236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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― 夜のどこか ―
[人も寝静まった深夜。
眠っていたはずのメルヤの体がむくりと起き上がる。
獣から、メルヤにとりついたのは悪魔のカケラ。
目星をつけた寄り代への、目印のようなもの。
それがメルヤの体を操って、本体と合流しようとしていた]
[静かに夜の町へと出て行く足取りに迷いはない。
この女の周りには悪魔祓いや悪魔討伐の神父や竜使いがいる。
そういった情報を本体へと渡すためにも合流しようとカケラが体を操り]
――――
[たどり着いたのはどこかの路地裏。
人気がまったくないその場所に、金髪の男が立っていた]
[メルヤの意識は眠ったまま。
金髪の男にあったことも、目の前で男が死んだことも。
取り付いていた悪魔が乗り移っていたことも知らぬまま。
体を操っていたカケラと本体が合流して、楽しげな笑みがメルヤの顔に浮かぶ]
[次に体を変えるなら。
―――――竜が傍に居る女も、いいだろう]
[取り付いた体の主はまだ眠っている。
ならばこのまま人にまぎれるかと、借りている宿へと戻る。
カケラは、靴をはくということをしなかった。
路地を踏む足ははだしのまま。
部屋に戻って気づいて、軽く拭ってからベッドに横たわる]
[金の輝きでも、宝石の輝きでもなく。
十字架という形と、そこに込められた祈りに。
なんとなく触れるのをためらった。
実際触れたところでなんの異変もないのだけれど。
ためらった理由もわからないままだ]
[メルヤの意識がないままにきた路地だ。
意識にはなくとも、目に入った情報は脳に刻まれている。
ゆえに見覚えがあるような気がするのも当然というものだ]
― 深夜のこと ―
[宿に戻るまではオーレリアと共にいただろう。
宿の部屋に戻って眠りついた後。
悪魔がメルヤの体を操り、行動を開始した。
メルヤの意識は眠ったまま]
[厩で眠るオーレリアの元へと足を運ぶ。
人が人ではない気配をまとって近づいたことに、ラスタバンは警戒の唸り声を発した。
その声でオーレリアが起きたとしてもとき遅く。
メルヤの金の瞳が夜の中で光った]
オーレリア。
[呼びかける声はメルヤの声に、なにかノイズが混ざったようなもの。
悪魔が寄り代を変えるときに、前の寄り代が死ぬのは、命がすべて奪われるからだ。
取り付かれてしまえは、死からは逃れられない。
ただ、悪魔がずっと憑いたままなら、生き延びられるだろうけれど。
悪魔が憑いていることを知らないメルヤに、乗り換えようとする悪魔を阻止することなどできるはずもなく]
[オーレリアがなにかしら抵抗したとしても。
悪魔は、古い体を捨てて新しい体へと、移動した]
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