124 Acta est fabula.
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[パンケーキを焼いた折に口に出した、リッサという愛称。 呟いたその瞬間は、もう大丈夫、とでもいうような そんな甘い考えもきっとあった、けれど――。
結局ぶり返してしまう痛みを、無表情の下に隠す。 相変わらず、あたかも何も感じていないかのような顔。 そんな男は、食事を終えた者の器の片付けを手伝ってから、 ひとり、自室へと戻っていく。**]
(12) 2013/06/06(Thu) 01時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/06(Thu) 02時頃
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― 翌朝・客室 ―
[目を覚ましてから真っ先に視界に入ったのは 枕元に置いていた宝玉の首飾り。 雨でも落ち切らぬまま、玉に未だ薄ら帯びた血痕。 そんな汚れは常ならば必ず拭うものだった。
夢の中で聞いたクラリッサの声が、 彼女がさいごに見せた笑みが、脳裏にちらつく。]
――…未だ止む気配無し、か。
[昨日と変わらない調子で響く雨音に意識向けながら、 身を起こして、身支度を整えた。]
(18) 2013/06/06(Thu) 11時半頃
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[昨日、ミッシェルの後から暫くして、シビルも広間に戻ってきた。 その不在の訳は問わぬまま、彼女の顔が見られたことに、 小さく息を吐いていた。
そんな広間の面々の中から、おいしい、と感想が聞こえた時は 顔には上手く出せなかったが、嬉しさを覚えて。 掛けられた礼の言葉にも、ぎこちないながら 口角を僅かに上げていた。
――それでも結局、広間に長居はしなかった。 ミッシェルが時計の細工を始めたのは見ていたが それ以上の作業の進展は見ていない。]
出立も未だになるなら、ゆっくり見せて貰うこともできるか。
[それはシビルの縫物に対しても。 少しでも針が進みはじめているなら、良いと思う。
そんな昨日のことを振り返り、ひとりごちながら、 男は人前で見せる為の無表情を取り繕う。]
(19) 2013/06/06(Thu) 11時半頃
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― 廊下→ベネットの客室 ―
[廊下に出た瞬間、その無表情は僅かに揺らいだ。 雨の湿り気に交じる別の匂いの色。 その違和感も初めは気のせいだと思っていたが、 歩き出せば、その匂いは少しづつ濃く感じられ――。
左手首に巻きつけた玉の首飾り。 しゃらり、しゃらりと鳴る音が、雨音の中に交じる。
その扉の前で立ち止まり、ノックと共に呼び声一つ。 誰がどの部屋を使っていたかは覚えていた。]
――ベネット、
[昨日は小うるさく忠告したこともあって、 食事に手を付ける程度には、努めて 己を労わる素振りを見せていた彼。 その人からの返答は、無い。 ――とくりと胸が鳴るのを覚えながら、扉を開いた。]
(22) 2013/06/06(Thu) 12時頃
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[開け放った扉の前で、男はただ、立ち尽くした。]
ベネット、―――…
[噎せ返る程の生臭い赤い匂い。 目に映る鮮やかな色。獣に喰われたその有様。]
何故、だ。
[頭が真っ白になったのは、その無残さ故では無く。 終わった筈の惨劇が、今も続いていると示すような、 とてもとても、見覚えのある光景故に――。]
(23) 2013/06/06(Thu) 12時頃
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何故だ――…
フィリップのやつ、終わったと言ったじゃあないか。 未だ、人狼は、居るっていうのか。 なぁ、ベネット、……
[死者の虚ろな瞳は何も語らない。 想像していなかった光景を前に、無意識に震える左手。 しゃら、しゃら――と、玉が擦れる幽かな音が鳴り響く。**]
(26) 2013/06/06(Thu) 12時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/06(Thu) 12時半頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/06(Thu) 12時半頃
[男は何故自分が裸で横になっていたのかが解らなかった。
昨夜は確か、着替えるもままならず睡魔に襲われ眠りについたはず。
不可解な現象に首を傾げながらも、思い起こすのは昨夜見た夢。
妙に現実味を帯びた夢だった。
目の前に広がった紅い海。
その中に斃れる一人の男性。
獣の傷跡。
それらは何度も見てきた光景ではあった。
否応なく見てきた光景だった。
こびり付いた記憶は安寧を許さないとでも言うのか。
あまりの気分の悪さに、男は無意識に深く溜息をつく]
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[シメオンの声が聞こえ、その気配が近づいた時も>>27 男は立ち尽くしたまま、振り向かなかった。 笑い声が、その叫びが、戸を打つ音の喧しさが 耳を突いても、なお。
それは冷静さを取り繕う為では無く、 そんな余裕も無い程に茫然としていたため。]
そう、だな。 人狼はまだ、生きている――処刑せねば、な。
[彼からそう一方的に告げられた時に>>29、漸く、 自分が狼か否かは告げぬまま、小さく呟いた。 それでも、シメオンのひきつった笑みに 顔を向けることは無く。 無表情を通り越して、凍り付いた男の表情も、 きっと彼には見えていない。]
(59) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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[それから現場に来たミッシェルにも、振り向かなかった。 崩れ落ちた姿>>34に差し伸べられる手も持たぬまま。 シメオンとの言い合いにも、口を挟む余裕は持てなかった。
彼からフィルの名を久しぶりに聞けたことにも>>39、 その声の小さな震えにも、瞬き一つ、できなかった。 そんな彼がナイフを取りに外へ出ていくのを、 止める理由も、持ってはいなかった。]
あぁ。頼む。
[ミッシェル>>40の視線を受けても未だ顔を向けられぬまま、 知らせてくる、という言葉に、頷くでもなく是を返す。 如何してシメオンがこんなにも笑っているのか、 それは彼自身がこの場で答えていて――。 この時この場で、男が思うところを述べることは無かった。]
(60) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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[男の脚は動かない。 それは現状を全て受け止めようとしていたからであり、 死んだ彼の幼馴染にも、その死が突きつけられる、 その重さが胸の内に過ったから。
報せを受けて部屋に駆けてきたミルフィの声>>51。 ほんの少しだけ、遮るように手は動いていたが、 触れることはできないまま。 ベネットに駆け寄り、血染めのまま彼に呼び掛ける姿も 言葉無く見詰めることしかできなかった。]
――――…
[ここで漸く、落ち着いた表情を取り戻した。 今のミルフィの姿を見て、己が確りせねば、と思った故。 死者の前に居る少女にも意識を向けながら、 男は、戸口の方に居たミッシェルに振りかえった。]
(61) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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――正直、今のシメオンは危ういと思っている。 笑うしか出来ないやつに、冷静さがあるとは思えんさ。
[話し出すのは、さっきミッシェル>>40に答えられなかったこと。]
確かに、この中の誰が人狼かなど 俺たちに見極める術がある訳じゃあないが。 あのままだと、本気で全員皆殺しになりかねない。 そうなることは避けたい、が――。
[そのうちに、ブローリン>>58の姿も見える頃か。 怖れられ、疑われさえする程の冷たい無表情。 今のチールーの面持ちは、まさにそれだった。]
(62) 2013/06/06(Thu) 19時頃
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黍炉は、ミッシェルの瞳を覗き込むように、視線を向ける。**
2013/06/06(Thu) 19時頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/06(Thu) 19時頃
[男はこの光景を見たことがあった。
数日前の記憶などではない。
つい最近───そう、昨日だ]
─── あれは ベネットだったのか?
俺が見た あの 夢は
[現実味を帯びた夢。
否、夢と思っていたそれは、現実]
─ 昨夜 ─
[男《獣》は夜半に目覚めた。
自由に動く身体。
箍が、本能が、限界を迎えていた]
オォーーーーーン ────………
[高らかな遠吠えは夜半に強まった雨音に紛れ、他へは届かない。
遠吠えが掻き消えると、身体がじわりと変化し始めた。
皮膚は数多の獣毛に覆われ、口端は引き裂け、頭部には二つの突起が現れ始める。
身体が縮み、着ていた服の中にすっぽり隠れてしまうと、その中から毛もくじゃらな物体が這い出てきた。
元の体躯に似合わず、仔と言っていい大きさの、ダークブロンドの毛並みの狼。
すの姿に不満を覚えたか、男《獣》は身震いをしてもう一つの姿へと転じた。
人と狼、両方の形を持つ姿に]
[物音を立てても雨音で消される悪天候の中。
男《獣》は廊下に出て贄(エ)を求めた。
渇きと空腹が極限へと達し、もはや我慢の限界で。
贄(エ)を物色する時間も惜しみ、手当たり次第に襲おうとするほどであった。
その矛先となったのは、ミルフィの幼馴染であるベネット。
襲うのは誰でも良かった。
渇きと空腹が満たされればそれで良かった。
目覚めたての仔は、返り討ちになるリスクも省みず、ベネットの部屋へと押し入った]
[獣の本能とは良く出来たものである。
贄(エ)が声を上げられぬよう、真っ先に牙で喉を喰い千切った。
口の中に広がる血肉の味。
周囲へと撒き散らされる濃厚な香。
待ち望んだものを一気に飲み込むと、唇だけで喘ぐベネットを床へと引き摺り倒し、骨に覆われていない腹部目掛けて顎門を大きく開いた。
グチャ ピチャ ゴリッ
柔肌を牙で引き裂き、腑を啜り、勢い余って骨を噛み砕き。
心行くまでベネットの血肉を貪った。
男《獣》は満足すると紅い海に斃れるベネットから離れ、仔狼の姿で毛並みについた紅を舐め取り始める。
夜中に廊下を通る者は居らず、その光景を見るものは居ない。
紅で寝ていた毛並みを立たせると、四足で立ち上がり事切れているベネットを見詰めた。
シ《死》を齎すシ《紫》の瞳。
普段は前髪に隠れているその瞳で贄(エ)となった者を一瞥した後、仔狼は半人半狼の姿へと転じ、発見が遅れるよう部屋の扉を閉めた。
そうして開け放したままだった自分の客室へと戻り、扉を閉めてベッドに身を投げ出す。
うつ伏せに転がる獣の身体は、眠りに落ちるうちに人のものへと戻って行った*]
おれが ベネット を ────
そんな 馬鹿な
俺が 人 狼 …… 師匠と 同じ ───
おれが 俺が おれ が
[男《人》は自分《獣》を知り、嘆きの声を上げた。
人狼として覚醒した理由は知らず、ただ血肉を求める存在であることを認識し。
目の前で為される会話に恐々とする。
追う側から追われる側へ。
再び訪れた死への恐怖に、シ《紫》の瞳が収縮した]
──── 殺さないと
人を 殺して 殺して
いきるために 殺して 喰らって
今までと同じように 殺して ころ して
[人の思考と獣の思考が入り交じる。
追われる側に立つ恐怖は複雑な思考を行うのを拒否して。
全てを喰らい障害を取り除こうと、男は単純な思考に支配された]
黍炉は、ミッシェルに話の続きを促した。
2013/06/06(Thu) 22時半頃
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[シメオンのことでミッシェルが述べたこと>>63は、 男も否定できずにただ頷いていた。 今度はもう――と目を伏せたのに対しても、そう。
彼の刃が降り掛かったら如何するか。 ――或いは、彼の言動は人狼の演技足りえるか? その思考を遮ったのは、怖い、という語。]
怖くて結構。 実際、もう何も、感じなくなってしまったさ。
……君の友だって殺めた男の心なんて、 解らないままでも、構わないが、な。
[告げた言葉はどちらも正直なものではない。 近くに居たブローリン>>68の、前髪に隠れた表情も 何時かの怖れや疑いの視線を知るが故に想像できて、 それでも男は、言葉を覆すことなかった。]
(78) 2013/06/06(Thu) 22時半頃
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[あの時、己の弱さを正直に認めた相手―― ミルフィには嘘だと気付かれるか、と漠然と思うが 今の彼女は――、]
……… ミルフィ ?
[その告白>>66に一瞬目を丸くし、振り向いた。 血濡れたまま立ち上がった彼女のわらいと、 虚ろに見える瞳。 ふと手を伸ばした先は己の懐で――。
殺した、死んだ、と揺らぐ言葉に、一度その手を止めた。 殺せば、と口にするブローリン。 如何して、と問うミッシェル。 両者をちらと見遣りながら、再び、感情無い目でミルフィを見詰めた。]
(79) 2013/06/06(Thu) 22時半頃
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[チールーが凶器を取りに外に出ることは無い。 騒動が「一度」終わってからも、処刑用の短剣は懐に忍ばせていた。 尤もそれは、もう他の誰かを傷つける為に 携えていた訳では無かったが―]
ミルフィ。 本当に、 それで、いいのかい。
[終わりにしたい>>75、とミッシェルに紡ぐ言葉に。 ――泣き笑いにも似た表情に、失った誰かの姿が重なった。]
(80) 2013/06/06(Thu) 22時半頃
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殺して ころして コロシテ
雨が止むまで 生き延びて
ここから逃げ出せば きっと
[生きるためにはそれしか方法が無い。
人として人を殺して、獣として人を殺して。
それを繰り返して行けば、生き残れる。
男を害そうとする者が居なくなれば、きっと道は開ける]
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[見上げるミッシェル>>82にも、返す視線は今は無い。 思い込みだ、とミルフィに指摘するのは 聞こえていたが――。]
――…困ったものだな。
[わからない、と告げる彼女>>83の瞳には 不安があるように見えて、薄らと潤んでも見えて。 男は数歩、血に染まったミルフィへと近づいてから、 胸の内に抱き留めようと、その両手を伸ばした。
胸を貸す間も借りる間も、なんていう言葉に対し>>81 今ここで貸してやる、と言わんばかりに。]
(88) 2013/06/06(Thu) 23時頃
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―――…他の誰にも、殺させて堪るか。
[その一言が低く零れたのは、ブローリン>>84の声を聞いたから。 想い人では無い筈の相手を前に、男は、零していた。]
(90) 2013/06/06(Thu) 23時頃
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[まるで今にも泣きそうなこどものような、 そんなミルフィの一瞬の表情を見て思うは、 いとしさ、と。――うらやましさ、と。 きっとそのどちらもが混ざり合っていた。
けれど抱き留める前に、彼女は転んでしまった。 その場に膝を付いて、泣き笑いを見詰めた。 己の膝にも、冷えはじめた血が染みる感触が伝う。]
その為に、今まで生きてきたようなものだから。 ……とでも言うべきか。
[>>92問いに返す声は、やはり、感情滲ませぬもの。 無理に表情を作っている点では彼女と同じ。]
(96) 2013/06/06(Thu) 23時半頃
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……悪い。 ベネットの方は、頼む。
悪い、な。……
[瞳はミルフィの方に向けたまま、ミッシェル>>93にぽつりと返した。 その弔いだって、背負おうと思って――、 けれど今は少女から意識を離せぬが故に、任せる形となってしまう。]
……なんとか騒動を、全てを、終わらせるまでは とは決めていた、が。 誰が人狼なのか、誰にも判らないかもしれない、となると、な。
[付け加えた言葉に、僅かに滲ませた困惑も、 きっと、殆ど形にならないくらい薄いもの。]
(103) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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生憎、俺は確かに相当な莫迦だ。 ――…そんな君も、と、言い返しておくさ。
[未だきちんと笑うことも泣くこともできないまま、 ミルフィの困ったような笑みを見詰め――。 胸に縋りつくような彼女に、今度こそ、その両腕を回した。]
―――――…
[ダメ、とこの場で告げてきた少女。 その死が避けられぬならば、終わらせるのは己が手で――。 誰にも奪わせたくないという男の欲は、 かつてクラリッサに抱いたのと同じもの。]
(107) 2013/06/07(Fri) 00時頃
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