人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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視点:


【人】 墓荒らし ヘクター

[と、音もなく佇んでいたヴェラ>>0:395が、
いつの間にか距離を詰めていたことに気付き、軽く驚く。気配を立てずに近寄られるのはどうにも慣れず、仏頂面を浮かべる。
淡々と感想を述べられれば>>0:403]

あん?俺ァこんなもんだろーがいつも。

[愛想の無い男は何を考えているのかいまいち読みづらい。がしがし頭を掻きながらそう応対していると、近くで尻もちをついていたニコラスが大声を上げて駆け寄って来た。>>0:401間近で浴びた血をぐいっと拭い、怪我は無いかと言う言葉には]

ねーよ。

[と、一言返した。]

(2) 2014/12/09(Tue) 01時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[まあ、かすり傷程度はあるが本当にかすり傷だ。
寄ってきたニコラスはどうやら銃よりも刺青の方に目がいっているようだが、特に構うこともなく好きにさせておく。
暫くそこで銃を検分し、誰かが興味を示したなら応え、やがて積み荷の方に放り込んだだろうか。]

―――あ。

[ふいに先程後でしばくと思ったのを思い出し、唐突にニコラスの頭上めがけて一発拳を振りおろした。
なお、理由は聞かれても特に答えない。めんどくさいので。]

(3) 2014/12/09(Tue) 01時頃

[口元に飛び散った鮮血と脳漿を舐め取る仕草は、おそらくは、普段身を潜める以上に、ひそやかに。

 ───ただ、もし同族がいたならば、匂いに感付かれてしまうかもしれないが。]


Oh my darling, oh my darling

 カラミティ《疫病神》カラミティ《疫病神》
  
       私の 可愛い カラミティ《厄病神》

          誰にも知られない様に

              ニシンの箱に詰めましょう


【人】 墓荒らし ヘクター

[そうしているうちに、何やら焦ったような航海士の声が聞こえただろうか。>>0:399
不穏に思いつつも、号令を聞けば特に異論をはさむことなく早々に撤収を始めるだろう**]

(5) 2014/12/09(Tue) 01時頃

[あの女の指にも銀の指輪が光っていた。

あの女もおかしな唄を唄っていた。

そして《俺》を。
   《自分》を。

ニシンの箱に詰めた。]


[箱に詰められたのは双子のどちらだったのか。

どちらでも構わなかった。

どちらも1人の中にいる。

2人分のそれこそ医者と海賊の2つの魂を持ったまま。

2人分の身体能力と呪詛を秘めたまま。

静かに静かに眠っている。]


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 01時半頃


[口元にこびりついた甘い雨水を舐め取りながら、褐色鼠の背に刻まれていた銀狼を思い出す。

”絶望”に身を置いて、まだ1年か、もう1年か。
 あの日、己の命を拾った航海士は、道化師は……はたして、知っていたのだろうか。


「おまえの畏怖が途絶えた時、おれは、容赦なくおまえに牙を剥く」


 この言葉に、偽りの欠片もない。

 機を窺うよう潜めていた獣の血が、ふつふつと蘇る。
 猫ではなく、狼の血が**]


―故人の呪い―

[大男に髪と耳を剥がれた黒髪の男は、獣飼いだった。
とりわけ猛獣を好み、猛獣に好まれ、
海賊に成る前は陸でサーカスの業行で活躍した男だった。

生前の彼は酒に酔うと、よく言っていた。
「オレにゃぁよゥ……
 “狼”の聲が、よぉぉっく聞こえんだよ」

そして、大男にもまた、素質があった。

今は誰も覚えていない男の出生の港町では
見世物小屋の獣臭い納屋で暮らしていた。
生まれて直ぐ親に遺棄された幼児は
珍しい赤眼の白狼と共に籠められた檻で育ち、
獣の発する声なき聲と寄り添い、生きた。

獣飼いの男の呪われた血で汚れた左耳孔は
大男に、久方ぶりに“狼”の聲を運ぶ。**]


【人】 墓荒らし ヘクター

だろーな。

[相変わらず無表情なヴェラから返ってきた言葉には>>8
なんなんだと言いたげに僅かに眉を潜め、短く相槌を打った。

いつだったか航海士が拾ってきた敵軍の男。
音も立てずに忍び寄り、必要最低限の急所を突き敵を仕留める
その戦闘スタイルは自身とは似ても似つかない。何事にも動じないその性質も。
静的な不気味さはある意味船長に通じるものがあるが、
ヴェラの所作はもっと無機質に人を殺める事に特化していた。
どうやら元は暗殺方面の生業らしい。

全く物騒なモンだと思ったが
それが使えそうであるなら敵軍だろうが奴隷だろうが動物だろうが拾い上げ何でも使う――使えないと判断すれば逆もまた然り――なのが、この絶望号における暗黙の了解であり、船長の意思だった。
他ならぬ自分もそういった考えの元、こうして生きているのだし。]

(29) 2014/12/09(Tue) 11時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[近くのニコラスに一発拳骨を入れれば、
唐突に殴られたことに流石に彼が不平を述べる。>>6
キイキイ騒ぐ言葉は鬱陶しそうな顔で聞き流した]

あーうっせェうっせェ。
ほれ、とっととあっち戻りやがれ。

[これもついでに運べ、とばかりに周囲の荷を押し付け、
負った怪我を船医に見て貰うという彼をあしらう。
その様子に無言でじとっとした眼差しを向ける
ヴェラの溜息は聞こえないふりをした。

何が起きても感情を露わにしないこの男が、船長に対しては
時折静かな意を瞳の奥にちらつかせる。
方向性は違えど、かの道化の力量を見定めようとしているのは自分以外にも何人かいるということだ。
目の前の男が実際何を思っているのか、そこまでは測れないが]

(30) 2014/12/09(Tue) 12時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[と、検分していた銃を放ろうとしていると、
ふいに航海士が声をかけてくる>>23
身体をそちらに向けて]

あぁ?これか?

[見せびらかすように弄っていた銃を掲げる。
自分は銃の腕はからきしなので、武器として持っていても仕方がない。でかい宝石がついているからどっかで売ればそれなりの額になるかと思ったが]

俺ァ使わねェからな。
欲しいならくれてやっても構わねえが、テメー銃なんて使ったか?
それとも何か名のあるブツなのか。

[くるくると片手で銃を弄りながらセシルに尋ねる。
こういうのはどっちかと言うと彼より悪趣味野郎が好みそうだ。
近くにフランクが居ればそちらの様子も伺いつつ
取りあえずセシルの方に銃を放り投げた**]

(31) 2014/12/09(Tue) 12時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 12時頃


[それにしても……自分の爪はこんなに長かったろうか?*]


『双子や三つ子、多頭で産まれるのは【獣】の証』

[産まれた双子の片割れは干からび、片割れにすがる様に母親の腹から出て来た。
父親となる男は即座に離縁を言い渡し、捨てられた女は心を病んだ。
壊れたオルガンを鳴らして、おかしな子守唄を唄い。

干物と化した赤子を箱に詰めた女と残った赤子の行方は誰も知らない*]


[ただ、眠っていた双子が騒ぎ出したのは……。

丁度一年前。

ヴェラが来た時からだった**]


 あいつはいい操舵手だった……。

[ぱちん、爪を切る。]

 エリオットは陽気なやつだった。

[ぱちん。]

 アーマンドは時折猫を撫でたそうにしていた。

[ぱちん…。]

 テレンスは私の前に来ると吃音が酷くなった。
 悪い事をしたな。

 ヘンリーは、

[鋏を持つ手が震える。]

 まだ18だった。


 いかん、化粧を直さなければな。

[目元に引いた紅が滲んでいるから。*]


【人】 墓荒らし ヘクター

―回想・十数年前―

[それはまだヘクターが青年と呼べる年だった頃。
男はとある海賊船――ネメア号の船長だった。

別に大した理由なんてない。
スラムで生まれ育ち、人の物を奪うことで生き延びた子供は
それ以外の生き方なんて知らなかった。
強い奴が奪い、弱い奴は奪われる。その節理に罪悪感も大してなかった。

そのまま育った悪ガキはごろつきになり、
地元の若者たちと徒党を組み、まだ見ぬお宝を求めて
一旗を上げただけのことだ。

まだ青臭い若造だったホレーショーが宝片手に仲間にしてくれと
乗り込んできたのもそんな頃のことだった>>0:238]

(41) 2014/12/09(Tue) 20時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[今より何割か増しで血の気の多かった当時のヘクターは、
突然の訪問者にニヤリと笑ってこう告げた]

賊に弱ェ奴はいらねぇよ。
そこまで言うならテメーの腕前を見せて貰おうか。

[そう言うなりいきなり武器を構えて襲い掛かったのだった。
当時のホレーショーの腕前は戦力としては到底微妙だったわけだが、それでも見逃し仲間に加えたのは、彼の持つ獅子の鬣のような明るい茶髪が自身の船の名を思い起こさせて縁起が良い、と思ったからだった。]

いいぜ。
その代り下っ端としてきっちり働いて貰うがな。

[差し出された宝を受け取って、さっさと船に乗れと顎でしゃくった。
そんな奴でも年月を過ごすうちに何だかんだで子分としての情も湧いて。運よく絶望に>>0:239拾われた後も、その時の名残で接することもしばしばだ*]

(42) 2014/12/09(Tue) 20時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 21時頃


 それにしても、妙に血の臭いが鼻につく。

[念入りに拭いたはずのカトラスとサーベルから、鞘にさしていても血腥さが漂ってくる気がして戸惑う。]

 気が滅入っているのかね…。

[それにしてはその血の芳香が"美味しそうに"感じられるのが不思議なのだが。]


【人】 墓荒らし ヘクター

―現在―

はーん?

[装飾銃に興味を示すセシルを怪訝そうに見る。>>38
彼に釣られて褐色の遺体に視線を下した。狼の刺青以外に然程な目を引くような点は無いが。]

なんだセシル。
てめぇこいつに覚えでもあんのか。

[げし、と容赦なく躯の頭部に蹴りを入れて問う。
銃を放り投げれば些か戸惑ったようにセシルがそれを受け取った。
手放しざま冷え冷えとした蒼い宝石がチカ、と光り]

――、

[その煌めきに一瞬だけ、不吉な感覚を覚えた]

(50) 2014/12/09(Tue) 21時頃

 何故、私のことを真っ直ぐ見据えている。
 私は死神だのに揶揄されたことはあっても、
 人狼だと呼ばれたことなどない。

[黒髪の捕虜は確かに私の方を見て叫んだのだ。]


[初めてヴェラを見た時、また変なの拾って来たと思うと同時に
『何か』が胸の奥で蠢いた。

だが蠢くソレは本当に僅かで、気付く筈もない。

他の連中と同じように身体の傷は治療して、貌には触れさせない
男を呆れながら診ていた。

異変を感じたとすれば、
その日から血の匂いにやたら敏感になった事。

そして赤ん坊の幻聴や、
箱詰めにされる幻覚を見るようになった事。

満月の夜、パーティーの後、動けないほど働いた後でも
甲板を飛跳ねたくなるほど湧き上がる衝動を覚えた事。]


[どれだけ自分の知識を漁っても、
この症状に合うものは無かった。

ただ、考えれば考えるほど、
自分の中で人間としての何かが剥離していくものを感じていた。

気付かぬうちに潮が退いた後に見えた底に眠る『獣』は
少しずつ目を開けていく。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[こちらに寄ってきたフランクは性懲りもなく分け前を>>46強請ってくる。媚びてくる猫のような態度に剣呑な目つきで睨んだが、あまり効果があったとは言い難い。]

分け前が欲しけりゃ自分でそのへんから取りやがれ。
なんなら………

[熱い拳を身体にくれてやろうかと構えかけて、
セシルとフランクが会話し始めたため一先ずはやめた>>39>>52

彼らのやり取りを側で聞きながら先程の言葉がふと頭に過る。
名のあるものかどうか……たとえコイツに問えた所で、
こちらの都合の良い答えをまともに聞けるかどうかは分からない。
死の淵に意味深な笑みを見せた、あの様子を見る限り、何故だかそんな風に思った。]

(72) 2014/12/09(Tue) 22時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

あ?

[と、ふいにセシルの問いで現実に引き戻される>>56
若い航海士が偶に自分に意見を求めてくることはあったが、そんな問いを聞くのは初めてで。その様子に若干怪訝そうに眉を潜め]

あるな。

[けれど特に深く考えることもなく、あっさり答えた。]

役に立つかわからんような奴を気紛れに拾ったことも、
助けてくれと請う奴を拾ったこともこともある。
殺すより生かした方が俺にとって是と思えばな。
が、唐突だな。何でまたンなことを聞く?

[逆に聞き返し、蒼色と似た光を携えるセシルの瞳を見据えた]

(75) 2014/12/09(Tue) 22時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[そうしてセシルが何かを応えればそれと会話をしただろう]

―――おらっ!!とっとと運べ!!撤収だ!!


[気を取り直し、がんがんと鉄槌で甲板を叩いて大声で下っ端どもに荷運びの指示を出す。粗方片付いた所で自分も絶望号に乗り込んだ。

血濡れた体で自船に入り、そこらにまき散らす姿が
ジェレミーに見つかれば嫌な顔をされそうだが、
文句を言われた所で素直に聞きもしなかっただろう**]

(79) 2014/12/09(Tue) 22時半頃

[両手の鉤爪は、武器であって、武器ではない。
 その影に潜む、真の武器を隠すための防具でしかない。


 狼の爪は、もっと獰猛で、狡猾だ。

 魂を奥底から引き裂き、奪う。


 己にその力があると知ったのは、まだ幼子の頃。
 路地をひとり歩きしていたところを、物取りか、また別な目的があったかは知らぬが、屈強な男2人に襲われた。

 だが、その記憶の中に”恐怖”はなかった。
 何故なら、男達の目的を知る前に、本能が目覚め、返り討ちにしてしまったから。]


[銀は『獣』を祓う]

[『獣』は銀を厭う]

[干乾びた赤子を詰めた箱に、あの女は銀の指輪を入れた。
永遠に『獣』である我が子を封じる為に]

[再び廻り落ちて来た銀の指輪の存在に、憎悪と共に仔は目覚める。]


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 22時半頃


 嗚呼、可愛いギリー。
 ちゃんと手当してもらえたみたいで良かったな。

[愛犬を押し止めながらちらりと様子を観察して、
安堵の溜息を心の裡で漏らした。
傍らの愛犬には"聞こえぬはず"の呟き。]


[銀の指輪と血の匂い。

呼ばれた様に、赤子が目を開けた。]

 『あーん。あーん』

[ギリ―の手当てをしていた手が一瞬止まる。
今まで一人の時しか聴こえなかった幻聴が聴こえた事に、
目の前が真っ暗に……いや、目の前が真紅に染まった。

同時に沸き起こる衝動。
それははっきりと形になった。

気付けば渇いた血糊を剥がす様に、皮膚に歯を立てていた。]

『美味しい』

[ギリ―の耳元で囁かれた聲はヤブと呼んだ者と同じで、
異質な聲だった。]


[咄嗟に身体を離して、慌てて傷が深くないか確認したが、
ギリ―の反応はどうだっただろうか。

あまり難しい事は判らない男で良かったと思いながら。]

 悪い。今の内緒な。

[混乱のまま呼び掛けた言葉が、人ならざる聲だと気付かぬまま
そう念を押してギリ―を部屋から押し出した後、改めて
見回した世界は色を変えていた。]


[落ち着いて自分に何が起きているか考えようとしても
上手くまとまらない。

舌に残る血の味は今までのどんな酒より蕩ける味で。

早鐘を打つ筈の鼓動の代わりに、
赤子の聲がいつまでも響いている。]

 こんなの船長にばれたら流石に殺されるな。

[殺し合うならともかく、人間の血を美味いと感じたのだ。
尋常ではあるまいと、あの男なら容赦なく切り捨てるだろうか。
他の連中からも殺されるかもしれない。

ぐるぐると思考は回り、赤子の泣き声だけが頭の中に響き渡る。
本当に親を求めるガキみたいで、頭が痛い。]


[包帯に覆われた左耳孔周りの筋肉が、ピクリと動く。そこから流れ込んだ“聲”が、鼓膜を震わせる実際の音声では無い事には、すぐに気付いた。それが船長の聲だとは直ぐに理解出来なかったが。

これは
はるか昔、獣の唸りから感じ取っていた“聲”に近いものだ。

かつてそうしていたように、応えた。
言葉は、思考は、ウ゛ゥ゛と唸る音に乗せるだけで良い。
すると伝わるはずだ。]

 ミナカ 良いヤブ
 おれ、もう 痛くない

[と。]


 ……………………。

[ギリーが口を開いていないのに声が聞こえた気がした。
ついでに「こんなの船長にばれたら…」というギリーではない者の声もどこかからか。]

 …年かな。幻聴が聞こえるとは。
 ミナカのところに行った方がいいかもしれない。

[自分の耳の後ろをカリカリとかきながら牢を後にした。]


[赤子の聲が聞こえた、気がした。

泣き声は大人を苛立たせる。
早く泣き止まないと、酷い事をされてしまう。

――……]

 美味い 良い
 泣く無イ 怖い無イ

[ミナカの部屋を出る間際、
彼の頭に触れながら落とした低い呻きにも
ソロリと小さな“聲”が乗っていた。*]


 …………?

[おかしい。
 この道化、もとよりこんな匂いをさせていたか?

 薄らと警戒を浮かべ、鈎爪ではなく、己の獣の爪に神経を集中させる。]


 …臭いがするな。

[血の臭いとはまた違う、気になる臭い。
それは目の前の猫からする。
いや、それは本当に猫だろうか…?

自らの思考が人為らざる者同士通じる聲として漏れ出ていることには未だ気づかず。]


『……泣く無い? 怖くない?』

[ギリ―の手が頭に触れた
ほんの一瞬、聞き返す聲も見つめた顔も、
まるで親を見つけた赤子の様にふわと笑っていた。

だがすぐにその顔も、苦虫を潰し、赤子の幻聴に悩む顔に
変わってしまったが*]


【人】 墓荒らし ヘクター

[言葉を返せば、セシルが瞬く>>90
そんなに意外なことを言ったか?と一瞬疑問に思うも、
にやにやとどこかからかうような口調で好みの問題かと問われれば、たちまちむすりと眉間に眉が寄った]

はーぁ??
誰がンなこと言った。
無駄話したいだけならしばくぞ。

[どこをどう聞けばそう思うのか。
しばく、と言いながら既に体勢は蹴りを入れるポーズへ。
この話は終いだとばかりに早々に切り上げて、荷を運ぶ作業に移った*]

(121) 2014/12/09(Tue) 23時半頃

 ──────おまえ。


 本当に、ネイサンか?



[唸るように、幽かな聲で問う。
 この道化、纏う気配が、今までとはちがう。]


 ああ、正真正銘ネイサン・ジョーカーだとも。

[眉を顰めながらも堂々と答える。
ネイサン以外の名前もあるが、足音の無いこの獣が聞きたいことはそんなことではないだろう。

ルーペを取り出しながらも、問うまでもなくその牙の持ち主を知っているような不思議な感覚に襲われる。]

 そういう君はヴェラーヴァルだ。

[その感覚を振り払うように巫山戯た一言を返す。]


【人】 墓荒らし ヘクター

―現在・甲板―

[そうしてある程度の荷運びを追え。
休憩がてら、甲板で煙草片手に一服している。
先程の戦闘で沈んだ5名の名もどこかから聞いたが、既に幾度となく見慣れた光景だ。]

――?なんだなんだ。

[と、不意に船全体に響き渡る声。>>61胡乱な表情で船の下部を見る。]

クソうるせぇなぁ。人狼だァ?

[その声はやかましいアル中や若手の下っ端、ギリアンの雄たけびの類ではないようだ。
そういや先程船長が捕虜を連れて行っていたのを見たような見なかったような。
作業に追われてあまりちゃんと姿は確認していない。
周囲に誰か居れば取っつ構えて聞いてみるかと、胡散臭そうに眉をしかめた*]

(133) 2014/12/10(Wed) 00時頃

[やけにニコラスを構うのは、無意識に消えようとしている
人間らしさを留めようとしているからか。

そのうち、彼の作る食事を口にしても、さほど美味しいと思う事も無く。

むしろ彼の流す血が美味そうだと思うようになる。

この部屋はそれ程血の匂いで溢れていた。

唯一の救いはアルコールがそれを和らげてくれている事だけ。]


 そんなことは聞いていない。

[やはり、唸るような聲は、常とは違い、ほんの微かな怒りのような苛立ちのようなものが混ざっていたかもしれない。]

 おまえ、これは元からか。

 それとも、くだらぬ輩の牙にでもかかったか。

[手をかけたルーペの先、透けて見えるものがあるなら、そこには、人ならざる者が見えたろう。

 サイモンが叫んだ、人狼の姿が**]


 元から?牙に?何の話だ?

[唇をひん曲げて惚けるが、
ルーペの先に見えた光景に私の頭は理解を示し始めていた。

つまり、私も彼も「人狼」なのだと。

いつの間にか二人の会話の一部がただの潜められた小声などではなく、ある聲を使い交わされていることも。

私は理解し始めていた。**]

 …強いて言うなら呪いじゃないかな。
 絶望纏う死神への天罰という。


【人】 墓荒らし ヘクター

――ん?

[と、少し離れた場所に見えるのは、ちょうど甲板から階下に降りようとするホレーショーの姿だ>>148]

よーう、丁度いいぜ。
下で騒いでるの、なんだありゃ。
さっき船長がまた何か拾ってったみてぇだが、お前何か知ってっか。

[それを呼び止め尋ねようと、見慣れたぼさぼさ頭に少し遠くから声をかけた。自分の声が聞こえたかどうかはわからんが。**]

(170) 2014/12/10(Wed) 01時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 01時頃


[一瞬叫び声の主をギリーかと思ったが、彼はあんな声を出していなかったと気付いて耳を澄ませる。]
ああそうか。人狼なのか。

俺はあの声は嫌いだ。

[主語の無い聲。
目覚めた仔は己が存在の名を認識し、双子の片割れとゆっくり同化して人から離れていく。
そして己を箱に詰めた女の様に、忌避し怯える声に憎悪を抱いた。]

あれは災いを呼ぶ声だ。

[まだ他に聲が聴こえているが、騒がしいあの声に囚われて赤子が聴いている幻聴にしか思えなかった。
だから意識は叫ぶ男に集中していて。]

殺さないと。

[また箱に詰められる前に。
呪詛の様に呟いた聲を拾う者はあっただろうか**]


 とぼけるか。
 それとも、本当に知らんのか?

[食えない奴だと、内心舌打つ。
 だが、この、常人には聞こえようのない聲を解し、理屈を知ってか知らずか使いこなしているということは、少なくとも自身の立場は理解できているのだろうと。]

 ……呪い。

 死神への天罰…………


 ひとつ聞く。

 これが、呪いだとするならば。
 おまえは呪いに”絶望”するか?
 獣となる身を厭うか?

 それとも──────

[常からの抑揚のない声は、今は、更に低く、冷たく。

 この、呪われたという道化が、果たしてまだ畏るるに足る存在か。
 それとも畏れに喰らわれるような、見込み違いか。

 見極めようとするように、じっと、深い血の色に染まった瞳を向けた**]


[いつまで……
いつまで私は道化の偶像を演じていればいい?

いつまでこちらを品定めする視線に耐えればいい?
いつまで絶望の顔として力を顕示してればいい?
いつまで恐怖を振り撒いていればいい?

……この世の全てに何より恐怖しているのは私の方だというのに。

殺される恐怖を。傷つけられる恐怖を。裏切られる恐怖を。見限られる恐怖を。暴かれる恐怖を。失う恐怖を。

数多の恐怖をこの化粧の下に隠してきた。

ただ、死にたくないから。
生きる為に恐怖を演じてきた哀れな道化が私だ。]


[ああ…今もまた見定めるかのような視線を送られている。
この者の視線の方が余程絶望の死神の名に相応しいじゃないか。

呪いに絶望するかだって?
そんなの、答えは決まっている──]

 はっ、この私が絶望するだって?
 とんでもない、私は常に絶望を与える側だよ…ッ。

[そう言って私の演じる道化は完璧に残酷で残虐な笑みを浮かべて見せた。

絶望、道化、死神。
いつも演じてきた肩書きに獣が加わるというだけのこと。
これまでとすることに何一つ変わりはない。

そう、全ては明日を生きる為に。]


 殺さないと……誰が、誰を?

[ヴェラのものではない聲が聞こえたような気がした。
それは迷い仔のような切ない泣き聲。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[遠くから呼び止めるとホレーショーがこちらに気付いたので手招きをする。
下の騒ぎは彼には余り聞こえていないようだった。>>183]

ジンオウガ??なんだそりゃ。

[誰かに聞いてくると言って彼がその場を立ち去るのを見送る。
特に急ぐ用でもないので大人しくその場で手摺に体を預け、
ぼんやりその後ろ姿を見送りながら白煙を吐いた。

青臭かった下っ端が、いつの間にやらむさ苦しい海の男になったものだ。
とは言えその性質は余り変わらず、
のんびりしてると言うかお人よしというかお節介と言うか。
要するに甘ちゃんなのだ、とヘクターの目には映っていた。
自分とは違い、海に仲間が沈む度に感傷めいた表情を浮かべているのも見かける。>>102別段それを慰めるでも咎めるでもないけれど。]

(188) 2014/12/10(Wed) 14時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[そのツラに初めて得物を向けた時。
ホレーショーは慌て面食らいながらも食らいついてきたものだった>>93]

はーん。俺の一撃を受け止めるか。
まァまず最低ラインは合格をやってもいい、ぜっ!と!!

[重い一撃を受ける腕力と体力は評価してやっても良かったが
それ以外の戦闘の身のこなしはまるでなっちゃいなかった。
にも関わらず、顔に、腹に、容赦なく打撃を打ち込んでも
往生際悪く食らいついてきたのを覚えている。
間近で沈んだ男の髪色に一瞬興味を惹かれた所で、自身の頬に剣先が掠った。

それに少しばかり驚いたような表情を浮かべると
間をおいて槌を収め、下で働けと促したのだった>>42]

(189) 2014/12/10(Wed) 14時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

…殺せる奴を殺さなかった、ね。

[先程問われた言葉を思い出す。
それを言うなら、道化と相対した際に彼の分まで命を乞うたのもその範疇か。
あの時はたまたま背後を見たら恐怖に呆然とする手下が生き残っていたので>>0:239、ついでにそいつも拾ってやってくれと頼んでみただけだが。

海賊人生における何度かの拾い物も含め、
それらがセシルの言うような好みだか何だかの類かと問われれば断固否定するが。
まあ、生き汚い奴は嫌いじゃないのも事実だった。
縋りたいなら情をやってもいい。
――それが自身の身を脅かさない限りは]

(190) 2014/12/10(Wed) 14時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[回想に耽っていると程なくしてホレーショーが戻ってくる。
彼の言葉を聞いて眉間に皺を寄せた]

人狼っつーとアレだろ。
お伽話のバケモンとかそういうのだろ。
それが何だ?この船にいるだァ?うさんくせぇな。

[ヘクターの生まれた地にもそんな伝承は無いので詳しくは知らんが。道化もなんでそんなのを連れてきたんだか。]

ま、マジでンなもんが紛れ込んでたら
テメェみてぇな爪無しは真っ先に喰われちまうかもしんねぇな。

[難儀なこった、と目の前の男を指してそう揶揄する。
かつてあちこち腫らした顔で掃除をする下っ端の姿に>>93、獅子どころか爪無しの猫が精々だなと、自分が殴っておいて酷い感想を漏らしたのが由来だ。
ホレーショーがその頃を黒歴史だと思っているのは承知の上で、
けっけっと意地悪い薄笑いを浮かべた。

尚この一味には他にも猫っぽい男がいるのと、
彼も昔に比べれば腕を上げたためそう呼ぶ頻度は減ったけれど。当社比。]**

(191) 2014/12/10(Wed) 14時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 14時半頃


【人】 墓荒らし ヘクター

……や、待てよ。
人狼…… 人狼ねぇ………

[ホレーショーとの会話のさ中、ふ、と思い出したように天を仰ぐ。
長い事船乗りをやっていれば、所謂怪談を聞く機会には事欠かない。
それこそ梶に絡みついて海底に引きずり込む触手の主だとか、
眠るような歌声で船乗りを惑わせ誘い込む女だとか。

何時だったか夜遅く晩酌をしていた時、どういった流れか乗組員数人とそういった話題になったことがあった。
その中で人狼がどーとかこーとかって話を聞いたことがあったような、なかったような。

あったとしても他多くの眉唾物の怪談と同じように聞き流し、
今の今まで然程記憶には残らなかったのは確かだ。
考えを変えるように緩く頭を振ってホレーショーの方に向き直り]

(221) 2014/12/10(Wed) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

けっ、誰がボケるか馬鹿。
一丁前な口聞きやがって、テメェの爪が隠す程立派なモンかよ。

[しかめっ面にはからかうような口調で嘲笑う。
こうしているとまだまだ青二才の頃と大差ないと、肘でごりごりと頭を小突こうとしてみせた]

……腹減ったな。
クソガキがそろそろメシ作ってる頃だろ。

[そう言うと厨房へ向かおうと、下へ降りる階段へと目を向ける。ホレーショーが留まるならここで別れ、共に来るなら先を歩いて進みだした*]

(222) 2014/12/10(Wed) 21時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 22時頃


[ギリ―以外の聲がずっと聴こえてくる。
幻聴の様な不確かさでは無い、はっきりと細部まで聞き取れる。]

 絶望……絶望。

[届く聲は誰かが背負う代名詞。
だが何故かすぐにはピンと来なかった。
恐らく絶望を齎した者が、その代名詞の人物ではなく、
人狼の存在を告げる叫び声の主だったからだろう。]


 あの声は……絶望を告げる声。
 俺達を殺そうとする先駆けの声だ。

[医務室への客が途絶えた空白に殆ど無意識に漏らした聲は
同じく何処からか聴こえたあの聲に対して。
船の仲間を心配した後で、汚れた血の布をぺろりと舐め取る。]

 俺は……もう二度と殺されたく、ない。

[呟いた聲に乗る色は、ただ生まれただけで死を望まれた
赤子の紅い悲しみ。]


[男は、同時に、左の耳奥に篭もる聲を聞いていた。

赤子の泣き声はもう聞こえない。
泣き止んだのなら、良かった。
大人に殺される前に。

知った聲ふたつの明瞭な会話には、少し困惑した。
男が知っている獣の聲は、ただの獣の聲であったから、
人の知性が生きた会話がなされる事に驚きもした。

それが、件の“人狼”の聲だは、まだ思い及ばない。]



 生きロ

[と。
実際に零した唸りに乗せた、聲は、
「二度と殺されたく、ない」
と切な願いを漏らす“誰か”に向けて。] 


【人】 墓荒らし ヘクター

―第二甲板―

[爪を立てて威嚇ポーズを取るホレーショーを小突こうとすると男がそれを躱す。>>228生意気な。]

あ―確かにテメェの拾ってきた猫はそれなりに役に立つみてぇだな。
キティだっけか?テメェよりあいつの方が優秀だぁなぁ。

[軽口を叩きつつ第二甲板に降り、周囲を見渡す。
そこには既に数人の姿があったろうか。
ずかずかと合間を縫って歩き、そのへんから酒瓶を漁って適当なテーブルの一角へと陣取った。
程なくして覚束ない足取りの料理人が料理を運んでくる>>232と、
大皿から肉を頬張った。相変わらずメシは美味い]

……何ンなとこでブッ飛んでんだ。
くたばるなら邪魔になんねェとこでしろ。

[床に倒れた料理人を足で小突きつつ、片手間に酒を煽る。
まあこいつがアレなのはいつものことっちゃいつものことだが。]

(238) 2014/12/10(Wed) 22時半頃

[溢れる血の匂いにまた喉が鳴る。]


[ライオン頭が奴隷を所望したと聞いた時には「別のネコを飼うことにしたのか?」と大真面目に言ったものだ。その次に、グレッグの背が自分より小さいのに気づいて何となく彼のことが憎めなくなった。

彼が部屋を辞したので私は匙を手に取り食事を始める。
スプーンをスープに沈めると、てらてらと光る液体が渦を巻いて匙を満たす。それをゆっくりと口に運ぶ。
私はほうっと満足の溜息をついた。
それからほかほかの温かいじゃがいもを口に含んで微笑む。

昔の人間はこの植物を船で運んでいる途中に芽が出たものを食してしまい、毒にあたったので「悪魔の植物」と呼んだらしい。]

 こんなに美味なのに恐れられるなんて。
 可哀想だな。

[ともかく、ニコラスの料理がまだ美味しく感じられて良かった。人狼になった途端人肉しか食せなくなるということはなさそうだ。]



 人狼 居る カ ?

[その声は、聲にもなり。
独り言ちるような乾いた響きが放たれた。]


[食事をしていると聲がまた聞こえた。
やはり誰のモノかは分からない。]

 あの声?二度と殺されたくない?
 一体何を言ってるんだか…

[ただ確かなのは、聲の主がまるで仔のように感じられて落ち着かない気分になるということだ。
護らなければならないのではないか?という気がしてくる……。]


 『あり……がとう』

[誰かの聲に泣き止んだ赤子の聲は戸惑いと共に
何処か嬉しそうだった。
まだ身体の中に溶け切れずに残った魂が、初めて受けた
自分の生を肯定してくれる言葉の主に懐くように。
ここに聲の主がいて、赤子が形を持っていればその手を伸ばして
温もりを求めた所だろうか。]

 生きる事は……殺す事だ。

[赤子の聲の後を追う様に、本来の片割れの聲が呟いた。
そうだ、殺されるつもりはない。
混じり合った記憶を抱えて決意の様に呟いた。

血染めの布。
血染めの医者。
今日誰が死んでも。
その姿を訝しむ者はいるだろうか。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[横で早速料理に手を伸ばすホレーショーに倣い腹に物を入れる>>246
倒れていたニコラスを足でつつくとぼんやりと目を覚ました>>245
焦点のあわない瞳が段々こちらを見れば、適当に相槌を打った]

あー、美味ェ美味ェ。てめーのメシは。
………あ?欲しけりゃもっとそそるように強請ってみな。

[何が嬉しいんだかへらへらしているニコラスが手を伸ばして酒を強請る。せせら笑って冗談を言ったが、それで悪乗りして騒がれてもめんどくさい。
まあいいかと半分以上飲みかけの酒瓶を彼に放り、スープを飲み干した。]

(256) 2014/12/10(Wed) 23時頃

 これは、ギリーの声だな。

[どうやら幻聴ではなかったらしい。
だがギリーからは同族の匂いがしなかった。
どういうことだろうか…分からないことだらけで混乱してくる。
私は頭を振った。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[と、ジェレミーが>>237ぽつりと誰にともなく尋ねる。
船長の美に惚れこんだ綺麗好きの元海軍。
ヴェラとはまた違う意味で己と対極過ぎて
どうにも苦手な相手だったが、話には一応耳を傾ける。
いつの間にかやってきていたギリアン>>249がぽつりと呟けば相槌を打った]

ああ、捕虜が騒いでるとかなんとかだろ。
人狼がこの船にいるってか。
星の数程ある船の中でもこの絶望号を選んで乗り込むたぁ、
バケモン様も命知らずなこって。

[茶化すようにハッと哂い、ニコラスの口真似にはやかましい、と睨んだ。]

(259) 2014/12/10(Wed) 23時頃

[別れ際に見た道化の顔は、完全に道化に覆い隠されていた。


 常に絶望を与える側────道化は言った。



 絶望は、より強い絶望を求める。
 同じ獣の力を得ていると知ったところで、同族意識を持つことはない。

 喉笛に喰らい付く機会があれば、ヒトだろうと、獣だろうと、同様に喰らう。
 喰らい、絶望を、畏れを深くする。


 それだけが、存在意義であるかのように。]


[さすがに心象そのものが伝う事は無かったが、
脳内に響く赤子の聲と共に、切ない温もりを感じた。
……気がした。

聲は続く。次は、大人の男の聲。
思い出すのは、船医が髪に触れた際に見せた顔。

さらに別の誰かに呼ばれ
包帯下で耳元がヒクリと跳ねる。]

 ――…おれ、おれの名 だ

[耳に、頭に、よく馴染んだ響きの主が誰なのか、
名を呼ばれれば明白に理解できたから
躊躇なく「おれの こえ、だ カシラ」と呼び返した。]


【人】 墓荒らし ヘクター

けっ、ばーか。気色悪ィ声出しやがって。
おっ勃ったモンも萎れちまわぁ。

[裏声で娼婦の真似事をしてみせるニコラス>>265
けっけっと下卑た笑いを向け、酒を放る。
こんな奴でも一応苦手なものはあるらしく、>>198
いくらか前にリーの鋸を見てぼやいていた。
怯えるその様子は酒狂いの彼らしくなく――いやむしろそっちが本来の姿なのかもしれないが――幾らか調子が狂ったのを覚えている。]

ま、居ねぇなら居ねぇで構わねぇし。
居るなら居るでぶちのめすだけだろ。

[話し声が少し減った周囲>>249を、同調を求める様に見回して、
ジェレミーの言葉には不本意ながら同感だ。

ホレーショーの近くに座っている若造>>267
何やら蒼ざめたような表情を浮かべているが、
そんなもの大して恐れるに足りない、と思う。

――恐れるのは絶望と、その先に待つ”死”そのものだ。]

(284) 2014/12/10(Wed) 23時半頃

 そうか、ギリーは狼の聲が聞こえるのか。

[理屈は分からぬが、いつでもギリーと会話が交わせるとなれば私の機嫌は少し良くなった。]

 私と、ヴェラと、後1人……か。

[迷える仔犬は一体誰を殺そうとしているのだろうか?]


[それに早く立ち去らないと。
食事も美味いのに、まだ足りないと空腹を訴える自分がいる。

溶けた赤子には肉や酒は合わないらしい。

赤子が求めるものは……紅い乳だと、本能と呼べるものが教えていた。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[芋を食いつつ、相変わらずきゃんきゃんうるさいニコラスに>>276
そろそろ一発入れて黙らせるかと思っていると
すばしっこく席の下に入り込んで来たので>>283
邪魔だとばかりに足でげしげし小突こうとする。

やがて己の言葉に同意を示したジェレミー>>294が席を立つと横目でそれを見送って]

そら、頼もしいことだな。

[ぼそりと呟いた]

(303) 2014/12/11(Thu) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[少し離れた席でリーとヴェラにあらぬ誤解による会話が繰り広げられているなどと思いもせず>>280>>283
やがてミナカが姿を見せればそちらの方も見て。>>282]

随分と血生臭ェなあ。ご苦労なこった。

[自分は大した怪我はないから顔を出していないが、
今の今まで怪我人共の面倒を見てやっていたのだろう。>>298
激務の船医殿に、一応労いの意味も込めて近くにあった酒瓶を回してやった]

(307) 2014/12/11(Thu) 00時頃

[ミナカが現れたことで、ひとつ、気付いた。


 ネイサンと聞こえぬ”聲”を交わす中、他からも、同じような聲が聞こえていた気がした。
 少なくとも、ふたつ。

 うちひとつが、この男の声と同じだと。]


[飯も酒も美味いが、物足りない。
スープをぴちゃり、と舌で掬うように飲んだ時。

不意に視線を感じて見上げた先に、ヴェラがいた。]

 ……。

[聲も掛けずにじっと彼を見つめる。

1年前、彼の包帯を変えた時と同じように、血が騒いだ気がした。]


【人】 墓荒らし ヘクター

はは、違いねェ。

[軽く頭を下げるミナカに相槌を打ち、口の端をあげて手酌をしてやる。死者を喪うような口ぶりは命を扱う故だからだろう。
そのことに口は挟まず、からかい染みた忠告には素知らぬ顔でしれっと返した]

そら俺にァ保障できかねるな。
俺の前にのこのこ怪我させられに出てくる方が悪ィ。

[と、先程の話題について問われれば>>312]

あー、船長が捕虜連れてきてな。
そいつが騒いでるらしい。人狼がこの船に紛れてるってよ。

[簡単に説明をする。]

(326) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[げしっと椅子の下に蹴りを入れれば>>322ニコラスの悲鳴が聞こえる。素知らぬ顔で追撃の蹴りを入れていると観念したのか椅子から這い出てくる。ばーか、と捨て台詞を吐かれればじろりと睨んだ。]

あ?誰に向かってモノ言ってんだ。
ケツに手突っ込んでひんひん言わすぞてめぇ。

[脅すと速攻で謝ってそそくさと逃げて行ってしまった。
尚そっちに気を取られたため、爆笑するリー達のろくでもない会話は聞こえていない。
何を話されてるか知れば間違いなく顔を憤怒の表情に染め、机ごとひっくり返しにかかっただろうが。]

(337) 2014/12/11(Thu) 01時頃

 仔犬よ…どこにいるんだい?
 何をしようとしているんだい?

[そんなことを囁きかけてから。*]


 お前の声は絶望を運ぶ。
 俺達が生きる途をお前は奪う。
 だから俺はお前の命を奪う。

[呪詛の様に吐き出された聲は男だけでなく、
同じく聲を共有する者達にも届いたか。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[そうして、話もひと段落ついた頃だろうか。
頃合いを見て副船長室へと戻ろうと腰を上げ、第二甲板を後にした**]

(343) 2014/12/11(Thu) 01時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 01時頃


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