人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 01時頃


【人】 本屋 ベネット

−本邸廊下−

[離れへの道順を侍従に聞けば、どうやら
廊下を通らねばならぬらしいと知る。
慣れぬ楽器を抱えたまま男の足は歩き]

……おや。

[思わず相槌が零れた。
高嶺の背が見えてそれから花が幾らか。
相変わらず花が周りにいる花主だと、
そんな感情が鉄を平たくして表情を彩る]

(4) 2010/08/05(Thu) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

[手には提琴、表情は相変わらず。
高嶺の瞳に映るとしたら、きっと自分はそんな顔をしている]

お前の周りは相変わらず花だらけだな。
花主だから、という言い訳は聞かんぞ。

[別に悪いことではないので咎めるわけでもない。
ただ、高齢挨拶のようなものになってきているとは思う]

とてもついこの間まで引き籠りだったとは思えん。

(8) 2010/08/05(Thu) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

[高嶺の言葉に鉄は瞬く。
それから、少し掠れた声は小さいけれどはっきり]


ああ、妬いているとも。


[まっすぐに視線を向けて告げる]

(21) 2010/08/05(Thu) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット



…なんてこの私が言うとでも思ったのか、莫迦者。
そんなわけがあるか。

[男にしては真面目だった表情は一瞬にして掻き消え、
いつも通りの呆れかえるような姿に変わる。

まんまるの来訪。
確かにそれは避けたいと己もまた思うので頷いた。
華月の挨拶に軽く、弓を持つ手を持ち上げて]

ああ、これか。
離れに戻してほしいと預かった。
これから置きに行く。

(22) 2010/08/05(Thu) 01時半頃

良い機会だ。
お前が毒の花ならば、そのまま彼を誑かしてみては?


 …………………彼を?

[苦笑混じる]

 貴方の後では翳みかねる
 が
 ……戯れる程度なら。

 日は未だ高い


【人】 本屋 ベネット

[華月を少し睨みもしたが、両手がふさがっているのでお咎めはない。
そのかわりに苛立ち交じりの溜息を一つ]

だから、妬いていないと言っている。
人の話を聞け。

[何やら高嶺にまじまじと見られれいる事は良く解っている。
慣れぬ楽器を持つのは聊か覚束ない手でもあり、
特に西の楽器とあればどうも姿かたちともに何処かに合わぬ]

成り行きで請け負っただけだ。
今、私の部屋で湯を使わせている。

[離れへ持っていくのだと、口にしないとやることを忘れそうで]

(41) 2010/08/05(Thu) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

何だ、お前まだ解けていないのか。
茶が飲めるようになるのはこれでは随分と先だな…

[華月の言葉に呆れたような声を出すと、
虎鉄と去っていくその姿を眺めてから視線を高嶺へと戻した]

聞こえているなら何度も言わせるな。
落としたらまずいことぐらいは幾らなんでも解っている。
だから早急に片付けてしまいたい。

[似合わない、という言葉に鉄色は丸くなり、
そして視線をそらすばかり]

煩い。洋楽器はあまり触らんのだ。
…とにかく、片付けてくる。

[頭から道順が抜けないうちに。
じゃあ、と高嶺と別れた男は存外真っ直ぐと離れへと到着し、
楽器を片付けたあとは戻る前に裏庭へ、少し寄り道**]

(59) 2010/08/05(Thu) 02時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 02時半頃


 しかし……

 死して満たされるとは
 坊主の言葉だけなのか、それとも

[納得がいかぬ風に呟き洩らす]


 刷衛殿、面白い人物にあった。
 天満月 邦夜と言う花主
 人狼病を持つものと口付けると発作を起こすそうだ

 先程発作を起こしてるところにあってな
 ……豚狼に悪戯されて口付けられたのだと。

 獣がその者の力に気付き
 誑かされる前に、何とか協力させたいものだ


[知っている
知っていた
筈だった
行為の数々を、直接其の身に受けて
花は乱れ咲く]

 ……坊主、と謂うは
 皆、こうなのか……

[父親もと謂っていたな
そうぼやき
種を植え付ける事の出来なかった
彼の胸に顔を埋めた。
ぴちゃり、舐め遣る]

 これは、確かに
 喰いでがありそうだ**


[そして、ヨアヒムを確保し、大広間の控え室に放り込んだあと、イアンからの報告を聴く。]

 ほお……
 稀にそういう人物がいるとは聴いたが。

[そして、しばらく考え…。]

 邦夜さんには事情を話して協力してもらうのもいいかもしれんな。


 いや、でも、話すと、それはそれで危険か?
 
[邦夜とは少し、話をした。花祭ははじめてのはず…。もちろん、花と戯れるなども、そう経験はしていないだろう。]

 ともかく、彼はこちらの手中にしておきたい。
 そして、彼は花主だ。

[少し押し黙るが、その先意味はわかるだろう。自分とイアン、花主と花、傍にいやすいのはどちらかと。]

 仕事、として、彼を操れるか?


 何処まで話すかは…
 私も難しいところかと。

[刷衛の言葉には同意するように。
 ……続いた言葉、
 それは自身も現在考えていたこと]    

 媚を売った経験はないが
 なんとか、する。私も花だ。

[相手が花主としての経験が浅いのが救いか。
 先ほどの、振り返れば赤面ものの
 拙い媚を思い出すが……なんとかせねばならない]  


 ああ、じゃあ、頼むぞ?
 というか自信がないのか?




 じゃあ、練習台になってやってもいいぞ?
 ほら、媚売ってみろ。

[そしてすぐにそんな冗談を飛ばす。]


 ……しょうがないだろ!
 今まで私には必要なかった……
 けれど、今必要なのだ……頑張るさ……

[自信がないのかと突かれれば
 声が大きくなって……少しずつ声量が下がる。]


 …………

[声音が冗談を飛ばすものに変わっていることにも気づかず
 真剣にこう言う場合はどう媚を売るべきなのか
 眉を寄せて考えて]

 ……刷衛殿…お主に会いたいと、思うている……

[小さく呟いた]


[正確には息を吐いたというより、噴出した。]

 そ、そうそう、う、うまいじゃねぇか。
 背中につめたいのが走ったぜ。

[イアンの頑張った媚の言葉にそう感想を述べた。]

 不慣れな感じが実にそそる。
 さすが、花だな。

[世辞ではなく、本当だった。]

 よし、まだ何か言ってみろ。

[再度、けしかけてみる。]


 ……笑うなっ!滑稽なのは…己でもわかってはいるのだ…
 さすが花などと……

[聴こえた息遣い。どう考えても噴出された。
 やはり、拙いのだ。媚も一つの芸
 そして、青年はその芸を鍛えてこなかった。
 告げられた評価は、不慣れゆえのなんとやら]

 ――……本気で逢いたいのだ。刷衛殿以外に
 私に、頼る相手もない……だから……

[再度の声に、羞恥心を押さえ込む少しの間の後
 薄く、口を開いて。かすかな声が零した]


 おお


                   いい。

[ちょっとかなりよかったらしい。
 うっかり鼻を抑えた。]

 大丈夫だ。うん、今傍にいたら押し倒してた。
 問題ない。

[むしろ一人で部屋で拝んでいる。]

 よし、頑張れ。見守ってるぞ、というか、
 聴き守ってやるからな。

[よしよし、という声。]

 で、封鎖のための人員はもう呼んだか?
 


 ……本当か……っ

[今度は噴出すような息も、
 それによって不自然にどもる感もなく]

 床まで持ち込めるかはわからんが練習は生かす
 ……報告はするから、聴かんでいい

[聞き守ると言われて苦笑する。
 よしよしという声も相俟って
 どうにも子供扱いされている気配に戸惑いつつ
 仕事のことになれば深呼吸一つ]

 封鎖人員は昨晩の宴直後に
 次の宴目処によこすよう連絡してある
 そこは抜かりはないよ。

[先ほどのよどみは嘘のように
 凛とした声でこたえた]


 おう、頑張れ。
 まぁ、でも相手は新人だ。

 割り切る部分も大事にな?

[そして、手はずが整っていることを聴けば、うむ、と深く頷いた。]

 ――…いや、任せきりですまんな?
 頼りにしてるぞ。相棒。

 じゃ、俺もちらちら各自の様子を見る。





 そうそう、あえぎ声だけじゃ助けてほしいのか、房事に夢中なのかわからんので、助けて欲しいときはちゃんと名前を呼べよ。

[余計なことも言っておいた。**]


 ……そうだな。相手も力の為に利用されて
 溺れてしまうのでは…哀れか

[忠告に邦夜自身のことを考えるのが抜けていたのに気づく
 いかんな、と、ゆるく頭をかいて]

 ……私の仕事であり、私の復讐だ。
 気にするな……お互いうまくいくことを




 ……間違って情事の最中、
 刷衛殿の名を呼ばぬよう気をつけるよ
 駆けつけて、あれ?なんぞ?では、な

[仕事の話で落ち着いたのか、余計なことにも
 からりと笑って言い返した]


[私の復讐で仕事、には黙っておいた。
 この相棒はどうやら猪突猛進のようだ。


 復讐のための仕事……。


 イアンの目的がそうと決まっているのなら、
 自分はなんのためか。さてはて。**]


【人】 本屋 ベネット

−裏庭−

[小川の畔に腰かけてその流れを眺めることしばし。
ここは人気もなくて、水の傍で、だからこそ静かで落ち着く。
余計な事を考えなくて済む]

……。

[花を迎え、花を咲かせ、また、育てて選ぶ。
花主とは、そういうものだと解っている]

(きっと、私は向いていない)

[それはずっと前から思っていたことだったが。
腰かけたまま、大樹の幹に寄りかかる。
足を濡らさずとも、せせらぎの音を聞いているのは心地よかった]

(166) 2010/08/05(Thu) 12時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 12時頃


【人】 本屋 ベネット

……?

[何処かから聞こえていた枇杷の音が、ふとやんだことに気がついた。
止んだと言うよりは突然絲が切れたような。

顔をあげて耳をすませたが、一つ息を吐き出したのみ。
琵琶を得手とする花とは聞かないが、
琵琶を得手とする花主ならいたと、思い当った]

(170) 2010/08/05(Thu) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

[は、と短く息を吐き出して]

やはり、性に、合わん。

[そんな事を呟いた。
体を動かしていないせいもあるだろう。
どうも余計な事を考えていけないと思う。
馬ぐらいは脂大福に所望すれば用意するだろうかと
思考する時の癖のように扇を開きかけたところで
足音が近づくのに気付いて首を傾げた。
先日虎鉄が落ちてきたことを思い出して、またあいつだろうか、などと]

(172) 2010/08/05(Thu) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

[立ち上がり、一つ息をついて振りむけば、
足音の主に少しばかり鉄色を丸くする。
その間にかけられた名前の何れにも反応することはなく]

…何だお前、そんな顔をしていたのか。

[返せた言葉は気の利かない一言。
花相手に向けるにしては酷い台詞だ。
ともあれ、声で誰であるかぐらい耳聡い花であるなら解るだろう。
少し視線を持ち上げてしげしげとその顔を眺め]

…あれは、聴覚訓練か何かなのか?

[あれとはすなわち白い包帯の事。
目が見えないと言うわけではないのは、かけてきた言葉でわかったので]

(176) 2010/08/05(Thu) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

何だ。私では、何か問題でも?

[少し険のある視線を花へと向けながら、手元でパチリと言う音が一つ。
外見、と聞けば溜息を一つ落とすばかり。口ぶりは少し子供じみていた]

花主らしくないと言うのだろう。
…言われずとも、解っている。

[相手の頭の中で思っていることなどいざ知らず、
しげしげと見降ろしてくる視線に軽く首を捻った。
取り出された白く柔らかな帯状の布。
視界を覆えば当然前が見えなくなるわけだが、
それが安定剤と呼ばれるに至る理由を少し考え]

何か、見たくないものでもあるのか。

[たとえば、なくした主の幻、だとか。
尤も、そんな話はあまりに空想すぎて言わなかったけれど]

(184) 2010/08/05(Thu) 13時頃

【人】 本屋 ベネット

別に。そのような物言いをするから、何か問題でもあるのかと。

[手元で扇が乱拍子のように幾つか鳴る。
乱拍子と言うよりはただ考え事の合間にならすと言うほうが正しい。
時折蓮の香を風に挟みこみながら、足を水に漬けこむ様を見た]

霞?あれは元来花だろう。あしらいも慣れている。
世渡り上手でなければあそこまで身は立てられんだろうさ。
それに、あの脂大福には悪いが家格が違う。
あの甲虫の幼虫のような指で尻を撫でられて悲鳴を上げるほど柔でもなければ
そんな隙を与えるほど愚かでもない。そう簡単に困ることなどないな。

[パチ、とまた一つ響いた音はヨアヒムを切り捨てるが如く響く。
流れる白を見やりながら、小さく息を吐き出す]

…そうして、お前は枯れることを望むのか。
主が何を望むかも、考えずに。

[言ってから後悔した。
明らかに、私情が混じっている]

(194) 2010/08/05(Thu) 13時半頃

[そして、そんな恩を売ってまで、己の心を買おうとした男は…
 哀れこの手に引き裂かれ、産まれる子の肥やしにされたという。]


【人】 本屋 ベネット

捨てろとは言わない。捨てるつもりもない。
捨てると言うことは、その記憶を消すと言うことは死んだ者の生を否定することだ。
だから、受け入れる。死んだものは還ってこない。

[こちらへと持ちあがってきた視線から、
己が視線をそらすことはない]

自害ではないと?嗤わせる。
お前がしていることは、緩やかな殉死に他ならない。
周りを見ず、主に囚われ、幻の中で朽ちて、死んでゆく。

ゆっくりと腹に刃を突き立てて引いていく時間が違うだけだろう。

[微かに混じるのは苛立ち。
これでもまだ、抑えているほうだろう。
気性を知る誰かが見れば、少しは驚いたに違いない]

(199) 2010/08/05(Thu) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット

ああ、そうだな。言う資格はないかも知れん。
世界を見たくないと、死にたいと、思ったこともある。
それでも、そう思うのをやめた。

[受け止める。何度も繰り返した痛みの名残に似ていた。
花が主を失うことの痛みを知らないわけがない。
花である前に、主である前に、人が人を失うのだから]

死んだら必ず会える。
それなら、その時まであれの主だったものとして
恥じないように生きようと、思った。

私とお前の違いは、ただそれだけだろうよ。

(203) 2010/08/05(Thu) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

[聞こえた声に、息を吐き出した。
鉄色は花のその様を眺め]


…ならば、殺してやろうか。


[見下ろしながら、言う。
ただ、ひとこと]

(205) 2010/08/05(Thu) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

…逢えない?

[それは驚きでしかなかった。
鉄色を軽く見張る。繰り返す、逢えないと]

お前。

[理由は知らない。けれど、笑う。
殺すと言う言葉に対して、小さく息を吐き出す]

───。

[扇を懐へと仕舞う。
傍らへとしゃがみ込み、緩やかに手を伸ばすと頬を撫で、
そのまま指先は首筋へと滑る]

(211) 2010/08/05(Thu) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ゆっくりと力を込める。
どれだけ花のようなと言われたところで馬を繰り、
弓を引く程度の力はある。
もう片方手を添えれば、殺せないことはない。
そのはずなのに]



 ────。



[何故だろう、視界が歪む]

(212) 2010/08/05(Thu) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

[滲んだものが落ちて消えて、
目の前に死を望む花の姿が映る]

……、…

[指から力が抜けた。
その一瞬で、もう駄目だと自分で気づく。

手が解けた。
その花を、死に至らしめることなく]

(216) 2010/08/05(Thu) 15時頃

【人】 本屋 ベネット

[あのまま、手を強く締めていれば殺せたはずだった。
それができない自分ではない。
自覚もある。出来ない事ではない。

それでも手を緩めた。
両の手が震えているのが解る。
それを認めたくなくて手を強く握り締めた]

…。生きろ。

[両腕に抗うことはしなかった。
ただ、ねがう]

生きてくれ。

[小さな言葉だった]

(219) 2010/08/05(Thu) 15時頃

【人】 本屋 ベネット

汚れずに生きることなんて出来るはずがない。

[抗わない。
今は受け止めることしか選べない]

…知っているか。蓮は、泥の中に咲く。
硬い種に鑢をかけてやって、泥に沈める。
それでも天を目指して泥の中に芽吹き、
水の上へとやっと芽を出して季節が巡って
やっと花を、咲かせる。

人も、同じだ。

[近いほど、蓮の香りは花へと届くだろう]

自分を磨いて、泥の中でもがいてやっと道を決めて
時間をかけて、ようやく望んだものに手が届く。

(226) 2010/08/05(Thu) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

[震えて握り締めていた手を解く。
聴こえる嗚咽を宥める様に、まだ強張ったままの手で背を撫でた。
どうやって、と呟く様は昔の自分を見ているようで強く胸が痛い。
それでも迷ったからこそ、口にする]

…来い、私のところに。

[ただ、それは一言だけ。
返事をすぐにほしいなどと思わなかったし、
その言葉に対する結論はイアンが決めることであって自分ではない。
微睡みに落ちていこうとする意識を引き止めることはなく、
今はただ、花が目覚めるまで傍にいてやるのみ**]

(231) 2010/08/05(Thu) 16時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 16時頃


 ――望みはひとつ
 願いはひとつ――

 種植え付けて
 腐らせる
 この世の理
 
 幾年もいくねんも
 血を継いで
 肉を喰らい
 種を植える

 二つ心は要らぬ
 惑うては
 いのちとり


【人】 本屋 ベネット

―裏庭―

…ああ、起きたか。
早く足を上げんと、ふやけるぞ。

[どれくらいそうしていたか。
目が醒めたことに気がついて、
軽く声をかけた。
ばつの悪そうな様子に首をかしげ
それから小さく笑った]

何を情けない顔をしている。

(280) 2010/08/05(Thu) 21時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 21時半頃


【人】 本屋 ベネット

…逃げる?
どういう意味だ。

[鉄色が丸くなる。
真っ正面に見据えてくる姿に面食らい、
ただ首をかしげることだけ出来た]

(282) 2010/08/05(Thu) 21時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 21時半頃


【人】 本屋 ベネット

おい、どういう───!

[呼びかけたところで既に花の背は遠く。
男はただそこに残るのみ、あるのは水の音と木々の葉擦れの音]


何があると言うんだ。
…どうして。

[独り、男は茫然と呟いて、その解らない意味に首を横に振った]

(288) 2010/08/05(Thu) 21時半頃

…一体。

[小さく呟いた。
それは無意識に]


【人】 本屋 ベネット

[もう、姿は見えない。
小さく息を吐いて自分の右手をじっと見た]


莫迦か、私は。


[逃げて欲しいと願う言葉を寄越され。
生きて欲しいという言葉を与え。
殺せなかった理由なんて簡単だ]

(299) 2010/08/05(Thu) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

……っ!

[小さく息をのんだ。
急にかかった声、息を吐き出すのみ]

何だ、お前か…猿。

[少しの気だるさを残しながら、突然現れた花に
溜息と共に言葉を吐き出した]

(302) 2010/08/05(Thu) 22時頃

 ――何、

[呟きは呆然と]


【人】 本屋 ベネット

極めて不正解だ。
覚えられないのではない。
覚えているが普通に呼ぶのはつまらない。

[睨まれたところで痛くもかゆくもなく、
いつの間にか懐から出てきた扇は虎鉄の額を叩くために振りおろされる。
黒漆に螺鈿蒔絵の施された扇も、作られた時は
まさかこんなことに使われるとは思ってもみないだろう]

…まあいい、何の用だ。

[すっかり自分の自由だった]

(313) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

煩い、黙れ。喧しい。

[更に追撃。今度は結構いい音がした。
曇らないように扇の親骨を紗の上着のそでで軽く拭いつつ]

まったく、物思いに耽る暇もない…?

[かさりと、何かの気配があったように思った。
木々の狭間に視線を投げるも、
既にそこには椿の花の名残すらもなく
男はただ首を傾げるばかり。

空には月が昇り始めようとしていた]

(321) 2010/08/05(Thu) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

私は二回しか叩いていない。
勝手に倍増しにするな。
大体、私の持ち物を私がどう使おうと勝手だろう。

[聞く耳を持たないとはまさにこのことである。
見やった場所に影も形も今はなく]

…いや、誰かいたかと思ったんだが。
気のせいかも知れん。
この邸……出る、と言う噂だしな。

[まさか、目の前にいる喧しい花がそうだなんて天地がひっくりかえっても思うまい。
それ以上に今、男の頭を悩ませているのは別の事]

(327) 2010/08/05(Thu) 23時頃

 すまん、ちょっと遅れるかもしれぬ。

[行かねばならぬが、動こうとしない花。
 仕方なく、小さくそれだけ囁いた。]


 ……?はい、わかりました……
 大丈夫です、やり遂げて見せます。
 舞い手の花なのですから。

[聞こえた声にきょとんと。その後淡く笑んで。
 ただ、通信が入ったついでに
 暫く口篭って…言うとおりにしてくれれば
 どうせばれること。意を決し話す]

 ……本郷殿に宴前に逃げるよう勧めました。
 彼は人を殺そうとしても殺せない人。
 多分獣ではないかと思いまして。

 けれど、職務違反です。
 この件のセンターからの罰は私が受けますので…
 御報告までに


 何?



 そうか。

[職務違反、そういわれればそのとおりで…。]

 その件はのちに。
 本郷さんがそうでないのであれば、問題はなかろうて。

[早まるな、との意味あいもこめて、そう答えておく。]


【人】 本屋 ベネット

…大差あるだろう。
何だ、お前扇が獲物か?

[不愉快。
扇を作ると言うことでなければ、それが答えとして順当だろう。
固まった動きを鼻で嘲い]

お前と一緒にするな、猿。
私はそんな非現実的なことに頭を悩ませているほど
幸せな余裕はないんだ。

[そう告げれば大きく息を吐き出し空を見る。
羽化したての翅のように薄い色の月が見えた。

迷っている。あの言葉に従うべきか]

(335) 2010/08/05(Thu) 23時半頃

 はい……勝手な行動申し訳ありません


 邦夜殿の力は
 怪しい人に使ってもらうべきなのでしょうか…
 それとも、人であって欲しい……と
 思う人に使うべきなのでしょうか…ね

[刷衛と邦夜、それ以外は誰が獣か、人か
 確信が持てないなか、そんなことをポツリとこぼした]


[相談を受け、それは怪しい奴に決まっている、と思いつつも、即答はせずに考える。]

 人間であってほしい…と思うというのは、どういうことかな。

[そう、あれだけチャールズに執心していたイアン。
 もしクロならば、どんな相手だろうと殺しそうないきおいだった。
 だが、



                 そうでない人物ができたか?]


 …例えば霞殿…旧友ですから…昔から知っていますし
 獣ではないと思いますが…
 それと、彼の花となった鳥、迦陵
 …霞殿と仲睦まじい様子でしたので迦陵が獣だと……
 霞殿が哀れです……
 それと、本郷殿…理由は先程の通りにロビンですね…
 まだ、ほんの童花ですから……
 ……ロビンはそうは言っても疑いも濃いので
 …まぁ、殺すべきなのでしょうが

[聞かれた質問に、具体的な人物名を聞かれているのかと
 名前を挙げていって
 それは刷衛の思うことと、重なるだろうか?]


 イアン……
 お前は人から騙されたことはないのか?

 クロは人間らしくないわけではない。
 人間らしいクロもいる。

 人間であってほしかった者がクロの場合はどうするのだ?


 ……騙されたことは確かに少ないです…
 昔も、今も。
 今までは殲滅が多かったので考えてませんでしたし…

[今までの仕事を思い出して、小さく首をひねった後
 続いた言葉には朗らかに笑いながら返した]

 ああ……その場合は…殺しますよ。当然です。


本屋 ベネットは、記者 イアンの言葉に従うべきか結構真剣に悩んでいた。

2010/08/06(Fri) 00時頃


 そうか。



 ならば、効率のいいほうを選べ。

[笑い声には眉を寄せたが、見えるわけはもちろんない。]


 効率、の、いいほうですか……んんんん…
 怪しいところ、ですかね。
 それか怪しいのは殺すってことにしてしまって
 まったく判断つかないところか…??
 

 あ、けれど先程の話だと
 騙されていることも考えると
 騙されそうなところのが良いのだろうか…

[眉を寄せているとも知らず
 夕飯を迷うような気楽さでそんな言葉を零して悩む]


【人】 本屋 ベネット

[そっぽ向く姿に、吹いた。
隠すことすらしない]

なんだ、いい奴だと思っていたのか?
それならお前の人を見る目はとんと節穴だな。

[告げると息を吐き出す]

…お前、ある日突然逃げろと言われたら、どうする。

[取り敢えず歩きながら話す、とばかりに本邸への道を進む。
花祭の刻限まであとわずか]

(346) 2010/08/06(Fri) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

別に、何も?

好く解ってるじゃないか。
だったら早急に見切りをつけて諦めろ。

[不満そうな声には何一つ悪びれることがない。
そのまま足を進めていけば本邸の廊下を通り、大広間はもうすぐだった]

そこについてはお前の知るべきことではない。
…ただ、そう言われたらお前ならどうするか聞いてみたかっただけだ。

[そう告げながら大広間の扉を潜る。
何やら呻いているような声が聞こえもしたが
軽く見回して、一点で視線を止めた。
ロビンが乾と一緒にいる光景に首を捻る]

(364) 2010/08/06(Fri) 00時半頃

 ……息詰まりそうだ
 宴を切り上げるは、駄目か

[次々に増える人に、うんざりと呟く]


 なかなか、可愛らしい花?だな
 なるほど、遅くなるといった理由も理解した

[くすくすっと笑いを零して]


 おう待たせたな。

[シンプルにそれだけ]


 大丈夫、まだ始まってもない

[狩の高揚からか、だいぶはしゃいだ様子で]


仕方ないだろう。
そういう場所だ。

今のうちに誰を喰うかぐらい考えて気を紛らわせたらいい。

[小さな嘆息。
面倒だと思っているのは自分もだった]


 今宵喰らうなら
 僧で良いと思うのに

[拗ねた声]


【人】 本屋 ベネット

−本邸大広間−
[イアンが眉を下げたのが見えた。
こちらは肩を竦めて視線で追うことしかできない。
逃げるように言われた言葉を拒否した結果なのだから。]

早急に、諦めて苛められるといい。
そういうことだ。

[虎鉄の言葉に解答を与えると、帰ってきた返事に耳をすませる。
逃げない。肝が据わった花だと思った。
丁度明乃進が刷衛のほうへと向かうのが見えて、
幾らか表情は難しくなる。
告げてから、どうなったか。自分は知らないままで]

(376) 2010/08/06(Fri) 01時頃

乾か。
何だ、二人とも随分執心だな。

[霞も自分好みだと推していた気がする]


  そうか、ならばよかった。

[セシルと明とロビンに囲まれているので、なお、何もそれ以上はいえないらしかった。]


 ええ、はじめますね。

[短い返しに、此方も短く台上で]


 いや、少し薄味なれど
 美味かった。
 
[思わず笑み零す]

 貴方は?
 喰らうなら誰を


[その様子をじっと見ている。]


            ――…やりすぎだ。
            煽ってどうする。


薄味?

[何をどうして薄味になるのか、と思わず首を傾げたが]

…今のところはまだ、決めかねている。


…肉饅頭め、しくじりおって……。
[袖下、気取られぬようにきつく爪を立てる。
 彼と…己の囲い主の傘の下。
 今までは気づかれること無く血の宴を続けてきたというのに。

 イアンが無き主の仇を討とうと、そちらの手先になることくらいは想定しておくべきであったか。]


 ……やりすぎなものか…手緩い。
 仲間をはくまで痛めつけて当然


【人】 本屋 ベネット

だったらやりこめる文句の一つでも

[いい返して見せろ。
そう虎鉄へというはずだった言葉が消えた。

舞台上のイアンの姿、転がる脂大福ことシュレーゲル。
センターと言えば管理センター以外の何ものでもない。
文言を読み上げる花から視線が外せなくなった。
刀を突き立てられたシュレーゲルの悲鳴も聞こえないほど
茫然としていたかもしれない]

…そういう、ことか。

[唇が辛うじて紡げたのは、そんな言葉だった]

(400) 2010/08/06(Fri) 01時半頃

 その仲間が、尚、暴れるかもだ。
 しかし、やってしまったものは仕方がない。

[そして、この状況に対する各自の変化をみている。]


…だから、逃げろ、なのか。

[は、と。
短い言葉と共に零れた感情は何であったのか。
己にすらわからない]


 ……

[無言。
あるのは憤り混じる念だけ] 


 暴れてくれれば痕跡が残る
 暴れてくれればより見つけやすい

 何が問題がある。


 それに巻き込まれて、死ぬ奴が出るかもしれぬ。




[お前の元主のようにとはいわなかった。]


 ……そうですね。
 けれど、そうでもして捕まえなければ
 羅患者は増え、よりいっそうの犠牲者が出ます。



 違いますか?


【人】 本屋 ベネット

[亡くした主についての話を、初めて聞く。
いなくなったのではなく、強制的に───]

つまり、私達は罹患の疑いと共に
お互いが撒餌だと、そういうことか?

[壇上の花へと視線を向ける。
どんな顔が出来ていたか、自覚はない]

(417) 2010/08/06(Fri) 01時半頃

[しばし沈黙するが、目を一度伏せてから。]

 もう事態は転がりだした。


                見極めるのみだ。


 ええ、そうですね……
 私も観察はしますが
 話すので観察しきれません。
 ですので、観察本当によろしくお願いいたします


 私とて、無実の人間は殺したいわけじゃない


[先程散った赤い血か、それとも赤い月のせいか。
 体の芯に沸き立つ獣を、抱く手に力込めて押しとどめる。]

…堪え切れねば……全て喰い尽くすしかなかろう。
[苦しげに小さく漏らす言葉は届いてしまうか。]


 全員抹殺など
 涼しい顔で謂うて

 非人道的でないと?

 ようやる。

[怯えは半分が演技、半分は底から生じるもの。
けれど
嗚呼、ひとのにおいが、血のにおいが強い]


……ああ。そうだな。

[堪えきれなければ。
総てを喰らって生き延びるまでの事。
従来と何一つ変わらないはずだ]

総て

[喰らうは狼憑きが故の定め]


【人】 本屋 ベネット

解っている。

[イアンの言葉に緩く首を振った。

何故逃げなかった。
当然のようにそう思っているだろう、顔がそう語っているから]

…後で、話がしたい。時間をとれるか。

[鉄色は紅色を真っ直ぐにとらえて尋ねる]

(433) 2010/08/06(Fri) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[高嶺の視線に気がついて、軽く肩を竦めた。
きっと己の表情は不機嫌極まりない。
いつも不機嫌そうな顔はしているが、それ以上だろう]

……おい?
どうした?

[虎鉄の様子をいぶかしめば、自然と声が低く、小さくなる。
泣きだした様子に首を傾げるしかない]

(435) 2010/08/06(Fri) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

解った。
では、時間が取れ次第。

[どう考えてもこの後、花が忙しくなるのは目に見えている。
なるべく早いうちに、とは思えどそこまでの拘束力は己にはない。

ふと、視線を辺りに回すと刷衛の姿に一瞬だけ鉄を留める。
イアンへと注がれている視線。
それは本当に一瞬にしか過ぎなかったのだが、微かな違和感]

(444) 2010/08/06(Fri) 02時頃

 総て…………ならば
 順序も考え直す必要あるか

 如何しよう。


本屋 ベネットは、記者 イアンの頷きに、こちらもまた小さく頷くのみ。

2010/08/06(Fri) 02時半頃


如何したものかな。

…イビセラ。
お前、乾についたのだったか。

[付き従っている様子は、視線で見てとれる。
数拍開けてから]

このまま転がせそうであれば、あれはしばらく見送ってもよいかも知れん。
代わりに、誰か。…食指が動きそうなところがあれば。

それか……推測だが、もう一人ぐらいセンターの人間はいそうだな。
そこをあえて食ってやるのも好いかも知れん。
あの花独りで根回ししたにしては、状況が綺麗にまとまり過ぎている。


【人】 本屋 ベネット

…なんだ、どうした。

[花から視線を外したのは、強い視線を感じたから。
その視線の主が高嶺だったのは聊か驚きでもあった。
どう見ても睨んでいるようにしか見えない姿に、
男はただ首を傾げるばかり]

(451) 2010/08/06(Fri) 02時半頃

 そう、いまは坊主の手に。



 ……センターの、イアンでは駄目なのか?

[小さく笑うは
幾らか平常が戻ってきた故に。
二人の仕草を視界隅捕らえ、からかい混じりにひとつ]

 根回しした相手
 検討もつかずして

 さて……如何したものか


【人】 本屋 ベネット

それが何でもない人間の顔か。
気分が悪いなら、暫く休め。

[どう見ても元気には見えなかった。
近くの侍従に声をかけようとしたのだが]

───ッ、おい!

[傾いだ体に慌てて手を伸ばした。
崩れ落ちそうな少年に、間にあえとばかり]

(454) 2010/08/06(Fri) 02時半頃

あれほどつけ上がったことをしてくれるのならば、
最後まで残して苦しむ姿を見るほうが楽しいだろう?

[淡々と告げる。
からかうような言葉など歯牙にもかけない]

…刷衛。もしくは、天満月

[ぽつりと一つ、名をあげた]

ひょっとして、と言う可能性でしかないが…
あの研師、幾らか反応が薄いように思う。


イアンと通じていそうなものか…

もしくは…
[この感情は嫉妬なのだろうか。自らも花を手にしていても尚。]

…高嶺が摘んだ花の、いずれかを。


刷衛、天満月
どちらも、反応の薄い点では……そうか。

[淡々と謂うに追いかけはしない。
名を呟き乍]

高嶺の摘んだ花ならば、華月を

[どちらかと謂われ、迷わず片方を選ぶ。
意図の説明は出来ず]


【人】 本屋 ベネット

言ったことか、調子が悪いのなら休めと───

[崩れ落ちる体をどうにか支えたまでは良かった。
虎鉄の手を取ったところで気付く]

…どういう

[酷く冷たい。
まるで冬の水のように。

冷たく、とても生きているとは思えない温度]

(464) 2010/08/06(Fri) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

…高嶺?

[告げられた言葉に一瞬戸惑う。
殴れ、とはまた出てきそうにない男の口から出てきそうにない単語が出たものだと
そんな事を思いながら肩を竦めて溜息を落とす]

保証はせんが、努力はしよう。

[ひとまずは虎鉄をどうにかせねばなるまいという目の前の課題がある。
イアンと話すにはまだ時間もかかりそうであったし、
それまでに自分が覚えていられるかと言うのもいささか怪しかった]

(469) 2010/08/06(Fri) 02時半頃

どちらも、何かを知っていると言うのは間違いないようにおもう。

[強く視線を向けていた刷衛。
多少の驚きはあれど、それにしては驚きがあとを引いていないよう見える天満月]


…高嶺の?

[その言葉は発想に無く]


 華月

[呟く]

 あれがいい。


【人】 本屋 ベネット

[既に触れてしまった鵠に関してはもう仕方ないだろう。
自分に尋ねる花へ視線を向ける。他言無用と暗に告げる。
乾の言葉にはゆるりと首を横に振る]

…あまり、芳しい体調ではなさそうだ。

[華月とは仲が良いようであったので、
あとは彼に任せることにした。
思わず零れた溜息を隠すことはしない。
次にする事は高嶺の以来と自分の要件を済ませるべく
背の高いあの花を探すことと考えた]

(479) 2010/08/06(Fri) 03時頃

 念のため
 邦夜が来る前に迦陵が私の部屋を訪ねました。
 そして直ぐ立ち去ったのですが
 ちょうど、入れ替わりに邦夜がやってきたので
 邦夜が私の部屋に来たことを
 迦陵は知っていると思って良いでしょう

 些細なことですが、報告までに


本屋 ベネットは、幾らか疲れたので、一度部屋に戻って少し休んでから再びイアンを探すことにした**

2010/08/06(Fri) 03時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 03時半頃


そういえば、もうひとつ…
[ふと思い出した、違和感。]

イアンが…天満月の御子息を、籠絡したい、と。

いや、おかしいか。通じておるなら取り入りたいとは。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 03時半頃


籠絡…?

[己の居室へと戻るその途中、言葉に微かに訝しんだような返事になる。
天満月を。先程の言動と内容から照らし合わせるに]

…何らかの手駒にするつもりかも知れん。
だが、理由がわからない。
センターにとって都合のいいものだと言うことなのか?

[軽く首を捻る]


 籠絡かどうか
 ……取り入る何かが、かの人にあると?


…そういうことだろうな。
少し、病関係の書籍を探ってみるほうがいいだろう。

理由が転がっているかもしれない。


書籍なら、
広間を出て間も無くの部屋が書庫だった。

[記憶を辿る。
子供が隠れた暗い部屋]


書庫の場所なら…知らねばそこらの使用人に聞いておいたほうがいい。
くれぐれも…ここで通じていることを知られてはいけないよ。


わかっている。
…必要なら庭から回る。
あちらからなら書庫の位置もわかる。


 全く手間のかかる事
 ……センターの人間など、招くから。

[イアンは彼に招かれた
そう言っていた、昨夜の記憶。
溜息を洩らす]


 報告ごくろう。
 そして、大役、しかと見た。

 邦夜さんの動向は、任す。





 さて、怪しいのはどいつかねぇ。**


 舞うは花の務めですから……お言葉ありがとうございます。
 邦夜殿のお力は判断出来るのは一日一人、
 また、体調の関係等も考慮し判断の先は
 邦夜殿にお任せにするつもりです。


 ……傍目には動揺の少ない刷衛殿が
 怪しく映りましたよ?

[そう言って小さく笑って]
 ……疑われ過ぎる時は、
 名乗り出てくださいね。 ……投票は、絶対ですから、万が一な事態になったら
 私が貴方を殺める*ことに*


 このまま、ひとの気無ければ
 イアン……
 背後から襲って

 ……流石に無謀か

[ちらと視線流し、首を振る]


彼の人は、もののふの舞を得意とします。
目覚めたてのお前で…太刀打ちできるかどうかは。

[慎重に、と促す心の奥底には、やはり旧き友への想いも無いわけではない。]


 ――返り討ちが関の山か。

 坊主にも謂われた。
 喰らうなら報いを着せると

[溜息]


 居心地が、悪い
 視線で犯される気分だ。

[遠くを見遣り、眉を寄せる]


[今も必死でこらえているのは、このまま雛を喰らいたい想い。
 …今喰らえばきっと足が付く。それでは…]

いや、それを逆手に取れば…
花か主かを喰らってしまえば…


[彼を喰らうその日がくるなら
それは人食花散る日]

 ……?
 此処にあるは
 花か、主のみと


つがいの片方食らってしまえば、
もう片方が獣だと…


 ロビンと今話しておる
 ロビンもそなたを疑っており……月瀬が
 お前の傍にあるのを案じておるな。

 それと、どうも法泉殿はロビン曰く
 なにやら不思議な力がある、そうな。

 後、邦夜殿は夜光を確認すると言っておった

 いろいろ、錯綜してきたなぁ…


 いま、つがいと謂うなら
 私と、貴方と、……高嶺の


 片方と謂うても
 如何する


いや、研師と桜の猫も。

あのドラ猫が、彼奴には懐いて寝ておった。


【人】 本屋 ベネット

―B棟居室―
[たぷん、と響くのは水性の音。
趣ある作りの浴室に、気だるい溜め息が零れる]

…因果なものだな、まったく。

[囁くように声は響き、噎せ返る程の蓮香の中で
男は薄紅色に開く蓮の花を眺める。
瞑想するかのように目を伏せ、浴槽の淵に頭を預ければ
僅かに喉が反った]

(601) 2010/08/06(Fri) 13時頃

 ああ、そうだった
 が
 研師の彼は、明之進と主がなにやらと

 ……桜の子、
 まだ違うだろう
 私になんの報告も無しに。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 13時半頃


[内心は月瀬の傍に刷衛がおるなら
 ロビンと月瀬、ともに獣でなければ
 どちらも安全だろうとか
 こちら側の理由で思っていただけ、なのだが]


明之進など、おらぬよ。
[それはきっぱりと言い切る声音。]

何故ならあれは…去年喰われてしまったのだから。

あの研師を喰らってしまおうか。敵に回せば厄介であろうし。
[それは、夜屋根に潜む猫へと嫌疑をかけることにもなろうか。]


 今からロビンが月瀬を案じに
 月瀬のところへ向かう。
 お前が傍にいるようならば
 二人の様子、観察お願いしたい。

 私は本郷が私と話がしたいと
 大広間で声をかけられているので
 そちらへ向かう


 …………近頃の幽霊は、
 あれほど生者と区別つかぬもの?


 そう、彼でも良いが
 センターの彼が何やらきな臭い。
 私に目をつけて居るのかどうか


【人】 本屋 ベネット

[腕を持ち上げると雫が落ちる。
蓮の香りが揺れて、落ちる。
天を仰ぐ]

…人狼、か。

[焚き込めて、染み込ませて。消したいと、願う。
また目を瞑って幾らか考えるかのように。

暫くの後に、浴室から姿は消え、黒の上着に袖を通す影があった]

(627) 2010/08/06(Fri) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

…構わん。入れ。

[襟を正したところで扉の外から声が聞こえた。
外へと、入室を許す声をかける]

(628) 2010/08/06(Fri) 14時半頃

喰……?

[聞こえた声に軽く首を傾げる。
名簿に名前がない。
それは解っているのだから]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 14時半頃


【人】 本屋 ベネット

ああ。私がいいように、と言ったらこうなった。
余程うちの蓮は有名らしい。

…まあいい、座れ。

[告げて、椅子をすすめる。
備え付けの道具で花茶を用意しながら尋ねる]

何故、逃げろと私に望んだ?

[茶を用意する手は止まる気配もなく。
少しすれば茶の香りが蓮の香気に混じる]

(637) 2010/08/06(Fri) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

自分の手元から買われた花が大輪となれば
花祭の主催としての箔が付く。
買って欲しいとと思うなら、それなりの投資をするだけのことだろう。

[花の前に置いたのは硝子の茶器。
ほんのり金色の中でゆっくりと花が咲いていく]

お前は、最初から知っていたんだな。
この花祭の意味を。

[その向かいに腰掛けると、まっすぐにその紅色を見た。
理由を聞き、一つ瞬きをして、一つ息を吐き出す]

理由を聞かないままに逃げられるほど
柔らかい頭をしていない。
…それに、お前から返事を聞いていない。
こちらから出した問いかけだ、答えを聞かずに逃げられるか。

[告げて、自分の器に触れる。
熱かったので、少し遠ざけた]

(649) 2010/08/06(Fri) 15時頃

[喰らって腹へ納めてしまえば、分かれることもあるまいに。
 白いうなじが、紅さす頬が、あまりにやわらかそうにみえて。
 爪立てて裂いてしまえばと、思う心を押し込める。

 …腹の中では、その笑顔は見えぬ故。]


【人】 本屋 ベネット

毒花?お前がか。
…まったく。本当に。

[肘置きへとゆるく肘をつき、そして男はため息を一つ吐き出した。
飲める温度であれば飲んで構わないと茶についての言葉をこぼしながら]

巻き込まれたのは、私の自己責任だ。
別にお前に責任を取れとは言わない。
理由を言われなかったとはいえ、逃げろとお前は言った。
それに対して私は残った。

[頑なだといわれる言葉には悪びれる気配もない。
紡がれる言葉に、男は暫し沈黙する]

それが、何だと?

[鉄色はゆっくりと瞳を伏せ
それからまっすぐに目の前の花をもう一度見返す]

(659) 2010/08/06(Fri) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

仕方ないだろう。
お前、何も言わなかったじゃないか。
そういうのを何というか教えてやる。
独りよがりと言うんだ。

[茶の器に触れる。
まだ己には飲める温度ではなくて、器を遠ざけたまま。
ふと、何か思いついたように手がひらひらと花を招く]

一利?何だ、お前そんなことを気にしていたのか。
手間暇かける余地のない花なんて要らん。
簡単に萎れる様な弱い花もだ。
大体、そんな綺麗と言う商品価値を優先させる花主であれば
お前に声なんかかけるもんか。

(669) 2010/08/06(Fri) 16時頃

 そうか。まぁ、全身疑わしいからなぁ。

[そういうことには、よくあることだった。]



 ああ、投票か。
 しかし、投票制度を用いるなんて知らなかったぜ。
 
 するってぇと、お前に殺される…のはまだいいとして、俺の刃に殺されるのか。

 そりゃ自殺だな。

[考える。]


【人】 本屋 ベネット

ふうん?
守秘義務違反をしてでも、と踏み切るくらいには
憎からず思ってくれているわけだ。

[わざとらしくその部分を強調して、
嫌味のように唇の端を吊り上げた。
近づいて来た姿に、まあ自分も立ち上がるわけだが
何をするかと思えば徐に自分の両手を持ち上げて
イアンの両の頬を挟み込むように

叩いた。遠慮なく]

ならば、責任持ってお前が守れ。
それぐらい出来るだろう?
腕っ節には自信があるようだし。

[さも当然のように尋ねた]

(677) 2010/08/06(Fri) 16時半頃

 …センターから聞いてません、でしたか?

[投票箱まで持たせて花を仕込んでいるのにと
 刷衛の言葉に首をかしげて]

 ……私が殺すことも厭うてください……
 でも、そうですね。自分で研いだ業が
 くびをおとすのは…ねぇ?

[なので、どうにかなさってくださいと、こぼして]


[ロビンとセシルの様子を…には承諾をする。]

 ああ、わかった。
 ロビンは、

 やっぱり、なのかね。


 ま、いい笑い話にはなりそうだが…。

[どこまでも能天気だった。]


 ……そういう様子なのですか……?

[本郷と話しているときに聞こえた言葉
 頬の痛みを抑えながら話す
 ……頬打つ音は聞こえたかもしれない]


 …血の絡まない笑い話のほうが
 私は良いです……


あいわかった。

[セシルとロビンの話を始終聞きながら、
 二人が去るのを一応見送るが。]

 しかし、お前のところも何か音したな?


 ………わかるぐらい露骨、だったのですかね…

 ああ、今、本郷になぜか殴られました……いたい…


 そうか。
 なんでか本郷の気持ちもわからないではないが…。



 そして、俺も表に出る。
 このスタイルなら、もう潜伏は無意味に思えた。

 お前からもそう皆に伝えてくれ。


【人】 本屋 ベネット

…まあ結局、私はお前を殺せていないんだが。

[少し肩をすくめた。これ以上物騒な会話も、早々あるまい。
ちょっと気合を入れて叩きすぎたかもしれないと思うが
謝るような気配はこれっぽっちもなかった]

知らなければ、学べばいいだろう。

[男は平気な顔をして答えた。
さっさと座り、器に手を伸ばして大丈夫だったので唇を寄せた。
今度は眉が寄った。叩いたせいで手が温まったため誤差が生まれたらしい]

・・・お前、私の手は蓮を咲かせるための手といったな。
期待に沿えなくて悪いが私は平気でこういう事に使う。
と言うよりは専らこういうことにしか使わない。

[茶で軽く火傷した舌を手で扇いで冷ましながら
一つの質問に答える]

だってお前、私に殺してくれと言っただろう?

(687) 2010/08/06(Fri) 16時半頃

[薄く聴こえる会話に、こりゃ大丈夫かいな、とか思いつつ…。]

 とりあえず、お前から殺されるのだけは避けておこう。


 ……はぁ…私はちっともわかりません


 それと、表に出ること、わかりました。
 そうですね、出れば食い殺されても
 自殺はなくなりますね


 自殺はいかんよなぁ。

[まるで人事である。]

 チャールズも云ってた。


 そうですね、自殺は………



 ……私の今の状態は……自殺、
 のようなもの、でしょうか…

[ぽつり、小さく零して]


 懺悔しにくるか?
 許すぞ?

[何いってるんだか。**]


 ………考えて、おきます

[教会はないからどうするのだろうと
 ちらりとおもいつつ]


【人】 本屋 ベネット

当たり前だ。いつからお前は黄泉甦りの筋の者になった。
センター関係者だとは聞いているが、
そっちについては初耳だぞ。

[首を捻りながらよく茶を吹いて冷ます。
それから今度はそうっと唇を寄せた。
自分が中心であることに変わりはないらしい]

それぐらいは解っている。
大体な、花祭とは言いながら結局は高尚な人身売買だ。
綺麗な手も何も、あるものか。

[幼い子供が威張るように唇を少し尖らせる。
花が呆気にとられていようがお構いなしだった]

…何だお前、今更気づいたのか?
お前がどうかは知らんが少なくとも私は、
一度も好い花主なんて言われた記憶がない。

[平然と言ってのけて、それから視線を持ち上げた]

(696) 2010/08/06(Fri) 17時頃

【人】 本屋 ベネット

何だ、そこは使えますぐらい言ってみせろ。

[面白くないとばかり、鉄色は平たくなった。
自分の頭を撫でるつもりなのか、
伸びてきた手を宅の上にあった扇が拒否を示すかのように
結構いい音を立てて叩いて弾く。
同じ事を繰り返されても部屋に手を叩く扇の音が増えていくだけのこと。
実際には自分のほうが年上だが、それを知らなくとも
子供扱いされるのは気に食わないらしい]

…いいだろう。
では、お前が私の真理に辿り着くのを生きながらえて待つとしよう。
どうせ口で獣ではないと言ったところで、
お前は確証がなければ信じないのだろうし?

(698) 2010/08/06(Fri) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[イアンの返事につまらなさそうな顔をするも、扇を持つ手は止まない。
返事するにも値しない、とその強気な様子に男は聊か笑ったか]

…ああ、いいだろう。
その賭け、乗ってやる。

[そう告げて、男は花の退出を許す。
何か玩具を見つけたかのような、顔をしていた]

(704) 2010/08/06(Fri) 18時半頃

 ――……あ、本郷殿に
 刷衛殿のこというの、忘れた…すまん*


【人】 本屋 ベネット

…何だ。まだ何かあるのか。

[見返したその顔と、動きかけた唇に首を傾げたが
宣戦布告のようなその言葉と態度に一瞬呆気に取られ
扉が閉まり足音が遠ざかっていったあたりで思わず笑った。
声をあげず、肩を震わせる程度の笑いであったが]

(707) 2010/08/06(Fri) 18時半頃

【人】 本屋 ベネット

変わった奴だ。

[くく、と小さく肩を震わせながら漸く引いた笑いの波を抑えると
男は息を吐き出す]

…勝手に死ぬことも、誰かの手にかかることも、許さん。

[向かいの席にもういない花の幻に向かって呟く]


───……お前は、私が殺すんだ。

[掠れたような響きは、幾らか苦い表情と
共に独りだけの部屋の中で掻き消える**]

(708) 2010/08/06(Fri) 19時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 19時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 19時頃


…誰も、あの花を喰うことは許さない。
センターの首輪付きは、私の獲物だ。

[ぽつりと。
静かだが、はっきりとした声で呟く。

それは、馳走として見定めた狼の言葉]


 別に、構わぬが
 ……我が身が少し危うい
 
 獲物と謂うならあれの手綱、
 握っておいて欲しいもの。

 嗚呼、望みはひとつ
 願いはひとつ

 叶うなら


危うい?何を仕出かした。

[幾らか呆れ交じりに問いかける]

手綱を取るとは難しいな。
あれは別段、私の花というわけではないのでね。


 ……何も。
 ただ、食事を共に

 何やら視線でまさぐられているような
 妙な心持がした


[抱える不安は漠然と]


 ……若し、私が逝っても
 かの人は


 お前、
 実は俺を殺す気満々だろう。

[少々ドスの利いた声]


…まさぐられる?
お前、どんな会話をしたんだまったく。

[呆れたような声になったのは自分のせいではない。
最後に付け足すように聞こえた声に問いかける]

…かの人?


 普通だ

 った……と、思う。

[少し考える間があった]

 大事なものは、死したものだけ
 復讐に駆られた狗は
 誰で有ろうと、斬るらしい。

 戯れに、研師に疑いを向けてみたら
 本当なら恐ろしいと謂うくせに
 あまり疑って居ない風だった

 一人立ち向かおうと謂うのに
 放り出された。


 ……会話の最中、ずっと
 視線が痛かった


 ――いや、誰でも
 若し私が逝ったとして

 嘆くものは居るだろうかと


 すまん、すまん!!
 次に会う者からちゃんと伝える!!


 ――……お互いに生きような……
[そう言って朗らかにわらった]


思う…ね。
確かに、死んだ主は余程大切だったらしい。
我々の事を獣と呼びそのために死ぬことは厭わないようだったな。

[刷衛のけんについては、幾らか相槌を返し]

…それならばあの研ぎ師、喰ってもいいかも知れん。
本当に独りになった時に後悔させてやればよい。

…ああ、ひょっとしてお前、注視されるのが苦手なのか?

[視線が痛い。その言葉に推論を一つ立てて尋ねた。
自分は逆に視線をそらすことはほとんどしないのだけど]


…あの猫は塞ぐほどに歎いてくれるのではないか。
お前を詰られたあの反応を見ればそれぐらいは推測に容易い。

[そういえば引っ掻かれた傷があったなどと今更思い出す。
随分と控えめな事を言う花の声に男が帰すはそっけない言葉]

人として死ねば、歎くものはあるだろうよ。
狼として死ねば、喜ばれるやも知れん。
死んで歎く者などいないと思っていたほうが気は楽だ。
歎かれて、初めて、幸せだったと思えばいい。

私は、そう思っている。
自分が死ねば、喜ぶ人間は多かろうと。


 ……嗚呼。
 よほど嫌われている様子
 病あれど、人と同じく
 情もあると謂うに

[花開き
色を付け
情を知る

刷衛の事となると、眉を寄せ]


 その研ぎ師の、足音がする。
 注視は好かん
 もとより、この身も

 見透かされるのが、おそろしいと。


 寂しい

 ……この身が咲く前に
 冬の名残が
 未だ、強く根づいているのか

 人を嫌う癖に
 人に歎いて欲しいと思うのは。

[遠く視線映せば
冬の望む遠い峰と
表の情を望んだ坊主の姿
幾人か思い浮かぶのに
随分、欲を張ったと自嘲混ぜた]


あれの亡き主は、喰われたらしい。
酷く慕っていたのであれば、それは酷く憎かろうよ。
…お前にとっては、病なのだな。これは。

[それはぼんやりとした感想だった。
狼憑きを病と呼ぶ。
それは世の中でも同じことだが]

…あまり目立たないようにすることだな。
"ロビン"が振舞っていたように行動することも大事だろう。
目を欺くと言う意味では、だが。

見透かされると思うから怖いのだよ。
己の目は相手を黙する武器の一つ。
目は口ほどに物を語ると言うだろう。

上手く使えば有効に事が運ぶ。
人は、嘘をつくほど視線が泳ぐからな。


懼れは獣を弱くする。
自分の行動に迷いが出れば、それは隙になる。

…命獲りになるぞ。

[小さく息を吐いた]


 嗚呼、其れは憎かろう。

 何を今更
 私の存在そのものが、ロビンにとっては病魔

[小さく哂う]

 ロビンなら
 先ず、花主を持たぬ
 人に近づきもせず

 目は口ほどにものを言うが
 己の内を知られるのも、おそろしいと
 あれは口先で総てを拒絶していた

 ……難しい。


 解ってる
 否、解っていた

[溜息]


あれと話していると、我々をどれほど憎いと
思っているかが良く解る。
なかなか興味深い。

…病魔、ね。

[やはりそれは病であるらしい。
生まれてこのかた狼であることが
当然の生き方であった自分には、解らない感覚だった]

随分気難しい花だったのだな、お前は。
…それでは急に変れば怪しまれて当然というもの。


…。

理解しているなら、管理するんだな。
お前が斃れたとしても私は手は出さんぞ。
霞はどうかは知らんが…あれも己の欲に忠実。
お前を助ける気になるかどうか。

[自戒しろ、とばかりに告げて念をおした]


 ……本当に。


 ロビンをそうさせたのは、私の才
 技術だけの蕾が
 時折混じる病で色を為し

 噂が噂を呼んで
 押し潰されてしまったから。

 
 変わった理由は作ったが
 主が出来たと謂うだけでは、納得できぬ者も多いだろう


 己の始末は己でつける。
 ……構うことは無い

 私とて
 簡単に逝く心算も無い


…成程。

[押しつぶされる。
その間隔は己にはわからねど、言わんとする事は理解できた。
重圧、重責、過度の期待。
それらに押しつぶされて]

納得できぬ者がいるなら、納得させてみればいいだろう。
その、技術とやらで。自信は、ないわけではあるまい?


 さてに、
 ロビンはお前が俺のこと、ちゃんと教えてくれれば、と云ってるぞ?

 そして、どうも、ロビンとセシルは、一線超えたようだな。

[少し、深刻になる。]

 ロビンがそうでなければよいがな。


 人狼病の者の出生が
 薄ら暗いものになること、
 彼らは知っているのかねぇ。

[そう、それは病気なのだ。
 それにかかり、生命を得たとして、それが無事に産み落とされる確率はそう高くない。
 もし、誕生したとしても、それがまともであるかどうかはわからない。

 そして、もし、まともであったとしても…。]


 ああ、ロビンは随分
 刷衛殿のことを疑っておりました、から

[そのことでしょうね、と刷衛の言葉に頷いて]

 ……そうですか……二人とも、只の人ならいいのですが
 どちらかが獣で…孕ませる性の場合、
 厄介ごとが増えますね


[聞こえた言葉に、こくり、と頷く]

 ……けれど、あの病は…いえ、それ故か
 繁殖を欲する病
 例え知っていても、種の本能に従い
 孕み、孕ませようとする…


[それが、満月の晩に発症し、人殺しと化すとする。
 そうしないためには、

 その人物を存在しないことにするか、
 それとも、存在しても害のない者にするか。]



 ――……


 ………どうか、されましたか……?

[普段はいらないことまで話す刷衛の沈黙に
 通信機越し、緩く首をかしげた]


 ああ、そうだな。


[男は頷いて、そして、考える。
 なぜ、男が管理センターにいるのか。

 答えはそう難しくない。

 なぜなら、男は、そういう出生を持って生まれ、
 そうならぬよう、虚勢(管理)されたものだからだ。]


 うんにゃ。なんでもないさ。

[それでも、全くそういう欲がないわけではないが、
 それは従来のものをかなり希釈して衝動だろう。

 ゆえに、悩むこともあったが、

 男は幸せなことに、己の天職を見つけ、今に至る。]


 ……なら、いいのですが……

[宴直前の連絡まで相棒の名さえ知らなかった青年は
 当然相棒の出生と管理処理までは知らされていない。
 ……復讐と獣への嫌悪から事前に相棒を知って、
 何らかの切欠でそれらを知ること内容にと言う
 センター側の配慮だったのかどうか……

 何も知らない青年はただ、言われた言葉に
 不思議そうにしながらもそう返した]


 いや、俺の顔はあらためて、酷いよなぁって話だ。

[今回の相棒が徹底して人狼病を憎み、それゆえの教鞭な姿勢をすること、やはり知ってはいなかった。
 チャールズのことは知ってはいたが、その花までは。

 なぜ、この組み合わせをセンターが選んだかは知らぬ。
 されど、男もわかっている。

 虚勢、不妊という処置をとれるのは、本当に幼少時のみ。覚醒し、その行いをしてしまった者は、病気といえども罪だ。

 その罰はたいていの場合、処刑となる。]


 …先日も思ったのですが
 随分顔、気にされますよね……

[突然顔の話しになって、ああ、誤魔化されたなと
 感じながらも、言いたくないのならしょうがないと
 顔を気にすることと、誤魔化されたこと
 二つに溜息一つ]

 ……そちらの様子はどうでしょうか?
 人手が必要なら向かいます


 ああ、顔か。

[とそのとき、すんごく深いため息をつかれた。
 つかれたんで、ふと、考える。]

 知ってるか?
 管理センターのスタッフで、
 たまにひでぇ顔の奴がいる。

 いや、顔だけじゃなく、体格が異様に太っていたり、痩せていたり。
 異常な鮫肌だったり、骨格が異様に太かったり。

 だからといってそれが病気なわけではない。

 ああ、あれだ。センター副長のギリアン
 あいつも片目がないしな。

[そんなヒント。
 そう、虚勢、不妊処理をさせたものはバランスが一時崩れる。
 結果、決して美形とはいえない容姿や身体つき、衰弱した部分が出るものもいる。]


 ……?ええ、存じておりますが…

[むしろ、センターに所属しているからこそ
 色んな顔があり、人がいるのを見ているからこそ
 同じようにセンター所属の刷衛がきにすることに
 首を傾げていたこともあり頷く]

 それぞれの、個性、ですよね?
 センターには……検査を含め足を運んでおりますので
 ギリアン殿も良く存じ上げております。
 ロミオ研究医殿も、あれで40代だとか伺っておりますし

[どうして突然そんなことを話しはじめたのか
 見当もつかず、ぽかん、と声を返した]


 個性にしては、並ぶと、化け物展覧会だと思ったことはないか?

 というか、俺は実はヨアヒムを殺すな、と言った。
 それは、もしかすると、奴が孕んでいる可能性もみたからだ。

 本人は罪を犯しているが、
 もし、そこに繁殖の結果がでたとして、

 その子は罪を持っていると思うか?


 ……化け物博覧会などと……ギリアン殿に
 頭突きされて、ザック殿のメスで切り裂かれますよ?

[何と言う言い草だと、叱るような声を出して
 ただ、続く言葉には……まるまるとした豚狼
 確かにその可能性はなくはないと]

 …………

[理屈では、否だ。
 けれど、感情がそうと答えることを許せなくて
 青年は言葉が返せない]


[沈黙に言葉を続ける。]

 お前のやり方は、狼たるものを殺すためなら、そこら殲滅タイプだったかもしれん。
 実際、酷い事態であるならば、それは仕方ないこととして認められているしな。

 だが、すべてが死なずとも、狼ではない者が狼の子を孕むケース、逆に狼がそうでないものの子を孕むケースは経験しているだろう?

 その後彼らがどうなってるかは?

[知っているか?ときいてから、]


[無言でいたならば……言葉が続けられる。
 ……青年は何か、凄くいやな予感がして
 動悸が激しくなりつつあるのを自覚する。]

 ……しり、ません………

[かろうじて、それだけ絞りだした。
 これ以上、聞いてはいけない
 そう思いながらも手が強張って
 通信機器を外すことさえままならない]


 そうか。知らないか。
 そう、知れば、また心痛めるものもいるしな。

 今回、お前と俺を組ませたのは、そろそろお前も知っておくべきだからだろう。

 復讐として、どれほど殺した?
 それでも、まだ、終わらぬのだろう?



 だったら、知れ。
 そういう奴等は、管理センターで管理されている。

 人狼病から起きる繁殖行動を抑えるために、虚勢や不妊と言った手術をするんだ。
 結果、害の及ぶ人間ではなくなる、ただし、副作用として、身体のバランスが崩れ、さまざまな病気もちになたり、身体や顔のどこかを欠損していたりする。

 共通するのは酷い顔だ。


 ――……それは

[耳を塞ぎたい。けれどできない。
 出来ないままに言葉が流し込まれて。
 言葉の意味を理解したくないと、一度強く頭をふった]

 ―――………っ
 
[去勢と不妊][それ以外は獣の遺伝子を持つ]
[100年前はそうではなく排除だったではないか]
[―――………どうして]
[言葉は紡げず、ただ、通信機の先で
 青ざめた青年は床を凝視してた]


 ……腹が空いた

[種植え付けた身が
本能的に血肉を求めている。
きょろきょろと
獲物を探すような視線]


 今宵喰らうは
 研ぎ師也や?

 ……嗚呼


 ――……。

[通信の声があきらかに動揺している。
 なので、あえて、黙っていたが。]

 ロビンが可能性が高いのだよな。
 ならば、俺はロビンに投票しよう。

 ロビンがもしそうなら、セシルは繁殖の繭にされたかもしれぬな。

[仕事だと割り切る形で話をする。]


 …………

[耳に声が届いて。身を竦ませ耳を塞ぐ]
[仕事の話に移っても動悸は治まらず
 なぜなら今話している  は  。
 そう ならば殺さなければ。
 けれど、  は  。]


[返事が返ってこない。
 やはり早かったのかと悟った。]

 一つ、付け加えよう。
 お前の主だったチャールズ。

 彼は命を大事にした。
 もちろん、この管理についても、知っている。

[だから、どうだったとまでは云わない。]


 あの人のことを語るな!!

 ………が……っ け……が………
 …………………っ

[咄嗟に怒鳴る。けれど続く言葉
 通信先を指す言葉。青年は声が出ない]
[言えない?][言いたくない?]

 …………っ

[2〜3度頭を強く振って。
 振るたびに畳みに、袴に雫が落ちる]


 そうか。悪かった。

[呂律もままならぬ様子に、さすがにもう名にも言えず。]


[そのまま、通信は切る。]






[思うのは、イアンの心が狼にならねばよい、と。]


 …………っ

[言葉が耳に脳に届くのを拒否するように
 何度も何度も頭を振る。]
[肯定しても、否定しても何かが壊れる]
[そして、どちらをと言う取捨選択が出てること
 それ自体もまた何かを壊していく。]
[だから、只ひたすら外界から逃避した]
[通信先の願いも知らぬまま……]


 ……すまぬ

[短い謝罪。
若し己が喰らうとすれば
法泉以外に無い。
短な間、毒孕む花は随分変わった

他の者が喰らうなら、其れを止めはしないけれど]


 今宵研ぎ師喰らうは、二人で。

 私はもう
 喰らう相手はひとつでいい**


[己が選んで喰らうのは、再び躰を重ねた夜に。
 幼き毒花が法師を喰らうとしても、力添えはすれども自ら喰おうとする気は無いか。]


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