49 海の見える坂道
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ん…―――
[今度は鳩が、空を飛ばずに
犬に跨って、ククク…と鳴きながら走って来た]
なんだ、ライダーになったのか?
郵便局の人が、自転車で配達に来た気分だな
[差し出す手紙を受け取って、文字を読むのだけれど]
だー、また漢字だよ
読むのに時間がかかるんだよ、漢字は
んーと、要はありがと、ってことか?
ったく、ポンヨウってのはそんなに軽くないんだぞ
[慣れない頭をひねりながら、必死に解読したらしい]
えーっと、どう返事しようかな
んー…―――
如果如果祈禱你的希
望實現的事的你真的行動,我邀請作為你
的朋友的我的聲音做,我會借給你力量
これで、いいかな?
ったく、漢字は嫌いだ、難しいから
ほらよ、鳩
これ、運びに行きな?
[鳩にそれを渡すと、鳩は犬と一緒に走って行った
いや、飛べよ、鳥だろ]
[サイモンとは何を話しただろう?
彼は、一つのランタンを渡してくれた。
「聞いていたから」というから驚いて]
「渡してほしいと言われたんだよ」
「今日、必ず来るといっていたから」
[そう聞いて目を丸くするけれど、やはり感謝の意を表して。
しかし誰からの伝達かは聞かない。
聞きたいけれど、聞かないのがルール]
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おおっ、ラルフー! ああ、結構涼しい。お、ジジも一緒か?
[ヨーランダが呼んだらしい。 目的のものを見つけた男は、海から上がって大きく手を振った。 髪から滴る海水を気にすることも無くぺたぺたと近づいて、 準備中のラルフにワザとらしく肩を組もうと腕を伸ばす]
なんかよくわからんが、話がありそうだぞ。
[なるべく小声で囁いてから、じゃ、と身を離して]
そういや、俺ちょっとコイツをなんとかしてくるわ。
[バケツに入ったサザエを持ち上げて見せ]
またな。ラルフの分もあるから、後で食おうぜ。
[堤防でウロウロしているジジを一回抱き上げて撫でてから] 手をひらひらさせて立ち去った]
(101) 2011/04/13(Wed) 22時半頃
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おー、任せろ! とはいえ、まだちょっと早いよなぁ。
[太陽はまだまだ元気で、一杯やるのは我慢。 命拾いしたな、とバケツのサザエに話しかける]
………暗っ! まだジジに話しかけているほうがいいわ。
[自分の発言に驚いた様子で、口を噤み なー、と傍らの黒猫の喉を指でさすった。 サザエは、ネルんちに行けばいいかと考える]
泳いだから、腹減ったな。
[眉を顰めて腹を擦り、足元に視線を落とした。 一時の相棒ジジとは、価値観の相違で直ぐに別れた]
(108) 2011/04/13(Wed) 23時頃
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[なんか返ってきた手紙は、正直よく意味がわからなかった。
まぁこれが限界かな。なんか自分が書いた言語と少し違うようでもあって。
次は普通に書いた。
「サイモンさんに手回ししてくれたのは君かな?
ありがとう。話を聞いたよ
もし、目的を達成できたら
是非一度、お礼をいわせてほしい」
[字体が違うからな、わからないんじゃないかな
とか思いながら、食事をしていると
今度の鳩は、サングラスをかけていた
眩しいのね、鳩も]
お前、そろそろ方向を間違えて来たな
[手紙を受け取ると、今度はわかりやすい言語だった
良かった、大嫌いな漢字地獄からの脱出だ]
んー…―――
断れないのかね、こう言うの
面倒な事、嫌いだし
[お礼を言うためだけに、わざわざ何処かに足を運ぶのはな
まぁ、達成感のある時なら気分も違うのだろうか]
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―――――♪
[音程が時々迷子になりながらも、機嫌よく堤防沿いを歩く。 ネルの家までやってくると、外へ出ていることを告げられた]
あ、じゃあ、これ預かって貰って良いですか。 ほら、今日は暑いしこのままじゃ死んじまいそうなんで……。
[考えて獲んな、と、 ネルの祖母に道理に適った忠告を授けられ、頭を軽く下げる。 なんとかサザエをバケツごと預かってもらうのに成功すると]
あー、腹減った……。
[適当に食料を求めて、坂道を登りだし 途中にベネットの姿を認めれば、よ、と手を挙げて]
一人か?
(115) 2011/04/13(Wed) 23時半頃
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[もしも上手くいって、その時気分が良かったら
そして、時間がそれを許したなら
そんな短い文章を書いて、鳩に持たせた
面白かったので、鳩に箒の玩具を背負わせたりして]
しっかり働けよ、鳩
今度来る時は、ネームプレートを付けて来い
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ん、今からメシ食いに行くところ。 ベネットは何してたんだ?
[暑さと空腹で少し精彩を欠いた表情で答える。 ベネットは機嫌がいいのだろうか? と、少しだけ不思議そうに瞳を動かして]
よかったら、何か食べに行かね?
[坂道に沿って並ぶ店の数々を、親指で示した]
(119) 2011/04/13(Wed) 23時半頃
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今日は結構暑いからな。 そういや、海の図鑑をこの前買ったぜ。
[本の話をしながら、その気持ちは解る、と頷いて]
よし、じゃあ……。えー、mer calme?
[あまり思いつく場所が無かった。 他のところでも大丈夫だと、そう断りを入れ]
俺に相談って、また珍しいことするなぁ。 金と女の相談は無理だぞ。体調でも悪いのか。
(125) 2011/04/14(Thu) 00時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/04/14(Thu) 00時頃
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おっ、よく解ったな!
[ベネットの返答は意外だったらしい。 笑顔になって、流石本屋だな、と誉めそやした。 てっきり魚の図鑑だと思われるだろうと考えてたから]
そうそう。その名の通り『海の』図鑑なんだ。 ちょっと色褪せちまってるけど、見てると飽きない。
ん、じゃあ行くか。そこでちゃんと聞く。 あいつの誕生日って、そうか、そうだっけ……。
[了承を得ると、軽い嘆息。 表情を戻して、mer calmeへの道を歩き出した]
(129) 2011/04/14(Thu) 00時頃
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―道すがら―
そういや、これ見てくれよ。
[笑いながらおもむろに取り出したのは、黒蝶貝。 真珠の養殖を行っている近くの海底から探してきたものだ。 運よく網を外れた貝殻が、海底で静かに眠っていた]
さっき潜って探してきた。ほら、螺鈿ってあるだろ。 あの虹色の真珠層を切り貼りして散りばめる細工。 なんか装飾品に使えそうだから、ミッシェルに渡そうと思ってな。
[指で掲げた貝殻の湾曲部分に 差し込んだ檸檬色の陽光が溜まり、弾けて、きらと輝いた]
あいつ、値段勉強してくれそうだから、お礼代わり。
[装飾品の注文をしたことを四方山話にしながら、歩いていく]
(135) 2011/04/14(Thu) 00時半頃
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確かに命日よりも、誕生日の方がいいな。 あの二人も……、楽しんでくれるだろ。
[忘れたくない、と話すベネットに頷いて。 やがてmer calmeに到着すれば、扉を開けて]
オスカー、いるかー? 何か食わせてくれ。ともかく、座ろうぜ。
[居るかどうかはわからないが、 見知った顔を声を張り上げて呼びつつ]
ベネット、昨日オスカーに迷惑掛けたのか……。
(140) 2011/04/14(Thu) 00時半頃
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………? おお、そういうことか。
[道すがらの話には、数瞬疑問符を浮かべて、 やがて色々と氷塊したかのように、手を打った]
いやいや、俺のに使ったら礼にならないじゃん。 俺の頼んだのは、もう全部任せてあるし。
[ははっ、と笑いながら、 そうか、俺って黒は似合わないんだな、と納得し]
単純な、うーん、贈り物って言うと大仰だけど。 そんなとこ。珍しく、なんかやる気も出たしな。
[まあ、変な話した、と打ち切って。 やがて、ランタンの天の川の話に、耳を傾けた**]
(144) 2011/04/14(Thu) 01時頃
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[酔いのせいか、いつもより饒舌に感じるベネット。 炒めた玉葱を載せた鶏肉のソテーにざっくりナイフを入れ 彼の話を聞いて、カウンター席の横で唇を緩める]
ランタンで、光の道か。 俺たちの住んでいる此処は、坂が多いから 上から順番に道沿いを繋げれば、さぞ綺麗だろうな。
[脳裏に浮かんだ光景を、 それもいいかもしれない、と認めながら]
いいよ。もし俺のところに、そんな話が来たら きちんと協力する。ランタンね……。 って、ははっ、誰だかわからないのかよ。
(161) 2011/04/14(Thu) 07時半頃
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[ベネットのヴェスを悼む気持ちは 隣にいるだけで、なんとなく伝わってきて]
おいおい、昼からそんな調子じゃ、 オスカーにまた迷惑掛けちまうぞ。
[ほろ酔いの肩を叩きながら、最後に彼が零した言葉に]
ヴェスのほかにも、見せたいやつがいるのか? おい、よく聞き取れなかった。
[冗談交じりの表情で、耳を近づけて笑いながら、 簡単な食事が終わるまでの間、ベネットの話を聞き続ける]
へぇ、ヴェスのためには違いないけど。ランタンの、道か。 天からの、あー、光の階段みたいに見えるのかね。
誰かと見たら………。
[幻想的な風景になりそうだな、と独り言を洩らした]
(162) 2011/04/14(Thu) 07時半頃
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サイモンも探してるんだな。了解。 確かに、ランタンもある程度の数が必要だろうし。
[微妙に名前の似た男を思い浮かべると、 一人で飲みながらも、奢ってくれたことを思い出す]
秘密か、ふーん。って、おい。 ベネットまで俺の耳を引っ張るんじゃねぇよ。
[にやにやと笑いながら、放せ、とジェスチャー。 その行為に、何かを思い出したように]
あ、そうだ、俺ちょっと用事があるんだったわ。 今日、海で面白いもの見つけたし、そろそろだろ。
[あれから少し時間は経っている。 頃合を見計らって、楽しかった、と席を立つだろう]
(165) 2011/04/14(Thu) 08時頃
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よくわかんねえけど、皆、色々と考えてるよな。
[静かなベネットの声には、 最後に、励ますかのように頷いて見せた**]
(166) 2011/04/14(Thu) 08時頃
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[会計を相変わらず薄い財布で済ませると、 ポケットに手を突っ込んだまま、オスカーに振り返る]
ああ、また来るわ。 相変わらず、メシ美味かった。
[唇の端に、満足そうな余韻を残したまま オスカーの問いには、ぽん、と頭を撫でて笑顔で答え]
もうすぐ、あいつらが来るんだよ。 遠くのほうに見えただけだけど、おそらく間違いない。 よかったら、後でオスカーも見に来るといいぜ。
[もし、少年が疑問符を浮かべれば、 まあ、海に来ればわかる、と微笑みながら言い残した]
(191) 2011/04/14(Thu) 19時半頃
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― brise marineの前 ―
それにしても、今日は本当に暑い……。 よー、ミッシェルいるかー?
[途中で買った涼やかな硝子瓶に ぎゅうぎゅうに閉じ込められたラムネを傾けつつ 黒蝶貝を携えて、brise marineの扉を開いた]
(193) 2011/04/14(Thu) 19時半頃
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サイラスは、ネルやゾーイの姿を認めれば、よっ、と挨拶するだろう。
2011/04/14(Thu) 19時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/04/14(Thu) 21時頃
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あ、あれ? ネルだったよな……?
[扉を潜る時、逃げるように走り去ったネルの背中を 不思議そうに見つめて、首を捻る。 サザエの話、しそびれたな、と思いながら。 そして店に入り、陳列された商品を興味深そうに見た後 手に持っていた黒蝶貝の殻をミッシェルに差し出した]
朝、海に潜って獲ってきた。貰ってくれ。 なんか装飾に使えないかと思って。 ほら、ここの真珠層が綺麗だし。
[深みのある黒の眩い光沢部分を指差しながら]
あ、一応言っとくけど、密漁じゃないぞ。
[環礁付近で行われている真珠養殖の傍で 網から外れて海に沈んでいた経緯を冗談混じりに伝えた]
(202) 2011/04/14(Thu) 21時半頃
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つうか、暑いけど、あえて遊びに行こうぜ。 確か今日って店やってないんだよな?
[んで、こっちが本題、と仕切り直して 仕事が沢山詰まっていないといいな、と考えながら]
見かけたから、誘いに来た。 そろそろ聴こえると思うわ。
[唇の前に人差し指を立てて、 静かに、と。常に無い真剣な表情と身振りで示す]
クジラの唄。
[跳ね上がる水飛沫と、滑り落ちる噴水の二重奏。 複数の潮吹き音が、風に乗ってほんの微かに届くだろうか。 それは解らないが、脳裏に浮かぶのは、入り江の先から続く大海原。 何頭かのクジラが海面から顔を上げて、身体をくねらせている姿]
(210) 2011/04/14(Thu) 21時半頃
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ああ、よくわからんが急いでたみたいだな。 忘れてったって……。おっ、オルゴールか。 かなり綺麗っつーか、何か優しい感じだな。 ミッシェルが作った?
[指でつつかれたオルゴールをまじまじと見つめる。 珊瑚や鱗で飾られたそれは、海の気配がして。 気に入った様子そのままに、視線を動かして]
たまには、こんなのもいいかと思ってな。 まあ、素直に貰ってくれて安心した。 自然のままにあるものは、確かに綺麗だ。
[そう言って嬉しそうに口元を緩めた]
(243) 2011/04/14(Thu) 22時半頃
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[もう夕日が落ちてきた頃だろうか。 ニヤリと笑うミッシェルとゾーイに向かって 楽しそうに、身振り手振りで説明しながら]
よし、二人とも行こうぜ。 クジラが沖で踊ってるんだよ。 こう、びたーんと背中を海面を叩きつけてな。 背中からぶしゅーっと潮を吹いて。
[多分、魚を追ってきたんだろう。 上空には、クジラに追従するよう 白いカモメが、獲物を狙って旋回しているはずだ]
クジラって、俺好きなんだわ。 海水が撒き散らされて、多分反射した夕日が綺麗だろうし。
[扉を開けて、海岸まで案内するつもりで]
(246) 2011/04/14(Thu) 23時頃
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うぁっ? 俺は、まだ25だぞ……。
[自分からオッサンと自称するのは良くても 人から言われると少しだけ衝撃らしい]
この前、ネルにも何か色々と言われたんだぞ。 ゾーイぐらいの子供が、云々、って。 と言っても、まあゾーイから見たらおじさんか。
[仕方ねー、と表情を一転、笑ってゾーイを見た]
修理だったんだな。 そんなに大事なものなら、確かによっぽど慌てって、おい。 幾らなんでも、トイレじゃねーだろ。
[ミッシェルに突っ込みを入れながら、 言われたとおり、3分間をゆったりと待って]
いいな、店番……。
(260) 2011/04/14(Thu) 23時頃
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ゾーイ、実はサザエさんも獲ってある。 だが、うっかりネルの実家にバケツごと預けたまま 俺は取りに行ってないのだ! 早く丸焼きにしないと……。 それとも、誰かが取りに行ってくれるのか……。
[どーん! と今明かされる真実。何も混じっていない。 心持ち胸を張りながら、適当に明かして無計画っぷりを晒し]
mer calmeに行ったら、是非ゾーイも食べてくれ。 ミッシェルも食うだろ。つまみに美味い酒飲めるぞ。 あと俺は……おじさん? よくわからんが、潜れなくなったら考えるわ。 お兄さんは、えーと。……お、準備出来たか。行こうぜ。
[意外と難しいことを聞くんだな、と考えたまま扉を開けた]
(268) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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うわ、性格わる。
[ミッシェルの意地悪そうな笑みを見て 苦笑しながら肩を竦め、こっちだぞー、と先導]
そりゃ、色々あるだろう。 まあ、俺たちがすげえ気を遣う、ってのは あんまり好きじゃなさそうだと思うけど。 大切なモンだって、言ってたんだろう? そのオルゴール。
[首を傾げたミシェルを見返して考えたのは、 何となく話しそびれていた、ヴェスのランタンの事]
ミッシェルが直してやれるってのは、凄いことだよな。 そう考えると。
[クジラの音が近づいてきた。 さあ、ゾーイに吹き込んでいる間違いを正さなければ]
(289) 2011/04/15(Fri) 00時頃
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ソフィア? ねーよ。俺はミッシェル一筋だから。
[海岸に着けば夕焼けが揺れる網のように 海面で光の模様を作って、ただ輝いていた。 鱈のすり身と海老の揚げ物を挟んだパンを 堤防沿いの屋台で買って、適当に一口齧る。 潮風に髪や頬が弄られるのを擽ったく感じて、目を細め]
お前らも食う? たまには奢るぜ。 これぐらいで、壷焼き食えなくなったりしないだろ。 あと、岩場に登った方が良く見えるぞー。
[よっ、と慣れた様子で防波堤の傍の岩場を駆け上がった]
爽やかって、どうやんだよ。 ついでに、ずっとお姉さんとか、ずるすぎだろう。
[クジラとカモメの乱舞を遠目に、小さな歓声を上げた]
(293) 2011/04/15(Fri) 00時頃
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