人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あぁ、そうだな。
そなたの歌も、合わせてみたい。
[願いには是と頷いて、雛を伴い部屋を出る。]

(7) 2010/08/05(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[雛をそばにつけたまま出た廊下には、昨夜の相手の法師と、怪我をして醜態を晒していた花か。
朝の弦楽の見事な調べは、彼だったように見えたけど。]

おや、法泉さま。
その子を、召されましたか?
[多いに誤解があるとは気づかぬ。]

(18) 2010/08/05(Thu) 01時半頃

良い機会だ。
お前が毒の花ならば、そのまま彼を誑かしてみては?


 …………………彼を?

[苦笑混じる]

 貴方の後では翳みかねる
 が
 ……戯れる程度なら。

 日は未だ高い


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あぁ。
庭にて池を眺めていたら、枝で啼いていた雛鳥がこの手へ降りてきたのでね。

[にこりと笑みを浮かべつつ言うは、問いを肯定する言葉か。]

高嶺殿…か。あぁ、似ているとはよく言われる。

[血縁だとまでは、ここで語る必要はなかろう。]

(29) 2010/08/05(Thu) 01時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[祝福の言葉には、やや恥ずかしげに頷いて。]

それはいけない。見分けがつかなくなるのはまずい。

あの方は代々続いた立派な花主。
わたしのような花上がりのあばずれに間違われては迷惑でしょう。
[やや戯れめいた調子で、肩を竦めて苦笑い。]

あぁ、この後…ちょうどこの祭りで久々に逢えた古い仲の舞手と、一席交えるところなのですが。

[よろしければ起こし下さいと告げ、辞すべくゆるりと頭を下げた。]

(46) 2010/08/05(Thu) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[困ったように見上げる雛鳥に、少々かしこまった顔で身を屈め。]

本来ならば、花はおとなしく主の傍に控え、気ままに余所見をして囀るような行儀の悪い真似はしてはならないが…

今は祭りの席でもあるし、そのくらいなら大目に見ます。

作法はこれからしっかり覚えていけばいい。
きちんと覚えてくれるまでは、外へ連れてはいけないけれど。

(48) 2010/08/05(Thu) 02時頃

 しかし……

 死して満たされるとは
 坊主の言葉だけなのか、それとも

[納得がいかぬ風に呟き洩らす]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

では、行こうか。

[小柄な雛鳥を伴って廊下を行く姿は、すぐに下男達の噂の種となるだろう。
 舞台へと姿を現したところ、用意ができているというのに舞手がまだ来ていないと。
 不思議そうに首を傾げている。]

(65) 2010/08/05(Thu) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

おや、おぼろ。
[先程噂されていた同じ顔の相手に、柔らかく笑いながら軽く会釈をする。]

イアンに久しぶりに逢えたのでね。共に舞楽を一席と。
…何処かで取り込んでいるのか、まだこちらには来ていないのだけど。

(70) 2010/08/05(Thu) 03時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

どうした?
夜の戯れが過ぎた日以外は、遅れるような奴ではなかっただろうに。

[お戯れが過ぎたのは、当然こちらの方なのではあるが、そんな風に昔のように軽口を叩きつつ迎え入れる。]

曲目は…何を演ろうか?

(73) 2010/08/05(Thu) 03時頃

 刷衛殿、面白い人物にあった。
 天満月 邦夜と言う花主
 人狼病を持つものと口付けると発作を起こすそうだ

 先程発作を起こしてるところにあってな
 ……豚狼に悪戯されて口付けられたのだと。

 獣がその者の力に気付き
 誑かされる前に、何とか協力させたいものだ


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

えぇ、傍に置くことにしようかと。

[雛鳥のことを問われれば、わずかにはにかみながら頷く。]

良い子でね。
才覚もあるけれど、なにより話していて心地が良い。

(79) 2010/08/05(Thu) 03時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[二人の会話の間から、やはりイアンは摘まれる気はないのだと知る。
 かつての主を知る身には、やはり二人の絆の深さを感じられて。

 切なくは思うけれども、そのように思われるチャールズ殿を少し羨む。]

(88) 2010/08/05(Thu) 03時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

して、体調不良の看病?

[何方だろうと小首をかしげつつ。]

そうだな、調と拍子がある程度わかればあとは即興で…

[雛鳥へと片手を差し出し、琵琶を受け取る。
 幾度か爪弾き、調を整えた。]

(89) 2010/08/05(Thu) 03時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…おや、天満月のご子息ですか。
あとで見舞いにでも…

[やや気がかりに思いつつも、言われた調にあわせて少し音色を紡ぐ。

 包帯を解いて舞台へ立つ姿をゆるり眺めて]

随分見ないうちに、男っぷりが上がったのではないか?
[ふふ、とからかう様に一声。]

(93) 2010/08/05(Thu) 04時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[やがてイアンが太刀抜き舞えば、音色はそれと切り結ぶがごとく。
 時に鋭く、時に緩やかに、息の合うのはかつてと同じ。

 音色と舞とのやりとりは、褥の上でもあるまいに、
 深く強く絡みあい、ひとつになりともに昇り詰めるが如く…**]

(98) 2010/08/05(Thu) 04時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 04時頃


[知っている
知っていた
筈だった
行為の数々を、直接其の身に受けて
花は乱れ咲く]

 ……坊主、と謂うは
 皆、こうなのか……

[父親もと謂っていたな
そうぼやき
種を植え付ける事の出来なかった
彼の胸に顔を埋めた。
ぴちゃり、舐め遣る]

 これは、確かに
 喰いでがありそうだ**


[そして、ヨアヒムを確保し、大広間の控え室に放り込んだあと、イアンからの報告を聴く。]

 ほお……
 稀にそういう人物がいるとは聴いたが。

[そして、しばらく考え…。]

 邦夜さんには事情を話して協力してもらうのもいいかもしれんな。


 いや、でも、話すと、それはそれで危険か?
 
[邦夜とは少し、話をした。花祭ははじめてのはず…。もちろん、花と戯れるなども、そう経験はしていないだろう。]

 ともかく、彼はこちらの手中にしておきたい。
 そして、彼は花主だ。

[少し押し黙るが、その先意味はわかるだろう。自分とイアン、花主と花、傍にいやすいのはどちらかと。]

 仕事、として、彼を操れるか?


 何処まで話すかは…
 私も難しいところかと。

[刷衛の言葉には同意するように。
 ……続いた言葉、
 それは自身も現在考えていたこと]    

 媚を売った経験はないが
 なんとか、する。私も花だ。

[相手が花主としての経験が浅いのが救いか。
 先ほどの、振り返れば赤面ものの
 拙い媚を思い出すが……なんとかせねばならない]  


 ああ、じゃあ、頼むぞ?
 というか自信がないのか?




 じゃあ、練習台になってやってもいいぞ?
 ほら、媚売ってみろ。

[そしてすぐにそんな冗談を飛ばす。]


 ……しょうがないだろ!
 今まで私には必要なかった……
 けれど、今必要なのだ……頑張るさ……

[自信がないのかと突かれれば
 声が大きくなって……少しずつ声量が下がる。]


 …………

[声音が冗談を飛ばすものに変わっていることにも気づかず
 真剣にこう言う場合はどう媚を売るべきなのか
 眉を寄せて考えて]

 ……刷衛殿…お主に会いたいと、思うている……

[小さく呟いた]


[正確には息を吐いたというより、噴出した。]

 そ、そうそう、う、うまいじゃねぇか。
 背中につめたいのが走ったぜ。

[イアンの頑張った媚の言葉にそう感想を述べた。]

 不慣れな感じが実にそそる。
 さすが、花だな。

[世辞ではなく、本当だった。]

 よし、まだ何か言ってみろ。

[再度、けしかけてみる。]


 ……笑うなっ!滑稽なのは…己でもわかってはいるのだ…
 さすが花などと……

[聴こえた息遣い。どう考えても噴出された。
 やはり、拙いのだ。媚も一つの芸
 そして、青年はその芸を鍛えてこなかった。
 告げられた評価は、不慣れゆえのなんとやら]

 ――……本気で逢いたいのだ。刷衛殿以外に
 私に、頼る相手もない……だから……

[再度の声に、羞恥心を押さえ込む少しの間の後
 薄く、口を開いて。かすかな声が零した]


 おお


                   いい。

[ちょっとかなりよかったらしい。
 うっかり鼻を抑えた。]

 大丈夫だ。うん、今傍にいたら押し倒してた。
 問題ない。

[むしろ一人で部屋で拝んでいる。]

 よし、頑張れ。見守ってるぞ、というか、
 聴き守ってやるからな。

[よしよし、という声。]

 で、封鎖のための人員はもう呼んだか?
 


 ……本当か……っ

[今度は噴出すような息も、
 それによって不自然にどもる感もなく]

 床まで持ち込めるかはわからんが練習は生かす
 ……報告はするから、聴かんでいい

[聞き守ると言われて苦笑する。
 よしよしという声も相俟って
 どうにも子供扱いされている気配に戸惑いつつ
 仕事のことになれば深呼吸一つ]

 封鎖人員は昨晩の宴直後に
 次の宴目処によこすよう連絡してある
 そこは抜かりはないよ。

[先ほどのよどみは嘘のように
 凛とした声でこたえた]


 おう、頑張れ。
 まぁ、でも相手は新人だ。

 割り切る部分も大事にな?

[そして、手はずが整っていることを聴けば、うむ、と深く頷いた。]

 ――…いや、任せきりですまんな?
 頼りにしてるぞ。相棒。

 じゃ、俺もちらちら各自の様子を見る。





 そうそう、あえぎ声だけじゃ助けてほしいのか、房事に夢中なのかわからんので、助けて欲しいときはちゃんと名前を呼べよ。

[余計なことも言っておいた。**]


 ……そうだな。相手も力の為に利用されて
 溺れてしまうのでは…哀れか

[忠告に邦夜自身のことを考えるのが抜けていたのに気づく
 いかんな、と、ゆるく頭をかいて]

 ……私の仕事であり、私の復讐だ。
 気にするな……お互いうまくいくことを




 ……間違って情事の最中、
 刷衛殿の名を呼ばぬよう気をつけるよ
 駆けつけて、あれ?なんぞ?では、な

[仕事の話で落ち着いたのか、余計なことにも
 からりと笑って言い返した]


[私の復讐で仕事、には黙っておいた。
 この相棒はどうやら猪突猛進のようだ。


 復讐のための仕事……。


 イアンの目的がそうと決まっているのなら、
 自分はなんのためか。さてはて。**]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 09時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[楽音奏でる四弦は武者追う虎の如くに撥ね、競り合い切り結ぶ。
 舞台の上と下に離れているのに、その太刀筋は一歩遅れれば首を刎ねられてしまうが如き緊張感。

 口許に浮かぶ笑みはあでやかな花の艶ではなく、獰猛な一匹の獣のような凄みを帯びて。
 今にも武者に喰らいつこうと…]

……ッ!!

[ビィン!と高く乱れた音。
 耐え切れぬ弦の一本が、たまらず切れて大きく跳ねた。

 左手、白い指に鮮やかな朱が滲む。]

(119) 2010/08/05(Thu) 09時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[両目を見開き愕然とした表情は、その太刀にて致命傷を負ったかのように。
 駆け寄り傷付いた手へ口付ける雛鳥に気づいて、漸く我に返る。]

…いや、この程度…たいしたことはないよ。
[気がつけば息も上がり、背にびっしりと汗をかいていた。
 納刀する舞手の笑顔には、ただ苦笑いを返すのみ。]

(123) 2010/08/05(Thu) 09時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[いつかほんとうに、こんな瞬間が来るような予感がして。
 感じた目眩に、ふるりと頭を振る。]

(125) 2010/08/05(Thu) 09時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

すまないね。

[心配そうな顔をする雛鳥を、撥を置いてそっと撫で、
 手当ての道具を持ってくるよう使いに出す。

 笑いながら舞台を降りる旧友へと同じように笑みを返して。]

その垣根が出来てしまうから、声を掛けるのを躊躇ったんだがなぁ。
こうしている間だけでも、昔どおりに出来てよかった。
わたしに気を使って接待のごとくに舞われてはかなわん。

(129) 2010/08/05(Thu) 10時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

いや、わたしがお前でも…やはり止めに入っていたろうよ。

まだ演れる、とは思ったけれど、
花に身を案じさせるようでは、花主は務まらぬ。

[花も主も新米どうし。互いに一人前になれればよいと思うた。]

(131) 2010/08/05(Thu) 10時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[裂いた指の手当てをさせつつ、時折傷に沁みる薬に押し殺したような悲鳴をあげるなどしながら。]

教えて欲しい…とは、何か?
[きょとんと問い返した。]

(137) 2010/08/05(Thu) 10時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、小僧 カルヴィンが頬寄せるさまをいとしげに。されど紅を拭った指を舐めるには気づかず。

2010/08/05(Thu) 10時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

何を聞くかと思えば…

[一瞬虚を突かれたような表情は、次の瞬間には呆れ顔に変わる。]

なんだろうね、あまり意識せずにやっているのだけれど…

相手をよく見、知ろうとすること。
そうすれば興味や、打った時よく響くあたりが見えてくる。
そこを意図的に取られぬくらいにくすぐり、

だが満足はさせず足らぬ程度にしておくこと…くらいだろうかね?


して、落としたい…とは?
[ニヤリとからかうような目を向けて。
 だが腑に落ちぬは…死した主に操を立てて居るはずなのに。]

(140) 2010/08/05(Thu) 10時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

わざとらしければすぐにバレる。満足させればあとは飽きるだけ。
道理であろう?

[何を講釈しているのやら。
 
 彼と情を交わしておらぬのは、直接肌を合わせるよりも芸にて触れ合う時の方がよほどそそられ惹かれるからだというのは、さておき。]

…ほう、天満月の。体調を崩していると言ったな。
宴席でも隅におるし、あまり楽しめていないのではと気にはかけていたのだけど…。

惚れ込まれて執心されたら、どうするつもりだ?
行く気はあるのか?
冷やかしに惚れ込んで、毎夜枕をびしょ濡れするようになってしまったらどう責任を取るつもりなのやら。
[むぅとこちらも眉間に皺寄せて。]

あと、色目は使わぬつもりだが…向こうが勝手に惚れる分には保証外だ。

(144) 2010/08/05(Thu) 11時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

それもそうか…
[この子には勝てぬと思えば、と。そこには合点がいったよう。]

…おや、しらとりの。
[思わず呼びかけた名は、かつて居た同じ舞を舞う者の名。

 高嶺がはさみを入れた花。家まで持ち帰るかは、未だ判らぬ。]

(149) 2010/08/05(Thu) 11時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[かつてしらとりと呼んだ方は、最期まで染まらぬ高潔な人だった。
 高嶺の目に留まったこの花は、染まるを選ぶか染まらぬを選ぶか。

 値踏みするようにしばし見つめて。]

彼に用ならば、わたしは下がるが?
傷の心配をされてしまったし、弦も張り替えねばならぬ。

(155) 2010/08/05(Thu) 11時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あぁ、そういえば…途中で出ていってしまったか。
せっかく面白いことをやっていたというのに。

[おぼろが去っていったらしき、襖の向こうをちらり見る。]

あぁ、調子に乗りすぎて弦が…な。
琵琶自体は業物ではなく凡庸な品だ。こうなることもたまにある。
[不吉だ、とは言えなかった。]

(160) 2010/08/05(Thu) 12時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、小僧 カルヴィンに「構わぬよ」と小声で許可。

2010/08/05(Thu) 12時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

まぁ、あれが機嫌を害するのも判らなくはない。
同じ顔が今でも若ぶって花の真似事をしているのではね。

[気難しく苦労人に育ってしまったであろう同じ顔の相手を評して苦笑い。]

ん、また折を見て。
[言葉短く、再演の約束。下がっていく花たちを折々見送って。
 宴の席が開くまで、しばしどうしようかと迷ってみたり。]

(179) 2010/08/05(Thu) 12時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あぁ、そうしてもらえると有り難い。
わたしは暫く、霞のごとくそよ風にでも乗っていよう。

[琵琶を抱いた雛鳥を送り出し、己もふらりと気ままに邸を歩きまわる。]

(182) 2010/08/05(Thu) 12時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、からりころりと、ゆるやかに下駄の音を響かせ廊下を歩む。

2010/08/05(Thu) 13時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…過去に囚われて生きるものを現世へ引きずり出せるかと思うたが…

[無理をした指先。包帯に朱が滲むを眺める。]

奴の心の欠片はやはり、あの方とともに行ってしまったのだろうな。
[ひとりごち、ふと薄く開いた襖を覗けば…。]

おや、猫は心地の良い膝を見つけたか。
[若桜が豪傑が如き研師に寄り添って昼寝する姿に、微笑ましげに目を細めた。
それぞれ納まるところは納まっていくのか。
目録にあった名の中、夜光のみは未だ行き先を知らぬ。
彼は以前も売れ残ったのではなかったろうか。]

(195) 2010/08/05(Thu) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あの子が…やはりあの方の跡目なら……
[過ぎったは寵争った古い記憶。
 花の祭りのあの宵に…

 彼の履く高底のぽっくりの、鼻緒に切れ目を入れたのは、己に入れ上げた男の仕業。
 そのような手を使ってまで、勝とうとは思っておらなんだ。

 いくら己が穢れようとも手段を選ばず上を目指すようになったは、おそらくはそれを知ってから。
 そのようなことで手にした地位を容易に手放してしまえば、無惨に散ったあの花が浮かばれぬ。
 負けることが許されなくなったのは、おそらくはそこから。]

(197) 2010/08/05(Thu) 13時半頃

[そして、そんな恩を売ってまで、己の心を買おうとした男は…
 哀れこの手に引き裂かれ、産まれる子の肥やしにされたという。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…それならなおのこと、情けをかけてはあの方に申し訳が立たぬ、か。

[一度は考えたことを、結局己の中だけで引き下げた。
 若き夜光が真実を知れば、更に己を憎み蔑むだろうし。

 憎まれても、構わないとは思うけれども。]

(198) 2010/08/05(Thu) 13時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 14時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 14時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[からりと下駄の音ころがして。窓辺にて庭を眺める花を見る。

 幾度か顔を合わせた感じでは、よく躾られた真面目な子。
 高嶺が目に適うも道理。
 見所がありそうだと感じた者のうちの一人だ。]

(202) 2010/08/05(Thu) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…迷うて、おるのか?

[その表情から、どうやら朧に会えて居ないことを察して。

 あの頃のしらとりも、そんな顔をすることが多かったような気がする。]

(207) 2010/08/05(Thu) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

そうか…。
[共に並んで庭を見やる。]

巡り合わせというのもあるのかもしれんな。
幾ら追って探しても出会えぬ時はきっと、時は満ちていないのであろう。

[月満ちねば会えぬと知って、月見て待ったあの日のように。]

その時が来れば、出会うべきものにすんなり会えるのかもしれん。
わたしと雛鳥が逢うたも、ほんの偶然だ。

いまだ満ちておらぬは時なのか、人なのかは、判らぬがな。

(214) 2010/08/05(Thu) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

そうだな、満月。
[いまだ昇らぬ月を望みて、空を見る。]

幼い頃は、満月の日が楽しみでならなくてね。
…その日だけは、たいせつな人と逢えるから……

[浮かぶ感慨は、懐かしさだけではない。]

何を選ぶとしても、後悔だけはせぬように…な。

[穢れた道を選んだ己と、穢れるを良しとせなんだあの高潔なしらとりと。
 どちらの道を選ぶも、彼次第だとは思うけれども。

 己の成してきたことが、胸の閊えにならねば良い。
 それだけを若き鵠の横顔に願う。

 からころと、下駄の音はふらり風に吹かれてゆくがごとく離れた。]

(220) 2010/08/05(Thu) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[呼び止められて、留まる下駄の音。]

…そう、ですか。

[見返りて、ただ淡く笑むのみ。

 ほんとうは、気づいていた。
 かの人の寄せる思いに。

 されどあの頃の未熟で弱い己には、花同士の淡い思いなど、行く道の妨げにしかならないと。
そう思って見返ることもなく、気がつけば彼とも遠く離れて…。

 本当はそれも芸の肥やしとなることに、気づかせてくれたのはイアンだったけれど。

 からりと下駄を響かせて、やがて部屋へ戻れば小鳥が枝へと帰るのを待つ。*]

(229) 2010/08/05(Thu) 16時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 16時頃


 ――望みはひとつ
 願いはひとつ――

 種植え付けて
 腐らせる
 この世の理
 
 幾年もいくねんも
 血を継いで
 肉を喰らい
 種を植える

 二つ心は要らぬ
 惑うては
 いのちとり


…一体。

[小さく呟いた。
それは無意識に]


 ――何、

[呟きは呆然と]


 すまん、ちょっと遅れるかもしれぬ。

[行かねばならぬが、動こうとしない花。
 仕方なく、小さくそれだけ囁いた。]


 ……?はい、わかりました……
 大丈夫です、やり遂げて見せます。
 舞い手の花なのですから。

[聞こえた声にきょとんと。その後淡く笑んで。
 ただ、通信が入ったついでに
 暫く口篭って…言うとおりにしてくれれば
 どうせばれること。意を決し話す]

 ……本郷殿に宴前に逃げるよう勧めました。
 彼は人を殺そうとしても殺せない人。
 多分獣ではないかと思いまして。

 けれど、職務違反です。
 この件のセンターからの罰は私が受けますので…
 御報告までに


 何?



 そうか。

[職務違反、そういわれればそのとおりで…。]

 その件はのちに。
 本郷さんがそうでないのであれば、問題はなかろうて。

[早まるな、との意味あいもこめて、そう答えておく。]


 はい……勝手な行動申し訳ありません


 邦夜殿の力は
 怪しい人に使ってもらうべきなのでしょうか…
 それとも、人であって欲しい……と
 思う人に使うべきなのでしょうか…ね

[刷衛と邦夜、それ以外は誰が獣か、人か
 確信が持てないなか、そんなことをポツリとこぼした]


[相談を受け、それは怪しい奴に決まっている、と思いつつも、即答はせずに考える。]

 人間であってほしい…と思うというのは、どういうことかな。

[そう、あれだけチャールズに執心していたイアン。
 もしクロならば、どんな相手だろうと殺しそうないきおいだった。
 だが、



                 そうでない人物ができたか?]


 …例えば霞殿…旧友ですから…昔から知っていますし
 獣ではないと思いますが…
 それと、彼の花となった鳥、迦陵
 …霞殿と仲睦まじい様子でしたので迦陵が獣だと……
 霞殿が哀れです……
 それと、本郷殿…理由は先程の通りにロビンですね…
 まだ、ほんの童花ですから……
 ……ロビンはそうは言っても疑いも濃いので
 …まぁ、殺すべきなのでしょうが

[聞かれた質問に、具体的な人物名を聞かれているのかと
 名前を挙げていって
 それは刷衛の思うことと、重なるだろうか?]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 23時半頃


 イアン……
 お前は人から騙されたことはないのか?

 クロは人間らしくないわけではない。
 人間らしいクロもいる。

 人間であってほしかった者がクロの場合はどうするのだ?


 ……騙されたことは確かに少ないです…
 昔も、今も。
 今までは殲滅が多かったので考えてませんでしたし…

[今までの仕事を思い出して、小さく首をひねった後
 続いた言葉には朗らかに笑いながら返した]

 ああ……その場合は…殺しますよ。当然です。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[傍らに雛鳥を侍らせて、薄闇暮れ行く窓の外を眺める。
 そのさまはまるで出会いの時に雛鳥が称した如く、
 月よりの迎え待つ姫君のようにみえて、心配させてしまうだろうか。]

 案ぜずとも…月へは帰りませんよ?
[その眼差しに薄く微笑んで。]

昔語りのなよたけ姫を求めた数多の男たちは、みな難題を真に受けて、
富と力にモノを言わせて、姫を得んとし断られ…。
…誰も、その心には触れようとはせなんだ。

[雛鳥を胸元へと小さく手招きながら。]

地上に心通う誰かがいたならば、きっと姫は月へは帰らなかった。


…かりょう。
[適うならばこの腕の中にそっと納めて。]
そなたが共に在るのなら、わたしは…

(343) 2010/08/06(Fri) 00時頃

 そうか。



 ならば、効率のいいほうを選べ。

[笑い声には眉を寄せたが、見えるわけはもちろんない。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[その先を紡ごうとして、呼びに来た下男に水を差される。
 小さくため息混じりに肩を竦めて、整える身支度は漆黒に叢雲の霞月。

 二人手を取って、宴席へ…]

(344) 2010/08/06(Fri) 00時頃

 効率、の、いいほうですか……んんんん…
 怪しいところ、ですかね。
 それか怪しいのは殺すってことにしてしまって
 まったく判断つかないところか…??
 

 あ、けれど先程の話だと
 騙されていることも考えると
 騙されそうなところのが良いのだろうか…

[眉を寄せているとも知らず
 夕飯を迷うような気楽さでそんな言葉を零して悩む]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

そう、月は…満ちゆく。

[広間の窓辺、佇む儚げな影をちらりと見遣って。

だが、今はまだその先は何も紡がぬ。]

(353) 2010/08/06(Fri) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、広間の皆に軽く会釈して、客席の末席に雛鳥を侍らせて座す。

2010/08/06(Fri) 00時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

おや、その方が艶やかだ。
確か…夜光といいましたか。

[イアンと天満月と夜光の彼と。じゃれあう様子を微笑ましげに。]

(358) 2010/08/06(Fri) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[窓の外、僅かに見えるは望月の。

 幾度も望み、幾度となく裏切られ…、
 それでも月が満ちることを、待ち続けて…ここまできた。]

(362) 2010/08/06(Fri) 00時半頃

 ……息詰まりそうだ
 宴を切り上げるは、駄目か

[次々に増える人に、うんざりと呟く]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…そのくらい厚かましくなければ、勤まらんよ。
[軽口には軽口で返せるほどに、今はまだ宴席も和やかだった。
]

(371) 2010/08/06(Fri) 00時半頃

 なかなか、可愛らしい花?だな
 なるほど、遅くなるといった理由も理解した

[くすくすっと笑いを零して]


 おう待たせたな。

[シンプルにそれだけ]


 大丈夫、まだ始まってもない

[狩の高揚からか、だいぶはしゃいだ様子で]


仕方ないだろう。
そういう場所だ。

今のうちに誰を喰うかぐらい考えて気を紛らわせたらいい。

[小さな嘆息。
面倒だと思っているのは自分もだった]


 今宵喰らうなら
 僧で良いと思うのに

[拗ねた声]


乾か。
何だ、二人とも随分執心だな。

[霞も自分好みだと推していた気がする]


  そうか、ならばよかった。

[セシルと明とロビンに囲まれているので、なお、何もそれ以上はいえないらしかった。]


 ええ、はじめますね。

[短い返しに、此方も短く台上で]


 いや、少し薄味なれど
 美味かった。
 
[思わず笑み零す]

 貴方は?
 喰らうなら誰を


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…イアン、お前……・

[舞台の上朗々と響く声と、足元に転がされたぼんれすはむとやらにされかけの男と。

 一瞬状況が飲み込めず、面食らった顔で旧友を見上げる。]

じん…ろう……?
[その名に思わず、身を竦めた。]

(391) 2010/08/06(Fri) 01時頃

[その様子をじっと見ている。]


            ――…やりすぎだ。
            煽ってどうする。


薄味?

[何をどうして薄味になるのか、と思わず首を傾げたが]

…今のところはまだ、決めかねている。


…肉饅頭め、しくじりおって……。
[袖下、気取られぬようにきつく爪を立てる。
 彼と…己の囲い主の傘の下。
 今までは気づかれること無く血の宴を続けてきたというのに。

 イアンが無き主の仇を討とうと、そちらの手先になることくらいは想定しておくべきであったか。]


 ……やりすぎなものか…手緩い。
 仲間をはくまで痛めつけて当然


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[くぐもった悲鳴と、飛び散る鮮血。]

かりょう、お前がみるべきでは…
[咄嗟に腕の中に庇って目元を隠す。]

(397) 2010/08/06(Fri) 01時半頃

 その仲間が、尚、暴れるかもだ。
 しかし、やってしまったものは仕方がない。

[そして、この状況に対する各自の変化をみている。]


…だから、逃げろ、なのか。

[は、と。
短い言葉と共に零れた感情は何であったのか。
己にすらわからない]


 ……

[無言。
あるのは憤り混じる念だけ] 


 暴れてくれれば痕跡が残る
 暴れてくれればより見つけやすい

 何が問題がある。


 それに巻き込まれて、死ぬ奴が出るかもしれぬ。




[お前の元主のようにとはいわなかった。]


 ……そうですね。
 けれど、そうでもして捕まえなければ
 羅患者は増え、よりいっそうの犠牲者が出ます。



 違いますか?


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…判らねば、疑わしきものを選んで端から……

[口に載せるだけで、その罪深さに顔は曇る。
 腕の中で震える幼子を、この子だけでも守らねば。

 殺されても…喰われても困る。
 思わずその華奢な身を、ぎゅうと力込めて抱きしめた。]

(415) 2010/08/06(Fri) 01時半頃

[しばし沈黙するが、目を一度伏せてから。]

 もう事態は転がりだした。


                見極めるのみだ。


 ええ、そうですね……
 私も観察はしますが
 話すので観察しきれません。
 ですので、観察本当によろしくお願いいたします


 私とて、無実の人間は殺したいわけじゃない


ランタン職人 ヴェスパタインは、ふと窓の外、月がいやに赤い。

2010/08/06(Fri) 01時半頃


[先程散った赤い血か、それとも赤い月のせいか。
 体の芯に沸き立つ獣を、抱く手に力込めて押しとどめる。]

…堪え切れねば……全て喰い尽くすしかなかろう。
[苦しげに小さく漏らす言葉は届いてしまうか。]


 全員抹殺など
 涼しい顔で謂うて

 非人道的でないと?

 ようやる。

[怯えは半分が演技、半分は底から生じるもの。
けれど
嗚呼、ひとのにおいが、血のにおいが強い]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…おぼ、ろ……?

[顔色の悪さに気づいて、声をかける己の頬も蒼白か。]

月待ち続けて、漸く逢えたというのに…このような。
[声はやはり、震えていた。]

(427) 2010/08/06(Fri) 02時頃

……ああ。そうだな。

[堪えきれなければ。
総てを喰らって生き延びるまでの事。
従来と何一つ変わらないはずだ]

総て

[喰らうは狼憑きが故の定め]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[この状況で、
 かつての月の下の隠れ鬼のように、その手を取って逃げることなど。

 今の己にも、そして彼にも、守るべきものが出来てしまっていたのなら。

 雛鳥は促してくれるけれども、それでも…やはりあの時よりも酷く遠い。]

(440) 2010/08/06(Fri) 02時頃

 総て…………ならば
 順序も考え直す必要あるか

 如何しよう。


如何したものかな。

…イビセラ。
お前、乾についたのだったか。

[付き従っている様子は、視線で見てとれる。
数拍開けてから]

このまま転がせそうであれば、あれはしばらく見送ってもよいかも知れん。
代わりに、誰か。…食指が動きそうなところがあれば。

それか……推測だが、もう一人ぐらいセンターの人間はいそうだな。
そこをあえて食ってやるのも好いかも知れん。
あの花独りで根回ししたにしては、状況が綺麗にまとまり過ぎている。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ほんの一瞬だけ、旧友に向ける眼差しは哀れみ。
 されど、耳元に囁かれる声に切なげに目を伏せて。]

……っ…、


なぁおぼろ…、先の約束。
このようなときに言うのも場違いだが、時間があれば。

[一度言い淀んだ言葉を、なんとかかける。
 いつか満る月の下でと、そう思ってここまで来たのだから。]

(453) 2010/08/06(Fri) 02時半頃

 そう、いまは坊主の手に。



 ……センターの、イアンでは駄目なのか?

[小さく笑うは
幾らか平常が戻ってきた故に。
二人の仕草を視界隅捕らえ、からかい混じりにひとつ]

 根回しした相手
 検討もつかずして

 さて……如何したものか


あれほどつけ上がったことをしてくれるのならば、
最後まで残して苦しむ姿を見るほうが楽しいだろう?

[淡々と告げる。
からかうような言葉など歯牙にもかけない]

…刷衛。もしくは、天満月

[ぽつりと一つ、名をあげた]

ひょっとして、と言う可能性でしかないが…
あの研師、幾らか反応が薄いように思う。


イアンと通じていそうなものか…

もしくは…
[この感情は嫉妬なのだろうか。自らも花を手にしていても尚。]

…高嶺が摘んだ花の、いずれかを。


刷衛、天満月
どちらも、反応の薄い点では……そうか。

[淡々と謂うに追いかけはしない。
名を呟き乍]

高嶺の摘んだ花ならば、華月を

[どちらかと謂われ、迷わず片方を選ぶ。
意図の説明は出来ず]


どちらも、何かを知っていると言うのは間違いないようにおもう。

[強く視線を向けていた刷衛。
多少の驚きはあれど、それにしては驚きがあとを引いていないよう見える天満月]


…高嶺の?

[その言葉は発想に無く]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…かりょう?

[出て行く姿に手を差し伸べようとするも、追えず。
 良く出来た子過ぎて、たまに辛くなる。

 やはり危うげな様子の同じ顔の相手が傾ぐなら、いつか熱を出した日のように手を差し伸べてしまうか。]

夜風にでも当たれば落ち着くか?
それともまさか…月の光の下では辛い?

[朧を見つめる目は不安げ。]

(475) 2010/08/06(Fri) 03時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…えぇ、あとで必ず。

[いつか約束したように、この月の下で伝えたいことが山ほど逢ったような気がするけれど、

 人狼病。そして身を引いた雛鳥。
 どれもが気がかりで悩ましい。]

(476) 2010/08/06(Fri) 03時頃

 華月

[呟く]

 あれがいい。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…どうなされた?

[虎鉄と明之進。名簿に名のない…だが見覚えのある二つの花。
 そのどちらも萎れて散りそうに儚く。]

下がって休みなさい。
あなたがたは… ”こんなところに、いるべきではない。”
[周りには、ただ気遣っただけに聞こえる言葉。]

(486) 2010/08/06(Fri) 03時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[同じように彼らを気遣う朧へ目をやれば、視線が重なる。
毅然と平静を装おうとしたけれど、やはり彼には気取られてしまうか。]

(487) 2010/08/06(Fri) 03時頃

 念のため
 邦夜が来る前に迦陵が私の部屋を訪ねました。
 そして直ぐ立ち去ったのですが
 ちょうど、入れ替わりに邦夜がやってきたので
 邦夜が私の部屋に来たことを
 迦陵は知っていると思って良いでしょう

 些細なことですが、報告までに


そういえば、もうひとつ…
[ふと思い出した、違和感。]

イアンが…天満月の御子息を、籠絡したい、と。

いや、おかしいか。通じておるなら取り入りたいとは。


籠絡…?

[己の居室へと戻るその途中、言葉に微かに訝しんだような返事になる。
天満月を。先程の言動と内容から照らし合わせるに]

…何らかの手駒にするつもりかも知れん。
だが、理由がわからない。
センターにとって都合のいいものだと言うことなのか?

[軽く首を捻る]


 籠絡かどうか
 ……取り入る何かが、かの人にあると?


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[気遣う言葉に、薄笑浮かべて緩く首を振り、]

あの子、わざわざ気を回してくれたんですよ。
わたしとそなたが、そういう仲なのではないかと察して。

共に育ったあの頃のように、月見て話せれば良いと思っていたのだけど、
これでは、無理ですね。
[向ける笑みは艶帯びたものではなく、寂しがり屋の子供のよう。]

月が満ちれば、逢えると信じてた。
離れても、そなたは高嶺の当主になるのだから、
いつか必ず…花の祭りの席で逢えると。

[幾度も祭りに通い詰め、祭りに供されるような年の盛りを過ぎてからは、違う形で来れるようにと。
 そうしたのは、この日を待っていたからで。]

窓の格子の内からずっと、満ちゆく月を眺めて暮らしてきたものだ。

(500) 2010/08/06(Fri) 03時半頃

…そういうことだろうな。
少し、病関係の書籍を探ってみるほうがいいだろう。

理由が転がっているかもしれない。


書籍なら、
広間を出て間も無くの部屋が書庫だった。

[記憶を辿る。
子供が隠れた暗い部屋]


書庫の場所なら…知らねばそこらの使用人に聞いておいたほうがいい。
くれぐれも…ここで通じていることを知られてはいけないよ。


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 03時半頃


わかっている。
…必要なら庭から回る。
あちらからなら書庫の位置もわかる。


 全く手間のかかる事
 ……センターの人間など、招くから。

[イアンは彼に招かれた
そう言っていた、昨夜の記憶。
溜息を洩らす]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

随分顔を合わせぬうちに、わたしは染まり変わり果て…そなたを幻滅させてしまったでしょう?

[自嘲めいた苦笑い。
 それでもそなたの立派な姿を見られてよかったと、その言葉は呑み込んで。]

戻ります。雛鳥がまだそこらで迷っているかも知れぬし。
そなたも…無理はなさらず。

[子虎は高嶺が元の花達に、白拍子は刷衛にとお願いして。
 名残惜しげに一度似た顔を眺め、下駄を鳴らして部屋を出て行く。]

(510) 2010/08/06(Fri) 04時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、懐刀 朧に「ならば後ほど、庭の朱塗りの太鼓橋にて」と小さく託けて去る。*

2010/08/06(Fri) 04時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 04時頃


 報告ごくろう。
 そして、大役、しかと見た。

 邦夜さんの動向は、任す。





 さて、怪しいのはどいつかねぇ。**


 舞うは花の務めですから……お言葉ありがとうございます。
 邦夜殿のお力は判断出来るのは一日一人、
 また、体調の関係等も考慮し判断の先は
 邦夜殿にお任せにするつもりです。


 ……傍目には動揺の少ない刷衛殿が
 怪しく映りましたよ?

[そう言って小さく笑って]
 ……疑われ過ぎる時は、
 名乗り出てくださいね。 ……投票は、絶対ですから、万が一な事態になったら
 私が貴方を殺める*ことに*


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

─ 自室にて ─
[部屋に戻りても、結局一睡もできず。
 月がいやに明るいせいか、それとも籠から逃げた小鳥が気がかりか。

 弦張り変えた琵琶を膝に、片手だけで戯れに爪弾く。
 包帯まいた指先は、そっと唇を撫ぜて。]

みなもへと そまりしゆびを のばしても
うつりしつきも とりもつかめず

…やはりわたしは、幸せになるためには、少し穢れすぎたのかもしれぬ。
これが、報いであるならば。

[月見れば胸の奥がただ痛む。
 やはり居てはおられず、下駄の音は庭へ…]

(535) 2010/08/06(Fri) 10時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[廊下をちらりと見れば、イアンと共に居る秋色の…
 その意外な取り合わせにしばし首をかしげつつ、庭へと響く下駄の音。]

立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる 
まつとし聞かば 今帰り来む

[遠くへ旅立つものが、残されたものへと詠んだ歌ではあるけれど、
 逃げ出した迷い猫が帰ってくるようにと願う呪文でもあって。

 籠から逃げてしまった鳥に効くかは判らずとも、心配そうに枝を眺める。]

(539) 2010/08/06(Fri) 10時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 10時半頃


 このまま、ひとの気無ければ
 イアン……
 背後から襲って

 ……流石に無謀か

[ちらと視線流し、首を振る]


彼の人は、もののふの舞を得意とします。
目覚めたてのお前で…太刀打ちできるかどうかは。

[慎重に、と促す心の奥底には、やはり旧き友への想いも無いわけではない。]


 ――返り討ちが関の山か。

 坊主にも謂われた。
 喰らうなら報いを着せると

[溜息]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

お前が勝手に誤解して、去っただけでしょうに。

彼の朧月の方は、血を分け共に生まれたわたしの半身。
しばらくぶりに再開した兄弟の情、ただのそれだけ。

[互いに年経て変わり、今は守るべきものを持つ身同士。
 もうあの頃には戻れず、戻らぬ。]

あの方と遠い昔を共に重ねた月日は…お前には重いだろうか?
されど、それよりも長い時を、これからお前と重ねていきたいと…

(546) 2010/08/06(Fri) 10時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…出ていらっしゃい。
出てこれぬなら、潜む獣として…
[帯に収めた懐剣に手を添え、枝踏む音にそちらを睨む。
 己を庇おうと出る子の健気さに、胸が痛い。]

(547) 2010/08/06(Fri) 11時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[こぼれ落ちた涙へ伸ばす指先は、朱滲む白の包帯姿。]

枷などでは、無いよ。
寧ろ…伴にいてくれなければ、わたしは月の向こうへ連れ去られてしまう…。

[雛鳥をそっと手元へ引き寄せながら。]

夜光、そなたはそこで何を?
[出てきた姿に未だ警戒を解かず。

 庭に隠れていたことならば、雛鳥も同じであろうに。
 月の瞳が曇るのは、恋に狂うている故か。]

(557) 2010/08/06(Fri) 11時頃

 居心地が、悪い
 視線で犯される気分だ。

[遠くを見遣り、眉を寄せる]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…闇に潜んで、人には言えぬことでも?

[縋る愛しい子を守るように袖に包んで、髪を解いた夜咲く花を見る。
 解けてうねる髪は、無数の蛇のようにも見えた。]

(563) 2010/08/06(Fri) 11時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…あぁ。そうだな、戻ろう。

[雛鳥の手を引いて帰り際ちらりと見返り、夜光る蛍を射抜く視線は酷く鋭く。
 何か在れば容赦はせぬと投げる氷の刃のような。

 下駄の音はただ踵を返す。]

(567) 2010/08/06(Fri) 11時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[手へと落とされる口づけに、身を屈めそっと抱き寄せて。

他人のそら似で通してきた、高嶺の家に伝わる秘密の断片を、うっかり漏らしてしまった事と、それを雛鳥だけでなく、恐らく夜光にも聞かれていたと、この時には気付いておらなんだ。]

(572) 2010/08/06(Fri) 12時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あぁ、今宵はわたしの腕の中でお眠り。
[額へと淡く口付けて、小さな手を引き自室へ帰る。]

(580) 2010/08/06(Fri) 12時頃

[今も必死でこらえているのは、このまま雛を喰らいたい想い。
 …今喰らえばきっと足が付く。それでは…]

いや、それを逆手に取れば…
花か主かを喰らってしまえば…


[彼を喰らうその日がくるなら
それは人食花散る日]

 ……?
 此処にあるは
 花か、主のみと


つがいの片方食らってしまえば、
もう片方が獣だと…


 ロビンと今話しておる
 ロビンもそなたを疑っており……月瀬が
 お前の傍にあるのを案じておるな。

 それと、どうも法泉殿はロビン曰く
 なにやら不思議な力がある、そうな。

 後、邦夜殿は夜光を確認すると言っておった

 いろいろ、錯綜してきたなぁ…


 いま、つがいと謂うなら
 私と、貴方と、……高嶺の


 片方と謂うても
 如何する


いや、研師と桜の猫も。

あのドラ猫が、彼奴には懐いて寝ておった。


 ああ、そうだった
 が
 研師の彼は、明之進と主がなにやらと

 ……桜の子、
 まだ違うだろう
 私になんの報告も無しに。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[法師へと去り際に会釈して…
 問う幼子へ声を潜める。]

あぁ…夜光。
同じ名を持つ昔の花に、わたしはかつてひどい事をした。

彼がその花の養い子なら、恨んでいるかもしれぬな。

…綺麗事だけでは、ここまで生きては来れなかった。
[ぽつりと、そう弱々しく零し、南端の角部屋へ。]

(604) 2010/08/06(Fri) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

お前には、そんな思いをさせぬよう…
わたしが後ろ盾として、確りせねばならぬな。

(605) 2010/08/06(Fri) 13時半頃

[内心は月瀬の傍に刷衛がおるなら
 ロビンと月瀬、ともに獣でなければ
 どちらも安全だろうとか
 こちら側の理由で思っていただけ、なのだが]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…ならば、おいで。

[寝台の端へと腰掛けて、雛鳥を膝へと手招く。
 けれども今は何かをこらえるように、そっと撫でる以外は…]

(615) 2010/08/06(Fri) 13時半頃

明之進など、おらぬよ。
[それはきっぱりと言い切る声音。]

何故ならあれは…去年喰われてしまったのだから。

あの研師を喰らってしまおうか。敵に回せば厄介であろうし。
[それは、夜屋根に潜む猫へと嫌疑をかけることにもなろうか。]


 今からロビンが月瀬を案じに
 月瀬のところへ向かう。
 お前が傍にいるようならば
 二人の様子、観察お願いしたい。

 私は本郷が私と話がしたいと
 大広間で声をかけられているので
 そちらへ向かう


 …………近頃の幽霊は、
 あれほど生者と区別つかぬもの?


 そう、彼でも良いが
 センターの彼が何やらきな臭い。
 私に目をつけて居るのかどうか


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[膝で眠る子の無垢な顔。ねだるときの艷めく顔。
 育ち盛りの雛鳥は様々な顔を見せてくれて、一度足りとも気が抜けぬ。

 服ごしに感じる体温と、規則正しい寝息に誘われて、
 いつしか己も、つかの間の夢の中へと…]

(622) 2010/08/06(Fri) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[浅い眠りを共にたゆたい、ずっと傍にと言う雛が、あまりに可愛くいじらしく。]

わたしが生きているうちは、お前を殺させも喰わせもせぬ。
けれど…

お前の方が歳若く、いつかわたしは先立つだろう。
…そうなればお前がその先どうなるか…考えるだけでも恐ろしくてならぬのだ。

(629) 2010/08/06(Fri) 14時半頃

喰……?

[聞こえた声に軽く首を傾げる。
名簿に名前がない。
それは解っているのだから]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[膝に居る雛鳥をそっと撫でながら、夜半に目覚めて窓より見上げる月は…丸い。]

(644) 2010/08/06(Fri) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[身を起こそうと思ったけれど、袖を握るは小さな手。

 震えるように伸ばされた、包帯をまいた白い手は、金糸の髪をサラリと撫でて。
 結局今は、何もせず…。]

(651) 2010/08/06(Fri) 15時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、窓の外の月を振り切るように目を閉じた。**

2010/08/06(Fri) 15時半頃


[喰らって腹へ納めてしまえば、分かれることもあるまいに。
 白いうなじが、紅さす頬が、あまりにやわらかそうにみえて。
 爪立てて裂いてしまえばと、思う心を押し込める。

 …腹の中では、その笑顔は見えぬ故。]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 15時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 15時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 16時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[あの太鼓橋は、この部屋からのみよく見える。
そこに見えるは焦がれ続けた望月か。]

済まぬ、かりょう。

[衣を一枚するりと脱いで、窓には厚くすだれを下ろし、
下駄を履かずに素足のままで、庭へと…]

(670) 2010/08/06(Fri) 16時頃

 そうか。まぁ、全身疑わしいからなぁ。

[そういうことには、よくあることだった。]



 ああ、投票か。
 しかし、投票制度を用いるなんて知らなかったぜ。
 
 するってぇと、お前に殺される…のはまだいいとして、俺の刃に殺されるのか。

 そりゃ自殺だな。

[考える。]


 …センターから聞いてません、でしたか?

[投票箱まで持たせて花を仕込んでいるのにと
 刷衛の言葉に首をかしげて]

 ……私が殺すことも厭うてください……
 でも、そうですね。自分で研いだ業が
 くびをおとすのは…ねぇ?

[なので、どうにかなさってくださいと、こぼして]


[ロビンとセシルの様子を…には承諾をする。]

 ああ、わかった。
 ロビンは、

 やっぱり、なのかね。


 ま、いい笑い話にはなりそうだが…。

[どこまでも能天気だった。]


 ……そういう様子なのですか……?

[本郷と話しているときに聞こえた言葉
 頬の痛みを抑えながら話す
 ……頬打つ音は聞こえたかもしれない]


 …血の絡まない笑い話のほうが
 私は良いです……


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…おぼろ…?

[ひっそりとかける声は、月の光に照らされて、その名の霞が如きに淡く。]

幾つの月を待ち望んだか、もはや忘れてしまいました。
[その笑みは、媚を含まぬあの頃の。]

(683) 2010/08/06(Fri) 16時半頃

あいわかった。

[セシルとロビンの話を始終聞きながら、
 二人が去るのを一応見送るが。]

 しかし、お前のところも何か音したな?


 ………わかるぐらい露骨、だったのですかね…

 ああ、今、本郷になぜか殴られました……いたい…


 そうか。
 なんでか本郷の気持ちもわからないではないが…。



 そして、俺も表に出る。
 このスタイルなら、もう潜伏は無意味に思えた。

 お前からもそう皆に伝えてくれ。


[薄く聴こえる会話に、こりゃ大丈夫かいな、とか思いつつ…。]

 とりあえず、お前から殺されるのだけは避けておこう。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

まるで、夢のよう。
[振り返る彼の瞳に、己の目も自然とうるむ。]

ええ、夢ですね。
…いつかそなたに摘まれる事を、夢見た頃もありました。

[きっともう、その頃には戻れない。v]

(689) 2010/08/06(Fri) 17時頃

 ……はぁ…私はちっともわかりません


 それと、表に出ること、わかりました。
 そうですね、出れば食い殺されても
 自殺はなくなりますね


 自殺はいかんよなぁ。

[まるで人事である。]

 チャールズも云ってた。


 そうですね、自殺は………



 ……私の今の状態は……自殺、
 のようなもの、でしょうか…

[ぽつり、小さく零して]


 懺悔しにくるか?
 許すぞ?

[何いってるんだか。**]


 ………考えて、おきます

[教会はないからどうするのだろうと
 ちらりとおもいつつ]


 ――……あ、本郷殿に
 刷衛殿のこというの、忘れた…すまん*


…誰も、あの花を喰うことは許さない。
センターの首輪付きは、私の獲物だ。

[ぽつりと。
静かだが、はっきりとした声で呟く。

それは、馳走として見定めた狼の言葉]


 別に、構わぬが
 ……我が身が少し危うい
 
 獲物と謂うならあれの手綱、
 握っておいて欲しいもの。

 嗚呼、望みはひとつ
 願いはひとつ

 叶うなら


危うい?何を仕出かした。

[幾らか呆れ交じりに問いかける]

手綱を取るとは難しいな。
あれは別段、私の花というわけではないのでね。


 ……何も。
 ただ、食事を共に

 何やら視線でまさぐられているような
 妙な心持がした


[抱える不安は漠然と]


 ……若し、私が逝っても
 かの人は


 お前、
 実は俺を殺す気満々だろう。

[少々ドスの利いた声]


…まさぐられる?
お前、どんな会話をしたんだまったく。

[呆れたような声になったのは自分のせいではない。
最後に付け足すように聞こえた声に問いかける]

…かの人?


 普通だ

 った……と、思う。

[少し考える間があった]

 大事なものは、死したものだけ
 復讐に駆られた狗は
 誰で有ろうと、斬るらしい。

 戯れに、研師に疑いを向けてみたら
 本当なら恐ろしいと謂うくせに
 あまり疑って居ない風だった

 一人立ち向かおうと謂うのに
 放り出された。


 ……会話の最中、ずっと
 視線が痛かった


 ――いや、誰でも
 若し私が逝ったとして

 嘆くものは居るだろうかと


 すまん、すまん!!
 次に会う者からちゃんと伝える!!


 ――……お互いに生きような……
[そう言って朗らかにわらった]


思う…ね。
確かに、死んだ主は余程大切だったらしい。
我々の事を獣と呼びそのために死ぬことは厭わないようだったな。

[刷衛のけんについては、幾らか相槌を返し]

…それならばあの研ぎ師、喰ってもいいかも知れん。
本当に独りになった時に後悔させてやればよい。

…ああ、ひょっとしてお前、注視されるのが苦手なのか?

[視線が痛い。その言葉に推論を一つ立てて尋ねた。
自分は逆に視線をそらすことはほとんどしないのだけど]


…あの猫は塞ぐほどに歎いてくれるのではないか。
お前を詰られたあの反応を見ればそれぐらいは推測に容易い。

[そういえば引っ掻かれた傷があったなどと今更思い出す。
随分と控えめな事を言う花の声に男が帰すはそっけない言葉]

人として死ねば、歎くものはあるだろうよ。
狼として死ねば、喜ばれるやも知れん。
死んで歎く者などいないと思っていたほうが気は楽だ。
歎かれて、初めて、幸せだったと思えばいい。

私は、そう思っている。
自分が死ねば、喜ぶ人間は多かろうと。


 ……嗚呼。
 よほど嫌われている様子
 病あれど、人と同じく
 情もあると謂うに

[花開き
色を付け
情を知る

刷衛の事となると、眉を寄せ]


 その研ぎ師の、足音がする。
 注視は好かん
 もとより、この身も

 見透かされるのが、おそろしいと。


 寂しい

 ……この身が咲く前に
 冬の名残が
 未だ、強く根づいているのか

 人を嫌う癖に
 人に歎いて欲しいと思うのは。

[遠く視線映せば
冬の望む遠い峰と
表の情を望んだ坊主の姿
幾人か思い浮かぶのに
随分、欲を張ったと自嘲混ぜた]


あれの亡き主は、喰われたらしい。
酷く慕っていたのであれば、それは酷く憎かろうよ。
…お前にとっては、病なのだな。これは。

[それはぼんやりとした感想だった。
狼憑きを病と呼ぶ。
それは世の中でも同じことだが]

…あまり目立たないようにすることだな。
"ロビン"が振舞っていたように行動することも大事だろう。
目を欺くと言う意味では、だが。

見透かされると思うから怖いのだよ。
己の目は相手を黙する武器の一つ。
目は口ほどに物を語ると言うだろう。

上手く使えば有効に事が運ぶ。
人は、嘘をつくほど視線が泳ぐからな。


懼れは獣を弱くする。
自分の行動に迷いが出れば、それは隙になる。

…命獲りになるぞ。

[小さく息を吐いた]


 嗚呼、其れは憎かろう。

 何を今更
 私の存在そのものが、ロビンにとっては病魔

[小さく哂う]

 ロビンなら
 先ず、花主を持たぬ
 人に近づきもせず

 目は口ほどにものを言うが
 己の内を知られるのも、おそろしいと
 あれは口先で総てを拒絶していた

 ……難しい。


 解ってる
 否、解っていた

[溜息]


あれと話していると、我々をどれほど憎いと
思っているかが良く解る。
なかなか興味深い。

…病魔、ね。

[やはりそれは病であるらしい。
生まれてこのかた狼であることが
当然の生き方であった自分には、解らない感覚だった]

随分気難しい花だったのだな、お前は。
…それでは急に変れば怪しまれて当然というもの。


…。

理解しているなら、管理するんだな。
お前が斃れたとしても私は手は出さんぞ。
霞はどうかは知らんが…あれも己の欲に忠実。
お前を助ける気になるかどうか。

[自戒しろ、とばかりに告げて念をおした]


 ……本当に。


 ロビンをそうさせたのは、私の才
 技術だけの蕾が
 時折混じる病で色を為し

 噂が噂を呼んで
 押し潰されてしまったから。

 
 変わった理由は作ったが
 主が出来たと謂うだけでは、納得できぬ者も多いだろう


 己の始末は己でつける。
 ……構うことは無い

 私とて
 簡単に逝く心算も無い


…成程。

[押しつぶされる。
その間隔は己にはわからねど、言わんとする事は理解できた。
重圧、重責、過度の期待。
それらに押しつぶされて]

納得できぬ者がいるなら、納得させてみればいいだろう。
その、技術とやらで。自信は、ないわけではあるまい?


 さてに、
 ロビンはお前が俺のこと、ちゃんと教えてくれれば、と云ってるぞ?

 そして、どうも、ロビンとセシルは、一線超えたようだな。

[少し、深刻になる。]

 ロビンがそうでなければよいがな。


 人狼病の者の出生が
 薄ら暗いものになること、
 彼らは知っているのかねぇ。

[そう、それは病気なのだ。
 それにかかり、生命を得たとして、それが無事に産み落とされる確率はそう高くない。
 もし、誕生したとしても、それがまともであるかどうかはわからない。

 そして、もし、まともであったとしても…。]


 ああ、ロビンは随分
 刷衛殿のことを疑っておりました、から

[そのことでしょうね、と刷衛の言葉に頷いて]

 ……そうですか……二人とも、只の人ならいいのですが
 どちらかが獣で…孕ませる性の場合、
 厄介ごとが増えますね


[聞こえた言葉に、こくり、と頷く]

 ……けれど、あの病は…いえ、それ故か
 繁殖を欲する病
 例え知っていても、種の本能に従い
 孕み、孕ませようとする…


[それが、満月の晩に発症し、人殺しと化すとする。
 そうしないためには、

 その人物を存在しないことにするか、
 それとも、存在しても害のない者にするか。]



 ――……


 ………どうか、されましたか……?

[普段はいらないことまで話す刷衛の沈黙に
 通信機越し、緩く首をかしげた]


 ああ、そうだな。


[男は頷いて、そして、考える。
 なぜ、男が管理センターにいるのか。

 答えはそう難しくない。

 なぜなら、男は、そういう出生を持って生まれ、
 そうならぬよう、虚勢(管理)されたものだからだ。]


 うんにゃ。なんでもないさ。

[それでも、全くそういう欲がないわけではないが、
 それは従来のものをかなり希釈して衝動だろう。

 ゆえに、悩むこともあったが、

 男は幸せなことに、己の天職を見つけ、今に至る。]


 ……なら、いいのですが……

[宴直前の連絡まで相棒の名さえ知らなかった青年は
 当然相棒の出生と管理処理までは知らされていない。
 ……復讐と獣への嫌悪から事前に相棒を知って、
 何らかの切欠でそれらを知ること内容にと言う
 センター側の配慮だったのかどうか……

 何も知らない青年はただ、言われた言葉に
 不思議そうにしながらもそう返した]


 いや、俺の顔はあらためて、酷いよなぁって話だ。

[今回の相棒が徹底して人狼病を憎み、それゆえの教鞭な姿勢をすること、やはり知ってはいなかった。
 チャールズのことは知ってはいたが、その花までは。

 なぜ、この組み合わせをセンターが選んだかは知らぬ。
 されど、男もわかっている。

 虚勢、不妊という処置をとれるのは、本当に幼少時のみ。覚醒し、その行いをしてしまった者は、病気といえども罪だ。

 その罰はたいていの場合、処刑となる。]


 …先日も思ったのですが
 随分顔、気にされますよね……

[突然顔の話しになって、ああ、誤魔化されたなと
 感じながらも、言いたくないのならしょうがないと
 顔を気にすることと、誤魔化されたこと
 二つに溜息一つ]

 ……そちらの様子はどうでしょうか?
 人手が必要なら向かいます


 ああ、顔か。

[とそのとき、すんごく深いため息をつかれた。
 つかれたんで、ふと、考える。]

 知ってるか?
 管理センターのスタッフで、
 たまにひでぇ顔の奴がいる。

 いや、顔だけじゃなく、体格が異様に太っていたり、痩せていたり。
 異常な鮫肌だったり、骨格が異様に太かったり。

 だからといってそれが病気なわけではない。

 ああ、あれだ。センター副長のギリアン
 あいつも片目がないしな。

[そんなヒント。
 そう、虚勢、不妊処理をさせたものはバランスが一時崩れる。
 結果、決して美形とはいえない容姿や身体つき、衰弱した部分が出るものもいる。]


 ……?ええ、存じておりますが…

[むしろ、センターに所属しているからこそ
 色んな顔があり、人がいるのを見ているからこそ
 同じようにセンター所属の刷衛がきにすることに
 首を傾げていたこともあり頷く]

 それぞれの、個性、ですよね?
 センターには……検査を含め足を運んでおりますので
 ギリアン殿も良く存じ上げております。
 ロミオ研究医殿も、あれで40代だとか伺っておりますし

[どうして突然そんなことを話しはじめたのか
 見当もつかず、ぽかん、と声を返した]


 個性にしては、並ぶと、化け物展覧会だと思ったことはないか?

 というか、俺は実はヨアヒムを殺すな、と言った。
 それは、もしかすると、奴が孕んでいる可能性もみたからだ。

 本人は罪を犯しているが、
 もし、そこに繁殖の結果がでたとして、

 その子は罪を持っていると思うか?


 ……化け物博覧会などと……ギリアン殿に
 頭突きされて、ザック殿のメスで切り裂かれますよ?

[何と言う言い草だと、叱るような声を出して
 ただ、続く言葉には……まるまるとした豚狼
 確かにその可能性はなくはないと]

 …………

[理屈では、否だ。
 けれど、感情がそうと答えることを許せなくて
 青年は言葉が返せない]


[沈黙に言葉を続ける。]

 お前のやり方は、狼たるものを殺すためなら、そこら殲滅タイプだったかもしれん。
 実際、酷い事態であるならば、それは仕方ないこととして認められているしな。

 だが、すべてが死なずとも、狼ではない者が狼の子を孕むケース、逆に狼がそうでないものの子を孕むケースは経験しているだろう?

 その後彼らがどうなってるかは?

[知っているか?ときいてから、]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…おぼろ。

たとえ、許されぬ思いであろうとも、
これは夢。一夜限りの夢ならば…天も許してくれるでしょう。


わたしも、ずっと叶う日を…

[白いその手を、そっと伸ばし、同じ顔したその頬へと。]

(767) 2010/08/06(Fri) 23時頃

[無言でいたならば……言葉が続けられる。
 ……青年は何か、凄くいやな予感がして
 動悸が激しくなりつつあるのを自覚する。]

 ……しり、ません………

[かろうじて、それだけ絞りだした。
 これ以上、聞いてはいけない
 そう思いながらも手が強張って
 通信機器を外すことさえままならない]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[頬流る 涙の川に 顔寄せて
憂いすべては 拭えなくとも

薄紅の唇そっと寄せ、ちろりと零れる雫を舐める。]

(770) 2010/08/06(Fri) 23時頃

 そうか。知らないか。
 そう、知れば、また心痛めるものもいるしな。

 今回、お前と俺を組ませたのは、そろそろお前も知っておくべきだからだろう。

 復讐として、どれほど殺した?
 それでも、まだ、終わらぬのだろう?



 だったら、知れ。
 そういう奴等は、管理センターで管理されている。

 人狼病から起きる繁殖行動を抑えるために、虚勢や不妊と言った手術をするんだ。
 結果、害の及ぶ人間ではなくなる、ただし、副作用として、身体のバランスが崩れ、さまざまな病気もちになたり、身体や顔のどこかを欠損していたりする。

 共通するのは酷い顔だ。


 ――……それは

[耳を塞ぎたい。けれどできない。
 出来ないままに言葉が流し込まれて。
 言葉の意味を理解したくないと、一度強く頭をふった]

 ―――………っ
 
[去勢と不妊][それ以外は獣の遺伝子を持つ]
[100年前はそうではなく排除だったではないか]
[―――………どうして]
[言葉は紡げず、ただ、通信機の先で
 青ざめた青年は床を凝視してた]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[通って来た道が変えた強い手に絡め取られ、
その胸元へ身を寄せる。

触れ合えば衣越しに伝わる鼓動は早拍子。
震えていると気取られてしまうか。
]

(778) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ああ、漸く…
[囁く声は、艶帯びて。]

(779) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

 ……腹が空いた

[種植え付けた身が
本能的に血肉を求めている。
きょろきょろと
獲物を探すような視線]


 今宵喰らうは
 研ぎ師也や?

 ……嗚呼


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…えぇ、わたしも…そなたとゆめを。

[見つめるその姿は、記憶のものよりずっと凛々しくて。
 たとえ一度きりでもいい、そなたと共に在った証を。

 濡れた瞳でそっと見つめ、零す吐息の温度も同じ。]

(783) 2010/08/07(Sat) 00時頃

 ――……。

[通信の声があきらかに動揺している。
 なので、あえて、黙っていたが。]

 ロビンが可能性が高いのだよな。
 ならば、俺はロビンに投票しよう。

 ロビンがもしそうなら、セシルは繁殖の繭にされたかもしれぬな。

[仕事だと割り切る形で話をする。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[触れ合う唇の温度だけで、溶け合いそうになってしまう。]

 うん、隠れて…


       こんどは、みつからないように。


[二人手をとりあって、奥座敷へと。]

(788) 2010/08/07(Sat) 00時頃

 …………

[耳に声が届いて。身を竦ませ耳を塞ぐ]
[仕事の話に移っても動悸は治まらず
 なぜなら今話している  は  。
 そう ならば殺さなければ。
 けれど、  は  。]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 00時頃


[返事が返ってこない。
 やはり早かったのかと悟った。]

 一つ、付け加えよう。
 お前の主だったチャールズ。

 彼は命を大事にした。
 もちろん、この管理についても、知っている。

[だから、どうだったとまでは云わない。]


 あの人のことを語るな!!

 ………が……っ け……が………
 …………………っ

[咄嗟に怒鳴る。けれど続く言葉
 通信先を指す言葉。青年は声が出ない]
[言えない?][言いたくない?]

 …………っ

[2〜3度頭を強く振って。
 振るたびに畳みに、袴に雫が落ちる]


 そうか。悪かった。

[呂律もままならぬ様子に、さすがにもう名にも言えず。]


[そのまま、通信は切る。]






[思うのは、イアンの心が狼にならねばよい、と。]


 …………っ

[言葉が耳に脳に届くのを拒否するように
 何度も何度も頭を振る。]
[肯定しても、否定しても何かが壊れる]
[そして、どちらをと言う取捨選択が出てること
 それ自体もまた何かを壊していく。]
[だから、只ひたすら外界から逃避した]
[通信先の願いも知らぬまま……]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…おぼ、…ろ……
[絡み合う、長い髪。
絡め合う、僅かに違う色の肌。

切なげに、求めて鳴いて
届く肌へと爪立て喘ぐ。]

…下さい、ませ…。
[長く花を勤めた身体は濡れて、
切なげに艶帯びた声にて、そっとそれをねだった。]

(802) 2010/08/07(Sat) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[嗚呼、背の月下美人はあでやかに咲く。]

(812) 2010/08/07(Sat) 01時頃

 ……すまぬ

[短い謝罪。
若し己が喰らうとすれば
法泉以外に無い。
短な間、毒孕む花は随分変わった

他の者が喰らうなら、其れを止めはしないけれど]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あぁ、おぼろ…こんなにも。

[入れ替わり、違う形で重ねれば、お互いはまた深く融け合う。
 元々一つであったものが、何故分かたれなければならなかったか。

 それは、己の胸の内にだけ、そっとしまいこまれた秘密。
 されども、このひとときだけは、それすらも忘れさせて欲しいと求めた。]

(821) 2010/08/07(Sat) 01時頃

 今宵研ぎ師喰らうは、二人で。

 私はもう
 喰らう相手はひとつでいい**


[己が選んで喰らうのは、再び躰を重ねた夜に。
 幼き毒花が法師を喰らうとしても、力添えはすれども自ら喰おうとする気は無いか。]


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