人狼議事


167 あの、春の日

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 ジリヤ先輩
 卒業おめでとうございます。
 生徒会の凛々しい先輩も好きでしたが、寮で一緒に過ごした先輩がもっと好きでした。

 ――――― 檀
 


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[次に、フィリップ先輩へ。
彼のまとうお日様のような雰囲気に、貴女は癒されていましたね。]

 音羽山 こだかく鳴きて 郭公
 君が別れを 惜しむべらなり。

[過去にフィリップ先輩へ書いた手紙には、そう記しました。
これは少しまずいものを選んでいたなと、慌てて手紙を綴ります――]

(190) 2014/03/06(Thu) 20時半頃

  
 フィリップ先輩
 卒業おめでとうございます。
 これから先も、皆にも動物にも優しい先輩でいてください。

 ――――― 檀
 


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[そして、ゴロウ先輩へ。
彼が言葉を紡ぐ、その瞬間を黒眼はいつも捉えていましたね。]

 ……、……。

[記したそれは、口に出すことはできませんでした。
暫し考えた後、筆はゆっくりと動き始めます。

遠い未来を、見つめるような眼差しを注ぎながら――]

(191) 2014/03/06(Thu) 20時半頃

 
 ゴロウ先輩
 卒業おめでとうございます。
 先輩の育てられた花、これからも大切にいたします。

 ――――― 檀

 追伸:先輩は眼鏡がよく、お似合いになると思いますよ。
 


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[そして更に綴っていくのは、
一つ上の先輩方と、同級生の皆さんへ。
紺碧と空色のメッセージカードを取り出します。

彼らとはすぐに別れるわけではありませんから、きっと不思議に思うでしょうね。
ですがどうしても、書かずには居られませんでした。]

 そのままの気持ちを。
 私の、言葉で。

[冗長でどこか、浮世離れしているとも言われる言葉より
親しく、思うままに。]

(192) 2014/03/06(Thu) 20時半頃

 
 ジェレミー先輩
 泣いてしまったお話し、ずっと忘れません。
 これからも、よろしくお願いいたします。

 ――――― 檀
 


 
 キャサリン先輩
 華やかでしなやかな先輩が眩しくて、あこがれるばかりです。
 これからも、よろしくお願いいたします。
 
 ――――― 檀
 


 
 シーシャ先輩
 先輩の褐色の眼差しは、どんな絵画より鮮やかで素敵です。
 これからも、よろしくお願いいたします。

 ――――― 檀
 


[ハルカへ綴ったカードも、
他の皆と同じく紺碧の封筒に入れた。

言葉にすれば伝わってしまう今、少し気恥ずかしいけれど、
もしも未来が変えられたのなら彼女にはきっと伝わるだろう――]


 
 マドカさん
 あなたが空を飛ぶその姿を、眼に焼き付けさせてください。
 これからも、共に頑張りましょう。

 ――――― 檀
  


  
 ルーカスくん
 籤の神様がまた、現れてくれますように。
 これからも、共に頑張りましょう。

 ――――― 檀
  


[そして、ルーカス宛ての空色の封筒の中にはもう一つ。
彼の手によって撮影された、寮から見たいつかの星空が**]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[手紙を書き終わる頃には、
すっかり手がくたくたになってしまいました。
気力を振り絞って一つ一つ、水糊で封を閉じます。
出来上がったのは10つの手紙。

それを持って今度は、急ぎ玄関へと向かうのですね。
封筒の色が空色、紺碧、瑠璃色と色を深くするように、もう外はすっかりと暗くなっていました。]

―― → 玄関口へ ――

(193) 2014/03/06(Thu) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―― 玄関口 ――

[すっかり日の暮れた頃、貴女は一人玄関にたたずんでいます。
下駄箱の近くに、それぞれの生徒へ向けた小さな郵便受けが設置されていますね。
名前を確認しながら一つ一つ、皆さんへの手紙を入れていきました。

手紙が落とされたことを、気がつかない人もいるかもしれません。
すぐに気がつく人も、いるかもしれません。
ですがそれでいいのですよね?
だって、貴女は微笑んでいます。]

 ……よかった、間に合いました。

[ことん、と最後に封筒を落とした音が響きます。]

(194) 2014/03/06(Thu) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 
[小さな箱の中の底に沈んだものは

  ――貴女が残してきた、あの日の *後悔*]
 

(195) 2014/03/06(Thu) 20時半頃

[決意を秘めた声音は、小さく囁く。]

 私、……もう大丈夫です。

 一人で目覚めたとしてもきっと、もう――
 後悔は、しません。

[きっと彼女には、この声は届くから**]


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2014/03/06(Thu) 20時半頃


[それは、いつのことだったか。
過去を変えたい。未来を変えたい。そんな同じ願いを持った友の声を聞く]

そうか。
なんでも協力すると言ったのだが。
マユミは、一人でやり遂げたのだな。

[ハルカは、まだ成せずにいる。
決意を秘めたマユミの声音は、今のハルカに眩しく響く]

君は、強いな。


[いつまでも続くものだと錯覚していた。
振り向かなくても、確認しなくても、シーシャはハルカの背を追いかけてくると。
それが、錯覚だったのだと気づいたのは、いつだっただろう……?]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

 ……あ、っ

[そのままどれくらい佇んでいたことでしょう。
マドカさんの声>>209に黒眼を一つ瞬いて、それからようやく笑みを浮かべました。
取られた腕を少しだけ動かして、同じようにマドカさんの腕をつかみます。]

 おかえりなさい、マドカさん。
 ええ、おなかが空きましたね。

 ……行きましょうか。

[急ぐ、と彼女は言いましたが、貴女はいつも通りの穏やかなペースで食堂へと向かいますね。
再び貴女の腹の虫が、小さく小さく鳴きました。]

(211) 2014/03/06(Thu) 23時頃

 
 春風の花を散らすと見る夢は
 覚めても胸のさわぐなりけり


 ……私は、私自身は。
 心の奥底で、気がついていたのでしょうか。

[その歌は、かの人に過去のマユミが送った歌。
ただ、“花”というキーワードと美しい響きを持つそれを選んで記したそれは、その当時には気がつかずとも後に気がついた感情を色濃く映している。

それに彼が気がついたか、気がついていないのか。久しぶりに顔を合わせたそのときには聞きだすことができなかった。
ただ眼鏡を掛けていた、不思議に思ったそれを口にするだけにして――。

慕う想いは桜の色より淡く、尊敬と信頼という名の下に薄められていたのだろう。
けれど、それでいいのだ。
そうでなければ、いけないのだ。]


 
 すみません。

[謝罪の言葉は、小さく呟かれる。]

 でも、ハルカ先輩は……
 私の手助けなど必要ないでしょう。

[強くなどはない。そう告げようとした。
幸せな夢をいつまでも、見ていたい。そうも思った。
それでもいつか、終わりはくるのだ。]


どうかな。
実際、僕はまだなにも成していないのだし。

[夢なのだから、何だってできると思っていた。
後悔する未来を知っているのだから、何だってできると思っていた。
けれど今のハルカは、結局10年前をトレスしているだけ。
もう戻れない日々を懐かしみながら繰り返し。
これでは何も変えられない]

僕も、マユミを見習わなくてはいけないな。

[清水の舞台から飛び降りるくらいのことを成さなければ。
きっと、あの腐れ縁は変えられない]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

 
 でもお揃いでしょう?マドカさんも。

[二人でお腹の虫の合唱を響かせながら>>217、食堂へとやってきました。
中へ入ろうとすればふと、目の前の彼女が振り返ります。
突如として交わった視線に黒眼は見開かれますが、マドカさんが口にした言葉に、暫く返事をすることができずにいました>>219。]

 ……はい。
 勿論です。

[その言葉は、食堂へ駆け出した彼女の背に。その声は聞こえたでしょうか?
元気よく走り出すその姿は、マドカさんが宙を舞う部活中の姿にも似て

黒眼はそれを、焼き付けるように。見つめていました。]

(221) 2014/03/06(Thu) 23時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2014/03/06(Thu) 23時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―― → 食堂 ――

[食堂は外よりも温かく、
湯気にふんわりと包まれているようです。]

 皆さん、こんばんは。
 いい匂いですね、お腹が空きました。

[いつもよりもきびきびと机まで近づき、
取り皿と箸に手を伸ばします。
鍋の中から均等に具を拾い上げることに夢中になっていたら、山盛りになってしまいました。
……貴女は本当に、料理の才能がありませんね。]

 ……い、ただきます。

[今更気恥ずかしくなりながらも、鍋から少し離れた席で食事を始めます。
かみ締める鍋の味を、記憶に刻みいくように。]

(228) 2014/03/07(Fri) 00時頃

 
 私にできて、先輩にできないはずがありません。
 それに、何をしたってこれは……夢、なのですから。

[過去は変えられるのか、変わらないのか。
そこまでは、未だわからないこと。
しかし後悔せぬようにと励ましてくれたのは、今近くのテーブルで鍋を食している彼女自身だ。
口元に近づけた箸を止め、微笑む。]

 ……美味しいですね、お鍋。
 あの居酒屋でも、こんな美味しいお鍋、食べたいですね。


そうだな。
ただの、夢だ。

[キムチ鍋をつつきながら、そっとマユミの顔をうかがう]

ああ、そうだな。
何も成さずに夢から覚めては、せっかくの鍋が台無しになってしまう。

[口元にひそやかに笑みを浮かべ]

ああ、目が覚めたら鍋を食べよう。
僕は、そのあと10年後の寮の様子を見に行くことも、諦めてはいないからな。


 
 ……はい。

 お鍋、食べましょう。
 ……そう、しましょう。

[どうしてだろう、悲しいことなど何もないのに、]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

 
 ――……、……おい、し

[噛み締める昆布だしの味は奥深く。
湯気に当てられてなのか、貴女の黒眼は密やかに滲んでいました**]

(232) 2014/03/07(Fri) 00時頃

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