40 おおかみさんが通る
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おい、おい、我が同胞!
聞こえるか、聞こえるか!
[風にさえ乗らぬ声。
常人に聞こえる事も無いそれは、同胞にさえも届かぬだろう。
虫の音一つ聞こえぬ闇に、朱の咆哮響くだけ。]
大丈夫か?
身は安全か?
此処に居らぬと謂うことは、上手く役人騙せて居るか?
[聞こえずとも。]
済まない、約束事があったと謂うに。
何より名前を聞けて居らん。
御前をなんと呼べばいい。
[聞こえずとも。]
逃げろ。
[負の連鎖続く引き金となっても。
人の世に背を向けるであっても。]
無事に、どうか御前だけは。
上手く人の世に紛れ、例え淘汰されそうに在っても。
上手く、うまく立ち回れ。
生きて、どうか安穏を。
[神に祈るを信じる身ではあるまいが、いつの世にあっても“人”は神に縋るもの。
偶であるか必であるか、其れは強く心臓の前、二つの掌合わせて組んだ。]
忘れるな、人間共。
獣一匹捕らえて首撥ね、安穏得ようとする愚物さを!
自ぬらの手前勝手な生き様を!
他の屍の上に成り立つ者だとしかとその目で見るがいい!!
[獣の咆哮は朝を劈き、人の心に怖を抱かせよう。]
おかげさんで無事ですよ。屋根のしたとは贅沢の極み。
[くつくつ笑いながら]
アタシの名前?名無しの権兵衛でござんすよ。
お大人に人の名などは名乗りとうなくてネ。
いっそ名無しに、名付けでもくれますかいナ?
[声に緊張感はまったくなく。
いっそ伸びでもしていような間延びの声]
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