人狼議事


163 【飛入歓迎】冬のすずなりの男子高校生村

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─ 食後、風呂場 ─
[さて][食事が終われば風呂へ向かおうかと広間を抜ける]
[生徒たちはどうやら部屋でわやわやしているようだ]
[恐らくもうみんな入り終わったのだろう][この時間は誰もいない]

[己の身体は、ちょっと人には見せられない]
[明確な後遺症があるのは右脚だけだが][全身に傷がある]

[───何より眉から上の裂傷はあまりに醜く]

[常に帽子で隠すくらいで][痛みは残っていないというのに]
[視界に入れば][色々と抉られるから][全てを帽子の中に封印する]


[手の中の煉瓦色の深い帽子][生徒たちを思い出して、小さく笑う]

 植木鉢、いいあだ名じゃねぇか
 植木鉢ってのは種や苗を育てるための器だろ

 愛称ってのは愛されてる故の呼び名なんだからよ

[己が植木鉢ならば、注ぐものはベタだが愛情でいいだろう]
[逆さの植木鉢が隠しているものに、誰も気づかないといい]
[左手の薬指][嵌められたリングに視線を落として][風呂の戸を*開く*]


/* 再掲しとくか
■合宿名簿
先生:御田 鳴泰(みた なるやす)2年担任
   野久保 みちる(のくぼ -)1年副担任
1年:友野 千昭(ともの ちあき)
   入瀬 栄汰 トレイル(いりせ えいた とれいる)
   童部 音瑠(わらわべ ねる)
2年:野丹 玖音(やに くおん)(ヤニク)
   清飯 進(きよい すすむ)
   露巡 志信(ろめぐり しのぶ)(シーシャ)
3年:円 鷹臣(まどか たかおみ)
   宮丘 蒼司(みやおか そうじ)(オスカー)
   兼家 辰次(かねいえ しんじ)
   日下部 ジェームス(くさかべ -)

■部屋割り
[2F A部屋(4人):入瀬、童部、円、兼家]
[2F B部屋(4人):野丹、露巡、宮丘、野久保]
[2F C部屋(3人):友野、清飯、日下部]
[1F 広間隣:御田]


[箸を止めて、そうして楽しそうに笑う]

 へへ。でも先生のおかげで、少し学生時代に帰れた気がします。
 俺みたいなのが帰っちゃいけない気はするんですが、それって御田先生が俺の憧れの先生に近いからなんですよね。

[教師になろうと思ったきっかけになった人を見るようにして、御田先生をまっすぐに眺めた]

 俺、任期終わっても頑張りますよ。全然変われないかもだけど、俺なりの立派な先生になりますから。

[地下室で話したことを思い出しながら、改めて描いた夢を己の現実として歩む決意をしてみた]


[止まる箸][向けられた視線][紡がれる言葉]
[コンロでゆるく煮える鍋の湯気][その向こう]
[石油ストーブの仄かな灯りと、あたためられた空気]

[酒の入るグラスを傾けて][にやり][帽子の奥で目を細める]

 ん、原点 マイナスいち

 まず「俺みたいなの」「俺なんか」
 その類の言葉は、絶対、生徒の前で使っちゃ駄目だ、先生

 言っただろ、愛されてるって
 そんな表現使ったら、お前を愛してる奴が傷つくぞ
 胸張ってろよ


 愛した相手が自分で自分を貶めてるのを喜ぶ奴はいない
 愛してくれる相手が、自分で自分を信じてなけりゃ
 こっちも信頼を寄せきれない

 何だかんだ、生徒は先生を大人として見ている
 信頼できない大人にものを学ぼうって意欲は湧かないもんだ
 子どもらから見下されるぞ
 奴らは、こっちが驚くくらい、そういうものに敏感なんだ

[そろそろ温まったであろう、野久保先生の指を][手を]
[拒まれなければ][包むように][両手で取って]

 まずは自分を愛せるように頑張れ
 ……説教臭くて悪ぃな、すげぇ応援してるんだ

[だからつい言っちまう][そう苦笑して]




 俺は何度でも言う 胸張ってろよ、お前は愛されている


[少しだけ両手に力を篭めて][触れていれば、そっと離す]
[目深にかぶった帽子の奥][笑って]

 教師として先生と同じ舞台に立つ日を、愉しみにしてる
 またうちにおいで 待ってるから

[そんな会話を、少量の酒と*一緒に*]


[その後こぼした言葉に返ってきた言葉には、目をきょとんとさせ]

 減点ですかぁ!?[ちょっと心外、結構驚き。そんな思いでこぼしてから、温めた日本酒を一口干す。
それから続く御田先生の言葉を聞けば、驚きの表情から、徐々に困惑の色に変えていく]

[けれどもそれは、両手を取られてまた驚きの表情へと戻った]

 はい。──深く、心と記憶に刻みつけておきます。
 御田先生が応援してくれた分。俺が、貴方みたいになりたいって思っている分。
 そうなれるように。

[投げられた言葉に戸惑いながらも笑い、そうしてまるで誓いの握手をする様に取られた手を握り返した]

 また鈴高にお世話になる事があれば、よろしくお願いしますね。

[御田先生の笑みには、満面の笑みと頷きを持って返した]


[返る言葉][表情][握られた手のあたたかさ][目を細めて]

[幾ら言葉を重ねても]
[それが相手にどれだけ残るかなんて]
[そんなのは相手次第なのだから]

[言葉とは][発した側のものではなく][受け取った側のもの]

[それでも説教くさい言葉を重ねてしまうのは]
[オッサンという人種の業だと思う]

[──心と記憶に刻みつける、と][そう綴る彼の声音に]
[一度、目を瞑り][開く][握り返される手はまるで誓いのように]
[目に映る若き彼の満面の笑み][頷いて]




 ん ───……信じてるよ

 


 ─少し前─

[の短い言葉が耳に入れば、子供みたいに笑ってしまう。
大人として接するべきかなと思いながらも、今一番浮かべたい表情がそれだった]

 へへっ、任せてください。

[照れた様に。
誇れるものはまだ何も得ていなけれど、それでも何かを誇った様に。

強く告げてみせた。

強く告げる事が、不思議と出来ていた*]


─ そうして時間は過ぎ、翌早朝 ─
[窓から注ぐ白い光に意識がふっと呼び起される][身体を起こし]
[ベッドの上][前髪を掻きあげて][窓の外に視線を向ける]

 ……晴れたか、よかった

[きっと雪が積もっているだろう][幾らか雪掻きをしないと]
[生徒に手伝わせてもいいが][まずは己があたりをつけておくかな]
[朝食は材料が足りないなりに、野久保先生に任せてしまおう]
[顔を洗いながら、起きる準備をしながら、そんなことを考えて]
[鏡の中][額に裂傷を抱く男の姿][目を眇めて][植木鉢で隠す]
[いつもの“御田先生”が出来上がれば、小さく苦笑しながら]
[左手][薬指][冷えたリングに唇を落とす]

 ───……忍者が素顔を晒すのは、死ぬときなんだぜ

[晒すつもりがないから、死期はまだ遠いようだ]
[少し厚めに服を着込んで][さて][雪掻きの道具を取りに地下室へ]
[生徒たちが起き出して来るのは、きっと、もう少し先のこと*]


─ 早朝の地下室 ─
[雪掻き道具を取りに地下室の扉を開ける][そこにサルは3]
[1.まだいた 2.もういなかった 3.更に増えていた]


[ぱたり][扉を閉めて][見なかったことにした]


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