人狼議事


148 バケモノ共の酒池肉林 -HappyHalloween!!-

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


 ふふ……いいこ。

[腰を揺らして誘う姿に目が細まる。
ビデオの男優だってあんなに扇情的じゃないよ。
なんてエロい子なんだドナルドくん。

俺はもう痛いくらいに腫れ上がった自分の欲望を一度撫でてから、充分ほぐしたドナルドくんの後ろのお口にぴたりとあてがった]

 お腹いっぱいになるまで、食べさせてあげるからね!

[ドナルドくんの腰をつかみ、一気にぐっと根元まで腰を推し進める。
最初感じた抵抗は一番太いところが入ってしまえば、あとはスムーズだった。
舐めしゃぶられるのとは違う熱さと、それからきつい締めつけに、今回がデビュー戦なルーキーはまずは一発とばかりに中に出してしまった]


 ぁ、ぁ……

ちいちの喉の動きに合わせ、ピクリぴくりと腰は揺れ、吐息が零れる。]

 は、ぁ……
   はぁ……っ

[漸く冷たい唇から解放されたのは、精を出し尽くしてからのこと。
 大きな呼吸を繰り返せば、程良い厚みを持つ胸板が、緩やかに上下する。
 ちいちの髪を強く掴んでいた指は、今度は、優しく梳くような動きに変わったが、それも束の間]

 ァ、 ッ

[おそらく、うっすらと回った毒に、感度が増してきているのだろう。
 指を引き抜かれた瞬間、孔はそれを逃すまいとキュッと締まり、黒髪を梳いていた指の動きが乱れた。]

 チー、君……

[肩を引かれるままに身を寄せる。
 生え際に触れられただけで、軽い電流が奔るようだった。]


 あ、ご、ごめんっ。
 ドナルドくんの中すごくよくて、出ちゃった。でも……。

[入れたままの雄はまだまだ硬いままだ。
まるで早くこの気持ちい場所をどろどろのぐちょぐちょにして孕ませてやろうよと言ってるみたいで]

 魔法で俺の子供を孕ませたりできるのかな……。
 試してみようか、なーんてね!

[半ば本気の冗談を言いつつ、ゆっくりと円を描くように腰を動かした]


[拙く動く舌が自分の舌と絡み、彼の見えないとこで自らの手を握る。
貪るような動きに少しだけ息を上げて、舌を擦り合わせる。

唇が離れて、名残惜しげな声が漏れた]

 ……ふ、なんつー顔してんの。

[驚きに見開かれた目を、熱っぽく潤んだ目のまま鼻で笑った]


[重ねられた唇からは、ちいちを感じさせる酒気に混ざり、己の少し独特な精の味がした。
 けれどそれを厭うことなく舌を絡め、音をたてて唾液を混ぜあい]

 ん、ぅ…… ふ……っ。

[手指はちいちの髪を離れ、首筋を辿り、背を淡く撫でた。]

 ………っ、ふ。

   ……ん……?

[唇が離れると同時、吐き出された、懇願の混じる深い溜息には、腰を擦り寄せ、瞼を揺らし]

 ……私も。

 早く、キミに抱かれたい。
 本当のお愉しみは、これからだろう……?

[誘うように、上目遣いでちいちを見つめた。]


いやいや、そりゃ知ってる。
こっち……処女っていうにはまた違うが

[カウパーが塗りつけた黄緑を薄め、
肉幹の肌色を露にしてゆく様細めた瞳でじっと見て
あれだけ精を吐き出してもなお猛る若さを喜ぶ。

最も、男の中心も青年の弾む声やくねる肢体にあてられて
お世辞にも弱々しい状態とは言い難いが]

それを聞いて安心した
このまま失せられたら、俺が困る

[沼の上からわずかに浮き出した独占欲。
昂ぶりを満たされないから困る、とはまた違う意味合い。]


……

[熱っぽく目を潤ませ、けれどいつものように鼻で笑う吸血鬼
それを切っ掛けに冷静になっていく頭の中、記憶が蘇る
もっとと自分からねだったこと、散々揺さぶられ奥まで犯されあられもない声をあげていたこと
……そうして中に出されたこと、呆けた頭で子供のように彼に従って恥ずかしいことを考えていたこと]

ッ!

[開いたままだった脚を閉じる、両手で顔を覆った]

こ、この変態吸血鬼……

[夢だこれは夢、そう念じても確かに鮮明に思い出せる抱かれた感覚に身を震わせた]


うん、僕ウソなんて言わないニャ。

[ そもそもウソを言ってもしょうがない。
 唇を落とすたび、白魚のようにびくびくと跳ねるドリベルがなんとも愛おしく。]

ここも、ここも――美味しいニャ。

[全部美味しい、全部食べたい。
尖端からカウパーが滲みだしたそれを片手で掴むと戸惑うことなく咥内に含み。
自らの唾液で濡らした指でドリベルの孔を探り当てると、襞を優しくなぞりながら、ツプリと指先を埋める。]


絶対お前の方が、新参だろがっっ。

[子供扱いに思わず反論し掛けたが、声はそこまで。
舌の代わりにあてがわれた熱量の気配に思わず息を止めた]

っとゆっくり、く、ああっぐっっんんっ。

[狭い門を無理矢理開いて熱量が打ち込まれる。
慣らしてはいるが、最奥までいきなり貫かれて
大きく背を反らして耐えた]

ば、ばかっ、あああっっっ。

[一気に引き裂かれた衝撃に痛みを覚えるが、
直ぐに奥に熱を叩きつけられ、その衝撃に混乱してしまった]


褒め言葉かよっ、ってだからっていきなり、出すとか。

[ナカを褒められても、男である以上あんまり嬉しくは無い。
だが直ぐに吐き出してしまうほど気持ち良いと言われれば
喜んだ方がいいのだろうか]

おま、元気すぎっ、って、っんぅ、ふっぅん…んっ、んっ。

[結局男として喜んではいけないのでは、
と言う結論に達し掛けたが、謝罪と共に
再び動き出したヴェスパタインによって結論は霧散した]


……っぐっぅん…あっ、ぁ、ああっ、っ。

[立て続けに3回目だと言うのにナカの硬度は変わらないまま。
先に放たれた熱が潤滑剤となって、卑猥な音を立てて
雄の動きを助けていく。
腸壁に塗り込められる精液は魔力を確かに帯びていて。
吸収すると媚薬の様に快感を腰から伝えて来る]

い、イっ。ヴェスの…イイっ。

[何かおかしなことを言われている気がするが、
壁を擦られる快感に夢中で考えがまとまらなかった]


……ん

[心なしか、程度ではあるが
異物を押し出そうとする動きを見せていた肉壁は、
くわえ込むような動きを伴って指をみちりと食む。
自身の指を咥えている青年の口にまた、似た]

ふぅ…… ん?
あぁ、そうか。後ろで遊んだことがないなら
ここでイい思いができるってのも…知らないよなぁ

[腸壁の胎動がほんの少し、変わったように思える。
奥まで進め、届いた痼を強めに爪先で擦り上げた
ぷくりと膨れた青年の胸先を水音と共に吸い上げる]


 なんか言ったか淫乱

[にっこり。
大方の予想通り、正気に戻った途端恥じらう姿に満足して、朗らかすぎて不穏な笑顔を向ける。
乱れた自分の服を簡単に整えながらも、愉悦が止まらない。

くつり、くつり]

 同意の上での行為でしたしぃ?俺様なーんにも悪いことしてませんけどお。

[からかう口調は、もういつものもので。
顔を隠す手を、手首を掴んで無理矢理引き剥がして、その顔を観察する]

 もっかいちゅーする?

[にっこぉ]


 ぁ....   んぁっ、や、ひゃ!

[粘膜とざらついた舌に包まれて腰が自然とゆるく動く。すると何度か尖った歯がゆるく自身を刺激して気持ちがよかった。]

 .....はっ

[後ろに伸ばされた指には力を抜こうと深呼吸を繰り返し。初めてではないが、久しぶりの行為に固く閉じていた蕾はゆっくりと花開くようにほぐれていった。]


 ごめんねごめんね。
 でもドナルドくんの中が気持ちよすぎるから、仕方ないよね。

[ひどい責任転嫁をして、ドナルドくんの中を吐き出した精液を塗り込めるように腰を揺さぶった。
二度、三度と腰を打ちながら、どこが彼のいいところだろうかと少しずつ角度を変えていく]

 ……あはっ。
 俺もすごくいいよ! ほら見て、腰止まんないの。
 気持ちよすぎて、ねえ。もっと、もっともっともっと、気持ちよくなろ?
 ドナルドくんの中ぐちゃぐちゃにして、どろどろにして孕ましてやるからさぁ!

[一度ギリギリまで引き抜き、そしてまた一気にドナルドくんの中を貫いた。
浅く、深くを繰り返しながら。もう気持ちのイイ孔のことしか考えられないよ]

 ドナルドくん、イく。またイっちゃうよぉぉ!
 俺の子供を孕んで、ねえ孕ん、で―――……ああっ!!


そうだなあ、慣れるためにも……
面白いものを見せてやるよ

[ずるり、
ヒクつくそこから指を引き抜くのは一苦労で。
開発し始めた蕾は、薄紅色の皺を震わせたか]

って、

[アボガドのぬるみを青年の膝で拭ってから髪の毛を指で摘む。
数本をぐっと掴んで引き抜くと、まあそれなりに痛い
そろりと想像したのは、人の顔姿ではなくて人間の玩具。

そう時間を置かずに茶黒色の頭髪は、
孔をほぐす用の数珠繋ぎのそれへと変化を見せて]

こいつで暫く緩めておけ

[今しがた指を埋め、広げていた孔へと先端を押し付けて
じりじりと動かしながら前へ奥へと埋め込ませる]


[口内に粘ついた音を立てながらルーカスの唇を食む。
間近にある、よさそうな顔。
入れたい欲求もあるが、どうにも先にこの顔が見たくて、先にいかせることに執心していた。

上下する白い胸に汚れた手を這わせ、引き締まった筋肉を撫ぜた。高い体温が伝わってくる。
髪を梳いてくる指先も、混ざり合う唾液も、ぬくい。]

 …ぅ、…

[背なに沿う指の感触に喉奥から声が漏れる。
摺り寄せられた腰を見下ろし、そのまま昂ぶりきった己自身を肛腔へと近づけた。

解したそこにゆっくりと、先端を埋めていく。]


………こりゃ堪能するのが愉しみだ

俺ぁ好物は最後にとっておく派でね、
ショートケーキは先に喰って、いちごは最後に食べる

[小さな球体はつぶつぶと音を立てて肉壁をかき分けてゆく。
指が刺激した痼に数珠の先端が届くか届くまいかまで目指す。
初物ならではの力みのせいか、スムーズと形容するには程遠い。
むりやりこじ開けることはせず、破血しないように慎重に]


 はァ…ッ、
   ぁ、ぁあ…ァ…!

[待ち焦がれた感触に押さえていた声を吐き出して、ルーカスの腿にしがみつく。
散々ねだったのに反して腰を早めないのはm別に焦らしているからでなく、一気に突き入れれば気絶しそう、等と錯覚する程、内側が熱かったからだ。

昂ぶりが根元まで納まれば、ようやく顔を上げてルーカスの目を見、へらり、笑った。]

 は、ぁ…
 なん、か、も…

[はぁぁ、と一度息を吐くと、身を倒して騎士の体躯にしがみ付いた。
首筋に擦り寄りながら、金髪に指先をくしゃりと絡める。]

 ……ず、とこう、してたいわぁ…

[熱い内側で脈打つ自身を、僅か揺らしながら。]


[何が仕方ないんだだと責任転嫁してくる魔法使いを
睨みつけて文句を言いたいが、出てくるのは短い欲望に濁った声]

んぁ、ぁっ、ぅうんっっ。

[塗り込められる精液の影響だけでなく、
角度を変えて責め立てられて、自分の雄も力を取り戻していた]


激し、すぎんだよっ、もっ、盛りす、ぎっっっ。

[止まらないとの言葉通り。
叩き付ける腰の激しい動きに腕は力を失い、上半身は
床へと崩れ落ちる。
魔法使いが掴んだ腰だけを高く上げて、閉じれない口から
溢れた銀糸は床を汚した]

おまっ、孕むかっっ、俺男だっっっ。

[こちらにもキャパがある。
濃厚な魔力に満ちた精液を
そんなに注がれたらおかしくなると首を振り、
尻尾で抗議するが、力無い尾は軽く巻き付いて首や頬を擽るだけ]


ち、違う!いんら……なんかじゃ、無い……

あんなの、同意に入らない……

[あまりにもな言われ様でも、自分のしたこと言ったことをしっかり覚えているのだから力強く否定出来ない
呆けてまぞでもいいなんてとんでもないことを考えていたのを忘れたい、本音を言えばここに来てからのこと全て忘れたいが
手首を掴まれ抵抗しても筋肉と無縁の腕はあっさり引き剥がされて、眉を八の字にして涙目の情けない顔が晒される]

誰がするか!

[睨み付けても迫力0**]



 ……そんなの、あるわけない、ですよ。

[こんな場所、生まれてこの方親以外に見られた事もない。
自分の知る限りでは、だが。

そもそも、教義に従えば同性愛自体が青年にとっては禁忌でもあり。]

 だい、じょーぶ、です。
 ごほうび、ください、ね?

[身体は冷たくても、汗は浮かぶらしい。
無理に笑うと、細めた目の端から一滴、汗に混じって落ちる涙。]


[だらしなく開いたままの口、呼吸と喘ぎが混ざって、奇妙なうわごとが繰り返された。
時折、喘ぎを抑えるように曲げた指の関節を吸い。]

      あ゛、ァひぁぁ、っんん  ッ…――――!!

[背が弓なりに反る。
喉をひっかくような声が出た後に、慌てて口を押えたはいいものの、隠しきれないうめき声が漏れる。

胸と体内の刺激に身が震え、頭の中がぐらぐら揺れるくらいに気持ち良くて。
喉を締められた事を思い出した。]



 は、 あぁ、 ぬいちゃ、 ぁ、

[奥を引っ掻かれた心地よさは未だ燻り。
引き抜かれる指を惜しむように、内壁は再び絡みついて、その感触を亡霊の身体にひびかせた。]

 へ、……?な、なにそ、  ん゛っ……!
 えちょ、それ、ぜんぶいれる、…の?  はは、

[笑いは、恐怖と少しの期待。
大丈夫、この死神はごほうびだと言っていたのだから、こわくない…と、覚悟をするように喉を鳴らし。]

           っう、 
              っん゛、 ぁう゛あ゛、

[球体が内を擦る、次が来れば、先のそれが奥へ。
押し込まれるたびに呻く声は、無理やり音を出しているだけのようで。

その表情がだんだんと陶酔していく様子は、死神にしか知らぬ事。**]


…は…ん、…ンッ

[ 少しづつ開く花の中心に埋めた指は、蜜を求める蜂の如く深く深く中を探っていく。
まずは1本目で、道を確保し。易々と飲み込めば2本目を増やした。
締め付ける内膜の熱さに、早く中を掻き回したい欲求が煽られる。]

どり…、べる……

[自身はとっくにカウパーをこぼし始めているまま、咥内はドリベルのものを根本から先まで舐めてねぶり。
同時に中の指はバラバラと胎内を掻き回して、ドリベルが感じる場所を探す。]


[そのまま一気に上り詰めてしまいたいけれど、どうせなら一緒にイきたい。
ところてんってさ、ちょっぴり憧れるよね?]

 ドナルドくんも、一緒にイこ?
 子供が出来たら、俺が責任取るから……だから、一緒に、ね?

[腰を掴んでいた片手をそろりと前へ。
ドナルドくんも気持ちよくなってくれてたみたいで、しっかり硬くなってるオスを掴むと手に魔力を帯させて上下にシゴいてやる]

 あはっ。すごいびくびくしてるよっ。
 もっと気持ちよくしてあげるからねっ!!

[無我夢中で腰を振るもんだから、もうどこもかしこもぐちょぐちょのドロドロだ。
腰を打つたびに最初に中出しした精液が掻き出されて、床には白い水たまりがいくつもできていたけれど、もうそんなことどうでも良かった]


 も、一度出すよっ。せーえきいっぱい、お腹の中にどくどくって………ああっ!!

[短く呻き、びゅるるるっとこれまでで一番大量の白濁液をドナルドくんの中へと射精する。
真っ平らだったお腹が膨れるぐらい吐き出すくらい俺はもう気持ちよかったんだけど。
果たして一緒にイケたのだろうか? 
それがすごく気になって、荒い呼吸の中、下に組み敷いたドナルドくんの顔をちらりと覗き込んだ]


[怒られるのが割りと好き。

情けない顔で、それでも威勢よく抗議して睨むのがおかしくて。
思わず手に力が入り、みしりとか嫌な音がした]

 あっそ。かなしー。

[否定されても気にした様子もない棒読みの言葉だけを返して
掠めるようなキスを唇へ仕掛けて……叶うなら、あちこちつけた裂傷や咬み傷と同じものをその血色の悪い唇へもつけてやろうと]


[後ろも前も、至れり尽くせりの快感に翻弄されていく。更に熱く、熟れる中は彼の指を受け入れまた良いところに当たればきゅうきゅうと締め付けた]

 あっ み、ミケもぉ......

[ミケも気持ちよくしてあげなければと手を彼のそれに伸ばすが手は思うようには動かず。緩く握るだけ握って扱けずに]

 や、またっ、ぁっ、ふぁぁ

[出てしまうから離してと首をふる。このままだとまた自分だけ達してしまうが、次は彼と共にイきたいと思っていた]


だから、出来、ないってっっ、ひああっっっ。

[責任も取らなくていいと怒鳴りたい
ルシフェルやパルックの咆哮も聞こえるが
みっともない格好を意識する暇もない]

さ、触ったら出るっっ、イくから、んっあっっ。

[先走りを滴らせている雄を掴まれて、全身総毛立つ。
倍以上になった快感の刺激に、もう我を忘れていた]

んっ、ふ、あ…イイっ、ナカ、ヴェスのでいっぱ、いでっ。
も、っと、ィかせ、ってっっ。


ひやりとしたちいちの猛りが後ろへ触れる。]

 ひゃ、っ!
     ……!

[分かっていたことな筈のだが、その冷たさに、らしからぬ声をあげてしまい、頬を染め、慌てて口元を押さえた。

 けれど侵入が始まれば、唇からは短い吐息が押し出されるように零れ出す。]

 ァ、ッ ァ……  ぅ、ン……

[早く奥まで突き入れて、掻き乱して欲しいと思う反面、このじりじりとした甘さを、もう少し愉しみたくも思い、ちいちの肩に掛けた手は、もどかしげに二の腕を撫でた。]

 …… ……
    チー、君……

[熱を帯びた身体の裡に、つめたい杭を打ち込まれるのは、存外気持ちよかった。
 証拠に、猛りを呑み込んだ孔は収縮を繰り返し、うっすらと涙滲む濃緑の瞳は、感情の高まりを示すように、赤く染まりつつあった。]


 は、はっ……
 熱が……吸い上げられて、ゆく……ようだよ………

[しがみついてくるちいちの身体を、こちらからも抱きしめ返し、髪に絡む指の感触に、ふ……っと短い息を漏らす。]

 私も……
  この時が、永遠になって、しまえばと…… ッふ、ゥ

 ……ア、っ……チーく、ン……っ……!

[脈打つものが揺れるたび、擦られた内壁は痺れ、手も足も、もっとちいちの肌を感じようとするかのように力が増す。
 首筋に浮かぶ朱の線は更に色濃く、まるで、そこから血でも滲んでいるかのように。]


あっく、イくっ、出るっっっ。
ぅ、あっっっ。

[前も後ろも刺激され、溢れた白濁は太腿を汚し
ズボンも汚すが気に留める事もなく。
ヴェスパタインの動きに合わせて貪る様に腰を振り、
奥に熱を放つと同時に前を握られて、
耐える事無く床を汚した]

は、ぁ…ぁ………。

[立て続けに吐き出された熱に薄い腹は膨らんでいた。
濃厚な味も手伝って、全身がとても重く感じられた]

ヴェス…おまえ、な……。

[いつの間にか涙も滲んでいた。
激しさにまだ荒い呼吸のまま、赤く染まり潤んだ瞳のまま
睨みつける]


お前は獣かっ。

[狐の俺が言うのもなんだが、俺よりけだものだろう]

ほんと、いっぱい食ったわ……。

[床を汚す自分の白濁以上に、ヴェスパタインの熱を注ぎ込まれて。
指先まで快感で痺れた様に動きが重いまま。
ゆっくり伸ばした手で髪を掴むと顔を無理矢理近付けて
唇に噛みついて血を舐めてやった**]


[泣いてるドナルドくんの顔に、きゅんっとなる。
バックからだったから、正直なところイイ顔をあまり見れなかったんだよね]

 男はみんな獣なんだよぉー。
 こんな気持ちいいのを知ったら、人間になんて戻れないよ。がおー!

[猛獣のふりをしてたら、髪を掴まれて噛み付かれてしまった。
………痛い。

だけど不思議とこの痛みが嫌じゃないなんて、俺ってば結構病みつきになっちゃったのかも。
こんなキモチイイことを知っちゃったら、もうほかのことなんて考えられない]

 おかわりはいつだって受け付けてるよ。

[唇を舐めるドナルドくんにそう笑う。
次は騎乗位とか駅弁がいいなーって思ってたのは、もちろん内緒だけどね!!**]


どりのイイところ、見つけたニャ。

[ 中を掻き回して指が当たったところ、きゅっと指を締め付ける反応に満足すると。
一度指を抜き、咥内で再び起きあがるそれを吸ってキスをする。]

中に…入れてもいいニャ?

[まだ中途半端に絡みつく衣服を多少強引に引きはがして脱がせると、適当に放る。
水を吸った布は重たい音を立てて浴室の床に落下した。]

[疑問系で訊ねてはいても、入れるつもりで。
ドリベルの太腿を掴むと左右に大きく広げ、綺麗な蕾に怒張しきった自身をあてがい、ゆっくりと沈めていった。**]


 う、うん。なかに........ッ!!

[衣服を脱がされ生まれたままの姿になれば体を隠そうと体を少し縮めるが、宛がわれたそれにそんな暇もなくなり]

 あっ、う、うそ、ひあぁぁぁぁっ!

[忘れていた、というか先程握ったときになぜ気づかなかったのか。半分でも彼は猫。その雄にはトゲ、が。

傷がつくほどではないが内部を引っ掻くそれにタイルに後頭部を擦り付ける]

 ミケっ、や、ミケぇ...

[はくはくとその圧迫感と刺激に小刻みに息を吸いながら、まるで泣いているように呼気はひきつり、瞳は潤む。

迷子の子供のように彼に必死でしがみつきながら、刺激に中が蠢くのを止められない**]


[表皮を摩る手が触れた場所は、細かにぴくりと反応した。
しがみ付いた身体が引き締まった腕を伸ばしてきて、抱かれる。熱に囲われて、頭が溶けそうだ。

首と胴体の継ぎ目は、間近で見れば、本当に出血しているように見え。
体温が上がって瞑目しかけていた瞼の端にそれを捕らえ、特に何も考えぬままそこに口付ける。
舌を覗かせ、舐め取ろうとするも、味わったのはルーカスの匂いだけで、軽く眉を顰めた。]

 …ふ、くく。るぅかす、そぉいやお前さん…

 ひゃっ、てよ…ひゃ、って、…ふふはァ、
 かぁわァいーいねェ

[挿入前の声を思い出したら今更ウケて、笑いに肩を震わせた。ぐりぐりと寄せた髪がルーカスの耳元をくすぐる。
指に触れる金髪を、いいこいいこするような手付きで更にかき回す。]


 …さ、…
 き…つかったらァ、背中、爪でも立てなァ、ね…
 鱗、剥がして、も、イイからァ

[腕に力を込めた。このまま熱に埋もれていたいのはやまやまだが、突き込まれたままではルーカスもきつそうだ。
自身も腔で締め付けられてびりびり腰に来ている。

名残惜しげに起き上がり、真っ赤に染まった眼をようやく見下ろした。]

 興奮…してるぅねぇ…
 …熱いのォ、吸っていい、よなァ?

   くれる、って…言ったろ?

[試すような小刻みな動きで、腰が前後する。
指先で確かめた彼の感じる部分に、ぐり、と雄の先端を擦り付けた。]


 ふ、ァ  ァ……

[首の境目を辿る冷たい舌に、ひくひくと喉が震える。]

 ん、何……  ッ!

[不意に耳に届いた思い出し笑いに、何事だろうと、蕩けかけた視線を向けたが、まさかあの時の声の事だとは。
 情欲とは違う熱で、耳元が、かぁっと赤くなる。
 金の髪を掻き混ぜられれば、僅かだけ、拗ねたような表情を浮かべた。]

 ……きつ、く、は……
         ッ、は……ァ

[きつくはないと、緩やかに首を振る。
 けれど、このままずっと繋がっていたら、彼の毒に冒されて、離れられなくなってしまいそうだ。]

 ン、ぅ……

[言われたとおり、背に回した手指に力を込めれば、爪の先が、逆立つ鱗に引っ掛かった。]



 興奮、しない、わけが……ない……

 あぁ……キミが、熱を吸ってくれ、ないと……
  熱く、て……  溶けて、しまい、そ……うだ、よ………、……

[小刻みな揺さぶりに合わせ、零れる息で言葉が途切れる。
 くらくらと、冷たい熱が全身を巡る。]

 だか、ら、いくら…… で、も

      ───ッ、ア……!

[奥まったところにある、最も敏感な箇所を擦られて、背を逸らして嬌声を上げた。
 背に立てていた爪にも、力が加わる。
 もしかしたら、本当に、鱗を何枚か剥いでしまったかもしれない**]


─ →ホール ─

[がちゃっ]

[ばたん]


……いや、戻っていいよ。

[人間に戻れないとはどう言う事か。
やはり自分の意志で魔法使いになったのではないのか。
それは興味が警戒を振り切ったら聞くとして]

…早く、抜けって。

[精液も美味かったが、血液も同じ様に美味い。
名残惜しむ様に口の中で舌を転がしながら、解放しろと]

んふっぁ……。

[自分も身体を動かして抜き去るが、喪失の感覚と
腹を膨らませるほどの量の白がごぷりと溢れる感覚に
気だるい声が漏れた]


あ、俺のズボン……。

[取り敢えずズボンを、と思ったが、下着毎汚れていて
これを穿くのは気持ち悪い。
最悪狐の姿に戻って帰ればいいか、と
ズボンと下着を速攻洗って乾かしてくれと
ふよふよしているゴースト達に手渡した]

お代りしないって。

[上着だけ着て下半身は何も身に付けていない状況。
ちょっと警戒する様に上着の裾を伸ばし、尻尾で
下半身は隠してみたが効果はあっただろうか**]


そうか?
“使えるとこ”使わないのは勿体無いだろ

[さも当然、といったていの青年を見て口角を上へ
彼にとってはただの排泄器官だったということだ
そこにどういう事情があるかは深くは解らないが
普通に暮らしてきた普通の青年の大半は知らないことか]

さて…。
ご褒美だと思えるかどうかはお前次第だ

[浮いた脂汗と作った笑いがミスマッチだった。
目尻からこぼれ落ちた涙に気づいて唇を寄せ、
やはり冷えた雫を唇で吸い上げた]




いい、 ……ころすな

[その悲鳴は心地よいと。

銜えていた指で口を完全に覆ってしまうのは
その音色を途絶えさせてしまうという不満が積もる。
もっと生娘のように啼いていた方がいい

苦しさと混乱と快感が混じった色を見る
酸欠状態に陥った時とよく似た表情をしていて]


そう、その面が可愛らしい
別の生き物になってる、今の顔が

[荔枝の実と人間の魂はよく似ている。
大事な部分を守るように固く閉ざす魂の殻
こじ開けて中から出てきた色を見る瞬間は、いい。

―もっと色をみたい、渇望は埋めた指を動かした
男の指先は貪欲に青年の小さな肉塊をくいくい押し上げて]

……

[この表情も、好きだ
ものを強請る駄々っ子に似た幼さと、溢れ出した色香。

今ここに魂を残しておけば良かったと少し後悔する
きっと透明では無い色も堪能できたのだろうから]


代わりのものを入れてやる、
じきにこれも良いと思うようになるだろうさ

[乾いた笑いには首肯で応えた。
もっと太くて己の形に似た玩具を選ばなかったのは
処女性を削り取ってしまうのが勿体ないから]

………苦しいか?

[わかりきったことを聞く。
苦しさに啼いて咽ぶだけの透明はそこに残っているが、
快感を受ける者の色が混じりこんで、ひどく不安定
その不安定さも濁った不協和音も、男を煽るに値して*]


[唇でくすぐれば、可愛らしい喘ぎが漏れ聞こえて。
ふぅっと笑い、舌の隙間から微か伸びた牙を震える喉に当て、軽く噛んだ。]

 ぁは…お前、も、照れたりすねたり…するんだァね
 当、たり前だけど…

[赤くなった耳に触れると火傷するほど熱い。

背中に回された手の感触が背筋を伝ってぞくぞくとして、肩甲骨辺りに指が触れたり、鱗が掻かれたりする度、息を詰めた。
ぎりりと奥歯を噛み締め、苦しいような気持ちいいような顔で、口元を歪んだ三日月形に引く。]


 くッ…ぅん…

 …っ、は、素直で佳し…

   ァ、ッあ、ぁぁ…はァ…ッ…

[腰を揺らし動けばつい此方も喘いでしまうので、上がるルーカスの吐息を塞ぐように唇を合わせ、口を閉ざした。
強い力で爪を立てられる。痛みより快感に近い刺激が神経に穿たれ、ぐっと低く唸って蹲るように姿勢が低くなり。
肛腔から性器がずるり半ばまで露出した。]

 ――ッ、ふ、ぅぅ…

[きつく瞼を落としたまま、先端を抉るように彼の中へ突き入った。
冷えた指でルーカスの肌を摩りながら幾度かそれを繰り返し、片手が胸の突起に触れたところでつと動きを止める。
そういえばここは何もしていなかった。興味本位で弄ってから、彼の男根まで手を滑らせ。
自身の動きに合せて扱き上げる。**]


痛っ、やめろ、お、折れる……っ

[力が込められた手首が悲鳴をあげる
なんとか抜け出そうとしても当然無理だ、緩めてくれないなら最後には謝っただろうか]


全然悲しんでない!

[掠められ、血が滲む
そうされたのは唇が最初じゃなくて、身体中に跡が残っていて…まるで本当に所有物にされてしまったようだ]


……さて

[頬の辺りで勃ち上がっている胸先へかぷりと噛み付く。
アボカドの甘味に浮いた汗が混じり、これはこれで食えない代物でもなさそうな。
小さな種子とも小豆とも形容できそうな粒を食いちぎるという戯れはせず、舌と上唇で挟むようにしてから、吸い上げた。
仰向けに横たわった青年の上へと完全に乗り上げ、舌で肉芽を転がし]

どこが、一番いい

[語尾が上がらないのは、今は答えよりも快感に身もだえる声を求めてるから。
尻穴に刺激を与えられているという異常にも関わらず、萎えずに惜しみ無くカウパーを垂らす青年の雄から手を離した。]


[代わりにペースト状のアボガドを、お世辞にも立派、隆々とは形容しがたい自らの腹筋に塗りつけ。
まるで粘土遊びにでも耽っている気分。シュールだ]

………は、ぁ

[そのまま腹部を青年の反り上がった肉芽と密着させ、粘着質な水音を立てながら擦り合わせる。
男の昂ぶりは青年の内腿へ、自然に寄り添って擦れた。
知らずうち、欲に濡れた息が零れる。
誘惑に打ち勝ったなんちゃらの若茎
さて、どんな味なのだろう。興味は膨れ上がる。

亡霊の肌に刻んだ所でどれほど残るかも知らないが、粘土遊びを止める前に、青年の鎖骨に近い皮膚を吸い、朱い跡を幾つか戯れに落とす]


……消えるなよ

[さて、なにが拒絶のトリガーを引くか。それとも、青年の拒絶をも包み込む悦が生まれるか、どうか
男は乱雑に脱ぎ棄てた服の上へと手を伸ばし、スカーフタイプの槐色をした薄布を手に取る。
腕を引いて上体を起こさせ、涙に濡れたその瞳を覆う形で視界を塞ぎ。
頭の後ろで結び目をつくってから、片目のあるだろう位置をなぜた。
拒絶を起こして透け落とすのも簡単、亡霊の手で押し上げるのも右に同じ。

腰を一度浮かせ、青年の耳元に唇を寄せる。]

いちごはもう少し後で ……、

[邸宅に持参したマシュマロよりは小さい数珠をくわえてひくつく場所を、後の楽しみにとっておく事に。

浮かせた腰を下ろす場所は、先程黄緑のペーストをたっぷりと腹で塗り付けた部分。
慣らしもしていない己の孔を膨らみに押し当て……勢いをつけ――…、
自重で沈む]


――――っ、!!

[この長さと太さならどうとでもなる、という目算は甘かったか。
青年の若い昂ぶりをくわえ込んでゆく肉壁は、突然の体積を受けてぷつりと切れた]

俺の顔見て童貞取られるのは、
流石に嫌だろうからな

[は、と熱に浮いた息を亡霊の耳穴に被せ、余裕の色濃く笑い。]

は、…っ、好きだった女の顔でも探してろ

[いま正に「初めて」を刈り取ったばかりの肉芯を強く締め付けながら、汗の滲む額を片手で覆いつつ、もう片方は青年の細い肩に。
腰を揺らめかせれば、肩に預けた指先にも力は入る。圧迫感と冷えたものをくわえているという新鮮さが愉しくて、口端を上げた。

――…そういえば]

…あ、


せめて女に変わりゃ良かったのか。悪い

[挿入してしまった後では遅い発見**]


 それは、っ、
   私とて……    ンッ

[喉に触れた牙の冷たさに、ぴりっと頭が痺れ、瞳の赤が強くなる。
 吐息塞ぐような口吻を、半開きの唇で受け止めて、隙間から侵入させた舌の先で、彼の牙の形をなぞる。]

 ……ン、フ……  ゥ、ク……ッ

[重ね合わせた唇の隙間から漏れる吐息は低く、けれど熱い。
 ちいちから感じる息遣いは、こんなにも冷たいというのに。]

 んッ…… ぷ、ァ……、
    っ、く   ふゥ ……ンッ!

[大きなストロークで好いところを突かれるたび、腰は揺れ、更に激しい行為を求める。
 胸板の中心にあるそれは、既に色付き、かたく主張していて、冷たい指先に僅かに触れられただけで、まるで電流のスイッチでも押されたかのように、びくんと震えた。]

 チー、君…… そこ、は……
  ぁ、ァ……! ッ………


[滑り降りてきた掌に、湿ったままの、滾る雄を掴まれた。
 刹那、その冷たさに硬く目を閉じる。
 けれど腰の動きと連動するかのような愛撫を受ければ、零れる吐息とともに、またゆっくり瞼は開く。
 その内側にある瞳の色に、深く穏やかな濃緑の面影などどこにもない。
 あるのは、情欲宿した艶めく深紅。

 人間に、死の予告をする時、デュラハンの瞳はこの色に染まる。
 己の死期を報された人間を見るのは、最高の悦楽であり、興奮材料でもある。
 それ以外で、瞳が深紅に染まるのは、こうして、深く情を交わしている時くらいであり、それはつまり興奮が最高潮に達しているということでもある。]

 く、フ……ッ!
  ……ッ ぁ……、ア、  チーく、ん……ッ

[限界が近いことを訴えるよう、背を掴む指はまたパリッと微かな音をたてて彼の鱗を剥ぎ、唇は、止め処なく熱を吐き出す。]

 ッぅ、……ァ、……ア


 クぁ、……、ンッ───!

[ばちんと、頭の中が白く弾けた。
 放たれた精は、一体どこへ散ったろうか。

 触れ合う素肌は、こんなにも冷たいのに……何故か、とても……熱い**]



そ、そうなるんです…かね?もったいないって言うか…

[使えるところを使うと言っても、抵抗あってしかるべき…だと、思う。少なくとも亡霊の価値観は。
性行為の経験があれば、多少は違うのだろうか。]

ふ、…
きたい、してます

[眦に唇が寄せられれば、小さく鳴いた。
涙を零したのに熱く感じない瞼が、死神の唇で温度を思い出すのは、まあなんとも不自然に思え。]


― →ホール ―

[がちゃっ]

[ばたん]


[無理、と首を振りかけて、やめた。
拒絶はしないと決めたのだ。言うとおりに、従順に、この間はせめて隷従すると。]

は、ァふ、………、ッひぃ、

[ひどく緩慢に、腕を下げた。意に沿うと行動で表すために。
その代わり、タイルに爪を立てる。程よく切りそろえられているために割れる心配はないだろうが、粘着質の音ばかりが響いていた厨房に、かりかりと硬質な音が混じる]

 んっ、ぁ、 あひぁぁああっ…、
 ひぃ、あぁ、          う、

[もはや痛みなのかと錯覚するほど、内壁の肉腫を弄られるのが心地よい。
快楽とは痛みを薄くしたものだと言うのは、なるほど言い得て妙だ。
それが痛みでないと分かるのは、自らの陰茎が悦び脈打つのがわかるからに過ぎない。]




いちご、

[それは一見まともな会話を忘れたようで。]

まだ途中、でしょ?
っは、

ケーキの遊び方、いっぱいおしえてよ、


[それは、青年が生前も含めて浮かべた中で、最も享楽に満ちた貌だった。

イチゴを食べるまでに、存分にケーキを愉しめばいい。
フォークで中のクリームを抉り、指でスポンジを千切り、掌ですり潰して、

そのためのいたみは、むしろ喜ばしい。*]


 …フ…ッ んく…

[熱を帯びた舌が歯列の形を確かめるように動く。
粘つく温度と彼の匂いに、飲み込んだ血の匂いが強まってくる気さえした。]

  ァ、は…ハ、ッ あぁ、
  ん、…、ッ…くァ、
    ぁあ、ア、…ッ

[抽送を続ける程に熱が移り、昂ぶりが強まって、本能のまま身体が働く。
腰を進める動きも徐々に早まり、水を弾くのに近い淫らな音が響いた。
喉から漏れ出た声のみ聞けば、どちらが犯されているのか判別できない程かもしれない。]

 …ん、…寒く、て、すまない…ね
 、ハァ、…ァ

[精を吐き出して尚固い屹立を扱いて、咄嗟に瞑目したルーカスに、冗談ともつかない侘びを入れる。
軽く指先に力を込めて更に擦り上げる。もう一度出してやろう、と密かに舌なめずりして。]


[身を倒して胸板に吸い付くと、唇の中、冷たい舌で固いところを転がした。
そこから更に体温が伝播してくる。
反応の震えと、被食者のような声が上がる度、まるで熱と共に彼自身を食っているような気分になり、疼く牙を動かない心臓の辺りに立てた。

欲の深紅に染まる瞳を見上げ、満足げに嗤う。
綺麗な色。]

  …ふ、ぅ…っ   る、かす…
 ァ、も…
     ァア、…は…

[沸き立つような感覚と動きが徐々に迫る限界を全身に示していて。彼の内側を攻め立てながら、冷静な部分がまだいきたくない、と告げていた。
名残惜しさに空いた手を肌に這わせ、隆起する身体に噛み跡を残す。
幾つかは細かいながら傷になったやもしれない。]


[がりりと引っ掻かれた背中から、骨に届くほどの衝撃が走れば、暗い視界に火花が走って眼が眩んだ。]

 ――ッアぁ、!

 ァ、う、ちょっと、待…ッ、

[上がった嬌声と共に内側がきつく締まれば、留め切れなかった精を内側に吐き出すだろうか。

熱の無いそれが侵入して来れば、何よりルーカスが堪ったものでは無いかもしれない、となけなしの理性が腰を強く引かせ、吐き出し続ける自身を引き抜こうとする。]


 ン……、ふ、ゥ ハ……ッ
  んゥ……!

[胸の突起にも、勃ち上がった雄にも、そして後孔の内にも、ちいちの冷たい熱を感じる。
 擦られるほど、舐られるほどに、冷たいはずなのに灼けつくような感覚に陥って]

 ───!

 ……  ッ、ア、……、……

[精を放つと同時、呑み込んでいたちいちの猛りを締め付ける。


 ……  ふ、っ……

[流れ込んでくるものの冷たさに、ふるりと身を震わせた。
 けれど浮かぶのは、恍惚の笑み。
 ちいちの首に腕を滑らせ、引き寄せて、唇に、瞼にと、淡い口づけを何度も落とし]

 ふふ、っ……チー君……。
 とても……美味しかったよ……?

    ……ンふ、 ぅっ

[引き抜かれれば、孔から、ぬるくなった体液がこぷりと零れた。
 その感覚に、また身動いで、睫毛を揺らす。]


[ 熱く締め付けてくるドリベルの中を、小さなトゲのついた肉杭が進む。
本来ならば雌猫の排卵を促すためにあるそれは、半端に人間であるためか。
幸い内膜を傷つける程の鋭さではなく、けれども細やかに生えたそれは狭い粘膜を広げ、全体を引っ掻き、擦り。
抽挿だけの快楽とは違う刺激を与える。

蕾の入り口ぎりぎりまで一旦引き抜くと、根本まで埋まる程ズブズブと突き刺した。]


…は…あッ…

ど…、…リッ…っ

[己を受け止め包み込むドリベルの内膜から甘くてびりびりと痺れるような快感が伝わって来た。
必死にしがみついてくる姿がどうしようもなく愛おしくて、その背を抱き寄せ素肌を重ねて。

一撃一撃を力強く、打ち込む。]


 あ…ふぅん。

[ずるりと抜くだけでも、気持ちよくって変な声が漏れた。
ドナルドくんのお尻がぽっかり開いて、そこからどろどろのせーえきがこぼれ落ちるのが見えて]

 ななななななななんだけ、えっちだよぉ。

[ふがふがっと鼻を鳴らして、ガン見。まじガン見]

 ふふふ。いっぱい汚れてしまったね。

[お互いの体液やら何やらでべちょべちょのズボンを履くのを嫌ったのか、ドナルドくんったらズボンもパンツも脱ぎ捨ててノーパンに!
しかもふさふさしっぽで大事な所を隠すとか…!]

 モロ見えより、な〜んか、えろい!

[と思うのは、俺だけじゃないはずだ!]


 君たちもそう思うよねー?

[目はドナルドくんのしっぽ褌に集中したまま。
ドアの向こうの二人へと声をかけた]


 ン…ッ、ん、あ…

 、ぅ…

[退こうとしていた身体を熱い腕で引き寄せられれば、抵抗せずにその口付けを受けた。
抜きかけた自身をもう一度、奥へ進め、留めず吐き出して。

息を整えながら、じんと痺れた背の感覚とルーカスの匂いを確かめるように、その首元に擦り寄った。]

 ……ハ、ァ…

 大丈ォ夫…?

[熱の名残惜しさを振って、漸く雄を引き抜けば、自然出てきたのはそんな言葉で。
震える長い睫と、再度の白濁に濡れた下腹に、指先触れた。]


[小さな痛みと大きな快楽。波のように思考を支配されもうなにも考えられずただ頭をふる]

 ぁ、んぁっ!あ.....ぅ、ひぅっ

[力強く大きい動きに自然と合わせるように腰は動き、出ていかれそうになるといかないでというように中が収縮を繰り返す。

その度にトゲに中を刺激され、また喘ぎ、締め付け、また刺激され。その繰り返しに雄は滴を流していた。]


 は、ァ…………

[じわりと汗の滲む首筋に、ちいちが擦り寄ってくれば、その心地よい冷たさに目を細め、深い吐息を零した。]

 ん……?

 大丈夫、とは……?
 とても素敵な時間を過ごさせてもらった礼なら、しなければいけないとは思っているけど……  ぁ、っ

[白濁の散った下腹に触れてくる指は、やはり冷たい。
 身動げば、裡のものがまた零れ、ソファーを汚した。]

 はは……。
 キミに熱を分け与えるつもりが、寧ろ、私がより熱くなってしまったようだ。

[黒髪に指を絡め、やわらかく梳く。]

 さて、そろそろ皆の所に戻ろうか。
 私ばかりがキミを独占してしまっては、申し訳ない。


うううぅ……

[相手には見えないのに真っ赤になって首を横にぶんぶん
知らない知らない何も見ていない]


そう来たか……
お前次第ではご褒美じゃなくて拷問になるかもな?

[得意げという程強気さを感じる声音ではないが。
涙の雫は亡霊のものでもしょっぱかった
温度は無いのに味は生前と変わらないなんて不思議な話]

猫じゃあるまいし

[猫ではないから床に傷がつくというのも無かろうが
青年の綺麗に揃えられた爪が暴れるのを、
自由になった手を上に置いて制し、手首を取り。
掌を上向かせ、自分の手を重ねてしまう。これを、と指を絡めて]

サム

[短くだけ呼ぶのは、濁った嬌声を妨げたくないから。
押し込んだ指、第一関節を曲げる度にうねる肉、
止まらない腰の震え、濡れほそった雄。
どれも、もっとと欲張ってせがんでいるようにしか、]






そうだ……、

[ ようにしか、 見えない ]



まだ、ケーキにフォークを刺してもいない

[呆けたようにも、寝言のようにも聞こえる]


お前、  …なんの色に染めてほしい?


[透明な彼なら、きっと望む色に染まるのだと
未知なる快感を知り始めた青年を見て、そう思った*]



 あ、っん…、 ぅ、はふ……ぅ、

[食まれれば吐息、吸い上げられれば声が漏れる。
押さえるなと言われたから、指は相変わらず刺激のたびにタイルを引っ掻いた。]

 ぁ、は…? う、……っん

[口を開けば喘ぎが漏れるだけ。
もう何度も達したのに、未だほしいと訴える身体を隠せない。

変な気になる。
嘘じゃなかった。この声に従うのは、嫌じゃない。
そうして媚びて見止めてもらえる喜びは、確かなものになってしまった。]



  あ、あ゛っ 、 ぅああ…、
  
[くすぐったい風でもあり、そして確かに悦である刺激。
ねちゃ、と羞恥心をくすぐる音を響かせて、死神の腹を滑る。
あいも変わらず快楽には先走りを零す雄、今それを彼の腹にぬったくっていると思えば、羞恥と昂揚で身を捩るばかり。]

 ふ、
 
[太腿に擦れる死神の性器。喉の奥を犯したそれを、脚を無理に動かして挟み込んだ。
たいして肉付きも良くない足では、不満だろうが]

       ぅん、…?

[ちくりと鎖骨が鈍い刺激を訴える。視線を落としても、よく見えなかった。

白い皮膚には映える赤色。
今までに経験が無いゆえに、いつまで持つやらは本人も知らぬ事。]



 ……? きえ、 ない、
 
[反射でもそれだけは言える。
緩慢な肯定の仕草は、腕を引かれて途中で終わった。]

                ぅわ、めかくし……?

[勿論見えない。反射で閉じた目の上を、なぞっていく熱さ。背が少しだけ反った。
視界が無ければ鋭敏にもなる。]


 いちご、
 

[身を起こしていれば内の無機物の位置が妙に、あぶない。
何が危ないと言えば、肉腫のそれに掠りそう、だから。

耳元の唇と吐息に、身を震わせた直後。]


 っあ゛、あぁぁっ、 ん゛っ  んん、 、―――…!!


[何かが陰茎に触れて、その何かに飲み込まれ。
ぎちぎちと締め上げられる昂ぶり、それに反応してこわばる身体、力が籠れば勿論内壁もその通り。
肉腫と性器の強い刺激で、暗い視界が白んだ。

背を反らし、たまらず指を口にやれば
歯が骨にぶつかる音がして、鉄の味が広がった。]


 あ゛、…――あー、 あぁ、……

[開いたまま閉じられず、唾液が口の端から落ちる。
いやおうなしに精を吐きださされて、それでも内に蠢く無機物に無理やり勃起させられて、きもちがよすぎて吐きそうだ。]



 っひ、でー、 うー、
 みーなしゃ、 の、 かお、みらひゃったのに、ぃ
 
 へんなきもち、 っていーれ、ぇ

[何やら反論したいらしいが、呂律回らずただの呻き声にしかならなかった。

悔しいのか、単に強い悦に耐える為か、歯を食いしばって眉間に皺が寄る。]


…う…ア…っ
どり…べる…、どりべる…ぅ――

[飲み込む胎内は蠢くように絡みつき、あまりの快感にうっすらと汗が肌を伝う。
抜き差しする肉杭は、すでに中で漏れた先走りで白く半透明に液が絡みつき、ぬらぬらと光っている。]

い、…イィ…
ドリベルの、な…か…、すご…ィッ

[獣の本能か、雄の本能か。
まるで孕ませようとするかのように、胎内を掻き混ぜ穿つ腰の速度が上がる。

奥へ奥へ――、叩きつけるように。]

いっ…一緒に…っ行…こ…

[ドリベルの指と自分の指を絡めるように掴んで、白く細い首筋に噛みつく。]


 そぉかい…

[手の甲でルーカスの頬を撫ぜれば、上気した体温とその言葉にへらり笑いを浮かべた。
触れて微かに上がった声に、今度は面白げにくつくつと。

己の髪に絡げた白磁の指へと、掌を触れさせて。]

 いやぁ…一杯貰ったよ。


 嗚呼、ちょい待ち。

[彼が起き上がろうとするならば、一旦その動きを留めて、オニィチャーン手桶頂戴ィ、と、まるで館主のような素振りで二度手を打ち鳴らす。
数秒後、影からスッと差し出された陶器のボウルとタオルを引き寄せ、布地に水を含ませた。

床に広がった長羽織を羽織り、ルーカスの身体の汚れた部分を拭う。]

 お前さんくらいになると、サ、
 人前ン出る時ぁちゃァんとしないとねぇ。
 そのまんまァだと、いい男が台無しだァ。

[白濁に濡れた部分を拭き取ると、スラックスを拾って寄越し。

先に彼が服を着るならばその間にも、ソファにかけていたシャツやらベストやらをさっさと整えてやろうと手を動かすだろう。
此方は半裸なので少々シュールな図に見えるかもしれないが、気にする素振りも見せず。

燕尾服の男ぶりが完成したなら、よし、と満悦の笑みで頷こうか。]


 みぃ.... ミケ、あっもぉ!

[呼ばれる名前に自らも彼の名を呼ぶ。貫くその熱に浮かされて今度は快楽の涙が瞳から零れ、顔は酷い有り様]

 お、奥....に、いぁっ!一緒にぃ...やぁぁぁぁ、ふ...

[一緒にと頷いて自らも浅ましくねだるように奥へと雄を導きくねらせる。首筋への甘い刺激と頬を擽るふさふさの耳に顔を寄せればその手を握り]

 やっ、あぁぁぁぁぁっ!!!

[遂に極めつけと言わんばかりに奥へと刺激が与えられれば前は白濁を吐き出し、後ろはぎゅうううと今までで一番絞るように蠢いた]


……、はは。こりゃどうにも

[腹筋を押し上げる肉芯の硬さに笑みを見せる。
紅潮した頬は、死霊のそれとは思えないほどに
艶と悦楽を見目に解る色となって乗せていて。

此処に来た時にはそのつもりは無かったが
まさかの風呂を借りる必要も出てきそうだ
チーズを取りに来た、ただそれだけだったのに
蓋を開ければ、二人揃ってアボガドの前菜を作る羽目に]


見えてない方が都合がいいってことは、
世の中にはいくつもあるんだ

[益々教師然としているようにも。
この先の行為を隠す為だけの、冗句でしかないが]



……お前、は…先に食う派か?

[また、いちご。
男にとって肉種がいちごなのか、彼自身がいちごなのか

では 青年にとってのいちごは、 なに?*]


見てんじゃねえよ。
お前、頭大丈夫か……。

[流石にガン見された上に、興奮した様な言葉
響くと羞恥も生まれる。
ちょっと味見しようとした俺が馬鹿だったと思う。
身体を少しでも動かそうとすると中から零れそうで、
動けずにいた]

だから見るんじゃねえって言ってるだろ。

[扉に声を掛けているようだが、目は離さない
取り敢えず何とか蹴り位は出来ないだろうかと思案]


 ― 少しだけ前 ―

 むぅ…
 じゃ、拷問だったら、あとであまやかしてください。

[それなら拷問で構わないと。]

 あ、…? ぅ、

[上向いた掌、温かい感触。
これを引っ掻くのは嫌だ、と首を横に振る。
それでも暖かさから自ら逃れられはしない。]

    は、 ひ?
    
[苦痛よりは悦に啼く声。
名を呼ばれたような気がした、だから返事をした。
首を傾ければ丁度良い場所が分からず、だらんと思い切り倒してしまった。]




 っふ、ふふ、 おれ?
 
  おれぇ、……そーだな、
  ミーナさんの、弐番目に好きな色がいー。


[流動する一番目より、不動の二番目がいい。勿論媚びもあったけれど、殆どは本心だった。

一番いいのは、不動の一番目。*]


 そうかい?
 それならば、何より。

[どうやら、彼の望むものは与えられたようで、口元が静かに弧を描く。

 さて……と、立ち上がろうとしたところで、制止の声がかかったならば、上半身を起こしたままの状態で、緩く首を傾げた。]

 ん。
 あぁ、すまないね。
 確かに、このままの姿でホールへ戻っては、あまりにも失礼というもの。

[こういう事は、普段からさせ慣れているのか、ちいちに身体を拭われるのには抵抗なく、ごく自然に身を委せる。]

 アリガトウ。

[渡されたスラックス、ゴースト達によっていつの間にか皺無く畳まれていたシャツにタキシードと、先程までの乱れた姿とは大違いな、流麗な動きで身に纏えば、最後に髪を整えて、シルクハットを頭に乗せた。]

 さて、これでいいかな?


[少なくとも、ただ慰められ包帯を直されていたなら促されても扉から離れなかっただろう。……ましてや、自分から来るなど
悪戯された後に吸血鬼に色々な初めてを奪われて、屈服させられて――
それらにより上書きは完了しているからこそといえる。]


[それで達さなかったのは褒めて頂きたいくらい…――と青年は思うが、それは未経験故でしかない。
きっと死神にはあたりまえだと哂われる…のも、いいかもしれない。嗚、真面に思考が働かなくなってきた。

へぇ、と曖昧に返事をする。
目隠しの理由が知りたい訳じゃない。少し惜しいと思うのと…あとは、気を引きたかっただけだ。]


   いちご、……
   
   半分かじって、 終いにもう半分。

[
先に食べたいから、食べる。
後にも食べたいから、残す。

最も、孤児たちの間にまざって食べたケーキは、そうでもしないとイチゴを掻っ攫われるから、でもあったのだが。*]


[元来世話はされるよりする方が手慣れている。
だが、ゆったりと抵抗無く世話されるルーカスを見ていると、思わずからから、軽い笑い声を上げた。

まぁいつの間にか畳まれていた服一式を見れば、自分よりかよっぽど世話好きな連中が屋敷中に蔓延っているのだろうなぁ、と改めて知らされる。
…はて、一体どこまで見られていたんだか。]

 よォし、よし。

[髪を整える際は少し、此方も手を加えたか。
もっとも乱れを直すよりか、単に髪に触れるのが目的だったのだが。]

 るぅかすくん、先に行っておいでェ。
 おいちゃん服着るのぉ遅いからー。

[俄かに騒がしくなってきたホールを指して、へらへらり。]


[離れる直前、瞼に触れた。

彼の瞳の色は、今は何色に染まっていただろう。]

 ――綺麗だったよ。

[吐息のように低く告げ。]


――――っく、
   ……お、まえ……

[一際高い嬌声と同時、体内に吐き出された欲。
びゅくびゅくと吸い上げるように肉壁は戦慄く
締め上げた力だけでなく、彼の中に置いてきたものも
その絶頂を助けることになっていたとしたら、
それは予想以上に、開発も進んでいるということで

エナメル質で噛み砕いて甘い果汁を喉へ流すのも
ひどく愉しみだということに直結する]

は……、つめてぇ
ナカで啜ると余計に、つめてぇ

[きゅう、と窄まったそこに冷えた感触。
肉襞の破血も相まって、青年の大腿を汚したのは
純粋な白ではなく、薄ピンクだった
肉の胎動で、その冷えもすぐに熱に帯び始めるけど]


俺の顔見てもしょうもねぇだろう、
                   それに……

[青年の半びらいた口から指をどけさせる
赤に濡れたそれを、青年の腹に擦り付ける形となった
男の昂ぶりへと誘って、幹に触れさせる]

はっ………、ァ。

[ それに、
男が今すごく、愉悦で融けかかっている
これは、人に見られたくない顔だった。欲に浸ってくずれた表情。
眉根をぐっと寄せ、噛ませた轡で掠れる理性をどうにか保つ。
今の顔をこの青年に見られたら、抑えられそうにない]




俺の――…二番目にすきな、色になってる、


[赤は二番目に好きな色だ
目隠しされた青年の頬は、厭という程その色で。
疼く奥を、尚も血流を覚える青年の竿を、
今の自分の表情よりも、どろどろに熔かしてしまいたい。]

あのな、さっきの話…聞いて。
可哀想だと思った、んだよ

[この青年を可愛いなどと思わなければ、
此処で感じたいと思わなかったのに。]

童貞捨てるより前に、処女を食われるのは、なぁ

[男として、最悪だろう?と。
膝を床にしっかりと落とし、刺激を求めて前後に揺れる]


 ……?

[自分の世話をされる姿は、そんなに面白いのだろうか?
 微かに聞こえた笑い声に、にこやかな表情のまま首が傾ぐ。]

 あぁ、何から何まで世話になるね。

[髪を直すのを手伝ってくれる、ひんやりとした指先に、微かな熱を蘇らせながら微笑んで]

 そうかい?
 ならお言葉に甘え、先に戻らせてもらうとしようかな。

 あの長髪の青年とも、言葉を交わしておきたい。

[ちいちの指差す、ホールの方へ視線を向ける。
 何が行われているのかはここからは窺い知れないが、確かに、だいぶ賑やかだ。]

 では、ごきげんよう───


[一度頭から帽子を離し、一礼しようとしたところで、ひんやり下唇が、瞼に触れた。

 ───。

[震える睫の向こう側にある色は、深紅のまま。]

 キミも……。
 妖艶な肢体、堪能させてもらった。

[掠めるようなキスをしてから、ひらりと身を翻し、階段を登ってゆく。]



 ぇん、なひゃ、…はひ、 ぃ

[もはや啜られているみたいだった。
絡みつく内壁、それはずいぶんとこなれているように思えて。

熱い死神の中、窄まるそれに獣の鳴き声のような音が鳴った。
勿論喉から出たのだから、声の一種なのだろうが。

太腿も熱い。
熱い?自分の精がこんなに熱くなるとは思えなくて、まさか、と震える。伺おうにも、視界は遮られたまま。]

 
 あつ…

[血すらも冷たい掌で、誘われるまま自らの腹に擦れる性器に恐る恐る触れた。
指先で形を確かめるように撫でて、少しずつ力を籠めて握り込み。]



     みーなさん、こえ、 すごく、
     
      …ゾクゾクする………
      ね、顔、みたい。駄目?

[見えずとも想像はできる。
ぎゃんぎゃんと啼く自分とは違って、絞り出す悦の声。
異常だと自覚するときよりも強い、毒だった。

伺うのは、許しのない事はなるべくしたくないのと…
拒否する声が、聴きたいのかもしれない。]



 っふふ、なってるん、だぁ…

[漸く言葉が戻ってきた。
嬉しそうに声音が弾んで。

今もぎちぎちと陰茎を絞る奥、自分が今無機物に犯される肉腫を擦れば、この人は如何啼くのか。
荒い呼吸序でに舌が、乾いたくちびるを舐める。]


 さいあく、 ? ………ぅんっ…
 あ、ぁ……、…… ミーナさぁ、ん、 も、俺、

[揺れた腰に煽られる。
なるべく言いつけどおりにしようとしていたのに、緩く腰が浮いた。
おとなしく降ろしていた片手を、縋るように死神に伸ばす。
男の昂ぶりを撫でる手は、舌で奉仕したことを良く学んで、上下に扱く最中に裏筋を掠らせた。]


 ふ、ふ。
 程ほどにしとぉきなァね。

[ホールで見かけた血みどろ新米魔法使いの顔を脳裏に過ぎらせ、含み笑い。
あれがルーカスに弄られたらどんな顔をするんだか多少見てみたい気もする。

と――魔法中年ヴァスパタインの数々の蛮行を未だ目にしていないのもあって、軽く構えて考えた。

間近の紅と触れる淡い熱量に、嗤う。]

 、ふ。

 ごきげんよぉ。

[流麗な背中にひらり、手を振って見送った。]

 暇ンなったらまたおいでぇ。
 その首、貰うからァさ。

[くっく。*]


(シーシャ頑張れ!!)

[無責任に応援する事にした]


 っ……ぅー、

[気圧されて若干涙目になりつつ、新中古のそれに貴族らしいペンだこひとつない手が触れる。
触ること自体に抵抗はさしてないが、なによりも]

 ……きしょい。

[先っぽを撫でつつ、ぼそり]


はぅ…、…ドリ…――ッ

[頬を伝う涙を、綺麗だなと思いながら舌で舐め取る。]

あ…っ、あ…あああああッ

[肉杭に吸い付いて来るようなドリベルの胎内に、もうただ快楽を追いかけることしか出来なくなって。]

ニャアアアアアアアアアアアっ!!

[腹にドリベルの吐き出した熱を感じるのと。中でぎゅううううと強く絞り取られるのとほぼ同じく。
自分もドリベルの中へ欲望の白吐き出した。
精液だけでなく、血までもが絞られそうな快感に重なり倒れ込んだままハアハアと荒い息をつく。]


[まるで白魚のように染み一つない手が俺のモノに触れる。
先端をなぞるように撫でる指先を穢すこの背徳感は、
新雪に足跡を付ける感じに似ている。

―――……それだけで、俺は、俺は]

 ひゃああああああああん!!

[ぶるるっと吐き出したのは新雪ではなく、白濁だった]



…っ、や、俺は問題ない、が。
お前…… が、

[随分早く散ったな、と皆までは言えず。
嗚悲しきかな、青年の“はじめて”のうち片方は、
ほんの一瞬で幕をおろしてしまった]

禁欲の末に、漸く穢れた感想は?

[強い刺激を前にして萎えることなど知らない肉棒を、
青年の掌と指に包み込まれて、ぞくりと震える。]


………っ

[子供が飛行機の模型を欲しがるような声で、
そんな興味と期待にあふれた声で、聞くなよ]




だ、めだ
……は、っ、 ……ぅ。いま、萎えられると、

俺が、たえ…られ、ない

[ぎゅう、と絞るように壁は縮む。
今の顔を見られたら困るのは
自分が恥ずかしいということだけではなくて、
初体験を迎えた青年が、落胆してしまうだろうという事で]


ああ。… にばんめ、に好きな……、い、ろ

[一番好きな色は、今塞いでしまっている
青年が二番がいいと望むなら、隠すまで

一番好きな色は、 ――――サミュエルの瞳の色だったから]


ん、んぅ、

[上下に揺れるには挿入の際の痺れのせいで腰が立たない
前後に摩擦するだけの、振動。足りない]


サム、突き上げ、 … っ

[空気が湿った音に似た声が、途中で途切れる。
下から動いてくれ、とはっきり望むにも羞恥の壁があった

青年の肩に置いた手を首裏に回し、腕を絡ませる。
視界を遮られた事で益々覚束なく思える指先が、
男の好きな部分、裏筋を辿って揺らせば先走りがあふれた]


ぅ、ぁ……っ

[喉がふるえる。]


 ひぅっ

[いきなり暴発したものに、びくりと手を引っ込める。
手が汚れた。足も汚れた。ちょっと顔にも飛んだ。
くそう、泣きたい]

 も、もういいだろ、早濡。

[若干びびりつつ腰が引けつつ、頬に飛んだ飛沫を拭う。
変態とは縁の薄い生活故、涙目のまま上目で様子を窺って]


[熱いそれをうけとめてばたり。暫くぼんやりとただ呼吸を繰り返していたがべちゃりと濡れて泡だらけな翼とからだにふふっと笑いをこぼして]

 びちゃびちゃ....

[中もびちゃびちゃなのだが。少し動けば漏れ出すそれにぞくりと身を震わせて]

 ミケ大丈夫?

[さっきの怪我もある。疲れてないかとその頭を撫でて]


ニャ…どりべるぅ〜

[中でビクビクと震えるままに、全てを放出し。
ドリベルの胎内が気持ちよくて。ずっとこのままでいたいなと想いながらも、]

びちゃびちゃニャ〜♪

[この状況に満足そうにしっぽを揺らし。]

ドリベル…、痛くなかったニャ?

[頭を撫でてくる手を気持ち良さそうに受け入れた。
体勢を立て直そうとすれば、ずるりとドリベルの蕾から肉杭が抜ける。]

[中からは白濁した液が、トロリと零れた。]



 え、あ、…え、えと…
 ………。

[お恥ずかしながら、見っともなく絶頂しまた膨らんでいます、なんて言えるはずもなく。
もごもごと口ごもり。]

・・・・・・。
 
[むす、とでもしたかのように唇を少しだけとがらせて。
感想は言わないまま。

すり、と死神の身体に寄り、頬擦りする。]



 ふ、  ごめぇん、取れちゃった。

[擦り寄ったのは熱を欲したのと、この為だ。
ずれたスカーフの下から、紫黒が薄く覗いて、口の端を吊り上げた。]


    かわいー、よ
    ミーナさん、
    
[閉じてちゃ勿体ない、と寄る。
男の体内で、冷たいにくが跳ねた。

叱咤されて仕込まれるのも良い、こうして蹂躙するも良い。
なるほど、これは楽しむ為にも抱こうとするもの。]



 赤?

[二番目の色とは。

伏し目がちに見れば、至る場所に混ざる赤。
やっぱり裂けてた、無理するから。小言を呟いても今更だが。]



  それ、
  
  その声、もっと出してよ。
  
[堪らずと言った風にこぼれる声、視覚の刺激もあればもはや従順な犬では居られない。
2、3度頭を振って、スカーフの目隠しを完全に首まで降ろした後に、絡んでいた腕に一度擦り寄ってから

死神の背に回した腕を支えに、勢いをつけて腰を押し付ける。]

 あぐ……  え、と……
   こう?

[あのきもちいいとこ、何処にあるんだろ。
小さくつぶやいて、死神の身体に頭を寄せながら
少しずつ角度を変えて試してみる。
子供の遊びのようだった。

あまり時間をかければ、腰を抜かすのは青年の方だが。]



[ いまは、それよりこっち……と、唇を舐めて
  薄く笑う。 ]
 


お前が爺さんじゃなくて安心した

[内を満たす体積には勿論気づいている。
若い分早い、のは良いことかどうか解らないが
若い分復活が早い、のは今の男にとって喜ばしいこと
青年の肉の中に押し入ったら、どれだけ飽かずに昂ぶるのだろうと……いちごに期待を寄せながら]

世辞でも悪くない感想を聞きたかったものだ

[口先を尖らせる様は、目こそみえないが
悔しさを如実に現していて、可愛らしいと口角を持ち上げ
子犬のように顔を寄せられたので、圧迫感をよそに
腕を抜いて金糸を撫でてやろうともしたが]


 ―――…っ!

[布が擦れさがり、目があった
二番目よりも好きな色にじっと見詰められると
あるかどうかも知れない心臓が、跳ねる]


ざけ……、るな

           ……あ、ぁ、

[唸りはどこか、ぎこちない。
青年の頬、耳まで染まった朱色。
それと同じ色が、今男の顔にも浮かんでいる。
悦楽に濡れる顔を見られて、薄く涙の張った瞳が揺れ
同時に、青年を納めた内壁がぎゅっと窄まって。

この瞳の色に、体内で跳ねる怒張に、

たった今、はっきり感じてしまった]


ん、……赤が、二番目に好きだ

[生命の存在を感じさせる色だから、]


 痛くはないけど....ふっあぁ...

[抜けでるそれと熱いものがなくなっていく感覚に声をあげて。彼の生の籠ったそれを溢すまいと後孔に手を伸ばしてすくってなめた]

 お風呂入り直さないと、だね

[水は引いたが泡は勝手にはなくならない。彼が起き上がれば起きようと後ろ手をついた。]


いちばん、は……こ、の。色

[片方だけ解いた手で青年の染まった頬を撫でた末、
目尻にそっと触れ、橙と茶色の混じった瞳を見下ろす
赤よりも、温かみを感じる橙。
その色だけは、冷えた印象は受けない]


出せって言われて出るもんでも、
ハ、ハ…出してほし ぃ、なら……だ、させろ

[蜀魂が啼くまで待ったら、日が暮れる]

ん…、ンっ

[腕に軽く頬ずりする子供。
甘やかすのに似ている口づけを前髪に落とした。
ぐり、と腰がまた受けば、びくりと大腿と腰が跳ねた]


……、腰のうごかしかたも教えて、ほしいか?

[手探りといった様子の律動も、心地良いもので
それが内蔵を引きずるのにも似た動きであったとしても]


―― ぅあ、っ…!
  あ、っ…くぅ

[がつん、青年が位置を変えて押し上げた部分、
痺れを与えるところが掠めれば、表情から余裕が抜けてゆく]

そこもっと、なあ、
は。……っ、 ………っぱ、い…こす、って、……ゥ

[じわりとした熱が体中に急速に広がってゆき
自らも腰を揺らしてその場所に当たるよういざなう。

びゅくり、
青年の手の中にある性器の先、白を伴った体液が少し吹いた]


サム……、っ

[もっと、と腰を動かせば青年の中に沈んだ数珠も揺れたか


もはや快感を耐えるのも諦め、はしたなく揺れる。
彼が再び体内へ欲を零す、その時まで]


 ……ルーカスくさい

[ぼそり、独り言]


よかったニャ♪

[ ドリベルの感想に、うれしそうに目を細める。]

ドリベルの中…、とっても気持ちよかったニャン♪

[後ろ手につく彼を助け起こして。シャワーをひねり床の泡を流す。]


[ぷっ。
ばっちり聞こえてきた即物的すぎる独り言にうっかり動揺してちょっと吹いた。]


にゃ〜♪
ドリベルを〜きれいにするニゃ〜♪

[うきうきとしっぽを揺らしながら、ボディータオルにソープを出して泡立てる。]


[動揺したちいちを見て、あー、聞こえたかと察する。
ついでに動揺するんだなあ、ちいも、なんて思いながら着物に鼻を埋めた。

吸血鬼の嗅覚は割りと敏感なのだけど、獣ほどではない。
その嗅覚が察するということは、だ]

 マーキングひっでぇ。

[自分のことは棚に上げつつ、鼻すぴすぴ]


 一応、年だけは若いですから。

[友人なんかは何回出したって尚できる、なんて事言ってたっけ。]

 言わなきゃ、わかんないってわけじゃない、みたいだし、…
 
[すごくきもちいい。
吐息混じりに、細い細い声にならない音で呟く。]

 っふ、ふふ、へへ… 
 良いようにされてるばっかじゃ、 やだし。

[悪戯が上手くいったと笑うような、してやったりと言わんばかりの笑みを浮かべ、死神の「赤」を見る。
血、唇、頬に耳まで染まって、
唸りが、声の毒が、背に溶ける。]


   ・・・・・・。
   
[見下ろされた橙、困ったように眉を下げて視線を揺らし、しかしいつまでも逸らしたままにはせずに。
死神のいろを、見た。

くろか、紫か、光の加減では緑にも思える。]

        俺は、ミーナさんのいろのほーが、すき。

[吸い込まれそう。]



   んん……
 
[前髪への口づけ、何故かそのあまさが身体に響く。]

 言った、なぁ…

[ぜってぇださせてやる、なんていつかと同じ志。
流石に此度は、叶いそうもないが。

青年の冷えた温度を咥えこんで、跳ねる自分よりもいくぶんかは体格のいい姿。
なのにたまらないほど艶があって、

ああそりゃあ、経験の浅い子供が夢中になるわけだと哂う。
亡霊にとっては、女が裸体で横たわるよりも扇情的だった。]



 う、だってミーナさんがきもちいいかとか……

[また見っともなく一人で達してたまるか。
いやそうじゃない、この死神が達するのが見たいのだ。
思えば、喉での奉仕もそれが目的だったのかもしれない。]

 あ゛っ…ぅあ   ぁ、   っぶねぇ、

[どうやら“あたり”らしい。
だがそれは同時に諸刃の剣でもあり。
掠めただけで歯を食いしばるほどに、彼の内に扱かれる。]

 は、ァい……

[言われるままか、思うままか。
どちらが強いかはもう分からない、分からなくてもいいか、と思考を投げる。

片手に白が絡み始め、冷たい身体に熱を訴えて。
せめて死神の精を吐かせるまでは、耐えなければ。]



      ん゛ぁ…、  あ、はぁ、

[性器を扱く掌の力を強めて、裏筋を執拗に撫でる。
ゆらめく腰、請われる声、耐えられるはずもない。
背に回した腕の力は無遠慮に変わり、貪るように腰を打ち付けた。]

 あ゛、あァ…… んぅ、
 み、 なさ 、
 
[また、あたまがおかしくなってきた。
体内の無機物が何故か熱く感じて、再びぐじりと肉腫を押した、途端。]


    ―――…う゛、ぁ゛、あぁ、ぁぁ ぃっ、 う、

[たまらず、唇を噛みしめる。

腰を打ち付ける為に支えていたはずの腕は、しがみつく腕に役目を変えて。
彼の身体で温められていた性器にも冷たく思える精を、死神の体内に吐いた。]


[自分もとタオルにボディーソープを泡立てる。先程あまり触れられなかった尻尾をじっと見つめ]

 (ふわふわかわいい)

[どうも自分は動物的なふわふわが大好きらしく揺れるそれを見つめる。翼がふるふると水気を飛ばして揺れた]


[ ちのあじ。

気絶しそうな頭で感じたのは、唇の味。
垂れ流しておけば、少しは死神の気を引けるのか。]

  みーな、さ、
  
[身体に力が入らないのに、反復するあつい怒張を扱いていた片手はきちんと動いていた、らしい。]

 どーしたら、いい?
 
[まるっきり、粗相をした子供と同じ気持ちだった。]


 …そこまでかねェー?

[布地に伏せた頭をぽん、ぽんと軽く叩く。
あー嗅がれてる嗅がれてる、と半笑いで薄ら観念しながら酒を呷った。
抱いたのは此方だし、酷く吸われたり等はしなかった筈なのだが、等と軽く思案。]

 …しーしゃァ、素面だぁね。
 飲んでる?

[芳醇な液を口に含む前に尋ね。

ぐびり、喉鳴らした酒を少し口の中に残して、シーシャの顎に手を当てた。
近づいて、くっと唇を合わそうと。]


[やがてドリベルが拒否しなければ、首から下へと向かって。丁寧に身体をラインをなぞるように、優しく洗いながら]

ドリベルのここ、綺麗ニャ☆

[いたずらに胸の突起に吸い付き、軽く噛んで転がした。]


[片手で身体を洗いながら、もう片方の手をドリベルの蕾へと伸ばす。]

ここも、ちゃんと綺麗にするニャ…。

[先程熱を放った場所へ指がたどり着けば、そっと中に指を入れ。己が放出した白い欲望を掻き出そうと――。]


 ……そもそもあのセクハラ魔神、マーキングキツいんだよ。

[他人にはよく分からないであろう言葉を言いつつ、もふりもふりと着物の感触を楽しむモードに入っていれば]

 ふあ?

[持ち上げられた顎。
ぱち、と瞬く暇もなく、顔が接近してきて]

 ふ……?

[あれ。
重なった唇と酒の香にクエスチョンマークを発した]


 きれいって...  んっ、みけ

[自分が彼のからだに泡をのせるより前に彼にそ尖りを弄られて膨れる。お返しとばかりに遠慮せず、それでも優しくその尻尾を撫でた]

 あっ......

[後処理は必要なことだが先程まで彼の熱いものを受け入れていたそこは敏感で、甦る快楽を耐えようと唇を噛んだ]


[くっと舌で酒を押し流せば、唾液と共に香りが移るだろうか。]

 やァっぱ素面だ。

[余り深くせず、離れた時には何処かへ遣っていた目線もシーシャを捉える方へと戻っており。
疑問符が浮かびまくってる表情に、口元の弦月、にやにや、にやにや。]

 おぉんやァ?

 どぉーしたんだァねぇ、しーぃしゃぁ?
 生娘みたいなツラぁしてぇ。

[ぽすぽす、両手で髪を撫ぜながらくっくっく、と喉が鳴る。]


…… それ、ならよかった

[視界が戻った青年に文句を重ねようとするも
良いと溜息混じりに告げられれば、その気も削がれる
しかし意趣返しをと続く言葉に、眉は下がる。
腹筋に力をこめ、強く絞るように内壁を締めた]

お、……れの?

[まさかそう返ってくるとは思わなんだ。
黒曜の双眸を興味深そうに一度瞬かせれば、
厨房の光加減を受けてか、いま受けている欲のせいでか
屈折する深緑がその目に宿ったか]

色、なんてないだろう?

[死とおなじ黒だと、嗤う形で細まった]


 んむ……ふ、

[喉がこくんと動いて、熱を発する液体が食道を降りる。
離れた唇、なにが起こったのかようやっと理解して]

 からかうなーっ!

[にやにや笑いに手が出た。

平手でぺちぺちしつつ、喉の鳴る音に思いっきり顔をしかめて
ついでに先程見た光景の気分の悪さを誤魔化すために、ちいちの髪を逆に掴んでやった]

 からかわれるの嫌いだっ

[仕返しとばかりに、唇に牙を近付ける]


子供、らしい目だ
その色とおなじ

[写し身の瞳に宿る闘志の色は、明るく。
子供なだけではない欲を垣間見れば、ぞわりとする
口に出してなどやらないけれども、
その潜んでいる部分もまた、好きなど言えない
細めた瞳で誘うよう、流し見た]

ぅ、…… ば、か

[中で弾けでもすれば、それに委ねたものを
一人前に耐えてるつもりなのか、低く喉が震える。
そこに期待と悦びが潜んでいることも、やはり]

……さ、……、はぁ、…ンっ
き、もちぃ。…ぁ、あ、

[いえない、
揺れる、頭が。暖色へ溶けるほどに夢中になってるとは]


[ しっぽを優しく撫でられ、そのまま嬉しそうにドリベルの身体に自分の身体を寄せて擦るつける。
ふれあいは大好きだ。]

ドリベル…、まだ、ここ…熱いにゃ…。

[いまだ敏感なその中を掻き回して、挿入前に確かめた良いところを刺激しながら。
ドリベルの首筋に唇を寄せて、ぺろりと舐める。

指を出し入れすれば、シャワーとは違う卑猥な水音が響き。
白濁した液体が、指を伝ってくる。]


ぁ゛、
っく、ぁ、んんっ……!
だ、……、 ぁあっ、

[下から打ち付ける律動が激しくなれば、
肉腫を深く押し上げられて飛びそうになる。
耐え切れず伏せた瞳の裏、白い点滅がチカチカ、
強い悦に孔も腸壁もぱくぱくと痙攣を帯びて、絞るように]

さ、――、む。

[かぷり、耳の端に歯を立てた。
少し強めに歯ぎしりするが早いか、更に深く抉られたが早いか

その刺激の強さに、意図せず開いた瞳から雫が一筋、]


あ゛、 ―――、ぁぅ、っ……――、ン、 …も


[おかしくなる、と喉を伸ばして絞る。
青年の手の内にどくりと精を吐き出すのは、
彼が内側で達するよりも、一拍はやくて]

ん、っふ…ぅ、


[高揚感はさめやまず、熱と興奮に潤みきった双眸を下ろす。
だくり、と内側に放たれた精が結合の部分から流れ出た]


……っ、ハ……

[熱い、
青年の唇の上に滲む赤
それを掬う形で舌を伸ばし、かぷりとかぶりつく
啜る音と、繋がりから溢れる水音が混ざり。]


 あーはははははァっ!!
 痛くなァーい!

[平手で叩かれながらくすぐったそうにその場で回る。
髪を掴まれ、背を屈める形になると、眼の高さはシーシャのものと同じくらいの丈になった。]

 そぉだなァ、しーしゃはお殿様だからァ。

 うまくいかない、と嫌ぁなんだァねー

[しかめっ面にニコニコと笑ったまま、牙を受ける。
噛み付かれたなら、く、と微かに眉根を寄せたか。]


そ、ろそろ……うまい具合に、育ったんじゃねぇ、か
いちご、が……

[彼の眼前にある味気の薄い黒曜にも、
多少は妖艶の濃菫が光加減で落ちたか]

ふ、っく……。

[腰を持ち上げてずるり、と体内から怒張を抜く。
同時、彼の手から離れた竿もまた、元気な勢いを戻していて

人であれば老体と呼ぶよりももっと長い年月を生きている
男の肉竿ではあるが、彼の前ではそれなり以上に復活も早く]


[子供を遊んでやってるような態度にますます拗ねた顔。

避けられなかった牙はちいちの唇に小さな裂傷を作る。
口内に広がる甘い鉄の味と酒臭さに、僅か眉を下げて
唇に浮かんだ赤い玉を、仔猫のように舌で舐めとった]

 うまくいくのが自然の摂理なんですぅー

[がぶ。
もう一回、噛みついて]


起き、ろ

[寝ろ、と告げた時よりは欲を孕んだ声で命じる。
青年の腕をひいて立ち上がるのを手伝って]

そこ、…カウンターに手、置いて。尻、つきだすように

[青年の身体を逆向かせ、背面から告げた声は
まだ余韻の息切れも残るが、新たな渇望に濡れていた
途中、腰が立たなくなれば体位を変えるつもりも算段にいれて

青年の秘所へと指を伸ばし、内に沈む玩具の取り手を掴む。
ずるり、と肉襞を引きずりながらその存在を抜き去ろうと

すぐに引き抜けるという程締まりも悪くない
傷は負わせぬよう、慎重にゆっくり……。

負わせるときは、こんな人の玩具に役を買わせたくない
それは男だけの特権であると、身に滲みさせてやりたいから]


 …はいはい。

[裏も表も無い不機嫌面を体温の低い両手で包む。
がり、と皮膚から届く振動と痛みに、眼を閉じ息を吐いた。]

 確かになァ、
 世の中ァ上手い具合に回ってるもんだァからね。

 手に入ったり、亡くしたり…

 なァんてな話ャ、しーしゃは嫌いだったっけか?

[噛み付かれて冷たい血を吸われるたび、ふ、と漏れる息にはやがて笑いが混じり。
顔を寄せながらぽんと頭を撫でた。]

 …俺ァいっくら噛まれても、
 しーしゃのにはなァれないよ。


 みけっ...これ、ぁ 処理だよね...?

[確かに押されるその奥に秘められた小さな実に身を捩って逃げようとしたがただ中を抉らせただけだったか。

泡だらけの手は滑りするすると尻尾をいじる。]

 みけのいじわる


[ぎゅっと絞られれば、苦痛の呻き。勿論、我慢しなければならぬ意味での苦痛ではあるものの。]

 うん、ミーナさんの。
 
 紫っぽいっていうか、緑でもあって…
 きれい。

[やっぱり吸い込まれそうだ。
これでは、たとえ死神に対抗する力を持っていても、おとなしく甘い死に身を委ねていたに違いない。]

 子供っぽい自覚、あるけど…
 まるきりそうでも、ねーよ、俺、

[多分、知られているだろうけど。
細められた瞳を追う。無性に口づけたくなったけれど、やめた。
それで声が消えれば、尚勿体ない。

この橙と赤が好きなら、首でも斬って捧げれば
意識はなくとも傍で愛でてもらえるのだろうか、 なんて
どうしようもない空想。]


[喉の奥で雄を咥えこんでる時のような、
自らが奉仕して得られる報酬。

あまいこえは、あれに良く似ている。]


       ぅふぁ、う… それ、ぅあ、

[耳まできもちがいいのか。
どこもかしこも、男のくれる「ごほうび」は悦が強すぎて

死神の涙。
舌を伸ばして、受ける。
しょっぱい。]



 、……… あ、 ――― ふ、

[気づけば掌は白濁まみれ。
そこから滴り落ちた太腿にも同じ熱がある。]

 ん、っ
 ふ、
 
[ああ、きた。
薄笑いを浮かべて、啜る唇をゆるく食む。
血を誘蛾灯だと言えば、その光に美しい蝶が掛かったとでも。
詩人のようだと、自らを揶揄した。*]


 
   そー、なの?

[自らをいちごと言うのなら、そりゃあ、熱のない塊で善がるくらいには。
なんだか自分が娼婦にでもなったかのように思えたが、それもまた悟られてしまうかもしれない。

瞳を見る。
やっぱり綺麗な紫、]

               ―――― っん゛……、
               
[熱が遠くなる。
ぎゅっと身体に力を籠めてしまって、体内の塊が擦れて身体が少しだけ跳ねた。
流石にあまりに快楽が強すぎた後は、即力ははいらないらしい、の、だけど。]

 ・・・・・・、は、ぁ……

[掌から失われた雄の、固さ。
生きた人であれば熱い溜息となったであろうそれは、やっぱり冷たかった。]



 は、ぃ、

[片手をついても、なかなかうまく立てず。
結局は男の助けを介して立ち上がり、少しばかりふらついた。

言いつけどおり、カウンターに手をついて、細いだけの臀部を晒す。]

   ひンっ、い、 ふぐ、 ……ぅ、 

[内を抉っていた無機物、どうせなら一度に引き抜いてくれればいいのに。そんな緩慢な、じわじわと積み重なるような動きでは、

結局すべてが抜け落ちる時には、亡霊の陰茎も固さを取り戻していて。羞恥でただ只管、自分の手の先を見つめる。**]


 なくすのは、やだ。

[吐息の音さえも聞こえる距離。
冷たい手が、唇が、自分の身体に触れる。
ひんやりしてるくせに、生者の感触にすり、と頬擦りして。

傷だらけになった唇を、舌の先で舐めた。
癒すためでなく、傷の痛みを際立たせるためのように裂傷をなぞって]

 なんで?ちょーだい。

[甘えた声で、ねだってみる。

両手いっぱいにおもちゃを持って、なおも欲しがる子供のような悪癖]


 それが、しゃァない時もあるのさぁ。

 …しゃーなく無いってものなら、
 どぉしても持っとぉきたいなら、
 亡くさないよォに頑張らなきゃァ。

[切なげな声に、困ったように笑って呟いた。
擦り寄る熱のある頬を宥めるように撫でて。]

 、ん

 一晩なら、あげれっけど。

[傷を裂くように舌で舐られ、顔をしかめる。絡めて口元へ誘おうかとこちらも舌を伸ばした。

自分は誰のものでもない。
どこのものかと言われれば、三輪のモノヌシ様のものではあるが、それだけだ。所有も占有も縁が無い。

求める言葉に苦笑してみせると、せめて、とその背を抱きとめた。]


 なんで俺様が頑張るの。

[そんな傲慢な疑問を口にして、また傷を味わおうとすれば、絡められた舌。
ぬるつくそれに、おとなしく舌を絡めて]

 ん……

[きゅうと目をきつく閉じて、開いて、閉じた。
抱きとめられるのを許容して、溢れそうになった唾液をこくんと飲み込む。

血の味は、だいぶ薄まっていた]


 なくしたかァ無いンでしょ?

[口を塞ぐ前に、不可解を問う言葉へしれっと、じゃァ頑張んな、と言わんばかりに返した。

間近のぼやけた顔、瞼の明滅は見えない。
割り入った舌でシーシャの舌を追って絡めれば、相手の牙で舌先にも切り傷が刻まれた。]

 …、は

[相手の喉下を撫ぜる。裂け目から血が溢れる前に、離れた。
片手で背中をあやす様にぽん、ぽん、叩く。]

 ぅいてて…

[傷の入った舌で裂けた唇をなぞった。
血が滴る。]


 むー、

[あやすような口調と仕草に不満の声を上げて
割り入ってきた柔らかな舌に、わざと裂傷を作る。
喉を撫でられて猫のように目を細め、滴る血を追いかけて口元へちゅうをする。

そのまま唇を滑らせて、喉仏を舌で形を確かめるように撫でた。
薄い皮膚の下、そこにある血潮の香りを求めて]


…"きれい"にしてるつもりニャけど〜?

[泡だらけの手でしっぽを撫でられれば、嬉しそうに揺らし。]

ニャハ♪
だって、ドリベルが可愛いからいけないニャ〜☆

[「いじわる」と言われれば、にんまりと口角を上げて。
更に奥を抉る。]


[青年の危うげな脆さは少年に似ている。
されど、欲するものの大きさは、
少年が強請るような玩具の範囲を超えていた

涙を掬われて、擽ったそうに身じろぐ
己の身にあますすべてを、分け与えたら。
亡霊は一体どうなってしまうのか、男の色になってしまうのでは]

……っぅ ……、
は。ぁ

[害を為す蛾として捉えられるならそれは男をよく顕している
されど見目楽しめる蝶として吟じられているなどと



繋がった箇所から内面まで見透かすことができていたのなら、

きっと男はふたつの黒曜に緑と紫を照りつけて、
 “お前はばかだ”と笑ったのだろう。 *]


[鉄の味広がる口の端をちゅっと吸われれば、くすぐったそうにくつくつ笑い。
滑り落ちるシーシャの舌先の柔さを感じて、はぁ、と息を吐きながら、気持ち良さに目を細める。

口付けに顎舌を捕らわれて、こりゃぁ噛まれるかなァ、と滑らかな髪をくしゃり撫でた。]

 はァい、おしまいだよ、
 今夜は、サ。

[とん、と相手の胸元をつつけば、音の震えが彼にも届いたか。]


も、わかってるんだろう。
俺がおまえを育てようとしてることくらい

安心しろ。お前の中にあるもんは…元は俺の髪だからな

[されど髪の毛に全てを奪わせるほど優しくもなく。

顔を見ず誰にでも股を開く娼婦よりも、
自分を見て、愛でられることを望む生娘のようであれと]

は……。随分美味しそうに食らってたもんだ

[漸く抜けた玩具を見る。
細長い形状のそれは、黄緑と青年の腸液にてらてら濡れて
青年の腰を労わるように撫でながら、小さな球体のひとつふたつを自らの腔内へと招き、舌で味わった。
アボガドの甘味と、肉壺の酸味が妙にマッチして悪くない]


しっかりそいつに体重預けとけよ

[カウンターを声で示し、肉付きの悪い臀部を撫ぜた。
喪失感に震える青年の秘所へと指を向かわせ、
遠慮も躊躇いもせず、人差し指と中指を同時に突き入れ。

排泄器官のみとして存在していた先ほどよりも
下準備のおかげで熟れてる感もあってか、
押し出そうとしているというよりは、飲み込もうという動きで。]

これはまた……旨そうに育ったもんだ
取っておいたかいがあった、ふふ

[仏頂面がデフォルトな顔にも笑みくらい浮かぶことはある。
喜ばしさは隠しもせず、声を落として笑いながら埋めた指で
壁を押し広げるようにしながらかき回し、
更なる体積を受け入れさせる為に密接させていた指同士を開き、
窄まるだけだった締め付けを次第に解すことに集中する]


[啼くのを防ごうとするならば自由な指を青年の口腔へ向かわせ、
それを許すまいと差し入れ下の口へそうしているように指開き、
前歯と下顎を固定してつっかえ棒のようにした。
口を開くことを強要するそれのせいで、
青年の口端から唾液の糸は溢れ、シンクに雫もこぼれたか]

この位解せば十分…かな、

[巡る異物はわざと青年の悦ぶ場所を掠めない。
解すためと煽るためのものだと悟らせるに至れたか。

肉襞を、窄まりをぐにぐに指で掻いてそれなりに慣らした所で
つぷりと指を退かせ、濡れた爪先を青年の臀部に食い込ませ]

いちご、……

[自然と口元が緩んだ。食べるのを耐えていたものを漸く

反る怒張を蕾の表面に押し付け、少し強引に前へ進める]


――――は …っ、…………ゥ、


[冷えた肉の締まりは、男の熱を受けて温度を得る。
先端を押し込んだ所で止めず。途中で勢いを下げれば、
余計に苦しいという事くらい知れたこと]

っ……、ン

[苦しさすら覚えるのを厭わず、ずぶずぶ肉の壁を掻き分け、
青年の奥まで雄を全て埋めきらんと、前へ、先へ。
漸く根元までみちりと食わせたところで、大きく息を吐いた。
片手の爪は確りと青年の尻に食い込ませ、
もう片方も変わらず腔内に潜り込ませ。

強く食まれているのはどちらも同じ
エナメル質が男の指を軋むほどに立てば、
悦を含んだ息を青年の肩口へと零した]


食われること以外、いちごが考えられなくなるための、


 下準備だ、

[いちごに後ろから告げて、耳穴に舌を割り込ませる。
この穴も蹂躙するかのように、水音を響かせながら]

……は、っ ン、ぅ

[みちりと食んだ肉壺をもっとよく味わおうと腰を緩慢に引く。
はじめは少し引きずる程度の律動、軽く揺らす程度のもの
しかし次第に下がる範囲は広がり、喪失ぎりぎりまで腰を抜き
また一気に深くまで押し入ると、青年が夢中になる肉腫を突く]

んぁっ……、ぁ。
ぅっ…っく

[そこを責める度に強く締め上げられて、
奥に埋め込んだ竿の先から、じわりとカウパーがあふれた]


……っ、は、ぁ

[耳元から舌は離れ
快楽を伴う突き上げに合わせ、空気中で揺れる
獣のそれに、似ていた]

は、は、……、ぅ、ん…

[青年の脚が立たなくなってきたのを見留めて。

一度奥を大きく突いたところで、雄を引き抜く
快感に歪む顔を、もっと見たいとも思っていたところ]


こっち、
俺の首でも肩でもちゃんと捕まってろ

[体格の宜しくない青年を正面から抱き上げる。
力の入っていない脚を開かせ、大腿を抱えこむようにして。

流し台に捕まらせていた時よりも楽に縋れるようにと
腕を回すように促し、そのまま冷蔵庫に寄りかかった。

背を高さのある無機質な物体に預けつつも、
青年の体重で揺らがぬように足裏は留まるように力を籠め。]

    ―――っ、ふ。

[反りあがるものを、再び青年の奥へと突き進めた。
大腿の両端をがっちりとホールドして、遠慮なく突き動かす。


みちみちとした肉の胎動が、心地よすぎで苦しい**]


……は、

[ぐぷぐぷと水音を立てながら、青年の細い体躯を揺らす。
特段何もない素振りをしながらも、
埋め込んだ怒張は来訪者の存在に興奮を覚えていた。

昨年も似たような祭りになった事を知ってる男にとっては、
性交中を目撃されようが疚しいとも珍しいとも思わないが

ついさっきまで“誘惑に打ち勝った清い魂”のまま死んだ
青年の方はどうだだっただろう。**]


[臆することなく行為を進めているミーナに
カッコイイと内心感嘆の拍手を送っていた。

ここの屋敷の主が既にああなのだから、
別に気にはしない。

何だか来た時より興奮しているミーナと、揺さぶられている
男を葡萄からマカロンに変えたおやつを食べながら暫し
眺めていた**]


[ぐじゅりと納めたものを突き動かしながら。
興奮といえど若い魔物達の様にテンションが上がるわけでもなく
不機嫌を形に出した普段の面に浮かぶ欲が色濃くなる程度と、
腰の動きが元気になる、といった程度ではあるのだが

狐との付き合いが浅いという訳では無いので、知れるだろう]

いいな、そっちもひとつ。俺にもよこせ

[葡萄で乾きを満たしてもらえたのなら、
ハロウィンらしい菓子もひとつ、強請るつもりで**]


 っふ、 ふふっ、

[笑った。
ああばれてる、でもあるし、どこもかしこも死神に与えられるもので一杯だった事がなぜか笑えたのでもあって。

どうやらこの死神の気を引くには、娼婦になるのは宜しくないらしい。
しな垂れかかれば、頭の一つくらい撫でてもらえるだろうか。]

 ……う、…
 なぁに、 舐めてんだ、 もぉ……
 
[頬が熱くなった。
内壁を擦る刺激を求めてか、望んでか
腸液で濡れた入口が、ひくついてしまう。]


[こくんと頭を下げて返事を返す。
脚はそれまでの刺激で打ちのめされたのか、あまり長くは持ちそうにない…と、できる限りカウンターへ体重を乗せて。]

  あ゛、っ は… 
   ふぁ、 ぁぁ…… 、

[背を少しばかり反らして、視線で男を伺おうとし。
突きいれられた指に啼く。
痛いとは思わなかったのに驚いた。 最初の指は脂汗もにじんだはずだ、一本で。
それが、今は足りないと招き入れるかのよう。

笑みを視界の端でとらえれば、奇妙な歓喜が募る。
押し広げられる指に抵抗しようとしているのか、それとも気を引こうと絡みつこうとしているのか。
自分ではもう分からなかった。]


[そうじゃない、もっとおく、どうして。
解されるばかりの動き、膨らみすぎた期待のせいで強請る言葉が出そうになって、指を噛もうとすれば、]

   う、 ぁあ… 
   なんれ、
   
[無理に口を広げられれば、嬌声も強請りも一緒くたにして喉の奥へ押し込めていた唾液が、飲み込めない。
先まで感じていた強い刺激に比べれば、緩すぎて優しすぎて狂いそうになるほどの“準備”。
恨めしげか、懇願か、濡れた橙は死神を見る。]



      ンっ あ、 ぁ  は、

[時折喉を鳴らそうとして軽く指を食み、
意識を逸らすために、それを舐めた。

雫がぶつかる音が、微かに聞こえる。]

 いひぁる、      んぅ、

[指が引いて行った。
ああそろそろか、それともまだお預け? 視線で問いかけ。
入口に触れる熱に、橙は細くなる。]


 う゛、
  んっぐ、  ぇあ゛、ぁ、 ……ッ、 

[みちみちと音でも鳴っているように思えた。
己の中を埋めていた“髪”とは、比べ物にもならない。

ちょっと待って少し休みたい、なんて言いたくても言葉にならない。なんたって知識が無いのだから、止まれば楽になると安直な考えしか浮かばないのだ。
自覚ないまま、死神の指を噛んだ。
カウンターを掴む手、かりかりと爪が音を立てた。床と同じだと哂う余裕もない。

肩口が、あつい。]

 あ、  あぁ、 ン、ぃ ひっ
 
[水音、熱い軟体、なぞられた痕が異様に冷えたように思え
もっと、と思うのに、なぞられるたびに全身が反応して、体内に埋まる怒張をぎちぎちと締め上げてしまい、
結果、背がびくびくと跳ねて、呻く。その繰り返し。]



         ん、ンン、 ぅう゛、ぅ
     あ゛、っ……
     
[緩慢で緩やかな律動すらも心地よく、そしてきつく。
それが大きくなるに従って、喘ぎ声と言うよりは獣の鳴き声に近い声が漏れる。
次第にそれも、嬌声らしい声音に変わっていった。]

   ひぎ、ッ…
   いぁ、あ゛ぁぁぁ、 ―――、
   
[律動に身を震わせていたのに、それで肉腫が押されればもうたまらない。がくがくと膝が震えた。
そういえば立っていたのだっけ、と今更のように思いだし、そして忘れる。

ただ、内で滲む熱が広がった事は良くわかった。]



 あ゛、 あー、  あぁ、 … ぁ
 

[薬でもキメているような声だと、何処か冷静に自分を見る己が呟いた。
薄ら笑いで享楽に浸るのは、色狂いも薬狂いもそう変わらない。
もう立っていると言うより、カウンターにしがみついて無理やり姿勢を保っているに、近かった。]

    あ、あぁ、なん、ぇ、 ぬいちゃ、

[引き抜かれた孔は、はくはくとくちを広げていた。
どろりと零れるのは自分の体内を満たす液体なのか、それとも死神が零したものなのか。]



 ぅ、ん? ん、
 
[身体が宙に浮いた、それは分かる。
捕まってろと言われた、だから腕を回した。

うん?場所が違う?]

    あ、あ゛ぁぁ あッ、 ひぃ、 ぃい゛ッ!!

[不安定な身体、繋がった場所が抵抗も逃避もできず、ただ重力に従って深く深く飲み込んだ。

一気に押し込まれた雄に、叫び声にも似た声が漏れる。
背を逸らせば、飲み込む角度が変わってまた呻き声。
身体を跳ねさせるにも跳ねる地が無いから、変わりと言わんばかりに肉棒を締め付ける。]



 あ゛っ、 んた、…なに、ッうご、 ぃてぇ、ン、

[拒否はしない、そう決めたのに
第三者の姿が在れば思考は混乱して、ぐるぐる廻る。

このままじゃあ、駄目だ。
駄目なのに、
駄目、]


        ―――…ひ、ッぃあ゛、ぁあああッ!!

[背を思い切り反らし、身体も内壁も戦慄いた。
然し精を吐きだす訳ではない、曰くドライオーガズム。

ぐちゃぐちゃになった頭によぎったのは、
死神に最初に与えられた、背信の恍惚。

腕の力が一瞬、完全に抜けて
叫びと共に崩れかけ、我に返ってあわててしがみつくも

上手く力が入らずに、しな垂れかかる。]


[ゆるく首が左右に揺れた。

それが、「もうやめろ」なのか、「みるな」なのか、はたまた「もっと」なのか。

最早亡霊にも、よくわかっていない。]


よし、こんなもんか。

[剥けた葡萄の一粒。
手が離せない2人の傍に近寄ると、
組み敷かれている男に微笑みかける]

ミーナさんのがそんなに気持ち良い?
さっきから可愛い声ひっきりなしに出しちゃって。

[ゆるく首を振る男の額の髪を払う様に撫でてから]

はい、どうぞ。

[ミーナへ葡萄を咥えて差し出した]



 う゛、

[聊か大げさなほどに、身体が跳ねた。
熱に浮かされている風なのに、ふれた額は不思議と冷たいだろう。]

      ぅ、ん、
      きもち、 いー。

[未だ、身体が震えているくらいには。

橙は、濡れて虚空を見る。
呼吸は未だ、荒い。]


な、にが
不都合………、なん、だ?
なにも、やめる道理ない、だろ


[咎める言葉
繋がっているのなんて、どう斜め見しても解る話。

―――なら、中断することないだろ。]

は、っぁ。
――…ん、ぅ…っ!

[一際強い締まり
人目憚らずに浮いた青年の艶めいた色ときつい締め付けに、どぷりと精を篭めた。
それでも彼の中で達したばかりのものは息を吹き返す。
随分元気があるのは、来る前にタマシイメイトで栄養補充してきたお陰か、それともこの青年の肉壷の具合に夢中になっている為か…どちらともつかない。]


この小僧、初物だったんだ。
ここまでヨがる程素質ありとは思わなかったが。

さて……ドナルドのナカと、
どっちが悦いかな、…くく。

[青年に笑みを向ける半獸の彼の衣類は先程と少し違う
案外先程の話の被害者はこの子では、なぁんて]

ありがとう、んぁ

[剥かれた葡萄を口抱えで向けられれば、果実と……]

ふ、んぅ ……ん

[ドナルドの唇を塞ぐように、濡れた唇を押し付け、欲で熟れた舌を絡めた。

広がる甘酸っぱい味を、果汁を、体温の触れ合いを愉しんで**]


[初物と聞いて目を細める。
女なら初物のまま喰い殺すと魔力が増すのだが。
男はどうなのだろう。
まさか自分があれでそれの残念な初物を貰っている事は知らない]

……変態魔法使いにミーナさんも品定めして貰うといいですよ。
ミーナさんのナカの方が気持ちイイって言いますから、きっと。

[笑みの意味に頬に僅かに朱が走る。
気付かれた事に多少開き直りも含めて、
少し睨む様に鋭い視線のまま葡萄を渡す]


っふ…っ……んっ。

[2人の唇の間で潰れた果汁がミーナの魔力の味に
アクセントを添える。
ただ甘いだけではない経験値の高い、文字通り
酸いも甘いも知った味だ]

ふっ…んぅ。

[少し唇がずれた隙に熱い息を漏らしながら、ちょっと
意地悪のつもりで組み敷かれている男の雄の先端に
爪を立ててみた]



  ぃみ、 られぇ、…ッ、
  ひと、ぉ、
  
[首を振る。
見られている、だから駄目、だって変だろ?おかしいって言われる、異常、異常、

それらすべて、青年の悦びを刺激するだけであり。
ぎゅうぎゅうと雄を締め付ける孔、悦び震え絡みつく内壁、背徳に笑う表情、それらすべてが止めてくれるなと雄弁に語り。]

 あ゛ーー、 あ、っア、
 
[蠢いていた肉は、死神の精をよろこんで啜った。
精を吐く為に跳ねる雄を扱き、終わったと思った、のに。]

            なァ、んで、ぇ
            かたぁ、…

[どうして、と声にはしていたが
どう見ても、歓喜の声に他ならない。*]



  ぁ、

[素直に、うらやましいと思った。
それは葡萄か、狐か、死神か。
喉がひりついているのもあるけれど。]

      あ、っふ……んやぁ、 …ッ
        どなうぉひゃ、

[痛気持ちいい、と身体を揺らす。こんな状態で何を呼ぼうと、真面に言葉にならず。
それに合わせて蠢いた内が、死神の肉を咥えこんで背が反った。
達さなかっただけ、褒めてもらいたいものだ。]


俺がそうそう後ろをやらんのは知ってんだろォ?
まして人間相手、なんてのはなぁ

[染まる頬を眼前として
当たりか、と口端をあげる。
はて、どんな風に人間の魔法使いに鳴かされたのか。
その場にいなかったのが悔やまれるが、ルシフェルの盗撮趣味は長くの付き合いの内、知っている。
録画されてるなら後で見てみようかと思いつつ。]

年寄りの尻よか若さのある獣の方が抱きがいもあるさ、そうだろ?

[言葉遊びのように]


………ん、はぁ

[果実と舌の交配で乾きを癒し
同時に死の香りが強い息と、溢れる魔力を流し込む

死神が餌である魂以外のものを渇望している時
別の熱量を感受している時に秘めた力

それは、媚薬に似ているかも知れない]

ん、ふ……ふ。

[こくり、と喉を鳴らして唾液と果実を飲み込んだ。
離れゆくドナルドの舌を一度甘く噛んで、吐息を残す]


ごちそう、さま 
旬なだけあって美味いな

[きゅう、と青年の肉が狭まり
その心地良さに、思わず身震いした。
絡みつく肉壁には揺らしてゆったりとした刺激を与える]

そいつも葡萄が欲しそうだ、分けてやって貰えるか?

[ドナルドの爪の先を一度見て、果汁を舌で舐めずる。
物ほしげな表情を浮かべる青年にも、同じものをと。]


じゃあ、獣ならくれるんですか?

[口角が上がるのを見れば気付かれた事に
舌打ちをしそうになった。
耐えて代わりに出たのは挑戦する様に、その上がった
口角に音を立ててキスをして]


比べて見ないと判んないんじゃないですかねぇ。
あんたも比べて見る?

[舌足らずに名を呼ばれ目を細める。
笑みは意地悪いままだが、啼き続けた喉が疲れては
勿体無いと、葡萄を一粒皮を剥いて嬌声を零す口に
指ごと突っ込んだ]


[家畜の尻を解してやるなどという優しさは、もとより持ち合わせていない。
 どうせ、ルシフェル宅で用意された芋虫(尻尾付き)だ、どうとでもなるだろうと、かなり強引にねじ込みにかかる。]


[まじかよ、なんて思うけど。
言葉にしていいやら、悪いやら。そもそもこのなりで、できそうもないのだが。
目を細めて、もう停止して三日もたつ心臓を収めるための溜息を一つ。]

 っふ、
   はぁ、ぁ、…

[ようやく落ち着いた身体に、緩い刺激はむしろ心地よい。
狂いそうなあれは、強すぎて、今そんなことをされたら、
間違いなく、あたまがこわれる。]


ん、っ…っ、ミーナさんも美味いですよ。

[唇が離れる手前、噛まれた舌がぴりりと痺れる。
交った魔力の影響もあるのか、わざとらしく
葡萄を剥いてべとべとになった指を噛まれた舌で
べろりとミーナの前で舐めてみせる。
亡霊の口に突っ込んだ片方の指は彼が抵抗しないなら
そのまま舌を挟んで遊び、冷たい口腔内を楽しんだ]



 んっ、    ふ、 ?
  ちゅ、

[葡萄の芳香、果汁。
喉に落ちるのは甘すぎて、咽かえりそうだ。

指。
先まで咥えた指とは違うそれを、舌で舐めて、時折啜り、音を立てて口を離す。

細い糸が亡霊の薄い胸に垂れた。
そこに、甘い果汁は含まれていない。]


下の口は、こっちよりも刺激強ェぞ、
毒が回っておっちんでも、責任は取れないな

[獣であれば?という疑問に笑みを濃くした
手がふさがっているので、こっち、と唇を示す事もままならない]

そりゃあ確かにそうだ、違いない

[ドナルドのいう事も最もだと思いつつ
甘い果実を青年の口へ押し込む様を、横目で眺めた
小刻みに揺する動きは、止めない]



 ん……、ぅ
  はふ、
 
[離れる間に、舌が捕まった。
戯れに指先に答えるように、口を開く。

口の中まで心地よいと教え込まれたのは、ずいぶん新しい記憶のはずなのに、死神の教育の賜物か、青年の本質か
こと悦楽を求める事に関してのみ、ある種の才があるらしい。]


[そして一気にねじ込まれたしっぽに、違う意味でひひーんと嘶く俺]

 おひり、いたぁい……っ。

[いちじく印の浣腸しか受け入れたことのない尻がそう安々としっぽを受け入れるはずがないことを、俺はすっかり失念していたのだ]

 あぎぃぃぃ……、裂けちゃう、裂けちゃう…!
 お尻が二つに割れちゃうよおおお!!!


へぇ。そんなに刺激強いんですか。
そりゃ困った。
俺、失恋したばかりなので傷心の身には猛毒すぎるかな。


旬なんかねぇけどな

[葡萄はともかく、死神には。
賞味期限すら存在しないが]

ところでお前さんはそいつ持ってどこへ?
ホールか?

[随分大荷物を抱えている、とシルバートレイの上の食事を見。
汁のついた指と舌の動きに、自然と視線は流れ戻ったが]


変態魔法使いの事じゃないのでくれぐれも間違えないで下さい。

[そこだけは物凄く真面目に全力で釘を刺しておいた]


 裂けたなら、貴様の得意の”魔法”で治せばいいだろう?

[ぐりぐり遠慮ない。
 手綱を握る手はといえば、握るというよりは、扱くように動く。]

 ふ、はは……!

[駄馬の嘶きが聞こえれば、深紅の瞳がゆらりと揺れた。]

 ………チー君、手間をかけさせてすまないが、リボンか何か、縛るものをもらえないかな。
 それと、少し喉が渇いてきたのだけれど。

[ぺろりと唇を舐めながら、ちいちを見つめる。]


[冷たい舌が心地良い
胸に垂れた糸に、クスリ、笑って顔を近付けて舐め取った]

悪くは無いけど…と言うかミーナさんの味が…。

[亡霊の魔力はたかが知れている。
期待はしていなかったが、痴態はそそられると舌を這わせたのだが。
随分長い事死神と気を交わらせていたのか、彼の本質の味が
判らない位には今しがた唇を交わした死神の味しかしなかった]

すっかりミーナさんに染まったみたいだな。
良かったな。

[何が良いのか、そこは口にせず、亡霊の唇を指の腹で
拭い、唾液を掬いあげて口に含んだ]


おや失恋?誰に?
毒を受けて痛みを覆い潰すというのも一手ではあるがな

[このどこか真摯で可愛らしい狐の子が失恋なんて
袖に振った相手は随分酔狂な人物だと興味も沸く。


いや、話の前後のことを思い起こせば―――]



まさか、

[え?そうなのか?おい、そうなのか?]


だよなぁ

[良かった、まさかがまさかであって
死神は欲とは別の意味で溜息を零したのだった]


[ぺろぺろと指を清め終わると、とてもまともな質問
を受けて、ああ、と今更思い出した]

いや大きな風呂でご飯浮かべて湯船で食べようかと思って。

[そうだ、忘れていた。
1人お風呂で狐姿のまま食事を喰い散らかす予定だった]

まぁ色々風呂使わないといけない理由もあるんでね。

[色々と思い出して笑いは乾いたものに]


 俺、淫乱魔法使いだからぁ、治したりとかむりぃぃぃ!!

[めりめりっと狭き門を無理やり破ろうとする破瓜の痛みに、俺の口から涙の代わりによだれが溢れ落ちた。
痛い。
究極にいたい。いちじく浣腸とは比べ物にならない激痛に気を失いそうになるけれど、
その痛みの奥に微かに潜む痛み萌えという名の快楽に、俺は必ず死ぬと書いて必死にしがみついた]

 痛い、キモチイイ、痛い、キモチイイ……

[気を失いそうになりつつも、ご主人様を落としてなるものかとの一心だけで、俺は今、生きている]


当たり前です。

[毒での荒療治も魅力的だが、
それよりも安堵の溜息に先に反応した。
ここは間違って貰っては困る。
子を孕めと言われて了承した気がするが、
それも黒歴史として埋める気だった。
録画されてるとか恐ろしい事までは勿論知らない]



 は、… ……、ぁ、
 あじ…?
 
[こてん、と首を傾けた。
知らない舌が胸を這い、熱にびくりと反応する。

にぶい快楽はじらされているように思えたが
あれだけ派手に達して、内にも吐きだされた精がまだ、あって
それで何を強請るのか。

抑える…ものの、内の蠢きをそのまま体感する死神には意味などないかもしれないが。

 みーなさん、に、?  ぅ、ん
  ふ、
  ふふ。
  
[冷たい身体で汗をにじませながら、笑った。
ありがとう、でも 面白い でもあった。]


[大きな風呂と聞いて記憶の糸をたぐり寄せる
そういえば去年は客室のバスルームしか使った記憶はないが]

あ、あれか。
大浴場があったなぁ、露天になってる檜風呂の。

まだ飲み足りないからそこで月見酒も良い。

[食事よりも酒。]

どちらにせよ、身を清めねばならんのは俺らも同じだしな

[共に向かうか後からゆくか。
そちらに赴くことにはなるだろう、と。

つう、と青年の欲を二回受けた尾孔から
突くタイミングで精が溢れる。血液の混じった白。]


いや、何か心境の変化があったのかと思ってだな……

[力いっぱい主張を受けた
ごめんね、と目を細めることだけで謝る。]

まあ、虫に刺されたとでも思っておくと良いんじゃないか

[盗撮されてるかもしれんぞ、という促しは飲み込んだ。
それを聞いたら目の前の半獣が泣き叫びかねない]


騎士であり、紳士であるなら、乗馬は当然の嗜み。
 多少揺れたところで何ら問題はないのだが、駄馬がこうも必死で頑張っているのだ、わざわざそんなことを告げてやる必要もあるまい。]

 淫乱魔法使い?
 ならば、このくだらない手綱を、貴様本来のモノに戻せ。

[そそり立つボッキンを、ぎゅーっと力を込めて握る。

 さて、尻尾はどの程度まで食い込んだか。
 しっかり奥まで呑み込ませたなら、あとは尻尾自身が勝手に動くに任せてしまおう。]


 だァい丈夫だってぇ、もう割れてっから!

[からから嗤い、蠢く尻尾を受け入れるヴェスパタインを見下ろした。
フォローそこじゃないのは知っている。
ロデオを操縦しながら高笑う騎士の姿をのほほんと眺め。

が、不意にその瞳の紅が深く色づいているのが認められれば。
一瞬、誰にも知られぬ程度の瞬間、眉根をくっと寄せた。
控えていた給仕にいくつか耳打ちして、近づき難いエリアに足を突っ込んでいく。]



 楽しいかい、るぅかす。
 アァ、お馬の方は言わずもがなってェ感じだねェ?

[にまり、見下ろして問う。
給仕ゴーストが恭しく差し出してきた艶やかな水色のリボンを、しゅ、と彼の眼前で引っ張って。]

 随ィ分と佳さそうじゃァないかァ…

[片手で器用に絡め持ったウォッカの瓶の蓋を開けた。既にBGMとなっている萌えの呪文の上に高い金属音が被った。
未だ血の滲む唇を、傷の入った舌で舐る。]

 どっちが欲しい?


露天風呂!

[ピコンッと耳が反応した
自然の夜空の下で食べるご馳走はさぞ美味いだろう。
尻尾が期待でふわふわと揺れるが]

ミーナさん達もいく?

[量は十分あるが、酒は飲む気は無かったので用意していない。
それなら酒瓶も持って行こうかと物色し始めて]

亡霊は人間に含まれない?
それともそこまで彼気に入りました?

[フンフンと鳴らす鼻に血液と白濁の匂い。
先の言葉を思い出して意味深ににやにやと]


 むりれすぅ。
 手綱は100%自前なのれすぅ。

[まさか魔法でドーピングならぬボッキングしてると思われているのだろうか。
だがしかし。こればっかりは100%天然モノなため、どうにも戻すことはできそうにないのだと、涙ながらに説明する]

 びぎゃんっ!!

[きゅうっと握り締められ、思わずお尻まできゅうっとしまってしまう。
ようやく全部飲み込んだイモムシさんが、締め付けられてスタンダップ。うにうにくねくねとお尻の中でこれから始まる運動会の準備体操をし始めたから、さあ大変]

 あっ、お尻の中っ、動いてる…マジ動いてるっ。
 いたっ、中噛んだ噛んだ噛んだ、あでもイタ気持ちいい…っ。

 どっちも、どっちも欲しいですっ!
 あ、あふんっ。ご主人様ご主人様ァ!!

[自分でも何を言っているのか、もう俺にはなにもわからなかった。
自家発電では得られない痛みと快楽に、次第に溺れ落ちていく……]


[目で謝られて、こくりと頷いた。
虫に刺されたと言われても、この死神、虫苦手では無かったか。
これは果たして慰めだろうかと思いながらも、
この死神の事、そこまで深く考えていないかもしれない。
そう思う事にして素直に慰められたと受け止めた。

盗撮の可能性を知れば慰めなんて耳に入らず
絶叫して館の主に泣きを入れるだろうが、
幸いその可能性は今のところ低い事を知らない]


ああ、結構広かったぞ。
なんだったか、源泉の名前は――…

[確か人里の有名な温泉を汲んでるだとか
冬の方が景観ではあるが、この時期も紅葉があって悪くない。
自分の屋敷には存在しない環境を、少し羨ましくも思う。]

ああ、借りるつもりだった。
去年は使ってないし、今年は入っておくかなぁ

[そうとすれば、と。冷えも摩擦で潤った青年の肉壺を打ち鳴らす。
しっかりと支えた大腿を抱え直し、抜ける寸前まで腰を引かせ、
一気に深くまで貫き、ゆるい刺激とはまた違った律動を与える]

………… このまま持って帰りたいと思う程度には、

[それも亡霊が望まなければ為さない事だけれど。
伺いには珍しくも少しだけ顔に朱を乗せ、首肯して応えた]



 ん、ん?
 うん、

[こくんと頷いた。
少しばかり、自らの体内に残る精を流してしまうのは、勿体ない、の、だが。]

 ふろ、……
 
[そうだ、死神が汚れていた。
自分の身体のせいで冷えるだろうし、ちゃんといかないと、と思い直した所で。
身体を降ろされた所で、歩けるだろうか…―――。

まあ、這ってでもいくしかあるまいと、死神の背をとんとんとつつく。]


[後ろを向いている為、駄馬のアヘ顔は見ることができない。
 しかし、汚らしい啼き声は良く聞こえる。]

 あぁ、啼き声に品がないのはどうにもならないが、なかなかに丈夫な馬だ。

[リボンの意図を酌み取ってくれたらしいちいちに、すぅっと嬉しそうに目を細める。]

 アリガトウ。

 ……それは、勿論……。

[ちいちの、血の滲む唇を見れば、くすりと笑んで、己の首に手をかけた。
 そして、慣れた手つきで胴体と分かれさせると、ゆったりとそれをちいちに差し出した。]


[背をつつく指に気づき、色の灯る青年の目を見る
わかってる、と一度頷くも]


それとも、このまま繋がった状態で赴くか?

[頭が沸騰しそうな問いかけを意地悪く口端をあげて伝える。
本気でそうしないにしても、このまま抱き上げて運ぶべきか
じっくり慣らしたといえど、初物相手に無茶を与えすぎた。]



   わ、ちょぁ、 ん゛  ッう、

[今のは催促じゃない、と言いかけても
奥まで押し込まれれば、啼く以外にできる事はなく。]

 ・・・・・・、
 
[うそだぁ、なんて口に出しそうになるが
それは、喜びの照れ隠しでしかない。

聞こえないふりをしても、恥ずかしがってそむけようとする貌に、
ぎゅう、と反応した内で、ばれてしまいそうだけれど。]



  ………そ、れぇ っは、無理。
  ぜったい、しんじゃう。

[頭がふっとーどころか、羞恥で舌を噛みきる自信しかない。
もう死んでるけど。]


露天風呂は楽しみ。

[源泉の詳細は判らなくても楽しみには違いない。
清める前にもう一度ひと汗掻く死神の動きにニヤッと笑い]

ここにいたら益々失恋の傷が深くなりそうなんで
お先に失礼します。

[僅かに朱を走らせる死神の本気度に、ご馳走様ですと
頭を下げる。
亡霊にも頑張れよと尾と手を振って厨房から出て行こうと]


 え"っ―――、

[本気で自前だった――!]

 、そぉ、かィ。
 乗らなくて正解だったなぁ…

[脳裏に埋没させていた恐怖心がひっそりと鎌首を擡げ、つい普段は口にするのを憚るような事を、確かめるようにしみじみと言っていた。

揺れる尻尾が元気良く弾んでいる。
内側の状態が見えるわけではないが、一般人なら死ぬほどの激痛だろうに。
同情すればいいやら、素直に何で生きてると怖がればいいやら、複雑な思いで頭を掻いた。]


[視線から逃れようとする様子に目を細める
快感を訴える以外の意味も籠めて己を締め上げているという事もまた]

………顔を背けるなといっただろ

[しかしそれを戒めるだけの手は生えていない。
今手を彼の大腿から離せば、ずり落としてしまうに違いなく]

快楽と利便を兼ねた移動だと思うが

[厭、と頭を振られて
それは残念だと軽く肩を竦ませた]


 ……ほぅ?

[自前100%だという手綱を、外した首で一瞥する。
 同時に、ぺろりと舌なめずりをひとつ。]

 ならば、この状態で結んでしまっても問題はないな?

[用意された水色のリボン、手綱が本物だというのなら、根元をしっかりと結わってしまおう。]

 さて馬。
 そろそろ騎乗してやろう。


ああ、後でまた

[先に向かうと告げる狐の子に頷きを。]

誰に失恋したのか知らないが、
酒飲んで飯食って、泣いて寝るのが一番だろう。

特に浴びるように飲むのが大事だ

[痛みを奪ってくれるだろうから*]



 ん、がんば、る…?
 
[ふわふわのしっぽを見て、笑いかけた。
腕は、死神から離れてくれそうにない。]

 あ゛、
 ごめ 、なさ、…
 
[来訪者が居たせい、と言い訳はできるだろうが
あえて言わぬまま、死神に顔を向ける。]

 だ、だぁ、って、……
 みられたら、
 
[またあんなことになるかもしれないし。]

 みーなさんが、したいなら、いい、けど。

[唇を少しだけ尖らせた。]


 え………っ!?

[驚くご主人様に、同じ言葉をオウム返しで返してしまう。
喪をこじらせて30年。確かに俺は、DT魔法使いだったさ!
だけどそんな上げ底かます様な卑怯な真似はしないと、少しだけ悲しくなった]

 問題ありまっせん!!

[ぶんぶんっと頭を振って、根元にきゅきゅっと結ばれるリボン。
紐の先がひらひら待ってくすぐったい、はぁん。

お尻の中のイモムシは、いつの間にか俺の尻の中でうねる動きを見せて、いいところを刺激し、ぐぽぐぽと淫らな水音を立て始めていた。
イモムシの周りの突起のようなトゲトゲも、パール入りのものだと思えば痛みよりも快感を増幅させてくれて]

 おひりでいっちゃう…いっちゃうのおお!!

[ああ、だけど。根元に結えられたリボンのせいでぼこりと根元の方が犬の陰茎のように膨んだ]


さて、………

[きゅうきゅうと男の怒張を絶えず圧迫する青年の頬を撫で。]

さっきのは、割合本気で思ってる。
地縛霊として過ごしたいなら、好きにしろ

[男に飼われるのを望むか、懐かしい土地に住み着くか。
ふたつにひとつを並べて、再び腰を大きく退き突き上げる。
ごりり、と肉腫に食い込むほど押し上げれば
その答えを聞くことも難しいかもしれないけど

後者の答えを聞く事に、躊躇いを持っているのかも知れない。]


 …そんなぁ丈夫にゃ見えないがねェ。

[低く笑い、倣って目を細めた。
続くルーカスの言葉を黙って待つ。口端を上げたまま、目の奥の表情は失せていた。

落とした色が再び湧き上がるのは、彼が首を外した瞬間。
給仕の手付きより余程丁寧なその仕草と、空いた首に、見開いた目線を幾度か逡巡させ。]

 、は、

[ぽかんとする間に、リボンと首が交換された。]


[酒瓶と重みを抱え込む。

震え。
大声で笑い出したくなるが、出来ない。
突然の事への驚きと愉しさに、冷血を流す心臓を弾ませるそれとは全く種類の違う笑みが口元に広がる。]

 、く、

[ ―― 嬉しい。]

 ふぁは、あはははッ!

 るぅかす、お前さん、ほんっとぉに、

 最ッ高!!

[噴き上げる感情に任せてげらげらとホールに哄笑を響かせた。]


見られて緊張する、という恥じらいを損なうのもなあ

[言い訳とにくまれ口
後に続いた方に対して、ぽつりと
頭を沸騰させるのは良いが、舌を噛み切られては適わない。
死んでる霊が舌を噛み切ったところで死にようもないが]

褒美を取らせるようなことをしてても
罰を受けるようなことはしてないだろう?

[は、と律動に息づく唇を青年の耳に寄せる。
甘く耳朶を噛んで、軽く吸い上げた]


 、
 っふふ、 ふふ、
 
[頬を撫でられて、擦り寄る。
問いには笑った。]

 比べるまでも 、ぁ、ぐ、ぅう゛、
  んっ
 
[目で訴えるのは、なんで遮る、の意のみ。
それもまた悦に塗れていて、ただの催促に思われたかもしれないが
これだけは、口に出さなければ。]



 あ゛、っふ、
      
         もってかえれよ、このまま。
         
         飽きるまで死ぬほど可愛がって、
         飽きたら食べちゃってよ。
         

[無理やり腕に力を籠めて、上体を起こし唇を死神の耳元へ。
その間だけは、人間だった亡霊の方がよほど悪魔じみていたかもしれない。]


 私の許可なく達したら、それ相応の罰が待っているものと思え。

[ちいちに抱えられたた首が、駄馬を見下ろす。

 首のない身体を駄馬の腹から浮かせ、躊躇なく服を脱ぐ。
 脱いだ服は、すべてゴーストに片付けさせた。

 そしてすべてを脱ぎ終えると、身体を半回転させるよう跨り直し]

 ……達したくば、私を満足させろ。
 但しくだらない真似をした場合、その首、永遠に胴と決別する羽目になると知れ。

[いつの間にか、ステッキに代わり用意されていたレイピアを、駄馬の首にひたりと宛い、うっすらと皮一枚だけを切る。]


 ぴぃや?

[うっすらと目を開ける。
なんかないといけないものが、なくなってるっていうか。
首! 顔! ないないっと周りを見回し]

 あったぁ……。

[もうひとりのご主人様の腕の中に、クールなご主人様の頭があるのを見て、ほっとする。
チリっと首の先が痛かったような気がするけれど、もう痛みは俺にとっての快楽に等しかった]

 ふぁーい。ご奉仕しましゅう。

[上にまたがるご主人様のために、駄馬は体をくねらせて全身ウェーブでえいさほいさと突き上げては、爆発しそうなくらい手綱の根元を膨らませていくのでした]



 ん、……う、ぁ、 そ、そう?
 
[まあ、確かにこのまま外に出るなんてしたら、おかしな性癖でも付きそうだ…と言うのは、やめた。
本当になりそうで、多少怖い。

罰、罰と言えば、顔をそむけたり。我慢できなかったり。
考えれば思い当って、口ごもる。]

 ん……、

[噛まれるのも吸われるのも、ぞくぞくと背が震えた。]


[無理に片手を青年の頬に置いたせいでそりゃ体勢も崩れる
よろりと足を動かした所で、慌てて手を退かせて大腿を支え]

……… ん、ずっとここ、突いて欲しかったんだろう

[欲に濡れた声が返ってくれば、
青年の望むままに、またそこを突こうと]


       ―――……。


[青年の上体が浮く
冷蔵庫に預けた背面に、自重を傾けた
めき、と軽い音を背後で聞いた気がする

しかし耳元で囁かれた声の方に注意は注がれた]


そう、させて貰う

[返事と共に横向いて青年の唇を奪う。
唇を半ば強引に割り、前歯の隙間を縫って舌を押し込んだ。

突き上げる事で奏でられた水音と、舌の絡む音。
二つの結合部から織り成す音を聞きながら、
先ほどよりも腫れて肥大したようにも受ける痼を
強く、軋むほど突き上げて、]







あ゛、………っ

[舌の隙間から濁った声を零すと同時、
青年の深みのなかへ、白濁をどくりと打ち上げる。

ごぽり、と内壁から逆流する白濁が、床を濡らした*]


 ふ、ふ、 は、ぁは、は
 ぅくくくく…

[治まるも治まらないままの笑いを口の中で転がし、喘ぎ続ける魔法使い馬が視界に入るように体勢を整えて首を抱え直した。]

 ふは、べ、 ひぃ、ひ

[リボンの巻かれた男の象徴を何度か指で弾きながら、声をかけてやろうと試みるも敢え無く失敗。
まぁルーカスの攻めで勘弁して欲しい。
初めてで、しかもアレがソレなブツを暴れさせイキかけてるのがまた怖いというか、まったく凄い男だ。

そう、凄い。
多分、凄いから呼ばれたのだ、この魔法使い。]


[背筋はピンと伸ばしたままの、まさに騎乗スタイル。
 首はないけど。
 片手で、根元をパンパンに膨らませているビギナーボーイを掴むと、孔に宛い、躊躇いなく腰を沈めた。]

 ……ッ、ふは……

[ちいちの腕に抱えられた首が、吐息混じりの嗤いを零す。]



 されたかっ、 はう、
  け、ど、……ッ
  
[それは確かにその通り。
だが何故今なのか。答えを聴いてからでいいじゃないか。
答えなんてわかりきって……―――嗚、そうだ。
こんなことを聞いてしまうくらい、死神は察しが悪かった、と笑う。]


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