217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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『やはり憑いておったか!!』
[申告してきた清々しい、厭らしい気に顔を憎しで歪める。
だが、それも僅かな刻。やがてくつり……と笑いだした。]
『……だがまあ良い 探す手間が省けたと云うもの
炙らずとも出てくるとは……くくく、愚かな娘よ』
[見つけ出される前に、落としてしまえ。
そうは思ったが、すぐにその考えを改める。]
『吾等に与する者であるならば、そう易々と落とせぬか……
同輩よ 彼の者は如何んとするや?』
[落とした者であるならば、本にそうであるか吾には判るのだが。落とした後で気付いても、それは最早意味無きこと。]
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[思案に耽っていると酉に何か言われたか>>76。]
あ? ああ、俺は、な
[光のお陰で未だ男としての自我を保っている。 そして光のせいで、己の内にいる邪に気付かぬ。 故に、焦る理由のない男は常通りの返事を。
渦中の幸いか、疑われたと心穏やかではない邪にとっては善きことであった。]
(82) 2015/02/15(Sun) 20時半頃
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ミナカタは、ショコラの事を考えている。
2015/02/15(Sun) 21時半頃
『何を心配することがある?』
『――のぅ、同輩よ。』
『永い時を経て、忘れたか?』
[忘れたか?]
『我らの「罪」を。』
『神が定めた、「罪」を。』
[罪の重さでいうならば、黒亥の方が重く。]
『………なに。亥は既に我のもの。』
『安心すると良い。』
[もうひとつ。
思い出してはならないことがあるから。]
『……のぅ、「同輩」?』
[殊更に強調し。
黒き気であらば。そぅと伸ばして黒鱗に触れられるだろうか。
赤き舌、吐息。
感じる距離で、――――くんと匂いを嗅ぐ。]
『さぁ、我に。』
『罪……』
[遥か彼方の記憶。吾等の罪。己の……――。]
『神が定めた、傲慢で身勝手な「罪」』
『……もはや、思い出すことすら、叶わぬわ』
[遠く遠く、刻すら忘れてしまうほど。
数えることすら、叶わぬほど、気が遠くなるような……――。]
[敢えて。黒亥は返答を先伸ばしにする。
全ての神光は、砕き散るもの。
同胞も、同輩も、不要なもの。
いつだって黒亥は―――――――己しか、信じない。
信じていない。]
[神光あらば、きっとこの黒蛇も裏切るのだろう。
全てを奪えなかったと同じように、「邪魔」をするかもしれない。]
『……… ゃ、だ。』
[それは嫌だと小さく独りごち。
主の持つ全てを奪うのは、我だと―――赤眼は焦がれるように黒蛇を見詰めた。]
信じていないんじゃ、なかったの?
[黒亥に届いた幼子の声。
聞こえない、 ふり。]
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[どのくらい考えていたのか。 いつの間にか話は誰を眠らせるか、という内容に変わっていたか。]
……子のの言うことを信じるのであれば、眠らせる訳にゃいかねぇな 後は……申のもだったか?
[何となく耳に入ってきた物を思い出しながら午のに案を>>104]
(113) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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[そこにいる子を真似た者>>107がそう言ったのだから、そうだと思い込んだのだった。]
(115) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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『……では、汝に託そう』
[既に意の中だと言われれば、それに安堵したかのように息を付き、光を渡す。
確かに、吾よりは此の者の方が力は強く。
――それが、罪の重さなの差かは知らぬが。]
『何か』
[呼ばれればそれに応え、近付くのを払わず、されるが儘になりながら。]
『……応』
[恥じる仲ではなかろうと尋ねられれば、返事を返し。
相手が望むものを差し出すだろう。]
[焦がれる様な視線の意味はわからず、同輩を疑うということを知らぬが故に、
延ばされた返事の真意も汲めぬ愚かな黒蛇は、何も知らずに提案す。]
『呪いの気を吸いとった酉 厄介かもしれぬなぁ……』
[そう酉を見つめながら、どうするかと尋ねてみよう。]
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[誰かを眠らせなければ。だが誰を? 変事に対し、冷静に思考を巡らせるは常の姿。 軈て男は、小さくぽつりと呟いた。]
呪いを掛けたものは、御前のお側で掛けたのか……?
[遠い所から放たれたのであれば、誰かが身代わりになろうとするのでは?そう思ってのこと。 ――――どちらの思考かは、わからぬが。 男自身にとっては、己で考えてる事に相違なく。]
(140) 2015/02/15(Sun) 23時半頃
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ミナカタは、レティーシャと午の姿を視界の端に入れたが、構わず思考を続けている。
2015/02/15(Sun) 23時半頃
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[誰を眠らせるかとは別に、もう一つ考える。 己の中にあるこの『光』。 恐らくこれは、害なす者ではなく我等を守るもの。
ならば己ではなく、別の者に譲るべきではないのか。 ……――。
其の先で思考が歪む。しかしそれに気付くことはなく。
……そうだ。そうしよう。 己の中で結論に至った男は、光をその者の方へ飛ばした。]
(145) 2015/02/15(Sun) 23時半頃
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4つか…… 結構いるな
[辰の言うこと>>137を耳に捉えたらしい。 その様なこと、男は。少なからず、男の中にいる邪気は知っていることであったが。]
丑のの言う通りだ、戌の 皆の様子をみていれば、何か不自然な行動をする者が現れるだろ
[だが、と戌>>134へ言った丑の言葉>>148に同意を示しながら考え込む。誰を眠らすか。如何せん、情報が少なすぎる。]
(151) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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[遠い時の彼方で定められた「罪」。
覚えているのは自分ばかりか。
故に。寂寥が増す。
渡しを助けるかのように鼻を動かし、牙を掛けた。]
『そうだ。 ――それで、良い。』
『我が同輩よ。 黒蛇、よ。』
ミナカタは、思考に時間(喉)を割きすぎたか。
2015/02/16(Mon) 00時頃
『……襲え。』
『見定めるを待つなら、そうすると良い。』
『なに。「同胞」は他にも居るだろう?』
[それは。代わりが居るという意味か。
それとも、仲間を増やせという意味か。
どちらも取れる言葉を残し。
神光に触れた。]
[掛けられた牙を拒まず、そのまま渡す用意をしつつ。
先程言われた「罪」を思い出そうと、遥か昔の記憶を掘り起こす。]
『吾等の罪は……――』
[忘れたくとも、忘れられぬ筈だったのに。
憎悪に負けて、記憶すら飛び。]
『……吾等は 存在するだけで罪なのか』
[神の定めし、傲慢な決まり。
吾等に全ての罪を擦り付け、「悪」とした。
黒蛇に思い出せるのは、今はそれだけ。]
[吐息を溢すは安堵故。]
『誰が邪魔者か、呪いをかけるべきは誰か……』
[黒鱗を包んでいた黒気は、今は神光を包み。
ハハと乾いた声が洩れる。]
『なぁに。主が知っておるだろう?』
[白餅の。
けれど、黒亥の牙は言霊の強き香りに惹かれ。
水音を 消すだろう。*]
[どちらにも捉えられる言葉を聞き。
それが前者の意味だと捉えた黒蛇は、にたりと笑った。]
『……応 代わりは幾らでもいよう
最後に吾等が立っておれれば、それで良い』
[やっとこの、忌々しい光から解放されることを喜びながら。
次の呪う先を、決めた。]
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ああ、情報が足りない
[落ち着いたという戌>>156に同意をしめす。 故に現在、誰を眠らせるかで悩んでいるのだ。 そう思った矢先、戌からの提案が>>159。]
……いいのか?
(161) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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[気丈にも笑って見せる戌>>164に目を伏せる。]
……すまない 感謝する 必ず後で起こせる様、尽事を尽くそう
[幼くも、立派な姿を見せる戌に略式ではあるが、礼を取って見せ。]
(167) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
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『誰が邪魔者か……』
[くつり、くつり]
『それもそうだな』
/*
つまり襲撃はこちらに任せると言うことでOKですか?
|
[情報が落ちぬ、それ故に決まらぬ。 自ら言い出すのでれば、様子見をするのも良かろう。
そう。只の疲れで神が寝込んだだけかもしれぬ。
(ソンナ事ハ有リ得ヌ)
もしかしたら、何事も起こらぬやもしれぬ。
(ソウダ 時間ヲ稼ゲ 眠ラセロ)]
(183) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
|
/*
お魚だろう紅羽ねーさまにセットはしてますが、
そちらのセットはお任せで。
揃えます?
システムに任せます?
/*
幾らなんでも、最初に占だろう子のを落とすのはガチすぎるかなと思うので、此方も酉のにセットします。
これ以降はどうしましょうか。
各々でセットするのも、それはそれでまた一興かと()
/*
子は魔術師な気もしてるのですけど、どうでしょう、ね?
面白そうな方向で!w
セット先、了解です。
襲撃結果のチップとか気にされますか?
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