人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点:


[ 灯りが消えた、暗闇の中で ]

『逃げて』

『お願い』

[ 搾り出すような、声がする ]


 日向っ!?

[暗闇のなか、搾り出すような儚い声。
胸の痛みは、一層ひどくなるけれど、何も見えなくて]


お前も、百瀬探しに行かないの?
すっげー雨だし。

[出てゆく石神井を見て、土橋にも声をかけてみたり]


[まさか。
そんなわけがない。

けれど、胸の痛みは治まらない]

 日向、……蛍紫……っ!


いきますよ、もちろん。

[何を当然、といった表情になった]


はいはい、はぐれないよーにね。

[ついでに一緒にフロでも入ったら、とは言わなかった]


 ……何があったんだよ、日向ぁっ!

[彼女の姿が在った場所には、ただ雨粒が打ち付けるだけで。
生きている者は当然、死んだ者の姿も見えず]


はい!

[元気よく答え、外へと。
…もし、言われていたらジト目で見たかもしれない。]


[元気の良い反応に、土橋はわんこみたいで可愛いなーと思った]

俺も、どーにかなる……のかなあ。
ウーン。


[多分、ワンコならきっとハスキー犬だと思われる。]


[そこだと判ったのは、初めに日向と会った場所だから。]

 楓馬……。

[苗字でなく、名を呼んだことは、きっと無意識に。]


[犬好きなので、帰ってきたら思い切りナデナデするつもり]


 ……。

[濡れて雫の滴る前髪の下から、虚ろげな眼差しが返る。
けい、と呼ぶのは、喉が引き攣って上手く声にならず、くちびるの形だけ]


[虚ろな眼差しに、眉間に皺が寄った。
己は視えて聴こえるだけで、同調はしないから。
だから、彼と日向が抱える苦しみは判らない。]

 ………すまん。
 耀の時も傍にいてやれなくて。
 日向のことも……
 切欠は、おそらく暁様とやらなんだろうが。
 暁様……とやらの霊は、俺には見えてないから
 何がなんだかで。

[起こす為に手を差しのべながら、ぽつりと告げる言の葉。]


[蘭香のことも、――日向のことも。
暁様、という誰かのことは分からないが、ゆるゆる首を振った]

 ……謝るのは、オレ。
 居たのに、分かるのに、……何もっ、出来なくて。


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 01時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

― 二階の自室 ―

[下から聞こえた食事を告げる声も、哲人が下へ降りる音も聞こえていたけれど、
 どうにも悪夢のせいで食欲が湧かない]

 ……調音ちゃんには悪いけど、今日はパス。

[ぐてり、とベランダの手すりに顎を乗せて、ざあざあと降る雨と薔薇庭園を何をするでもなく眺めていた。

 だから雷が鳴るまでは、一階での騒ぎなんて何一つ知ることなく、のんびりとしたもの]

(56) 2011/05/18(Wed) 01時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 わ……っ!

[激しい雷鳴と稲光の瞬きに、びくりと身体が跳ねる。
 ふと後ろを振り返れば、電気が一斉に消えて室内は薄闇の帳が下りているのが見えた]

 今の雷で、電気飛んだ?

[この雨じゃ、こんな山奥まで配電工を呼ぶのも大変だぞなんて思っていれば、すぐに明かりが戻る]

 ……なんだ。ブレーカーが飛んだだけか。

[ほっとして胸を撫で下ろしながら、他に異常がないか一階へと確認に向かった]

(61) 2011/05/18(Wed) 01時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

― 食堂 ―

[とりあえず皆いるならここだろうと食堂へ顔を出せば、
 なにやら様子の違う雰囲気に眸をぱちぱちと瞬かせて]

 ……あら。なにかあったの?

[一人だけ場違いな声が、やけに耳についた]

(62) 2011/05/18(Wed) 01時半頃

ユリシーズは、とりあえず皆の邪魔にならない様に隅に移動して、誰かから事の次第を聞くだろうか。

2011/05/18(Wed) 01時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

[簡単に鳴瀬から事の顛末を聞くと、ぱちぱちともう一度瞬く眸]

 あー。ミイラ取りがミイラになっちゃってるのね。

[やれやれと言う様に肩を竦める]

 センセもお気を付けて。

[ひらり、手を振って見送ると自分も玄関ホールへ向かう。
 携帯は通じなくとも、有線の電話なら大丈夫だろうからなんて、考えて]

(68) 2011/05/18(Wed) 02時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[玄関ホールへ行こうとして、掛けられた声に脚を止めて]

 ああ、部屋にいたのよ。
 あまり食欲なかったから、ベランダでマイナスイオンを吸ってたの。

[克希と蛍紫の事を聞かれれば、首を左右にふるり]

 アタシは見てないわ。

(69) 2011/05/18(Wed) 02時頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 まあ、みんなお手手つないで団体行動って年でもないしねえ。
 いない連中もそのうち戻ってくると思うけど。小学生じゃないんだから。

[同じく桂馬ににっこりと笑みを返す。
 慣れない避暑地で皆少しはしゃぎすぎてるだけだろう、ぐらいの認識だった]

 そいや、携帯は通じないけど電話は通じると思うのよ。
 玄関ホールに電話があったから、借りようと思うんだけど桂馬ちゃんも来る?

[まさかその電話も、この雨で線が切れたのか普通になってるだなんて思いもしないから、軽い調子で誘う]

(74) 2011/05/18(Wed) 02時頃

ユリシーズは、床を調べる桂馬に、やっぱりぱちぱちと眸を瞬かせていた。

2011/05/18(Wed) 02時頃


【人】 詩人 ユリシーズ


 克希ちゃんがどっかにかくれんぼしてるのなら、
 叔父様に聞けば隠れ場所とか、判るんじゃない?

 どっちにしろ、この雨だし。
 連絡は入れておいた方が良いと思うのよね。

[のんびり言葉を続けると、桂馬と一緒に玄関ホールへ。
 クラシカルな黒電話の前まで歩いて来て]

 あった、あった。
 とりあえず克希ちゃんの叔父様に……って、桂馬ちゃん。叔父様の電話番号判る?

[こてり、と首を傾ぐ]

(78) 2011/05/18(Wed) 02時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 やあねえ。彼女なんていないわよぅ。
 ……母さんにね。心配してるだろうから。

[ひょいひょいっと右手を胸の前で振って笑うと、
 受話器を耳に充てるのだった]

(79) 2011/05/18(Wed) 02時半頃

ユリシーズは、階段を誰かが下りる音が聞こえたような気がした。

2011/05/18(Wed) 02時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

[旅行のしおりみたいなものをごそごそ取り出す桂馬に、緩く首を振る]

 ……だめだわ。
 電話線この雨で切れてるっぽい。

[まったく音を発しない受話器を耳から離すと、桂馬の方へと差し出した]

(84) 2011/05/18(Wed) 02時半頃

ユリシーズは、浴室に戻る哲人に、りょうかーいと返事。

2011/05/18(Wed) 02時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ


 困ったわねえ……。

[同じようにしみじみ呟き、玄関の外で振るバケツをひっくり返したような雨を恨めしそうに見て、溜息を一つ]

 ……とりあえず、文センセに電話繋がらないことを連絡しとかないとね。
 あと天気予報のチェックもしておかないと。
 ……テレビのある部屋どこだったかしら。

[受話器を置くと、元来た道を戻る様に踵を返した]

(88) 2011/05/18(Wed) 03時頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 うち、母一人子一人だから、
 ちょっと訳ありなのよ。

[苦く笑うと、緩く肩を竦めた]

(93) 2011/05/18(Wed) 03時頃

ユリシーズは、はいはい。行ってらっしゃいと手を振って、階段を上がっていく桂馬を見送った。

2011/05/18(Wed) 03時頃


【人】 詩人 ユリシーズ

― 広間 ―

[玄関ホールから戻ってくれば、まだそこに栖津井はいただろうか。
 いるならば、あまり緊張感のない声でちらりと玄関ホールの方を見ながら]

 文センセ。
 電話線切れてるっぽいけど、どうしよ?

[この酷い雨がやむまで、別荘が文字通り陸の孤島となったことを告げる*だろう*]

(97) 2011/05/18(Wed) 03時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 03時半頃


―先の話・栖津井&浜那須の部屋―

栖津井先生。またすり傷作ってしまいましたー
…あと、薔薇の棘、刺さってしまいました

[部屋の中に耀はまだ横になっているだろうか。部屋の扉を叩き、返事を待たずに中に入る]

……あれ、先生居ない?

[辺りを見回せば、布団に寝かしつけられている耀独り。胸の辺りがゆっくり上下しているので、静かに眠っているのだろう。
先輩や先生からはどれぐらいのことを教えて貰ったのか]

………そうだ


――………蘭香


[ふと思い付いて。耀の傍に寄ると、耳元でそっと名を囁いた。

さて、彼は『誰』と勘違いしてくれるのだろう]



[じいと眠る顔を見ていると、不意に母の顔と重なった。驚いて目を擦り、改める。

どうして…。

手を伸ばして、顔にかかる髪を横に払う。見える火傷の痕に息を飲んだ]


―3年前のある日―

[TVのニュースを見ていた母が、小さく悲鳴を上げた。
何事かと、手を止めてTV画面を見ると、どうやら火事で家が全焼し、一家族が死亡と重傷だという]

…ふぅん

[『ただのニュース』だと思い、再び宿題のプリントに鉛筆を走らせる。暫くすると、母の押し黙った嗚咽が聞えてきた]

奏音さん、どうしたの?

[心配になって声をかけると、母に強く強く抱き締められた。しがみつかれたというのが正しいのやも知れぬ]

『…調音ちゃん、調音ちゃん……。死んじゃった。ママの…従姉妹が、死んじゃったの…』

[震える背を撫でることしか出来なくて]

…苦しかっただろうね

[そんな事しか。言えなかった]


―時は流れる―

[そうして。火事のニュースを見る度に、母は呟く]

『ヨーカちゃん、無事かなぁ…』

[先の火事で、唯一生き残ったという従姉妹の子供の名を呟く]

『心配だけど、連絡できる訳じゃないしね…』

大丈夫だよ。奏音さんがこんなにも心配しているんだから
きっと元気に過ごしているよ

『うん…。そうだね。そうだと…良いね』

[そうして決まって母は、調音を抱き締める。
直接触れられない代わりに。
『ヨーカちゃん』の代わりに**]


―現在―

[火傷の痕。『ランカ』という名前。微かに見える母の面影]

…はんっ


まさか

[打ち消した。髪に頬に触れる手は、何故だか止まらない。
起きぬ気配にもう一度、耳に唇寄せて]



         ら ん か
       



[*名を呼んだ*]


―時は流れるリテイク―

[そうして。火事のニュースを見る度に、母は呟く]

『ランカちゃん、無事かなぁ…』

[先の火事で、唯一生き残ったという従姉妹の子供の名を呟く]

『心配だけど、連絡できる訳じゃないしね…』

大丈夫だよ。奏音さんがこんなにも心配しているんだから
きっと元気に過ごしているよ

『うん…。そうだね。そうだと…良いね』

[ニュースの後、決まって母は調音を抱き締める。
直接触れられない代わりに。
『ランカちゃん』の代わりに**]


―― 少し先の話・夢うつつ ――

[倒れた体は思ったより体力を消耗していたようで。
横になればそのまま意識は夢の中へ沈み。
……誰かが、現れても。
触れられても。声をかけられても。
目を覚まさず]

……ー……く、ん……

[唇は勝手に音を紡ぐ。
耳元で名を呼ばれれば、僅か、口元が緩み**]


【人】 詩人 ユリシーズ

― 広間 ―

 カレー?
 ……そうね。なにかお腹に入れておこうかしら。

[栖津井に報告した後、寧人に勧められるまま黙々とよそって貰ったカレーを口にした。
 あまり食欲がないせいか、スプーンの動きは遅々としたものの、ゆっくりゆっくり動かして]

 雨酷いから、その時は気を付けて。

[後で確認するという栖津井へ、そんな緩い激励を贈った]

(144) 2011/05/18(Wed) 11時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[なんとか胃の中に全て納めてしまえば、汚れた皿を手に厨房の方へ。
 がしゃがしゃと食器を洗い、食器棚に戻した後、
 なんとなく飲み物が欲しくなって、冷蔵庫を開ける]

 ……水とスポドリと、牛乳と……、
 これはセンセたちにかしら?

[ビールの缶を手に取り、しみじみと見詰めた後冷蔵庫に戻して。
 牛乳を手に取ると、行平鍋のなかに開ける]

(145) 2011/05/18(Wed) 11時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[どうやらこの雨の中、外をうろついてた面子がいたのは皆の話の端々から判ったから、
 体が温まる様にホットミルクでも作ろうかと、
 牛乳を開けた鍋の中に、砂糖と蜂蜜を適当にぶち込んで火に掛けた]

 ……ん、こんなもんか。

[温まる前に指を一本突っ込んで、ちゃんと味見をするのは忘れません]

(148) 2011/05/18(Wed) 11時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[コトコトと牛乳が煮立てば、火から離し、ポットの中へ注ぐ。
 マグに二つ注いだ後、「ホットミルク。ご自由にどうぞ」とメモを置いて、浴室の方へ向かう。

 浴室の扉の前――と言っても、歩くのに邪魔にならない位置――に湯気の上がるマグを二つ置き、

 「これでも飲んで身体温めなさいよ」

 と、メモを残し二階の自室へと戻った]

(149) 2011/05/18(Wed) 11時頃

 ……どう、しよう?

 日向は、誰にも……言えなかったんかな。

[禁断の恋。身分の差。祟りと目されたほどの、想い。
それに比べれば、些細だろう痛み。
けれど気づいてしまえば、抜けない棘のように、その存在を、ちりちりと感じずにはいられなかった]


【人】 詩人 ユリシーズ

― 二階の角部屋・自室 ―

[階段を登り切ったのは、丁度二階にいたメンバーが楓馬を部屋に運び終えた時だっただろうか。
 ぞろぞろと部屋に入っていく後ろ姿を見ながら、その奥の自室へと]

 …………何て言うか、青春よね。こういうのも。

[呟く言葉は、緊張感のないもの。
 ベッドの上にごろりと横になると、「必勝!」の文字がやけに目立つゲーム読本を開く。

 文字を目で追いながら、心の裡で想うのは哲人と夕輝の事。
 中庭で一人佇む夕輝はまるで絵画のように、
 儚く綺麗ではあったけれど、
 やっぱり哲人と一緒にいる時の穏やかな笑顔の方が、その数倍良い]

 ……見ててじれったいんだよな。あいつら。

[腕を枕にするように体を横向きにし、くすくすと笑う]

(157) 2011/05/18(Wed) 11時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[白い腕と紅い唇の茨は、互いが死ぬまで己の身を離す事はきっとないだろうから。

 だから願う。
 幸せになれる奴らは、皆幸せになればいいと。
 なにも躊躇せずに、それをつかみ取ればいいと。


 茨に囚われたこの身体は、
 望むモノへと手を伸ばす事すら叶わないのだから――**]

(158) 2011/05/18(Wed) 11時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 11時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

― 自室 ―

[何時の間にかうつらうつらとまどろんでいた意識が、ノックの音により覚醒する]

 ……哲人ちゃん?
 鍵開いてるわよー。

[同室の同級生かな、と欠伸を噛み殺しつつ身体を起こし、
 扉の方へ。
 がちゃりとノブを回せば、思っていたよりも低い位置に頭が見えて]

 ……あら、楓馬ちゃんじゃない……って、
 どうした? 

[いつもとは様子の違う年下の少年に、
 女言葉を使う事も忘れて、身をかがめて眸を覗きこんだ]

(165) 2011/05/18(Wed) 12時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[俯く頭をくしゃりと撫でる]

 可愛い後輩が尋ねてきてるのに、駄目な訳ないでしょ。
 散らかってるけど、どうぞ。

[あまり深く聞くのも悪いかと、何時もの茶目っ気のある笑みを浮かべて、中へと迎え入れる]

 遊ぶ…遊ぶ……。
 楓馬ちゃんって、なにやってたっけ?
 カードとトランプぐらいならあるけど……。

[後は…と、声を潜めて]

 えっちな本がご所望なら、来るときコンビニで買ったグラビアぐらいしかないけれど。

[ほほほ、と。目を細めて狐笑い]

(168) 2011/05/18(Wed) 12時半頃

あ?


くっそ、それじゃ誰の名前かわっかんねー

唇んとことか、目元とか、奏音さんに似てる気がするのに、な

[その箇所に、*指を伸ばした*]


【人】 詩人 ユリシーズ

[右手をひょいひょいと振りながら笑って]

 そりゃあ、男の子ですもの。
 まあグラビアが目当てじゃなくて、こっちが目的だったんだけどね。

[と、有名麻雀漫画のページを見せて]

 じゃあ、トランプでもやる?
 二人でやるなら……ポーカーでもやりましょうか。
 ポーカーのルールは判るわよね?

(176) 2011/05/18(Wed) 13時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

 17巻は……ああ、鉄板焼き土下座がある巻ね。
 あのシーン、なんかやたらと人気あるのよねえ。

[ふむふむと頷くと、いる?と、雑誌を差し出してみた。
 力いっぱいの返事には負けないわよーなんて笑って、
 バッグの中からトランプを取り出し、ヒンズーシャッフルをしながら、互いの前に五枚カードを並べる]

 結構良い手札、来ちゃったかも。

[ぺらり捲ったカードを見ながら、脅かす様に目を細めた] 

(179) 2011/05/18(Wed) 13時半頃

ユリシーズは、手の内の541334のカードから、どれを交換しようか指を滑らせる。

2011/05/18(Wed) 13時半頃


ユリシーズは、13と、3をチェンジし、カードを二枚(1011)引き手札に戻した。

2011/05/18(Wed) 13時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

 まあ、読めばわかるわよ。
 興味あるなら、今度貸してあげる。

[手札は4のワンペアのみ。
 良い手ではないが、はったりも勝負の内とばかりに、
 その表情は自信満々のそれ]

(182) 2011/05/18(Wed) 13時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 ドローしたわね?
 それじゃ勝負といきましょ。

[ぺしっと手札を広げて]

 アタシは4のワンペアよ。
 楓馬ちゃんは?

(184) 2011/05/18(Wed) 13時半頃

ユリシーズは、フィリップ――楓馬のカードを、内心ドキドキしながら見詰めた。

2011/05/18(Wed) 13時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ


 ……あら。
 ワンペアだったから、てっきり負けたと思ったのに。
 まだまだ後輩には負けちゃいられないって事かしらねー。

[ふふふと楽しげに笑って、万歳をする楓馬を見やる]

 ……ん。

[先程部屋を訪れた時から随分とマシになった顔色に、
 小さく頷くともう一度やる?と、カードの山を差し出した]

(186) 2011/05/18(Wed) 14時頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 まあ、こればっかりは運だからね。
 イカサマは良数ちゃんに怒られちゃうし。

[つい先日釘を刺された事を思い出し、くすくすと笑う]

 兄?
 アタシは一人っこだから……。
 そう言えば楓馬ちゃんはご兄弟は?

[いるの?と言いながら、五枚それぞれの前にカードを並べる。
 自分の手札は264105の五枚]

(188) 2011/05/18(Wed) 14時頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 まあ、良数ちゃんに怒られるのは怖いから、
 カードの神様に愛されるように、祈るしかないわね。

[ストレート狙いで10をチェンジ。引いたカードは1]

 ハルシオン……?
 楓馬ちゃんがバイトしてるカフェだったかしら。

 それがなにか?

[カードに集中しているせいか、楓馬が眉根を寄せたことには気付かない]

(190) 2011/05/18(Wed) 14時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[カードに集中していたせいで、伸びてくる手に反応が遅れる]

 ちょ……!?

[そのままむぐっと口を押さえられて、後ろにゴロリ]

 ……ぃたた。

[したたかに後頭部を打ち、目から飛び出る星。
 僅かに顔を顰めて、痛む部分へと手を伸ばした]

(192) 2011/05/18(Wed) 14時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

 や……大丈夫だから。
 むしろ擦られると、痛い……。

[よいしょ、と身を起こし、大丈夫大丈夫と右手を振って。
 それでも楓馬がおろおろとしているなら、ぺちんとその鼻先を指で弾き]

 男なんだから、このぐらい平気だって。
 だから気にすんな。

[珍しく素の口調で安心させる様に言うと、くしゃりと楓馬の髪を撫ぜた]

(195) 2011/05/18(Wed) 15時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[撫ぜながら、少し硬質の楓馬の髪をくしゃくしゃにしてやって、指を離す]

 当然、でしょ。

[褒められれば悪い気はしない。
 にっと口端を上げて笑みを浮かべた]

 安心したなら、上からどいたどいた。
 楓馬ちゃんが乗ってたら、アタシ起きれないじゃないの。
 それとも悪戯されたいのかしら?

[楓馬のわき腹に手を移動させて、そのまま擽る様にこちょこちょ]

(198) 2011/05/18(Wed) 15時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[爆発した頭と、堪え切れない様に笑う後輩がおかしくて、
 釣られたように笑う]

 あはははははっ。
 すごい頭っ、ふふ、ははははっ。

[こんな風に大口を開けて笑うのは久しぶりだったから、
 少しだけわき腹が痛い。
 腕をなぞる指のくすぐったさが気にならないのは、きっと今が楽しいから。

 いやな事も何もかも忘れて、ただただ笑う。
 それだけの事が、とても懐かしくて、とても愛しかった]

(201) 2011/05/18(Wed) 15時半頃

ユリシーズは、フィリップを擽っていた腕を解くと、もう一度くしゃりと頭を撫ぜる。笑い過ぎで目の端に涙が浮かんでいるのは内緒だ。

2011/05/18(Wed) 15時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

 やれるものなら、ね?

[リベンジを誓う楓馬にふわり笑んで、髪を掠る指を掴もうと手を伸ばした]

 そこまで言うって事は、なんかわけありなんでしょ。
 いいよ、秘密にしておいてあげる。

[じとりと見上げる目は気にするふうでもなくそう答えて。
 撫でる手に目を閉じる相手の無防備さを可愛いなと思いつつも、
 そろそろ着替えを取りに戻ってきそうな同室者に見られて誤解される前に、彼を身体の上から解放するだろう**]

(203) 2011/05/18(Wed) 16時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 16時頃


――……

[触れられればぴくりと震え。
それでも深い眠りに落ちているのか、瞳を開く気配は無い。
唇は何か言葉を紡ぎたそうに幾度か震えるけれど、音にはならず。
深い、夢の檻に、閉じ込められたまま]


[おそらくは、耀の家族の霊とは珀も共にあっているだろう。

家が近ければ、真夜中の喧噪にはいやでも気がついたし。
それが耀の家と知れれば、父と母が叩き起こしにきたから。
己が珀を呼びにいったのか、珀が来たのが先だったか、耀の家の近くであったのか。
記憶が混乱していて定かではないけれど……。

3年前、珀は、すでに1人だったろうか。
どちらにしても、2人を護らなければ……と蛍紫が強く思った瞬間。]


―― 3年前 ――

『だって、まだ生きてんだ!』

[真夜中、あかく染まる窓に、ひとり飛び起きて、外へ駆け出した。

蘭香と拓斗の痛みは、伝わってこないから。
ふたりは生きてるって確信してた。
だから、水を被って飛び込もうとした無謀なこどもは、近所のおとなたちに押さえつけられ、何もすることが出来なかった。

彼らの判断は正しい。
こどもひとり、飛び込んだところで、死体がひとつ増えるだけ。

でも。
だけど。

彼らには、『彼』の姿は見えない。
蘭香を残して、揃ってしまった家族の姿は、見えないのだ]


[見えていたら、痛みを感じられていたら。
飛び込まずにいられなかった自分を、止めはしなかっただろうと、何処にもぶつけられない憤りを抱えた自分に、拓斗は。

しっかりしろ、というように額を小突いて。
生前と変わらぬ優しい響きで、弟を頼むと、託していったから。

幼馴染が自分にとって大事だからって理由だけじゃなく、拓斗兄ちゃんの分まで、蘭香を護らなきゃって。
きっと、その想いは蛍紫も一緒だと、交わした眼差しに想った]


 暁…… って、誰、なんだ。

[部活の誰かではない。
けれど、日向以外の霊の気配は感じない。

もっとちゃんと、あらましを蛍紫から聞いておけば良かったと、ひとり手を握りこんだ]


 『こういうときは、俺より珀のが判るかもな……。』

[眼鏡をかけたとて、想いの残滓が見えるかは謎で。
同調する珀の方が……と、思ったり。
あらましきちんと話していないということは、うっかり忘れてしまっている。]


[指にかかる息にはっと我に返る]

…やべぇ、どうかしてる…


[耀に触れた指をぎゅうと拳の中に押し入れて。
その部屋を*後にした*]


 麻雀やると、人間分かるって言うヤツが居た気がすっけど……

[じゃらじゃら]

 日向、麻雀教えたら、付き合ってくれっかなぁ。

[幼馴染が真面目に調査をしている中。
牌をいじりながら、そんなことを呟いているのだった]


 『あー、やはり、判らん。
 後で、珀に見て貰った方がいいだろうな、これは。』

[珀が麻雀を愉しんでいる?とは、知らず、視えなかったことに溜息を吐いたりしている。]


 ……薔薇……、なあ。

[竹の描かれた牌を撫で、ちらりと寧人を見てから]
 なんか、……?

[もっと濃い薔薇の香りを、誰かから感じたような。
けれど、構わないで欲しい様子に、あまり関われなくて、記憶に留めなかった――]

 気のせいか……?

[蘭香がいれば、すぐに分かっただろう答え。
けれど、彼も、本人と対峙している蛍紫もいない自分には、当分思い当たりそうになかった*]


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 01時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

― 自室 ―

[楓馬が部屋を出て、ほどなくして哲人が戻ってくれば、
 お疲れさまとだけ声を掛けた。

 疲れているのは見てとれたから、無駄な言葉はかけない。
 休めるときに休んでおくのも、大事なことだから。

 哲人が横になっている間は、持ってきていた本を読むことで時間をつぶす。
 かさり…と紙が擦れる音だけが、無音の部屋に響き、
 穏やかで静かな時間が過ぎていく――]

 ……ん?

[そうしていると、不意に身を起こすのが見えた>>396
 文字から視線を上げて]

 行ってらっしゃい。あんまり無理しないのよ。

[と、その背中に声を掛けた]

(415) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[哲人がいなくなり、部屋には再び孤独と静寂が訪れた。
 薄暗い部屋は追想に耽るにはぴったりすぎて、厭なことまで思い出してしまいそうになる]

 …………飲み物でも取ってくるか。

[丁度喉の渇きを感じていたから。
 それを口実として、読んでいた本を閉じる。

 キィと軋む扉を開けて、廊下へと脚を踏みだせば。
 どこからともなく聞こえたピアノの音色>>389に、訝しげに視線を巡らせた]

(417) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[微かに響くピアノのメロディには聞き覚えがあった。
 確か、そう。
 中学の時の合唱コンクールで歌った曲――流浪の民]

 ……懐かしい。

[中学の頃の記憶は、正直思いだしたくものばかりだけれど。
 この曲だけは……今も鮮明に覚えている。

 定住の地を持たぬロマ達の悲しさを歌う曲ではあったけれど、
 自由を求めてやまなかった少年の憧れとして、その曲は在った]

(424) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

 ここから聞こえてるの、か?

[部屋の前のドアノブへ手を掛ける。
 かちゃり、とノブを回せば、抵抗なく開くドア。

 背の高い影が奏でる音色にのせて、甘いバリトンが響く]

(426) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 詩人 ユリシーズ



 慣れし故郷を放たれて 夢に楽土求めたり――……

 

(427) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[ピアノが終われば、ぱちぱちと拍手を送りながら]

 ……意外な特技があるのね。
 好きなの?

[ピアノが。
 それとも、流浪の民が。

 曖昧にぼかしたまま、
 ピアノの前に立つ人影にそう尋ねた。]

(429) 2011/05/19(Thu) 02時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 02時半頃


[ それは薔薇の一つ一つに魂が宿るから ]

[ 誰のものとは判別し難い、無数の死魂 ]

[ この地で死した、誰かの思いの残滓達 ]

[ それらが今、薔薇に輝きを与えていた ]

[ その魂たちは、今はまだ何も語らない ]


[ 屋敷を追われ辿り着いたところ ]
[ そこは一本の大木のうろだった ]
[ わたしは全てから逃れるように ]
[ その中へと入って身をひそめた ]


[ わたしはその中で孤独に泣いた ]
[ 暗く沈む闇に希望はもう無くて ]
[ そのままわたしはそこで死んだ ]
[ でもあの方のこと信じていたの ]


[ 暁様が再びの逢瀬を望むならば ]
[ 有明けの空にわたしは黄泉帰り ]
[ ともに愛でた薔薇の姿になって ]
[ 二人の時間を紡いでいけたのに ]


[ あの方の隣にはうつくしい女性 ]
[ そのままわたしを忘れて幸せに ]
[ どうか幸せになってくれますか ]
[ 嗚呼なんで幸せになるのですか ]


[ *あなたわたしをみすてましたか* ]


【人】 詩人 ユリシーズ

― 音楽室 ―

 ごめんなさいね。
 ただあまりに上手だったから、邪魔する方が無粋かと思って。

[驚き、そして息を吐く様子に、
 ごめんごめんと、苦く笑いながら]

 ……ふぅん。
 良いお母様なのね。

[――…うちとは大違いで。

 成人の返事にはそんな言葉を飲み込んで、嗤う。
 どこか自嘲にも似た笑みを]

(474) 2011/05/19(Thu) 09時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 09時頃


[ツキリとまるで薔薇の棘に刺されたような、痛みを胸に覚える。]

 ……俺は、珀と違って同調はしない筈なんだがな。
 波長の問題だろうか。

[その痛みを、幾多の魂の想いの残滓とすり替えて、ポツリと呟いた。]


【人】 詩人 ユリシーズ

 そもそも有名な曲はドイツの曲が多いものね。
 作曲家はゲルマン系が多いみたいだし。

[壁に飾られたLPのジャケットに記された作曲者の名前も、
 そうだったような。
 そんな事を思い、そっと文字をなぞる。

 だから近づいてくる気配に反応するのが一歩遅れて]

 …………なっ。

[なぜそのことを?
 と、口にしそうになって、言葉を失う]

 ――……お前、なんでそのことを?

[長い時間を掛けて次に口にしたのは。
 何時もより一段低い声で、問う言葉]

(481) 2011/05/19(Thu) 09時半頃

 ……に、しても……

[じりじわじりり。
肌が焼けるような、痛み。
生きている人間のそばに居る時は気にせずにいられる程度だが、ひとり廊下へ出れば、少しでも距離をとろうとするかのように、壁際へ寄ってしまう]

 ……薔薇の方から、だよなあ。やっぱ。

[何を語りかけてこられる訳でもない。
ただ、無数の想いの欠片を、体質が感じ取ってしまうだけ]


 日向っ!


[たしかに、痛みも感じたのに。
そこに居たのは日向ではなく。

庭の近いせいだと、自分に言い訳することもなく、ただ、静かに諦めの溜息を吐き]

 ……まだ濡れてたか?

[掃除は自分に任せた筈なのに、と言外に問う響きで、首を傾げた]


[1度目、日向を迎え入れた時の雫は珀が拭いたことは知っている。
2度目、日向が化け物に変わった後、珀が気を失って後の事は知らない。

拭かれていたならば、珀が拭いたのか……と。その言葉に思う。

大丈夫か?と視線で問うのは、幾多の薔薇に宿る想いが視えるから。
その1つ1つに同調してしまえば、身がもたなそうだと。]


 あの中に飛び込みたいかっつーと、お断りだけど。
 んな無謀はしねぇし、ひとと居る時はわりと、平気。

[とはいえ、必要とあらば飛び込みもするだろうが。
問われる視線に、へらりと笑って、軽く腕を擦った]

 それよか、悪ぃ。……ちょっと、へばってて。
 お陰でさっぱり何が起きたのか分かんねーから、蛍紫の知ってること、教えてくれ。


[蘭香を……と、話を振ったのは、これまでの説明の布石でもあった。

蘭香を選べといったことに対し、珀がどういう反応を示したとしても、ぼそりぼそりと状況の悪さを紡げば、何故そう言ったかは判ってくれるだろうか。

おそらく、雷が鳴る前に中庭に居た誰か――蓮端が濃厚か、が切欠で、日向が化け物に転じてしまったらしいこと。
その誰かは、暁様――怪談の屋敷の息子に、何か関係があるかもしれないこと。
大須の姿が視えないのは、多分、化け物となった日向の所為だろうということ。

己が判る範囲で、伝えられることは伝えた。
出来れば、蓮端に会って確認してみて欲しいとも。]


 ……話は、分かった。
 夕輝先輩も、探してみる。危なそうだし。

[何故、そう言ったかは分かった。
分かったが、はいそうですかと笑って頷いてやれる言葉ではなく]


 ああ、頼む。
 今は、石神井先輩と一緒に部屋にいると思う。
 でも、少しだけ時間はあけた方がいいかもしれない。

 ……それと、鳴瀬先生には、俺の眼のことは伝えている。
 いい忘れていた。

[激情の色を見返しつつ、淡々と伝え漏れた情報を付け足した。]


[夕輝が哲人と居ると聞けば、広間前での様子を思い起こして僅か、ほころんだ気持ちにもなったけれど。
湧き上がった熱さに、あっという間に掻き消え]

 それで、お前はどうすんだよ。
 士朗せんせを選ぶってか?!

[普段だったら、何も気づかずに居た頃なら、何時の間にそんな仲良くなったんだ、なんて茶化していただろう言葉。
けれど今は、それすら裏切りのように感じて。
士朗へ感じた八つ当たりの憤りと、蛍紫に対するもどかしさの混じった憤りを、叫んだ]


【人】 詩人 ユリシーズ

[いや、そんな事はどうでも良い。
 肝要なのは、あの時真しやかに流れていた噂――実の母親と関係を持っていることや、父の自殺もそれが因を発している等、まるで百済さない週刊誌のようなものだった――を、目の前の彼が知っているかと言う事だ]

 ……土橋。
 お前、どこまで知っている?

[手で顔を覆い、気さくな先輩の仮面を外す。
 指の間から覗く眸は、射抜くように相手を見据えた]

(503) 2011/05/19(Thu) 11時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 11時半頃


 何故、そこで鳴瀬先生がでてくるんだ?

[きょとんとした表情をしていただろう。
何を言っていると……。

少し息を吐いて、押し倒された格好のまま、手を伸ばす。
怒るとは思っていたけれど、ここまでとは思わなかったので、これ以上は言わない方がいいと、口を紡いで。宥めるように頭に伸ばす手。

触れたなら、それに何かを思い出す。]

 ……そうなったら、俺はお前を選ぶよ。

[けれど、何かを掴むことはなく、その代わり零れる飲みこんだ筈の言葉。はっと、それに気がついて、誤魔化すように]

 お前が蘭香を。俺がお前を……そうしたら3人だろ。

[苦笑を浮かべた。]


[それだけ状況が悪いというのは、蛍紫自身が話したこと。
だから、たとえば、なんて仮定で済ませられるとは、感じられず]

 ……何で?

[きょとんとした表情に、問い返す声は、きっと眼差しに反して冷やか。
そんなつもりも無かったけれど、そうなってしまった。

だから、手が髪に触れたときも。
思わず、つよく振り払ってしまった手のちからだって、そんなつもりじゃなくて]


 ……っ、ごめ 、

[蛍紫より、自分のほうが驚いた。
まるく見開かれた瞳は、いま庭園で雫にうたれている薔薇の葉と、似た潤みを湛え]

 …………それでも、オレは、蘭香だけを選ばない。

[苦笑に、きっぱりと答えた表情は。
おなじ場所で、意識を失う前、ごめんと告げた、泣き笑いに似たそれと同じだった]


[髪を撫でれば、首にかかる圧力に、思わずぐっと喉を鳴らすけれど。抵抗せぬまま、濡れた葉の色を見て、苦笑を深める。]

 何もかも……と思っていると
 そのうち抱えきれなくなって、全部取り落とすぞ?

[つっと眼を細めた段階で、眼鏡が飛んでいることに気がついた。
泣き笑いのような表情から逃げるように、指先が眼鏡を探った。]


【人】 詩人 ユリシーズ


 左右の……?
 いや、同中ならお前が入学した時にはもう……。

[孤立していたから、とは口に出せず。
 ゆるり首を振った]

(513) 2011/05/19(Thu) 13時頃

 そうなったらなったで、……蘭香とお前には、迷惑かかんねーようにするさ。

[逸らされる視線には、気づいたから。
ちいさく苦く笑って、身を起こした]


 俺は、別にお前に迷惑かけられても良いのだけどな。
 今更だろう……。

[冗談を言えというから、冗談を言ってみたという声音で、重くならぬように言う。]

 俺が言っているのは、そういうことではないよ。
 お前が心配なだけだ。

[己の放った言葉に、またデジャビュを覚えながら、身を起こす際に揺れる相手の髪を見つけた。]


【人】 詩人 ユリシーズ

[成人の言葉を聞きながら、顔を覆っていた手を下ろし]

 ……寂しそうに見えるか?

[下ろした手を広げるように動かし、問いに問いを返す。
 その口元は皮肉気に歪んだそれ]

(521) 2011/05/19(Thu) 13時半頃

 もう、十分掛けてるじゃんか。

[これ以上どうしろと、と肩をすくめて笑う。
今更といえば、今更でもあり]

 オレだって、お前が心配だよ。

[甘えている自覚はある。
けれど甘えられた覚えは無い。
迷惑かけようとしないのはどちらだと、思う]


 そうか……。

[珀の言葉に、ふっと唇の端を持ち上げた。
その言葉だけで十分だという思いと。
そうでない想いが混ざって。

その話題に関しては、それ以上言葉を紡げない。

まるで無意識に、百瀬の質問から逃げたように。]


【人】 詩人 ユリシーズ

[成人の返事はどうだっただろうか。
 ただ、気まずさに踵を返し、背中を向ける。

 ばつが悪そうにちらりと肩越しに見た後]

 ……邪魔したな。

[ノブを回し、音楽室の外へ。
 廊下に出れば、一度だけ深く息を吐いて。
 昏い眸で自室へと戻るだろう**]

(538) 2011/05/19(Thu) 14時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 14時半頃


 そうか、世界は3人だけで閉じている訳ではないものな。

[ぼそっと呟いたのは、百瀬が去った後だろうか。]

 決めつけられれば、怒る、か。

[判っていたけれど、実際の所、判っていなかった事実を百瀬につきつけられた形。
世界は3人だけでないということだけでなく、幼馴染達もそれぞれ恋愛をするだろうということも、実際に同性同士に芽生える恋愛感情があるということも。

……と知らされて、ん?と何か引っかかったように、眉間に皺を寄せる。自身については、まだ、判っていないという風。]


 お前まで何言ってんだ。

[調音の言動だけでも分からないのに。
妙なことを言い出す幼馴染を、じとり]

 うん、怒るな。……分かったなら良い。

[脈絡は分からなかったが、多分自分が怒った理由を納得してくれたのかと思って。
うんうん頷いている。

根本的な解決にはならないけれど、それだけで少し嬉しかった]


[じとりと睨む珀に向ける眼差しは……
こいつ判ってないのか?という疑惑の眼差し。]

 ……ああ。

[なんだか、疲れてしまって、頷く相手に合わせた。]

 悪かった。

[ぼそっと接吻けてしまったことを含めて、謝罪した。]


 何だよ?

[疑惑の眼差しに、怪訝げな碧いろを向け]

 別に。

[気にすんな、というように笑ってみせたけれど。
やっぱり少し、寂しいような苦しいようなノイズが、混じってしまった]


[結局、疑惑の内容を告げるも、自信のない分野故にあれが精一杯。
後は自分で考えてくれと、さじなげて、けれど去り際に頭を撫でようとしながら]

 ……1人で無茶はするなよ?

[囁くのは、日向に関して。
暗に何かあったら呼ばないと怒ると告げて、よろよろ去って行く*]


 こっちの台詞。

[にへらと笑って、むしろ心配な背を見送った*]


[花を輝かせる、想いの強さ。
ひとつひとつ、余す花無く感じられるすべてに。
誰かの遺した、想いの欠片がきらきらと眩く胸を刺す。

只中に居ると、今感じている痛みが、花々から感じるものか、雨によるものか、分からなくなる。
このまま、薔薇のいたみに埋もれて、千々に散っていきそうな感覚]

 っ、

[ぶん、と頭を振った。
いけない。
今は、引き摺られかけたら声を掛けてくれる相棒は居ないのだ。
しっかりしなくては。

その相棒は、自室で蘭香にもふもふされて気分の良いとこを。
闖入してきた調音に、警戒真っ盛りなのだが、知る由は無い]


 ……なにか、

[ともかく、何か。
引き摺られないように、生きていることを実感できること、考えなくては。
いきて、そう雨の中呟くくちびるに、気づけば指先は引き寄せられて]

 っ、

[ひた、と触れれば、はっと我に返る。
何してるのだか、こんな所で。
雨は酷いが、誰が見ているとも限らない。

意識を戻すには過ぎるほど強烈な思い出に。
慌てて指を引けば、一輪の棘に引っ掛かった]


[克希の失踪と、日向が無関係だとは思わない。
けれど、暁とやらが関係しているとして、彼女が悪意を持って彼をかどわかしたとも、思えない。
理由が断定できないうちは、何かを幽霊の悪意のせいじゃないと考えるのは、癖のようなものだけど。

怪談だけが彼女の全てでは無いだろうと。
すこしでも、話を聴いて何か、してあげられることがあるなら、してあげたいと。

今でもまだ、思っているから。
彼女の足取りを辿る何かが、それか克希の行方を探る何かが、ありはしないかと、雨の中、薔薇の砂漠に立ち尽くした]


―2階・耀と珀の部屋―

[鍵をかけてため息一つ。そこに声をかけられ、飛び上がりそうになった。羽根音に目が開き、腰を抜かしてへたりこんだ]

ぅ あ


き、こんにち…わ


―― 自室 ――

……?

[ゆるり、首を傾げて。
へたりこんでしまった後輩に近付き、手を差し伸べる]

大丈夫?
なんだか、逃げてきたみたいだったけど。
どうか、したの?

[焦って鍵までかけるほど。なにがあったのか、と]


[胸にかき抱いていた服は床に散り、手に残ったのは棒付きの飴だけ]

………な、んでも……


[言葉が続かず、強く唇を拭った]


本当に大丈夫……?
何かあったの?
体調、悪いなら。
しばらく休んでいったらいいよ。

[何があって、その胸中がどうかなんて全く知らないから。
本当にただ心配そうに]


[差し出される手に自分の手を重ねた。立ち上がれそうにはなかったから]

…お、れ

ばかな、こと






[言葉がなかなか、でてこなかった]

キスを、あ、………

[ぽつと泪が溢れた]


ばかな、こと?

[上手く紡がれない言葉をなんとか拾おうとして。
手を取ったまま、自分もしゃがみこむ]

……きす?

[そうして聞こえた言葉に、目を丸くして]


先輩が…してて、なんか


いらっときて…俺…僕も、し、た

ば、かだよ、なん、で…


[ぎゅうと拳を握る]


気にするなって、それ、なかったって、なしに、


あ、

ぃや…もぅ、わかん…


[内緒にすると言ってしまったから。

でも。苦しくて、吐き出したくて。
人の名前を挙げずに、あらましを告げた。

掠れる声、途切れる声に、どの程度伝わったかは分からないが。

時折唇を手の甲で拭い、残る感触を誤魔化した]


うん、大丈夫だよ。
ちゃんと、聞いてるからね。
落ち着いて、ゆっくり話してくれていいんだよ。

[優しく労わるように。
そっと相手の背を撫ぜながら。
ぽつり、ぽつり。話す相手の言の葉に耳を傾ける]

[そうして聞き終われば。
今、ここにいるメンツを考えて]

そんなに、気にしなくても……大丈夫、なんじゃないかな。

[例えば、女の子との、キスとか。
そういうのなら、色々とあるのかもしれないけど。
だって皆男だし。仲間だし。
ちょっとした、過剰なコミュニケーションみたいなもの?と。
自分も抱えている気持ちも理解できていない蘭香は無責任にそう告げる。
相手の名前を聞いてないからこその、反応なのだろうけれど]


 無茶してないだろうな……。

[寝入ったことを後悔するのは、彼が無事か直ぐに判らないから。
中庭に行くといっていたけれど、無茶していないといいと切に願う言の葉は、音にはならない。]


好きだって!



……言ったのに


気にするんなって、同じこと、言うんだ…ね


[相手の大きな声に、そしてそれ以上に真剣な声色に、びくりと驚き。
ごめん、と言ってから。
相手を刺激しないようにゆっくりと声をかける]

好きって……えっと、ここでの、話だよね?
……今ここにいる、誰かの、話なんだよね?

[百瀬の話すそれは、言ってしまえば恋の悩み。
でもここにいるのは全員、同性。
だから、心配になって。そう確認してしまう]


[小さく頷く。そうして、はっと顔を上げた]


…ぁ、ない…しょ  で
だって、これ、そういう…でしょう?

キス、したいなんて


それとも、…誰とでも、出来るもんな、ん?


合宿前、とか。
来たばっかの時、とか。
百瀬君、車酔いしたの除けば普通だったから。
ここに来てからのことだって、なんとなく分かるよ。

[それでも男同士で……というの以前に、そういった感情自体あまり分からないせいで確認してしまったけれど]

……ごめん、ね。
僕、誰かと付き合うとか……好きになる、とか。したこと、ないから。
なんて言ってあげればいいのか分かんなくて。
役に立てなくて、ごめん。

[キス。
子供の頃に、とか。家族と、とか。
そういう事しか、知らなくて]


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