人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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視点:


[森に近い、村外れの粗末な小屋の中。月光を浴びながら、一人の女が糸を紡ぐ。

時に、銀色の光が注ぎ込む窓辺から――。


森から村へと続く小途を、慈しむように眺めながら]


 あの人の生まれた村を静かに見守ってきたわ。
 あの人の愛した村を、私も愛してきたわ。


 でも――。

 もし、村が悲しみのうちに滅びるようなら――。
 どうすれば、いいと思う?

[誰ともなく問いかけて]





[そんな事は起きないで――


   そう、願いながらも。]


.


愛する人の死を告げられるのは、辛い、わ。

自分の命が天に召す神様の御手により、刈られるよりも辛いこと、よ。
魂が千切られるような、痛みと悲しみに晒される、の。



埋めきれない空白を、疵を、魂に深く残すの。
それを埋めることなんてできるものでは無いわ。


 あの人が愛したこの村が悲しみにくれるのなら――。
 あの人の愛したこの村の人々が、身近な人を、村の人を失い。

 魂に喪失という残酷な疵を受けるのなら。

 私の手でできる事を――。

 し て、あげる――。

[例え、自らの手を赤く染めたとしても――

丸い銀の円盤を、静かに眺めながら心の奥で思って。]


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 02時半頃


【人】 店番 ソフィア

―― 雑貨屋・テレプシコーラ ――

[いつものように退屈で、平凡な宵。
 ただ、少しだけ違う宵。
 もう店終いの時間だ。

 外に出てcloseの看板を掛けた所で、
 自警団員の姿が見えた。]

(16) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[自警団員はソフィアに歩み寄ると、重い口を開いた]

 ……

[この村に、ある病が蔓延していること。
 その病の異常な発症率と致死率。
 そして既に村人は潜伏期間だろうということ]

 ……え? あぁ、そう。

[全てを聞き終えた後で、
 気の無い相槌を、打った。]

(18) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ――――…。

[自警団員が立ち去ってから、どれ程の時間が過ぎただろう。
 closeの看板に手を掛けた儘
 ぴくりとも動かなかった。]

 ……は

[やがて漏れたのは、乾いた吐息。

 この村が、侵されていると知り、
 言葉を失い、思考も止まった。

 気の無い相槌は現実から目を背けるもの。]

(22) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[雑貨屋の中に入り、荒々しく扉を閉める]

 お祖父ちゃ……

[ティモシー爺を呼ぶ。
 爺の細い手を握る。
 不思議な瞳に何も謂えなくなった。]

 ……。

 お祖父ちゃんは、街に、逃げて。

(26) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[村に蔓延しているものがとんでもない病だということだけ告げ]

 私は――
 パパとママの眠る、この村を
 後には出来ない、わ。

[そう謂うと、爺は、同意を、示した。]

『娘と義息子がいる村を後には出来ん』

[―――と。
 ぐっと胸を圧す何かに耐えるように、唇を噛んだ。]

(29) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[病気なんて嘘で。
 いつもの日常が続くのならどんなに良いだろう。

 だけど、ソフィアの日常の歯車は既に
 リンダの死、という切欠で
 狂い始めていた。]

 死ぬなんて、……ない。
 明日にも明後日にも終わる命なんて、そんなの、ない。

[現実に突き付けられた、死。]

 ――ピッパさんは笑ってくれるかしら。
 いつか笑ってくれるかしら。
 それまでは、それまでは――生きていて欲しい。

 私も、生きたい。

(42) 2010/07/03(Sat) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[細い、骨張った爺のしわくちゃの手。
 ぎゅ、と握って、堪えた。
 爺は困ったように、首を捻っていた。]

 ……。

[もう家族を失うのは、厭だ。
 でもそれは爺も同じ。
 一体どちらが早いか――だけ]

(55) 2010/07/03(Sat) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

[静かにティモシー爺から手を離すと]

 私、外の様子を見に行ってくるわ。

[そう、はっきりとした声で告げ、
 一度は荒々しく閉じた扉を、ゆぅくりと開けた。
 薄暗い外に浮かぶのは何だろうか。
 大通りの方向へと歩き出す。]

(61) 2010/07/03(Sat) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

―― 大通り ――

[アンダンテで歩く道。
 誰かに会いたい気もするし、誰にも会いたくない気もする。
 こんな時に、どんな表情で顔を合わせればいいか分からない。

 村は悲痛で不気味な雰囲気に覆われていた。
 ゆら、ゆら、と瞳を揺らしながら、
 時々、すぅ、と目を細める。

 そんな風にどのくらい、歩いたか]

 またあなたなの?
 こんな時ぐらいストーキングやめなさいよっ!

[背後をつけてくる気配に気づいていた様に
 振り向いて怒鳴っては
 それが、あの男、ではないことに、気づいて]

 あ、あら、ペラジー……?

(69) 2010/07/03(Sat) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

 ……ごめ。

[人違いだった、と謝って
 普段から、の問いかけには]

 偶に、ね。
 別れた男がしつこいの。
 あの男も、……もう馬車の中かしら。

[そうなら清々した、とばかりに弱く笑う]

 ……どうか、した?

[ペラジーの、微かな言葉の乱れに気づいてか
 そう問いかける。
 病のことを口に出すには、勇気が足りなかった。]

(75) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ううん。ある意味自業自得だもの。

[労わりの言葉には苦い笑みを返し、続く言葉を聞いては、ぱちくりと、瞬いた]

 ……分かるの?

[自分の身の回りで起こった変化だろうか]

 もう隠す意味も無いから言うわ。
 ……リンダが死んだの。

[変化は多分それだけじゃない。ざわざわした感じ、と感覚的な言葉に]

 私の、精神が、落ち着いてない所為かしらね。

[緩く、唇を噛んだ後]

 ピッパさん、が…―――

[くしゃりと、表情が僅かに歪む]

(78) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ううん、よくは分からないけど
 多分持病だと思う……。

[リンダの死について告げた後、
 ピッパも、との言葉にはゆるく首を横に振り]

 ううん。死んだわけじゃない。
 でもピッパさんは――リンダに、心を囚われて。

 つらいの。どうしたらいいか分からないの。
 死者を思い出にすることを否定するわけじゃない、
 でも、ピッパさんはそんなんじゃなくて――

[頬を撫ぜるぬくもりに、不安定な瞳から雫が零れ落ち]

 まるで、死んだリンダに依存している様で、
 ――どうしたら、いい、か…

[繰り返す言葉。ピッパを救いたい、笑って欲しい、ただそれだけの願いが、届かなくて、もどかしい。
 一方的にごめんね、と、少しだけ冷静さを取り戻した様にペラジーに謝罪して。]

(81) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 うん……隠してた、みたい。

[ぽつ、と呟くように紡いで
 続く言葉を聞いては、瞳に涙が溜まり
 きゅ、と閉じた後、凛とした声で告げた]

 ―――厭よ。

 後を追うなんて許さない。
 私は、……。

[何故こうも気にするんだろう。他人のことなのに。
 同じ村人だから?以前に仕事で関係があったから?
 否―――]

 気になってるの。ピッパさんが。
 わらって、ほしいの。

[残酷な願いかしらね、と淡く笑んで、
 抱き寄せて呉れるペラジーの体温を感じ、すん、と鼻を啜った]

(84) 2010/07/03(Sat) 05時頃

【人】 店番 ソフィア

 …そうね。

[リンダの件には短く相槌を打って。
 暫しの間、不思議そうに瞬いた折に紡がれた言葉]

 ―――っ

[どん、と心臓を打ち抜かれたような感覚に陥る。
 そうなのだろうか。独占欲なのだろうか。
 だとしたら――…]

 只の私の、我儘ね。

[情けなく笑う。くすぐったい感触に笑みを深めた。
 それでもやっぱり笑みは情けなくて。]

(88) 2010/07/03(Sat) 05時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ――…。こんな私なのにね。
 どれだけ人を弄んだかも分からない、非道な私が、
 そんな、辛い想いに堕ちたのは、何故なのかしらね――。

[そっとペラジーの頭をフード越しに撫ぜて。
 やがて静かに身体を離すと、そろそろ行く、と表情で示す。]

 有難う、ペラジー……。

[彼女なりの推測を認めることはまだ出来ないけれど。自分について思案を巡らせてくれた彼女に、せめてもの礼を*告げた*]

(89) 2010/07/03(Sat) 05時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 05時半頃


 初めて目を覚ましたときにあったのは、
 幸せそうな笑顔と自分の泣き声でした。


 子どもの頭を撫ぜる親はどうしてあんなにも幸せそうなんでしょう。


 もうこれ以上は無い、と思える平凡。
 当たり前のことが当たり前にある奇跡。

 理解したらもう失っているもの。


 病気になった、と聞きました。
 詳しいことは分かりません。
 誰が病気になったのでしょうか。
 パパとママじゃありませんように。
 せめて私でありますように。


 パパもママも隠れて出てきません。
 必死に探し回るかくれんぼ。
 外は雨が降っていました。
 雨はいつも通りに音を奏でていました。


 パパとママは死んだらしい。
 嘘だ。


 何度も呼びました。
 パパ。
 ママ。
 隠れてないで出てきてよ。
 私は自分を偽って、平気な笑顔を作っていました。


 その日初めて、私は本当に、
 パパとママの為に泣きました。
 自分を騙すのをやめた途端、涙が溢れて止まりませんでした。


 パパとママはびょういんで
 なんにちも、苦しんだ末に逝ったのだそうです。
 そんなの聞きたくなかった。


 墓前に立つと涙が溢れます。
 どうして苦しんで逝ってしまったんだろう。
 どうして楽に逝けなかったんだろう。
 何を責めたらいいかわからない。


 パパとママがいない毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
 私はいつしかパパとママがいないことが当たり前になりました。
 私は私だ。


 いつしか、私は、この記憶を封じて生きてきました。
 だけど今、鮮明に思い出せます。
 ソフィア、と呼んで呉れた優しい声。
 パパとママを蝕んだ病気。
 最後に頭を撫でて貰った刻。


 すべてはしあわせで
 すべてはふしあわせな
 おもいでです。


 わたしに できることは
 くるしまずに いかせてあげること。


 こんなときなのに、不謹慎だけど
 どうか、わらってください。**


【人】 店番 ソフィア

[宵闇から次第に朝へと白くなっていく空をぼぅと眺めていた。
 自宅のある雑貨屋には帰っていない。
 考え事をしながら歩いていたら朝になってしまった。
 膝が笑っていた。]

 ……。

[一寸遠くに墓地が見える。人影が見える。
 ―――そうか。
 納得したように瞬いて、墓地へと足を運んだ。]

(142) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

【人】 店番 ソフィア

―― 墓地 ――

[ラルフはまだ其処に居ただろうか。
 小屋の二人ではなく真新しい墓標の元に歩み寄る。]

 …――

[リンダの名が刻まれた墓標に、静かに祈りを捧げて。]

 リンダ……

[一瞬だけ複雑そうな表情が、浮かんだ。]

(144) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

【人】 店番 ソフィア



 リンダに罪は無い。

[只、結末が残酷すぎただけ]

 ……分かっている。

[半ば自分に言い聞かせるような響きを伴った]

 貴女は何を望む。

[問いかけに答えは返らない]

(145) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ラプンツェルね。

[長い髪を下ろして、青年を登らせ逢引した御伽噺の女性。]

 失明した青年と、

[喪失は盲目を伴って]

 私が魔女かしら。

[親から奪い、恋人からも奪おうとした悪い魔女]

(147) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 12時半頃


【人】 店番 ソフィア


 ……。

[ラルフには背中を向けた儘、
 仲が良かった、という言葉には曖昧に頷いた。]

 本当に……どうしてリンダだったのかしらね。
 こういう役目は、嫌われ者にこそよく似合う。

[振り向いて、悲しげに笑った。
 自分だったら良かった、とは、言わないけれど。]

(157) 2010/07/03(Sat) 13時頃

【人】 店番 ソフィア

 ラルフ……。

[自分が言葉にしなかったことを、あっさりと口にする彼に]

 ……。
 莫迦ね。そんなこと思っても仕方が無いわ。
 別の人だったら、とは、思うけれど
 私はラルフに代わって欲しかったとは思わない。

 代わりなんて誰にも出来ないんでしょうね。
 それがその人の生であり、死なのだから。

 ……貴方はまだ生きている。

(159) 2010/07/03(Sat) 13時頃

【人】 店番 ソフィア

 コリーンさん……

[何かを察したように此方へと訪れた彼女に、小さな会釈。
 誰か――と途切れる言葉。
 墓標を見れば、そう、死んだ人物は明らかで]

 ……今、村を襲う病気とは関係ないと思うわ。
 リンダは…持病を隠して、笑って、た。

(166) 2010/07/03(Sat) 13時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ラルフはどうしてそうも卑屈なのかしら。

[ふ、と呆れたような苦い笑みを零し]

 失敗も多いしドジで不器用。
 ……だけど、そんなの愛嬌の内だもの。

 それよりもあなたの魅力をなくしているのはその態度。

[はっきりと告げる。
 そう簡単に治るものではないのは十も承知で]

 もう少し顔を上げて世界を見たら、
 きっとあなたの目に映る世界はもっと綺麗なのに。

(167) 2010/07/03(Sat) 13時半頃

【人】 店番 ソフィア


 羨ましいくらい、

 幸せに、……ね

[リンダの最期を間接的に知っているソフィアは
 そう告げては、こうべを垂れた。

 幸せ者だったと思う。
 ほんとうに、ほんとうに。

 ―――…]

(171) 2010/07/03(Sat) 13時半頃

【人】 店番 ソフィア

 そうよ。

[彼の曖昧な笑みには、少しだけ悲しげに目を細めて]

 ラルフという一個人が存在していることは
 誰もが認める当たり前のことだもの…。
 唯、ラルフは、自信がないのかしら、ね。

 砕けた言い方をすれば、
 もっと胸を張った方がいい男なのに、ってこと。

[彼の心中までは察せない。
 けれど、くよくよしている姿は
 見てて気持ちの良いものではないから。
 そう、背を叩くような勢いで告げた。

 それから暫しは、リンダの墓前に居るか
 両親の墓前に向かうかで墓地に滞在するだろう**]

(176) 2010/07/03(Sat) 13時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 14時頃


 ねえ、あなたは何を望む?

 あなたの大切な人が――。
 死から逃れる事のできない、その日に遭遇したら。
 共に行く事を望む、かしら?

 それとも、その人を看取って――。
 短くとも、その死を悼んであげたい?

[共に生きる選択は、病の蔓延を告げられたこの村では、ほぼ難しいけれど。

自らに出来る、ことを。死の馨を纏わせた女は、そっとソフィアに告げて――**]




 これは私の進化の過程の一頁です。

 


 生まれてから、23年。
 私は初めて自分の足で立っている感覚に気づきました。


 ねぇパパ、ねぇママ。
 私は恋をしたんだよ。


 一人で息をするのがつらいから、
 あの人と一緒に呼吸をしたいと思う。


 手が生えました。
 人に触れたいと思う手です。

 すっと伸ばすと、あの人に触れられそうだった。
 なのに何故だろう。

 この手はあの人を包みたいのに、
 傷つけるナイフに変わってしまうんです。


 触れれば触れるほどに傷を付けて、
 あの人を殺してしまいそうだ。

 じゃあナイフを放つその前に
 あの人を殺してしまおうか。
 それがあの人の心を傷つけずに済む方法じゃない?


 そんなの厭だ。


 一層、二人息絶えて。
 何もかもを失ってしまうべきなのでしょうか。

 だけど、私は進化する。
 私はまだ、進んでいく。

 あの人を失っても、私は未だ終わらない。


 
 だから 私は生きたい。



 そう、あなたは生きたい、のね。

[その言葉を聞けば、それ以上は今は語る事無く。
静かに、彼女の進化を、歩む道を見守る事を決めた。]


 だけれど、

 もしも、


 "その時" が 在るならば

 私など切り捨てて下さい。


 それも、私の、願いです――――


 ”その時”

 あなたがどの道を選択するにしても。
 あなたが何を望むにしても――…。

 私が、その時に生きていられたら――…。


 あなたの希望に添うように、するわ。


ヴェス。
愚図ってても、死んじゃうんだろうけど。



私には、何もできないよ。
セシ兄は、私のこと、見てないもん。


私は、ヴェスみたいに。

まっすぐに気持ちを伝えることなんて、出来ない。


どうすればいいか、わかんないもん。


だから 諦めるのか?

だったら 厚意に あぐらでもかいてればいいさ。
言葉じゃなくても 出来ることくらいあるんじゃないのか?

モラトリアムは 長くないぜ


─…っ

[心で呟いたことに、返事が返ってくるとは思わなかったから驚いたものの。
何故、と思わなかった自分もいて。]


…諦めたく、ない。

私のこと、見てなくても、子供扱いでも。
セシ兄に、笑ってて欲しい。

…ありがとね、ヴェス。

ヴェスも。諦めないんだね。


さて――

[聞こえるということ、伝わるということ。一呼吸の間にどうでも良くなって]

どうだかな。
願っても動いても叶わないことは あるからな。
要は 自己満足出来るかどうか それだけだ。

だから――礼を言われる筋合いはない。

[いつものようにざくりと切り捨てて]

まぁ――脈はなくもないんじゃないか?

[皮肉るように言って話を打ち切った]


うん、それでも。
ありがとう、ヴェス。

脈?
─…ないよ、絶対。

セシ兄があのひとのこと、忘れるわけないじゃない。

[もう話す気はないだろうヴェスに、それでも礼を言って。
儚い笑みをたたえたまま、彼の言葉を否定した。]


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 02時頃


【人】 店番 ソフィア

―― 回想・墓地 ――

[訪れたペラジーは、何処か様子がおかしかった]

 ……?

[突然駆け出すペラジーに掛ける言葉もなく、
 ぼぅやりと見送るだけ]

 ……私、両親のところに。

[コリーンとラルフにそう言い残し、
 墓地の中を移動する]

(325) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

―― 現在・墓地 ――

[両親の墓前でどれ程佇んでいたか。
 色んなことを考えた。
 自分も両親の元へ逝ってしまうのか。
 再会したら両親はどんな言葉を掛けてくれるのか。

 ほめてくれるだろうか。
 おこられてしまうだろうか。

 ――それは多分、残された人生の生き方で決まるんじゃないか]

(327) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[ぴちゃ、と微かに水音が聞こえて顔を上げた。
 視線を移す。

 墓石に水を掛ける、ピッパの姿。
 瞬く。

 もう家路につくなり、していると思っていたから。]

 ……ピッパさん

[呟く声は相手に届かない声量で。
 ゆらり、自然と彼女の方へ足が向いた]

 ピッパさん!

[今度は確りと名を呼んだ]

(336) 2010/07/04(Sun) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[ピッパに名を呼ばれると、深くお辞儀をして。]

 こんにちは。

[彼女が逃げなかったことについては触れる気は無い。
 きっと彼女は置いてはいけないだろうと、予測は容易だから。]

 墓守、をしているの……?

[それよりも彼女が此処で墓を守る行動を、不思議に思って
 そう、柔らかく問いかけた]

(341) 2010/07/04(Sun) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

 …そう。

[お手伝い。彼女が買って出たのだろう。
 淡々とした声色は、何処か静けさを伴って。]

 『物語はいつだって墓場から始まるものさ』

 ……私の好きな詩人の一節。

[彼女が視線を向ける墓標へと目を遣った。
 静寂が平穏にすら思えるこの一時。]

 物語が始まるのも終わるのも此処なのだと詩人は云うわ。
 本当なのかしらね――。

[ふわふわとした口調で紡ぐ。
 ゆぅらりとピッパへ視線を戻せば、僅かに小首を傾いだ]

(347) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

 終わり、か。
 でもきっと貴女は覚えていないだけ。

 自宅か、病院か―――
 貴女が生まれた時のことを、覚えていないだけ。

[物語《人生》の始まりは、此処ではない、と笑った]

 ええ。
 リンダと。両親の。

[簡素に告げては、緩く視線を落とし]

 ……私、ピッパさんに伝えたいことがあったのだわ。

(351) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[こく、と頷く。
 思い出した様に謂った言の葉だったけれど
 本当は此れが心を占めていたのが事実。]

 私と。ピッパさんは。
 仕事上の付き合いくらいしかなかった。

 それなのにこんなことを謂ったら、
 可笑しいかもしれないし、信じ難いかもしれないけれど。

[一度だけ振り向いた。リンダの墓標がある方向へ。
 静かにピッパに視線を戻し]

 ……あの子が逝った時に私は、
 とても悔しい思いをしたの。

 貴女の心を奪われるのが、悔しくて、くやしくて。
 自覚なんて無かったけれど、ね。
 ある人の言葉で、真実に近づいたかもしれないわ。
 私は、嫉妬をしていたの、ね。

(354) 2010/07/04(Sun) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

 
 つまり、その―――

        私は、貴女のことが、…好き。
 
[真っ直ぐに、告げる、言葉。
 心臓が、痛くて、せつなくて。]

(356) 2010/07/04(Sun) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

 深く考えなくて、いいの。

[一呼吸、置いた。
 浮かべた笑みは、何処か危なげなものだったかもしれない]

 間接的だった。
 リンダを止めている内に、沸々と湧いてくるものがあった。

 貴女があの子を見取った時の顔―――
 とても、儚くて、綺麗だった。

[病はじわじわと私達を蝕んで行く]

 …こんな想い、貴女を好きでなければ、告げないわ。
 だって、貴女は――リンダとの思い出に生きたい様に見えるもの。

 だけど私は。
 そんな危なげな貴女に

 恋を、しました。

(359) 2010/07/04(Sun) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

[揺るがぬ真摯な瞳は、真っ直ぐにピッパを捉えて。
 心音が早鐘の様で煩くて、
 彼女が紡ぐ言葉を聞き逃さないかだけが心配だった。

 ピッパが地に視線を逃がす様には、少しだけ、微笑んで]

 ごめんなさい。
 私も自分で唐突だと思うわ。

[墓石へ一寸視線を向けてて]

 水。陽光を浴びて、きらきら光ってる。
 時を経るごとに、その輝きは失われていく。
 そう、まるで、私達の命のように。

    だからこそ伝えたかった。
    最後だから。終わりだから。
    だからこそ想う人と、一緒に息をしたかった。

(363) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア


 すぐに答えは要らないわ。
 だけど猶予が少ないのも、事実なの、ね。

[困ったように笑って]

 ……大切だから。貴女が大切で仕方ないから。
 ……だから――

 ―――知って欲しいし、私も知りたい。

 人を想うことが、どれ程の意味を持つのか。

 ……ごめんなさい、ね。
 突然の話で驚かせて。

[ふぅわりと何処か切なげに微笑んで]

(364) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 
 エゴイストだと、 ――自分でも思う。

         …ごめんなさい。

[リンダに伝えたのは、ピッパを傷つけて欲しくない一心。
 今、仮に私とピッパが、想い合ったとしても
 いつかは互いが傷つく定めが村に蔓延っている。

 それでも最後に一緒に呼吸をしたい。
 最期に彼女の傍に居たい。]

(367) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 犠牲――ね 、
         そう。

 ……私は、もう、貴女しか、要らない。

 唯。私は。
 残された時間を。

 優しいものにしたいだけなの。
 貴女を幸せにしてあげたいの。

[それがいつまで続くか分からない、残酷な砂時計だとしても]

 ――…最期の刻 に 
 誰かに包まれるのは、怖い?

(368) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

店番 ソフィアは、泣かないで……と、囁くのが精一杯で。まだ、この手は、彼女には伸ばせない。

2010/07/04(Sun) 04時半頃


【人】 店番 ソフィア


[そう、なのかもしれない。
 孤独は、怖い。]

 だけど私は、
 自分の為に、自分が幸せになる為だけに
 貴女を好きになったんじゃない。

[嫌われ役。
 その言葉に、つきん、と胸が痛む]

 

(371) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 待ちなさい、よ。

 ……悲しみって、何?

[歩き出す彼女の背に投げ掛ける]

 私は貴女を、皆を、悲しませたり、しない。
 死、ばかりは、避けられない、けれど

 苦しまずに、しあわせに。
 パパとママみたいにならないように。

 幸せに死ぬことを望んで何が悪いの?

(372) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 どうしてッ……!

 貴女を幸せにすることを願っちゃいけないの。
 貴女を"見送る"ことを選んじゃいけないの。

 誰が悲しむって謂うの?
 リンダは、ピッパさんに笑っていて欲しいと願った。

 偽善的でも、その願いを叶えることの何がいけないの!

(376) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 店番 ソフィア


 ―――莫迦ね。

[荒くなった口調を諌める様に呟いた声は誰に宛てたものか。]

 最期くらい、笑っていたいって
 笑っていて欲しいって

 そう、貴女は、願えないの?

 泣きながら死にたい?
 苦しみながら死にたい?

(377) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 店番 ソフィア

 殺せるわけないでしょ。
 貴女は未だ、"生きて"いるのだから。

  奪おうとした?
  何を言っているの?

 リンダを思い出に昇華させなさいと、私は言った。
 貴女の中にリンダは生き続ける。
 今の貴女にはそれが出来ているように見えた。

[凛とした瞳で見つめ返す。
 芯は消えない。]

 泣きながら、苦しみながら?
 ピッパさんが?

 貴女は何故泣くの。
 何故苦しむの。
 もう、失う悲しみなど、貴女には与えない。
 

(380) 2010/07/04(Sun) 05時半頃

【人】 店番 ソフィア



 私は未だ、貴女に幸せな時間を与えていない。
 だから殺せない。

[笑う彼女に、真っ直ぐに、そう拒絶した]

(381) 2010/07/04(Sun) 05時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……私には

 ピッパさんが理解出来ない。

[悲しげな声色で最後に彼女の背に残す]

 理解したいのに。


 貴女が何を求めているか、
 貴女が何を望んでいるのか、
 貴女が何を願っているのか、

 ―――分からない、の。

[率直な言葉は胸に荊を突き刺した。
 その場でぽろぽろと涙を零し、
 両手で顔を覆い――**]

(383) 2010/07/04(Sun) 05時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 06時頃



 私は何を誤っているのだろう。
 


 好きなのに、こんなにも大切なのに
 私の言葉はナイフになってしまうんです。

 器用な恋愛なんて出来なくて。
 いつもいつも、付き合った人を捨ててきた罰なのでしょうか。


 甘い誘惑でもなく、
 快楽でもなく、

 もっともっと純粋なものが私には分からない。


 腫れ物に触るように接するなんて誠意が無い。

 私は正直です。何処までも正直です。

 そう、私が正直になればなるほど、嫌われてしまう。



 もう、一層―――死んでしまいたい。
 


 そんな、絶望感に、苛まれています。

 だけど、私にとってピッパという人はとても大切で。

 大嫌いな私が死んでも泣いてなんて呉れないかもしれないけれど

 それでも…――


 もしも、万が一
 
 ピッパさんが私を亡くしたことで悲しむこと

 その可能性がある、限りは

 私は、未だ、死ねない。



 私は……

 私は、

 何を、誤っているんだろう。
 


 パパ、ママ。
 はじめての恋で、めげそうです。

 だけれどパパとママが病に苦しみながらも
 最期まで必死に生き抜いたことを忘れない。

 私も苦しみながら、もがきながら、
 大切な人の幸せを――**


[何処からか響く声が、砕け壊れた魂に響く。]

 あなたは、立派よ?
 逃げなかったんですもの――。

 真っ直ぐに向かったんでしょ。

 思うところを、気持ちを伝えるため、に。


 私は逃げた、卑怯にも、自分の気持ちを隠して逃げたの。
 好きだったの、愛していたのに。



 怖かった、から。


 逃げた結果――。





 生まれたのは、別れ。

 あの頃に戻って、自分を変えたいと。

 何度後悔の涙を流したかしれない、わ。



 そして、私の死は直ぐ其処まで迫っている。
 私の心は壊れたまま――




 10年以上も
 深い深い疵を負った心の底で。

 ――時を止めたまま眠っている。


 でも、あなたは――。
 勇気をもって、想いを告げたの。

 
 最期まで生き抜くために――。

 最期の時を後悔しない、ために。


 それは――…。
 とても、大切なこと。



 あなたが、生きた証、よ。


 あなたの想いが届いて、――…。
 少しでも、あなたのために。

 大切な人が心を動かしてくれる事を。

 私も祈る、わ。






 あなたは私の鏡のような存在だから――…。


.



 あは、
 あははは、
 あははははは!!
 
 ―――、っ

 あははははははははははははははは!!!
 


[サイモンがあげた狂気の哂い声――。

でも、女の耳には、
それとは別の、狂ったような女の哂い声も届いた気がして――]

 ――…。

[周囲を見渡しても、女の姿は見えない。

何処か痛々しく感じる女の哂い声が、ただ耳に残った――**]


 鏡…―――

[ぽつ、と呟く。
 彼女の言葉に対しての、感想が、喉元で引っ掛かる]

 貴女は、

 つらかった、でしょう。

 ぶつけようの無い、想いを抱えるのは

 とても残酷だわ――


 ある妊婦が、隣の魔女の家のラプンツェルという果実を
 食べたくて仕方なくて、
 夫は「ラプンツェルを食べさせなければ死んでしまう」と
 魔女に乞いました。


 魔女は生まれてくる子と引き換えに、
 ラプンツェルを好きなだけ食べて良い、と言いました。
 そして生まれてきた子は、魔女に浚われてしまいました。


 子はラプンツェルと名付けられ、
 外に出られないように、塔の上で育てられました。
 魔女はラプンツェルの長い髪を伝って、塔に登り
 それが魔女とラプンツェルの会う唯一の方法でした。


 ある青年が、ラプンツェルの髪を伝い、塔に登りました。
 二人は一目見て、互いに惹かれ合い、何度も逢瀬を重ねました。
 口付け、身体に触れ、深みを知る。
 背徳的な逢瀬。


 ラプンツェルが子どもを孕んだと、知り、
 魔女は怒り狂って、ラプンツェルを塔から追い出し
 遠く遠くへとやりました。


 青年はラプンツェルの行方が分からず、
 絶望して塔から身を投げ
 失明してしまいました。


 それから暫しの時が経ち、
 ラプンツェルは、双子の男女と一緒に暮らしていました。


 青年は、ラプンツェルと再会し、
 ラプンツェルの流した涙によって、
 青年の目は奇跡的に再び光を取り戻しました。


 そうして二人は、しあわせに、なりました。
 めでたし、めでたし。



 ……とってつけたようなハッピーエンドね。
 世界はそんな風に幸せに巡る筈が無いのに。

 ラプンツェルが子を孕んで
 青年が失明して
 かなしいかなしいおしまいにすればいいのに。


 貴女も、そう。

 姿を消して、
 互いの居場所も分からずに、
 絶望して、
 後悔して、

 ……世界の全てがハッピーエンドになるわけがないのだわ。





 そうと分かっていても
 無慈悲な世界に生きても、
 それでも、

 幸せを願うのが、人なのでしょうね。
 此の物語を幸せに終わらせた、著者のように――。


[残響が掠める哄笑には、唯]

 ―――…。

[瞳に陰りを落とし、その眸を細めるだけ]


【人】 店番 ソフィア

―― 大通り ――

[黒煙が昇るのを、見た。
 空に舞い、村を覆う、不吉な黒煙。

 足を速める。
 黒が塗り潰さない内に
 
 石畳を駆けた]

(476) 2010/07/05(Mon) 00時半頃

 幸せな、終りは――
 望んでも手に入れられないわ。
 
 それを望んでも、得られるのはほんの一握りの人だけ。
 多くの人にとっては、それは儚い願い。

 いいえ、一握りの人にとっても、他の人からみれば幸せなだけで――。

 本当は幸せではないのかもしれない、わね。


 でも、縋ってしまう。


 最期だから、特に――。

 幸せな終りを……。


 幸せなんてものは
 憧れる為に在るのかしら。

[ぱちり、と、瞬きをした]

 縋ってしまう、か。
 そうね。

 ……そう。

 なんだかんだ、言っても、
 それを望んでしまうのね――


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