63 とある生徒会長の憂鬱
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副リーダーは犠牲になったのだ。
犠牲と言う古くから続く犠牲、その犠牲にな。
とりあえず戦闘中なら適当に音出してくれれば弓撃ちますけど。
[目が見えないから誰に当たるか分かりませんとは言わないで置いた]
ディーンェ…
…とりあえずお姉さまは休んでて良いのよ?
[先ほどの暴れっぷりは、それ程凄まじかった。]
着いたよ!
えーっと、正確な場所って言っても…、うーん。
[どどど、どうしよう。
おろおろ。]
そうですね…
そこは出入り口から見て、正門側ですか、裏門側ですか?
と、とりあえず爆破された出入り口の真ん前にきてみたけど…。
ここでもいいの?
ふっ、妹分にそういわれてしまうなんて。
私も老いたということですね……。
なぜか側頭部とか肩とかわき腹とか鎖骨とかが物凄く痛いので、もう少し倒れたままびちびちしてますね。
[暴走中に受けたラルフの技とメアリーの技の蓄積ダメージが暴走解除の今になって襲ってきた、物凄い痛いって言うか痛いってレベルじゃねぇぞ!]
そうですね、じゃあ…
そこから、裏門側に5メートル…いえ、7メートル程移動して貰えますか?
入り口そのものは、今はちっと難しいんで。
わ、わかった!
[何をするのだろう?と首を傾げつつ。]
ありがとうございます、レティ。
…ラルフ、聞こえてますか?
二人とも私が合図したら、行動を起こしてください。
レティは目の前の壁を文字通りぶっ壊す。
ラルフは自分の真後ろの壁に出来た穴から脱出する。
…分かりました?
ごめん、壊せるか、ちょっと怪しかったり。
でも、やってみるよ。
[少しだけ滲んだ不安の色。]
ん、わかった。
………信じてっかんな。
[メアリーからの指示に、マイク越しに応えて]
ええ、ごめんなさい…
面倒な事たのんじまって。
私も、がんばって見ますから。
レティ、大丈夫べな。
ちっとでも壁にひび入れば、僕が体当たりでぶちぬいちゃるけぇ。
[声はわざと明るくして。そこまで状態が回復しているわけではないが、ここでやらねば男がすたる]
[同い年同い年。というツッコミは野暮であったか。]
ウサギさん捕獲に向けて、
体力を回復させといて下さいね。ねっ。
[蓄積ダメージ的には余裕でひんし状態になるのだろうが、
お姉さまならやってくれる。脅威の回復をみせてくれるはずだ。]
うん、お願い。
[明るく言ってくれたラルフの言葉に頷いた。
それって私も吹き飛ばされる?なんて思ったけれども、細かい事を気にする余裕は無い。]
レティ、ちょっと離れてて下さい!
[亀裂が入ったのを見て取ると、早口で指示を出し]
無理・・・
[衝撃の反動を受けてすぐには動けない。]
ソフィア、近くにいるべか!?
いたらレティ抱えて退避してけれ!!!
[レティの弱々しい声を聞いて、マイクに向けて叫ぶ。
あとはもう、ソフィアの瞬発力に賭けるしかない]
わ、わかりました!!
[ラルフの声に、たどたどしくも答え…]
一旦、剣道場に寄らして貰ってもいいですかね?
距離的にも近いですし…
何より、志し半ばで散ったロビンの…遺言を、果たしたいんです…!
[*死んでません]
[*しかも復活してます]
――そう、だね。
ロビン君の、意志を、継がないと…
[メアリーの言葉に賛成のようだ。
半ば死んだ感じになっているのは恐らく気のせい]
……!
て、て、敵襲、敵襲です!!
[色々驚いてたので報告が遅れたため、慌てきっている]
何かあったべなー?
[ものすごい太平楽な声での通信。かなり気が抜けている]
て、敵襲ですっ!
それで、なんかロビン君も居て、みんな怖いんです…!
[なんか怖い。
小動物には耐えられない威圧感]
何かじゃねええええええええええ!!
壁!
ぶっこわ!
ロビンがぶち切れ!!
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