62 あの、夏の日
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全く…どうしてこうも、何処の委員会もこんなに予算を計上してくるんだ…
[少年が見ているノートには、学校の各委員会の希望予算が纏められていて。
生徒会副会長である少年は、帰省した会計係の代わりに数字と戦っていた]
[ぱたぱた――
じゃらじゃら――
静かな廊下に響く、少女の発する音。]
――――ん?
[廊下の先から聞こえてくる音に、顔を上げる]
あの音は……
[小さな足音と]
……小さな金属、か?
まぶし……
[窓枠を乗り越えた瞬間に
瞳に射しこむ陽光に僅かに顔をしかめた。
眩む視界、歪む世界。
だがそれは一瞬の出来事で、外に着地したときには消えうせて]
……走りすぎたかな。
[首を傾げて一人呟く。]
――……ん?
[廊下の先、ずっと先に。
誰かの存在を感じたような、気がして振り返る。]
[聲が 聞こえた気がした]
[煩い蝉の 鳴声の合間から]
――――誰だ?
[気配を 感じ取っていた]
[此処に居る皆とは 違う 気配]
[男と 似ている 気配]
[二つに結った髪が音も無く揺れる。
遠く、どこかで、誰かが。]
……呼んだ?
[その声は誰ともわからずに。
振り向いても、そこに誰もいない。
近くにいるベネットとは違う。
吹き上げる風に乗って髪がはらはらと舞う。]
メアリー、だよ。
[誰かに届くのだろうか、この声が――]
[談話室の開かれた窓から、涼やかな風が入り込んでくる。
それと同時に――聲も、はっきりと]
メアリー……?
[は、と男は小さく息を零す]
……ああ、聞こえる。
はっきりと聞こえるぞ…?
[聲は、夏の風に乗って来たと思っていた。
だが違う。この聲は、頭に直接語りかけてくるような]
はは。まさか、メアリーとテレパシーが出来るようになったのか?
[まさかな…と、苦笑する少年。
しかし、少年にも好奇心はある]
俺は、ディーンだ。
聞こえるか、メアリー…?
[風が止んだタイミングを見計らい
思考で彼女へと語りかける――]
[水を含んだ髪はもう舞うことはない。
けれど、風は優しくすり抜けていく。
一瞬の無音、その後に。]
――……ディーン、先輩?
[聞こえた。どこからといわれてもわからない。
けれど優しく降ってくるように響いてきた声に]
聞こえます!
うわ、なんだろうこれ、不思議ですね。
[騒がしい音の合間に、そっと声を乗せて。]
…おお!聞こえるか!?
[ハッキリと返ってくる声に、感嘆の声を微かに上げる。
声や先輩呼びからして、テレパシー相手はメアリーで合っている様だ]
吃驚したぞ!まさかいきなりこんな事が出来るようになるとは!!
[不思議です。と答える彼女には、少年の明るい声が届いている事だろう。
堅物な少年とは言え、やはり不思議な事が起きれば驚きもするし、感動もする。
そして]
まるで、夢みたいだ――
[そう呟いた瞬間]
[くらり、眩暈が起こる]
[聞こえてくるディーンの声は、それはそれは明るく。
見えるわけでもないのに、首を縦に振って同意した。]
すごいですよね!
でも、本当……どうして、だろう。
どうして、いきなり、こんな
こんな……
[足元に伸びる影、ベルトに下がった星のキーホルダー。
ぽたり、と髪から落ちた雫は闇色。]
こんな風に、……会うなんて。
[自然と漏れた言葉はどこか落ち着いたそれ。
まるで、自分自身の声でないような。]
[陽が作る、見慣れたシルエット。
左右に結わえた髪、大きくない影。
――かわんねーな。
誰かが、そう、言った気がする。]
ねぇ、先輩。
どうして、でしょう。
私、懐かしくて――
[ぶれる思考が声を、震わせた**]
……メアリー?
[明るかった彼女の声が、徐々に暗くなる。
まるで夕日が夜を連れて来る様に、少しずつ。すこしずつ]
おい、大丈夫か…?
メアリー、返事を……
[眩暈を起こす頭を軽く振って、彼女の意識の方へと向かおうとする]
[だが]
[足は、動かない]
[問いかけてくる後輩の、声とは違う聲が不思議と脳に響く]
懐かしい…?
[彼女は一体何処で、何を感じているのだろうか?
そう思うと同時に]
…………?
なんだ、この…胸の奥からの、痛みは…
[じわり、じわり]
[内側からの不可解な感覚に襲われる]
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―寮・自室―
[ベッドにうつ伏せで寝転がりながら、ノートに文字列を連ねていく。 耳に差し込んだイヤホンから、異国の言葉が流れている。 今時珍しいカセットテープレコーダー。 リスニング教材から聞こえる英語に、み――――んみんみんみん……>>#0の声が交ざる]
――――mean mean mean mean その求愛の言葉が意味するところは……って。 もう。毎日毎日みんみんみんみん。 こんな猛暑の中、懲りないものね。
[故郷の街では、ジージージーと鳴くのが常だった。 この3年間で少しは慣れた気がするけれど、妙なアクセントを持つこの羽音には未だに耳奥がざらつく感触がして、落ち着かない。 ……集中させては、もらえない]
(80) 2011/08/27(Sat) 02時半頃
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大事な時期、なんだけどなぁ。
[リスニングは諦めて、かわりにベッドの下から分厚いファイルを取り出した。 個人的に管理している○秘ファイルを、一枚一枚めくっていく。 中には、ライバルとなるであろう他校のデータの他に、部員一人ひとりの細やかな情報が、所狭しと書き連ねられている。 トレーニングメニューから、健康状態。投球のルート記録から、ポジション同士で交されたささやかなやり取り、チームとしての課題や総評。
なんでもいい。短所の克服でも長所の強化でも。 記録し続けていけば、強くなるきっかけはきっと見つけられるはず。 そう思って、練習のある日は毎日欠かさず、少しずつ書き込んできた。
素人の目でどこまで見つけられるかは分からない。 それに見つけたところで、選手たちが従ってくれるかどうかは別問題だし――――]
(81) 2011/08/27(Sat) 02時半頃
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……テツ。
[チームの柱であったピッチャーのページで、めくる手は止まった。 見つけられるとか、従ってもらえるとかとは違う次元で。 そもそも、部から抜けてしまった大きな穴には、助言も解析も全く無意味なもの、ではあるのだけれど。
ぱたん――――と、ファイルを閉ざす。
別に、退学になった訳じゃない。転校してしまった訳でもない。 ただの、退部。選手登録さえなんとかねじ込めば、再入部における出場制限は大会規定に存在しない。 なんとか戻ってきてさえもらえれば、打てる手はきっとあるはずなのだけど。 ……本人にその決意がないことは、再三かけあった結果で、分かっている。 諦めてはいない。テツを引き戻すことも、それができなかったとしても、このチームで同じ夢をかなえることも。 けれど、ふとした油断で「駄目かもしれない」と感じることが、ないと言ったらウソになる]
(83) 2011/08/27(Sat) 02時半頃
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両立って、難しいね。
[勉強と部活も。 エースを呼び戻すことに意識を注ぐのか、不在のままで勝ち進むことに全てを集中するのか、も。 支柱を失ったあの日から、ずっと、ずっと不安定。 大事な時期だっていうのに、チームも自分も、いまいち気力が一方向に定まらないでいる]
…………みんみんみんみん、煩いから。
[八つ当たりの吐息をついてファイルをしまうと、ベッドから立ち上がった。 じっとしているといらつくだけだと思ったから。 自室を出ると行くあてもなく、寮の中をふらつくことにした]
(84) 2011/08/27(Sat) 02時半頃
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[ノートを手に取る]
[それは、生徒会の会計ノート]
[パラパラと、頁を捲る]
[綺麗だが、何処か拙い字]
[未熟な、財務管理の計算式]
マリアンヌは、ヨーランダはまた、談話室で溶けでもしているのかな、なんてとりとめないことを頭に浮かべた**。
2011/08/27(Sat) 02時半頃
ああ、此処はこんな計上ではいけない――
[不意に出た声は、少年の声ではなく]
[恐らくは、小柄な彼女の。
駆けていく足音に、耳を澄ましながら]
[談話室に差し込む夏の光に、目を細めた**]
[目の前を覆った大きな影。
――おかえりなさーい!
――ただいま……!
そんなやりとりが、あった……ような。
ヤニクは流暢に話しをして。
たくさん話そう、と]
[笑いかければ、ケイトはどう返してくれるだろうか。
――相変わらずなんだから。
そんな風に、言われる気がして。]
……ずっとこのままでいられたらいいのに。
[その思いは、少女のものではない。
遠い昔を懐かしむような大人びたもの。]
……大丈夫です、先輩。
[心配させてしまったと、穏やかに語りかける。
思っていた以上に落ち着いた音でそれは伝わるだろう。]
少し、胸が痛くて。
[苦くて、甘い痛みが身体を駆け抜けていた**]
嗚呼…そうだな…
全く、その通りだ…
[その同意は、男にだけ聞こえてきた言葉へのもの
微睡む意識の中、拙い言葉が紡がれていく]
どうして…皆、バラバラになってしまったのだろうな…
……あんなに、楽しく笑っていたのに。
[思い出すのは、先程の談話室での遣り取り。
混濁した男の脳は、少年の外見に似合わない言葉を生み出していく]
[大丈夫、と答える少女の声が耳に届いた。
意識が眠りの縁に居た男にとっては、その落ち着いた声はとても心地良くて]
そう、か…
メアリー、無理は…するな…
[やがて、言葉は途切れ途切れになり]
…俺も、胸が痛いよ。
[瞼が下がりきる直前。
まるで尊いものを見守る様な微笑を浮かべ、ノートに幾筋も差した細い日光を見つめては]
なんで…だろう、な……?
[呟きは遠く、離れていく風に乗せて**]
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―廊下―
[ばたん、ばたん、と窓を開けながら廊下を歩む。 流れ込む夏風が、素足をくすぐり通り過ぎていく。 休みに入ってから寮生達は次々に帰省してしまい、ここに居残る人数もめっきり減ってしまっていた。 おかげさまで、気がついた生徒が気ままに行っていたこうした換気も、滞る場所がちらほら出てきてしまう。 窓を開けっ放しにしておくと蚊が入ってくるから、と大騒ぎする人もいるかもしれないけど……。 そんなの知るか。自衛だ自衛。蚊取り線香を使いなさい、というところだ]
さすがに、陽のあるうち上に出る猛者はいない、か。
[屋根から一直線にひかれた排水管。その脇にある窓が閉まっていたから、察することができた。 窓枠から身を乗り出して見れば、上の階も同じようなものだから、きっそそうなんだろうと思う]
(104) 2011/08/27(Sat) 16時頃
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[ここから出て、雨水を排出する管を辿れば、梯子がなくても屋根の上に出ることができる。 先輩から後輩へ、代々伝わってきた秘密基地へのパスルート。 たてまえ上は危険だからと禁止されているけれど、長い歴史の賜物だろうか、ところどころに足場が設置されていて、注意していけばそんなに危なかしいものでもない。 むしろ、簡単な雨漏りの修理とかで、こっそり大人が使っていたことだってあるほどだ。 明文化された規律には縛られがち>>0:20な自分でさえ、ここを知ってしまった寮生が登ろうとするときは、「気をつけてよ」と見守る程度のことしかしていない]
あら? ディーン。
[窓から身を引き、あてどない散歩を再開したところで、後輩の副会長に出くわした>>97。 真面目な彼に散漫になっていたところを指摘されてしまったように感じて、「たんなる気晴らし」と日焼けした首筋を擦りながら、肩をすくめる]
(105) 2011/08/27(Sat) 16時頃
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ケイトが? そっか。今年のご実家の方が気を使ってくれたのかな。 ありがとう。 私も……残っていたら、ってことにする。 ほら。万年食べざかりのベネットもいるし。
[いくら頭数が減っているとはいえ、10人少々。 豪快に八割で食べたがるつわものもいるかもしれないし、万にひとつ、半割に挑む豪傑がいれば……足りなくなることも察しがつく。 それに。 みんなで、となれば、きっと冷蔵庫がある談話室でのことだろう。 あそこは居心地がよすぎるから、ほんの息抜きのつもりが息抜きで終わらなくなってしまう可能性もある]
チームワークいいわね。生徒会の2人。 妬けちゃうじゃない。
[頭を下げる彼に、冗談めかしてそう言った。 冗談半分ではあったけれど……チームワークを羨む気持ちは、半分、本当]
(106) 2011/08/27(Sat) 16時頃
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―廊下・ホリーの部屋の前―
ホリー、いる?
[とんとん、とノックをしてから、声をかけた。 もしかしたら、着替え途中>>71で扉は開かなかったかもしれないけれど、どちらにしろかまわず声を送る]
さっき、ディーンから聞いたんだけど。 ケイトがスイカを持ってきてくれたんだって。 私はまだ行かないつもりだけど、多分、談話室じゃないかな。 よかったら、行ってみたら?
[声をかけたのは、散歩がてらの気まぐれのようなもの。 ただでさえおとなしい新入生なのに、今はメアリー以外、上級生に囲まれてしまっている状態だ。 入学したてな分、帰省している同窓生がほとんど。 心配するほどのことじゃないかもしれないけれど、もしかしたら肩身の狭い思いをしているかもしれない、と思ってしまい]
(107) 2011/08/27(Sat) 16時半頃
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あぁ、それと前の窓、開けておいたんだけど……。 閉める時は、「閉めます」て言ってあげてね。 周りに誰もいなくても、一応。 えーと、儀式みたいなものだから。
[あの秘密ルート>>104>>105の1つが目の前にあることを、新入生のホリーが知っているかどうかは分らない。 仮に屋根に誰かいて、締め出されてしまったとしても、下まで降りた後、1階の窓や正面口から入ることはできる。 ただ、もし鍵のかかった窓を下手に開けようとしたりすれば、うっかり落っこちて、なんてこともあり得ないとは言い切れないから]
それと、陽のあるうちは閉め切っていると蒸すから、きつくなってきたらドア開けとくのもいいかもしれないよ。 だいじょーぶ。忍び込んでくる男子とかいたら、寮母さんに突き出してあげるから。
[「それじゃ、ね」の声を残して、その場を離れた。 み――――んみんみんみん、な蝉の声は、まだ、しばらく止みそうにない]
(108) 2011/08/27(Sat) 16時半頃
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―外・水場>>9―
[蛇口からあふれる水を両手ですくい、ばしゃ、ばしゃと顔を洗う。 誰かが先に使っていたおかげだろうか。夏の陽気に温められた水は吐き出されていて、新しく流れる水はほどよく冷たい。 傍らには、水鉄砲が一丁だけとり残されている>>16>>64>>103。 こんなことするのは、きっとベネットかヘクターあたりだろうな、と思う]
……………………
[周囲に誰かいないか見渡してから、Tシャツの裾を伸ばして顔を拭った。 がさつな野球部員。男の子達の中をメインに過ごしてきたせいか、外の水場で顔を洗うことにもTシャツで拭うこと自体にも、それほど抵抗感はない。 一時的とはいえ、日焼けのない素肌をさらしてしまうこと以外には]
(112) 2011/08/27(Sat) 18時頃
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みんな、私の前でも平気で脱ぐんだもんなぁ。
[野球部での練習後の風景を、思い出す。 夏の暑さにゆだったみんなは、汗ばんだユニフォームを早々にはぎ取っていた。 さすがに下着はキープするけど、下まで脱ぎだす猛者だっている。 グラウンド脇の木陰で、談話室のヨーランダみたいに溶けるように寝転んだりして。 そんな光景を目の当たりにしながら、水やアイシング用の氷を渡して回っていたのが自分。 プレイヤーを労ったり、時々ストレッチの手伝いなんかをやりながら]
ここのところ、疲れがたまってるよね、みんな。
[練習後に、笑顔や談笑が減ってしまい、時々重苦しい空気まで漂ってしまうのは、テツが抜けた後からのこと。 特に、これまで控えの投手だったはずの、ザック>>103]
(113) 2011/08/27(Sat) 18時頃
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[懸命に、頑張っている。テツが抜けた穴を補おうと、練習の時は懸命に球を放っている。 球威はテツに劣る。球種も少ない。そこを努力で補おうとはしているけれど……。 そもそも彼には、完投の経験が、ない。 下馬評でチームが優勝候補と目されていたのも、昨年より成長しているはずの、テツに期待が寄せられていたところが、大きかったのだろうと思う]
氷、持って行ってあげようかな。
[ネガティブな思考に取り込まれちゃだめ。そう思い直して、口にした。 今日は、練習は休みなはず。 大会を終えている部活も多いから、いつも取り合いになるグラウンド脇の製氷機にはきっと余分に残っているはず。 スイカは後にするとしても、談話室でゆだっているみんなに、氷の差し入れくらいは、してみてもいいかな、と思って。 それに、冷凍庫にあったはずのガリガリ君も、きっとベネットやヨーランダ……もしかしたらヤニクあたりのお腹の中に、きれいに消えているだろうから]
(114) 2011/08/27(Sat) 18時頃
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……練習は、休み?
[ふと、心の中に違和感がよぎった。同時に、Tシャツを戻そうとして触れた、自分のお腹にも。 休み、のはずだ。試合は迫っているはずだけど、今日は休み、の。 自分だって、見慣れた手足で、機敏な動きだってできる馴染んだいつも通りの体で……]
疲れているのかな、私も。
[自嘲気味に呟いて、頭を小突いた。 するべきことが多すぎて、蝉の声が煩くて、きっと頭がぼんやりしてしまっていただけなんだ。 振り払いたくて、少し急ぎ足に、グラウンドへと足を向けた。
払いきれなかったしこりは、わずかに胸の内にわだかまってしまったけれど]
(115) 2011/08/27(Sat) 18時頃
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―グラウンド―
[部室から拝借したクーラーボックスに、氷を移していく。 からから、からから。 涼を感じる音色に、旧式の製氷機からウィーンともれる、どこか寂しげな音が混ざりこむ。 案の定グラウンドは閑散としたもので、氷はキープすることができた。
クーラーボックスの閉ざして持ち上げ、グラウンド脇を通って帰ろうとしたところで、ボールが1つ、転がったままになっていることに気づいた。
きっと、前の練習の後で、しまい忘れてしまったのだろう。 泥と汗とがしみ込んだ硬球。 クーラーボックスを下におろし、そっと拾い上げた。 しばらく手の中で持てあそんでから、思いっきり振りかぶり、ボールを放った]
(118) 2011/08/27(Sat) 19時半頃
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サカマキくん鋭い送球。鉄壁の守備でピンチ気切り抜けました……。
[言ったあとで、ふふっと笑う。 放った……振りをしたボールは、手の中に残されたまま。 投げたりなんて、していない。練習の時とは違うんだ。 ここには今、受け取ってくれる人も、投げ返してくれる人も、いはしないんだから]
なにやってんだろうなぁ。
[誰に強制されたわけでもないけれど、女子高生らしい夏のイベントも、全部返上して打ち込んできたつもり。 マネージャとしてやり抜く決意を入部の時にかっちり固め>>0:83、そこに、やりがいを感じてきたつもり。 なのに今は――――グラウンドの中で直接戦えないことに対し、強い後悔を抱き始めている。
ボールは少しほつれていた。直して、後で一緒に返しておこう。 そう思って、ジャージのポケットに突っ込んでから、クーラーボックスを持ち上げた。 談話室に入ったなら、「差し入れ」と一言添えて、この箱を冷蔵庫の脇にでも置いておこう。 ひとけのないグランドから、とぼりとぼりと、帰途につく**]
(119) 2011/08/27(Sat) 19時半頃
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先輩も、無理しないでくださいね。
こんな暑いんです、倒れちゃいますよ?
[ふふ、と零した声は聞こえただろうか。]
……ディーン、先輩?
[徐々に途切れる言葉に問いかけるも、ただ風が通り過ぎていくだけ。]
本当に、どうしてでしょうね。
こんなに楽しいのに。
……苦しいです。
[呟き、僅かに目を伏せた。
けれどこの思いは自分ひとりのものだけではないのだと知っている。それが少し、嬉しかった。]
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―いつか・談話室―
[ここに辿りついたのは、どんなタイミングだっただろうか。 ディーンとケイトが出会って>>96、彼に呼びかけられ>>97てから、ホリーの部屋>>107、水場>>112、グラウンド>>118と回ってきたから、だいぶ時間がたった後のことだったのかもしれない。 ただ、不思議と体に感じる時間の流れは、ひどく捻じれているようにも感じていたから、それほど時間は経っていなかったのかもしれない]
よいしょ……と。 案の定、ぐったりね……。はい。これ、差し入れ。
[氷の詰まったクーラーボックスを床に下ろす。 どちらにしろ、ヨーランダの力ない様子は見てとれた>>111だろうから、彼女に向けて呼びかけた]
(152) 2011/08/27(Sat) 23時半頃
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ただの氷だって、甘く見ちゃだめよ? シンプル・イズ・ベスト。袋につめて使うもよし、飲み物冷やすのもよし、タライに張った水にこれをいれて、足を突っ込むのもよし、と。
[スイカについては、夜にでもいただこうと思っていたから、そのまま談話室を後にしようとする。 でも、まぁ、その……。 危惧は的中。ここは居心地が良すぎてしまったり>>106して……。
なんだかんだで、空いているソファに腰をおろしてしまい……そのまま時間を費やしてしまったかもしれない。 はう。受験勉強・野球部プランニング、どうしよぉ……]
(154) 2011/08/27(Sat) 23時半頃
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マリアンヌは、少しぼんやりしているようだけれど、きっと1時間以内には、しゃきっとするだろうと思う。**
2011/08/27(Sat) 23時半頃
[夢を、見ているのだろうか?]
[薄暗い店内、酒と遠くから流れてくる煙草の匂い。
そして思い出話をする男女の大人達。
彼らの声は変われど、何処かで聞いた事がある様な]
[同時に入り混じる、寮の談話室と廊下の風景。
湿度の高い空気、談笑する少年少女達]
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