163 【飛入歓迎】冬のすずなりの男子高校生村
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―屋根裏部屋―
[サルには逃げられた。改めて、円のすごさを思い返す。
逃げたサルは部屋の隅っこで今度は大人しくしているようで。
スマホの画面をつけて、屋根裏部屋の先客だったらしい誰かを照らし出した。]
……あれ、トレイル。
なんでこんなとこいるんだ?
俺だよ、3年の辰次。
すげー落としたけど、どっか打ったか?
[後輩の姿にほぅと一息。
先ほどした物音に心配になりながら、名乗って近づくと手を伸ばした。]
[自分は上着の襟を立ててふと思い出す]
そういえば日下部さん上に部屋なんてあったっけ?
さっきから色々ドタバタしてるけれど
[あ、判断聴きながら、俺既に決めてた。
暖房が無い以上、毛布は必要だから、集めなければだが、千昭も気になる]
ありゃ、入瀬も行方不明なんすか?
なんつーか、一年、皆そそっかしいなぁ。
[いやそこが可愛いんだが。去年の俺達もこうだったけ?
一人で行動するな、と云われた手前、食堂と云えば一階で、階段降りる以上今危ないんだが…]
……すみません先輩、俺下いってくるす!
上のドタバタとか毛布とか気になるけど、すぐ戻るし。
ちゃんとケータイ持っとくんでご心配なく!
[結論、やっぱり千昭が心配なので食堂へ行く。
C部屋へ戻り、手触りだけでも妙にカオスな荷物群から、何とかスマホを取り出し、空のバッグを置いてく所まではいいのだが。
…教師もいる食堂へ、バナナそのまま思わず持ってっちゃったのは失策だと気づかなかった]
[変な声を出した友野に][きょとんと眼を瞬かせ][手を離す]
あ、悪ぃ、驚かせたか つい癖でな
お前らと同じ年頃の息子がいるもんでよ
[目を細めて][頬から離した指は堪えた泪を拭うために伸ばされる]
…上には確か、物置とかがあったんじゃなかったか?
[マフラーを巻いた首を捻りながら答える。
下の広間には御田先生と友野。野久保先生もその辺りだろうか。
となると、上にいる可能性があるのは]
……行ってみるか?
……行ってみようか。なんか…な
[でなければあんな風に騒がしいこともないだろうしと思いつつ頷く]
/*
兼家が屋根裏で怪我しなかったラ神に感謝(´;ω;`)
― 1階の廊下 ―
[此処で階段から転げ落ちたら、悪い意味で笑い者だ
良い意味で笑い者はどんと恋だが、冗談じゃ済まないのは簡便]
…食堂てどの方角だっけ?
…おーーい!!
ご飯食べる所どこどすかーー!!
[ので、階段を降りる時は尋常ならざる方法。
そう、階段にお尻をつけて、手は足元と壁。
一段足を伸ばして、一段お尻を伸ばす。
電気ついてたら、すげえ尺取虫みたいな方法でにょそにょそ降りてたのは誰も知らない秘密だ]
―あぁ、気をつけろよ?
[毛布集めは恐らく人手は足りるだろう。
後輩を心配する気持ちは理解出来るので、下へ向かう清飯を見送った。]
チアキの名前でなく、食堂どこかと云うのが、俺、清飯くをりてぃ。
/*
コミット状況: 全員が「時間を進める」を選択しています。
(2014/02/16(Sun) 00時頃更新予定)
おk、時間進めました
/*
みたせんせもお疲れさまですよ、コミットありがとうございます!
大丈夫だきっと廊下やらなんやらで色々すりむいてr
…あぁ。
[そして受け取った毛布を片手に、宮丘と共に屋根裏部屋に続く階段の方へ向かった。]
[照らされたことで先輩の顔が見えた
非日常から日常へと帰って来れた、こんな気がして安堵の微笑みを浮かべる]
なんででしょうです?トレイルもよく分からないです
[首をかしげつつ辺りをきょろきょろ、どうやら物置らしいと今知った]
頭です、打ちましたです、あ…そうです!何かいますです!
[先輩に答えていれば先程顔に当たった何かを思い出して慌ててそう言う
まさか恐ろしいモンスター?と表情が強ばるが]
……猿?
[猿でした。]
いえ。すみませっん。
[頬をむにっとされたまましゃべろうとしたらそりゃあ変な声が出る。
かあああっと赤くなりながら、]
そーなんでっすか。
わー。じゃあせんせーっておとーさんなんですね。
[教師と父親という図が、頭の中でいまいちイコールで結びきれず、なんかすごいと思って、
伸ばされた手で、そのまま痛みによる生理的な涙がぬぐわれた]
あ。すみまっせん。
[ハンカチ、部屋に置いてきたなぁと、申し訳なく思っている]
……大丈夫かな
[心配しながら日下部の後ろについていく]
─ 食堂 ─
[何か聞こえた][廊下の方を振り向いて、声を上げる]
ご飯食べるとこはこっちだぞ! そしてお前は誰だ!
[口調と声から清飯だとは思うが一応確認をする]
ジェームス[日下部]の後ろをトコトコついていくだろう
はーいっ!食べるとこ、ここでっす!
[そして聞こえてきた大きな声に、元気よく返事をした。]
…大丈夫だと良いが。
[上は盛大な音がしていた。おまけにサルの鳴き声までしていたので不安は募る。]
ススムブラックセンパイの声かなとか思いつつ、先生とかぶった
/*
のくせんせ、ブレーカー役ありがとうございました!
地下室(墓下)でまた…!
どうやって上ってきたんだか…ここ、屋根裏部屋だぞ。
っつっても、掃除用具とかの物置になってるけど。
[笑みを浮かべる後輩の顔に、こちらも口元を緩める。
ここがどこか教えた後、頭を打ったと聞けばぎょっとして。]
頭打ったって、大丈夫か?
切ったりはしてない…よな?
[伸ばした手で、触れて探る。痛くないように、できるだけ優しく。]
なんか、サルが紛れ込んでるらしいんだよな。
さっき他にも一匹いて、円が今抱えてるけど。
………あ。
そうだ、これお前の携帯?
[円、と言って先ほどトレイルのじゃないかと言われた携帯を思い出す。ポケットから出したそれを、手渡した。]
[御田先生ナイスナビ。声で誰かを理解したので。
ご飯食べるとこで誰だと聴かれたら…
これしかねえだろ、なあ!?]
ごっはんっが♪ ごっはんっが♪
んっんんっんんっ♪ おかわりっ!
ごっはんっが♪ ごっはんっが♪
んっんんっんんっ♪ おかわりっ!
[クイズの答えを云っちゃ興醒めだからな。名前は伏せるぜ!
何て、なつかしのフレーズで歌いながら食堂と思しき方角へ近づいて3
1.入り口の角で衝突 2.ドアに激突 3.無事進入]
― 食堂 ―
[いやあ、俺運良いみたいだ。
馬鹿云ってる不注意で、何処にも衝突する事無く食堂へ入れた]
御田先生、お勤めご苦労さんす!
千昭がケガしたと聴いて飛んできました!
で、大丈夫すか? 階段落ちたとか聴いたけど。
[おお、スノーホワイト、無事生きていたか、なんて云い。
がしがしと千昭の頭を撫でようとして伸ばした手の先は…3
1.千昭 2.御田先生 3.救急箱]
千昭…少し見ない内に随分四角く成ったんだな……。
背もこんなに縮みやがって…。
お前元々細身なんだから、もっと食わないとダメなのに。
角ばってつるつるのお肌…。
お前、本当すべすべつうかつるつるの肌なんだな…。
まるでプラスチックみたいにすべすべだよ…。
[…俺、今度眼科行って視力検査受けてこようかな…]
[すみません、とくり返した友野に小さく笑って]
[赤くなった氷上に][その微笑ましさに][ゆるく目を細める]
気にすんな、だから生徒の世話を役のは仕事だからよ
まぁ40歳も過ぎてっからなぁ
子どものひとちやふたり居ても可笑しくないだろ?
[そんな会話をした後くらい][誰何の声に反応があり]
[食堂に無事侵入してくる気配に振り向いて、笑う]
[石油ストーブのあたたかな灯りが照らし出す姿を確認して]
まぁそうだよな、清飯だよな
お前は大丈夫だったか、怪我とかしれねぇか
[救急箱を掲げてみせる]
すっ…
[なんとなく聞き覚えがある気がする歌に返しかけながら、]
センパイセンパイ!こちでっす!
[絆創膏の貼られた手をぶんぶん振って、ふと、]
センパイも、もしかして、
[けがをしたんでっすか?と不安になって聞きかけたけれど、その前に答えが。]
ホワイト隊員、元気でっす!
ブラック大佐、ご心配おかけしまっした。
[ゆっくり立ってすちゃっと敬礼して、]
・・・?
[救急箱に延ばされた手を見ている]
[電池の残量僅かなスマホで進路を照らしつつ、宮丘と共に前へと進む。
上の階へ続く階段を転倒しないようにゆっくりと上り、屋根裏部屋に辿り着いたのはどのタイミングだったろうか。]
屋根裏です?!
先輩が来てくれて良かったです、ありがとうございますです
[驚いた、が確かに階段を上った気がした
どうして上ってしまったか今となっては自分の行動が理解出来ない]
猿さんも寒かったですねきっと
あ、トレイルのです!
[なら仕方ない、モンスターではなかったから許そうと一人頷いて
手渡されたそれが自分のスマホなのに気付けば伝えて]
……寒いです、降りましょうですよ先輩
[ふと自分がパジャマの下とTシャツ姿なのを思い出して身震い、降りることを提案したが猿はどうするのだろう]
[日下部さんのスマホの残量大丈夫か?と思いながらついて行っている。タイミングはどうかわからない]
おう、まぁこの停電じゃ勤めらしい勤めもしてねぇが
友野ならここだ
ちっと腰打ったみたいで湿布貼った
治療なら終わってるから、清飯、お前友野と同室だったよな
まぁ無理させねぇでくれ
[面白いので救急箱を撫でる清飯をそのまま見ている]
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