人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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[浮かされる熱が想いを焦がさせる
勢いと××に任せて甘ったるく囁いた穢れた誘惑。]


 ……それは、確かに酷い。

[しかし返った言葉と言えば。
……小さく笑った。]


[俺は何も見えない、誰かの夢も覗かない。
何が起きたのかなんて、知る由はないのだが。]


     …………頑張ったね。

[どこかその声が、穏やかに聞こえた気がした。
まるで何かから解放でもされたみたいに。

一時、世界に蓋をするヴェルツを
ふわりと香りが包み込み、囁きが落ちた
残り香のように淡く、優しく。]


── それから ──

 悪くは、無いんだろうね。

[間違いとは思えなかったので、肯定はした。

ヴェルツを巻き込んだ者と認識していなかった
しかし、一人だけが違ったのも事実。
ならば、彼の殴りたい相手かもしれない。
でもそれを身代わりたかった。

ここからは見えない顔、しかし伝わるもの
引かれたような気がして頬を掻く
必死に喋りすぎて、つい。
理解されたのなら状況への悪い影響は無いと、思う。]



 ケヴィンか……、

 君はロビン君に何処で会った?
 ケヴィンの居場所に心当たりは無いかな?

[運ぶのは厳しいなと思った。
体格的にも、居場所を知らないことでも。
自分は机に齧り付いてばかりだ。
しかし出来ないことでも無いだろう
きっと覗いた先にいた後輩であろう、彼よりは。

問いには返ってきたかどうか、まだ動いてはいない。]*


[ おちる。
 瞼を閉じる俺を、清らかな青い世界は拒絶するだろう。
 悪魔に憑かれていた俺を受け入れることはない。
 夜の夢の中に紛れ込むことは、出来ないけれど。

 薄れる意識のなかで。
 やわらかな、言葉が降る()。

 キラ、キラ、キラ。
 まるで《あの時》の木漏れ日みたいだ。 ]


[ ここからの全て押し付けて、眠ってしまうこと。
 そんなことが正しいだなんて、もちろん思ってやしないけど。

 目が覚めていっちゃんを見つけたら。

 同じ言葉を、返そうと思う──── ]**



 お休み。
 君の思う人の傍ならば、きっとよく眠れる。

 君があいつが原因だと言うのなら
 もう本人が眠っている。だから、夜は終わるよ。

[それは最初の対話からは大分あとの声。
何かしていれば、そろそろ落ち着いた頃合い。

納得がいかない様子が返らなければ
無言でも、声が聞こえても、音は途切れて終わり。]


[ ふと、気付く。
 自分から、慣れない《人》の匂いがすることに。
 慣れすぎた花の匂いが薄まっていることに。

 もう、どこからともなく花弁が落ちることはない()。

 種が芽吹き、この体に根を張ったからだろう。
 だから、もうこの声だって─── ]**




 今日はあまり匂いがしないな
 …………でも、今のほうがいいね。

[当人もきっと気づいているのだろう。
俺は、その匂いを好んでいた。
だけど今のほうが《人》らしくて。

赤く咲かない声は、嬉しげに君に向く。]


 
 
 ───、────。
 
 
[ はくはくと唇を動かしたけれど。
 薔薇の香りも掠れたように、声も、また。 ]







           …………。

[もう一度行ってみれば、
────真似をするように空虚な動き
目を丸くし、下がり眉で笑った。]


【人】 執事見習い ロビン

―医務室―

[目が覚めた時間は、案の定人よりも遅く。窓から光が差し込んでいて、普通に朝を迎えたことを知る。]

…………

[一夜の夢だったのかと思うほどの、普段通りの新しい朝。枕元を手で探れば眼鏡に触れたので、早速かけた。

そこで、上着がないのに気づき。]

んん……

[夢じゃない、のかもしれない。
確かめる為に、ベッドを抜け出した。]

(118) mikanseijin 2018/05/25(Fri) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

[最後に見かけた中庭か、ケヴィンの部屋か、あるいは調理室か。
候補を絞りながら、先輩の部屋をまず目指してみる。
やがて、廊下の角を曲がったときに目的の人を見つけ。]

あっ

[ぼっと顔が赤くなった。
酩酊していたような昨夜とは違い、今は素面で、思いきり意識してしまう。]

お……はよう、ございます……

[だって、きっと夢じゃない。ケヴィンの手には自分の上着があったのだから。>>95*]

(119) mikanseijin 2018/05/25(Fri) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

そ、それは……
ありがとう、ございます……

[わざわざ届けようとしてくれた先輩に。
普段なら、せめて一日前なら、平然と言えたのに。
今は、目を合わせるのも躊躇われ、ひたすら心臓がやかましい。>>139

…………、
あの……
先輩は、覚えて……いますか?

[ずっと持たせているのも申し訳ないと、両手をケヴィンの方へ差し出しながら、尋ねた。*]

(144) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 00時頃

【人】 執事見習い ロビン

[傍から見れば何しているんだろう、と思われるかもしれないが、人目を気にするほどの注意が周囲にいかない。

今は目の前の人のことしか考えられなくて。]

ふぁっ。

[がしりと両手で掴まれて、小さく声をあげた。
同時に、心臓が一際大きく跳ねた。>>158

自分よりも大きな手から温もりが伝わってくる。
逸らしていた瞳を、茶色にあわせ。

……ああ、良かった、と覚えていたことに安堵した。]

(169) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[薔薇の香に溺れていたのかもしれない。
だけど嫌じゃなかったし、今でもそうだ。
羞恥はあっても、後悔や嫌悪は湧いていない。

重ね合わせた手に夜の夢を思い出し、
離れていく手に、もっと触れていたいと追いかけそうになる。]


……いえ。
忘れたくないです。

(170) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃

【人】 執事見習い ロビン

僕は、自分の気持ちを理解するのが、下手だし。
この感情の正しい名前もわからないんですけど……

でも、先輩を、好ましいと思っています。
パン作り以外のことも知りたいです、もっと。

[少しは笑えたらよかったけれど、必死の訴えに連動して、表情も余裕のないものだ。]

……また、見学しに行ってもいいですか?

[最初は単にパン作りに興味があっただけだが、次に行く時の目的は違う。

迷子を導けるほど大層な者ではなくとも、一緒に道を探したくて**]

(171) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃


【人】 執事見習い ロビン

[愛とは何かと問われれば、
「よくわからない」のが自分の答え。
色恋沙汰とは縁のなかった半生だ。

でも、彼を知りたいと思う心が、
泣いてほしくないと感じる気持ちが、>>204
手を繋いでいたいという望みが、
単なる依存ではなく、愛であればいいと、思う。]

(216) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 20時頃

【人】 執事見習い ロビン

[受け取った上着を肩にかけ、
もう一度手を差し出して、握手を求めた。
今はこれだけで我慢しよう。]

……ありがとうございます。
嬉しいです。

[珍しい表情を見せる。
いつも大体真顔の顔に浮かぶ、微笑。

たんぽぽの綿毛は、根を張り、
小さな花を咲かせる場所を決めたのだ。**]

(217) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 20時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

mikanseijin 2018/05/26(Sat) 20時頃


【人】 執事見習い ロビン

―それから―

[さて、不思議な夜が夢でなかったのだとしたら、
もう一つ気になることがある。

ピスティオと盛大に喧嘩したことだ。
あんなに叫んだ記憶は他には早々思いつかない。]

……。

[あれからまだ、まともに顔を合わせていない。
気になって勉強も進まず、布団に包まっている。]

……僕悪くないし。

(249) mikanseijin 2018/05/27(Sun) 11時頃

【人】 執事見習い ロビン

(……でも別に、ピスティオも悪くはない)

[怪異に巻き込まれて、向こうも必死になっていたのは、落ち着いた今ならわかる。

わかる、けど。]

…………。

[どうしたらいいかわからずに、布団に潜り込んだ。
いつまでもこのまま、喧嘩別れも嫌なのだけども。

ごろごろり。**]

(250) mikanseijin 2018/05/27(Sun) 11時半頃

[あの夜、噎せ返った香りは二人の間にはもう漂わない。
それでも尚、離れることがないのなら
お互いがそうしたいと思える関係で、続いていけたら。

親友の隣で、そう思った。]*


 ― SUNSET ―

[ あれはいつだったか、もう遠いとおい過去のよう。
 いつから中庭(そこ)にいたのか
 もう、私は覚えてなどいない、遙かはるか昔。

 咲くはずの無い、保有しないはずの色素は涙色。
 その言葉は《不可能》。

 誰が咲きもしない花に水を与えてくれようか。 ]


 んへぇ、でっかい庭。

 あれ、ここだけ土からっからだけど。
 ここ誰か管理してねーの?

[ 言の葉は、まだどこか異国交じりで
 顔も身長も幼さを残す《悠仁(だれか)》が
 初めて私を、見てくれた。 ]



 おまえさー、咲かないね。

[ 声はそれから毎日降り注いだ。 ]

 水も肥料もまいてんのに。

[ 彼には特別親しくする友人は居なかったのだろう。 ]

 何が足りないのかね?

[ まるで私に自分を重ねるように扱う指に。 ]


 
 
       ――――《    》かな。
 
 


[ 私の棘が刺さる。
 太陽を飲み込み夜が始まった頃の、お話。 ]**


[お互いをさらけ出して、言葉を交わし、手を伸ばして。
 支え合って、立ち上がって、そして。

 一年後。一ヶ月後。一週間後。明日。
 この人の隣でそれをするのが自分じゃなくなった時、俺は二度目の失恋を、するんだろう。
 それでいい。それが、いい。
 凍てつかず、燃えもせず。苦しみを知らないこの心は、もう恋とは呼べないものだ。
 薔薇の香りが失せた今、俺たちは無二の友になる**]


[理屈も正しさもあるべき形も考えず
友にそうしたいと思ったことをして、
求められるままに受け入れていた。

香りなど無くとも、二人は関係に名前を付けて
傷ませる思いをそれぞれに持ったまま、隣にいられる。]*


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