人狼議事


47 Gambit on board

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


 ……理想では。それだけでは。

 人は、国は。
 護れない。

[廊下を一人で歩きながら。ぽつりと零した声は、きっと誰にも聞こえなかった。]


 …………

[廊下のざわめきを聞く。
 ああ、時、なのかと。]
[眉が自然とよる。選ぶべきは?
 ここ、にいると理想を妄信したくなる、けれど……]



――…、

     …この国は、揺れるな。


[独り、誰に聞かれることなく呟きは落ちる。

揺れぬ筈が無い。
協定や条約を結んでいると言え、先の鳴銀の話にしても――
あわよくば、と思われるだけの理由を、この国は持っているのだから。]


[ここ では、通って当たり前。と思われている休戦も
 それを実施するために、如何程の血が流れたか?
 しかし、その多くの血でこじつけた前線の休戦も、
 敵国が体制を整えるか、それ以上の火力を
 休戦中に配備、するまで、のこと。]

[いまだ、これだけの師団を抱えて、
 新たな機械兵器の開発も推し進めて、
 維持している戦線なのだと言うこと。
 言葉では第一皇子も理解、できている
 ……のだろうけれど……]


【人】 会計士 ディーン

―城内―
[寝室の扉の前、懐中時計の時を見やった。
 その部屋から出てくる者の姿に、事態を知る。
 覚悟は出来ていたことだ、人というものはあっけなく死ぬ。
 どれほど必要な存在でも、想いで留めることは出来ない。

 かすかに疼く古傷に、
 かちり、懐中時計の蓋を閉じる]


  ……あなたの2人の御子に、どうぞご加護を。


[扉ごしの最敬礼、長く身を起こすことが出来ずにいたが、
 今、己のすべきことは佇むことではない。
 平時の変わらぬ表情のまま、ゆっくりと、会議室へと足を向けた] 

(14) 2011/03/21(Mon) 01時半頃

[それに、今まで戦で生きた人間は、どうすればいい?

 己が師団の多くを思い浮かべて、視線を落とす。
 イアンにとって15師団は家族のようなもの、だった。
 ……だから、休戦が成功する道があったとしても、
 その後、削られていく軍備の影響を思う。]

[けれど、彼らに戦から手を引かせることができる。
 とも、同時に思えば…………ここのような
 賑やかさを、彼らにも届けば………]

[己の甘さに決別ができぬまま、
 イアンは第一皇子も第二皇子も、
 選べぬ気持ちのまま廊下を歩く。]


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 01時半頃


[―――――――。

頭の両側に浮く能力制御装置。
第9師団によって開発されたものであるというそれは、自力で能力制御の出来ないナユタ・M・エンライが帝国で、軍で生きる為に必要不可欠であり、存在意義を根本となるものであった。]


【人】 会計士 ディーン

―会議室―
[常と変わらぬ様子、さしたる表情もないままに、
会議室へと足を向ければ、第3師団長の左腕の喪章が目に付いた。常に服装についてはその乱れを指摘する側であったが]

 これでは、服装の乱れを人に指摘できんな。

[予期されていたこととはいえ、
すぐに用意できぬ者もあるだろう。
儀礼官を一人捕まえて喪章を揃えさせる。

重々しい現実の象徴は、
けれどそうであるからこそ、為すべきことを自覚させた]

(27) 2011/03/21(Mon) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

―会議室―
[円卓が埋まりつつある。
常に帝都にあるは3席目まで、だ。
人の増えるごとに、空気の重さの増してゆく。

皇帝直属の師団長が全員召集される必要があるのは、
まさしくこの時だけといっても過言ではない。]

 ……第1師団長はどのように考えているのだろうな。

[第1師団長を待つ間、隣席の男へと零す。
いつになく息苦しそうな空気を纏う第3師団長に、
気を使ったわけではないが。]

 近衛師団長として皇子達を傍らで見続けてきた、
 第1師団長の発言は大きかろう。

(33) 2011/03/21(Mon) 02時頃

 
 祖父の手により創られたこの義体には、特殊な回路が組み込まれている。
 
 
 詳しい事は判らないが。
 彼の直属の部下の指示の元、第9師団が開発した装置の中に、
 ひとつだけ。それと同じ回路が組み込まれたものが、在ると謂う。
 
 
 
 ――――。
 
 
 


 
 ≪ ………… ≫
 
 
 
 
 ≪ だれ? ≫
 
 
 
 
 
 その場に在る、どこかから。
 自身のそれと近いものを、感じた。
 


…、――

[カツン。もう一度。整えられた爪先が机上を叩く。
静寂が満ちる議会室に、妙に響いたかも知れないが――
何処か苛立ち混じりの其れに、何人が気付いたか。]


…アイツなら。
   “和平”を望むだろうな。

[話し合いの続くそこで、ぽつりとただ一言を漏らす。
悲嘆でも、歓喜ですらない。何として滲まぬ平坦な声色。

腕を組み、背凭れへと軽く身体を預ける。
傍から見やれば、何か悩ましげに思案する様にも見えたろう。
深く眉間へと刻まれた不快の色を、
僅か顔を伏せることで誤魔化しきれたかは――知れないが。]


【人】 会計士 ディーン

[返る吐息を聞く。存外繊細なところがあるなどと感じるが、
情報などを扱っているのだから、それで当然かもしれない。
潜めた声、難しげに掌が口元を覆う。]

 確かにな。
 あれで案外迷いのない御仁だ。

[そしてサイモンの言葉に眼差しがそちらへ向かう。
黙祷の後、早速交わされ始めた言葉に、男は重い口を開かない。無論そこには迷いもあったが]

 すぐに結論を出せ、というのも早計だが、
 7日が長いというのも道理ではある。
 物事が早く進むことに利があるのは当然だ。

 だが、大前提として我々は出来うる限り、
 意思を統一せねばならん、そのための会議だ。

[既に意思を決めている、そう告げた第6師団長の意思が言葉にされぬことを嗜めるように、穏やかな声音は響いた]

(46) 2011/03/21(Mon) 03時頃

/*
失礼します。中発言苦手な方も居るかもしれないので控えめに…!
ロールでお伝えしようかとも思いましたがちょっと難しかtt…。

基本活動時間はメモの通り、夜間中心です。
(土日祝も仕事の人種なので、あまり曜日は関係なく…)
が、日中でも覗いてはいますので、相談等あればいつでも呼び出し下さい。
反応鈍くて良ければ動きます。

…あ、あと当方智狼です。
普通の狼希望(を悩んでたくらい)だったので、まさかのバージョンアップに困惑。
ので、暫く設定固めに迷走するかもしれませんが、先にお伝えしとおきますね…

赤の無茶振りも問題ありませんのでどうぞ**
*/


【人】 会計士 ディーン

[>>43ガーランド師団長が迷いを素直に口にする。
 選定の儀という大事に直面して案じられていたことの一つは、現師団長に年若い者が多いことであった。だが、見方を変えれば年若い者こそが、選定した皇帝陛下ともっとも長く共にあることになる。彼らこそ慎重になるのは当然かもしれないが]

 年若い者にも、忌憚なく発言してほしいものだな。

[言葉にしたところで>>44 第7師団長の姿に眼差しを流す。
彼は普段どのように意思表明をしていただろう]

 
 ああ……それと、皇帝崩御の情報の扱いは、
 シェルベリ師団長に一任すればよろしかろう。


[>>45 イワノフの言葉にさらりと告げる。当の第3師団長の反応が如何なるものかはともかく、仕事の面においてはサイラスに信頼があることは伺えるだろう]

(50) 2011/03/21(Mon) 03時半頃

【人】 会計士 ディーン

[>>49 第4師団長の穏やかな発言に耳を傾ける。
護るという、ひとつの信念に基づいたそれは、固い意思を滲ませていた。]

 ……陛下が和平を望んでおられたのは、
 その心の裡は明かされずとも、事実として認められるだろう。

 しかし、和平が平穏をもたらすのは、
 陛下の御威光あってこそだということも、また事実だろう。

[武力によって帝国はその版図を広げてきた、
だが武という圧力は和平によって失われるものに他ならない]

 我が帝国の傘下となった地方の不穏分子を、
 あるいは一度静まった争いや反乱の火種を、
 ランドルフ殿下の名だけでは抑えることは出来まい。

[突きつける言葉に滲むものは、理想ではなく現実だった**]

(51) 2011/03/21(Mon) 04時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 04時頃


                     [カツン。]

[響く音に、顔を向ける。
 そこでは、己の瞳の色にも似た翠が、苛立ちを、不快を含むような色に感じられた。

 背を伸ばし、姿勢よく椅子に座り。ひた、と視線を固定する。
 意思の読めないであろう無表情では、睨んでいるようにも見えたろうか。

 第3師団長と、第5師団長。
 間に居るズリエルに聞きとがめられてない以上、
 その呟きが己の所まで届く事は無かったけれど。]


/*
おはようございます。

僕も、活動時間は大体サイラスと同じで。休日は、土日関わらず、と言った感じです。

因みに此方は普通の狼さん。バージョンアップに困惑、了解しました。どう他の赤仲間に絡んだものかなぁ、と言は思いつつ、場が進めば何とかなりそうでしょうか。

無茶振りは、思いつけば随時。
此方も振られて問題ありませんと言うかご褒美ですn

此方は、できるだけロールで伝えられると良いなぁとは思いますが、中発言は苦手だと言う事はありませんのでご相談等必要があれば遠慮なくどうぞ。


[そして、ゆっくりと2番の横3番の姿を見る。席は円卓正面。表情は一番よく見えた。

 髭を弄ってその様子に目を伏せる。]


/*
当方人狼です。もうちょっと隠れているのもいいな、と思ったけれど、それぞれご無理などは禁物と。
中身は極力控え了解。なるべくロールにて進めていければいい旨、同じくです。




 ま、それは、    な。

[ディーンの言うランドルフの名前ではてぬるい。
 それは同意できるものである。むしろ……。

 それを思えば、強硬派と呼ばれる弟殿下が皇帝であるほうが、諸国の帝国に対する壁の部分は先帝と変わらぬ強固なものとなろう。
 やればやられる、その姿勢だけでも違う。]


[そして、ぐるりと円卓を見回す。
 1番4番は完全にランドルフ派のようだ。


 男は、このまますんなりランドルフが新帝に納まることに危惧を隠せない。
 平和の幻想を抱いた生ぬるい皇帝に、帝国が惰弱になるのは見えている。
 ただ、ランドルフに大きな不満があるわけではない。平和が嫌なわけでもない。むしろ、空挺部隊として、数多くの戦死者を見てきた部分、平和であることは何よりの理想だ。
 だが、多くの平和に見えるものはその犠牲を影に隠す。]


[男が思うのは、ローレンスであれ、レドフォードであれ、必要なのは、その名の強さ。
 動物界でもリーダーが確固であればその群れは栄える。それは結局は人も同じだ。

 平和を唱えるのであれば、それ相応のそれへの覚悟を決めてもらうべきだと考えていた。




 そう、すんなり決まるなど、手ぬるい…。]


[とりあえず、まずは、苛立ちを見せる3番、サイラスと話をしようかと考える。
 ハナからランドルフのみを考えている連中を説得する時間など勿体無い。


 もし、サイラスの考えが、己に似ているものであれば、その賛同者をまた探す。
 そう、ここは、波乱があえて必要なのだ。

 ブルーノ皇帝が決まるまで擁した7日間と同じく。]


[サイラスは情報のプロだ。
 それなりの通信手立ても持ちえるだろう。
 ローレンスではなくレドフォード、そう思う連中。和平による平和でなく、その強さをもってこの帝国はあることをわかっている連中を…。

 そう、戦いを決めるのは人数ではない。**]


[試されるべきなのかもしれない。
 呟きは、音にはならない。

 31歳。師団長になって数年。
 軍人である父を見て育ったとは言え、その経験は豊かであると言うにはまだ足りない。

 それでも。

 胸の内、固めた決意が一つ。]


[ちらりと、2番の席についているディーンを横目で見る。
 彼には信を置いている。
 きっと、志も同じくするのだろうと。
 さればこそ、この決意を話せない。

 自分が身を退く結果となったとして。
 託せる者を、巻き込めない。]


/*
取り急ぎ。中発言に関する考え方(基本ロールで含む)時間、役職、了解です。
当方は平日仕事で昼間いない(朝6時〜8時半まで鳩対応+昼休み一撃離脱+コアタイム)。土日は予定次第と言うところです。

こちらは囁狂なため、赤より中立、PCの火力、戦闘力がチート的な高さもあるため、結論を先伸ばし+赤と表の展開によっては離反可能性も0ではない(今回赤人数が多目のため……ただ、赤面子の武力が若干低めなので落ち方によりそこは考えて動きます)なので、序盤は赤のお仕事……があまり行えないかもしれません。

ただ、無茶振りその他は可能です。では、あと一時間ほどで本参加します。
*/


[模擬戦は、実践に近いほど効果が高い。

 決意の内容は、凡そそんな所。
 選ぶのは、どちらの皇子を取るのかと言う事ではなく。
 己が、どう動くのかと言う事。

 恐らく一人では難しい。
 さればこそ、誰かを引き入れ巻き込まねばならない。]


[そうして、す、と視線を前に向ける。
 湖水を映したような瞳は、ほぼ正面へと座している鳶色を捉えた。

 相反する能力。己と同じように、前線で戦う者。
 金の為に、動くのだと言う。
 持ち場が違えば、直接話をする事はそう多く無く。
 噂を鵜呑みにするのも馬鹿らしいと思えど、直接問いただす事などしなかった。]

[ひたり、と。その顔を、目を、正面から見据える。
 何か言いたげに、問いた気に。]


[迷いではなく、煮え切らなさのようなものを感じていた。
 それは、直接話をした感触にも、今そこに座っている表情にも。

 珍しく、苛立ちが瞳に過る。

 それは彼が、己と立場の近しい、前線を護る立場である故か。**]


[響く音が耳につく。毀れる小声も。
 感度いい耳は、人の拾わぬ音も、拾う。]

[だから、最初に視線を投げたのは
 ……シェルべり第3師団長。]
[彼は事を急ぎ進めることに
 賛同しかねた人物……だったか。]

 ……………

[では、彼自身は、どう、思うのか。]

[滲む感情を静かに見つめながらも
 ただ、鳶色は思いながら……視線を円卓に戻す。]


[視線を感じる。]
[周囲を見渡すマイコフの視線は
 特には注意するもの……ではなかったが]

[もう一つ……
 視線の色は己には薄灰にしか、見えない。
 そこに赤がなければ、あるのは青。と、知らなければ
 赤以外の色は、よく、わからない……。

 ただ、そこにある感情がわからぬほど
 ”人”に疎いわけでは、ない。]

[けれど、その視線を受けても
 鳶色の奥、燻るものは、ない。

 定まらぬ鳶色は
 静かに、その視線を受けるのみ、であった。]
[それは、己が人間兵器でありながら、一兵ではなく
 前線を護る立場を任じられてる故の……]


 ―――…。

[ぴこり、と動物の耳であるかのように制御装置が周囲の磁場の変動に反応し動く。

強力な磁場の妨害を受けず。
むしろ磁場変動を利用しての通信
ゆらりと議論に沸く円卓のメンバーを眺めていた蒼灰がその元を探す。]


 ………だ ……れ………。
 …こ …此処に …居る、師団長の誰か……?

[組み込まれた特殊回路。
その存在は知らないが、通信にあわせノイズ混じりに問い返す。]


 
 僅かに、黒を見開く。
 
 
 誰かへ向けて発した心算はなかったのだが、
 独り言のような呟きに返ってきたのは、確かな応答。
 


 ≪ イスカが、わかるのか。 ≫


 イスカ……?
 キリシマ師団長?

[再びの通信にノイズがだいぶ消える。
伏せた蒼灰を瞬いてそちらに視線をやる。]


【人】 会計士 ディーン

[>>57 かつての少年は論調と向ける瞳の色だけは変わらぬまま、発する言葉から感情だけを伏せる]

 選定の大事を前にして、
 些事は専任者に預けるのが合理的でありましょう。
 もともと我ら師団も、そのような形で分化していったのです。

[頭が多ければ思考は細分化される、当然のことだ。効率を求めるという点についてはベネットといい勝負であるかもしれなかった。>>58 歯に絹着せぬ、その言葉にも眉間の皺は深まることはなく]

 私が申し上げたいのは、ランドルフ殿下が和平路線を掲げようと、
 血が流れる事態になることには変わりないということです。

(91) 2011/03/21(Mon) 16時半頃

【人】 会計士 ディーン


 両皇子殿下のご意思は、
 円卓会議がどのような結果になろうと、
 国を思い、国の為に身を尽くすものでありましょう。

 少なくとも弟殿下は、そのように仰られた。
 両殿下自身は、品のない野心などお持ちでない。それは喜ばしいことでしょう。
 
[しかし、と言葉を区切る、
ベネットの発言>>61のように本人の意思に寄らず持ち上げられることは考えられるのだ]

 だが、継承権の剥奪についは、時期尚早ではなかろうか。

 どちらの殿下もまだお若い。
 妃殿下も迎えておられず、御子もおらぬ現状、継承者不在となるような事態となればそれこそ、有象無象の輩が沸くだろう。サウザニアが皇位継承権を主張するような事態になれば、それこそ目も当てられん。

[それだけ口にして、ようやく飲み物を一口、喉を潤す。]

(93) 2011/03/21(Mon) 16時半頃

【人】 会計士 ディーン

[政治の話から軍備の話へ、場が移る。
 前線の師団長たちがそれをとっても案ずるのは当然であろう。
 口をはさむことなく、現場にある彼らの言葉を聞く]


 政治的にも軍事的にも、
 今まで同じようにはいかぬ、ということは確かだな。
 
 変わらねば、ならん。


[それは己の師団に向けて感じる焦燥に似て。
 自らに向けた宣言のように、言葉を噛み締め瞼を伏せる]

(94) 2011/03/21(Mon) 16時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 16時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 16時半頃


 
 視線が、搗ち合った。
 


 
 祖父から聞いた覚えはある。
 
 
 同一の回路同士にしか発生しえぬ周波数
 共振現象(feed-back)
 
 それが起こる相手が、一人だけ居ると
 


     共鳴 ―Sympathize―     


 
 ≪ エンライ ――――……、 ナユタ ≫
 
 
 
 
 
 ≪ きみが。
 
               そう、なのか。 ≫
 


[視線が絡む。]
 
 なにがそうなのか、は分かりませんが。

 今、そちらにあわせ通信を送ったのはボクです。
 新しい通信機か何かのテストで?
 こんな時に。

[通信妨害の存在である自分が何故通信が可能なのか。
素直な疑問を発しつつも、見詰め合うのが不自然にならぬよう目を伏せ視線を外した。**]


【人】 会計士 ディーン

[>>95 イワノフの告げる言葉にゆるく頷く。
 和平を選択するという理想にも、結局は力とそれを扱う資質は必要だ。しばらく口を紡いでいることとなったがぽつり、零れる言葉は]

 休戦から20年。

[それは己が従卒として初めて戦場に出てからと、
 ほぼ同じだけの年月であった]

 20年のその間、
 南とわが国の間には何の条約も結ばれることはなく、
 名目的にも、休戦というだけで戦争状態は終了していない。
 20年間止まっていた事象を動かすことがどれほど困難であるか。 

[眼差しは一度第1師団長の元へ向かう。
 第1皇子を推すサイモンは、何を語ったか。
 皇子にはその力がある、と強く説き伏せるそれであっただろう。

 沈黙し、真摯に耳を傾けた]

(101) 2011/03/21(Mon) 17時頃

ディーンは、イワノフをちらと見た。嫌味でない程度の咳払いひとつ。

2011/03/21(Mon) 17時半頃


【人】 会計士 ディーン

[各々からあがる散会の提案にはひとつ、肯を示して]

 先に述べたように、会議は出来うる限りの意思の統一の為にある。
 だが、前線より帰還して休む間もなく会議では働く頭も働かぬだろうな。

 この場で結論を急くことはない。
 一時的な散会は構わぬだろう。

[第1師団長に眼差しを向け、確認を取るように頷いた後、
 再び円卓を見渡して]

 但しこのような折だ。
 各自、己の所在は明確にしておいて頂きたい。

 常にある場所を不在にする際は、
 連絡の取れるように言伝でもしておいて貰えれば助かる。

[自身はまだ席を立つ気はなさそうな素振りで、すっかり冷めたカップを手に取った]

(112) 2011/03/21(Mon) 18時半頃

 
 ≪ おじいちゃんの技巧を身に付けているね。
 
   それはイスカと同じ。
   だからこんな、在りえない通信が出来る。 ≫
 
 
 キリシマの発するそれは、声というよりも言葉、
 音というよりも信号、そのもののような。
 受信するナユタにとっては奇妙な感覚かもしれない。
 


 おじいちゃん……?

 ボクの制御装置。
 此れは第9師団の技術により作られたと聞いている。
 その時にこの機能も?
 このボクでも通信が可能であるのならば有用だけれど。

[脳内に直接響いてくるような奇妙な通信に不思議な感覚になる。]


[人間兵器が、人間兵器としてのみ
 見られているのならば、
 選帝権をも持つ、師団長に
 人間兵器が配置されるのは何故か?]

[過去、ドナルド前師団長が
 口にした言葉を、イアンは思い出して、いた]


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 20時半頃


 
 ≪ それを創ったのは先代だから、
   意図的にそうしたのかどうかは、わからないけど。
 
   直接通信ができる相手がいるのは、イスカも助かる。 ≫
 
 
 
 ≪ ……ほとんど、接点、ないけど。 ≫
 


 ふうん。
 ボクは帝都に戻る事すら数年ぶりだし。
 知り合いも少ない方ですから、偶然かな。

 筆談だけでは不便でしょうし。
 話すのはボクも苦手ですが、通訳しましょうか。

[流石に謎の文字を書いていたとまでは知らないが、イアンとのやり取りを思い出して、申し出てみる。]


【人】 会計士 ディーン

[円卓の16席、空挺師団長の席は向かいにあり、
 立ち上る紫煙はこちらまで届くことはないのだが、
 反射的に咳払いを送ってしまったのは習性のようなものだ。

 仕官の世話をするのが従卒の役割ではあったが、
 健康状態の管理と称して、喫煙の制限まで迫ったのは、
 明らかに若き日の過ちであったと思われる。

 今では己も紙巻程度は内ポケットに忍ばせている。
 酒よりはマシだ、という嗜好品の選択理由は置いておくとしても]


  ―――………、


[やりとりに幾人かから注がれていた眼差しには、そ知らぬふりを通した*]

(132) 2011/03/21(Mon) 21時頃

 
 ≪ ん。そうだね。
 
   必要なときは、お願いするよ。 ≫
 
 
 しかしそんな機会は少ないだろう、などと、
 見当違いな方向へ思考を巡らせつつ。
 


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 22時頃


[そして、ディーンごしにまだ席は立っていないだろうサイラスの姿も見る。
 さて、この情報士の考えは如何だろうか…と。]


 バーンフィールド師団長へ書いた紙。
 『ほりゅう』と書いたんですか?

 通じてないようですけど。

[常に通訳必要なのでは、と思い浮かびつつ確認してみる。]


[ぴくと、感じる視線
今一度机上を叩こうとした指が止まる。
反射的に顔を上げる事まではしないが、ゆると、一度瞬いた。

…気配の先は、然程離れていない。]

―――…、

[背凭れへと身体を預け、伏せていた顔をゆると上げる。
出来る限り自然に、周囲への違和感を与えぬ様。
それが、事実叶ったかは知れないが。

存外に、気配の先は直ぐに知れた。
無表情に向けられていた翠。一つ席を挟んだ――第5の座。

カツン。   視線を其方へ向けたまま、再び、指先が響く。]


 
 ≪ ――え、なに? ≫
 
 
 痛烈に考え事をしていたので、肝心な一言を聞き逃した。
 イアンがこちらへ向かってきたのは、そのときだったか。
 


【人】 会計士 ディーン

[散会の空気の後、円卓を去る者の所在を書記官に留めさせる、
 危急の事態に備えてのことであるから、
 第3師団長に預け、各々が確認を取れるようにと言付ける。

 イアンの所在はともかく、ラミケシュの「お返事」には一度瞬いたりはしたのだが、それは能力を示すことを悟れば小さく頷いた]


 ……礼装にまで紫煙の匂いが染み付いておられる。


[第1師団長の席に腰掛ける気配、
 ごくたまに顔をあわせる常の様子と変わらず見えた。]

(175) 2011/03/21(Mon) 23時頃

[微かな声も、各会話も、耳に届く。
 ただ、届く、だけ。

 敵兵や他の危機状況ではないと判断がつけば
 耳は、音を追うのをとめる。
 だから、グレイシアのカップの中身
 その状況を知ることはなかった。]


【人】 会計士 ディーン


 お久しぶりです。
 第二師団館はマイコフ師団長にとって、あまり居心地のよい場所ではないでしょうから、仕方のないことです。私は大抵、城かそちらにおりますから。


[今は、帝都に私邸を持たない。
 家督の譲渡を気に、住居は師団館になった。

 結局、従卒は解雇される形になり、それについては多少の恨みは残った。もっとも己の立場を言えば従卒を勤められるのは、学生の時分だけだったので遅かれ早かれそうなることではあった。
ただ、仮に卒業まで従卒を続けていたら、あるいは己は空挺師団の道を選んでいたのかもしれない。

かつての部隊長を見やる眼差しがわずか、狭まったが。
それは感情となる前に、ラミケシュの所用を告げる言葉に消える]

(176) 2011/03/21(Mon) 23時頃

――、…?

[向けられた視線に、僅か眼を顰めて瞬いた。
不快の色、という訳ではないが、言うなれば怪訝。

元より師団の関係上、定期通信等でも会話する事は多い。
全く知らないと言う訳では勿論ないが、
隣の人物に比べれば、親しいという間柄では決してなかったし
況してや、視線を向けられる理由に思い当たりなどなく。]


 あなたの文字は読めません。

[イアンが近づいていくのを見守りながら、率直に告げる。
オブラートに包むという気遣いは存在しない。]

 …よほど伝えたい事があれば、言って下さい。

[ふぅ、と小さく溜息をついて視線を外す。]




[通信士の顔は、警戒を描いていた。
 まぁ、無理もない。

 まだ7日ある選定の儀。
 動向をまだ見据える時期だと感じ、話はディーンにのみ。]


 
 ≪ ああ、よく言われるんだ。 ≫
 
 
 イアンへ向けて綴ったのと、同じ言葉を返す。
 
 仮に口に出せていたなら、
 「まったく悪びれる様子なく」
 そう表現するに相応しい口調だったに違いない。
 
 殆どただの信号に近い、キリシマからのこの通信で、
 そんな感情のニュアンスまで伝わるはずはないだろうけれど。
 


【人】 会計士 ディーン

[>>184 元々、空挺師団長に第二師団館を訪れる理由はない。
 故に他に理由があってのこととは思い及ばず]

 ……物見とするのであれば、
 もう少し相応しい場所があるかと思われますが。

 あなたの興味を引くようなものはありますまい。

[にやにや笑う表情は昔そのまま、どこか子ども扱いされるような気まずさに、眉間の皺が深まりつつ。

聞こえた言葉、旧い友人――示す言葉がいずれを指すか、当然知れる。手袋のままの指先が胸元に触れた。収めた懐中時計の重みを、思い出す。軽く頭を下げるラミケシュに黙礼を返した]

(195) 2011/03/21(Mon) 23時半頃

[凍ったカップを眺める。
 そんな事になったのは、胸の内に沸いた苛立ちであった事は承知していた。

 向けた視線、相手が赤以外がわからない事を己は知らない。
 知っていても、視線に籠めたものは変わらなかっただろうけれど。

 手応えの無さを感じ、苛立ちは募った。
 考えを巡らせ。
 何故そんな事でこう苛立つのかと言う理由に行きつく事ができず、
 それがさらに苛立ちを募らせる。]


 ――…。

[不便しないのならば、放って置いてもいいのだろう。
感情のニュアンスは通じずともそう判断する。]


 兵器であれれば良い。
 何物も、退けられるなら。

[どこかから聞こえた問答。
 語気の強さは、響いて。

 自分に向けられた言でもないが。
 答えるでもない声は、ぽつりと。]


[カップの中身に気づかなかったイアンに
 グレイシアがそれが苛立ちが引き起こしたこと。
 その、苛立ちが己が引き起こしたこと。
 どちらも想像にも、浮かばなかった。]

[もし、カップの氷結に気づいていても
 それが、己の視線が原因だとは、知らない。
 受け流したことが苛立ちにつながった、のだと。

 気づかぬまま、イアンは
 今はキリシマに視線を、意識を向けていた]


[けれど、ふと、耳が音を拾う。
 脳はその言葉を素通りできず意識に持ち込む。]

 …………

[こちらの声は、聞こえない、だろう。
 それに、何も知らない相手に、何か、簡単にいえない。
 ただ、キリシマから一度視線をはずし
 グレイシアを一度、見た。]


【人】 会計士 ディーン

>>202
[かつての上官の眉の落ちる様子に、困惑は沸いたがその感情は、表情を険しくさせるばかりであった。からかうような声音からの声の変化に、ひとつ息を吐いた。
影が動き、空挺師団長が立ち上がるさまに、思わず見上げた]

  ――……、何を、

[言葉に詰まる、いまだ師団長達が残る場で唐突に謝罪を告げられて。
それが何への謝罪を指すかは、わかってはいるのだが] 
  
  今、このような場で交わす話でもないでしょう。

[わだかまりを抱いていた、わけではない。
 ただ謝罪を受けとる、というには時が流れすぎていたらしかった]

(210) 2011/03/22(Tue) 00時頃

[前線に立つ身。視線には聡い。
 目を遣れば、此方を見る視線は、正面から受け止めた。
 ぽつりと零した声が聞かれていた事には気付かない。
 見た目から獣人と言う訳で無ければ、その耳の良さにまでは思考が行きつかないものだった。

 それでも、口を開きかける。
 何を聞いたものだか、とっさには思いつかない。
 何より、相手は他の相手と話し中である。
 しかも遠い。]

 …………。

[確か、部屋か、中庭。そんな事を思い出して。
 何か言いそうだった口を閉じ、視線は此方が今話している相手に向けた。]
 


[薄い灰の視線がこちらに気づく。
 鳶色もこちらに気づいた薄灰の視線を暫し、見やる。
 
 ただ、その口が、何か言うとでも言うのか
 開きかけたことに、鳶色は軽く丸くなる。]
[己が相手を知らないように、相手も己を知らぬであろう。
 上着に隠れた尻尾か、
 己自身から過敏な鼻や耳のことを聞かなければ
 今の距離は会話距離ではないはずなのに。]

[結局言葉は届かなかった。
 だから、イアンもすぐに視線はキリシマに戻した。]


【人】 会計士 ディーン

>>218
[軽い調子の謝罪に、いささか気の抜けた顔になる。
 いつ死ぬかわからない、それは現在の第二師団には当てはまらない。
 その言葉には自嘲が沸くが表情になることはなく]

 ――…ですから、
  私は謝罪を求めているわけでは、

[言葉が途切れる、髭をもじもじ弄る様子に、零れるため息。
とりあえず飯、で片付けようとするのも、恐らくは昔からだった]

 仕方のない方ですね。
 お付き合い致しましょう。

[一度、円卓を見渡す。全員の退室を見届けるつもりであったが、選帝についての話題はひとまず収束したのだろう、それを確認し、席を立つ]

(224) 2011/03/22(Tue) 00時半頃

――…、

[目前の男が呟いた言葉は、
離れた16師団長の彼までは届かねど――
距離からだろう、雑踏に混じれど己の耳には僅かに届く。

尤も、多少の聴力は自負しているが、
第4師団長のズリエルが気に留めぬ様子を見るに
それだけが理由かは、曖昧な所ではあったが。]

…能力の有無を重んじるこの軍が、
生物兵器の存在を嘆くのか。

[ならばこの身は何だと。 喉の奥で小さく笑う。
――能力の有無だけで軍属へと仕立てられた身は、
生物兵器とやらと、何ら変わりが無い様にも思えて仕方が無かった。]


【人】 会計士 ディーン

[出来を立てば、いまだ残るものを見やり、一言]

 ……当然のことだが、
 会議は明日も召集されるだろう。

 前線諸氏に私が告げるべくもないが、
 各自、休める時に体と精神を休めておいて頂きたい。

 長く続く話し合いというのは、
 とかく精神を磨耗させるものだからな。

[会議は最長で7日続く、短くもあり、長くもあり。
 緊張ゆえか疲労の色の見えるサイラスや、そもそも疲労を表に出さない後輩、戸口へ向かうイアンらへと眼差しを向けた]

(232) 2011/03/22(Tue) 00時半頃

[エンライの言葉、ブランフェルシーのその前の言葉。
 それぞれの、思考と、出す言葉。
 鳶色の奥、その脳髄に降り積もる。
 それは、なにかの切っ掛けで点火し燻る燃料へと変わる。]

 ……嘆く、のだろうか……

[耳が拾う言葉に、誰にも聞かれぬはずと
 ユ=シハがその場にいないことも有り、第15師団長は、零す。]


[呟きの聞こえたらしいサイラスを、気付かれないよう一瞥する。
 そこには、感情は滲まない。

 鳶色に向けた、苛立ちのようなものすら。]

 嘆いた所で、兵器は兵器。
 ……ならば、せめて有効に使うのが得策だと思います。

[その呟きもまた、ズリエルには聞こえてないような、小さな物だと気付けば。自然声色も小さく、横を抜け様に声を落とすだけだった。]


【人】 会計士 ディーン

>>230

 ……時間が時間ですから、
 食事を取るなら、軽いものがよろしいかと思われますが。
 お若い時分とは違うのですから、胃にもたれるでしょう。

[機嫌の良さそうなイワノフに対して、男は変わらず平坦な調子で言葉を返す。恐らく、求められる反応はこのようなものではないだろうけれど]

 ――……、
  それはあなたのご子息の好物ですか?

[口に出されたメニューになんとも言いがたい表情で、
 眼差しがそちらにむいたが、戸口に向かう背に付き従った]

(239) 2011/03/22(Tue) 01時頃

 そういえば、会話は成立したのかな。

[ふと思ったことは、伝える気はなかったが通信に乗った。]


 
 ナユタが何を話していたか、までは聞き取れなかったけれど。
 会議室を出ようとするのが眼に入ったなら、そのまま見送る。
 
 それよりも、離れた場所でも通信は問題なく可能なのか、
 という点に興味が向けられていた。
 
 
 
 ≪ ……ああ。 問題ないみたい。 ≫
 
 


兵器は兵器、ね。 ――…それも道理かな。

[すれ違う様、密やかに返る声。

第4師団長を務めるズリエルの耳に、届かぬ様にと。
特に聞かれて困る事では…無いとは、思えど。
意思を決めていると告げた彼の耳に入れるには聊か気がとがめた。

まさか、その会話が――離れた15師団長の
彼の耳に入っているとは露にも思わない。
立場柄、音の、特に声の聞き分けには自信は有れど
所詮人の身、聴力はそこまで優れていない。
彼の零す言葉を捉える事は、なく。]

本当に嘆くべきは、兵器が兵器たる所以では無し、か。


[声が、声から覗く思考が、また一つ、降り積もる。
 一つ、また一つと…………頭が、痛い。

 怒号、悲鳴、地鳴り、火薬の匂い、血の臭い。

 それらなら、ただ、情報が示す事態に、
 瞬時に動けば良い、だけなのに
 
 戸口で、強くなる頭痛に、軽くこめ髪を抑えて。]

 ――…………

[2人の対話は届いていた。けれど、答えは”ここ”にあるもの
 頭痛が酷くなり、己の思考が回らなくなる中
 これ以上降り積もるのを避けるため
 会話の行く末は気になれど、急いで戸口を後にした。]


[ディーンを誘いつつ、考えることは、選定のこと。
 先ほどの話で、ブルーノ皇帝の名が諸国を抑えていた旨、しっかりと理解している人物であることはわかったからだ。

 それは、元従卒だったという贔屓目を差し引いたとしても、自身の考えに賛同も得られるかもしれないと。

 昔話をしたいのも事実だが、彼の考えをしっかりと聞き出しておきたいのもまた事実だった。]


【人】 会計士 ディーン

>>244

 変わらずご健啖なようで、何よりです。
 生活の不摂生は改められたのでしょうね。

[城外にまで向かう、という選択肢は
 想定外であったのだが、結局止めることなく付き従うこととなった。
 何気ない言葉に振り替えられれば、そうですか、と言葉を返す]

  それはご懸命なことかもしれませんね。
  我々のような立場は、連れ添う伴侶を不幸にします。

[正面を向いたその背中に告げれば、店はお任せします、と添えた。
 恐らくは選択をゆだねたことを後悔するには違いないのだが。アルコールは自らは嗜むことはないが、今宵に限ってはその摂取を嗜めることはないだろう]

(250) 2011/03/22(Tue) 01時半頃

 ――……。

[すれ違い様の会話は、それ以上は続かなかった。
 湖水に翠を映すだけで、その場を去る。

 先の席。余り、その声を聴かなかったけれど。
 出ていない物がありそうだ、と。
 ……聞いてみたいと。
 そんな事だけ、頭の端に留めながら。]


 ――…これも、制御できないのかな?

[キリシマからの通信に翼を撫でる手を止め。
無意識のうちに通信していたらしき事に眉を寄せる。]

 大丈夫なら、これからも平気ですね。
 七日七晩、随分と長い…――。

[窓の音を小さなため息を零す。
それは小さな信号となって伝わっただろうか。]


【人】 会計士 ディーン

[>>241 倍となって返されたような言葉に苦笑がもれる、
 それはどちらかというと、らしい、物言いに対してのものだった。眉間の皺を指摘されれば、指先が思わずそこに触れたが]

 ……お互い様だな。

[小さな呟きが零れるとともに、ズリエル、サイラスにも頷きを返した。現状、平穏である帝都において、公安維持活動に従事する第二師団の忙しさといえば、実際のところ第三師団とは比類すべくもないのだが。]

(256) 2011/03/22(Tue) 01時半頃

[倒れる敵兵の気配。灯る炎の気配。
 見えない筈のそれを感じ。
 
 戦場を思い出す。

 ぞくりと震えが背中を奔った。]


 
 ≪ 制御。
   できるように、できなくもないと思う、けど。 ≫
 
 
 ≪ イスカが壊れる。 ≫
 
 
 元々第9師団が開発した装置。改造も容易いだろうけれど。
 流石に自身で直接手を施そうとすれば、
 半分以上が機械の身では、ひとたまりもないだろう。
 
 
 言葉とは違う、何か小さな信号に、軽く瞼を閉じる。
 


[何故だろうか。
 先程まで感じていた苛立ちは、今は綺麗に消えていた。]


【人】 会計士 ディーン

>>255
[男の側は嫌味、と取られていることに、むしろ気づいていなかった。
特に後者については、単なる経験則に過ぎず。君も、と続けられた言葉に首を振る]

 いえ、婚姻はしておりました。
 
[返した言葉に、まだ苦いものは滲んでしまっただろうか。
入った店では軍礼装が現れても、特に気を留められることはなく。
確かに馴染みの場所なのだろう。大よそ、縁遠い空間だ。
ぶしつけではないほどに視線を走らせる、白い泡のジュースとやらは黙認した]

 謝罪を求めているわけではないと、申し上げました。
 当時のお立場とお心遣いについては、お察し出来るつもりです。

[いまだに当時のことを気にかけられていることが、落ち着かない。少しばかり眼差しは伏せられる。そして、素直に成長を喜ばれる言葉には口を噤んだ。勧められる酒精にもゆるく首を振り]

(263) 2011/03/22(Tue) 02時頃

[一時気配を消失した相手が
 そう感じ取ったことを知らない。

 ただ、普段の静かな表情は消失し
 好戦的に上がる眉と、微か上がる口角が、
 そこには、ある。]

[ただ、それも、槍が止まる迄、の間だが]


 
 暫く、沈黙した後。
 
 
 
 ≪ 敬語。
 
 
   使わなくて、いい。 歳、近いよね。……多分。 ≫
 
 
 相手の正確な年齢など、知る由もなかったが。
 
 畏まった調子での通信が続くのだろうかと考えると、
 肩が凝りそうだった。
 


 嗚呼。単に、羨ましかったのか。

[己よりも秀でた体格。炎の性質。
 それらを羨望して、それらを持ちながらも覇気が無く感じて。
 
 それでか、と。
 胸の内だけで勝手に納得した筈が、ぽろりと言葉となって漏れた。]


[さらに、零された言葉に、また虚を突かれた。]

 ……………羨ましい………?

[誰が。誰を?][ぽかんとした表情で
 鳶色は薄灰色の瞳を見る。
 獣人との混血、己をも焼く能力、後ろ盾もない身、
 人を殺していくこと、
 戦の中でしか生きるを見出せない。
 別に不幸だとも思わぬが、人の羨望があるとも思えない。]
[しかも眼前の青年は、赤ではない国家紋章
 名高い家柄、整った容貌、能力と会議でみせた誇り持つ心、と
 欠けたるがないように、見える、のだけれど]


【人】 会計士 ディーン

[口を噤んだのは、憂いがあるからだ。
第二師団長という立場は確かに栄誉あるもの、帝都にあり近衛に次いで陛下の膝元にある、帝都の護り。しかし実際のところは、どうであったか。戦場にたたぬ白兵師団の士気が、どれほどのものか]

 ……酒は嗜みません。
 危急の際に、頭が働かぬようなことがあっては困ります。

 代わりに、こちらを覚えましたが。

[内ポケットから覗かせる紙巻は、人前で嗜むことはない。
 その胸元で懐中時計に連なる金鎖が、鈍く光った**]

(273) 2011/03/22(Tue) 02時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 02時半頃


[虚を突いたには気付かない。
 そもそも、言葉にするつもりも無かったのだ。
 表情は、やはり変わらないのだが。バツが悪いのか、ついと視線を逸らせた。]

 氷の力は、水が無ければ十二分の威力を発揮しません。
 勿論、水上では殆ど敵は居ないと言って良い。それには誇りを持っています。
 …ですが、水上に縫い止められているようなものでもありますので。

[戦場で死んだと言う、父親。その死に際も、水上では無く陸の上であったと言う。]

 炎のように、場所がどこであれ敵を薙ぎ払えれば、とは。偶に。
 それに…上背も、余りありませんし。


 それなのに、覇気が無い、と。感じておりました。
 先程の様子を見るに…単なる此方の思い込みだったな、と。
 申し訳ありません。

[苛立ち、睨むようだった視線には恐らく気付かれて居ただろうと思い謝罪する。
 混血だのなんだのと、そう言った事には何ら引っかからないらしく。
 そも、戦場でしか生きられないというのなら。
 軍人としてしか育てられていない、己だってそうだとも。

 誇りはあれど。家柄も、容貌も。自身の気に留める所でなければ、益とは数えておらず。]

 ……バーンフィールド師団長。お聞きしたい事が、あります。
 金のために軍に属している、と聞きました。本当ですか。
 それと。 
 戦場は、必要だと思いますか。

[余計なことまで口走った気がして、話題を変えるように、半ば唐突に問う。ただ話題を変える為だけではなく、以前より胸中にあったものだったけれど。]


[口に上る言葉を静かに聞く。
 水辺に縛られる。かわりに水辺での威力は絶大。]

 ………何かに、秀でれば、裏返した何かがある。
 それは、どの能力も、同じ、とは。

[確かに己の能力の発動に、場の縛りは、ない。
 けれど、水辺での威力は低く、乱戦、森の中、市街地で使えば
 味方や、民も巻き込み、一度己が手を離れて暴走すれば
 何もかも食い尽くす破壊の火と、なる。]
[上背も、その分見つかりやすいと言う欠点も持つ。]
[破棄の有無に関しては……謝罪も含めて
 どう答えれば良いかわからず、ただ鳶色を槍に向けて]

[彼の内心で、それぞれの要素がどう考えられているかは知らぬまま
 次いだ質問に、暫く薄灰をじっと見詰た。]

 それは、事実であり
 同時に、金銭だけでしたら、師団長は辞退、しました。
 ………割りに、あいません、から。



[肯定と、否定。混ざる返答を返して。
 ただ、もう一つの質問には鳶色は地を見る。]




 ………私と、私の師団には………

[暫く、口を動かせず。
 ただ、真撃な質問をそらすことも出来ず
 ぽつりと、そう零した]
[団員達にはそうでって欲しくもない、
 それ以外を見出して欲しいとも、思いながら
 けれど、そうするには、彼らに戦以外の術と
 戦以外の術を身につけるまでの余裕等
 多くのものが足りないのも、知っているから]


 そうですね。きっと、単なる無い物ねだりなのでしょう。
 秀でたのみの能力なんて、そうそう無いと思いますし。

[ 勝手に苛立って、勝手に自分の中でそう自己解決していた。
 自分勝手な心情の動きは、伝わる事は無いだろうけれど。どこかすっきりとした風で、言葉は落ちた。

 謝罪に戸惑うような様子には、ただ伝えたかっただけであった青年は、首を傾げるだけであったが。]

 金銭以外の面で。「割り」に会っています?

[何故、そこまで突っ込んで聞いているのか。
 きっと、今の時期に必要になる気がするからだ。

 そう、自身を解釈した。
 二つ目の質問には、「そうですか」と小さく答える。彼の胸の内の思いなどには行きつけない。]


[闇宵の中、含むもののない、
 声が耳に届き、イアンも頷く。
 何事も、見方、使い方、考え方、なのだろう、と。

 首を傾げる様子に、理由を言語化する
 能力はなく、ただ眉をさげた。]

 …………今、は。

[さらに、踏み込まれ、些か驚いた。
 ただ、時期が時期だ。
 己が会議で人に訪ねるように、
 グレイシアも、何か、知りたいのかもしれない。
 だから、素直に短い言葉で答えた]


 ――…そう、でしょうね。

 こちらにも、なるべく気を遣うことにします。

[最初にキリシマを見た時に抱いた懸念。
改造を施す為には制御装置を切らなくてはいけない。
そして、制御を失えば機械を簡単に破壊してしまう。

また一つ増えた気を遣うべきことに再びの溜息。]


[そして、暫くの沈黙後。
言われた事に見えはしないだろうが、意外そうに蒼灰を瞬いて。]

 たぶん、ボクの方が少しだけ年下、かな。
 ボクも自分の正確な年齢は知らないけど。

 いつも通りでいいなら助かる。
 ボクも慣れない口調は疲れるから。

[ほっと今度は少しばかりの安堵の溜息を落とす。]


[向かい合うならわかるだろう。]
[鳶色の奥の焔と、はっきりと上がる口角に。]

[……相手の殺気無しに気がつけば
 直ぐにそれは消え去る、が*]


そうですか。

[割に合っている。その内容まではわからずとも、会話が切られた事もあり、そこからは踏み込まなかった。
槍の舞うを眺めながら、ただ、黙って思案するように。]


【人】 会計士 ディーン

―『PL』―
>>293

 それならまだ良かったのですが。

[逃げられた、との言葉に返す声音はひどくまじめ腐ったもの。凡そ冗談とは縁遠いその顔からは、抑制された感情は滲みはしない。
 店の主はカミさん、という言葉より想像した図とは、大分異なる様相だった。]

 案外、こちらの店の方が、
 いわゆる港毎に一人いる、というお相手かと思いました。

[さらりと告げた言葉は、店主にまでは聞こえなかっただろう。盛られた肉の塊、幼い頃は手を使って食す、ということに戸惑ったことを思い出した。]

(316) 2011/03/22(Tue) 18時頃

【人】 会計士 ディーン

>>294

 ……それは買いかぶりすぎでしょう。
 いえ、理解出来なかった、とは申しませんが、納得に至るかは別の話です。
 
 私もあの頃の方が、今よりも頑なであったと思います。

[概ね、子供らしさ、とは縁遠い少年時代であった。
 それでいて幼さゆえの潔癖さだけは強かった、
 第1皇子の理想を追う姿に若さを感じるのは、己の経験則に他ならない]

 ……前師団長には、よくしていただきました。

 近衛師団から第二師団の副官に抜擢いただいたのは、
 偶然のようなものですが。
 剣一筋のあの方は、私の能力をお気に召されたようで。

[わずかに表情がゆるむ、懐かしさを漂わせる様子は、
 けれど率直に問う声に、再び抑制の下に、隠れた]

(317) 2011/03/22(Tue) 18時頃

【人】 会計士 ディーン

>>295

 おいそれと不平不満を口に出来る立場でもないでしょう。
 それを聞くことは、構いませんが。 

 ――…ただ、一つ。
 長く考えていたことはありますが、
 口にするには時期尚早か、と。

[懐中時計についてたずねられれば、師団紋章を指先で示し]

 こちらの任を賜った時に、前師団長に頂いたものです。
 ……忘れられぬ、式典です。

[師団長の任を拝命したその式典の最中に、失われていたもの。
 沈黙の間には、わずか悼むものが混じったが。]

 ――して、あなたの愚痴は如何なるものでしょう。
 第11師団の機密事項を伺えることには興味があります。

(318) 2011/03/22(Tue) 18時頃

【人】 会計士 ディーン

[>>296 続けられた言葉に、時折を相槌をはさみながら、静かに耳を傾ける。帝都で陛下の膝元にある第二師団長は第三師団長と共に、実質的な相談役でもあり。各師団状況についての把握も要求される。とはいっても、決断力、判断力、共にずば抜けた先帝の前にあっては、ただの聞き役に徹することがほとんどであったが]

 戦闘行為から補給行為まで、
 空挺師団の役割は多岐に渡るものであることは、無論存じております。

[そして大戦時の想定について、その機動力が以下に使用されることになるか。語られる言葉に、今度は相槌もはさむこともなかった。11師団に配属されなくてよかった、と、帝都でそのような言葉を零す第二師団の者も多いことは知っている。実際そのような者は空挺師団の方でもお断りであろうが]

 ――それでも、
   戦うだけの理由を抱いているのでしょう。
 
[わかるか?と投げられた言葉に、静かに言葉を返し、品よく食事に手を伸ばす。食事しながらの話題ではない気もするが、食べられる時に食べる、鉄則だ]

(319) 2011/03/22(Tue) 18時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 18時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 18時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 19時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 19時半頃


 ――……。

[真正面から、焔が湖水に映り込む。
 上がる口角は、話をしている最中とは全く別人のような顔。

 鳥肌が立つ。
 それは、恐怖や戦きでは無く寧ろ歓喜に近い。
 軍に属し、戦線に立ってきた血が滾る感触。

 湖水がすうと細められる。
 じ、と。睨むような視線は、模擬と言うには鋭く。
 ひやり、と辺りの空気が僅かに冷えた。]


[手紙の内容。
ミューズ湖で、小競り合いの発生した事。
多少敵は多かったが、南の国からではなく近隣の海賊の類いで、既に沈静化した事。
……けれどその際、兵が一人、死亡した事。

公の手立てを使った連絡。
それを管轄する者は、どこまで把握するものだろう。
目に耳に、する機会はあったかも知れない。]


バーンフィールド師団長。

もし、良ければ。
もう少し派手に模擬戦をしてみませんか。
ある意味、悪巧みとも言えますが。

国の。民の。部下の。
何より、自分の為に。

 興味があれば、部屋にでも訪ねて来て下さい。

[返事は急ぎません、と。通信兵の去った後、再度振り返り、言い残した。]


【人】 会計士 ディーン

>>324

 第7には諜報暗殺に向いた能力だと評されましたがね。

[ある種、異能者殺しともいえる能力は、余り例がないということで、前第7師団長には随分と弄られた。その結果はあるいは能力抑制装置に繋がっているかもしれないが、自身に知る余地はなく。
イワノフが語らぬ能力については、迅速は尊いものです、と小さく返し。

口に出すには早い、と前置きした言葉を合えて聞かれることには、
仕方のない方だ、とばかりに小さく苦笑する]

 不平不満、とは異なりますが。
 長く考えていたことは、 
 この国と第二師団の在り様についてのことです。
 
[それだけ告げて、口元は結ばれる。
 語られた懐中時計の逸話には、おかげで毎朝の習慣になりました、と真面目に返したので、退役するまで一向に変わらなかった人柄は伝わっただろう] 

(339) 2011/03/22(Tue) 20時頃

【人】 会計士 ディーン

>>325

 誇りを持たぬ者には、
 己が身を呈して戦うことなど出来ません。

 ……しかし戦わぬ者の誇りは、育たない。

[国を愛し、国を支える、それを勲章とする。
 その言葉に低く頷き返したのち、続いた言葉にかすかな懊悩は滲んだ。己が師団を思うのか、イワノフの和らいだ表情に眼差しを向ける]

 あなたは変わらず、良い上官であらせられる。

[師団員のために、それが汲み取れる言葉にそう述べれば、
 一つ、頷き、窓越し白み行く空に目を向けた]

(340) 2011/03/22(Tue) 20時頃

【人】 会計士 ディーン

>>335

 ……いえ、
 その日に伴侶を失いました。

[返す言葉は抑制の効いたそれ、声音には何も篭らない
 貴族と付き合いのある家であれば、
 ハミルトン家の家督が譲られた話は当時それなりに耳にしたことだろう]

 ――ユ・シハ師団長ともお約束があるのでしょう。
 飲酒は、そろそろ切り上げたほうがよろしいのでは?

 機会があれば、また紅茶でもお淹れいたします。

[促す言葉は、かつてのそれと同じものだっただろう。
 切り上げるのを見届ける意思は、言葉端から滲んでいた]

(342) 2011/03/22(Tue) 20時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 20時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 20時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 21時頃


【人】 会計士 ディーン

>>348
[紅茶の話には、おや、とばかりに紫眼が瞬く]

 ……そうだったのですか。
 元より、好まれていたのだとばかり。

[ややおぼつかぬ足取りに一度手は伸びかけたが、
 案じすぎることも一軍人に対し失礼であろう、飲みすぎを諌める言葉も出てこなかった。気にかけられていたことを思えば、ただ頭が下がる]

 ありがとうございました。
 それでは、私は一度、師団館へと戻ります。
 くれぐれも、足元にはお気をつけて。

[城へと戻る背中を見届ける、その背の広さは昔と変わらぬままであっただろうか。朝の涼やかな空気に、常よりいっそ背筋を伸ばした]

(350) 2011/03/22(Tue) 22時頃

ディーンは、城下を歩いていれば、男女の話声が聞こえた気がした。

2011/03/22(Tue) 22時頃


[正面、射る薄灰を常の鳶色が受ける。]


[そこに、己がよく目にする恐怖も、慄きも
 見られないのも、名ばかりではないと、わかる。]
[グレイシアの頬を伝う血液を凍らす冷気は
 イアンにも届いており、
 鍛錬し続け温まった身体に心地よいぐらい、だった。]


 …………私は、模擬戦は……

[グレイシアが口にした言葉。
 行わない、行う。ではなく
 好悪だけを表そうと。短い言葉を落とす。
 それに……]

 ………………

[何か、直感的に、警戒が走る言葉、だった。
 大義名分になり得る要素がまぶされた言葉。
 少なくても、先ほど、イアンに素直に答えさせた
 その言葉とは違う気配を感じて。

 その直感で感じたものを、
 隠すべきか、隠さぬべきか瞬時考え
 薄く、眉を寄せることで表した。

 それ以上は、何か表出することはなく。
 グレイシアの去りゆく背を鳶色はじっと見つめた。]


【人】 会計士 ディーン

―城下―
[早朝の城下を歩けば、何処かより覚えのある声が耳に届いた。
 真っ直ぐに戻ろうとした道のり、路地を一つ覗く]

[広がる光景に、咳払いをひとつ]

  ――通信機ひとつとはいえ、それは機密を伴うもの。

  師団長たる心得の元、
  行動には慎重を心がけていただきたい。

[ガーランド、エンライ。2人の師団長に交互に目を向ける。
 男はもとより親しみのある、という人柄でもなければ、
 年若い師団長たちとは、私的な交流などあるはずもない。

 いわゆる規律にうるさいのは常のこととはいえ、
 果たしてどう取られるか。ただ、言うべきことだけを告げて]

(361) 2011/03/22(Tue) 22時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 22時半頃


【人】 会計士 ディーン

[>>366 差し伸べられた腕は、
無論、それが目に付いていれば眉間の皺が増えたに違いないが、
男の視界は運良くさえぎられていたようだ]

 ……壊れたのか。
 いや、破壊云々ではなく通信機を投げる、
 という行為が問題だと言っている。

[ゲイルを庇うようなナユタの言葉に、
 結局は眉間の皺が狭まった]

 ガーランド師団長、先達として、
 エンライ師団長の手本となるように振舞いたまえ。
 女性であるからといって、甘えがあるようでは困る。

[あからさまに性差を理由にする言葉に、ゲイルの反応はどうであったか。]

(370) 2011/03/22(Tue) 22時半頃

 では、実戦の方が?

[寄せられた眉に、抑揚無く問う。
 返事があろうとなかろうと、そのまま立ち去るだけであったろう。
 模擬戦を、好まないと。言葉では聞いていたけれど、敢えてその言葉を使った。

 警戒も、当然。
 並べた言葉は本心であれ、詳細をごっそり省いておれば大義名分にしか聞こえなのだろう。

 乗るか反るかもわからぬ相手。
 今は、ただ気に留め置ければ良い、程度の声掛けの積りだった。]


[背に注がれる視線。気付けども、振り返る事は無かった。*]


【人】 会計士 ディーン

[舌を出されていたことなど当然知る由もなかったが、
 ゲイルの敬礼の後、流れる言葉には異論のはずもなく] 

 修理については是非そのようにしてくれたまえ。

 このような折だ、
 常に危急の事態に備えるように。

[ガーランド家の末娘、前第7師団長がその負けん気の強さを零した言葉は、幾度か耳にしたことがある。いわゆる嫁の貰い手うんぬんの話であった気もしたが、その辺りは聞かなかったことするくらいの礼節は一応心得てはいる。

そのようなじゃじゃ馬に対して己の告げた言葉は、
凡そ、反発を生むものであろうことも、想定のうちではあったが。]

(373) 2011/03/22(Tue) 23時頃

[借りた手袋を手に取ったとき
 持ち主のことを思い出す。

 昨夜、最後にかけられた言葉には
 警戒もあり、それに…………

 …………ともかく、表情を変えることなく
 薄灰を鳶色で見据えるに留まって。]

[何を、考えているのか、いないのか。
 腹芸が得意とはとてもいえないイアンは
 手袋の持ち主に関して嘆息しか出なかった*]


[ラミケシュの部屋で、ディーンとの会話を思い出しつつ、選定のことを考える。

 どうやら2師団について、憂うことがあるようだ。
 いずれにしろ、彼もまた、力が、この国の支えとあることはわかっているようにも思えた。

 やはり、今、諸国に新帝として構えをさせられるのは、ローレンスではなくレドフォードではないだろうか、とあらためて。そして、今度あえば訊いてみるのもいい、と思っている。]


[だが、表面的には、やはり、4番も宣言していたが、ローレンスを推すものは多いであろう。
 このまま、会議がだらりだらりと進むならば、そのまま、きっとサイモンが推すように進んでいくに違いない。]



 ――……サイモンか。



[表決をとるならば彼。報告もやはり彼がするであろう。
 両殿下の支持が拮抗した場合も、サイモンがいれば、きっとそのままローレンスに流れることは間違いないように思えた。]


【人】 会計士 ディーン

[気にした風のない様子には、少しばかり眉根のあがる。
 前第7師団長の評は身贔屓とは逆であったか、と]

 このような折に気が緩むとは、
 なかなか肝が据わっているようだな。

 なるほど、前第7師団長が難儀するのも道理だな。

[聞く者によっては嫌味としか取れぬ言葉だが、
 男にとっては至極素直な評価であった。]

 さて、指導うんぬんが本心であれば、
 まずは盗み、習えばよろしかろう、注意とはする相手の時間も奪うものと心得られよ。

 ……とはいえ、酒精を漂わせてはその言葉には説得力がないな。
 次の会議までには、どうにかしてきたまえ。
 
[典雅な礼は当然のものと受け止めれば、
 言うべきことは言ったとばかりに、きびすを返しかけ]

(384) 2011/03/22(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[>>380 ナユタが明確にゲイルを庇う様子には、
 ゆるり、と眼差しを向ける]

 エンライ師団長。
 理由ではなく、行為そのものが問題だと私は言っている。 
  
[手本、という言葉にはひとつ息を吐き]

 では、君がそのようにガーランド師団長を、
 無闇に庇おうとするのは、彼女の手本の成果かね?

[年若い師団長に、向ける言葉は冷たくも感じられただろう]

(386) 2011/03/22(Tue) 23時半頃

ディーンは、ゲイルとナユタの視線あれこれには、ひとつ咳払い。

2011/03/22(Tue) 23時半頃


 ……ヴェスパタイン皇子に、仕えたい。

[瞑想するような姿勢で、思案する。
 会議でも述べた、本心。

 直接聞いた、取るべき道の具体性。
 何より、戦場を共にした際の雄々しさ。

 国を護りたいと、それも嘘ではない。
 けれど。
 強く率いて行こうと言うものに惹かれるのは、軍人の血か。]

 現状、ランドルフ皇子が優勢か。
 会議で説得をするのも良いけれど。

[…武力で、意思を通す。対戦により周辺諸国を抑えようとする姿勢をなぞるように。

 和平を望むのであれば。
 例えば、南の大国がそう言う姿勢に出たとして、跳ね除けられなければ、ならないのだろう。]


[模擬戦と、イアンに告げた気持ちは真実自身の思っている所でもあった。
 自分如き、留められなければ和平への道を行くのは難しいだろう。
 ある種、試すような。
 傲慢にも思える心持ち。] 

[意思を、通すには。
 ランドルフ皇子を強く推す者が、邪魔だろうか。

 その結論は、奇しくも第11師団長と似ているだろう事、気づく事は無い。]


[具体的な動きに関しては、どうすれば良いのか、暫し深く思案する。直ぐに動くのかどうか。それはまだ決めかねている心の内に、少し苛立ちながら。]


[考えている、サイモンをとりあえずは黙らせなければならないと。
 そこから、話はまた始まる。

 思考は、5番のものと似ていること、もちろん、まだ知ってはいないが、同じ思考ならばサイモンを抑える行為、その時が偶然に重なるかもしれない。

 その場にもし、3番もいたならば、その意向も知ることができるか。]


【人】 会計士 ディーン

[ゲイルのいささかな大仰な言葉にひとつ、うなづきを返し。
 胸を撫で下ろしかけた様子は黙認していたのだが、]

 なるほど、無闇の基準は個人的によって異なるな。
 では、言い方を変えよう。

 まず、彼女の今の行動は先達の手本として相応しくない。
 そして、君の発言は責任の所在を不明瞭にするものであり、
 彼女が手本であるとしたら、それは彼女の監督問題にもなる、ということだ。
 
[年若い師団長から向けられる言葉は、
 軍属らしくない率直さで、……多少の幼さもまた感じたか]
 
 それに疑問があるというのなら、
 まずは師団長としての在り方を覚えたまえ。
 現場で君が預かるのは、じゃじゃ馬一人とは異なるのだからな。

[抑揚のない言葉は常と変わらず、ナユタを一度ゆっくりと見やれば改めてその場から背を向けた]

(406) 2011/03/23(Wed) 00時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/03/23(Wed) 00時頃


 
 ふと、首許に触れる。
 
 
 ナユタの言葉で思いついたそれは、
 
  こ ち ら 側 の送受信 だ け を 一 方 的 に 切る装置。
 


[ラミケシュのヴェス皇子を推す考えには、すぐに同意を示したくなるも、あえて、表情、発言には出さずにいる。]


 ……やっぱり"向いていない"。

[やはり無意識で零した通信。
それは、キリシマの作った新たな装置によって遮断されたのだろうか。]


― おそらくは会議がはじまる数時間前 ―

[そして、サイモンの自室前に影が一つ、たつだろう。
 いや、それは、隠れたもう一つ、そして、それを見るもう一つもあったかもしれない。

 いずれにせよ、サイモンが会議を進めるならば、ローレンスに決まる。それを阻止しようと動いたものだっただろう。]


[最初に立った人物は誰だったか。3番か5番か11番か。
 おそらく15番はまだ動かなかっただろう。]


【人】 会計士 ディーン

[背を向ける前に、一度言葉は投げられて]

 ご理解いただけたのなら、よろしい。
 同輩として、諸君らの精進に期待している。

[前師団長の戦死により慌しく任を受け継いだ年若い師団長の姿に、眼差しは狭まった。どのような経緯であろうと、任についた以上はその責務を求められる。若い者にことさら厳しく、というのはそれこそ時代遅れ、と言えるかもしれないが。
文字通り飴を口につっこむ存在は他にもいるのだ。

振り返らずに、第二師団館へと足を返した]

(426) 2011/03/23(Wed) 01時頃

 
 ≪ …………、 ? ≫
 
 
 試しに遮断してみようか、と思ったところに零れた通信。
 
 若干、疑問信号が洩れたかもしれないけれど。
 こちらへ向けられたものではなさそうだと判断し、
 それ以上の反応はしない。
 


【人】 会計士 ディーン

―朝/第二師団館―
[そして私室へ戻れば、しばし短い睡眠を取った。
常であればまず体を動かした後、汗を流すのだが、まず身支度を整える。
留守の間に軍役代納金の処理が持ち込まれたらしい。
苦い表情で書類を片付けていれば、副官の来訪に扉に顔を向ける]

 城壁の点検は手配できているな。
 今日中に済ませておくように。

[副官のセシルも、本来ならば近衛か軍楽隊にでも所属すべき人材だ。無論、他の師団員とかわらず家柄もいい。そうでなければ、上に立てないのが第二師団という場であった。
イワノフに告げかけた言葉を思い出し、また眉間の皺を深める。]

 私は、今日からは概ね城内にあることになるだろう。
 滞り支障ある処理は、君に預ける。
 手に余るものであれば、連絡を。

[書面を預けて外へとでれば、師団館の中庭で、基礎鍛錬を一通りこなす男の姿が在った]

(428) 2011/03/23(Wed) 01時頃

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