人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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視点:


【人】 FSM団 ミナカタ

 あー。それはあるな。

[ジェレミーの見立て>>0:391に深く頷いて、これは
こいつの勝ちだろうと勝手に勝敗を付けた後。]

 何だそれ?

[銀の指輪の光に僅かに眉を顰めたが、何故か手を伸ばしていた。]

(4) 2014/12/09(Tue) 01時頃

[口元に飛び散った鮮血と脳漿を舐め取る仕草は、おそらくは、普段身を潜める以上に、ひそやかに。

 ───ただ、もし同族がいたならば、匂いに感付かれてしまうかもしれないが。]


Oh my darling, oh my darling

 カラミティ《疫病神》カラミティ《疫病神》
  
       私の 可愛い カラミティ《厄病神》

          誰にも知られない様に

              ニシンの箱に詰めましょう


[あの女の指にも銀の指輪が光っていた。

あの女もおかしな唄を唄っていた。

そして《俺》を。
   《自分》を。

ニシンの箱に詰めた。]


[箱に詰められたのは双子のどちらだったのか。

どちらでも構わなかった。

どちらも1人の中にいる。

2人分のそれこそ医者と海賊の2つの魂を持ったまま。

2人分の身体能力と呪詛を秘めたまま。

静かに静かに眠っている。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 んー。俺の趣味じゃねえな。

[銀の指輪を見つめていると、何処からかオルガン野郎の
音楽が聴こえて来た気がして、周囲を見回した。
ダンスパーティーが終わった後の空白を埋める幻響。]

 銀細工に加工しなおして貰えばいいか。

[そう呟いて手に入れたばかりの袋に収めて腰に結び付ける。]

(7) 2014/12/09(Tue) 01時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 悪いな、後は任せた。
 おら、湯沸かせ。

[甲板を掃除するジェレミーやホレーショー達に声を掛けて、
一旦自室へと引込んだ。
これからがもう一人の自分の戦場だ。

薬に包帯、針や糸にアルコールに熱湯を用意する。]

 おら、怪我人共並べ! お前先、てめえは後。
 これ位誰かに舐めといて貰え! お前は一番だ。

[次々と傷の程度を見て優先順位を決めて並ばせる。
後は時間との勝負**]

(9) 2014/12/09(Tue) 01時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 01時半頃


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 01時半頃


[口元にこびりついた甘い雨水を舐め取りながら、褐色鼠の背に刻まれていた銀狼を思い出す。

”絶望”に身を置いて、まだ1年か、もう1年か。
 あの日、己の命を拾った航海士は、道化師は……はたして、知っていたのだろうか。


「おまえの畏怖が途絶えた時、おれは、容赦なくおまえに牙を剥く」


 この言葉に、偽りの欠片もない。

 機を窺うよう潜めていた獣の血が、ふつふつと蘇る。
 猫ではなく、狼の血が**]


―故人の呪い―

[大男に髪と耳を剥がれた黒髪の男は、獣飼いだった。
とりわけ猛獣を好み、猛獣に好まれ、
海賊に成る前は陸でサーカスの業行で活躍した男だった。

生前の彼は酒に酔うと、よく言っていた。
「オレにゃぁよゥ……
 “狼”の聲が、よぉぉっく聞こえんだよ」

そして、大男にもまた、素質があった。

今は誰も覚えていない男の出生の港町では
見世物小屋の獣臭い納屋で暮らしていた。
生まれて直ぐ親に遺棄された幼児は
珍しい赤眼の白狼と共に籠められた檻で育ち、
獣の発する声なき聲と寄り添い、生きた。

獣飼いの男の呪われた血で汚れた左耳孔は
大男に、久方ぶりに“狼”の聲を運ぶ。**]


[それにしても……自分の爪はこんなに長かったろうか?*]


『双子や三つ子、多頭で産まれるのは【獣】の証』

[産まれた双子の片割れは干からび、片割れにすがる様に母親の腹から出て来た。
父親となる男は即座に離縁を言い渡し、捨てられた女は心を病んだ。
壊れたオルガンを鳴らして、おかしな子守唄を唄い。

干物と化した赤子を箱に詰めた女と残った赤子の行方は誰も知らない*]


[ただ、眠っていた双子が騒ぎ出したのは……。

丁度一年前。

ヴェラが来た時からだった**]


 あいつはいい操舵手だった……。

[ぱちん、爪を切る。]

 エリオットは陽気なやつだった。

[ぱちん。]

 アーマンドは時折猫を撫でたそうにしていた。

[ぱちん…。]

 テレンスは私の前に来ると吃音が酷くなった。
 悪い事をしたな。

 ヘンリーは、

[鋏を持つ手が震える。]

 まだ18だった。


 いかん、化粧を直さなければな。

[目元に引いた紅が滲んでいるから。*]


 それにしても、妙に血の臭いが鼻につく。

[念入りに拭いたはずのカトラスとサーベルから、鞘にさしていても血腥さが漂ってくる気がして戸惑う。]

 気が滅入っているのかね…。

[それにしてはその血の芳香が"美味しそうに"感じられるのが不思議なのだが。]


 何故、私のことを真っ直ぐ見据えている。
 私は死神だのに揶揄されたことはあっても、
 人狼だと呼ばれたことなどない。

[黒髪の捕虜は確かに私の方を見て叫んだのだ。]


[初めてヴェラを見た時、また変なの拾って来たと思うと同時に
『何か』が胸の奥で蠢いた。

だが蠢くソレは本当に僅かで、気付く筈もない。

他の連中と同じように身体の傷は治療して、貌には触れさせない
男を呆れながら診ていた。

異変を感じたとすれば、
その日から血の匂いにやたら敏感になった事。

そして赤ん坊の幻聴や、
箱詰めにされる幻覚を見るようになった事。

満月の夜、パーティーの後、動けないほど働いた後でも
甲板を飛跳ねたくなるほど湧き上がる衝動を覚えた事。]


[どれだけ自分の知識を漁っても、
この症状に合うものは無かった。

ただ、考えれば考えるほど、
自分の中で人間としての何かが剥離していくものを感じていた。

気付かぬうちに潮が退いた後に見えた底に眠る『獣』は
少しずつ目を開けていく。]


【人】 FSM団 ミナカタ

     − 回想 −
[チビと言えばすぐに威嚇してくる様>>20はやはりチビすけだ。
面倒見が良いホレーショーに拾われて良かったのだろう。]

 はっ。お前が死ねば食べ物や酒が多く手に入るから有難い。
 俺に嫌がらせしたいなら、精々しつこく生きてろ。

[判っている>>21なら。それ以上はただの戯言。
ふんと鼻を鳴らして、怪我の1つでも
していれば酒の恨みできつい治療してやったのにと残念がる。
だが怪我が無ければ、こちらの物資も労力も減るのだから
それはそれで喜ぶべきかと背中を向けて、興味をジェレミーが
持つ銀の指輪へと向けた。]

(73) 2014/12/09(Tue) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 そんな繊細な趣味を持った野郎は俺も知らねえよ。

[銀の指輪の加工が出来る人間が、この船にいるはずもない。
既に興味を無くした男>>10に、
こちらもそれ以上を続けるつもりもない。
それより仕事、仕事と元々11号室が自室だが、入り浸り過ぎて
どちらが自室か区別が付かない医務室へ戻り、
怪我人を捌きだした。]

(76) 2014/12/09(Tue) 22時頃

[両手の鉤爪は、武器であって、武器ではない。
 その影に潜む、真の武器を隠すための防具でしかない。


 狼の爪は、もっと獰猛で、狡猾だ。

 魂を奥底から引き裂き、奪う。


 己にその力があると知ったのは、まだ幼子の頃。
 路地をひとり歩きしていたところを、物取りか、また別な目的があったかは知らぬが、屈強な男2人に襲われた。

 だが、その記憶の中に”恐怖”はなかった。
 何故なら、男達の目的を知る前に、本能が目覚め、返り討ちにしてしまったから。]


[銀は『獣』を祓う]

[『獣』は銀を厭う]

[干乾びた赤子を詰めた箱に、あの女は銀の指輪を入れた。
永遠に『獣』である我が子を封じる為に]

[再び廻り落ちて来た銀の指輪の存在に、憎悪と共に仔は目覚める。]


【人】 FSM団 ミナカタ

   − そして現在 −
[ヤブと言われて、睨みつけたが、それがギリ―であれば>>28
諦めに近く怒りをすとんと落として平素の顔に戻る。]

 何、フルネームみたいに、ヤブとか呼んでんだよ。
 ミナカで良い。
 しかし毎回毎回怪我が多いな。
 あんな戦い方してるから、仕方ねえんだろうけど。

[見せてみろ、と手招きし、自然に止血されたところは汚れを
洗い流して布で覆い、傷が広がらない様に包帯を巻く。
耳周りの血だけはさすがに乱暴には出来ずに、
濡れた布で丁寧に血糊を拭き取り、
一番清潔な布で抑えて包帯代わりの布を
頭ごとぐるぐると巻いてやった。]

(87) 2014/12/09(Tue) 22時半頃

 嗚呼、可愛いギリー。
 ちゃんと手当してもらえたみたいで良かったな。

[愛犬を押し止めながらちらりと様子を観察して、
安堵の溜息を心の裡で漏らした。
傍らの愛犬には"聞こえぬはず"の呟き。]


[銀の指輪と血の匂い。

呼ばれた様に、赤子が目を開けた。]

 『あーん。あーん』

[ギリ―の手当てをしていた手が一瞬止まる。
今まで一人の時しか聴こえなかった幻聴が聴こえた事に、
目の前が真っ暗に……いや、目の前が真紅に染まった。

同時に沸き起こる衝動。
それははっきりと形になった。

気付けば渇いた血糊を剥がす様に、皮膚に歯を立てていた。]

『美味しい』

[ギリ―の耳元で囁かれた聲はヤブと呼んだ者と同じで、
異質な聲だった。]


[咄嗟に身体を離して、慌てて傷が深くないか確認したが、
ギリ―の反応はどうだっただろうか。

あまり難しい事は判らない男で良かったと思いながら。]

 悪い。今の内緒な。

[混乱のまま呼び掛けた言葉が、人ならざる聲だと気付かぬまま
そう念を押してギリ―を部屋から押し出した後、改めて
見回した世界は色を変えていた。]


[落ち着いて自分に何が起きているか考えようとしても
上手くまとまらない。

舌に残る血の味は今までのどんな酒より蕩ける味で。

早鐘を打つ筈の鼓動の代わりに、
赤子の聲がいつまでも響いている。]

 こんなの船長にばれたら流石に殺されるな。

[殺し合うならともかく、人間の血を美味いと感じたのだ。
尋常ではあるまいと、あの男なら容赦なく切り捨てるだろうか。
他の連中からも殺されるかもしれない。

ぐるぐると思考は回り、赤子の泣き声だけが頭の中に響き渡る。
本当に親を求めるガキみたいで、頭が痛い。]


[包帯に覆われた左耳孔周りの筋肉が、ピクリと動く。そこから流れ込んだ“聲”が、鼓膜を震わせる実際の音声では無い事には、すぐに気付いた。それが船長の聲だとは直ぐに理解出来なかったが。

これは
はるか昔、獣の唸りから感じ取っていた“聲”に近いものだ。

かつてそうしていたように、応えた。
言葉は、思考は、ウ゛ゥ゛と唸る音に乗せるだけで良い。
すると伝わるはずだ。]

 ミナカ 良いヤブ
 おれ、もう 痛くない

[と。]


 ……………………。

[ギリーが口を開いていないのに声が聞こえた気がした。
ついでに「こんなの船長にばれたら…」というギリーではない者の声もどこかからか。]

 …年かな。幻聴が聞こえるとは。
 ミナカのところに行った方がいいかもしれない。

[自分の耳の後ろをカリカリとかきながら牢を後にした。]


[赤子の聲が聞こえた、気がした。

泣き声は大人を苛立たせる。
早く泣き止まないと、酷い事をされてしまう。

――……]

 美味い 良い
 泣く無イ 怖い無イ

[ミナカの部屋を出る間際、
彼の頭に触れながら落とした低い呻きにも
ソロリと小さな“聲”が乗っていた。*]


 …………?

[おかしい。
 この道化、もとよりこんな匂いをさせていたか?

 薄らと警戒を浮かべ、鈎爪ではなく、己の獣の爪に神経を集中させる。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 無理だと思うけど、無茶してあんま怪我すんな。

[命令には忠実なギリ―だが、複数はなかなかこなせないのか。
誰かの命令+船を壊さない様にしている所を見るに、
自分の注意が入り込む余地は無いだろう。
ヤブが治らない事を悟ったまま>>102何故か頭まで撫でられ、
首を傾げつつも。]

 よーし。皆だな。
 今度ヤブって声が聞こえたら、そいつ殴ったら…面倒だな。
 熱いキッスでもしてやってくれ。俺からだって。

(109) 2014/12/09(Tue) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[ヤブ呼ばわりする連中への報復を命じて退出させると、
今度は対極の声>>80>>130が聞こえて来た。]

 悪運強いな。また生き延びたかよ。

[誰が見ても壊れてしまった男だが、辛うじて生き延びている。
ニコラスを見る度に、無力に歯軋りする医者の顔が出て来て、
そんなもんがまだ残っている事に驚かさせる。
どうしようもないが、彼はそう思わせる男だった。]

 また派手にやったな。
 痛み止め? その前に傷の処置だ、薬は後でやる。
 おら、ちょっとこれ咥えてろ。

[有無を言わさず布を口に押し込むと、度数の高いアルコールを
惜しげも無く傷へと注いで消毒と言う名の拷問を開始した。]

(110) 2014/12/09(Tue) 23時半頃

 …臭いがするな。

[血の臭いとはまた違う、気になる臭い。
それは目の前の猫からする。
いや、それは本当に猫だろうか…?

自らの思考が人為らざる者同士通じる聲として漏れ出ていることには未だ気づかず。]


『……泣く無い? 怖くない?』

[ギリ―の手が頭に触れた
ほんの一瞬、聞き返す聲も見つめた顔も、
まるで親を見つけた赤子の様にふわと笑っていた。

だがすぐにその顔も、苦虫を潰し、赤子の幻聴に悩む顔に
変わってしまったが*]


 ──────おまえ。


 本当に、ネイサンか?



[唸るように、幽かな聲で問う。
 この道化、纏う気配が、今までとはちがう。]


 ああ、正真正銘ネイサン・ジョーカーだとも。

[眉を顰めながらも堂々と答える。
ネイサン以外の名前もあるが、足音の無いこの獣が聞きたいことはそんなことではないだろう。

ルーペを取り出しながらも、問うまでもなくその牙の持ち主を知っているような不思議な感覚に襲われる。]

 そういう君はヴェラーヴァルだ。

[その感覚を振り払うように巫山戯た一言を返す。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 神様ね。女神様だか死神様だか。

[ニコラスが陽気に拝んだ神様はフランクに言わせれば
どれなのか、今度聞いてみるかと下らない事を思いながら
容赦なく傷をアルコールで焼いて行く。]

 正気に戻ったかよ、馬鹿たれ。
 ……良かったな、死ななくて。

[ばたつく足に痛みで少しはまともに戻ったかと
背中越しに声を掛けた。
また誰か船からいなくなっただろう。
治療出来る事を感謝しつつ、乱暴な手当は続いた。]

 お前の飯は嫌いじゃねえから。死ぬなよ。

[短い言葉と共に、塞いだ傷の上を叩いたのは態とだ。]

(130) 2014/12/10(Wed) 00時頃

[やけにニコラスを構うのは、無意識に消えようとしている
人間らしさを留めようとしているからか。

そのうち、彼の作る食事を口にしても、さほど美味しいと思う事も無く。

むしろ彼の流す血が美味そうだと思うようになる。

この部屋はそれ程血の匂いで溢れていた。

唯一の救いはアルコールがそれを和らげてくれている事だけ。]


 そんなことは聞いていない。

[やはり、唸るような聲は、常とは違い、ほんの微かな怒りのような苛立ちのようなものが混ざっていたかもしれない。]

 おまえ、これは元からか。

 それとも、くだらぬ輩の牙にでもかかったか。

[手をかけたルーペの先、透けて見えるものがあるなら、そこには、人ならざる者が見えたろう。

 サイモンが叫んだ、人狼の姿が**]


 元から?牙に?何の話だ?

[唇をひん曲げて惚けるが、
ルーペの先に見えた光景に私の頭は理解を示し始めていた。

つまり、私も彼も「人狼」なのだと。

いつの間にか二人の会話の一部がただの潜められた小声などではなく、ある聲を使い交わされていることも。

私は理解し始めていた。**]

 …強いて言うなら呪いじゃないかな。
 絶望纏う死神への天罰という。


【人】 FSM団 ミナカタ

[正気では死ぬとはとんでもない神様に見染められたものだと
ニコラスの言い分>>146に、呆れを言葉にはしないが
思い切り顔に出したまま治療を続ける。]

 誰が虐待だ。
 こんなに優しいお医者様はそうはいないぞ?
 なんなら焼いたナイフで傷止血してやろうか?

[いつもとは違う上機嫌の笑みを見せれば、
本気度が伝わるだろうか。]

 死にたくねえなら生きるしかねえな。

[怯える様子に髪を掻きながらポケットからアヘンを取り出す。
場所を教えない為に、医務室にいる時は身に付けているのだ。]

(161) 2014/12/10(Wed) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 折角捨てられなかった命だ。
 精々大事に使え。

[正気の彼に別れを告げる様に、アヘンを載せた手に
己の手を重ねて僅かに力を込めた。]

 おら、早く飯作れ。
 じゃねえと仕事した連中が大事な酒漁りに来るぞ。

[パーティーの前にたかりに行った事を棚に上げて、
今度は傷からずらして背を押した。]

(162) 2014/12/10(Wed) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 あ、そういや。他に怪我した奴見掛けなかったか?

[一息つけるかどうかの確認を込めて、
ニコラスの背に問い掛ける。

そう言えばリーの姿を見ていないが、乗り込んだ彼も
無事だろうかと部屋の外を覗こうとして。]

 は? 人狼?

[船内に響き渡る声を聞いた。
船長が捕虜を連れ帰った事など知らないから、
何が起きたのか判らず、牢屋のある下層へ視線を向けた**]

(166) 2014/12/10(Wed) 00時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 00時半頃


[一瞬叫び声の主をギリーかと思ったが、彼はあんな声を出していなかったと気付いて耳を澄ませる。]
ああそうか。人狼なのか。

俺はあの声は嫌いだ。

[主語の無い聲。
目覚めた仔は己が存在の名を認識し、双子の片割れとゆっくり同化して人から離れていく。
そして己を箱に詰めた女の様に、忌避し怯える声に憎悪を抱いた。]

あれは災いを呼ぶ声だ。

[まだ他に聲が聴こえているが、騒がしいあの声に囚われて赤子が聴いている幻聴にしか思えなかった。
だから意識は叫ぶ男に集中していて。]

殺さないと。

[また箱に詰められる前に。
呪詛の様に呟いた聲を拾う者はあっただろうか**]


 とぼけるか。
 それとも、本当に知らんのか?

[食えない奴だと、内心舌打つ。
 だが、この、常人には聞こえようのない聲を解し、理屈を知ってか知らずか使いこなしているということは、少なくとも自身の立場は理解できているのだろうと。]

 ……呪い。

 死神への天罰…………


 ひとつ聞く。

 これが、呪いだとするならば。
 おまえは呪いに”絶望”するか?
 獣となる身を厭うか?

 それとも──────

[常からの抑揚のない声は、今は、更に低く、冷たく。

 この、呪われたという道化が、果たしてまだ畏るるに足る存在か。
 それとも畏れに喰らわれるような、見込み違いか。

 見極めようとするように、じっと、深い血の色に染まった瞳を向けた**]


[いつまで……
いつまで私は道化の偶像を演じていればいい?

いつまでこちらを品定めする視線に耐えればいい?
いつまで絶望の顔として力を顕示してればいい?
いつまで恐怖を振り撒いていればいい?

……この世の全てに何より恐怖しているのは私の方だというのに。

殺される恐怖を。傷つけられる恐怖を。裏切られる恐怖を。見限られる恐怖を。暴かれる恐怖を。失う恐怖を。

数多の恐怖をこの化粧の下に隠してきた。

ただ、死にたくないから。
生きる為に恐怖を演じてきた哀れな道化が私だ。]


[ああ…今もまた見定めるかのような視線を送られている。
この者の視線の方が余程絶望の死神の名に相応しいじゃないか。

呪いに絶望するかだって?
そんなの、答えは決まっている──]

 はっ、この私が絶望するだって?
 とんでもない、私は常に絶望を与える側だよ…ッ。

[そう言って私の演じる道化は完璧に残酷で残虐な笑みを浮かべて見せた。

絶望、道化、死神。
いつも演じてきた肩書きに獣が加わるというだけのこと。
これまでとすることに何一つ変わりはない。

そう、全ては明日を生きる為に。]


 殺さないと……誰が、誰を?

[ヴェラのものではない聲が聞こえたような気がした。
それは迷い仔のような切ない泣き聲。]


【人】 FSM団 ミナカタ

    − 医務室 −
[アルコール漬けの脳味噌がアヘン漬けに変わると判っていても
ニコラスに躊躇い無く、それを渡す。
酒を、阿片が生きる理由になるなら誤魔化しでも良かった。
どうせもう元には戻らないからだ。]

 礼は美味い飯で返せ。

[ほんの僅か動いた指先>>171が、残る彼の正気だろう。
次はもう正気では無いへらりとしたものに変わっていた。]

 副船長と早漏野郎は無事だな。それ位判ればまぁいい。

[あの頭から辛うじて無事な人間が判っただけでも良しとしよう。
牢屋から聞こえて来た叫び声の正体は判らないが、
治療の命令が無いのだから暫く放っておこうと、
頭の軽くなったニコラスを見送るだけで動きはしない。]

(220) 2014/12/10(Wed) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 は? 何だよ、使う予定の無い息子だけが元気とか。

[次いでやってきたモンドの下品な申告>>179に冗談めいた
口調で迎えるが、表情は曇ったまま。
息子が腐るのも一大事だが、この船で武器を操る腕が腐る方が
一大事で、ニコラス同様に乱暴に左腕を掴むと傷の具合を診る。]

 お前先に酒やっただろ?

[血行良くなるから傷は開くし、出血しやすいし、
面倒なんだよと文句を言いながら、
この船の連中に忠告した事はない。
いや、乗り込んだ最初の方こそ口を尖らせた覚えがあるが、
こいつらに取って血と同じだけ身体に酒が流れていると
判った時点で無駄な事だと止めた。]

 モンド、あんた今何処まで見えてる?

[目の前で指を3本差し出して視力の程度を確認する。
傷の程度も判らないのかと、かなり顔を顰めて。]

(224) 2014/12/10(Wed) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 真っ直ぐ俺のとこ来なかっただろ?
 傷結構汚れてる。
 腐らねえようには何とかするが、腫れるし、痛む。
 熱もかなり出ると思えよ。

[洗ってはみたが、傷口は他の連中より明らかに汚く
赤黒くなっている。そこを熱したナイフで切り落として
縫い合わせたが数日は熱にうなされるかもしれない。
彼の視力に悪さをしない事を願いつつ、化膿止めと
痛み止めを手渡して。]

 数日酒禁止な。

[随分久しぶりに、口にしなくなった忠告をモンドへ。]

(225) 2014/12/10(Wed) 22時頃

[ギリ―以外の聲がずっと聴こえてくる。
幻聴の様な不確かさでは無い、はっきりと細部まで聞き取れる。]

 絶望……絶望。

[届く聲は誰かが背負う代名詞。
だが何故かすぐにはピンと来なかった。
恐らく絶望を齎した者が、その代名詞の人物ではなく、
人狼の存在を告げる叫び声の主だったからだろう。]


 あの声は……絶望を告げる声。
 俺達を殺そうとする先駆けの声だ。

[医務室への客が途絶えた空白に殆ど無意識に漏らした聲は
同じく何処からか聴こえたあの聲に対して。
船の仲間を心配した後で、汚れた血の布をぺろりと舐め取る。]

 俺は……もう二度と殺されたく、ない。

[呟いた聲に乗る色は、ただ生まれただけで死を望まれた
赤子の紅い悲しみ。]


[男は、同時に、左の耳奥に篭もる聲を聞いていた。

赤子の泣き声はもう聞こえない。
泣き止んだのなら、良かった。
大人に殺される前に。

知った聲ふたつの明瞭な会話には、少し困惑した。
男が知っている獣の聲は、ただの獣の聲であったから、
人の知性が生きた会話がなされる事に驚きもした。

それが、件の“人狼”の聲だは、まだ思い及ばない。]



 生きロ

[と。
実際に零した唸りに乗せた、聲は、
「二度と殺されたく、ない」
と切な願いを漏らす“誰か”に向けて。] 


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 22時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

 数日我慢すれば数年はここで生きられる。

[実際生きられるかどうかは判らないが、傷を悪化させれば
死の方がどんな形であれスキップでやってくるぞと、脅しは
したが効果の方はどれほどか。

モンドが部屋を後にすればやっと静かな医務室へ戻る。

残るのは山の様な血や汗や埃に塗れた布や、血だらけの
刃物に空いた薬品の瓶。]

(242) 2014/12/10(Wed) 22時半頃

[溢れる血の匂いにまた喉が鳴る。]


【人】 FSM団 ミナカタ

[血のこびり付いた布を手に取りながら、
ここに来れなかった者達の事を思い出す。

誰だったか、5人が帰って来れなかったと教えてくれた。]

 本当に……生は不平等が、死だけは平等だな。

[誰の上にも平等に降り注ぐ、それは絶望か慈悲か。
暫く血染めの布を見つめていたが、
片付けは後にしろと腹が鳴った。]

 後で顔見てない連中診る前に、腹ごしらえと行くか。

[何故か疲れた感覚を感じないどころか、
まだまだ力が溢れて来る。
自意識過剰ではないが、最近パーティーの後に
よく感じるようになった持て余すそれを、
仕事の力に変える為厨房へエネルギー補給に向かった。]
 

(247) 2014/12/10(Wed) 22時半頃

[ライオン頭が奴隷を所望したと聞いた時には「別のネコを飼うことにしたのか?」と大真面目に言ったものだ。その次に、グレッグの背が自分より小さいのに気づいて何となく彼のことが憎めなくなった。

彼が部屋を辞したので私は匙を手に取り食事を始める。
スプーンをスープに沈めると、てらてらと光る液体が渦を巻いて匙を満たす。それをゆっくりと口に運ぶ。
私はほうっと満足の溜息をついた。
それからほかほかの温かいじゃがいもを口に含んで微笑む。

昔の人間はこの植物を船で運んでいる途中に芽が出たものを食してしまい、毒にあたったので「悪魔の植物」と呼んだらしい。]

 こんなに美味なのに恐れられるなんて。
 可哀想だな。

[ともかく、ニコラスの料理がまだ美味しく感じられて良かった。人狼になった途端人肉しか食せなくなるということはなさそうだ。]



 人狼 居る カ ?

[その声は、聲にもなり。
独り言ちるような乾いた響きが放たれた。]


[食事をしていると聲がまた聞こえた。
やはり誰のモノかは分からない。]

 あの声?二度と殺されたくない?
 一体何を言ってるんだか…

[ただ確かなのは、聲の主がまるで仔のように感じられて落ち着かない気分になるということだ。
護らなければならないのではないか?という気がしてくる……。]


 『あり……がとう』

[誰かの聲に泣き止んだ赤子の聲は戸惑いと共に
何処か嬉しそうだった。
まだ身体の中に溶け切れずに残った魂が、初めて受けた
自分の生を肯定してくれる言葉の主に懐くように。
ここに聲の主がいて、赤子が形を持っていればその手を伸ばして
温もりを求めた所だろうか。]

 生きる事は……殺す事だ。

[赤子の聲の後を追う様に、本来の片割れの聲が呟いた。
そうだ、殺されるつもりはない。
混じり合った記憶を抱えて決意の様に呟いた。

血染めの布。
血染めの医者。
今日誰が死んでも。
その姿を訝しむ者はいるだろうか。]


 これは、ギリーの声だな。

[どうやら幻聴ではなかったらしい。
だがギリーからは同族の匂いがしなかった。
どういうことだろうか…分からないことだらけで混乱してくる。
私は頭を振った。]


【人】 FSM団 ミナカタ

    − 厨房 −
[アルコールとアヘン漬けの料理長はそれでもまともな飯を
作っていたようだ。
外まで漏れてくる美味そうな匂いと、騒がしさに
いつもと変わらぬ様子に安心しつつ扉を開ける。]

 俺の分残ってるか?
 後、怪我人も残ってないか?

[扉を開けるなり面子を見渡して纏めて確認を取った。]

(262) 2014/12/10(Wed) 23時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 23時頃


[別れ際に見た道化の顔は、完全に道化に覆い隠されていた。


 常に絶望を与える側────道化は言った。



 絶望は、より強い絶望を求める。
 同じ獣の力を得ていると知ったところで、同族意識を持つことはない。

 喉笛に喰らい付く機会があれば、ヒトだろうと、獣だろうと、同様に喰らう。
 喰らい、絶望を、畏れを深くする。


 それだけが、存在意義であるかのように。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 あー。お前が元気なのはさっき見た。

[手を上げるホレーショー>>275にこちらもぞんざいな返事。
隣のグレッグもここにはいないがジェレミーも元気だった。
魚が釣れたのか、キイチも無事なのは知っている。]

 副船長もフランクも無事だろ。
 ギリ―もニコラスもモンドも診た。
 後は………。

[船長は最初から除外している。]

 リー、調子はどうだ?
 ヴェラは大丈夫そうだな。
 セシルは何処だ?

[残る人数を指折り数えて尋ねてみる。]

(282) 2014/12/10(Wed) 23時半頃

[さすがに心象そのものが伝う事は無かったが、
脳内に響く赤子の聲と共に、切ない温もりを感じた。
……気がした。

聲は続く。次は、大人の男の聲。
思い出すのは、船医が髪に触れた際に見せた顔。

さらに別の誰かに呼ばれ
包帯下で耳元がヒクリと跳ねる。]

 ――…おれ、おれの名 だ

[耳に、頭に、よく馴染んだ響きの主が誰なのか、
名を呼ばれれば明白に理解できたから
躊躇なく「おれの こえ、だ カシラ」と呼び返した。]


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 00時頃


 そうか、ギリーは狼の聲が聞こえるのか。

[理屈は分からぬが、いつでもギリーと会話が交わせるとなれば私の機嫌は少し良くなった。]

 私と、ヴェラと、後1人……か。

[迷える仔犬は一体誰を殺そうとしているのだろうか?]


【人】 FSM団 ミナカタ

[酒禁止令を出した後、厨房の連中にモンドに酒を渡すなと
伝えれば良かったかとも思ったが。
厨房の中に酒好きの怪我人がいる事を思い出して諦めた。
酒に関しては素直に聞く奴なんて見た事が無い。]

 舌だけはやられてないみたいだな。

[いつもと変わらず腹と舌を満たす食事を摂ろうと
席を探すが、空いて無ければ立ったまま胃に掻き込んだ。

着替えていないから服は血塗れのまま。
食事の席であまり撒き散らしたい匂いではないだろう。]

(298) 2014/12/11(Thu) 00時頃

[それに早く立ち去らないと。
食事も美味いのに、まだ足りないと空腹を訴える自分がいる。

溶けた赤子には肉や酒は合わないらしい。

赤子が求めるものは……紅い乳だと、本能と呼べるものが教えていた。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 あー、お前怪我したのかよ。
 大事な船の医者が怪我したら駄目だろ。

[芋を齧り自己申告してきたリー>>295
眉を顰めて溜息を吐いた。
大した怪我も無いのに大袈裟に騒ぐ奴もいるかと思えば、
1人我慢大会をしている様な奴もいる。
リーは特に耐える方で、いつも最後の方にやって来ていた。
今日もそうだと気を遣えなかった自分に舌打ちしながら。]

 優しくして欲しかったら、イの一番に来い。
 それ食い終わったらで良いから。
 後で待ってる。

[どうやら後片付けは深夜になりそうだ。]

(304) 2014/12/11(Thu) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ところで何話してんだ?

[怪我人の把握をしたところで、先程からちらほらと
交わされてる話題に首を傾げた。
非科学的だとか騒いでいる。
それが先の牢屋での奇声から発展したものだと誰かから
話を聞けるだろうか。]

(312) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

[ミナカが現れたことで、ひとつ、気付いた。


 ネイサンと聞こえぬ”聲”を交わす中、他からも、同じような聲が聞こえていた気がした。
 少なくとも、ふたつ。

 うちひとつが、この男の声と同じだと。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 ぎゃんぎゃん騒いでるあいつが一番犬みたいだけどな。

[そんな感想を口にしながら、副船長の労わり>>307
軽く頭を下げる。]

 治療出来る分、まだ良かった。

[死ねば治療出来ないからと、暗に喪った5人の為に
一瞬だけ目を伏せて。]

 あんたは怪我するよりも怪我させる方だから、
 お手柔らかに頼むぜ。

[すぐに手を出す副船長にからかう様に声を掛ける。
勿論それで出来た怪我人を持ち込まれても、余程でなければ
唾付けて返すだけだが。]

(316) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

ミナカタは、フランクが食事の席にいない事に気付いた。

2014/12/11(Thu) 00時半頃


[飯も酒も美味いが、物足りない。
スープをぴちゃり、と舌で掬うように飲んだ時。

不意に視線を感じて見上げた先に、ヴェラがいた。]

 ……。

[聲も掛けずにじっと彼を見つめる。

1年前、彼の包帯を変えた時と同じように、血が騒いだ気がした。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 一番にイったら?
 あー、そうだな。
 優しくシてやるかどうかは、その日の気分次第だな。
 
 暴れん坊なら体力のあるうちに来て欲しいのは確かかな。

[リーの意味深な言葉遊び>>317に乗っかりながら、
一応真面目な部分は返しておいた。]

 じゃあ、後でな。

[空になった皿を床に寝ているニコラスに押し付けて、
医務室でリーが来るのを待つ事にした。]

(331) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 01時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

   − そして深夜 −
[リーはちゃんと治療に来ただろうか。
来なくても探し出して傷を診るつもりだが。
一通り全員の怪我人の治療と酒盛りが終わり、
今度こそ誰も医務室へといなくなった真夜中。

血塗れの服のまま、
船医は絶望を告げ続ける男の元へと向かった。

叫び続けていた男は既に声が枯れ、海を渡る風よりも
音を発する事は無い。]

(339) 2014/12/11(Thu) 01時頃

 仔犬よ…どこにいるんだい?
 何をしようとしているんだい?

[そんなことを囁きかけてから。*]


 お前の声は絶望を運ぶ。
 俺達が生きる途をお前は奪う。
 だから俺はお前の命を奪う。

[呪詛の様に吐き出された聲は男だけでなく、
同じく聲を共有する者達にも届いたか。]


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