144 ロマンチックメイカー
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全
怒りは理解できるさ。
あぁ、そうだ。
死んでいった罪なき人々。
だが―――
俺の愛したあの子〈オオカミ〉だって
生きていたんだ。
人間に、殺されたんだ。
[私を置いて死んだ両親の事を思い出す。]
私は人ではなかった。
人のカタチをしたナニカ
-心中事件-
その中心にいたのはメアリーだった。
[世間的には生活苦による心中とされたその事件の真相は、誰も知らない。知られてはいけなかった。人狼の存在など。触れてはならぬ黙示録とされたのだ]
私は・・・
そう、
もう、終わりなのね・・・
終わり?
[聞こえた声に、甘い声で返す]
終わりなんかじゃない。
俺は君の味方だ。
……そして同時に、愛する人狼〈ひと〉を奪った人間の
敵だ。
[ふと、頭の片隅に歌うような声が届いた]
あなたは・・・だれ・・・?
そうか、人狼に近づくと思念で会話ができるとは聞いたが
これのことか……。
[誰?と問われれば、囁くような声で名を名乗る]
俺は、セシル――いや、それは人間の名だな。
人間だが人狼の味方をする俺は、
"リク"だ。
リク・・・そう、貴方はとても素敵なお方ね。
貴方に愛された人も・・・そうなのね・・・
わたしは――――
[これから起こる惨劇が]
――堪らなく
【愛おしい】
現在(いま)、この瞬間も
もう、変えられないの
―過去回想―
その女の子は、ごく普通といっていい子であった。
穏やかでいつも優しい父
家庭的で笑顔の絶えない母
そんな間に生まれた女の子は、幸せだったのだろう。
そのときが来なければ、
女の子が
ヒトであったなら
きっと愛はそこにあったのだ
[―6年前
満月の綺麗な夜だった。
見とれるように
食い入るように
私は魅了されたのだ――]
何時も、誰かを縛るは銀で
何処までも不安にさせるのは黒だ
私は綺麗だろうと
自慢気に白は、
私たちを嘲笑する。
輝く太陽がどれだけ偉いのか。
静かな月がどれだけ臆病なのかを、
知らないのだろう。
[―我が子の変貌した姿は、母親の目にはどう映ったのか。
それを聞き驚愕した父親の姿と、怯えた母親]
生きる事のなんたるかを知らないままに
私は、また貴女は
爛れたレッドカード。
それは血の色によく似ている。
赤と緑で遊ぶ子ども。
それも血の色によく似ている。
[それは詩(ウタ)だった]
何処で歯車は、噛み合っていないのだろう。
[もう、あの子は私たちの子では―
と、母は何故か笑いながら言う。
私たちの子だ。責任をとらなければならない―
父は俯きながら、溢した。
花瓶を割ってしまいたかった。
―だとしたら、二人の心に何か響いた筈。]
何も壊したくない、何も犯したくない私の
偽善に濡れたこの両腕は
悲しみしか抱きしめようとしない。
何もかも嘘にして
これを夢にしてよ神様。
神は眠っていた。
私も眠って、夢から覚めたかった。
何もかも嘘にして
これを嘘にしてよ、神様―
[悲痛の叫びなのか。はたまた悦びの声なのか。
メアリーの心の声は、なぜだか陽気を帯びて弾んでいた]
[人形がしゃべる]
[話すらまともに出来ないパルック
どうやら乱心しているようだ。
その声は言葉になっていなかった。]
可哀想な人・・・
[花のような笑顔の少女はパルックを知っている]
(すぐに、楽にしてあげるからね・・・)
[彼は真実を知っているのだ。
神は不在である事を。]
シリカが人狼であったことに
何の罪があった?
……彼女は、シリカは……ッ――
[上擦る声を抑えるように唇をきつく閉じ
処刑された彼女を、ただ――思い返しては
懺悔と、後悔に苛まれる。]
リク…
[悲しみが伝わってくる…
どれだけの苦悩があったのだろう。
そして今なお、その呪にも似た後悔は続いている…]
貴方は、私の味方といった。
私は、あなたをどうしたらよいのかしら?
[心から心に、そう問いかけた。
その問は、彼にもうひとつ呪いをかけることになるのだと知っていた。]
残酷な事を言ってごめんなさい
唯、私は――
私も、貴方の力になれたらと、そう思っているわ。
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