253 『はじまりの むら』
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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…そっちじゃないよ、こっちだよ。 ここ、秘密基地なんだ。雨もへいきだし暖かいよ。
(0) 2016/09/13(Tue) 02時半頃
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王都から馬車で3日の南西の果ての街。そこから徒歩でまる1日。
恵み豊かな山と森に囲まれた、小さな村。多くもない住人は、お年寄りから子供まで、みんな顔見知り。
村の中心には、数床の宿を兼ねたささやかな酒場。夜になれば集会所代わり。
村唯一の小さな雑貨屋。慎ましい教会。
静かで、素朴なそんな村に、ひとつ変わったところがあるとすれば。
それは村を北に北に登った洞窟の奥。どうした事か水晶に封じられた一振りの剣。
それこそかって、世界を闇に閉ざした魔王を倒したというひかりのつるぎ。
とおいとおい昔のお話。
とおいとおい昔話であった筈が、遠くの王都からも噂がこぼれてこの村にとどく。
ふたたび魔王が目を覚まし、この世界を闇に包もうとしていると…
(#0) 2016/09/13(Tue) 02時半頃
/*
ご参加ありがとうございます。
入村開始は、9/13 13時頃を予定しています。
この村は飛び入り様を募集しています。
http://jsfun525.gamedb.info...
wikiをご確認の上、CO表に記入の上ご参加くださいませ(匿名可)。
また、村について開始前、進行中に不明点などございましたら、wikiへご質問をお願いいたします。
それでは入村開始まで、暫しお待ちくださいませ。
*/
(#1) 2016/09/13(Tue) 02時半頃
/*
お待たせいたしました。入村を解禁します。
役職はランダムにてご入村ください。
*/
(#2) 2016/09/13(Tue) 13時頃
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―村の酒場―
はぁい。宿かしら?食事かしら?
なによ、知ってるわよ。こんな田舎に滅多に旅人なんか来ないってコト。 いつもの野うさぎのシチューでいいわよね。今日は行商人が来てたから、とびっきりのお酒もあるわよ。奮発してよね。
…さあ、何週間ぶりかしら。最近商人の行き交いが悪くって。仕入れに不便だったらありゃしない。
…ねぇ、あんただけに教えてあげよっか。近頃街で持ち切りの噂をさ。
(1) 2016/09/13(Tue) 19時頃
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― 魚屋『光の鱗』 ―
はい、いらっしゃい。何を買っていくんだい?
―――… 生憎ね、今日はまだなんだよ。もうお天道様も半分過ぎているのにねえ。 全く、あの人ときたら、何処をふらついているんだか。
[仕入れの船はとうに帰って来て良い時間。けれどさっぱり鮮魚が並んでいない。 店頭に残るは数日前に仕込んだ干物ばかり。物売りとしては心許ないにも程がある。 客に愚痴を垂れ流したところで、まあ、咎められはしないだろう。
何せ、こんな辺鄙な村。村外の客人と云えば、物好きな旅人か、黄昏れた吟遊詩人か、そんな所。 見知った顔に何を言ったところで、またか、と笑って流されるだけだ]
(2) 2016/09/13(Tue) 20時頃
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だからね、今日はもう仕舞っちまおうと思っているんだよ。 こんなんで開いてたって、仕方ないだろう?
[遠い昔の御伽話に肖った、小っ恥ずかしい魚屋の看板を下げる。 当然、女の名付けではない。自慢の船を引っ提げ、売り物をたんまり稼いでくる旦那のそれだ。
数枚の開きを括り付け、手土産片手に向かう先はいつもの酒場。 暇な女のすることといえば、家事洗濯に噂話。あそこは女が暇を潰すのに持って来いの井戸端会議場だ。**]
(3) 2016/09/13(Tue) 20時頃
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[大仰そうに、そっと耳打ち告げようとするに>>1、別の卓から、パンの替わりを強請る声がする。]
はぁーい、はいはい。そんなにがならなくたって聞こえるったら。 残念だけど、この話はまた今度ね。
[そう言ってウィンクひとつで卓を離れれば、厨房の奥に、シチューをひとつ、堅パンと、香草入りのパンを追加でひとつ注文を投げる。
村で1軒の賄い処は、夜は酒場、昼は定食屋、炉辺談話なら年中無休だ。今日も見知ったばかりの顔が入れ替わり立ち代わり出入りする中を、長いスカートを捌いて客遇う。]*
(4) 2016/09/13(Tue) 21時半頃
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─村の酒場─
酒を一杯くれるかの?
[手をあげて注文する めっきり細くなった老人の声が酒場に掻き消されているが、ヌマタロウは気にしない 急ぐ理由もないし、声を荒げる気概もない
なんてったって、ここは毎日何も変わらない小さな村なのだ]
(5) 2016/09/13(Tue) 22時頃
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「この村ある昔話を知ってるかい?」
[そんなヌマタロウの耳に聞こえてきたのは、この村に言い伝えられている昔話 懐かしいその話を耳にして、ヌマタロウは笑い出した]
懐かしいの この老いぼれも子供の頃、憧れて向かったことがあるわい
[この村の北に北に登った洞窟の奥、そこには美しい剣があると言う 小さな村で生まれた少年にとっては夢のような話で、何度、村を抜け出しては大人たちに連れ戻されただろう]
だが、そんな剣はとんと見つからなんだよ
[それは、単にこの老人が見つけられなかったからだろうか それとも、魔王の復活までその刀身を潜めていたのか 老いたヌマタロウには知る由もない]
(6) 2016/09/13(Tue) 22時頃
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どうしてそんな話をするんだい?
[そこで、ようやく王都からの噂話を知る 歳をとり、日中を釣りなどして過ごすようになってすでに何年過ぎているだろう。 連れ合いはとうにないが、村民皆が顔見知りのようなこの村は居心地がいい
たまに釣れた魚は『光の鱗』が引き取ってくれ、老人1人でなら十分に暮らしていけた
時々、こうして長い夜が寂しくて酒場に顔を出したりするが]
(7) 2016/09/13(Tue) 22時半頃
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[酒場は今日も繁盛しているらしい その賑やかな声をBGMに、もう少しこの雰囲気を味わおうか*]
(8) 2016/09/13(Tue) 22時半頃
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[あちらの卓へ、こちらの卓へ行き交いながら、偶に諧謔混ぜて腰に手を伸ばしてくる手を叩き、お触りにはまだ酒の量が足りないかしらね?と破顔して啖呵切り、水の中に放たれた魚の様に酒場の中を泳いでいれば、端から端へ流した目、声は聴こえなくとも片手を上げた姿が見えた>>5。]
はぁーい!お待たせ、じーちゃん。なーに?お酒?いつものでいーい? 今日は北の街の蒸留酒もあるわよお。
[見知った顔に、見知った気易さで、一体何時から卓で声を掛けて待っていたのか、小走りに近づけば注文を伺い。]
ねえ今日は、なんか成果あったあ?
[と、釣果をねだる。]
(9) 2016/09/13(Tue) 22時半頃
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− ギネス の いえ −
[ギネス は まどを あけた。]
いい てんきだ。 きたの やまへ ねんどを ほりにゆこう。
[ギネスは でかける じゅんびを している。]
(10) 2016/09/13(Tue) 22時半頃
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[ギネスは いえの なかを さがした。
スコップを みつけた。 あさのふくろを みつけた。
さぎょうぎを みにつけた。 じょうぶなエプロンを みにつけた。 ぬののぼうしを そうびした。 かわのくつを そうびした。
ギネスは かみのけを リボンで むすんだ。*]
(11) 2016/09/13(Tue) 23時頃
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[老人の手に気付いてくれたタバサ>>9に、にこにこにと笑みを向ける]
北の蒸留酒?それは強いのかの? うんと強い酒が飲みたいのー
[にこにことおねだり 麦酒の方が安いのは知っているが、せっかくのこの酒場の雰囲気を味わうのには強い酒がいい
タバサの声には、しらっと一度視線を逸らしたが、ヌマタロウにとっては幼い頃から知ってる娘 彼女にとっても古くからの顔見知りの間柄では、惚けてもすぐにばれる]
今日は坊主じゃったのよ でも、明日から本気出す
[明日明日と言い続けてそれが叶ったのは4割くらいだったか 空っぽの魚籠(びく)を見せた]
(12) 2016/09/13(Tue) 23時半頃
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そりゃ街の精製所でつくったもんだからね。上物よお。最近は、滅多に手に入らないんだから。
[村で作った麦を蒸留した酒にも風味はあるが、澄みと純度を求めるならば、それなりの設備を持った街の酒に違いない。待っててねえ、と踵を返し、無骨な盃に満たされた酒と、頼まれてはいない魚の骨周りを焼いた肴を持って卓へ戻る。
しらばっくれた顔に、応えより先に空の魚籠を覗いては>>12]
ん、もう。駄目じゃなあい。鱗の女将さんとこに下ろすのもいいけどさ、うちにも大物持ってきてくれりゃあ、そんだけサービスするのにサ。
[しらっとぼけたような顔で、明日から本気だすという翁の卓に、顎杖ついて抗議言って見せるのは孫娘の様な気安さだ。
骨周りに脂の乗った肉が纏った、それも『光の鱗』から買い上げた魚の賄いだ。]*
(13) 2016/09/14(Wed) 00時頃
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上物か、そいつはありがたい
[カカカと乾いた笑い声が響く こんな老いぼれ相手だけではなく、誰相手でも気安く話してくれるのは職業柄か あんなに小さな女の子がなーと昔のことを思い出すのは年寄りの専売特許だ]
じゃが、そういや、最近は物騒な連中が少し増えたか?
[先ほどちらりと聞いた噂 浪漫溢れる剣の話はさておき、魔王が、などと言う物騒な噂が広まっているのだろうか 恐怖が過ぎれば人は家に閉じ籠るだろう そうなると、物流はどんどん途切れるだろうと]
(14) 2016/09/14(Wed) 00時頃
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[しかし、しがない小さな村の老人が考えても仕方がないこと タバサの持ってきてくれた酒を煽れば、気持ち良く思考が止まる そこには肴まで用意されている]
タバサは煽るのが上手いの お前にそう言われちゃあこの老いぼれも頑張らねばならん
[老人が大物を釣り上げれば、あっという間に村中に広まるだろう そんな小さなことでもニュースになるくらいには小さな村なのだ]
(15) 2016/09/14(Wed) 00時頃
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ならば明日は生まれたばかりのお前くらいの大物を釣ってきてやろう なーに、お前が赤ん坊の頃、ちょっとだけ世話してやったんじゃ ──それが、いつの間にかこんなに大きくなってなぁ 時が過ぎるのは早いもんじゃ
[タバサだけではない この村で生まれ育った村民ならば、ほぼほぼ生まれた頃から知っている
酒が強かったのだろう 今日はどうやら昔の思い出が止まらないかもしれない うまくいなされたとしても、きっと気分良く酒が進むだろう]**
(16) 2016/09/14(Wed) 00時頃
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えいっ!やっ!
[カルヴィンの手には、掃除をするために持たされたホウキ。今日も掃除はそこそこに、お城の門番を夢見るカルヴィンは、稽古に励む。]
えいっ!やっ!
[また誰かに当たったりでもしたら、大目玉を喰らうだろう…。]*
(17) 2016/09/14(Wed) 06時半頃
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美術家 ギネスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(美術家 ギネスは村を出ました)
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―占いの館―
ああ、水晶玉に黒い靄が渦巻いておる これが、滅びの兆しだというのか……!
[フードを被った老婆は、水晶玉を覗き込みながら 小さく震え上がる**]
(18) 2016/09/14(Wed) 12時頃
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[からからと笑い声に>>14、オッケー、と、片目をつぶれば杯を取って返す。卓に置く際、多少毀れたのはご愛嬌だ。物騒、との言葉を聞けば、大袈裟にしーっ、しーっ、と指を唇に当てて見せるも、]
そうなのよねえ…。王都に続く街道が通りづらくなってるみたいで物の入りが悪くて。困っちゃうわ。
ま、そんな感じだから、じーちゃんの大物、期待してるから♡ パイにする?シチューにする?でもやっぱり、大物って言えば丸焼きよね?じーちゃんが久々に大物釣ったって、どーん!とテーブルに乗せてさあ。みんなで騒ぎましょうよ。
(19) 2016/09/14(Wed) 12時頃
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[頬に手を当て憤慨してみせるのは、商売上の不都合のみ。魔王がどうだ、都がどうだ、と言うのは、こんな片田舎では遠い遠い世界のはなしだ。
すぐにすっかり興味は翁の釣果の期待に掛かり、ぱあん、と両手を打ち合わせる。 それは幼い頃、村に伝わる沼の主を釣って釣ってと、駄々を捏ねた調子とそう変わりない。
卓の間を動き回りながら、翁の杯が空になればそれを注ぎ、取り留めない昔話に相槌を打ちながら、夜尿が終わるのが村のこどもの中でも遅かった話に及べば、あわててその口を塞ごうとして、店の中に笑いが起こっただろう。]
気をつけてねーえ。
[そうして、酔いの進んだ翁を、酒場の扉から見送っただろう。]**
(20) 2016/09/14(Wed) 12時頃
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─ 村の酒場(昼すぎ) ─
[唯一の肉親だった祖母が亡くなり、両親もいないカルヴィンは、昼の定食屋の営業が終わった後、片付けと夜の酒場営業の準備を手伝い、日々の食事にありついている。小さなこの村では、皆が家族のように接してくれるので、寂しい思いをする事もなかった。]
片付け終わりっと。 …えいっ!やっ!
──[ガッシャーン!]
あ… …。やっちゃった…。 タバサさんに見つかる前に…!
[そそくさと硝子を片付け、『光の鱗』へ魚を取りに向かう。 昨日よりも、一部風通しの良くなった村の酒場に誰か気がつくだろうか。]*
(21) 2016/09/14(Wed) 16時半頃
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[希望があれば、定食を振る舞うほか、森や山で仕事をする者のところへ弁当を作って運ぶ事もある。昼の営業もピークを過ぎて落ち着きを見せたころ、顔を見せたカルヴィン>>21に後を任せ、固パンに焼いた肉を挟んだ弁当を持ち、出前に出掛けた。]
魔王だなんて、おおげさねえ。
[欠伸交じりに、舗装のない道を歩く。晴れた空はいつも通り小鳥が鳴き、きっと多分、ちょっと盗賊が暴れているのがこの村に噂が届くまでに大袈裟に伝わったのだろう。
村の入り口には、旅人が此処を訪れた際に、村の名前を告げ受け入れる役割の男性が佇んでおり、365日役目を果たすその男性に一礼して、その場を通り過ぎた。]
カルヴィン、ただーいまー。片づけありがと。 林檎貰ったから、おやつに食べま、しょ…?
[ほどなく帰った店で、少年に呼びかけながら間口をくぐると、綺麗に片づけられた卓が迎えても、応えがない。]
カルヴィン…?片付けが終わったから出かけたのかしら…?
(22) 2016/09/14(Wed) 18時半頃
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カールヴィーン?
[厨房を覗いてもそこにもいない。やれやれ、とカウンターから店内を見回すと、晴れた外からまぶしい陽射しが窓を通して店内に注いでいる。今日はほんとにいい天気だ。全く、硝子越しとは思えないほど明るい光だ。硝子越しとは、思えないほど…?]
…あ!
[慌てて扉から外を見遣れば、ちょうど入れ替わりのタイミングだったのか、その姿が点になりそうなほどの距離に、カルヴィンの背中を見つけた。>>21]
もう!今日の晩御飯はお代わりなしよー!
[大声で叫ぶその声が届いたかはわからなかったが。全く、と肩を竦めて店へと引っ込んだ。]**
(23) 2016/09/14(Wed) 18時半頃
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[店を閉め、酒場へ向かう道すがら。 小さな影が向かう道から駆けて来るのに気が付き、足を止めた。>>21 魚の仕入れに来たのだと分かれば、困ったように眉を下げた]
カルヴィンの坊っちゃんかい。 ああ、生憎ね、今日はウチの人が帰ってないんだ。 だから、お宅用の取り置き分もなくってね、悪いんだけどさ…
[言いかけて、はたと思い出す。 我が家の台所の、桶に詰めた氷の下に、何か居なかったか。けれど、あれは――― 暫くの思案の後、待ってな、の言葉の後、七色に輝く一尾を手に戻ってきた]
…はい、ニジイロカサゴだよ。 アタシ用のとっときだったんだけどね。坊やに強請られちゃ仕方がない。
[子供に弱いのは、子を持つ母としてはどうしようもない性分だろう。 もっとも、自分の家の子には厳しく、他所の家の子には甘い。自分の責任がないと甘やかしたくなるものだ。
彼が魚を手に酒場に戻るのならば、道程を共にすることになるだろうか。 ―― 彼が、戻りにくい事情を抱えているなどと露も知らぬ女は、当然のように一緒に向かうと思っているが。*]
(24) 2016/09/14(Wed) 19時頃
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― 酒場 ―
[昼は飯屋、夜は酒場。旅客を泊める宿まで揃える店は、需要に合わせ姿を変える。 日が昇ってから沈んだ後も忙しなく店内を回るタバサは、自分の姿を認めれば、声を掛けてくるだろうか]
やあ、一杯貰えるかい。
[挨拶よりも先にねだる言葉は、先に酒にありついている老人と同じもの。>>5 いつもの、と略式の注文さえ省略してしまう粗雑さも、いつものことだ。
老人の隣に無遠慮に腰掛け、今日の釣果は?なんて尋ねてから漸く、手に提げた干物を思い出してタバサの眼前に突き出す]
タバサちゃん、これ、摘みに使って頂戴。 もうね、今日は早々に店仕舞いだったんだよ。うちの人がいつまで経っても帰ってこないからさ。
ねえ、ヌマタロウさん、今日はウチへの商品提供はナシかい?
[そう言って、勝手に魚籠を覗き込んでは、随分と空洞の多い穴に肩を竦めてみせた。>>12 知らぬ内、『鱗の女将』は女店員と商品の取り合いをしていたらしい。>>13 店に並ぶ光る鱗にすっかり飢えてしまっているが、結局はそれを酒場へ卸して食うのだから、いよいよ店の存在意義が問われそうだ。]
(25) 2016/09/14(Wed) 19時頃
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[実しやかに囁かれる噂話は、既に婦人の耳を通過していた。 けれど、世界を闇が覆うなど、この平和な辺境の村から想像するのは困難を極めた。渦巻く暗雲よりも、奥様の噂話の方が駆け抜けるのは数十倍早いに違いない。
或いは何処ぞの占い師が、水晶球に訪れる凶兆を覗き込んだとて>>18、未だ噂話の域を出ることはない。*]
(26) 2016/09/14(Wed) 19時頃
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[村の酒場を出たところで、タバサさんが村の入り口に見えて>>22、草むらに身を隠した。]
(ふー、あぶなかったー。 あ、林檎だ!…早めに戻ってこようっと。)
[人がすれ違えない草むらに囲まれた道を抜けようと進むと、猫がいてなかなか通れなかった・・・。]
「にゃーーー」
[憎めない奴だが、コイツはいつも通せんぼをする。カルヴィンはタバサさんが酒場に入ったのを見計らって、表の道から『光の鱗』へ向かった。]*
(27) 2016/09/14(Wed) 19時頃
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[表の道へ出るとすぐに、魚屋のワンダさんに出会った。>>25]
あ、こんにちは。 ぼく、今ちょうど『光の鱗』に行こうと思ってたんです。**
(28) 2016/09/14(Wed) 19時頃
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ワンダは、カルヴィンに魚を手渡し>>24、酒場へと足を向けた。*
2016/09/14(Wed) 19時半頃
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わあ!ワンダさんありがとう!>>24 すごく綺麗な魚だ…! 早くタバサさんに持って行ってあげようっと。
[酒場の風通しを良くした事がタバサさんにバレている>>23のも知らず、酒場へと向かうワンダさんの後をついて酒場へと向かった。そしてカルヴィンの後ろには先ほどの通せんぼの猫。]
「にゃーーー!」
あ!こら、ダメだよ。この魚はやらないぞ!**
(29) 2016/09/14(Wed) 21時半頃
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─日中の一場面─
おや、旅のお方かな
[釣竿を持った老人が目の前を歩いている]
こんな小さな村に来るなんて珍しい 何もないところだが、ゆっくりするといい
[カラカラと老人は笑った]
(30) 2016/09/14(Wed) 22時半頃
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ふぅ、やれやれ 何やら最近賑やかだの
[村の住人ではない彼>>30を見送り、老人はよっこらせと竿を背負い直した]
そう言えば最近、めっきり坊主が多いの
[昨日話したタバサたちのためにも、大物を釣り上げなければと思うが、良く良く思い出してみれば、ここしばらくはとんとご無沙汰だ]
悪い噂は噂のままなら良いんじゃが
[そう呟くとえっちらこっちら、今日も釣りに向かうのだ]*
(31) 2016/09/14(Wed) 22時半頃
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ここ は むらはずれ の もり ずっと むかし に かいめつ した とうぞくだん の なわばり だった ばしょ
(32) 2016/09/15(Thu) 01時頃
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かつてこの場所に根を下ろした盗賊団があった。 頭の名はジン。彼らはその容貌こそアウトローめいていたが、人間相手のちゃちな盗みはせず、もっぱらダンジョンの探検と調査を生業としていた。
(33) 2016/09/15(Thu) 10時半頃
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ある時、盗賊団は彼らの仲間が発見した古ダンジョンの探検に出かけた。 その道程でも何人かの仲間が命を落とすほどの過酷な旅を経てたどり着いた最奥にあったのは、目もくらむような財宝でも、荘厳な地下神殿でもなく……凶暴な龍の巣であった。
(34) 2016/09/15(Thu) 10時半頃
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盗賊団はその場で壊滅した。生き残ったのは当時まだ少年だったジンの息子スネアただ一人。 スネアは命からがら生まれ故郷の森へと逃げ戻り、もはや探検に出ることもなく狩りをしながら細々と暮らしていた。
(35) 2016/09/15(Thu) 10時半頃
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しばらく経って、スネアは彼を憐れみ何かと世話を焼いていた村の幼馴染と結婚したが、その妻が彼の子を産んですぐに死んでしまってからは団の遺産もすべて教会に寄付し、酒場に顔を出すことすらなくなってしまった。そして息子が十五歳になった冬の夜、眠ったまま息を引き取った。
(36) 2016/09/15(Thu) 10時半頃
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ありがたいことに残されたスネアの息子を引き取ってもいいと言ってくれる村人もいたのだが、彼――ザックはその申し出を丁重に断った。父が最後まで捨てられなかった土地を、自分が捨ててはいけないような気がしたのだ。以来、偉大なる祖父ジンが興した盗賊団のなわばりで、彼は一人で暮らしている。
(37) 2016/09/15(Thu) 10時半頃
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─ 村の酒場(夜) ─ [酒場の手伝いを一通り終え、カウンターの端で夕飯にありついた。ここで大人たちの話を聞くのがカルヴィンの日課だ。]
(暗雲…、龍…、続く不漁…。)
[何だか大きな不安に襲われたカルヴィンは、明日、占い婆の所へ行こうと考えていた。]
ごちそうさまー!おやすみなさい。 また明日!
[そう酒場の皆に挨拶をして、村の端の小さな家へ帰っていった。]
(38) 2016/09/15(Thu) 11時半頃
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─ 就寝中(夢) ─
ゴゴゴゴゴ… ゴゴゴゴゴ…
[…なにかが うごき だしている。]
─── ── ─
(39) 2016/09/15(Thu) 11時半頃
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─ 朝 ─ ええいっ!!やぁああ!! はあ、はあ、はあ。
[カルヴィンは汗びっしょりだった。"夢"を見たのは初めてだった。亡くなった祖母が、"夢"は、世界が何かを伝えたがっているのだと教えてくれた事があった。しかも、同じ場所で眠ると何度でも見られるという…。]
ふぅ、、占い婆に夢の事を聞いてみよう…
[支度を済ませ、酒場の片付け仕事に向かう前に、占いの館へ向かった。]**
(40) 2016/09/15(Thu) 11時半頃
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「おばちゃん。鍵、直ったよ。 ハリガネで開けるのは素人には無理だよって、坊によく言っといてね」
ザックは道具を箱に収め、鍵の修理代金を受け取ると依頼人宅を後にした。父は盗賊団を再興することはなかったが、祖父から受け継いだ技の全てを息子に託した。おかげで、彼はこうして村の便利屋のような仕事をしながらなんとか暮らしていけている。
道すがら、ふと、家々の硝子に映る自分の顔が目に止まる。目鼻立ちは記憶にある父の顔によく似ていた。肖像画でしか見たことのない祖父にも。しかし……、おやじはもっと老け込んでいたな、と、ザックは思った。彼はもう父の亡くなった歳に近い。
(41) 2016/09/15(Thu) 12時頃
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彼は盗賊の仕事を選ばなかった。父の失意の日々を見て育った彼にはどうしてもその世界に飛び込むことはできなかった。それに父は祖父や団のことを語りたがらなかったし、団の拠点の跡地に残る古い日記や手紙に記された大盗賊ジンの偉業も、憧れからは程遠く、自分とは関わりの薄いおとぎ話のように思えていた。
それと同じように、今世間を騒がせている世界の危機とそれに立ち向かわんとする"勇者"の誕生もまた、彼にとってはどこか遠い世界の伝承のように映っていたのであった。
(42) 2016/09/15(Thu) 12時半頃
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オスカー「どうくつの 奥で 光る剣を見つけたんだ。
きらきらして とっても綺麗だから
手を伸ばしてみたら すうって水晶が溶けて…。
まるでこの剣は 僕のこと ずっと待ってたみたいだ。
この剣があれば 村のみんなが困ってること たすけてあげられるかな?」
少年が秘密基地にしている村の北の洞窟から、ある日、一振りの剣を抱えて戻る。
それこそはゆうしゃの証。とおい昔に魔王を倒したひかりのつるぎ。
オスカー「ぼくは旅に出る!魔王をたおす旅に出るんだ!!」
(#3) 2016/09/15(Thu) 12時半頃
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「ガチャガチャ…カチャッ…。」
[占いの館へ向かう途中、この村の なんでも屋さん が、鍵を開けているのが見えた。>>41 どこでいろいろな 技 を覚えてきたのかは不明だ。カルヴィンにとっては見た目が少し怖いのもあって、あまり話しかけたりはしないが、村の皆からは便利屋として重宝されているようだ。]
(ぺこり。)
[目が合ったような気がして、軽くお辞儀をして通り過ぎた。]
(43) 2016/09/15(Thu) 17時頃
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─ 占いの館 ─
ビアンカさーん、ビアンカさーんいますかー?
[日が出ている時間にも常に薄暗い部屋の入り口から声をかけると、部屋の奥にビアンカさんの姿があった。いつも覗いている水晶玉は、前より靄がかかっているように見えた。 カルヴィンは、生まれて初めて見た 夢 の話をした。]
(44) 2016/09/15(Thu) 17時頃
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|
……聞いてくれてありがとう。 ぼく、そろそろ酒場に行かなきゃ。 ビアンカさんもたまには酒場に来てね!
[そう言って部屋を出る時、靄がかかった水晶玉の中に、小さな強い一点の光が見えたような気がした。]**
(45) 2016/09/15(Thu) 17時頃
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|
[カルヴィンが酒場にいる間、あまりビアンカさんと会う事はなかったが、カルヴィンが帰宅した後には顔を出しているのかもしれない。深夜の酒場では、大人たちは夜な夜な何を話しているのだろうか。]**
(46) 2016/09/15(Thu) 17時半頃
|
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[いつものように、酒場へと向かって歩いていると、村の入り口から少し年上の幼馴染みのオスカーが帰ってくるのが見えた。>>#3]
あれ?オスカー兄ちゃん、何処に行ってたの?**
(47) 2016/09/15(Thu) 19時頃
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[オスカー兄ちゃんの かたいけつい を聞いたカルヴィンは、急いで酒場へと向かった。]
─ 酒場 ─
タバサさん!タバサさん! オスカー兄ちゃんが…、、旅に出るって…、
…ほんと!?
(48) 2016/09/15(Thu) 20時頃
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[お使いの坊に魚を預け>>29、辿り着く頃には日も暮れだして居る頃だろう。 共に酒場の扉を潜れば、坊主の失態に気がついたタバサに叱られているであろう光景を他所に、自分は酒へありつこうと着席する。>>25 少年のやらかしくらい可愛いもの、と言うには少しばかり涼しすぎる涼しい店内は、店員が気を揉むのも当然だろう。
その夜はいつものように、数杯のグラスを片手に奥様方と話に鼻を咲かせた後、店を後にした。 とっぷりと暗くなった魚屋に帰宅すれば、どこで呑んだくれてきたのやら、大鼾をかいて眠る夫の腹を思い切り踏んづけてやるのだった。*]
(49) 2016/09/15(Thu) 22時頃
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[オスカー少年の決意を聞いたのは翌朝のこと。>>#3 少年らしい身の丈には不釣り合いな大きな剣を抱えた少年。 大きな城下町も、恐ろしい魔物も、青春の甘酸っぱささえも知らない彼が語る言葉は夢物語のようだった]
(50) 2016/09/15(Thu) 22時半頃
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そんなこと言ったって、ねえ。お母さんだって困るでしょう。 ああでも、あの人は脳天気なところがあるから、二つ返事でゴーサインを出してしまうんだわ……だったら、あなたのお父さんがなんて言うかしら。 魔王だなんて、やめておきなさいよ。王都には兵士だっているし、何も坊やが頑張る必要はないんだよ。
……ああ、そうよね。坊やってそういう子だわ。 昔からそうだったし、ちっとも変わらない。大人の忠告なんて、ちっとも聞きやしないんだから。 私、坊やが乳飲み子の頃から知ってるのよ。オムツだって変えたことあるのよ?
…あのオスカーの坊やが、大きくなったのねえ。
(51) 2016/09/15(Thu) 22時半頃
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[自分が止めたって聞きやしないと分かっていても、止めずには居られなかった。 この小さな村において、子供は村の皆で育てるものだ。最も、既に14年生きている自分の子より、更に小さい子を甘やかしてしまうものだが。
大きな溜息を一つ漏らすと、ザックの何でも屋を指差した。お古の装備くらいなら余っているかも知れないから、貰って行きなさいとの老婆心から。 装備しないと意味がない旨は、きっと彼が伝えてくれることだろうから言わなかった。
代わりに自分がオスカーに持たせたのは、朝に焼いたクッキーだった。 疲れた時に食べればきっと、ほんの少し気持ちが和らぐよ、と言い添えた意味は伝わっているに違いない。*]
(52) 2016/09/15(Thu) 22時半頃
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あらあ、女将さん今日は早いわねえ。
[扉を潜る姿を認めると>>25、愛想よく声を返す。挨拶の様な一杯の言葉に、それ以上問もせず、心得たとばかりに、酒を満たした杯を持ち、直接卓へと向かった。盃と逆の手には、ヌマタロウにも出した蒸留酒の瓶。ことりと卓に置く。]
これねえ。じーちゃんにも出したとこなんだけど。ひっさびさにいい酒、商人が持ってきたからさ。 わ!いつも悪いわねえ。女将さんのとこの干物美味しいのよね。待ってて、今焼いてくるから。
うちには昼間、顔見せてないわよお。
(53) 2016/09/15(Thu) 22時半頃
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[差し出された干物を仰々しくも嬉しそうに受け取りながら、早めの顔出しの理由を聞けば、酒場でくだを巻いてはいなかったと冗談めかして笑う。
彼女が釣人の空の魚籠を覗き込むときは、ふと眉を潜めたが、それも一瞬のこと。また汐が変われば、今度は今の不漁の覆う様な魚の群れが訪れるかもしれない。
胸のざわめきにそう楽観的に言い聞かせると、]
今日はちょっと風通しがいいけど、ゆっくりしていって。 パパー、女将さんに魚貰ったわよお。
[風通しを良くした張本人。ワンダの後ろから顔を出した>>29カルヴィンを軽く睨めつけると、厨房で料理に精を出す父親に調理をねだった。]
(54) 2016/09/15(Thu) 22時半頃
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[ワンダから貰った魚は焼いて本人の肴にするだけでなく>>25、賄いとしても頂いた。カウンター端でカルヴィンに脂の乗った干物と野菜のスープを準備した折は、きっちり昼間のやらかし分のお説教。店が忙しくなる前に食べそびれた林檎はデザートとして皿の端に乗った。
カルヴィンが店を手伝うのは夜もまだ夕食と言える時間まで>>46。それより酒精の気配の濃くなる時間には手伝いを終わらせ家に返した。]
おやすみなさーい。あ、そうだ。偶にはオスカーにも昼ごはん食べに来るように言っておいてよ。あの子、最近洞窟の方でばっかり遊んでるんでしょ?
それと、…やっぱりいいわ。また明日ねー。
[ザックに会ったら、硝子窓を直すのお願いしておいて>>41、と続けようとしたが、急ぐ事でもない。顔を見た時に自分で直接伝えればいいか、と、そのまま夜道を歩くカルヴィンを見送った。
夜も深ければ、大人たちの口さがなさも一際を増すが。それこそカルヴィンよりも幼い頃から、家業を手伝い酒場に出ていたタバサにとって、むしろそれは変わらぬ日常の一部として落ち着くものだった。
時偶にそのうわさ話の中、まおう、という言葉が現れる事が多くなりつつあっても。]*
(55) 2016/09/15(Thu) 23時頃
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宝石収集家 ビアンカがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(宝石収集家 ビアンカは村を出ました)
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─ 昼の酒場 ─
あらあ、今日はあんた、遅かったわね。 ………――はぁ?
[村でただ一人の占い屋を営むビアンカの館に寄ったカルヴィンを>>45、ピークタイムを過ぎた店内を片付けながら迎えると、続く言葉に>>48半トーン上がった声が漏れた。]
初耳だわよ。なーに?旅って。あの子ん家、街に親戚でもいたっけ?
[ちょっとした使いだと、旅と聞いてもその程度のものだと思っている。よくよくその後カルヴィンに話を聞けただろうか。]
(56) 2016/09/16(Fri) 00時頃
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そうじゃなくて…?え?剣?北の洞窟でしょ、あたしも子供の頃行ったことあるし。 やーねえ、あんた達ふたりぐるになって何企んでんの?ほら、早く、洗った分の皿拭いてよ。
[まさかオスカーが でんせつのけん を抜いたなど、話に聞くだけでは信じる気にもなれない。ましてや、子供の頃繰り返し聞かされた、おとぎ話の魔王を倒しに行くなどと。
カルヴィンの話を適当にいなしながら、夜になれば、狭い村であること、酒場はその話題でもちきりだろうか。村の大人たちが冷やかし混じりであったり、とはいえ少年の持ちだした剣が間違いなく洞窟に長く封じられたものであったものであると証言する者もあり。そうして漸く、少年が旅に出るという話を改めて見直すこととなったのだ。]**
(57) 2016/09/16(Fri) 00時頃
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─伝説の剣─
[オスカーが持って帰ってきた そして旅に出るという]
おうおう、綺麗な剣だな どこで見つけたんじゃ? ──北の洞窟? すごいの、お前、そこまで行ったのか 爺がお前くらいの頃は、よう洞窟まで行けなんだわ
[カカカと笑いオスカーの頭を撫でる 旅に出ると少年が言うと]
お前ならきっとできるじゃろうて なら、それまでうんと修行して強くならんといかんの
[子供の夢物語と思いながらも、応援する それはまだ勇者が小さな頃の話]**
(58) 2016/09/16(Fri) 00時半頃
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『よお便利屋。聞いたか?』 「やあ植木屋。さっき本人に会ったよ。何か旅に使えるものはないかって」 『お前ん家、色々ありそうだもんな』 「それが、めぼしいものはおやじが全部処分しちゃったからさ。おやじが若い頃着てた、呪文織り込んだ服くらいしかなくて。あとは野宿でも役立つ刃物」 『まあ、王都くらいまでなら十分だろ』 「うん、向こうで専門の職人探すように言っといた。古すぎてどれだけ効果あるかわからないし」
(59) 2016/09/16(Fri) 05時頃
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「それにしてもすごいよね。おとなしい子だと思ってたけど」 『だよなあ。王都の騎士も、それこそかの剣聖アルトリウスでも無理だったってシロモノだろ、あれ。お前の爺さん達だって神聖視してて近づかなかったっていうじゃねえか』 「そうじゃなくて。その、なんていうかさ、そういうの、成し遂げようって思うことが。おれにはあんまり実感、なくてさ。世界とか、そういうの」 『まあなあ。俺にも話がデカすぎて、わかんねえよ』
(60) 2016/09/16(Fri) 05時頃
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「おれ、これでよかったのかなあ」 『なんだよ急に』 「おれの人生。これでよかったのかなあ。竜殺しとかさ、目指すべきだったのかなあって」 『もう終わったみたいに言うなよ。これからだろ。だいたい、お前に竜殺しとか向いてる訳がねえ。スライム一匹だって殺せないくせに』 「……はは、確かに」
(61) 2016/09/16(Fri) 05時頃
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『親父さんは親父さん、お前はお前。オスカーはオスカーだ。一生村の便利屋で、何が悪い。俺は一生をこの鋏に捧げるが、別に王宮の庭師なんて目指さねえ』 「サイモンらしいや。……うん、そうだな、その通りだ」 『よし。わかったらタバサんとこで飲むぞ、兄弟』 「いいね、行こう」 『酔っても口説くんじゃねえぞ。ありゃ俺がモノにする』 「本当に懲りないね、何回フラれた?」 『うるせー』
(62) 2016/09/16(Fri) 05時頃
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