人狼議事


14 Digital Devil Spin-Off

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視点:


厭世家 サイモン に 3人が牙を向けた。


【人】 士官 ワレンチナ

― バラック店付近 ―

そちらこそ、無事で何よりだ。
こちらも早々に悪魔と一戦交える事になったが。
特に、問題はない。

[手当てもしてあるし、悪魔に怪我をさせてしまった事は告げず]

ジュンはどっちから来たんだ?
私達は知っての通りだと思うが。

嗚呼、ちなみに。
この地域はヤマノテ線内とほぼ合致するらしい。

[そう言いながら、携帯食を一つ差し出した]

魔貨があるなら、そこで一通り買えると思うが。

(6) 2010/06/04(Fri) 00時半頃

士官 ワレンチナは、携帯食は多分あと(02)食分くらい襤褸布に包んである。

2010/06/04(Fri) 00時半頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/04(Fri) 01時頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/04(Fri) 01時頃


【人】 士官 ワレンチナ

シノノメ――それがあの子の名前だったか。
しかし、解ってはいたが大集会状態だな。

[ニジカワの言葉に、アヅマが此処にいる時点で
 ウェイトレスの登場に今更驚く事はしなかった]

そういえば、フィリップは。
大丈夫だろうかな。

[少し前にやり取りした相手の事を思いながら。
 此処に来た面々はハンドルネームが違うようで]

そろそろ、寝床でも探しに行こうかと思うが。
どうしたものか。

[一眠りして、狩りをして――日銭を稼いで。
 それから、考えねばならない事も幾らかあった]

(18) 2010/06/04(Fri) 01時頃

【人】 士官 ワレンチナ

― 店の傍>>17 ―

そうか、反対側から来たのか。

[座り込む様子に、疲れているのだろうと判断して]

結界、か。
そうだと言われても驚かない私がいる。

[休んでからにする、と言うジュンに。
 だから、ほら食え、と差し出した]

やる。
貰うのが申し訳ないとか思ってるなら、
代わりに買ってきてやるが。

[疲れ切った様子に、目線を合わせるようにしゃがみ込んだ]

(26) 2010/06/04(Fri) 01時頃

【人】 士官 ワレンチナ

地下街か。
なるほど――10年前から棲んでいる者がいるなら、
寝床としても安全そうだ。

[ニジカワが本当にKJだった、というのには
 「そうだろう?」と小さく笑って]

今日のところは、私も地下に行く事にしよう。
情報、感謝する。

[地下街というからには広いのだろう。
 常に誰かと一緒にいなければ安心できない、
 では行動も制限される。
 安全な場所があるなら、丁度良かった]

(33) 2010/06/04(Fri) 01時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[ジュンがフィリップに会った、と聞けば少し安心した]

あの子もペルソナを?
そうか――それで。

[悪魔に会った、というささやきがあったから心配もしたが。
 ささやきがある=逃げおおせたのだろうと思っていた。
 そういう事ならばと納得する]

眠っている間がアラヤでは、心が休まらんな。
彼らに訊きたい事がないというわけではないが。

[少し、微妙な表情をした――が、すぐに切り換えて]

意味もなく貴重品を人前で見せびらかさん。
魔貨なら、どうせ食料以外の用途でも稼ぐしな。
先行投資と思え。

[恩を売るのも生存競争の一環だろう?と言うのは冗談。
 少し悪戯っぽい笑みを見れば解るだろう]

(38) 2010/06/04(Fri) 01時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

リョウリ――。

[字面を考えずに面白い名前だ、と思った。
 ぺこりとお辞儀するのを見て、
 少しは見習えと姿の見えない狐にそう思う]

ニジカワもプログラム使いか。
私とお仲間だな。

[それにしても、面白いものを使っているな。
 と思いながら、そろそろ地下へ移動しようかと思い。
 そういえば、財布を作ろうと思ってずっと忘れていたなと
 一度店へと向かう事にした]

私は、後から行く。
忘れ物があった。

(47) 2010/06/04(Fri) 02時頃

【人】 士官 ワレンチナ

催促はしないぞ。

[冗談の通じる相手にふ、と素の笑みを浮かべて]

嗚呼、先に行っておいてくれ。
買わなければならない物を忘れていた。

[彼が皆と共に先に向かうならば、手を振った。
 待っているならいるで、手短に用を済ませるつもりで]

(50) 2010/06/04(Fri) 02時頃

【人】 士官 ワレンチナ

― 店 ―

[買い求めたものは、刃物と小さな裁縫セット。
 針と糸とそこそこ丈夫な紐があれば、それで良かった。
 持っていた布は大きく、
 また別の用途もあったから無駄使いはしたくなかった。

 支払いを済ませようとしたところで、
 不意に一陣の風が足元へと舞い降りる]

――レラ? 珍しいな、どうした。

[じっと、店の一点を見詰める。
 その先にあったのは、鞘つきの小ぶりな懐刀のようだった。
 鞘には何やら彫り物がしてある]

武器を買う余裕はないぞ。

[いいからあれを買え、買え、ナイフを買うくらいならあれを買え。
 とせっついてくる狐に首を傾げ]

(61) 2010/06/04(Fri) 02時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

お前な――。
あんなもの買ったらマグネタイト切り崩す事になるぞ、良いのか?

[誰のために節約しているのだ、と言ったけれど。
 我侭な狐は「じゃあ、強請る量減らすから」と言い始める]

――解った、解った。

[仕方なしに折れると]

店主、あれを。 支払いはマグネタイトも使えるな?

[あんな民芸品の古刀、物好きだねぇ。
 そんな店主の揶揄を聞きながら、それを受け取る。
 により、と狐が笑った――「価値知らずめ」という呟きが
 聞こえたのは彼女だけだったかもしれない]

(63) 2010/06/04(Fri) 02時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――こんな使い難いものを。

[護身用にはなるが、布を裂くのに使うものではない。
 鞘と鍔がついていて重たいし、携帯にも困る。
 何より、物々しいではないか。
 溜息を吐きながら、ベルトに無造作に差す。
 満足したように、狐の姿はまた掻き消えた]

「そういやぁ――」

[店主から>>#1の噂を聞いたのはその時だったか、
 地下へ移動してからだったか。
 後者の噂については、僅かに眉が*動いた*]

(65) 2010/06/04(Fri) 02時半頃

士官 ワレンチナは、研修生 キリシマが待っていてくれたのには「有難う」とやんわり笑んで。◇

2010/06/04(Fri) 02時半頃


士官 ワレンチナは、その日はそのまま地下へと向かった**

2010/06/04(Fri) 02時半頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/04(Fri) 02時半頃


【人】 士官 ワレンチナ

― 別日未明・トウキョウタワー ―

[アキハバラ集会の日から幾日後だったか。
 廃墟に近いトウキョウタワーにその姿はあった]

――……。

[>>#1の噂、PCを持つオタクじみた男――。
 それが何の手がかりと言うわけでもなかったが。
 「最近になって住み着いた」「10年前に〜」というワードが
 何か像を結びそうで、気付けば噂の場所へと足が向いていた。
 にやにやと笑う狐は訳知り顔で言う]

「ねえねえ、もし本当にシーモンだったらさ。
 本当に、ほんとーに殺っちゃって良いの?」

[形容の通り冷たい色をしたアイスブルー。
 迷いを断つように、頷いたプラチナブロンドがさらり、揺れる]

(86) 2010/06/04(Fri) 05時頃

【人】 士官 ワレンチナ

正直、世界の再生なんて私はどうでも良い。
しかし、それを押し付けられたとなれば話は別だ。

[脆弱にして無知なヒトには、難題だ。
 最初、そう思った]

物事の成功や失敗は、
何代もの死が重ねられなければ解らない。

その末、「行き詰まりの世界だ」として滅びるなら。

生まれ、生み、そして死ぬ。
人類誕生から今までの生の繰り返しに意味はない。

(87) 2010/06/04(Fri) 05時頃

【人】 士官 ワレンチナ

ヒトがいずれ最善の形へ到達しなければならないなら。

[世界の、ヒトの【到】(イタリ)のために。
 滅びも再生も、ヒトの手で為されるべきだと彼女は思った]

そのために、私は「神」も「悪魔」もない世界を望む。
「神」という概念など、理性的な営みには不要だ。

「ソレ、悪魔の前で言う?
 ねえ、ソレ言う?」

[くすくすくす、狐の哂い声が木霊する]

罪という概念も、罰という概念も。
善という概念も、悪という概念も。

[立場が変われば裏返るのだから]

初めから一律である必要なんて、ない。
絶対である必要なんて、ない。

(88) 2010/06/04(Fri) 05時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[だから彼女は、まずあの男を殺す事から始める事にした。
 ヒトに「悪魔」という力をもたらしたあの男から]

――……。

[解っていた。
 それは、半分ただの恨みであるという事を。
 世界の再生という重みを、彼女は疎んでいた。
 退屈だった平穏の崩壊は、
 楽しみではなく彼女に責任だけを投げ掛けた。

 そう、彼女は感じていた。

 率先して死にたいわけではない。
 けれど、自分には分不相応な生だと。
 彼女は何処か心の奥底で、思っていた]

(89) 2010/06/04(Fri) 05時頃

【人】 士官 ワレンチナ

「【到】の世界」のために。
私の求める理は――……【神無】(カンナ)。

[世界の規範を作り上げるべきは、
 神という概念を廃した新たなるヒト。
 まるで再生への反抗のような。
 新たなる再生への拒絶のような理を、彼女は唱えた]

例え、神がない事で混沌が生まれようとも。
神を失った事で再生が不可能になるとしても。

[その先に拓ける世界にこそ重みがあると思うから]

(90) 2010/06/04(Fri) 05時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[鈍色の建物の中を、風が吹き抜けた。

 その日、トウキョウタワーで男が一人殺された。
 鋭利な刃物に切り裂かれたかのような傷跡と。
 当たりに黒々とした血飛沫を残して。

 PCは真っ二つに破壊され。
 床には不自然に一箇所だけ血痕の途切れがある。
 まるで、そこに障壁があって
 血飛沫から何かを守ったかのように]

(92) 2010/06/04(Fri) 05時頃

士官 ワレンチナは、血も乾ききらぬ廃墟の中で(02)分ほど、佇んでいた。

2010/06/04(Fri) 05時頃


【人】 士官 ワレンチナ

― その後・アキハバラ ―

[そうして彼女は、狩りから帰ってきた風を装って。
 ここ数日の生活拠点たるアキハバラへと戻ってきた。
 もし誰かと魔貨稼ぎにでも出る事があれば、
 彼女の傍には以降、白い狐の姿があった*だろう*]

(93) 2010/06/04(Fri) 05時頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/04(Fri) 05時頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/04(Fri) 05時頃


【人】 士官 ワレンチナ

― 地下 ―

[その数日は時折外出をしながらも、
 基本的には彼らと一定の交流を保っていただろう。
 襤褸布を広げて座り込み、懐刀を抜く。
 ぴっ、と切れ目を入れてそこから必要な量だけ布を裂いて。
 慣れた様子で針に糸を通すと、巾着袋を仕立てあげた。
 取り敢えず、明之進にあげる分とで2つ]

こんなものか。

[そこそこ丈夫な造りに仕立てておいた。
 糸がほつれる事はないだろうが、布が破ける可能性はある。
 周囲の様子を見やる。
 男達の手合わせは終わっただろうか。
 針と糸を手の平ほどのサイズの箱に収めた]

(221) 2010/06/04(Fri) 20時頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/04(Fri) 20時頃


【人】 士官 ワレンチナ

― 地下街 ―

[襤褸布の残りを畳み、
 手合わせが終わった様子を見て立ち上がる]

お疲れ。
アキ、これ。

[薄く灰色がかった、糸と紐だけが白い、巾着袋。
 自分のものは、ベルトに引っ掛けてある。
 ニジカワとリョウリのやり取りは微笑ましい。

 しかし、そう思ってから小さく首を振った]

――少し、出てくる。
魔貨でも稼ぎに。

[人から離れるように、その場に背を向けた]

(241) 2010/06/04(Fri) 21時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[ゾーイとラルフが戻ってきたのには、少し視線を向けて。
 そのまま入れ違いに外へ足を向ける]

――もししばらく戻らなくても、気にするな。

[ゾーイの視線、幼い子供。
 何処か目を合わせる事ができなくて、目を逸らした]

→ アキハバラ ―

(248) 2010/06/04(Fri) 21時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[去り際、ニジカワに掛けられた声には頷いて。
 シノノメも外に出る様子なのが解れば]

――一緒に行くか?
単独よりは安全だろう。

[シノノメに道中でそう声をかけた]

(250) 2010/06/04(Fri) 21時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

ワーリャでいい。
言い難いだろう。

[馴染みの顔の馴染みの声。
 客という立場以外で話す日が来るとは、思わなかったが]

嗚呼、そんなところだ。
あとは――少し、人が多いのに疲れてきてな。

[正確には少し違ったが。
 地上へ出れば、空は変わらず鈍色]

――いつまで、続くんだろうな。
君は早く終わらせたいとか、そういう事は思ったりしないか?

[崩壊と再生の狭間にある現在について、問うてみた]

(257) 2010/06/04(Fri) 22時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[背後からかかる声>>256に、振り返る。
 少しだけ、困ったような表情が零れたが。
 すぐに、いつもの顔で]

――戻って来る。
気になるなら、ワン切りでも入れてくれ。

[ここ数日暮らす間に何処かで電話番号は交換していただろう。
 そう告げて、また彼らへと背を向けた]

――戻って来るとも。

[いずれは――そういう定めならば]

(259) 2010/06/04(Fri) 22時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――いや。
人が多いと、鈍ってしまうから。

[何が? 心が。
 悪魔でも狩っていれば、鋭利になれる気がして]

私の方こそ、邪魔ではなかったか?

[一人が良ければ途中で別れるが、と付け加えて]

幸せ――か。
不幸の原因を追求すれば、幸せには近付くだろうな。

私は、幸せは不幸がなければ成り立たないと思っているから。
幸せは――理と絡めて考えた事がなかったな。
けれど、皆の幸せを願える事は。

[自分とは違うものの考えを興味深く聞く]

優しいな。

(266) 2010/06/04(Fri) 22時頃

【人】 士官 ワレンチナ

鈍るのは、決心――とでも言えば良いか。

[既に自分は人を殺した、――半ば私怨とも言える動機で。
 もう、後戻りは許されない]

探し物?
私でも探せそうな物なら、
散策や悪魔狩りのついでにでも気を付けて見てみるが。

[彼女の探し物が物理的なものかどうかは、解らなかったが。
 続く彼女の昔語りには、彼女もまた当時を思い返して微笑んだ]

――懐かしいな。
確かに、あの頃は幸せだった。
平穏は退屈だったかもしれないが、不幸ではなかった。

[だからこそ]

私は――大いなる意思を、悪魔を、恨んでいるのかもしれない。

(279) 2010/06/04(Fri) 22時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[不幸について語る少女の言葉には]

――そうか。
では、君は君の「幸せ」のために理を拓くか?

資格があるなら、どんな理を拓こうと構うまい。

私は既に――私の理のために、犠牲を為した。

[それがどういう意味にとられるかは解らなかったし。
 それが理由で殺される事がこの先あったとしても、
 それならばそれで良いとすら、思った]

「神無き世界」を望むという、決心をつける為だけに――な。

(281) 2010/06/04(Fri) 22時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

― アキハバラ地下街・微回想>>278 ―

――忘れそうになるから、だ。

[こうして誰かと共に暮らしていると、いや]

こんな世界ででもこうやって暮らせてしまっている。
それが当たり前になってくると、
“再生”など不要ではないか――そう思いそうになる。

[実際、そう思った事もあった。
 だからこそ、彼女は自身の中の賽を投げた]

私は“神による滅びを認めない”――。
だから。

[この世界に留まるわけには、いかないのだった]

(287) 2010/06/04(Fri) 22時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

悪魔が嫌い、というよりも。
ヒトの世界を作るならば、悪魔を不要な気がしてな。

[悪魔使いのくせに、それは矛盾めいていたが]

――目には見えないもの、か。
そうか、ならば君にしか見つけられまい。

[見付かると良い、そうシノノメには返して。
 少し大きな声が上がれば、静かに彼女を見詰めた。
 アイスブルーは薄氷の色]

(288) 2010/06/04(Fri) 22時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――そのままの意味だ。

「ヒトと世界の新たな舞台」のために世界は滅びた。
そこにどれほどのヒトが暮らしていたかも知れない。
それなのに、だ。

全てを神に与えられるなら、
いつまで経ってもヒトの意思は神を超えられない。

だから、ヒトと世界に焦点を当てるなら。

其処に神という既成概念を持った力は必要ない。

[犠牲については、詳しくは答えなかった]

(290) 2010/06/04(Fri) 23時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[>>291と、アヅマが言うのには小さく笑んだ。
 口元だけの笑みは、何処か不自然で。
 笑おうとして失敗した、というのが実際のところだろう]

その「大いなる意思」に私は反抗する。
――という事だ。

それによって世界の再生が為されなかったとしても。
私は、それを受け入れる。

及びの知らないところでまた「大いなる意思」が世界を
滅びに追いやり再生するというならば。
私は、ヒトの手自らが招いた滅びの方が価値あるものと思う。

そこにすら、到達を許さない神ならば要らない。

[それはとても、挑戦的な意思だった]

――悪魔の存在を信じる事と、神の敷く理論を受け入れる事は。
また別の話だ。

(294) 2010/06/04(Fri) 23時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――悪魔が悪い者ばかりではない。
それはそうだな。

[チセコロは今、どうしているだろうか]

でも、ヒトの世にそれが必要かどうかは別問題だ。
悪魔に気付ける者と気付けない者、
扱える者と扱えない者がいる時点で既に一つの格差が生じる。

確かに、今は悪魔なしに生きられる世界ではない。
その事を否定はしない。
私とて悪魔が居なければ死んでいただろう。

だとしても。
次の世界でもまた“これ”が繰り返されるくらいなら。
――大いなる意思も、神も、悪魔も、居なくて良い。

[ヒトがヒトとして生きるための、彼女の中の一つの結論だった]

(301) 2010/06/04(Fri) 23時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[>>296と訴える少女の表情を見る目は、
 やはり変わらぬアイスブルーで。
 すぐに割れてしまいそうな色なのに、今はただただ冷たい]

「神様なんか居ても、居なくても」過ごせるのだろう?

――悲しい事だとは思わない。
悪魔とヒトと世界とを共存させろ、と言われたなら。
私もまた違う結論を出しただろう。

この結論が悲しいと思うなら、私を狩るか?

[それでも構わないぞ、とゆるやかに笑った]

(304) 2010/06/04(Fri) 23時頃

【人】 士官 ワレンチナ

ジュン――。
理の話をしているだけだ。

[ある意味一番会いたいようで会いたくないタイミングで現れた。
 ただ、其処で会話を切り上げる事はできないまま。
 アヅマの返答を聞く]

――君は君の理を見つければ良い。
良い理を、見つけられたら。

[――その先は、言わなかった]

楽しみにしている。

(307) 2010/06/04(Fri) 23時頃

【人】 士官 ワレンチナ

友達や家族がいれば、悲しみも憎しみも生まれない。
――虚言だ。

友や家族が死ねば悲しいだろう。
恋人や兄弟に嫉妬する事も、一切なくなる世界?

もし、事故で家族を誤って殺してしまったら?

――相手が親しければ親しいほど、自分を憎む事はやめられまい。

それとも、君の世界は。
「自責」すら消してしまえる世界なのか?

[それは単なる揚げ足取りにも近かったけれど]

(320) 2010/06/04(Fri) 23時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――良いだろう、そうまで言うならぶち壊してみせろ。

神無き世界を絶望としか呼べないその甘さで、
世界が変えられると本当に心の底から思っているならば。

その甘さで私を殺してみるが良い。

[そこまで言って、ジュンの言葉には一瞬だけ。
 切れ長のアイスブルーが丸くなった。
 笑顔に真意は読めずとも、ただ彼女は頷いただろう]

――物好きだな、ジュンは。

どうやら、早速明確な障害ができた。
――私と共に、彼女を狩ってみるか?

(322) 2010/06/04(Fri) 23時半頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 00時頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 00時頃


【人】 士官 ワレンチナ

――君の普通が皆の普通と思うな。

誰かを愛する限り、別れの寂しさは避けられん。
その寂しさは、誰かを愛した証だ。

愛する者を失った哀しみまで失う世界なら。

私は、そんな世界に生まれたくはない。

[悲しみも、苦痛も、全てひっくるめて。
 悩み苦しむ事すらもヒトらしさだと思っていた]

他人に寂しさを押し付けるな。
私の寂しさは、自分で決める。

(336) 2010/06/05(Sat) 00時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[食料のお礼だと言うジュンには]

飯の礼にしてはこっちの貸しが大きくなり過ぎるな。

[彼の口調は、今の方が自然に感じる。
 その言い分を聞きながら]

得策ではない、か。
とはいえ、この様子だといずれ私の理の障害となる。

変に力を着ける前に、とも思うが。

[シノノメに対して首を傾げる様子を見れば、
 相手の返答を聞いてみようかとも思った]

(337) 2010/06/05(Sat) 00時頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 00時頃


【人】 士官 ワレンチナ

理を持つ者を狩らねばならない事を、忘れてはいないだろうな。

[は、と溜息を吐いた]

さっきも言った、押し付けは要らない。
私が誰かを信じていない。
私が誰かと楽しく過ごした事がない。

そう思うのは自由だが、それは真実ではない。
愛を提唱するなら他人を決め付けるな。

[ニジカワが新たにやって来たのには]

――往来は面倒だな。

シノノメ、時計は生きているか。
あと、地理は解るか。

[そう尋ねた]

(344) 2010/06/05(Sat) 00時半頃

士官 ワレンチナは、記者 イアンが近付いてくるのにちらと視線だけを投げた。◇

2010/06/05(Sat) 00時半頃


【人】 士官 ワレンチナ

話して解ってくれた相手がいたとして。
それを最後には狩らねばならない事まで
解って言っているなら、私はそれ以上何も言う気はない。

[狩るならば他人の内に。
 そう思っている自分に、気付く。
 けれど、そこまで自分は優しくもない]

私の「幸せ」か。
幸せかどうかなど、別段考える事などなかった。

強いていえば、笑ったり泣いたりする瞬間は幸せだった。

[ふと思い出す事。
 来日当初は「幸」と「辛」の漢字をよく間違えて書いた。
 線が一本あるかないかだけの違い]

――明日の今、24時間後。
トウキョウタワー前で待つ。

(357) 2010/06/05(Sat) 00時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

ここから少し南に行った先だ。
タワーは形が残っていたから、判り易いはずだ。

[それは、行った事のある者にしか判らぬ事]

(360) 2010/06/05(Sat) 00時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[>>354、ニジカワに初めてちゃんと視線を向けた]

悪いが。
だからといって、この世界に長々と生き続けたいとは思わない。

それに、10年前。
世界の崩壊は予期されていた。

事態は、偶然で収集のつく状況だとも思わない。

[エゴであり欲望であったとしても]

そういう事を確かめたいなら、尋ねる相手が間違っている。

[一人が出した理など、その観点は理解できた。
 ゆえに、彼女は新たな理においてヒトに変化を求めなかった。
 だが、そんな事は今は関わりのない事だっただろう]

(364) 2010/06/05(Sat) 01時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――解らないな。

私が死のうが彼女が死のうが。
君に何か不利益があるのか?

[皆で考えれば良い、などと言われたが]

私は、君が誰かと戦って死のうが気にしない。

[元々、この世界に希望など抱いていないのだから]

ただ、地下街での事は礼を言おう。

(370) 2010/06/05(Sat) 01時頃

【人】 士官 ワレンチナ

嗚呼、今から思えば幸せだっただろう。
そこには大した不幸せもなく。
「幸せ」を自覚できないほどには「幸せ」だった。

今はただ、此処にあるのは「不幸せ」だ。

[理という重荷。
 悪魔との命のやり取りも、人殺しも、何もかも]

だから、早く終わらせたい。
それだけだ。

[急いているようにもとれるかもしれない。
 これ以上言い合うつもりはないと、一歩退いた]

何にせよ、既に対話はなされた。
後は、決めるだけだ。

[その足は既に、南へ向かおうとしていた]

(376) 2010/06/05(Sat) 01時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――不幸せ、と言うほどの事でもないか。

ただ、幸せを甘受できるほどの余裕は無い。

[大差はなかったかもしれないが、言い換えた]

(377) 2010/06/05(Sat) 01時頃

【人】 士官 ワレンチナ

――なら、生きていけば良い。

[踏み出した足は、止まらない。
 いや、止めてはいけない気がしていた]

そういう者もいればいるで何か生まれるだろう。

[ただし、全員がそうである必要はない]

健闘を。

[それは社交辞令かもしれなかったが。
 ほんの僅かの羨望が混ざっていたかもしれない。
 ただ、それは本当に一瞬だけだっただろう]

(381) 2010/06/05(Sat) 01時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[ニジカワの言葉に一度だけ、目を伏せた。
 確かに、自分は人を殺して理を定めたかもしれない]

同類とは、偉大だな。

[ヒトはヒトというだけで相手を殺す事に戸惑える。
 それが倫理というものなのかもしれないが、
 思えば不思議だった。
 寂しげな色には、一度だけ視線を留めて]

生きていたら、また。

[ジュンとシノノメのやり取りは横で聞いていた]

ジュンは、どうする。
私はこのままトウキョウに向かうが。

(387) 2010/06/05(Sat) 01時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[何処から>>385という解釈がなされたのか。
 彼女には解らなかった。
 だから、ただこう言葉を返す]

誰もが幸せを自覚できるほど、
普段から幸せを意識しているものではない。

[幸せではなかったとは、一言も言っていない。
 けれど、それが幸せではないのならば。
 彼女の観点では幸せではないのだろう]

――また。

[鈍色の空が見慣れてしまった事に、
 ほんの少し小さな溜息を零した]

(389) 2010/06/05(Sat) 01時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――巻き込んでしまったか、な。

[>>390と言うジュンに、少しすまなそうに]

話を始めた時は、こんなに目立つつもりはなかったのだが。
いつの間にか、人が集まってしまった。

[明之進との約束は守れないかもしれない。
 けれど、覚悟していたはずだった]

――何故、私の理に?

[>>316の言葉を思い返して、問うてみた。
 はぐらかされても、気にはしなかっただろうが]

(395) 2010/06/05(Sat) 01時半頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 01時半頃


【人】 士官 ワレンチナ

[なるほど、その観点ならば幸せではないのだろう]

幸せを当たり前と感じないためには、
やはり不幸が必要だと、私は思う。

[不幸がないから幸せに慣れていくのだ、
 と思う彼女にはどうやらほどほどの不幸が必要らしい]

――無い物強請りのようだな。

[私はどうやら。
 心の何処かで少し、この境遇を楽しめるような気がしてきた。
 小さな微笑みはもうシノノメには見えなかっただろうけれど]

(402) 2010/06/05(Sat) 01時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――ならば、良いけど。

[彼といると肩の力が落ちるような気がする。
 シノノメとのやり取りも耳にしていたが]

幸せとは、何なのだろうな。

大きければ、失った時の哀しみは深い。
小さければ、じきに慣れていく。
麻薬のようだ。

[何処か他人事のような響きでもって]

――そう、か。

[彼の苦笑いを見ると、少しだけ困ったように笑った]

ヒトをな、――殺してきた。
そうすれば、もう揺らがないような気がして。

(409) 2010/06/05(Sat) 02時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[何となく、と彼が言うのには]

でも、きっとそれが一番自分の意に沿う事なのだろう。

[反射だとか本能に近いものなのかもしれない。
 理屈ではない事の方が、彼女には嬉しかったようだ]

理屈なんて、なしにいられるのが一番楽だ。

[自らを悪魔に喩えて言うのには]

――代償は?
私に払えるものなら有り難いな。

[冗談に返す冗談は、何時の間にか半分真剣味を帯びていたかもしれない]

(412) 2010/06/05(Sat) 02時頃

【人】 士官 ワレンチナ

後から自覚するような幸せが、
何にも勝る大切な事とは私には思えん。

幸せだけの世界でヒトは成長するのだろうか。

[ただ幸せであればそれで良いのだろうか]

――いいや、私の覚悟なんて。
誰かを殺さなければ固まらない覚悟だ。

[責めるも慰めるも、否定も肯定もしない彼を。
 心地良いと思った。
 しかし、続く言葉にはアイスブルーが揺れた]

(439) 2010/06/05(Sat) 02時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――何を言うかと、思えば。

[薄氷が刹那、割れそうに滲んだ。
 彼の目はこちらを見ていなかったけれど。
 少し、目元を払った。
 埃が目に入ったのだろうか、と思う彼女もまた。
 自分の内心を上手く把握してはいなかったのだろう]

私のいない世界は、つまらないか?
……解った。

[少し埃の汚れたプラチナブロンドが、風に揺れる]

「ジュンより先に死なない」。
ジュンが生きている限り、私は死なないよ。

[たとえ死んだとしても、彼にとって生きている事になればそれで良い。
 「これで良いのか?」と問うように彼を見上げて。
 はら、と溶けた氷が滲むように零れた]

(441) 2010/06/05(Sat) 02時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[嗚呼、おかしいな。
 どうして私は泣いているんだろう。
 そんな事を思いながら、もし彼が気付くなら。

 「目が痛くて堪らないんだ」とだけ答えて。

 トウキョウタワーへの道をただ、歩いて*行く*]

(442) 2010/06/05(Sat) 02時半頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 03時頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 19時頃


【人】 士官 ワレンチナ

― トウキョウタワーへの道中>>492 ―

――そうだな。

[一つの覚悟をするために、もう一つの覚悟をした]

ジュンは、物好きだ。
でも、そういうところ、嫌いじゃない。

[今も、こうやって大袈裟な心配をしない]

ありがとう……。

[目元に触れる掌の感触にまた少し涙が零れそうになる。
 けれど、すんと鼻を鳴らすとゆっくり瞼を上げて]

大丈夫、埃、取れた。

[そう言って、ゆっくりと微笑んだ]

(595) 2010/06/05(Sat) 19時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

シノノメは、どんな悪魔を扱うのだろうな。
私のような悪魔使いか、それともジュンのようなペルソナか。

[どちらにせよ、準備が必要そうだというのには頷いて。
 店へは同行した。
 その折、iPhoneが着信を告げれば]

――アキ。

[少し、押し黙る。
 今は、多分少年に返す事はできない。
 決闘の場に人を巻き込む事はできなくて。
 代わりに、彼女は掲示板にこう書き込んだ]

(596) 2010/06/05(Sat) 19時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

― とある掲示板の書き込み ―

投稿者:(記入なし)
投稿日:202x年xx月xx日
Title:アキへ

トウキョウタワーの噂を確かめて来ます。
遅くとも明日には戻るでしょう。

(597) 2010/06/05(Sat) 19時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[誰が、とは書かなかった。
 少なくとも、自分かシノノメのどちからは戻るだろう]

――私は、とんだ嘘吐きだな。

[それからWispperの新着に気付くと、ジュンと顔を見合わせた]

(600) 2010/06/05(Sat) 19時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

― Wispper ―

@Philip_at 気にするな。私も出かけてしまったし。生きていれば、いずれ会える。

@Philip_at シノノメとは、話をしたら少し食い違った。物事に表裏はつきもの。一律に正しいものはない。

[ジュンへのメッセージも見えていたけれど、
 返事はジュンの判断に任せる事にした]

(603) 2010/06/05(Sat) 19時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

― トウキョウタワー前 ―

[そうして、やって来たトウキョウタワー前。
 血の名残はきっと今も廃墟の中に埋もれている]

――レラ、出て来い。

[呼ばれて冷気と共に現れた、白狐。
 いつぞやよりは大人びて、大人しく彼女の隣に鎮座する。
 途中で調達した物は極少ない。

 悪魔の性質上、埃や風に邪魔されぬようゴーグルを。
 可能であればジュンにもそれは勧めておいただろう。
 多少の瓦礫も不自由なく駆けられるよう、ブーツと。
 それから、プレート入りのオープンフィンガーのグラブ。
 前に出ないが故、機動性重視の選びだった。

 武器は、ベルトに佩いた懐刀程度]

(610) 2010/06/05(Sat) 20時頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 20時頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 20時頃


【人】 士官 ワレンチナ

― トウキョウタワー前 ―

「――来たよ」

[白狐が風から何かを感じ取って、鳴いた。
 しばらくすれば、瓦礫の向こうから少女の姿が現れる。
 時刻は指定よりまだやや早かった]

――やはり、一人で来たんだな。

[フィリップ、――トモハルという紹介がジュンからあったか。
 Wispperの内容からして、彼は来たくとも来れない
 といったところだろうか。
 少女が一人を選んだ事には理由があったのだろうと推測する]

何か、事前に話しておく事でも?

[あるなら、始まる前にしておこうと彼女は言った]

(617) 2010/06/05(Sat) 20時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

そうだな。 わずらわしい――と言うよりも。
私も君も「変わらない」だろうから、無意味だと思っている。

[此処へきて捻じ曲げる事はできなかった。
 ふと、トウキョウタワーを一度だけ見やる。
 我侭の押し付け合いという言葉には視線を戻して、頷いた]

だから、そういう事にしておこう。
どちらが勝って理を断たれようが、恨みっこ無しだ。

――ただ、一つ。
君の望む世界に私は歓びは見出せない。 だから。

[叶うならば]

君が勝ったら、――私の命、ジュンに預ける。

[本当は「殺せ」と言いたかったが。
 ジュンとの約束を思い出し、そんな物言いになった]

(624) 2010/06/05(Sat) 20時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――……。

[少女の問いに軽く、天を仰いだ]

私は、「ジュンより先には死なない」――。
そう「契約」をした。

だから、もし、万が一になったとしても。
ジュンより先には、死なないんだ。

[「死ねない」ではなくて「死なない」と彼女は言う]

だからと言って、君からの手加減無用だ。
全力で来ると良い。

(632) 2010/06/05(Sat) 21時頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 21時頃


【人】 士官 ワレンチナ

― トウキョウタワー前 ―

[冷やりと、空気が冷気を纏い始めた。
 緩やかに風が勢いを増す。
 廃墟に降り積もった粉塵が風に流されていく。
 それはまるで、灰色の霧雨のように]

ケット・シー――猫、か。

[手袋を投げるその仕草は、決闘の意。
 良いだろう、と礼を返すように彼女はその手袋を拾い上げた]

受けて立つ。

[風は勢いを増し、細かな石粒の破片が舞い始める]

まずは小手調べ、か。
行け、レラ――!!

[無数の破片が雪の粒を纏い、シノノメへと吹き付けた]

(635) 2010/06/05(Sat) 21時半頃

士官 ワレンチナは、ゴーグルは装着するも、キリシマほどの怪しさは発揮されなかったようだ。

2010/06/05(Sat) 21時半頃


【人】 士官 ワレンチナ

ジュンは――イメチェンどころではないな。

[自分が勧めたとはいえ、ジュンのゴーグル姿は怪し過ぎた。
 粉塵の向こう、マントが攻撃を防いだのが見て取れて。
 そこから発された熱源に、機敏に白狐は反応した]

炎使いか、不利だな――。
ジュン、そちらの判断は任せる。
私でダメージを与えるのは少し難儀するかもしれない。

[雪を伏せて風だけで闘うしかない。
 火炎を避けるように瓦礫の影へと駆けると同時に、
 白狐は身軽に姿を消し風へと気配を変えた]

雪が駄目なら、切り裂け――!!

[頭上から、鎌鼬がネコマタへと襲い掛かる]

(644) 2010/06/05(Sat) 21時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

そうだな――バリエーションがない分は。
応用で補うしかあるまい。

[中空からリリムへと「感謝――!!」との声が飛ぶ。
 火炎は直撃せずとも冷気を削られる。
 そのジリ貧の状態は打開されて。

 二重に重ねられた風の行方を見ながら、
 サマナーは瓦礫の影から相手の受け手を観察する]

(653) 2010/06/05(Sat) 22時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[中空にいた白狐の気配がぴた、と止まる]

マリンカリン――?

[それが何を意味する魔法か解らなかったが。
 風が不穏に、地面へと圧力をかけるように吹き始める]

レラ、どうした……っ!?

[ふらり、と姿を現した白狐の牙がこちらへと向けられる。
 様子がおかしい、ちっ、と舌打ちが零れた。
 咄嗟に抜き払った懐刀、払った鞘には狐と狼と雷神の彫り物]

――目を、覚ませ……ッッ!!!

[喉笛を目掛けて駆けてくる白狐、理性を失い行動は直情的。
 それゆえに――飛び掛る一瞬が、視えた]

(664) 2010/06/05(Sat) 22時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[刃を横に立てて右へと身体を倒し、瓦礫の上を転がる。
 左肩を食い千切る感触と共に、刀にも手応えがあった。
 甲高い鳴き声と共に、サマナー同様肩口を紅に染めた白狐は我に返る。
 しまった、と顔に出す白狐に気丈に笑いかけた]

構うな、行け。

[鮮血を散らして、また白狐が宙に消える。
 失血に軽い眩暈が伴ったが、肩口を抑えて立ち上がる]

もう一度――だ。

[転がった拍子に零れ落ちた襤褸布がす、と風に流されていった。
 再び、粉塵が舞い始める]

(665) 2010/06/05(Sat) 22時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[懐刀を右手に握ったまま。
 だらりと下ろされた左腕は痺れを伴い始める。
 ダークグリーンの上着に血が染みて黒く変色する。
 指先からはぽた、と地面へと血が落ちていった]

――はっ、しょっぱなから、これ…か……。

[苦笑する。
 嫌な汗が額に滲むのが解った。
 思ったより相手の手数が多い。
 次の手はカウンターの心算で身構えた]

(675) 2010/06/05(Sat) 22時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[一度かかったものに二度は掛からない。
 挑発魔法の声が上がれば、身構えたが]

憎しみや悲しみを厭う割りに――そういうのが、得意か。
皮肉な事だな。

[小さく、哂った。
 それは、悪魔を使役する自分にも向けられる揶揄で]

そんなものが、効くと思うな――。

[名を呼んで駆け寄ってくるジュンを目にすると、
 大丈夫だ、と声を掛けて。
 瓦礫から身を離して一歩、二歩、遠ざかる]

ジュンも、少し下がって。

(685) 2010/06/05(Sat) 22時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――潰してやる。

[不意にシノノメの付近の廃墟で爆発が起こった。
 否、爆発ではなく建物の内側から巻き起こった突風が
 外へと瓦礫――硝子片やコンクリート片の雨を降らせる。
 傍にいる者がいれば巻き添えをくらう可能性はあるだろう]

(688) 2010/06/05(Sat) 22時半頃

士官 ワレンチナは、白狐は廃墟を一つ崩落させた後、外へと飛び出す。

2010/06/05(Sat) 22時半頃


【人】 士官 ワレンチナ

油断以外の、何者でもない、な。

[>>692、元より色白の肌は一層抜けるように白く]

怪我をするのも覚悟の上だ。
――しかし、帰りがけに、誰かに襲われては堪らないな。

[その時は、適当に目暗ましをして地下にでも潜るか。
 だとか、そんな事を謂う]

これ以上の怪我は後々に支障が出る。
何とか――早めに決着を考えないと。

(701) 2010/06/05(Sat) 22時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

何だ、あれは――……。

[煙が晴れて瓦礫の中を見やれば、
 そこに既に猫の姿はなく虚空から生えた鋼鉄の腕。
 吹き飛んでくる瓦礫に、また一歩後退する]

何処までも、厄介だな。

[挑む相手を間違ったか、とは今更思わない]

レラ、雪を。

[鋼鉄の腕へと纏わりつかせる、冷気。
 凍り付けば動きは鈍くなるのだろうか、解らなかったけれど。
 嫌な音をたてる埃達を鎮めるように、
 深深と瓦礫の上へと降り積もる雪の結晶達]

(704) 2010/06/05(Sat) 22時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

っ、――ジュン、迂闊に飛び出して……。

[駆け出した彼に、思わず足が出た。
 既に感覚のない左腕は、寒さも相俟ってぴくりとも動かない。
 彼はペルソナ使い、生身の自分とは違う。
 解っていたけれど]

ジュン、ッ――!!!

[振り被られた腕が狙ったのはこちら。
 至近距離の彼に向けられたわけではなかった、
 その事にどうしてだか一瞬安堵してしまい。
 吹き上げられる雪の結晶が、盛大に空に舞う]

く、っ……――。

[真っ向から向かってくる衝撃波を食い止めようと、咄嗟に懐刀を
 前へと翳す――人間の手でそんな事は当然不可能なのだが。
 それとほぼ同時に、白狐が彼女との間に躍り出た]

(716) 2010/06/05(Sat) 23時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[ジュンが抑えてくれたその衝撃は、少しは弱まっていたけれど。
 じりじりと、最初は拮抗したが押されているのは目に見えて。
 やがて、風は重みに耐え兼ねて地に屈する。
 痛々しい悲鳴と共に彼女の眼前で真っ赤な華が散った]

、、レラ、……ッ……。

[プラチナブロンドがその血飛沫を被る。
 衝撃波はそのまま彼女の手にした懐刀を遥か後方へと
 弾き飛ばし、彼女の身体を右の肩口から大きく切り裂く。
 右足が、衝撃に巻き込まれて歪んだような気がした]

く、、は…っ……。

[血の海へと、膝を着く]

(719) 2010/06/05(Sat) 23時頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 23時頃


【人】 士官 ワレンチナ

[血の味がして、咳き込む。
 げほり、と血の筋が伝った。
 ペルソナ使いではなく、生身の人間。
 リリムの加護を得ていても脆いもので]

――、レラ、……レ、ラ、、……。

[ジュンを助けに、と口にしようとしたが。
 それもできなくて。
 倒れないように瓦礫に手を付くのが精一杯で。
 衝撃でずれたゴーグルを外すとぱたり、と投げ捨てる。
 瓦礫の向こう、シノノメの悲鳴が聞こえた。
 白狐が身体を引きずりながら、立ち上がる]

(730) 2010/06/05(Sat) 23時半頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/05(Sat) 23時半頃


【人】 士官 ワレンチナ

[駆け寄ってくるジュンの背後に、ビョウキの視線が見えた]

……、……――。

[声を発しようとするだけで、胸が痛い。
 分が悪過ぎた、――彼だけでも逃がさなければ。
 そう、請うように白狐を見上げた]

ジュ、ン……――。
、、逃げ…、……。

[最後の力でもって、白狐の風が二人の姿を包む。
 もう今は持たない――そんな気がして。
 叶うならば、血塗れの手で彼の手を力無く握った。
 なんで、と繰り返す少女の声を遠く聴きながら。
 風がジュンを何処か遠くへと連れ去ろうとする]

(741) 2010/06/05(Sat) 23時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

[遠く、聞こえる声>>742
 白い肌を紅色に染めて、口元に笑みを描いた]

……、げ、ほ…っ、ごほ、っ……――。

[頭を地に垂れて、肩を揺らす。
 その姿は斬首を待つ罪人にも似ていたか]

は、っ……、……。

[酸素を吸っても吸っても、霞がかかる。
 脳に酸素を回す血液が足りないのだから、仕方がない]

(746) 2010/06/06(Sun) 00時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[血交じりの唾を飲み下そうとして、諦めた。
 そのまま、咳と一緒に吐き出す]

…理を、…捨てれ、ば……意味、がなくなる……だろう。

[此処までして闘った意味すらも失われる。
 だから、闘った以上理を曲げる事はない。
 ゆっくりと背を起こして少女を、そして悪魔を見上げる。
 支える右腕が、がくがくと震えていた]

…ジュ、ンは……。

[>>755の声が聞こえて、また頭を垂れる。
 侭ならない、血溜りに一滴透明な液体が零れた]

…契約、…違反、なら……。
…罰を、受けなくては…な…。

[何が良い?と。
 風の気配を追って、ゆっくりと時間をかけて背後を振り返った]

(759) 2010/06/06(Sun) 00時頃

【人】 士官 ワレンチナ

[小さな少女の泣き声が聞こえる。
 宥める術は彼女には、ない]

…遅かれ、早か、れ…の、定めだ……。

[理を持つ者としての。
 この道を通れない者に道を譲るつもりはなかった。
 此処で自分を捨て置く者がいるならば、
 きっと自分は後からその者を殺めに行くのだろう]

…ばか、、…ジュン……。

[折角遠ざけたのに。
 >>767の様子が見えて、仕方の無い奴だと苦笑が零れた。
 苦笑と一緒に、涙も零れていたかもしれない]

(771) 2010/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

――……、恨むわけ、ない…だろう…。

[これでやっと――とすら、思っているのだから。
 振り上げられた腕を見上げる。
 その向こうに鈍色の空が見えた。
 遠く、高く、そして変わらぬ色で。
 そこに昇る日は、眩し過ぎた。

 けれど、しっかりと目に焼き付けただろう]

(781) 2010/06/06(Sun) 00時半頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2010/06/06(Sun) 00時半頃


【人】 士官 ワレンチナ

[最後に聞いたのは、誰の声だっただろうか。
 ジュンの姿を最期に目にすると。

 ゆっくりとまた、彼女は頭を*垂れた*]

(786) 2010/06/06(Sun) 00時半頃

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