194 花籠遊里
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[ けれど、僕は あの御方に逢うことが出来たのです。 ]
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く、んんッ、もぅ …だめっ!
で、る …イっちゃ、 ッあ──!!
[はしたない言の葉が堕ちてゆきます。 あばらまで浮き出た僕の痩躯が、弓のように撓り。 幾度出したかもわからない精を出しつくし 床を微かな白濁で汚しておりました。
震える指先を伸ばしても あの御方は、霞んでいってしまわれます。
僕を置いて、遠い海の向こうへ。
僕を置いて。]
(138) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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おかあさんのように
ぼくを
おいて、おいていかないで。
いいこにするから
わらっているから
なかないから。
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[最期に、懸命に呼ぼうと唇を動かしましたが
僕は彼の名前を、知りませんでした**]
(139) anbito 2014/09/26(Fri) 23時頃
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────…、ふふっ。
[僕は珍しいものを見た気がします>>125 表情から窺ったのではなく、揺れた言の葉に。 そして、口ほどにものを謂う視線からでございます。
僕が思うよりも、もしかしたらずっと 僕のことを想ってくださっているのでしょうか。
そんな、自惚れを胸に微笑み返したのでございます。]
(154) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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ばっ、ばか ──あっ!
[舌先が舐めるような場所ではない部分を攻め立てていきます>>126 その上感じている、などと触られてしまうそこは 身体につりあう程度の小振りなものでありました。 糸が伝うのを目の当たりにして視線を逸らしたのは 羞恥と、それから──…
『蝶』として『花』を抱いた御方には 満足できるものではないような、気がしてしまったのです。
いままで一度として、そんなことは考えたこともありません。 誰かと自分を比べるなんて、初めての感情に 戸惑いが視線を彷徨わせたのでございます。]
(155) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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[優しい愛撫は執拗に続きます。 手順の全てに、胸が締め付けられるようでありました。 嬌声を堪えるのに唇をきゅっと噛んでおりました。
見えたのは、片眉を顰めるお顔です>>127
とたん鼓動は、切ない音色を奏でました。 徽章(やくそく)を頂いた日に鳴り響いたものと 同じ音色を聞いていました。
腕を、伸ばします。 触れること、きっと赦して下さるでしょう。 細い身体を持ち上げて、接吻けを落とそうとする刹那。]
(156) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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っ ……──ン、ぁ!!
[何よりも甘い囁きが舞い降りました>>128 まるで蝶がひらひらと、花に寄りそうような声で。
「僕も、だいすきです。」
そう紡ぐことは叶わず。 接吻けをすることも出来ぬままに、蕾を押し開く大きな熱。 感じた事のない感覚が身も心も襲いくるのです。
痛みを感じるのは身体ではなく心。 喜びに耐え切れず、切なさが増してしまうのです。
熱を感じるのは心でなく身体。 肉塊に穿たれ揺さぶられ、悦に熟れた身体が応えます。]
(157) anbito 2014/09/27(Sat) 00時頃
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さ、まっ ──えく、…ぅる さまあっ!
[呂律の廻らぬ舌先が、確かに彼の名を呼びました。 唯一、僕にだけ許された名前を呼びました。 堪えることなくしがみ付いた指先が、その背に爪痕を残します。
溢れくる想いに、はじめて涙が落ちました。
生涯、お慕い申しておりますと。 だいすきですと。 逢いたかったと、寂しかったと。 射干玉が見詰め、囁くのでございます*]
(158) anbito 2014/09/27(Sat) 00時半頃
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はしたない、淫らな“ちょう”よ。
十分喜んでいるというのに、足らんと言うかい?
欲張りなものだねえ。
[嬌声滲ませ揺れ動く体。
痴態を晒す、焔花。
中を犯すは人の熱でなく、
無機質で冷ややかな万年筆。
男はゆらりと立ち上がる。
蝶が花を買い付けに訪れたなら
その秘所晒すように言いつけよう。
時には指先で溢れる蜜を掬い上げ。
喚く口の中へと運んでやろう。]
[知っている。
重ねる色が違うこと。
知っている。
造花の振りを望むこと。
―――“私”と“お前”は背中合わせ。
向かい合うことなど在りはしない。
あってはならない。
“ちょう”になりたい男と。
“花主”たる男なのだから。]
―――おいで、丁助。
[おいでと言いながら。
圧し入る熱は硬く。
初日花開かせたのと同じよう。
否、それよりも荒さは増そう。]
丁助。
[耳に落とす冷たい声。
氷の微笑は、歪んだ想い。]
“ちょう”。
[重ね合わせてすり合わせ。
穿ち貫いては、内へと爆ぜる。]
[雁字搦めの錆びた楔。
幾度も打ちつけ。
花を *手折る*]
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―― 花蝶の幻 ――
[所詮は蝶と花、それ以上にも以下にもなれず 呼ばれ、覚悟していた通りに
───僕はあの晩、彼に抱かれました>>142
背には爪を立てられ、何度も腹を満たされて。 擦れる場所は熟れて切れ、白濁の中に朱を混ぜても。 厭だと叫んでも、首を振っても涙など流れませんでした。
枯れた可愛げのない『櫻』にございます。]
(174) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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[射干玉の髪は精液に犯されました。 痛みに体を捩れば、涙の代わりに白が溢れます。
そうして容赦なく捨てられた身に降り注ぐのは 僕が捨てられたということと>>145]
……咲かせて、下さるの、ですか?
[傷付いた『櫻』を拾う>>146 そんな言葉にございます。]
(175) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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あゝ。
煩わしさなんて、滅相もありません。
『花』でいられると謂うのなら。
僕はなんでもいたしましょう。
[その時の僕はどんな顔をしていたのでしょう。]
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[抗いもせず、『櫻』は海の向こうへと連れ去られ 地下にて、その『せい』を許される存在となりました。 頭の上には荒れ果てた庭があることも知らず。 まるで、僕自身が埋められた亡骸のようでした。
体を火照らせるものがあるのに 嵌められたそれは、熱を放つことを許しません。 帰りを待てと躾けられているかのごとく。 ただただ、薄汚い欲ばかりが募るのです。
地下へと響く足音は、待ちわびた唯一つだけのもの。
光の消えた眸を向けて、僕はこう返すのです。]
(176) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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おかえりなさいませ、───…僕の『蝶』。
(177) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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[声はもう掠れて、潰れています。 それでも僕は返すのです。
耳に飾る徽章(そくばく)を光らせて。 僕は久しぶりに、ふっと微笑みました。
これが施されたときに、震えていた指先なんて知りません。 判りません、判らないのです。
判っては、ならないのです。]
(178) anbito 2014/09/27(Sat) 01時頃
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堪えて、おられたのですか?
[寝床に鏡を置くなんて、酷く悪趣味なことを謂う御方へ>>167 一言お尋ねして、彼の謂う『やらしい顔』で微笑んでおりました。
あの花籠での一連を思い返します。
避けていたのは、お互いでした。 僕は彼が現れ揶揄を撒き散らせば、避け。 彼は僕を買うことをせず、避け。
なのに奥底に芽生えた呪詛は ずっとあなたさまへと芽吹こうとしていたなんて。
ならば、あなたさまも もしかしたら、同じように───…]
(179) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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鏡に、映さず… …いまっ 教えて、くださ── ぁっ!
[僕は一体どんな顔をしているでしょう。 何処かの地下に埋められた亡骸のようではないはずです。
大きな質量が、僕の中を穿ちます。 感じたことのない圧迫感に、繋がる部分は擦れますが 丁寧な愛撫のおかげで柔らかく 埋まる全てを──或いは、この御方全てを 包み込むようにして締め付けていることでしょう。
奥を打つ先端、根元まできゅうと絡みつき。 体温も心も融けきって。 甘くて、とろりと蕩けてしまいます。]
(180) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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[僕が失くしてきたものを。 彼が拾ってきてくれるのです。 僕が埋めて隠したものを 彼が掘り返してくれるのです。
一朝一夕では理解出来ない、と。 あのお優しい言葉を聞いたときからずっとずっと。 僕は、あなたさまをお慕い申しておりました。
ですが、名前を知りたいと仰る御方に 本当のことは、まだまだ教えてあげません。
掘り返してくれるのを。 寂しさを全部受け止めてくれたのなら。
その時に初めて、教えましょう。]
(181) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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[「どこにも行くな」>>170
そんな風に聴こえた呻き声は、きっと幻聴などではありません。 ですから僕は細い腕で彼を抱きしめ 全てを受け止めて見せるのです。]
(182) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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えくとぅ、る、さま ぁ ───…っ!!
[接吻けに、ぱたぱたと涙は止まることを忘れ。 それでも哀しくなどないのです。 ただ、嬉しくて仕方がないのです。
迸る熱を体の中に、そして胸に受け止めて。 肌を重ねて、接吻けましょう。]
(183) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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[涙が落ち、恋に落ち。 僕と彼は、想いで愛と未来を育てていきましょう。
きっと、この蕩けそうな甘さのことを、 ──────『しあわせ』と、呼ぶのです。*]
(184) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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──えとわーるだるじゃん──
[僕は、あの日のように植物図鑑を捲っておりました。 空は宵闇の色をしております。 そろそろ、僕のご主人さまがお仕事を終えて帰って来る頃です。]
……───。
[指でそっと撫でる頁には、白い花が咲いておりました。 『初恋』なんて意味を持つ 可愛らしい、可憐で、似ても似つかないお花でしたが 僕はそこに印刷された文字を撫でては ふっと、幸せそうに微笑むのです。]
えとわーるだるじゃん。
[不慣れな言の葉ではありますが 愛しいその名前を紡いだら、丁度玄関のベルがなりました。]
(185) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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はあい、おかえりなさいっ!
[僕は、本に急いで栞を挟みます。 そしてぱたぱたと、出迎えに向かうのです。
本を置いた場所からは、中庭の櫻が見えておりました。
花が咲き、散る頃には 僕の名前を教えてあげようと思います。]
(186) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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櫻の、子とかいて『おうじ』です。
[はじめから、ちゃんと知っていてくれたのですよ───って**]
(187) anbito 2014/09/27(Sat) 02時頃
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