぁな、鶏一羽買うつもりが、ばかでかい竜が居てな。 あんな所から取れるかっての。
──あぁ、もう。んだからよ。 あの竜の飼い主がいんだろ?教えろっつの。 急ぐんだよ、今夜中にな。要るんだ、鶏が。
(35) 2015/08/23(Sun) 16時頃
|
|
[と、主に再び向き直り。 柄の悪い外見と言い回し、手こそ出さないが噛み付く男に宿屋の主は閉口した様子で。返答は芳しくない。 そうこうしていれば、立ち去ろうとするメルヤが残す言葉に。 ふと、気付いたように彼女を見る。]
──あんた、もうアレには関わりたくねぇんじゃなかったのか?
[メルヤの返答がどうだったかは解らない。 ただ、一言。]
墓場には、何も居なかったぜ。……“墓場”なのにな?
[意味深な言いぶりで、その背中に返した。]
(36) 2015/08/23(Sun) 16時頃
|
ヘクターは、暫く男と宿主のやりとりは続いていた。**
2015/08/23(Sun) 16時頃
[メルヤに倒された獣についていた悪魔は今は弱っている。
それでも、隠れることには長けていた。
弱った力を取り戻すための贄を、探している。
メルヤは、今はまだ気づいてもいない]
[眠りに落ちてからどれだけの時間がたっただろう。
ゆるりと瞬いた、金の瞳が天井を見る。
周囲を確かめるように視線を動かし。
ゆっくりと体を確認するように、手足を動かす。
けれど起き上がることはせずに、またも瞳を閉じて眠りに落ちた]
|
[話が長引けば、先に折れたのは宿の主の方だった。 頑として竜の主について、口を開こうとしなかったものの。 野良犬のごとくしつこい男の様子に、諦めたようだ。]
……女だ?
[白状し始めた宿主の口から、事のあれそれを聞き。 竜の主が未だ若い女で、それも厩に寝泊まりしているのだと言うことを知ると、合点が行ったように男はにやけて宿主を睨む。]
ははぁ。若い女ね。
[ならず者のような相手に、女が一人で其処に居るなど言い難かったのか、と。 此方の身の上を疑われても仕方はない容姿と言動とは解っているも。 宿主の人あしらいには腹立たしく、派手に舌打ちする。]
(52) 2015/08/24(Mon) 02時頃
|
|
あぁ、はいはい。心配すんな。揉め事なんて起こさねぇよ。 人間相手には、なぁ?
[内心では馬鹿馬鹿しいとばかりに鼻で笑うも。 カウンターを離れようとする男は、宿主がおろおろと引き留めようとするのを見て。 意地悪く笑みを浮かべた。]
心配すんなって。
[此方が何か事を起こそうとしたところで。 あの竜の目の前、何か起こせる訳もない。 宿主に背を向けると呆れ半分。 袋と麻縄を手にしたまま、再び厩へ向かう。]
(53) 2015/08/24(Mon) 02時半頃
|
|
[行きがてら、その男とは入れ違いになったか。>>50 穏やかに話す声と、肩越しにちらりと見た物腰。 僧服に気付くと、片眉を上げる。]
……エクソシストかね?
[それは、独り言。 相手に届いたかどうかは知らないが、僧服に包まれたその躯が貧弱そうには見えないのが、傍目にも解った。 商売敵というところか。 気になりはしたが、ひとまずは厩へと向かう。]
(55) 2015/08/24(Mon) 02時半頃
|
|
─厩へ─
[こうなれば、竜の主が戻るまで待ち伏せか。 等と思いつつ其処に辿り着けば、気付いた。 竜の前にある、黒みがかるローブ姿とその背中に流れる銀糸のような長く細い髪。>>48 暫し、女がしていることを無言で其処に立ったまま眺め。 先に此方の気配を悟ったのは、おそらく竜の方だったか。]
飯時に、すまんな?
[竜と目が合えばそう声をかけ。 距離は置いたままで、女の背中にも話し掛ける。]
あんたが、そいつの飼い主か? ちょっと弱ってんだがよ。
[女が振り向けば、酒場で見掛けた顔であることに気付いたろう。]
なに、邪魔しねぇよ。 ただな、そこに居る鶏の中から一羽。欲しいだけだ。
(56) 2015/08/24(Mon) 03時頃
|
|
[鶏を一羽買ったのだ、と簡単に事のあらましだけ告げて。 ばさりと袋を広げ、縄を持つ手で竜を指す。]
ちょっと用が済むまで、そいつ抑えててくれっか?
[首を傾げて問いながら。 今は主が居るとは言え、おっかなびっくり竜と女の元へと近付いて行く。 ひとまず、目当ては黒い羽の雄鶏。 暫く、厩の辺りには追いかけ回される鶏の騒ぐ羽音と駆ける足音が、やかましく響いた事だろう。]**
(57) 2015/08/24(Mon) 03時頃
|
|
[どうやら、厩で寝泊まりしているというのは本当らしい。 飼葉と干し草でしつらえた寝床を一瞥してから。>>59 此方に向き直った女と目が合うと、愛想笑いを浮かべた。]
こんばんは。すげぇ喰いっぷりだな。
[鶏を平らげた後の竜の口元を見やる。 あの分だと、此方の頭を丸ごと噛み砕くのも容易いだろう、等と考えれば、笑顔はひきつった。 宿主への苛立ちが収まらないせいもあったが。 笑顔は、直ぐに仏頂面に戻って。]
まぁな。料理するようなもんだ。 これから、しめなきゃなんねぇからな。
[呪術の儀式に使うのだ、とは口にせず。 呑気に平和そうに響く女の言葉には、少し面食らう。 此方の弱っているのだ、という物言いに真摯に頷く様子に、今度は苦笑いを浮かべた。>>61]
(63) 2015/08/24(Mon) 09時半頃
|
|
[厩で寝るというには似つかわしくない容姿と物腰。 二人きりだと言うのに、此方への警戒心が欠片も見えないのは、世間知らずな故か、それともやはり竜の存在故か。
──まぁ、下手に警戒されるよりはいいか。
内心そう思って肩をすくめて。]
そりゃあ良かった。……随分、慣れてんだな。
[襲わないのだ、という言葉通り。 竜は女に撫でられれば大人しく、そこに居る。 そろそろと近付いても、此方に向かうような様子は無い。]
ラスタバンって言うのか?そいつ。
[問いながら、竜の横を行き過ぎ。 鶏小屋に入ると、早速鶏追いを始める。 しかし、掴まえようとすればぴゅっと逃げ去り。 手が触れたと思えば、羽根や足で体のあちこちを打たれて四苦八苦。]
(64) 2015/08/24(Mon) 09時半頃
|
|
[──と。 唐突に、辺りに響き渡った竜の咆哮に男と鶏は粗末な小屋ごと震えたような衝撃を受けて動き止む。>>62]
な、なんだ……?
[驚きに目を剥いて、危うく転びかけた中腰のまま振り向くも、其処には平和そうに此方の用向きが済むのを待っている竜と女の姿が見えたか。 手伝いをしてくれたのだと思い至れば、脅かされた事に怒る気にはなれず。 ただ、はあっと大きく息を吐くと。 すくんで逃げ回るのを止めた鶏の中から、大きい鶏冠の一羽を見つけ出し。麻縄で脚を括ると袋に収めた。]
(65) 2015/08/24(Mon) 10時頃
|
|
ありがとさん。おかげで間に合いそうだぜ。
[そろそろ、夕日も沈み暗くなり始めた厩の外に目をやりながら女に礼を告げる。]
……ん?なんだ、あんた泥棒探しでもしてんのか。
[鶏入りの袋の口を縛りながら女に問い返す。]
知らねぇな。ちんけなシーフは見掛けたが……、人を殴りそうには見えなかったな。 ──そんじゃな。
[過ったのはトイの事だが、女の話次第では彼のことを伝える事もあったかも知れない。 鶏小屋から出て、女に別れを告げてから出て行こうとする間際。 ちらりと、シーツの敷かれた干し草の方を見る。]
部屋、借りた方がいいんじゃねぇのか? 竜の添い寝が必要なら仕方ねぇのかも知れんがよ。
[女と宿主の間のやりとりを知るはずもなく。 それ以上、長引く話が無ければ厩を出ていったろう。]*
(66) 2015/08/24(Mon) 10時頃
|
|
[真黒ではないが黒羽の雄鳥を手に入れれば、上々。 竜の咆哮は、宿ばかりでなく近辺にも響き渡った事だろう。
──変わった女だ。
竜を連れて旅するような身の上には見えなかった。 彼女が悪魔退治とは、その時は結び付かず。 鶏を手にし幾らか機嫌も直って厩を後にする。 付近は、幾らか騒がしくなっていた。]
そりゃあ、街中でいきなりあんな声が聞こえればな。
[独りごち。 間近で聞いて腰も抜かしかねなかった自分の事は棚上げしておいて。 ばたばたと時折鳴き声を上げながら暴れる鶏入りの袋を下げて、歩き出す。]
(76) 2015/08/24(Mon) 17時頃
|
|
[素早く引き返した気配には、その時気付かなかった。>>75 様子を伺う視線も、鶏に気を取られていれば解るはずもない。 しかし、彼が隠れているその方向は宿の入口へ向かう道。
また素早く身を隠せば、男をやり過ごせるだろうが。 万が一、何かしくじるなら気が付くだろう。
ひとまずは、鶏に夢中らしいのでやり過ごすのは簡単そうだ。]
(77) 2015/08/24(Mon) 17時半頃
|
|
[ひとまず、あてがわれた自室へ行こうと急ぐ。 未だ暴れる鶏を抱えたままだ、歩き回れるものではない。 物影に隠れるトイには気付かなかっただろう、そのまま行き過ぎ。 宿の屋内へと入れば、思ったよりも騒がしい。 その中でも一旦、目を引いたのは、あの僧服だったか。]
これから、御説教廻りですかい?
[通りすがりに、そんな軽口は投げただろうか。 彼から応えがあろうとなかろうと、にこりと笑んでから。 すれ違い様に胸の前で十字を切る。
十字架への信仰心を呪術師が持ち合わせているはずもないが。 挑発めいた声がけは、相手にはどう届いたか。]
(79) 2015/08/24(Mon) 21時頃
|
|
[行きがてら、メルヤともすれ違う。 彼女が向かおうとしついる先は、宿の外であろう。 厩へ向かおうとしているかどうかまでは知らず。]
お出掛けか?そろそろ暗くなるんじゃねぇか。
[気を付けてな、と声をかけ、ばたばたと暴れる鶏の袋を抱えつつ。 自分は、階上にあてがわれた自室へ向かおうと階段へ。]
(80) 2015/08/24(Mon) 21時頃
|
|
あぁ、それなら──。
[竜の声、と聞いて厩での出来事を浮かべ。>>81 だが、メルヤが其処へ向かう様子を見送り。 それ以上は何も言わなかっただろう。
──ま、竜見物なら危ない事はあるまい。
肩をすくめ、階段を登っていく。 やがて、3階の自室に至ると中へ入り。 扉を閉めて鍵を下ろした。]
(83) 2015/08/24(Mon) 21時半頃
|
|
─自室・三階─
[北向きの窓のある部屋。 質素な造りだが、寝床と浴室さえあれば文句は無い。 暗くなり始めた室内、ランプに明りを灯し。 未だ、暴れる鶏入りの袋を顔の前まで上げて眺める。]
── Dòmi <眠れ>
[囁くようにそう口にすれば、ぱたりと鶏は大人しくなった。 袋を静かにベッドの横の傍机に置く。 そして、腰に下げていた剣吊や道具入れ、革袋を外していく。 長靴を両脚から外し、衣服を脱ぎながら窓辺に立ち、月を確かめる。]
……いい頃合いだな。
[呟き。やがて裸になると禊代わりの風呂へと、浴室へ向かう。]*
(90) 2015/08/24(Mon) 22時頃
|
――
ドラゴン
[ぽつり、呟いたのは
どちらだろうか]
|
[竜の事に触れれば楽しげに語る女を、物珍しげに眺める。]
へぇ。ずっと一緒ってのは……産まれた時からって事か。
[と、竜と女を交差に指差しながら。 うっとりとした様子で竜に頬を寄せる様子には、此方も素直に笑みは漏れた。]
相棒ってとこだな。
[自分が想像していた竜使いとは違った、目の前の光景。 それを一時眺めてから、鶏追いに入る。 かなり面食らいはしたが、竜の一吠えで鶏小屋での用も終えれば。 女の言葉には、少し苦笑いも浮かべながら相槌を打った。>>87]
まぁ……、そうさなぁ。 人を脅しつけたり、ぶん殴ったりはなぁ。ならずだわな。
[それこそ常日頃の自分の所業である。 ひとまずは、そんなことはお首にも出しはしないが。]
(95) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
|
|
[と、強盗紛いの出来事があったのだと語る女が、手助けを乞うのを聞けば困ったように頭を掻く。>>88]
……いや、ねぇ。 そうは言われても、俺もこう見えて腕っぷしが強い訳でもねぇんだぜ?
[やんわりと断ろうとしたが。 彼女の口から語られる、被害者とやらの人相を耳にすると。 なんとなく、覚えのあるような。あれそれ。]
……そいつって、まぁ、二枚目の?若い男か。
[女が肯定すれば、ぴんと来た、という顔にはなったろう。 どうしてやろうか、と一時考えて。]
あぁ。解った。見掛けたら、聞いといてやるよ。
[にっこりと、請け負い。]
(96) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
|
|
──まぁ、そうだろうな。 そんだけ慣れてりゃ、一匹だけここに置いとくのも心許ねぇだろう。
[行き際、竜に触れようとしてみたが、低く喉を鳴らされびくりと手を引っ込めつつ。 引っ込めた手を女に向けて、ひらひら振ってから。 その場を離れた。]*
(97) 2015/08/24(Mon) 22時半頃
|
|
[宿内に、よく通るその声。>>106 協力を、と申し出る聖職者の言葉は此方の目的よりも、ずっと崇高なものとして耳には響く。]
あぁ……。そりゃあ、失礼。
[返ってきた返答には、肩を竦めて。苦笑いする。>>107 どうやら、エクソシストであることに違いないようだ。 メルヤ>>109と彼>>113のやりとりは、聞こえてはいただろう。 今のところ、商売敵と取れる相手に此方の身の上を明かす旨味も思い付かなければ黙ったまま。 背中を向け、階段を上がっていっただろう。]*
(115) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
|
|
─自室・三階─
[夜も更けた頃合い。 ランプを消した室内は、北向きの窓から僅かに射し込む街と月の明り。 そして、揺れる蝋燭の炎に照らされていた。 黒布を敷いた床の上には、散らばる土塊と黒い羽。 既に息絶えた雄鶏の骸からは、もう流れる血も無い。 男は、短剣を手に、其処に立ち尽くしていた。
──何故だ?
静かに、自問するも応えは直ぐには出ない。 その夜、男が施した降霊式は、失敗に終わっていた。
──何故──、何も応えない? 既に多くの人間が死に死霊で溢れるはずの街で。何故。]
……まさか。本当に誰かに取り憑いてやがんのか……?
[呟き。だが、失敗に終わった以上、男に確かに解る事は何も無い。]*
(118) 2015/08/25(Tue) 00時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る