人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 記者 イアン

―補給基地・吸血鬼の第一陣突撃後―

 くそ…っ!遅かったか…!

[絢矢を四ツ野に置いて戻った補給基地は、既に吸血鬼の跋扈する場所と化していて。
ただ、思いの外、こちらが善戦しているようにも見える。]

 やられたな…ホリーの奴、さてはこのために…
 …の割に、被害は少ない、か?

[今は考えていても仕方がない。
中央本部を目指して斬り進んで行く。

軽く手当てを済ませ、中央で戦況を把握したちょうどその頃、
戦場には吸血鬼の本隊と思しき一団が到着したという報告が入る――]**

(173) 2014/02/15(Sat) 03時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 03時頃




 『冀望』  ―――鬼を、望む


 


 ……うん。
 きっと、美味しかったんじゃないかな……

[少なくとも、涼平は喜んでいたように思う。]


 吸血鬼が人間と一緒に居ちゃいけないの?
 家族と一緒に暮らすのがそんなに悪いこと?
 生きて、もう一度会いたいと思う事すら歪なの?

 僕たちは……僕は、


後悔?どうだろう…。
もう、自分で決めたことに後悔はしたくないけどね。

お前とサミィが死んだら多分凄く後悔する。

[だから死なないでほしいとは伝わってほしいものだ。
きつく縛られた包帯に思わず声が出た]

って、痛ぇ……いたい、真弓。

[昔周と殴り合いして、こんな風にお小言貰って包帯巻かれたこともあったな、とふと思い出した]


─真弓が退出した後
「しょうがないこと」
(それは都合の良い言い訳だ)

「おまーが好きだった」
(あぁ、俺もお前が大好きだよ)

[置き去りにされた折鶴、手にして見つめる。
友人が興味を示す真弓にすら、一度は嫉妬したくらいだった。
サミィが蹴り上げた腹のあざは持ち前の回復力で既に治っていたが血だけが止まらない。

真弓が部屋を辞してから暫くたった頃、
久しぶりに泣いた。声を殺して。

あの頃に戻りたい。
いつ?いつでもいい。後悔しないで済む頃に。

潰れそうな心中は始祖が始める遊戯への前菜程度にはなっただろうか*]


【人】 記者 イアン

―中央本部―

[強力な吸血鬼の一団が現れたと聞けば、なるほどこちらが本命かと得心がいく。

神宿に着て行った灰色のロングコートを脱ぎ棄て、本部に余っていた白外套を羽織る。
――俺はここだと主張するような、純白。]

 …んじゃ、兄さん方。
 本部はお任せしましたよっと。

[いつものように、にっと笑って、ひらひら手を振り戦場へ。
近場の兵を捕まえて、一段被害の酷い場所を聞き出す。]

 あぁ、黒の洋装、百合のアクセサリーを纏う少女。
 …間違いねぇよ。ホリー・ニルヴァーナだ。

 ――さっきの決着、着けさせてもらおうか。

[一先ずそこを目指し、戦場を駆ける。]

(225) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

―吸血鬼の波を駆けながら―

[決して気を抜いていたわけではないけれど。
目の前に飛び込んでくる吸血鬼らを斬り伏せながら、先日の駐屯地襲撃で出会った理依のことを考えていた。

4日前、斬り結んだ時の、彼の言葉の数々を思い出して。]

『俺、今兄貴にだけは殺されたくないな。>>292

[同情なんてされる筋合いはないと。
「かわいそう」としか考えられない奴には殺されたくないと。

…まったくもって、理依はいつでもこう、嫌なところを突いてくる。
そうだ。知りもしない。彼らがどんな思いで今に至るかなどと。

知りもしない、知ろうともしないで、自分の考えを押しつけているだけということ。
それを、突き付けられてしまった。ずっと目を逸らしてきたのに。]

(226) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[今まで斬ってきた元同胞らは皆、安吾の前でその正体を明かすことはなかった。

故に、知らない。彼らが何故その道を選び、何を思いその場に立っていたのか。
彼らは一切、話しかけてはくれなかった。もう、その理由を聞くことも適わない。


…わからない。わからない。
知ることはできない――否、知ろうと、しなかった。

過去に殺してきた彼らに聞くことはできないが、
少なくとも、理依に聞くことはできたはずだ。

それをしなかったのは…怖かったからだ。
自分のしてきたことが間違っていると、否定されるのが怖かった。

――それはただ逃げているだけだと、心の何処かではわかっているのに。]

(228) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[誰かを殺すのにも、護るのにも、理由が必要だった。
それが正しいかどうかは問題ではなくて。
自分が救ってやるんだ――そうでも思わないと、斬ることなんてできはしない。

残った家族を護るために戦っている。
道を違えた友を解放するために殺している。

……そう、それはつまり、

誰でも良かった。何でも良かった。
理由がないと、動けない。

自分自身を護るために、人を理由にしていたということ。
自分が傷付かないために、他者を言い訳に利用したということ。

――あぁ、何処までも弱くて、なんて自分本位な人間なのだろう。]

(229) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

あの襲撃の日まで、何年も前に出たはずの孤児院を頻繁に訪れていたのは、子ども達のためではない。
殺しに手を染めてなお、人間らしく在るための精神的拠り所にしていただけ。

孤児や軍の戦友らを家族に見立てて、時に懐き、或いは世話を焼いていたのも。
見返りに欲っしていたのは、相手からの愛情や信頼。

…全部。全部、自分のためでしかない。


だからきっと、理解できない。
誰かのために苦しい選択をした彼らのことを。
理解しようと努力はできても、心の底からは寄り添えない。

互いを想い合う子ども達は本物の家族のようで、
だからそれが少し眩しくて。
きっとその一員になりたかった――]

(230) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

 …兄貴面すんのも、ここらが限界、だよな。
 津久居さん、俺はやっぱ、あんたみたいにはなれねぇや…


[ふっと、自嘲的な笑みが浮かんで。
無意識的に目を背けていても、向き合ってしまえば逃げることは適わない。

5年前から…否、物心付いた時から染み付いているこの悪癖とは、そろそろ決着をつけるべきだろう。

この戦いを区切りに。―――変わるんだ。

自分本位ではない、本当の理由を見つけよう。
自分の気持ちに区切りをつけて、もう一度、きちんと子ども達と向き合おう。

人間である子にも、吸血鬼となった子にも、
護ること、殺すことの本当の意味を……]

(231) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

 …でもまぁ、その前に、

[守護隊員らも尻込みする、少し開けた一角に出る。
目の前には、白と紅の屍が累々と横たわる。]

 おまえを倒さなきゃ、なぁ?

 ――ホリー。
 さっきの続き。はじめようぜ。

[何事か呟くホリー>>223の背に、苗刀を構えて告げた。]**

(232) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 20時半頃


    − 回想・出陣前 −

[ホリーが戯れから戻って来た際、血の匂いを嗅ぎ取れば
珍しいと彼女を視線だけを向ける。
だがこの場に来たと言う事は参戦すると言う意志。
彼女は傷を上回る働きを見せてくれるのだろうと
何も言わなかった]

マユミ。
褒美はまだ良いのか?

[視線はホリーからマユミに。
褒美の内容からすればまだ手に入れていないのは明白だが。
のんびりとしている様にも機を狙っている様にも見え、
まだ手に入れようとする意志があるかを確認するだけの問い]


お前への褒美が、お前の役に立つ事を祈っておこう。

[いつか祈りと言うものを知っているかと尋ねられた時の事を
思い出して『祈り』と言う言葉を口にする。

祈りとは願望を飾り立てたもの。

それ以上に違いがあるとは思いもしないからこそ。
出陣の前に、ふと訊いた*]

マユミ、お前が今祈るのは何だ?


零にーさん、
何を、……望んでるの。

[届かないとしてもささやかな問いを投げることしかできず]


   − 回想 −

[血の匂いをさせる吸血鬼はもう1人いた。眷属の理依。
唯一抗える言葉を駆使する吸血鬼。
全てを拒否している様で、全てを大切に想っているのだろう。

数え鬼の時から変わっていないと思っているその気質は、
彼が反抗的な言葉を吐けば吐く程、
その裏を思えて笑いが漏れた。

止まらぬ血は、理依の心が流す血でもあろう。

押し込めた嗚咽は耳に届かずとも。
その心が吐く血反吐は、血の絆からか、
訳も無く父の胸を躍らせていた]

理依。お前の活躍も楽しみにしているぞ。

[理依を見れば無性に愉しく口元に笑みが浮かぶ。
その心のまま、掛ける言葉は残酷な戦いへの期待*]


―回想・出陣前―

時を待っております。
……正攻法でなければだめだ、
などと仰られるのではないでしょう?

[ 正々堂々、などという手段では、
叶うはずもないのだから、機を伺うのは当然だ。
多少、回り道をしたとしても。

 父の口にする祈りは「よかれ」以上の意味は無いだろう。
しかし、その単語を耳にして小さく瞬いた。
何を祈るのか、幸いでもない平穏でもない、癒しも救いも遠く、
ならば、せめてもの]

祈りは、誰の傍らにも寄り添うもの。
……だから、それはさみしい魂への、慰めです。




……いつかその時が来たら、
お父様のためにも祈りましょう。

[わたしの為に、祈ると言ってくださったから、と*]


   − 回想・マユミと −

[正攻法でホリーを斃せる等露程思っていない。
だから機を待つと言う答えは予想していたもの。
では正攻法以外でどんな方法を取ろうとするのか。
そちらの方が興味が合ったが、種明かしばかりでは
面白くないと、それは尋ねる事は無かった]

寄り添って何になる?
寒さをしのぐと言う意味なら理解は出来るな。
そう言う物理的な温もりを求めているなら判るが。
慰め等………何になる?

[今生きる命や心にも想いを馳せる事が無いのだ。
消え去った魂に何故思う事があるのか。
不可解極まると首を傾げたが]


そんな時は永遠に訪れぬ。

[祈りを奉げると言ったマユミを一笑する。
それは己の死を夢にも思わぬ傲慢さを体現した笑みだった*]


真弓。

[声は労りを載せる]

あいつには会えた?

[どんなタイミングだったかは知らない。
ただ、彼女とサミィの選択にどうか先があるようにと
どこか願って]


……貯水場の近くで。

[問われてもいないのに場所を返した。
――囁く声は、より死んだようなそれ。
まだ痛みを感じることが出来た心を、もっと殺そうとして]

……理衣くんごめんね。
みつからなかった。

[祈ってくれた幸せの行方など、どこにも]


[そして、囁く声は、ホリーに向けて。
常よりもより無感情な声音が姉の元へ響く]

……お姉様、
わたし困っております。

お父様に捧げるよい首が見つからないのです。
そちらによい獲物はおりませんか?


記者 イアンは、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時頃


ありがとう、こっちにもちょうど得物が居るわ。

[そう告げていた]


記者 イアンは、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時半頃


【人】 記者 イアン

[柔らかに髪を靡かせ振り向く黒髪の少女は綺麗に微笑んで。>>240
ここが戦場でなければ、見惚れる者も多かろうが。
手にした刃物が、ホリーの整った顔立ちをより一層残虐にも見せる。]

 まったくもって。仰る通り。

[こちらも口元に弧を描いて応える。
が、続く言葉>>242にすぐそれも消え、]

 眷族…?御免被るね。
 吸血鬼になるくらいなら俺は死n――

[僅か、目を瞠って。]

 はは…そうか。そうか、おまえは…
 …ったく。趣味悪ぃな……

[それがどういうことか、理解できたから。
漏れるのは乾いた笑い。]

(307) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 記者 イアン

 ――ホリー。
 おまえは絶対、ここで倒す。

[少々話過ぎただろうか。唐突に右の苗刀で斬りかかる。
いくらか刃を交え、構え直したところに控えめな、しかし意志の強い援護の声>>241
まず絢矢を、とこちらに背を向けるホリー>>244へ、そうはさせるかと追撃を見舞う。]

 絢矢っ!

[殺させない。させてはならない。
こちらの追撃を器用にかわしてなおも絢矢へ攻撃を加えるホリー>>286に、一太刀浴びせようとした瞬間、]

 ――っ!!

[何処からともなく飛んできた凶刃。>>288
咄嗟に左の刀で受け留めるも、ホリーへと向けた右の勢いは死んだも同然。
僅かな隙を突いて、一つの影がホリーと安吾の間へ滑り込む。

――右の刀を受けたのは、墨色構える袴の少女。]

(309) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 記者 イアン

 新手か…!

[と思ったのも束の間、次の瞬間、その黒刃はホリーを捉えんと。>>290]

 どうなってんだよ、おい…

[こちらも油断なく苗刀を構え直す。
とにかく敵ではなさそうだと見れば、ホリーを包囲せんと動く。

――紫袴の少女の正面に来て、ようやくその正体に気付くだろう。]

(311) 2014/02/16(Sun) 00時頃

[そう、周じゃなきゃ、だめなんだ。

 自分では、皆の『兄』にはなれない。

 例えばそれは、今も頭の上に乗る学帽の持ち主のように。]


【人】 記者 イアン

 ……真弓。

[勝気なところは相変わらずか、と。
久々に見る妹の顔に、こんな時だというのに少し笑みが零れてしまう。

敵側で何が起きているのかはわからないが、此方への攻撃意志がないのであれば都合が良い。]

 相手が誰だろうと関係ねぇな。
 吸血鬼は、全員殺す。

 まずは一番厄介なおまえから――

[向ける刃は、左手のレースを解くホリーを指して。
――刹那、一閃。]

(320) 2014/02/16(Sun) 00時頃

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