人狼議事


218 The wonderful world

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【人】 教え子 シメオン



なんぞ、貴様が死神か? 死神と名乗るには嘸かし……アレだ、こう厳つい面妖な輩を想像していたのだが。存外に、羽が生えてる以外は普通であるな、W見た目だけはW。なぁヤスヒロよ


[ 今も二匹の白狼相手に音を奏でる相方へ声を飛ばし、その返答を待たずに王は自称死神の前に君臨する。

 目の前の男は確かに人間ではない、羽の生えた人間はいない。ただそれ以上に男の中に犇めく違和感が、王の慧眼を刺激するのだ。
 なまじっか外見だけは人間の風を捉えているだけあって、どうにも中身を見抜き難い。

 人間であって、人間にあらず。

 王は正面から自称死神を見据え、その軽口に答えを返す。]


 

(6) 2015/03/06(Fri) 10時頃

【人】 教え子 シメオン



構わん。余が許可する。貴様の好きに障害を生むが良い、それを蹴散らすまでを余のウォーミングアップとしよう

余が演舞を行うに相応しい舞台を作って見せよ


[ 男が橙色の飴玉を翳すと、そこから同色の印が広がる。やがてそこらの乗用車並みのサイズへと成った印から、新たな獣が出ずる。

 最初のカエルとは比べ物にならず、先の白狼と見比べたとしても一回りから二回りは上背のある巨躯。

 太く頑丈な四肢を以ってアスファルトを踏み、橙色の巨体を揺らし、ギラついた牙を剥き王に挑むクマに似た異物の姿が、そこにはあった。]


 

(7) 2015/03/06(Fri) 10時頃

【人】 教え子 シメオン



さぁて、此奴は余が貰おうヤスヒロ。汝はそこな白狼を鎮めるが良い。少し、試したい事もあるのでな


[ 対峙する王は獰猛に笑い、橙熊を相手取った演舞が幕を上げる。]


 

(8) 2015/03/06(Fri) 10時頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2015/03/06(Fri) 10時頃


【人】 教え子 シメオン



良い。余は公正なる王である。して、余の想像は、余のものだ。それと貴様の風貌が違えていたとしても、貴様の負うべき責とはなるまい


[ 要は、こっちの勝手な想像が裏切られたからってそっちを責めたりはせぇへんよ。と言う訳である。

 いかに王が剛毅で豪放磊落であろうとも、一方的な搾取や怒りの押し付けが罷り通ってしまえば、それはもはや王ではなく暴君だ。
 シメオン5世は公正な王である。少なくとも本人はそう自称し、そうであろうと行動している。
 
 この『死神のゲーム』に参加してやっている事実を王が認めている以上、王は決められた枠の上に立っている。
 枠の外に手を伸ばすのは、全ての方がついてからだ。

 飄々とした掴み所のない死神が笑えば、王もまた嗤う。王は他の誰よりもよく嗤い、国を微笑わせる事を良しとする。]

 

(16) 2015/03/06(Fri) 15時頃

【人】 教え子 シメオン



うむ。好い気概であるな。その意気だ、今後とも絶やさずに、余へ挑むが良かろう


[ 王がそう言葉を賜わすが否や、死神の落とした橙熊が樹木の如き豪腕を振るう。
 その先に掴まれているのは、一台の乗用車。黒く塗られた鉄の箱であった。
 重さにして1.3t、橙熊とそう変わらぬサイズの鉄塊が空を舞い、真っ直ぐに王へと殺到する。

 その先にあるのは、圧死か、それとも焼死か、はたまた爆死か。
 『王の壁』を以ってしても、流石に無傷とはなるまい攻撃。正面からの衝撃は殺せたとしても、多方面から加わる圧力が王の身に傷を付けるだろう。

 こうして、王の無疵伝説は終わりを告げる。

 その、筈であった。]

 

(17) 2015/03/06(Fri) 15時頃

【人】 教え子 シメオン



時に猛獣よ。確かに、余の壁は何人たりとも超えるものを許さん。灼熱の炎も、絶対零度の吹雪も、余の壁の前には等しく無意味と化す


[ 事実だ。『王の壁』は王の心象そのものを壁として現世に転写する力、王の心にヒビが入らない限り、この壁にもまたヒビは入らない。
 が、それは前方に限った話であり、今この時においては『王の壁』は完全無欠の壁とはなり得ない、完全無欠の存在などこの世には無いのと同じように。
 王とてそれは理解している。それを理解した上で。]


 

(18) 2015/03/06(Fri) 15時頃

【人】 教え子 シメオン



……で、だ。まさか、王たる余がその壁に甘んじ、この力を以って攻勢に出ることを諦めたと、そう思ってはおるまい? なぁ猛獣よ


[ 王は守りを捨て、自ら撃って出る。

 変化は、誰の目にも映らなかった。当然だ、『王の壁』は不可視の壁、仮にW王の身体に展開されていた壁が全て王の左手に圧縮Wされたところで、一体誰がそれを見届ける事が出来ようか。

 ただ守ることのみに特化した壁を取り払い、王の心象は今や壁から砲へと変わりゆく。


 

(19) 2015/03/06(Fri) 15時頃

【人】 教え子 シメオン


 『王の砲』が、放たれる。

 直後。王の左手から不可視の砲撃が行われ、こちらへ向かっていた車を押し留め、と言うかそのままに薙ぎ払い、その延長線上に佇んでいた橙熊を。

 問答無用に、この世から削り取った。]


好いな、実に好い。余に相応しい力と言えよう。あぁ、力に溺れた時の権力者どもの気持ちが、万分の一程度には理解できたぞ

礼をくれてやろう、死神よ。デモンストレーションにしては悪くない遊戯であった


 

(20) 2015/03/06(Fri) 15時頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2015/03/06(Fri) 15時半頃


【人】 教え子 シメオン



うむ、御苦労であったなヤスヒロ。中々に悪くない弾奏であったぞ
後で、ゆっくりとその音色に浸りたいものだ……こちらを覗く、邪な観客のおらぬところでな


[ 『王の砲』が橙熊の存在骨子を、跡形もなく木っ端微塵に吹き飛ばした、丁度その頃。>>37相方の放つ細やかな音の調べが、無数の音弾となって白狼を打ち崩していた。

 これで、例の死神>>@16が放った獣は無へと還り、チケットも無しに王の演武とヤスヒロの演奏を観戦していたもの>>@11も去っていった。こうして、ショッピングセンターモルコへ急ぎ足の静寂が戻ってくる。

 人に不快感を齎す、そんな静けさだ。

 これだけ暴れたところで街ゆく人々は何一つ感知しない。音も、光も、衝撃も、何もかもが無機質なカーテンに覆われて遮られてしまっていた。

 相方であるヤスヒロが王へと声をかける、そろそろ『南のモノノフ』を目指そうと言っていた。]


そう、であるな。一旦、この遊戯に区切りをつけるとしよう

 

(59) 2015/03/06(Fri) 22時頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2015/03/06(Fri) 22時頃


【人】 教え子 シメオン



はっ、登場早々に名乗りもあげず何を言い出すかと思えば、視線はおろか口にも品のないオナゴであるなぁ


[ 全く、時間も押しているというのに。と、王は突然の乱入者に向かって、一呼吸入れ言葉を賜わす。

 遊戯には、遊戯のルールと言うものがあるのだ。どんな身分であれ、それに参加している以上はルールに縛られることを認めなければならない。そうでなければ遊戯が成立しないからである。

 無論、それはシメオン王とて例外ではない。

 王が国法を重んじるように、参加者もまたルールを重んじて然るべき。
 そして、王には王の厳守すべき事柄が他にあり、その事柄は眼前の少女に優しくはないようであった。]


 

(116) 2015/03/07(Sat) 10時半頃

【人】 教え子 シメオン



よいか良く聴けオナゴよ。観客と自らを語るのであるならば、まずは先立つものを用意せよ。無銭観戦は厳禁だ。今の余らは見世物であるが故に、出演料は受け取らねばならぬ。それが遊戯の規則であろう


[ 王がどう思おうが、法は法、ルールはルール、規則は規則である。
 知性ある者としての、それは勤めであった。
 相手がこの先へ進む邪魔はしないと言えば。そうか、と言って王は踵を返し前へと進む。]


 

(117) 2015/03/07(Sat) 10時半頃

【人】 教え子 シメオン



まぁアレだ。初犯ゆえ強くは咎めぬが、次はしっかりと払え。さもなくば汝も盤面の駒として舞台に上がるが良い。で、あるならば、そうであるなぁ嘸かし華のある演舞となろうよ

その時を、楽しみに待っておる


[ それだけを言い残すと、王は赤髪の相方を連れ添いショッピングセンターを後にする。
 王にしては珍しい、配慮に満ちた言葉であった。]

 

(118) 2015/03/07(Sat) 10時半頃

【人】 教え子 シメオン



モノノフ、であるか。ならば、ここが終着点で間違いあるまい


[ 相方の軽い身の上話に、王は興味深いと言わんばかりに耳を傾ける。

 王は異文化交流に関心が無いわけではない、ただ普段の政務に追われその辺りの交流は、自身の即位に伴った政治混乱が収まってからで良いと考えていた為、「サムライ」にも「ニンジャ」にも聞き覚えはなかった。

 が、武士と言われれば、今の日本語の達者なシメオンであれば容易に意味を推測できる。
 武の士。つまりは武に精通した男の総称を武士、転じてサムライやモノノフと呼ぶのだろう。]


 

(119) 2015/03/07(Sat) 10時半頃

【人】 教え子 シメオン



手の平のあの奇怪な光痕も消えたことであるしな。これはアレだ、クリアっぽい流れで良いのではないか? と、言うわけで、余は厠に行ってくるぞ。実を言うと、この世界に来る前にしこたま飲んでいたものでな、流石に我慢の限界である


[ パパッと立ち去る王。それは別に>>79から>>100へ続く会話に今更王が割り込んでも描写的に無理があるから一層のこと席を外していることにしてしまおうとか、そんな第三者の意図は全くもって関係していないのであった。]


 

(120) 2015/03/07(Sat) 10時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2015/03/07(Sat) 10時半頃


【人】 教え子 シメオン



それにしても、だ。この国は水に恵まれた良い国であるなぁ。住み易そうではないか


[ 近くの適当な店の厠に入ると、王はいたく感心した様子で観察を開始する。
 王の統治していた北欧の国は、お世辞にも水に恵まれているとは言い難かった。周囲の山の配置や偏西風の影響から、王の国ではしばし水不足に悩まされていたからだ。]


その点、厠は全てが無料で使いたい放題、水も流したい放題とは、気前の良い話である。この分だと、飲食店でも飲み水は無料であっても何らおかしくはなさそうであるなぁ


[ 実際タダである。]


 

(121) 2015/03/07(Sat) 10時半頃

【人】 教え子 シメオン



が、些か人工物に囲まれすぎておるのは気になる。その点は落ち着かん


 

(122) 2015/03/07(Sat) 10時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2015/03/07(Sat) 21時頃


【人】 教え子 シメオン

ーD・南武の近くの店のトイレー


いやしかし、ウォシュレットと言うのは大変興味深い発明であるなぁ。まだ見ぬ感覚であった、どうにか余の宮殿の厠にも取り付けたいものだ


[ 新たな異文化交流、と言うには少し方向性の違う出会いにご満悦のシメオン王。
 用は済んだのでこのまま相方の待つ南武へ戻るのが、王の取るべき定石ではあるのだが。]


ふぅむ。はてさて、どう動いてやったものか


 

(165) 2015/03/07(Sat) 21時頃

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