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早速、候補が出たみたいだわ。ダメね。この子。
何が悲しくてわたし達が救命処置してるのかしら…。
[苦笑のようなものを一瞬零した。]
お。ほほほ。ちゃんと招待状が届いたみたいじゃのぅ。
ナカマ様、やりましたかや。
ドナルド様にリンダ様、ようこそ。どうぞゆるりとなさるがよいと思うのじゃ。
ショータイム…そうじゃなぁ。さて、どんな惨劇を…見る事ができようかのぅ。ふふふふ。
いらっしゃいませ?
ようこそ死後の世界へドナルドさん。
招待状をきちんと受け取って頂いたようで何よりです。
わらわの方はヨリシロが勝手にやっておるからのぅ。
ヨリシロの絶望感も一緒に味わえると思えばそれはそれで…。
確かにこう、茶番的な虚しさはちょっと覚えるかもしれぬな。ほほ。
じゃがこちら側に来る事を希望しているリンダ様の意向を邪魔せずにすんで何よりじゃな。ふふふ。
まあ、ね。これで蘇生できちゃったらそれこそ茶番だわ。
何があって来ることを望んだのかはこれからゆっくり聞けるってことか。
おお。
[ラルフの言葉に、ぽむ、と手を打つ気配を漂わせた]
ぬし様、よい事を言うの。
リンダ様、近くの谷間に行くと、漏れなく他の自殺志願者とお話ができますぞ。同じような境遇で共感できる事も少なくないかと思うので、自殺志願者にはオススメすぽっとなのじゃ。
一度行かれるとよかろうぞ。今なら凍死の心配もないのじゃ。
うむ。この事件の犯人じゃな。
[鈴を転がす様に笑う気配を漂わせた]
ベネット様もいらっしゃるぞ。
時々煙になってわらわと踊ってくださるのじゃ。
ぬし様は死んだのじゃよ。晴れてわらわ達の仲間になったわけじゃな。
楽しくやろうぞ。きっとステキに赤い世界が――ぬし様を中心に繰り広げられるのではないかと期待しておるのじゃ。
[ドナルドに、そんな事を呟いていた**]
ちょっとパターン変えてみただけなんだけど、不評ね。
ごめんなさい?
当初の予定どおりハチェットで目の前でなますぎり。。。のがよかったかしら。
この部屋はこれからも使うから汚すのは躊躇しちゃったのよ。
次は派手にやることにするわ。
もともと他人の体に憑いてるんだもの。
やろうと思えば?
次は誰にしようか。あんな胡散臭い小説ひとつで信じられるんだからよほど信心深いのかしらね? みんな。
別にメアリーでもいいんだけど。紛らわしいって言うならミシャって呼んでくれれば。
返してってさ?
結構盛り上がってきたわね。生きている人達は。
イアンさんとヤニクさんとアイリスさんは最期まで残してあげたい?
最期まで頑張ってくれそうだもの。
[くすくすと笑っています。]
可能性を全部検討して… 試してみる勇気はないんじゃないかしら?
何だかんだ言って行動は起こしていないものね。
唯一アクションを自分から起こしたのはイアンさんだけど… 今は多勢に無勢ってところ?
人数が減ればまた変わってくるはずだし。最期までゆっくり愉しんでいってくれるといいわよ。
まあ、この子が勢い余って殺されてしまったらそこまでだけどね。
ふーむ。なんじゃ、ドナルド様はずいぶんあっさり殺されてしもうたのぅ。
何が起こったのやら。ほほほ。
恐怖をあおれといわれてものぅ?
ほれ、何をしても理屈をつけそうな頭の固そうな者達じゃからなぁ。
まあ、あれでは――――自分達こそが知らず知らずのうちに殺しているなどと、誰も気づかぬであろうよ。
ふむん? なんじゃ、ナカマ様には名前があったのか。
はように教えてくれればよかろうに――ああ、じゃがわらわも聞いておらなんだか。
ミシャか。ミシャな。
ミシャとはどうやら、残したい者が同じようでなによりじゃのぅ。
さて――そうなると。
オスカーとモニカ、どちらかへの招待状となるかのぅ?
[ころころと笑う]
とり憑かれた方は気付くわよ。割と抵抗もするし。
意識は今でもあるのかしらね? そこはわからない。
[どうでも良さそうに答えます。]
殺人犯でも悪霊でも… 結局見つけてからどうするか決心がつかないんじゃないのかな?
だから結論を避けて通っている気がする。
そんなに心配して頂けて光栄ね?
まあ、安心して。まだ殺される気はないもの。
管理人さん以外は男性しか招待してないのよね。今回。
ということでオスカーさん優先かしら。
モニカさんは手が空いてたら…?
[ベネットの言葉にくつりと笑んで]
こういう時に本性って出るのよね。
そういう顔とっても好きよ。アイリスさん。
おや、そういえば。
ほほほ、次あたりあばずれ呼ばわりでもされたらどうしようかのぅ。
ではオスカー様をご招待、と。
どちらの招待状が届くかのぅ。
取り付かれたほうの意識をそのままにして、気づかせないのはわらわのやり方じゃな。
まぁ、その代わりヨリシロの身体を動かす事もあまりできぬが。
無意識をなんとかずらすくらいかのぅ。
そうね。
幽霊なんて食欲も睡眠欲も・・・ まして性欲なんて微塵もないし。
必要もない。つまり満たされることもない。
ほんの少しでもそれに似たものを感じられる時があるとするなら生きている人に触れた時。
それも強い感情に。断末魔だったり、自分が消えてしまう恐怖なんて最高ね。
だから悪霊って減らないんじゃないかしら?
ほほ、ベネット様は相変わらず渋いのぅ。
喪うことが怖いなら、はように決断せねばのぅ。
しかしヤニク様はわらわ達を見極める気も無いようであったしなぁ?
もしもわらわのヨリシロを殺すとき、一切の自覚のないヨリシロを無慈悲に殺す事ができるかは見物かもしれんのぅ。さてさて。どうなるかや。
そう、ね。
そんな力があって霊が殺していることを信じてるなら片っ端から見て回ればいいものなのに。
結局ここまで誰も殺せていないのだもの。無理なんじゃないかしら?
それとも目の前で無惨に死ぬのを見たら気が変わるかしら。
試してみるのも一興ね。
ちょうど此処に居るのだし…。
[ゆらりと動いた眼に映っているのは年齢の割に低い背を気にしていた青年。]
罪を犯さず生き抜く事ができるなら、それは何と素晴らしい事でしょうね。
ふふふふ。ミシャのご招待を彼が喜んでくれるとよいのぅ。
ところで、何で毛布うごいとるんじゃろうな。
リンダ様、何かしたかの。
リンダ様はとっくに死んでいて此処に居るのはわたし達のお仲間らしいわよ?
それなら、まだ動いても変じゃないわね。
おお、そういえばそうじゃったか。
なんということ。このままではイアン様が!
あら困ったわね。
自称リンダさんは谷へ行っちゃったし、今日はイアンさんが此方へ来ることになるのかしら?
それはちょっと残念だけど。
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