人狼議事


148 バケモノ共の酒池肉林 -HappyHalloween!!-

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視点:


[悪戯とは。
 包帯を、髪と顔を出すように巻き直すことだけではない。]

 ……少し、ほっそりしすぎているね?
 もう少し栄養をつけた方がいい。

[包帯を巻き直しながら、力を加えれば折れてしまいそうな肢体を、丁寧になぞることも忘れない**]


[紅潮させてしまったのは、褒められたからだけではなく]

で、でも……っ

俺、死体ですし……、ん

[丁寧になぞる指先のせいで
必死に変な声を出さないように堪え鏡を見ないよう俯き終わるのを待っていた
心配してくれているのに妙に意識しているのが申し訳ない、悟られたくはない**]


あう……う

[でも下を向けば死体の肢体をなぞる騎士の手が鏡を通さず見えるわけで。
逃げ場がなかった、また喋れなくなりそうだ
きっと耳まで赤い**]


―厨房―

服は死んだ時のままなんだな?
意識すりゃきちんとした正装にも変えられるだろう

それなりに時間が経ってるとは思うんだが、
まだコントロールできないのか

[プリント柄の入った黒いTシャツを軽く捲り、脇腹に触れる。
魂の取り出し口は、確かここからだったっけか]

亡霊にも魂がありゃ、もう一度味わいたいところなんだがな

[惜しみの色を声に乗せ、軽く円を描くように撫でた**]


 たとえばこの、包帯に包み隠された素肌……。

[するりと、包帯の隙間に指を滑らせ、カサカサした肌を撫で]

 まるで、年輪を重ねた杉を思わせる手触り。
 趣深い。


あっ、な、な、な……ッ?!
だ、だめです!触ったら汚いですよ!

[包帯の隙間に滑らされた指が肌を撫で驚きに目を見開き鏡を見てしまった
その指が確かに騎士のものである事実が目に飛び込んでくる]

ご、ごめんなさい……も、もっと血飲んでおきます……

[乾燥していることを指摘されれば羞恥から声が小さくなって]



 は、はぁ…変わるん、ですか…?
 どーやっても半透明になるのが関の山なんですけど…

[
そう、どれほど努力しても、壁抜け程度が関の山。
それはすなわち、本人の自覚なしに魂の欠片が他者に触れられるほどに回復しているなんて不思議。]

 えう、うひゃっ!
 ちょ、ミーナさん、待って待って、出ないって!
 っつーか、あんなのされたら死んじゃうから!

[脇腹に触れられ、びくりと身体を震わせた。
薄っぺらい記憶の端に残る、そこはかとない恐怖と甘い感触。

そしてあの時自分は、迫りくる死に対して、魂を抜かれながら恍惚にも似た興奮を覚えていたのだ。
思い出したのか、噛み殺すような吐息が零れた。]




着替えたいものを念じればいい
よそ行きの服を頭で想像するといえば分かりやすいか…

[今まで出会った姿を保てる亡霊はそれで着替えられたはずだ。
ただ、よそ行きの服を持っていなかったとか、
想像もできないとなってしまうとどうにもし難い]

俺の顔は思い出せるか?

[死を宣告した時は、男は青年の姿を得ていた。
そう、姿かたちそっくりの。指紋ひとつ違わず。
記憶などをコピーする事は不可能だけれども。
そして二度目に会った時は男の姿で魂を抜き取りに行った]

もう残っちゃいないからどうにもせん。

[確かめるように脇腹を撫で、びくつく皮膚を指の腹で確かめる。
触れている場所、魂の温度はどこにも残ってはいない。]


もう半分は、近いうちに食おうと思っていたんだが

[本人に会ってしまえばどうにも躊躇いが生まれる。

吐息を首筋の辺りに感じ、目つきが良いと言えない目を更に細めた。

シャツの内側で手を滑らせれば男の指はそのまま上へと上がり、
今は触れられる状態にあるらしい青年の平たい胸へと向かう]

さてどうしようかな…、
消えたいと思うか?

[細い顎を指で掴み、こちらの息も届く近さで尋ねる。
芋焼酎で濡らした唇は、酒気を纏って届いたか]



 着替えたいもの…余所行き……。
 えーっと…みんなの前に立つ時……

[
うんうんうなった結果。やすっぽいワイシャツが手に掛かった。
流石に沈黙したら、空気に溶けて消えた。
着替えるのはセルフサービス、らしい。なんとも嘆かわしい。]

 ………。練習しときます……。

[これ着てる最中に消えたりしねえだろうな、と小声。]



 え、えーと…。
 たしか、鏡が四日前くらいに喋って…三日前。
 
 車も人も全部止まってるのに、男の人が、………。
 あれ?あれ、ミーナさ……
 
[ん、マジですか。

ここまでは声にならず、口をパクパクさせるのみ。
ぎぎぎ、と音が鳴るくらいに緩慢な動作で、ミーナを見た。
身体が勝手におびえて、意識がおいつかなかった。
あの元凶はもう残っちゃいないらしい。残念だ。]



 ふ、…み、ちょ、ミーナさ、ん……。
 
[
皮膚が擦られるのが、くすぐったいと言うには弱い感触がする。
顎を掴まれて目を向けた先が、近い。
酒の香のせいか、可笑しな気分になりそうだ。

問いには首を振って。]

 も、勿論 消えたくな……
                     [ 本当に? ]

[数秒の間。]


 あ、………


  あ、あの、残り半分、食われるなら…
  また、あんな感触、するんですか?

[死に面しないと、あれが味わえないなら…多少消えてしまっても。
そんな思考を持っている人間ではなかったはずなのに。

濡れた唇に、こくりと喉を鳴らした。]


ああ、そうそう。出たな

[青年の手の上に乗ったシャツを一度見て。
そう長い時間もたずして消えてしまった。
しかし、よそ行きというにはあまりに貧相で
そう良い暮らしをしてなかったのかとも思いつつ]

ルシフェルは細かいことを気にしなさそうだが
他の上位魔物にお呼ばれする時は、
きちんとした方が賢明だとは。

[実際の所、青年の訪問に何も言わないのであれば
特段文句は無いのだろうし。]

そう、お前の魂を肉体から切り離した。
中々良い色だったし、美味かったぞ

[緊張した顔で金魚の息継ぎのように
忙しなく口を動かす青年を見て、薄い笑いを置いた]


数奇なこともあるもんだ
お前の眼前で残った分を喰ってみるのも面白いかもな

[加虐を潜ませた瞳で値踏みする様に反応を窺う。
温度の無い胸部を指で擽り、小さな粒を捉えて指で潰す。
まだ柔らかいそこを軽く引っ張るようにして

揺らいだ青年の腰は厨房のカウンターと
迫った男の身体に挟まれるような形になる。
行く手塞がりになりえど、亡霊ならば逃れる術はあるが]


そうか

[震える唇が紡いだのは、
割と予測していた答えだった。

そのまま顎から手を退かせようとしたが]


……… ?

[予想を斜め上に持ち上がった疑念が返ってきた。
魂を食われる側がどんな状態を味わうか、ということ
食事をする側には知りえないことだった。]

感触というと?
魂を食われた時のことは鮮明に覚えてるのか

[ふぅん、と興味深そうに数度と瞬きをする。
どんな気分を覚えた?と息と共に囁いた末に、
顎から手を離す代わりに、白い首にこつりと浮いた喉仏を撫ぜた。

問いかけへの返答を聞いたが早いか、濡れた唇を被せたが早いか]



 ……………は、はい…。
 やっぱりぶっとばされたりするんですか…?出禁とか…
 シーシャさんはすっげーラフだったけど…
 はっ、トレイルさんが俺をビミョーに避けてるのはつまり…。

[
ルシフェル氏との出会いは非常にシンプル。
どうせならこれ開けて死ねばよかった、と思っていた所にいーじゃんそれ儂も欲しいと突然部屋の中で言われた事から始まる。
当時もサミュエルは、盛大に驚いて頭をぶつけた。
持っておいで、と言われて招待状を渡されたはいいものの、このザマである。]

 切り離した……。

[そんな簡単に、人は魂を無くしてしまうらしい。
笑う事じゃないだろ、とは言えず。

多分、人とそうじゃない物の境界線はそこなのだろう。
猫に人間の通りは分からないのと同じなのだ。]



 ん、…
 ミーナさ、俺、女じゃないし、触っても楽しく、ぅん…っ ひぁ、
 
[
「あれ、おかしくない?」
と、脳裏で何かが冷静に考えているのに、死ぬ時の恍惚にも似た感触を止められるはずもなく。

腰が何かにぶつかった。ああこれ、逃げられない。あの時と同じ。
自然、口元は笑っていた。]



 ………。
  くびを、しめられてるみたいだった

[
生まれて初めて覚えた背徳の悦び。
規律的な生活こそが至上として生きてきたのに、それを一度にバラバラにされてしまった。]

  息ができなくなるのに、死ぬのって怖いのに、
  これ以上ないって、くらい、
  
  きもちよかった、 で、
 
[唇は、人でなくともやわらかいらしい。
異様に熱く感じるのは、きっと自分の温度がないせいだ。

シャツが掛かっていた片手で、ミーナの襟元を掴む。
深い口づけなんざしないまま死んでしまったのに、自分が悦ぶ方法だけは良くわかった。]


無礼だと叱られる事はあるかもなぁ
流石にTシャツで催しに訪れる亡霊は見たことないし
どういう目に遭うかは、ようわからんが

…いや、あいつは誰にでもああだから安心しろ

[普段からこの格好の死神は、
特段繕って来てるわけではないが。

トレイルに関しては避けているわけではなく
思いっきり人見知りなせいなのだと明かそうか悩むも、
本人の口から誤解を解かせる方が良いのではとも]

人間が飯を食う時はどうする?
パンをちぎって食べることはそう難しくない

[呆然とも取れる瞳を見下ろして。
物言いたげに途切れた言を補うように吟じ]


死神は交配で子孫を残すわけじゃない
男だろうが女だろうが、楽しめるならどちらでも

[常識を振りかざすなら女の方がよいか
しかし、そこにあまり囚われることは無かった。

生娘のような高い呻きを奏でる青年の声を聞きながら]

…なにか楽しいことでもあるのか?

[擽ったがっているという風体にしては、
いやに色を含んだ反応ではあったが

服の内側でもぞもぞと、滑らかで冷たい皮膚を堪能する
刺激を受けて尖った粒をぐにぐにと潰して。]


へぇ…
  そいつは

[興味深い、と。

中途に開いた青年の足の間に自分の片脚を割り込ませた
ジーンズの股間を膝で押し上げれば衣擦れを伴った雄の感触。
反応はしていただろうか]

……怖いけど気持ちいい?
首を締められたら、似たような気分に?

[お世辞にも太くて逞しいとは形容し難い首。

喉仏を撫でていた手をしっかりと広げ、首を掴む
力は篭めずに添えた末、指先に少しだけ力を。]


ん……

[求めるように襟ぐりを引かれたので、唇を割る
喉や胸と大差なく冷えた温度は口腔も変わらず。

距離が0以下に詰まってしまえば、舌を割いらせて
歯茎と前歯の辺りを一度触ってから奥へと。
温かみの感じない舌に自分のそれを絡ませて唾液を送る。
死神の唾液を飲むと亡霊はどうなるのか、考えた試しもない]

………ふ 、ぅん

[鼻腔からゆっくりと息を抜く。
舌をすり合わせた末、絡ませたはどちらが先だったか]


 汚い?
 私には、深い時が刻み込まれた、味わい深いものに思えるのだけれどね。

[驚き浮かぶ視線に、笑みを返し、ざらざらとした肌を崩さぬよう、そっと撫で]

 何を謝る必要がある。
 しかし、血を飲むというのはよい心懸けだ。

 この、触れただけで崩れそうになる儚さも、大層魅力的だけれど、生前の張り艶を取り戻そうとするキミにも、私はとても興味がある。

[しかし、声が徐々に細くなってくるのに気付けば、小さく肩を竦め、悪戯はそこまでとしておくだろう。]



 うっ……す、すいません…以後、気を付けます……。
 
 あれ、あ、マジっすか…。
 だ、大分こう…エキセントリックなお方ですねー…。
 
[
かといって余所行きであの安物はどうなのか。
どうせならお高いブランドでもばーんと出せないものか。くそう。
死んでも貧乏生活は変わらない。

シーシャの事は褒めているつもりなのだが。
突っ込んでいえば、相手を気にしない気安さはお化けにはすごいんじゃないか、みたいな言葉も付く。
後で、トレイルに頭を下げよう。改めてそう思った。]

 ・・・ですよねー………。

[そう、食事と一緒。
ナイフの使い方に迷わないのと同じだった。]



 っあ、う、……っはは、死神さんって、じゃあ、
 遊ぶのに、っこんなこと、するんですかぁ?

[
随分開放的なんですね、と笑う。
なんでこんなこと、誰も教えてくれなかったんだろう。

きっと生きている温度があったなら、自分もこれと同じくらいなんだろうか。]

 たのしい?
 …ミーナさんは、たのしー、ですかぁ?
 
 お、俺は、ぅあ… たのしみ、かなぁ、ん、んあ

[吐息が震えたのは、笑いともう一つ。胸の先から抵抗しがたい震えが全身に響いたから。]



 ふぇ…?
 あ、ちょっ駄目、俺も、う、あっ…
 
[
享楽に身を任せていれば、脚の間に割って入る他者の脚。
考えるまでもない、ミーナのもの。
胸の刺激と死の快楽の想像だけで十分に勃ちあがったモノは、膝が当たるだけでもわかってしまう、だろう。
恥を感じて頭を振るも、求める期待に少し足りない。
閉塞感が、]


  はっ、 ひゅ… ぐ、

   あぁ……


[苦しげな音が鳴ったけれど。
表情はこれまでない風に陶酔し、膝に密着した雄はぶるりと震えた。どくどくと心音が耳元で響いているかのように、精を吐きだしている。
ぬれちゃいます、とろれつがまわらないままつぶやいたけれど、押しのけるような力はなかった。

これだ。
心地よくて、息が詰まって、死にそうに気持ちいい。
このまま死んだら、どれだけ気持ちいいんだろう…――と、もう二度と来ない絶命を憂う。]


 
  ふぁふ…
  ふ、
  
[
熱い軟体が唇をたどって、歯列をなぞり、自らの舌に絡む。
頭の中で想像しただけで身が震えた。
たどたどしいながら、死神の唾液を飲み込んだ。

あつい。
喉が焼けて爛れそうな、この温度がなくなるのがひどく惜しい。
まるで毒だった。]

   はぁっ… ・・・

[握りしめた襟元は皺になってしまっただろう。
ミーナの真似でしかない舌の動きも、理性が働かなければ積極的に動くらしい。
もっと飲ませろと懇願するように、舌を絡ませ口内を啜る。]



  みーな、ひゃん、
  
  みーなさんは、いーんですかぁ?
  
[やがて口を離した後。
自らの両脚を隔てる死神の脚を、ゆっくりと撫でる。
つめたい掌が、上質な生地を撫でて、脚の境にたどり着く。
死神は交配しないと言っていたが、愉しむご趣味があるのなら反応くらいはするだろうと、舌なめずりしながら、形をたどるように撫でた。

してやる風を装ってはいるものの、視線は懇願に近い。**]


[なんとか吸血鬼の腕から抜け出せば必死に包帯を抑えるもどんどんあられもないことになってきて]

な、な、なに!これ、なんなの……

[包帯とはまた違う白がその下から見え隠れし、訳も分からず人前で脱がされてる状況にそれは赤く染まっていく
叫べば注目されるから声を抑えるも根本的解決に至らず]

や、だ……

[あまりの羞恥に涙が滲んだ]


[見えない手がチェリーの体をこっちょこちょ]

 ここがええのんかええのんか? 

[完全に煩悩の獣となった俺は、魔法をフルパワーで発動させて、
包帯くるくる全裸パーティじゃああああいいい!!]


うわぁっ

っ、ひゃっ、や、やめ……あっ、やだぁ……っ、ん

[飛ばされた赤に引く暇も無く襲い来る見えない手に触れられ慣れてない身体をくすぐられ声をあげてしまう
その場に崩れ落ちるように座り込んでせめて他より厚く巻かれた下半身の包帯は死守しようと必死になりながら悶えて]


[マントの下に伸ばした手が、晒された脇腹をゆっくりとなぞる]

 ほっそ。つーか、もっと血飲め。

[背中に手を滑らせて、背骨を数えるように動く手は、宥めるためと他の意味の中間のような辿々しさ。
耳に唇を寄せて、機嫌悪そうに囁いた]

 いい加減泣き止まねーと泣かせるぞ。

[若干矛盾したことを言いながら、その白い耳に舌を伸ばす。
不味そうだし単なるおもちゃ扱いしかしてないが

乱暴なマーキングを兼ねた慰め方で、さらに泣かせて
さっきなにがあったかなんて上書きされて忘れてしまえと、独占欲なんだか斜め上の気遣いなんだか分からない思考回路で、耳のふちから内側まで、濡れた音を響かせる]


[承諾を得て目を輝かせて尻尾を掴む]

 はぁ、幸せ....

[もふもふもふもふと。ぎゅっとにぎったり柔くにぎったりしながら頬擦りもして]

 いいな、僕の翼もこのくらい柔らかかったら....


エキセントリック?トレイルが?

[は?と首を傾げたのちに、ああ、と。
先ほどの話を思い出した。
シーシャの事を言ってるのだと。

まあ宴の席に包帯塗れで出席するのも
他人目にはどうかとは思うが、
あれがミイラ男としての正装だから致し方なし]

あの吸血鬼の坊ンはそれなりに良い階級持ってるからな
ああ見えて

[だから無礼講が許されるのだと説明しておく。]

俺達死神の食事なんて綺麗なもんさ
なにせ狼や狐みたいにガツガツ食い荒らす事はせんからな

[しかしまあ、彼らも拾う骨は残してくれるだろうが]


酒が入れば多少は羽目も外す。
嫌なら透けて逃げるなりしろ

[ぷつりと隆起した胸の飾りを爪でぐりぐりと詰る。
身体こそ震えては居るが、魂を食らわれた相手を前に
こうもへらへら笑っていられるのは
この小僧、存外肝が座っていると感想を抱く。]

俺?楽しいよ
でなけりゃ、膨らんだ胸のついてる女でも漁りに行くさ

残念ながら、招待客は男だけだがなぁ

[確かルシフェルはバルックを伴侶としてるのだっけか
男色家だから男しか呼ばないのだろうか
それはそれでどうなんだ?と首も傾げたくなるが]




あ…?もうか?

[駄目だと訴えられれば、不思議そうに瞳を瞬いた。
確かに膝越しに感じる昂ぶりは、確かに随分育っているが
達するほどに弄んだかといえばそうでもない。
厭厭と駄々を捏ねるように首を振られ、一度舌を離し
どうやら感度は良好のようで、愉しげに口端をあげる。]

……どうして ?

[かぷり。耳を喰んだ。
何がどう厭なのかを言え、とそのまま耳元で告げて]


…小僧、…顔は逸らすなよ
誰に酸素を奪われているのかよく見ておけ

[首を圧迫する指は、先ほどよりも力が篭る。
再び唇を合わせ、口からの呼吸も許さないと
上唇と下唇両方を閉じさせるように甘く噛んだ。
と同時、シャツから手を引き抜いて、
苦しげにジーンズの中心を圧迫しているチャックを下げ、
膨らみをありありと示す下着の内側にある性器を、
再び膝で押上げ、下方から揺らすように擦り上げ]



……ハ、

[視線の先には、今しがた達した箇所。低く嗤う。
タキシードのスラックス、膝にじわりと濡れた感触。
青年の下着はすっかり湿っていた。此処だけ生暖かい]


ふ、む……

[ちゃくちゃく、濡れた音を遠慮なく響かせながら
既に達している膝で尚も刺激して
飢えた雛のように舌を覗かせる青年の腔内を蹂躙する。]

…は、っ。

[顔の角度を変えると、唇の合間から悦と欲を孕んだ息が溢れた
どちらのものともつかないほど、互いに吐息を弾ませ
瞳を開けておくのも億劫で、視界を閉ざす。
そろりと舌を退かせかけた所で襟を掴む手に力が篭められた]

ん、……、ぅ

[まだ足りないと強請る雛に、仕方ないと眉を下げて。
首から手を離す代わりに、頬を、後頭部を撫でながら
搦め取られた舌をいいようにさせ、唾液を交配し合う。

―――二つの場所から、響く水音。*]




ぷは。
マセガキ、そんなにキスが好きなのか?

[唇を離せば、唾液が口端を辿る
手の甲でぐい、とそれを拭った末に青年の熔けた顔を見つめ。
内股の辺りを摩る冷えた手に、ふるりと肩が揺れた]

ほう。
しかし手よりもこっちで堪能させて欲しいね

[てらりと濡れたままのサミュエルの唇を指先で辿り。
二本の指を差し入れ、自分の熱が残っている腔内まで伸ばして
親指と人差し指で舌を擽り、軽く摘みながら、「こっち」と]


ひっ?

[きつく握られれば痛みもあるのだが、
心得ているのか尻尾をもふる手の力は絶妙で痛みは無い。
痛みは無いが、くすぐったさと痛みの間。

酒のせいで我慢が利かずにぶわりと尻尾は膨らんで
ドリベルを包みこむ。
目の輝きを見ると、これは我慢しないとと思うのだが]

っ…うう。

[変な声が出そうになるのを堪えて、気を紛らわせようと
ドリベルの黒い羽根に手を伸ばす]

ドリベルの羽根もカッコいいぜ?


[鏡の前での騎士のように脇腹をなぞる手、驚き瞬いたと共に涙が頬を流れ落ち]

え、あ……う、うん。
ルーカス様も、血飲んで生きてる時みたいになった俺は、興味深いって……

[戸惑いながら頷いて、背中を這う手に反応しないよう心掛けながら意図を探るように吸血鬼の瞳を見つめる]

……え、えっと

[耳元に寄せられた唇、不機嫌そうな囁きの内容に固まった
いつもと違うものを吸血鬼に感じて、それの対処法をミイラ男は知らず。]

ぁ、……っ

しぃ、しゃ……な、なにして

[伸ばされる舌、耳元から響く濡れた音からは逃れようもなく
弱々しく吸血鬼の胸の辺りを押すものの、鼻にかかったような甘い吐息が零れる
悲しいことに、普段包帯の下の触れられることのない身体は感度が高い]


上手にできたら、
……もっともっと良いご褒美をやるよ。

[傲慢な態度は崩すことなく、丸椅子を手繰り寄せる。
その上に腰を下ろし、スラックスの前を寛げた。
薄布の上からも形が解る程度には男の怒張は上向いている
ペットでも呼ぶかのように手招いて]

こっち座れ。生憎と座布団の準備は無いが…

[自分の前を指し示し、床に座れと命じる。
タイル張りの床、冷えた感触はあれど青年の身も同じ事。
思い出したかのように外套を脱ぎ、ポケットから煙草を出す。
死神とはいえど酒も飲むし、煙草も好む。
嗜好品は人間と大差ないというのも珍妙だが]


……それとも野郎のブツをしゃぶるのは厭か?



ママのおっぱいが良いと言われた所で叶えてやれんが

[いいつけ通りにこちらへ屈んでくれば、
猫のように柔らかな頭髪を撫でることくらいはするつもり。

ジッポライターで煙草に点火。苦味しか無い煙を吸い込んだ
髑髏のパッケージの印字された煙草の箱を指で弄びながら
腔内に余った紫煙をふぅ、上へ向けて吐き出せば、空気は淀む。
背もたれの無い代わりにキッチンカウンターに背を預けた]


 わぁ!

[ぼふん、と膨らんだ尻尾にビックリしながら三本のそれに包まれて上機嫌に]

 え、そう....かな?

[動いていた翼はふわっと前に出てドナルドの元に擦りよる。ドナルドからも触られればくすぐったそうに体を震わせて]


 ――升じゃァ足りねンだよ。

[舌なめずり。

そのまま口を開いて、囲ったままのルーカスの指先を含もうかと。
ちらり見える舌の形は、人が持つそれと同様の。]


 ───あぁ、足りなかったかな。
 それは失礼した。

[舐められる指を避けることはしない。]

 それならば、もう一献……

[ちらりと覗き見えた赤い舌に、すぅっと目を細め]

 ……それとも、酒よりも……もっと別なものに酔いしれてみるかい?


まだ地面走るだけだから、空飛ぶの見ると羨ましいんだぁ。

[擦り寄る様に傍にある黒い翼。
艶やかな羽根を毛繕いの要領で舌で舐めてみた]

ひぁ。
舌痺れる…これもドリベルの魔力か?

[酒とは違うビリリとした痺れ。
上流階級の悪魔の魔力と言うモノだろうか]

なんか面白れぇ。

[酒とは違う舌の痺れが楽しくて、ざりざりと羽根を
丁寧に舐めていく。
尻尾はドリベルにもふられるままだが、心地良くなって
きたのかふわりふわりゆっくりと揺れる]


 なにって、上書き。

[問いに答えながら、寄せた唇は耳から首もとへと滑り。
乱れた包帯ごし、犬歯が触れる]

 いや、俺様だってこんなことしたくねーんだけどさあ。
 他人におもちゃ触られたら嫌じゃん。上書きしたいじゃん。つーことでお前のせいな。

[にい、とやっといつもの笑みを向けて、彼の顔を見る。
怒るか、泣くか、困惑するのかと確かめるように]

 咬んだら泣く?泣けよ。んで、さっきのは忘れろ。

[鎖骨の辺りに舌を這わせて、小さな裂傷を作り
滲む血を、舌で拭う]

 まっず。

[けたり、笑って彼の髪をみだしてやろうと手を伸ばした]


 え...やっ.....ドナルド

[擽られるようなもぞもぞとした感覚に体を震わせて尻尾に顔を埋める。]

 ....っ、くすぐ...

[ぞくぞくして首をふれば自然と尻尾に顔を押し付ける形になる。ついつい強めに握ってしまえばごめんと慌てて尻尾をさすって]


あ、悪ぃ。

[尻尾に顔を埋められて羽根から顔を離すが、
やりすぎたのか尻尾を強く握られて、ぶわと毛が逆立った]

俺こそ悪い。
くすぐったかった?

[俺もそうだぞ、とニヤと笑いながら今度は
尻尾に埋まった顔をぺろり]


 ん…ゥ

[咥内に水音を立てながら形のいい指を舐る。
細めた瞼の奥、瞳孔は相手を捕らえたまま。

甘い声で提案されれば、口から指を解放してにぃ、と嗤う。]

 生意ィ気…

 歩き回る必要もなーァ、なァなったら、
 その首ずゥ…っと持っとけるんだけどねぇ

[酒瓶を呷る。
足りない。升に注がれた酒は少なかったが、酔いとは別の奥深い部分を刺激された。
きっと本当に"御里"に近いところの地酒だったのだろう。

含んだままの酒が唾液と混ざる。しれっとした唇に噛み付いた。

口端から酒を零しながら、いいよ、と呟く。]


そ、そういうことじゃなく、て……っ

[耳から首もとへ滑る唇、それにすら過剰に反応してしまう
包帯ごし犬歯が触れた、吸血鬼の捕食の対象では無い筈なのに何故
そうして漸く理由を理解するのだ。]

や、やめて
俺、玩具、違う……

[いつもの笑みに怒りたいのだけれど、戸惑いと怯えが入り交じった顔で力無い声
これから何をされるか分かってても止められず]

い゙っ……!

[鋭い痛みにぎゅっと目を瞑った]

うう……

[ここで泣いたらこの吸血鬼の思い通りで、それではやはり玩具なのだ。
もう既にこの部屋で弄ばれている姿はそうなのだけど、髪を乱されながらぐっと堪える]


[指が解放されるのと同時、ふ……と小さな吐息が零れた。]

 そうだな。
 外れた首をキミに抱えられるのは、大層心地よかった。

 あの感覚をまた味わえるというのは……魅力的だ……。

[升を持つ指、酒を呷る唇に、熱を孕んだ視線を向ける。
 唇が近付いてくれば、一度だけ、ぱちりと目を瞬かせたが]

 ……ん。

[口内に、唾液の混ざった酒が流れ込んでくる。
 それを、こくりと喉を鳴らし、呑み込んだ。]


 んん...ははっ、ごめんね

[顔を舐められればくすぐったそうに肩をすくませる。そうすればちいちが置いた水が目に入り]

 お水きたよ!

[はい、とコップを渡そうともふもふした尻尾から顔を上げて]


[痛みの後じんわりとくるこの甘い痺れは彼が吸血鬼だからなのか、それとも]

しぃしゃ、のばか……

[こんなことをされるとは思いもしなかった、からかわれたとしてもいつも冗談で終わっていたのに
「さっきのは忘れろ」慰めのつもりもあるのだろうか、しかしこちらは再び恥ずかしい思いをさせられたわけで]

うー……
早く巻け……

[自分だけ変に反応してしまって馬鹿みたいだ、ちっとも紅潮が引いてくれない顔で睨む。
意識して低く発したのは普段なら絶対に彼に使わないような命令口調]


[強い酒の様に舌に残るドリベルの味がもう少し欲しくて
唇は追いかけるが。
そう言えば水を用意してくれてたんだと、ちいちを見る。
礼を言おうと思ったが、何だか取り込み中の様子に
口を噤んで代わりに]

ドリベルが飲ませてくれ。

[もうちょっとドリベルを味わってみたかった。
耳位なら齧っても良いかなと浮かんだ誘惑を押さえつつ、
期待の目をドリベルに]


 え...

[意外な言葉に顔を真っ赤にしながらも、触らせてもらったのだからとその水を口に含み]

 んっ....

[期待の籠った瞳に耐えきれず目を閉じてそっとドナルドの口に自らのそれをつける。

だが、口を開けば溢れそうだしどうしたらいいのかわからず困惑して未だ唇は閉じたまま]

 んん

[うっすらと瞳を開けてどうすればいいのかとドナルドの方を見る。翼はしんなりと二人を包むように地面についていた]


 ――酔うだろ?

[酒精を飲み込んだ喉を撫ぜ、滑らせて顎の下を指の腹が捉えた。
耳元で小さく声を吐く。寄せた髪は、彼の整った金髪も乱してしまっただろうか。
干した酒瓶はテーブルの上へ。反対側のこめかみに指先を這わせた。]

 首ィ外しても酔えるかァ、なぁ。

 ま、それは後で…

[己の口元も拭わぬまま、ルーカスの顎の輪郭に舌を沿わせる。
そのままきっちり留められた襟も乱そうかと。]


[新しい反応。

目を瞑り、耐えるような顔をした彼を見上げて、目を細める。
怒ればいーのに。微妙な表情は、目を閉じた彼には見えないだろうけど]

 ……俺様が決めたらそーなの。
 トレイルは俺様のおもちゃー。だから勝手に泣くなっての。

[髪を乱す手は止めず、もう片方の手は腰の辺りまで下りて、上書きの言葉通り、先程見えざる手に触れられていたのであろうところを、産毛を撫でるような手つきで指を這わせる]

 痛い?

[動物の子が乳を求めるように、裂傷に再び吸い付いて]

 ……ん、

[小さなリップノイズを響かせた]


(あ、美味い)

[それがドリベルの唇だからか、他の化け物もそうなのか。
触れた唇からぴりりと心地良い痺れを感じながら
開かない唇に焦れて目を開けると、問う様な瞳があって。
少し開いた唇から零れた水を音を立てて啜る]

(水、甘い…)

[少しだけ流れ込んで来た水の甘さに、目を細めて。
もっとと本能の望むまま残る水を全て奪う勢いで
吸い上げて、叶うならもっと欲しいと舌を差し入れようと]



[首筋に顔を埋め、死体の身体に鬱血の痕をつけようとする。
食欲の任せるまま、包帯を突き破ってしまおうか。
きっと不味いけども。

思考しながら、腰を撫でていた手をもう少し下に滑らせて
太股、内腿、その奥を、ゆるりと撫でる]

 な、さっきどこをどう触られてたわけ?
 教えてくれたら巻く。

[珍しい命令口調に愉しげに笑って
子供のように調子に乗ったまま、なーなーと無防備ささえ感じさせるほど無邪気に小首を傾いだ]



 ち、違いますよシーシャさんですよ!!

[誤解を受けたにしてもこの間違いはひどい。主にトレイル君が可哀そうですせんせー、である。]
 
 なるほど…貴族様、かぁ…えっじゃあ落書き俺のせいになったら…

[さーっと顔が青ざめた。一緒に怒られたら大丈夫かなんて楽観的過ぎた。間違いなくこれは俺だけがオシオキである。]

 ま、まあ…獣に食い荒らされるよりは、マシかなぁ…。

[主に見た目的な意味で。]



 は、っはは、ん…や、じゃ、ないし…
 嫌でも、こんなにッ…あ、されたら、集中できません、って…

[自分はまだまだ人外新米なのだ。消えるなんて集中して初めてできる事。
こんな、あの時を思い起こすような刺激の最中にできるもんじゃない。]

[大して綺麗な見てくれでもない。ただ、死の瞬間に縁があっただけの元人間。
それを弄って楽しめるなんて、大概、]

 あくしゅみ。

[緩慢な口調になった。]



 むり、は、あぁう、…た、勃って、るの、で
 よごれ、ちゃう、し、 ぃんっ、 な、いつまで、も、つか

[耳が、胸の先と同じくらいに痺れた。
幾らなんでも、緩慢な刺激で絶頂するには恥ずかしい。死神の口調や視線からしても、それはやっぱり異常なんだ、異常。

異常。
ぞくぞくと昇ってくる神経毒のような痺れが、心地よかった。]



 は…―――、

[声にならなかった。こくんと軽くうなずいて肯定を示す。
唇まで閉じられて。
くるしい、今この死神に、また、ころされている。

もう濡れた感触しかしない下着、圧迫感の薄まったジーンズを見ようとしたけれど、先の“いいつけ”を思い出して、視線を下げずにミーナを見つめ続けた。
もはや、真面に前を見ているかどうかは怪しかったけれど。

嗚、哂われてしまった。
今しがた吐きだしたはずなのに、まだ身の内に燻っているようだ。]



 ふ、はぅ、…

[ねちゃねちゃと音がする。汚れると心配していた上質な生地に、もはや自ら擦り付けているのか、膝で擦られて反応しているだけなのか、自分では分からなかった。
唇からは熱と毒。

自分の吐息も冷たいのだろうかと、落ち着かない呼吸を余所に死神を見る。
閉じられた睫毛を観察する…――と言うより、自分を悦ばせる相手を目に焼き付けようとでもしているかのように、薄く目を開いたまま。*]



 はぁ……、 え? ああ、…  っすき、れすね…
 うん、だいすき。
 
 ふぁ…

[ああ、そうだ。大好きだ。
口内に滑り込む指に、驚いて少し開いた目を向けた後に、再び蕩けた目でうなずいた。]



 ごほうび?
 あ、はは……

[いいんだ、咥えても。
昂揚は微かに笑ったのみで、生唾を飲み込んだ。]

 だいじょーぶ、
 
 それより、俺、初めて、なんで…
 下手だったら、ごめんなさい…
 
[言いつけどおり、素直にタイルに座り、しきりに乾いたくちびるを舐めながら、煙草の香りに視線を上げる。

相変わらず期待に薄笑いを浮かべながら、先ずはその性器に口づけた。
熱い。
ちゅ、ちゅ、と薄い布地の上から口づけてから、恐る恐る下着をずらしていく。]



 はぁ…おっきー、ですね…
 
[伸ばした舌で、ゆっくりと竿をなぞり上げる。
変な味、でも、熱い。すごく熱い。
確かビデオの女の人は…――と思い出しながら、亀頭に一度口づけて、そっと咥えこむ。

嗚、困った。これからどうしたらいい?
続きはどうなっていたっけ。

窺うように、死神の表情を見上げた。]


 ───たしかに、好い酒だ。

[喉を流れる、ちりりとした熱。
 ちいちの味が混ざった上質な酒は、一口だけでも、酔うには十分すぎた。]

 が……

[喉を撫でてくるちいちの指、耳元にかかる酒気を帯びた吐息は、それ以上に魅惑的で、ふっと、熱い息をひとつ零した。

 髪が寄れば、シルクハットが転がり落ちる。
 それを拾うことはせず、ちいちの黒い髪に指を絡める。]

 酔うかどうかは……キミ自身で、確かめてみたら、どうかな……?

[フッと笑みを浮かべるも、顎に舌が触れてくれば、そこには淡く情欲が滲む。
 襟を乱そうとする手を止めるようなことはせず、代わりに、促すかのように、ちいちの鎖骨に指を這わせた。]


[吸われ、彼の口内へと移っていく水に彼の感情の高ぶりを感じて嬉しくなる。

水音に恥ずかしげに目をまた瞑って、舌をさしこまれれば拒否はせず、空いた唇から微かに水が口の端を伝って零れた]

 ぁっ.......

[また強く握ってしまいそうで尻尾から手を離して自らのズボンをぎゅっとにぎる。水をあげてるだけ水をあげてるだけと心の中で一生懸命唱えながらその水を得ようと絡まる舌の邪魔にならないように舌を引っ込めた]


[喉が渇いているのに、水を味わいゆっくりと嚥下する]

ドリベル…甘い。

[ほんの少し離した唇から、熱に浮かされた様に囁いて。
口の端から零れた水を舌で掬いあげて、
もう一度唇を重ねて熱い粘膜を舌で舐め取っていく]

まだ水欲しい。

[全て飲み干しても、より乾きを訴える子供の様に呟いて。
先程舌でなぞった水の痕をまた舌で辿る。
頬から顎、喉まで舐めて上目遣いにドリベルを見た]


勝手にきめ、るなぁ……

[玩具と言いながら勝手に泣くなと慰めるようなことを言って、髪を乱しながら腰に降りる手
弄ばれながら優しさのようなものを感じてしまうのは、自分がおかしいのだろうか
見えない手はこんなことをしなかったのは確かだけど]

っ、痛いに決まってる……

[不味いだろうに、こちらを苛める為だけに吸っているのだろうか
リップノイズなんて初めて聞いたに等しい]


……あっ

[唇をわななかせ、首筋の感触に耐えていても
内腿の奥にまで手が及べば声をあげてしまって]

そんなこと、……言えるわけない
も、許して……泣きやんだし、気、済んだでしょ?

[強気に振る舞おうとしても無理だった
酷い言葉と合わない無邪気な仕草が憎らしい]


[甘い?その言葉の意味がわからずぽけっとしているうちに零れたそれを舐められもう一度口付けられる]

 ふぇ?...あ、うん。

[やっぱり口移しじゃたりなかったかなと今度こそコップを渡そうと。だが頬から喉にかけて滑る舌に、見上げる瞳に吸い込まれるように釘付けになり]

 .....もう一回

[水を含んで口づける。今度ははじめから少し唇を開けて迎え入れるように]


[吐息の感触が肌を撫でる。
高い熱を持ったそれを受けて指先がぴくりと、ほんの少し跳ねた。]

 ふ…

[転がる絹の帽子。笑み。]

 やっぱりぃ…身体ァ無ぇと、なぁ。
 ちょっと今、抱き足りない気ぃするゥ…

[髪に絡む指先。襟を寛げて露出した首筋に擦り寄った。
ルーカスの指先が肌をなぞるのに合せて、曖昧な温度の息が漏れる。
掌は背中の方へ。引き寄せると相手の素肌にさらりと鱗が当たる。]

 アァ、あったかい…

[深く、溜息と共に力を抜いた。]


そうか。あとでな

[もっとしたいとでも言わんばかりの素直さに、
袖を肘付近まで捲りながら、咥え煙草で言葉少なで約束した
別に不機嫌だからというわけではない。
捲ることに手を取られており、咥えながらなので話しにくいだけ]

男なのに、とか言うやつが男経験豊富だったら引く

[先ほどの問答を思い出して、首を横に振り。
それは暗にヘタでも叱らないという意思表示だったが

片手で火のついた煙草を指に挟んで口から離し、
灰皿かわりにシンクへと長くなった灰を落とす]


女とは?

[流石に二十歳ともなれば経験あるだろうとタカを括り。

シルクハットをまず床へと放る。
首許を戒めるスカーフタイプのネクタイを乱雑に抜き、
傍らの上衣の上へと放ると、シャツの釦を数個外した。

よし、これで大分楽になった。
畏まった場では喉元を寛げさせることは躊躇われる。
というかルーカスが呼ばれて居るので、だらしない格好で彷徨くとどんな嫌味を受けるか知れたものではない。

ワイシャツとベストだけの上体を再びカウンターへ預け
下着越しで肉茎に唇を落とす様をじっと眺めて]


 は……、ッ。

[首筋は、やはり弱い。
 擦り寄られれば、肌は淡く熱を持ち、繋ぎ目がどこであるか示すように、そこに、すぅっと薄い朱の線が現れたか。]

 身体……?
 もしかして、身体のないものでも、抱いたのかな……?

[喉奥で、くすりと小さく笑いながら、ちいちの着衣をはだけさせようと、人のものとは違う質感の肌を、するりと撫でる。]

 ……チー君の肌は……ひんやりしていて、心地よい、な

[熱を帯び始めた肌は、ちいちの、己より低い体温を求めるように、寄せられる。]


いや…、そう見比べることもないからな

[下着から表に出された中心への感想に、首を傾け。
他の死神。人間の一般的なペニスのサイズはよくわからない。
ここに呼ばれる者共と比較するなら…、まあよそうこの話は。

おぼつかなげな手つきと興味津々といった様子の口元。
不慣れ感を受けて、逆に妙に煽られてしまったか、
先端の窪みからは、とろりと透明の蜜が溢れ出した。
それを動物のようにぺろぺろと舐めとるサミュエルの頭を撫でる。]

……死神は人間とそこまで性感帯は大差ないぞ。
自分が好きだと思う所を弄ってくれりゃいいが…

[といえど、個人差もあるか。…暫しの間。]


俺は、今お前が咥えてるトコと裏筋が好きだ

棒付きキャンディでも舐めるように唾液でたっぷり濡らして…
今言ったあたりを舐め回してみろ

[なんだこれ、教師か。心の中で自分にツッコミを入れつつ。
辿たどしい刺激を受けて、ぴくり、と幹は脈打った。]


うん、もう一回だけ……。

[甘露の様な水を求めて。
ドリベルが水を口に含む様をうっとりと見つめ。
近付く唇を待てないとばかりに奪う。

うっすら開いた唇から伝わる水だけでなく、
ドリベルの舌も吸い上げる様に喉を鳴らした]

あまーい。

[水が無くなっても、ドリベルの粘膜や舌は甘く感じて
隅々残らず舐め取った。
満足して解放する頃にはすっかり息が上がっていて
夢中になり過ぎていたらしい]

ドリベル、悪い。苦しかったか?


 あっ....

[息が上がり少し瞳が潤んだままぼんやり虚空を見つめる。こういったものもある意味精気だ。彼から発されるそれに欲が出てくるが彼の言葉にはっとして]

 う、ううん!苦しくないよ!

[苦しいどころか気持ちよかったですとは言えない。少し反応する前を隠すようにもぞもぞと動いて俯き]

 よ、酔ってたの、治った?


[強気な口調からいつもの懇願口調になったことに、つまらなさを感じて口を尖らせる。
聞こえた鼻にかかった声には、悪がきらしくくつりと笑ったが]

 だあめ。
 どーしてもいやなら、俺様殴って逃げれば?
 逆に押し倒してもいーけど。はは。

[するわけないと分かってるから、そんなからかいを口にして。
下肢に触れていた手が、しっかりと巻かれていた包帯を緩める。
かさついた素肌を撫でて、雄に指を絡めて、悪戯っぽく擦りあげた]

 ほらあ、ほらあ。
 素直にされたこと言うか、殴り倒すかしねーと貞操の危機ですよー、トレイルくぅん。

[言いながら、首筋を舐めて
包帯を突き破り、ゆっくりと焦らすように牙を埋めていく。

吸血鬼の特性上、痛みはないはずだ。
むしろ、頭が軽くなるような甘ったるい快楽を感じられるのだから、ラッキーと思ってほしい。なんて身勝手なことを]


 ん、……ふ

[水音が、妙に小部屋に響いた。


内側から熱と共に満たされる快楽をこちらも感じつつ、交尾を思わせるようにすり、と彼の腰に腰を擦り付けて]

 ふ、くそまじぃ。

[水音の合間、笑って
彼の雄を玩ぶ手を、やすりがけるように下から上へ強く擦った]


 こぉして油断なんかァ出来るの、
 お前さんらの前で、だぁけだよぉ。

 笑うなってぇ、全く。

 寒くってしょうが無いや…

[遠まわしに抱く身体も無いのだと吐き捨てた。ルーカスの息すら逃すまいと抱きしめる。
紅く断じられた痕を見留めれば、顔を上げ、そこをなぞろうか。

芳しい香りを纏った熱にこらえきれず、再度口付けようと唇を寄せた。]

 …ん、…

[着物が肩を滑り落ちる。外気に晒された敏感な蛇の身がなぞられれば、背筋が震えてこわばった。
僅かに眉根を寄せ、けれども口元は弦月を描いて。]

 帯、外すんならァ、場所変える?
 それとも… ここで?


[はぁい、と間延びした声で頷いて。
ぼんやりと、煙草をくわえる唇に、捲られる袖を見る。

いい服だったのに、大変だ。
よくは知らないが、水引っ掻けた友人が相手を殴っていた事は良く覚えてる。]

 っふふ、たしかに。

[だったら経験豊富だったらよかった。
多少は、驚いた顔でも見れただろうに。惜しい事をした。

と、ありもしない事だからこそ、言える事。]


 …………………。

[む、と悔しげな顔、唇をどこか拗ねるように尖らせて。]

 ない、です。
 そういうの、駄目だって、…言われてた、から。
 
[そういう物だと、思っていた。
自慰ですらなんとなく罪悪感を覚えながら行っていたのだから。
忙しい日々に正しい成長を取り残していたらしい。*]


[離しては見たものの、少し潤み始めた瞳と
肌の色と囁くような吐息にまた喉が鳴った]

なんかさ、酒は抜けたみたいなんだけど。

[誘う様にもじもじと動くドリベルにまた顔を近付けて]

ドリベル舐めると凄く甘かった。

[悪魔だからだろうか。
それとも他の化け物も魔力によって味が違うのだろうか。
そんな事を考えつつ]

もうちょっとドリベル食べたいけどいい?

[魔力の味だけでなく、そう言った意味で。
本能に忠実な獣だからこそ視線は肉食のモノに変わっていた]



 ん…
 
[
撫でられれば心地よさそうに目を細めて、擦り寄るように掌へ向けて首を傾け。
分かりましたと頷くように、瞬きする。]

 わひゃり、まひあ。
 
  ……ん、ふぅ、 は、
  あむ…    ん、んぅ
  
  は、 ふ……、
 
[
一度口を離し、舌にたっぷりと唾液を纏わせる。
再び咥えこんで、裏筋をゆっくりと舌でなぞる。棒付きキャンディなんて、食べたのは何年前だっけ。

舌を絡ませて窪みをなぞり、ゆっくりと先端を啜る。
じゅるじゅると音を立てながら、口に広がる緩い苦味を愉しんだ。]


……早く灰になれよお

[そんなこと出来たらまずあの鼻血男を殴っている
出来たとしても、この吸血鬼に構われなくなったりこれ以上酷いことをされるのに怯えてしまうだろう。
……つまり打つ手無し、苦し紛れに半泣きで使い回しの憎まれ口を叩くのが精一杯]

や、それは……!
っ、…も、やだぁ……帰りたい……んっ

[緩められる包帯、いとも簡単にそれに触れられ擦られて情けなくもそこは反応してしまう]

ぁ、しぃしゃ…っ…こわ、い

[ゆっくりと埋められていく牙、ミイラの自分がこうされる日がくるなんて思ってもなかったのに
じんわりとした未知の快楽が怖い、誰にも触られたことがない場所まで好きにされてるのに力は抜けていって]


 私は今、熱いくらいだけれど……

 ……っふ。

[繋ぎ目をなぞられれば、ぴくりと小さく身が震える。
 寄せられた唇を、ちろりと舌先を出して受け止めて、もう一度、あの酒の味を味わおうとするかのように、深く重ね、隙間から舌を侵入させて、絡める。]

 ん……っ  、ぅん。

[口内に充ちる酒香に、うっとりと目を細め、やがて離れてゆく唇を、名残惜しげに見つめ]

 私は、どこでも……キミの望むように。
 なんなら、今宵の月を望みながらでも……?

[艶やかな笑みのまま、露わとなった蛇の身に、温かな掌をゆっくり這わせる。]


っ、ぁ、……ん

[響く水音と自分の声、耳を塞いでしまいたくなる
擦り寄せられる腰にいつもの怯えた顔をしても、目は無自覚にとろんとしていて]

じゃ、やめて、っ……よ……っ
もう、言うから……ぁ、ひぅ

[強く擦られ吸血の快楽もありすっかり形を持ってしまった雄
このままではこのいじめっ子の手にイカされてしまいそうで、折れるしかなかった]


まあ、そう期待はしてない。安心しろ

[慣れていないなら慣れていないなりに
初々しさや必死さを堪能する愉しみもあるというもので。
不慣れなのを気にされて凹まれるのが気が引ける意味合いで気にするなと唱えたものの、ぶっきらぼうな上、口のあまり宜しくない言い方しか選べないが故に、その意図は伝わるかどうか。]

ない…?何故?

[成人を迎える息子をどこまで過保護に育てる親なんだ。
疑問を思わず口にしたが、それはこの後語られることになるか*]


 甘い?....ドナルドも、甘い、かも。

[近づいてきた顔にズボンを握る手を強めながら]

 え、えっと...痛いことしないなら

[肉食のそれに怯えながらも引かずに自分も彼の精気を味わおうとぺろりと舌を彼の首筋に伸ばす。]

 いい、よ。

[彼の精気を口に含んで甘い、と呟く。それでもふとここがホールだと気づいて翼で彼と自分をくるんで隠し]


俺も? 俺も甘いかな。食べてみろよ。

[べろりと舌で自分の唇を舐めた後、ドリベルの唇を舐める。
そのまま頬に瞼に舌を這わせて。
舐められる場所は全部舐めようと、耳朶から項に掛けての
首筋も吸い上げていく]

はぁ…ドリベルが触ると、ビリッて来て…気持ちいいかも。

[痛い事はするつもりはないから、丁寧に。
羽根が2人を隠すなら3本の尾で隙間を埋めた]


……ぁ っ、 
 ばか。咥えたまましゃべんな……


[雁首を銜えられたままもごりと喋られてしまえば、
その刺激が妙に擽ったくて、煙草を持つ手が震える。
フィルター近い短さになったそれを濡れた流しへ押し付け、
ひょい、と三角コーナーへと放り棄てる。]

ん……ぅ

[陰茎に走った筋をぬめった舌にねぶられると、
快感は中心から内腿あたりまでじわりと浸透する。
膨らみを、流れ伝うカウパーを音を立てて啜る様を見ながら、
細い髪の毛に指を絡ませ、時折熱を帯びた呻きを漏らす。]


……他人様のペニスの味の感想は…?

[青年が童顔なせいか、悪いことをしてる気分が増す
実際にいいことをさせているかと聞かれたら多分NOだが。
直接的な刺激に対してぞわぞわと腰に響く触覚。
捲れる唇や舌の動きを目下におけば、視覚で。
また、自分の体液だか彼の唾液だか境のつかない水音で聴覚が。

三つの感覚で煽られながら、瞼を半ば伏せてしまう。
そういえば、こういう宴でも無い限りは最近ご無沙汰だった]

サミュエル、……サム。 いい子だ。
そう、それで…口の中、入るとこまで……、はぁ…っ

[咥えろ、と細い声で願いながら。
通していた髪、くしゃりと指を曲げて掴む形となり]


 ぁっ.....ん、ふ..

[顔の上を滑る舌に顔が火照って息を漏らす。]

 痛い?

[ビリっと来るときけばさわらない方がいいかなと舌を引っ込めようとしたが続くことばにどうしようとさ迷わせてから結局彼の唇を舐め]

 .....僕は、ドナルドに触られると、ほわほわして気持ちい


 それしか言えねーの?

[くつり、くつり。
喉の奥で圧し殺した愉しげな声が、トレイルの耳元で漏らされる。
いつもの涙目に、蕩けるような優しい笑みを向けて、目尻にちゅうをした]

 ここ、なんか濡れてきてる。自分でわかるよな?
 これなにかなー、汗か?尿か?気持ちいいときの汁か?この早濡。

[下肢に触れる手を、わざと音を響かせながら訊ねて
情欲と愉悦を宿す瞳で、トレイルのとろんとした瞳を覗いた]


 言う?

[その言葉が届いても、すぐには止めず。
特に敏感な先っぽを痛みと快楽の狭間を与えるように爪で数度弾いてから、段々愉しくなってきた行為を一旦止めてやった]

 ん、トレイルいいこー。

[にやにや。
頭に触れていた手で、彼を自分の胸元へ引き寄せて
そのままの流れで、座るように誘導してやる]

 で?

[小首を傾ぎながら、片手で頬を掴み、彼の顔を上げさせて。
子供みたいな顔で、微笑む]

 さっさと言えよ。上書きしてやるから。

[にこぉ]


 じゃァ、分けておくれよ、熱いの…

[口移しで与えられた体温は体中を満たすには未だ遠く、重なった肌の匂いに腹の下が固く疼いた。
もっと、と彼の足の付け根に腿を寄せ。燕尾服に手をかければ、はだけたワイシャツがあらわになろうか。
それも邪魔くさい、と隙間から手を差し入れて、滑らかな人肌を骨の感触に沿ってなぞり。

澄ました顔が珍しく歪むのが面白くてゆるい手つきで首を撫で回す。
相手の唾液で濡らした口付けはよくよく吸い付いて、温い舌先を受け入れながら此方もその裏側をざらり、舐めた。
まだ飲んでいないシャンパンの味がする。]

 …んん、 く、
 は、ぁ…


[離れて低く、深く息。名残惜しげな視線に、時折漏れる喘ぎ声が可愛らしい、と頬が緩んだ。]

 はァ、外ぉ――?

[思わぬ提案に図らずくくく、と笑いが漏れた。鋭敏な表皮は熱の高い指先の蠢きを細かに伝えてきて、笑いながら身をよじった。]

 アァ、ちょォ、…あんましないで、ソレ、

 ふぅ、ふ。
 せめて窓際ァ、行こぉ、か。

[示したのは、廊下の階段下あたり。
蝋燭の明かりの少ないあそこなら、窓から月がよく見える。]


ビリッてするけど。なんか気持ちイイ。

[唇を舐められると、お返し、と軽く唇を合わせる。
深く求めないのは、まだドリベルの味が他にしないか
確認していないから]

気持ちイイ? じゃ全部舐めてやるよ。

[嫌な感覚でなければ調子に乗るのは獣頭だから。
翼と尻尾で隠す分、密着していてドリベルの魔力に
魅了されそうになる]

ここは? ここは?

[見えている肌の部分は全て舐め尽した後、
先程から手が隠しているドリベルの股間にも顔を埋めて
ぐいぐいと鼻を押し付けた。
ドリベルが許せば直に舌を這わせたい、と布の上から
彼の熱を唇で咥える様な仕草を見せた]


 あっ!ドナルド....やぁっ

[体を震わせて抱きつく。ここはと聞かれても恥ずかしいやら何やらで答えられない]

 そ、そこは....

[顔を真っ赤にして舌股に近づく顔をあげようとする。だがその仕草に漏れた吐息は明らかに先を望んでいて

彼に全く何もしてあげられないことが申し訳ないが彼に何かする余裕もなく。ただペロペロと首筋を舐めながら吐息を耳元で溢した]


 キミが、そう、望むなら……
 ……ふは、ッ

[燕尾服は滑るように床に落ち、はだけられたワイシャツの下からは、騎士と呼ぶに相応しい、けれど白い体躯が覗く。
 寄せられた下肢に、兆しかけたものの感触は伝わったろうか。]

 ……は……

[肌を、ぬるい指になぞられて、長い睫毛がふるりと震えた。
 もどかしげに、軽く身を捩れば、シャツも呆気なく肌を離れることだろう。]


 ぁ、 ん……?

[不意の笑い声に、きょとんとした表情をちいちへと向ける。]

 何か、おかしな事を言っただろうか?

[緩く首を傾げながら、肌を撫でる手を一旦止めて]

 あぁ……あそこなら、たしかに、佳い月明かりと出会えそうだ……。
 ならば、行こうか……?

[もう一度、軽く唇を触れさせてから、立ち上がる。]


[同じ手は通用しなくて、けれど蕩けるような優しい笑みも耳元の声もあの時より怖い]

っ、し、知らない……そんなの、分かんない……

[責める言葉を否定しても響く音は誤魔化せないもので、ついにまた涙が落ちた
覗き込む瞳が宿すものに気付けば思わず逸らす]



 ん、んん…んぅ、
 
[はい、と返事しかけて慌てて頷いた。
喋るなと言われたのに喋ってどうする。

熱のこもった呻きに、どうだと言わんばかりに死神の顔を見上げる。
頭を撫でられて、髪が指に遊ばれる感触が妙に気持ちいい。
見返してやると思っていたはずなのに、こんな声を出されたらただ奉仕するのが喜ばしくなってしまう。
先端の窪みをなぞって、雫を零す孔を穿るように舌を突き出した。]



 はふ… ん、 ………、 おもっらより、ひゅひ。
 
[問われれば素直に答える。
ただし、咥えた性器を離す事はしない。熱が遠ざかるのが惜しかった。
持前の素直さはある程度自覚はあるが、こうして直接指導されるような、まるで宜しくない事でもされているかのような……、いや、実際宜しくはないのだろうが。
男なのに、男性のペニスを咥えて奉仕し、そしてそれに悦んでいる自分。
異常だ、と思えば。
少し前と同じ、神経毒が這い上がった。]



 は、ふぁい……

[喉の奥まで、入るところまで。
とろんと蕩けた眼で、えずきそうなくらいに咥えこんだ。

軽く唇に力を籠めて、鼻先に陰毛が掠る根本まで。
喉の奥が、陰茎の先をゆるく締めた。息が苦しい。
苦しいと思えば思うほど、自らの雄も膨らんでいて。床のタイルにこすり付けるように、腰を揺らしていた。]


っ、言う!だからやめ、てぇ……

[そして言うと口にしたのにすぐに止めてもらえなくて
敏感な部分をそれこそ玩具のように爪で弾かれる、痛いのか気持ちいいのかも分からない刺激に身体が小さく跳ね涙が数滴零れた]

う、うー……

[にやにや笑う顔が恨めしくても睨む元気はもう無い
引き寄せられ、そのまま誘導されるままに座り]

……っ

[まさかこの状態で言えというのか
口にしたことを、吸血鬼にされると分かっていて]


ここ、なぁんだ?

[抱き付かれて悪い気がしない。
戸惑う様な吐息に満ちた熱に気を良くして]

ん、あ…。

[首筋を舐められて、感じているのはぶわっと膨らむ
尾の様子で判るだろう。
気持ちいいから、同じ様に。
隠していた手を掴んで離させると、手を差し入れて
ドリベルの熱を晒そうと]


[ぎゅっと目を閉じた。
せめてこの無邪気に残酷な吸血鬼の顔だけは見ないようにしたい、それは許されないかもしれないと思っていてもそれだけが今出来る抵抗だった]

じ、上半身……色んなところ、くすぐるみたいに触られたり
それから、その……胸のとこ、つ、摘まれて

[震える声で出来るだけ大雑把に口にすればあの見えない手の感触をつい思い出して熱く吐息が零れる。
嫌なのに、あの時されたことも今させられてることも]

し、尻に感触が移動して、撫でられて……それから……前、に

[そこであれが倒れたのだ]


 あっ....ドナルド、恥ずかしい...

[下股が晒されたのを感じれば彼の首筋にそのまま顔を埋めて

それでも嫌ではないから抵抗はしなかった。]

 えっと、その.....

[隠す必要がなくなって空いた手のひらを彼の下股に伸ばす。自分だけというのは不公平だと抵抗されなければ彼の雄を弄ろうと]


ふっ……、 く

[どこか得意げな面持ちで見上げる青年に、
なにがどうしたのかという気分を覚える。
なにせ嘲る意味で期待しないと吐いた訳ではないのだから]

……ん、ぁ

[想像よりも随分抵抗なく、従順に雄を愛撫する舌の動きに、
若干どころか割と、いや相当に…驚きではあった。
愛情を向けられているのかと錯覚を覚えるほどには。]


は、…ぁ……っ! そこ …は、ァ、……んッ

[舌先が容赦なく窪みを抉ると、痺れた快感に見舞われ
やわく伏せた瞼は微動し、スラックスに包まれたままの
内股の筋もひくり、と震えて青年の頬にかつりと当たる。
どくり、と白混じりのカウパーが青年の腔内を満たした]


あぁっ、 ウ――…っ だから咥えたまま、…ッ
                         ぅ……っく

[しゃべるな、と皆まで言えず。
否、男がイエスノーで答えられない質問を投げるのが悪い
敏感な先端に歯が立ち、びくびく、と雄が脈打つ]

っ……、

[うっかり出してしまうとか恥ずかしい、元人間相手に。
ちょっと今のは危なかったのか、額に汗が浮く。
腹筋に力を込めて耐え切った所で、手の甲で汗を拭い]

……こうやって見てると、お前結構、かわいいな

[奉仕された経験が少ないと言えば多分嘘になる。
それでも男を相手として経験豊富でもないただの青年が…
いわば自分の命の仇相手に媚びる様子はそれなりに感嘆もする

賛辞と取るか馬鹿にしてると取るかは彼次第]


[巻きにきたはずなのに、先程よりもほどけているわ牙で穴は開いたわの可哀想な状態になった包帯を片手で玩び、さらに緩め
ただでさえ足りてない彼の水分を残らず奪おうとするように、零れた涙を舌ですくった]

 言うんだろ?約束は守れよお。

[意地悪く笑い、髪に触れたままの手は遊ぶように彼の髪を指に絡ませて
膝を無造作に揺すり、触れる固いものへ刺激を加える。
猫が鼠をいたぶるような、緩慢な刺激]

 言わなきゃ犯す。

[語尾にハートマークでも付きそうな声で、笑って
包帯を遊んでた手が、腰を、脚を何度か行き来した後、伝う体液が到達しそうなそこをノックするように叩いて]

 言っても気分によるけど。
 どうする?トレイルくんが選んでいいんだよー?

[横暴な選択肢を与えて、粘着質な水を塗り広げるように指が円を書いた]


[丸くなった目に益々笑いが上がりそうになり、ひ、ひ、と声を抑えた。]

 おかしかぁ無ぇよォ。
 面白いだァけ…

 なぁンか、るぅかすの、さ、
 珍しい顔ばっか見てるなぁ、今日はァ。

[軽いキスの後、傾げられた首筋からするり、手を離し、腕のあたりまで落ち込んだ着物を一旦肩端まで引き上げた。
滑り落ちたシャツと燕尾服を拾い上げて片腕にかける。]

 ――御供しやしょう?

[若衆じみた台詞を吐いてふふ、と笑い落として。
目当ての場所に向かう間は態と、その背に少しばかりの距離を開けながら後ろを付いていった。]


[階段下に設置されたソファの背に燕尾服を掛けると、伸ばした腕でルーカスの腕を取り、一気に距離を縮めようと。

己の痩身からは羨ましいと思える程の鍛えられた肢体に身を寄せると、深く噛み付くような口付け。
月明かりに揺れる金髪に妙なもどかしさをそそられて、首の朱に手をかけて力を込めた。
相手の歯の裏側まで舌を這わせてなぞれば、舌先を焼く熱さに何故か寒気にも似たものがぞくりと身の内を走って、自然と息が上がる。]

 っふぅ…っ、
 …はぁ、…ぅ、…ん、ぐ、
 は…
 ん、ん…

[荒い吐息と共に銀糸を引いて舌が離れる合間にも、腹の下の昂ぶりは既に立ち上がっていて。
相手の温度に徐々に侵されながら、シュ、と音を立てて帯を解く。
首を撫ぜていた手を勢い離してスラックスのボタンに指先をかけた。]



 っ、なァ…… 入れていい?

 俺ァ… どっちでも、イイし、
 キツ、いんなら、下でいい、から…

[僅かに傾げた頭と、酸素不足で苦しげに細められた目付きで、さながら切羽詰ったような顔つきになったろうか。
実際そうなのだが。

ルーカスの様子を見ていると、何と言うか、リードしている事が多いように思うので、拒否されればまぁその通りにしようと内心考えていた。]


隠れてるから見えないぜ?

[恥ずかしがるドリベルに可愛い、と耳元で囁くが
容赦はせずに晒した彼の熱を手に収めて扱く。
口に含んで味わおうかと思ったが、
下半身に伸びて来た手ににっこり笑って]

2人で気持ち良くなる?

[意地悪く笑いかけると、遠慮せずに前を肌蹴させて。
育てていた彼の熱と自分の熱を擦り合わせ、
2本まとめて彼の手に握らせてみた]


[閉じられた目。
気に入らなくて、瞼を舐める。
それでも開かなければ、瞼を舌で割って眼球を舐めた]

 むね?

[呼吸音どころか、息の熱まで感じられる距離。
震える声を繰り返して、悪戯してた手が、ついと腰の辺りに戻ってくる]

 で?どんな気分だった?
 随分高い声出てたけど。

[しれっと最初に要求していたこと以外のことを言おうとさせつつ、手は尻を撫でて
首にキスを落とすと、そのまま鎖骨の傷をなぞって、胸の尖りに甘く歯を立てた]


 そうか、私にはよく分からないが、キミが面白いと思ってくれたのなら何よりだ。

[こちらもまた、つられるようにクスクス笑う。]

 ……ん?
 今日の私は、そんなに珍しい表情をしているか?
 だとしたら、きっと、チー君に触れたことで、胸が躍っているせいだろう。

[心臓は存在しないので、鼓動が聞こえることはないが。
 その言葉が偽りではないことは、ほんのりと蕩けはじめた表情からも分かるだろう。
 尤も、嘘偽りなど、ここまでひとつも口にしていないのだが。]


………っ、ん…、

[細い視界の中で根元まで包まれてしまえば、
冷えきった感触を根元まで受ける。
舌に擽られる程度であれば気にならなかったが。

萎えはしないまでも、ぶるりと頭を震わせた。
青年の腰が床に向けて揺れているのを見やれば、
上下に揺れる下衣に包まれたままの臀部に意識を取られる。

あれに血が出るほど爪を立てて、奥にある秘所を蹂躙したい
その欲望を胸に沸かせながら、下唇を舐めた]



ぅ、―――…お゛

[喉奥で肉茎が、雁首が。締まる感覚。
しかし冷感はやはり身を襲い…]


グ……、
サム。 ……ちょっと、すまねえ

[耐えられない…熱がほしい。
摩擦でそれをどうにかできないかと腰を浮かす。
えづきかけるほどに深くくわえ込んだ青年の喉には
無体を強いることにも繋がってしまうのだが、
くしゃりと握っていた前髪を強くつかみ直して、
口腔を犯す形で律動を起こす。]


……ぁ、っはぁ、ん、ぅ

[次第に擦れることで温かみが腔内へ浸透する。
ゆるせ、と短く上から告げて、ぶるりと]

は、… だすぞ、

[頭頂部を押さえ込むようにして、喉奥へ。
蹂躙しきった末に、勢いのある白い欲を吐き出す。]


[可愛くないとぶんぶんと首をふる。が、その扱きに首を仰け反らして抱きついた]

 二人で....うん。

[二人分の雄を握って最初は戸惑いながらも、ゆるゆると、自身すら中途半端に感じる動きで扱き始め]


[恥ずかしいことを口にしてしまう前に、されるがまま緩められ水分を奪われ
一体どうしてこんなことになってしまったんだろうとぼんやり考えていた]

いじわ……っ、ん…る

[分かりきった当たり前のことだと我ながら思う、主にこの吸血鬼にしか使われない罵倒の引き出しはとっても少ない
膝を揺すられればもどかしい刺激に思わず腰を動かして]

……?!

[そんなことを言うには不似合いな声で告げられた言葉に固まった
確かにさっき貞操がどうとか言っていたけれど]

や、やだ……やだぁ……

[叩かれ塗り込まれる感触に震え首を横に振る、まるで肉食獣に掴まった小動物のよう
なんで自分にこんなことを、もっと綺麗な相手を選べばいい――そんなことを言ってもまた「玩具だから」と返ってくるのだろう。
羞恥に耐えながら、あの見えない手にされたことを唇が紡いだ*]


─ 階段の下の窓辺 ─

[大きな窓からは、満月には少し足りない月の明かりが、燦々と降り注いでいた。
 その窓を背にし、誘惑の笑みを浮かべ、手招く。]

 さぁ。
 愉しもう。

 もっと、キミのことを深く教えておくれ……。


 気持ちいい?

[相手はどうしていたか、単純な上下の動きを恥ずかしげに繰り返して喘ぐ。もっともっとと体は求めていたが恥ずかしさにどうしてもそれ以上のことはできなかった]



―――……っ、!!

[白い光に包まれて、少しチカチカする。

不規則に乱れた呼吸はすぐに正常には戻らず。
射精の余韻に浸りながら、頭部を掴む手は緩めやしない。

征服欲もそこにはあり、無意識に縋った分もあり
どくりどくりと震える雄を脈打たせて、最後の一滴まで注いだ所で]

……………のど、切れたか?

[そこで漸く我に返った。
青年の頭部を開放し、さらりと金糸を指で撫でる。

無理に飲もうとするな、と弾む甘い吐息を交えて呟き**]


[刺激に反る様子も可愛いのだけれど。
くすくすと耳元で笑いながら、
仰け反った喉元に唇を押し付けて吸い上げた]

気持ち、イイよな。

[熱くなる吐息を耳の奥に注ぎ込んで、
緩く動く手にじれったいと腰を動かしてドリベルの熱と
掌にしつこいほど擦り付ける]

手と口、どっちがいい?

[確認しながらも自分の手も添えて腰と一緒に動かしていく。
悪戯にドリベルの先端に時々爪を引っ掛けて。
声が出そうなら、声を飲み込もうかと唇を求めた]


気持ちイイよ。
だってドリベルの顔がこんな間近で見れるんだし。

[同じ様な問い掛けに、少しずつ早くなる吐息と共に
正直に応えた。
ほら、と感じている証に手の中に育った雄を押し付けて。
彼の掌を汚すまでは満足しないと腰と手を動かし続ける**]



 ふ、 ん、ん……ぐ、う
 
[心地よさそうな声にいちいち褒められているような気になって、啜るときに声が上がればより奥まで、唾液を絡めて喘がれれば尚丁寧に。
喉の奥が刺激されて苦しくなれば、益々行為に没頭してしまう。]

 ん、んっく… はふ…  ふ、

[太腿が頬に当たった。
嗚、此処が気持ちいいんだ。
解ればただ、執拗に抉り、ゆるやかに舐めて、啜る。
咥内に広がった液体に、苦味が増した。]



    ん、んっぅ、 ほめう、 ……うぐ…、

[ごめんなさい、と言いかけて歯が掠って。
びくびくと咥内で雄が跳ねた。

ああくる、と思ったのに。]

 んん…?
 
[どうして出さないの、と言いたげに見上げた時に言われた言葉を、すぐに理解できなかった。

かわいい?俺が?

かっと頬が熱くなった気がした。亡霊なのに。
所在なさげに、視線をずらす。

何を言ってるんだ、と反論しようにも、咥えたまましゃべっちゃいけない。だってそう言われたから。]


[瞼を舐められ思わず開いてしまう
ああやっぱり許されなかった]

……わ、訳分かんなく、て
っん、怖くて気持ち悪かっ、た

[視線に抗議の色が混じったのはほんの一瞬。
与えられる刺激に途切れ途切れの声、最初は要求されてないことだと身体の熱が頭を回らせてくれなくて気付けない
その中で一つ嘘をついた、……確かに感じて声をあげてたのに]



 ・・・ぁ、

[
ごめんなさい。
多分、なにか間違えた。

亡霊ゆえに自分ではどうすることもできないものだが、何やら粗相をしたようにしか思えずに。
熱を与えられるばかりなのは、すっかり頭から抜け落ちている。]

 は、ふ?

[頭を掴まれる。
何かと見上げるその間に、喉の奥、それも咥えこんださらに奥まで、雄が押し込まれた。
苦しい。
勿論苦しい、息ができない、死んでも呼吸をしないのは耐えられないらしい未熟な人外は、その律動に目を白黒させて…とろけた。

おれからさんそをうばっているのは、みーなさん。
ちゃんと見ないと。]


[ハロウィーンの月は満月に満たなくとも色濃く、魔を兆す。
眩く見えるのはその光か、手招く金髪か、一瞬分からなくなって、くらりとした。

本日何度目かの、分からないが、を口にしたその前髪を指先に絡めて混ぜ。]

 ――おっさんさァ、今ちょっと
 お前さんの頭ぁ、もぎ取ってよ、
 抱きしめたくなってきたよォ。

 嗚呼、まだいいから、なァ。
 我慢さァせて。

[常に近い顔で言われる冗句には軽く眉根を寄せた笑みを向け。
無意識に、這わせた手を心臓の辺りに置いて、弱く爪立てた。]

 こォんな暖かいのにねェ…



 ん、んん、っふ、む、んむぅ、 ふ、……っ

[ゆるせと言われれば、自然に頷いていた。

一度濡れた目を見開いて、細める。
脈動ごとに青臭さが広がって、苦味が広がって、喉にひっかかって]

 っは、わ、かんな、痛い、かも…?
 や、だ、だいじょーぶ…
 
[熱い液体が注がれるのが、あんまり心地よかったものだから。
息苦しさも相まって、はしたなくタイルで精を吐きだしていた。

痛いと言われれば痛いけれど、言うなれば顎が疲れたくらいで。]

 あ、そだ、ミーナさん、  よかった?

[まだ、こだわっていたらしい。**]


 ふ、ッ……

[前髪に触れる指先に、長い睫毛がふるりと揺れる。]

 抱きしめてくれるのならば、喜んで……

[クス、と喉奥を鳴らしながら、首を外そうと手を掛けるが]

 ……おや、お預けをされてしまった。
 キミの、そのしっとりとした肌に抱かれたら、きっと素敵な心地だったろうに。

 ん……ッ?

[ひんやりとした手が、胸元に触れる。
 その冷たさに、僅かだけ、ぴくりと身が触れ、眉が跳ねた。]

 チー、君……ッ!

[淡い痛みが胸に奔る。
 窓辺に置かれていた手指の先が小さく動き、唇からは、微かな吐息が。]


 あっ!ふぁ....あぅん、ん...

[耳元をくすぐる、笑い声と喉元にチクリと感じる刺激に声を上げる。

そうすれば相手の熱と彼の手の刺激に声が止まらなくなり]

 どっちなんてっ.....いえなっ

[唇を求められれば応え、喘ぎが先程の水のように彼の咥内に消えていく]


 僕の、顔なんて...

[自分はドナルドの顔が身近にあって嬉しいけど、なんて呟いて。彼の雄の熱さに安心して自らも彼の動きにあわせてゆるりと腰を動かした]

 あっ、ドナ.....いきっ、たい!

[限界を迎え、上がる呼吸と迫る快楽に口をぱくぱくとしながらドナルドの快楽を感じているだろう表情を見つめた**]


[触れられるたび、ぞくぞくと、情欲が沸き上がる。
 右の手は窓辺を離れ、再びちいちの着衣を剥ぎ取ろうと鎖骨を滑り、胸板を撫でて]

 ……もっと、触れて。

[鱗を辿るように、指先は脇腹へ。
 そして、下肢へと滑り込む。]


ん、っ

[嘘を口にしても、身体はもう限界だった
透明なものを涎のように垂れ流す雄を自分で握り込んで派手に水音を鳴らし擦りあげる]

あっ、……見ない、で……

[吸血鬼の前だというのに、止まらない**]


[トレイルが少ない語彙から罵倒を探してきて、怯えて子供みたいに泣きながらこちらを罵るのを聞くと、なんだかゾクゾクする。
俺マゾだったのかなあ、なんて思いながら、震える彼を慰めようとするように、片手を背中に這わせ、優しく動かして

一瞬の抗議の目に、またゾクゾクした]

 気持ち悪かった?
 あんだけ声出しといて?

[胸の尖りから口を離し、甘えるように小首を傾いで上目遣いで見上げる。
にこにこ笑いながら、もうほとんど身体からほどけてる、まっさらな、汚れひとつない包帯を手にして]

 じゃ、今は?

[何気ない風に言いながら、トレイルの自身に包帯を巻き付けにかかった]



[尻をなで回してセクハラしていた手が、最奥を再びなぞる。
胸の飾りをきゅうと吸い上げ、固くなったそれを唾液の音を立てながら舌で転がした。

ぐちゃり、とトレイルが自ら雄に手をかけて、卑猥な水音が響く]

 ……足もうちょい開け。

[やっと胸から口を離したと思えば、そんなことを言って
胸を遊ぶのに飽きたか、身を起こし彼の脚を掴んで脚を開かせると]

 淫乱。手、止めるなよ?

[内腿にかぷり、噛みついて
滑りを利用して、中指を裡にねじ込んだ**]


[ゆらり、額を寄せたのはルーカスの鎖骨の辺り。

先に首筋に頬寄せた時と同様、鼓動らしきものは聞こえて来ず。
けれども熱くなった息が首にかかれば、心地よさと刺激にゾクゾクしてきて、思わず顔をしかめる。
案外感じやすいのだなぁと思いながら、低く喉が鳴った。

掌が皮膚を撫でていく感触が鋭い程伝わって、腰元のボタンを外す動きが鈍る。

怒張しきっているであろう熱に触れたいともどかしさにただでさえ殺していた息が、己の下肢に触れる体温を感じた途端、ぐ、と飲み込み止まった。]

 …っ…
  …あ、…

[漏れ出た息は存外、押し殺したような代物になっただろうか。
思わず突っ張ろうとする腕をこらえる為にルーカスの腕を強く掴んだ。
片方空いた拳が震える。
ぎり、噛み締めて笑みとも苦悶ともつかなくなった顔を上げて、彼の目を睨んだ。

噛み付く口付けと、問い。]


[引かれた身体は、抵抗なく、ちいちに触れる。
 肌の感触に目を細めたのも束の間、唇を塞がれ、酒気が口内へ流れ込んできた。]

 ん……んぅ、ッ……
   ……、ふ っ、……ゥ

[ひんやりとした舌に口腔を舐られるたび、口端からは熱い吐息が零れた。
 酔うような、甘く痺れるような。
 そんな口吻の最中、首筋に加えられた強い力に、ビクッと眉が寄った。]

 ふ、……。

[離れた唇から滴り落ちた唾液の後もそのままに、ちいちの肌が露わになってゆくのを見れば、身体の熱はじわりと増し、下肢には甘い疼きを覚えた。]


[下衣のボタンに指がかかれば、そこに指先を重ね、外すのを促す。]

 ……なに、かな……?

[睨み付けるような視線と、問いかけに、ふっと艶を帯びた笑みを口元に浮かべて。
 誘惑の眼差しを向けたままで首を傾げる。
 そして、切羽詰まったような言葉を聞けば、緩く弧を描く唇を近付けて]

 勿論。
 そして、私の熱を、全身に感じて欲しい。

[ぬるいと息とともに告げると、ソファーに身を横たえようと、緩やかに身を傾がせた**]


[押さえきれない吐息が酒精を纏い、口端を伝って肌にかかる度、竦みそうになる。
離れて見上げた表情が熱を帯びたものと知れれば、恍惚とも安堵とも付かない思いに荒げた息を呑んだ。
歪んだ口端に、笑みが戻る。]

 …ァ、 は、は…

[首筋からルーカスの後ろ髪を掬い上げ、誘う眼を唇で塞ぐ。
滑り落ちた着物は腕を覆う袖以外はもう纏う役割を失って、布の影が床で扇情的に揺れていた。

是、を云われるまでには、重ねた指がスラックスのボタンを外していて。]


[常のへらりとした表情に軽い苦さが混ざる。]

 ごめんねェ、おれ、久々すぎて…

 あァりがとォ。

[口調は丁度、ルシフェルに酒を要求した時の不敵なそれと同様だったか。
重ねたままの指先が焼けるほど熱い下肢に、直に触れる。
気持ちがいい。

彼の白い肌と、揺らめく色を纏わせ光る己の鱗を瞬時見比べ、本当にいいのかなァ、等とこっそり逡巡したりした。

それも、その唇に覆いかぶさる僅かの事だったが。**]


[耳に届く甘い吐息と声はくすぐったいよりも
情欲を刺激して止まない。
いつの間にか大胆に動き出した腰に]

やっぱ可愛いって言われるだろ?

[もう一度そう囁いて、どちらの先走りか判らない程
濡れていた互いの竿を擦り付ける速さを上げる。
顔が近くにあって嬉しいと、更に可愛い事まで
付け加えられたのサービスとばかりに鈴口を爪で
刺激して布の上から胸の尖りを探して潰してやった。

漏れる声も全て飲み干して、溢れる唾液も舐めつくす]


じゃ、一緒に行こうか?

[望みのままに。
そう囁くと彼の手を汚す為にドリベルの手を上から重ねた。
彼の手を汚す優越感に達するのは早く、
我慢するつもりもなかった]

ドリ、ベルッッ。

[短く息を止めて、彼の手を白く汚す。
ドリベルもイけよ、とばかりに鈴口を指の腹で強く
ぐりぐりと愛撫した]

ドリベルの手、汚しちゃったな。
綺麗にしなよ。

[彼の手を汚したのは俺だけか、それとも彼もか。
兎も角、俺の白濁だけでも舐めて欲しくて、
汚した彼の手を彼の口元へ]


俺はこっち綺麗にしてやるから。

[そう言って目を細めて、ドリベルの雄を口に咥えて
舐め清めようとする。
まだ放っていないなら、口の中で飲み干すつもりで。
汚れているなら美味しそうに音を立てて、全て清めて
満足そうに顔を上げて微笑んだ**]

ご馳走様。
ドリベルすっごい可愛くて美味しかった。


ご、ごめんなさ……ん
気持ち、いいです…っ…ほんとはさっきの、も気持ち良かった……です

[甘えるような上目遣いで言わないでほしいことを簡単に言われてしまうとまた涙がでてくる
巻かれる前に握ってしまった手は上下して、もう意地を張り続けられなかった
恥ずかしい告白をしながら、自分で触ったことも無い場所に歯を立てられ吸い上げられてしっかり快楽を得ている浅ましい身体]

えっ?

っ、…い、痛い

[開かされた脚、異物感と痛みに言われたばかりなのに手が止まって
生者のそれより少し低い体温の内部は、けれど同じように指を拒み押し出そうとするように締め付ける]


 ぁ……

[後ろ髪を撫ぜるひんやりとした指に、露わになった肩が小さく揺れた。
 唇に塞がれた眼は、その冷たさに、逆に瞼に熱を呼ぶ。]

 ー……、 ?

[ほんのりとした苦みの浮かぶちいちの表情を見つめ、ふっと静かな笑みを返し、その頬を、鱗に反って軽く撫で]

 ……月明かりの元へ誘ったのは、私だ。

 思っていたとおり、月に照らされたキミの鱗は、こんなにも……魅惑的だ。
 それを、独り占めできるだなんて……ッフ、

 このうえ なく、贅沢な……ッ、ことだと  思わないかい……?

 ……ッ、は……チー、君……

[滑り込んできたちいちの指は、冷たく、ヒトのモノとほぼ同等な男性器に触れられるたび、指先や瞼がぴくんと震え、声を時折途切れさせた。]


表面上は、余裕ある表情に見えるかもしれないが、色素の薄い肌には淡い朱が差し、見つめる瞳も熱に潤みはじめている。]

 ………美しい……

[覆い被さってきたちいちの、艶めく鱗を撫でながら深い吐息をひとつ落とす。
 やがて掌は、脇腹から脚の付け根へと滑り、その中心にあるはずのモノを探りはじめる。
 どのような形状なのか、ここも体温は低いのかと、好奇と期待に、口端を吊り上げながら**]


 可愛く、ない!僕、悪魔だからっ....あ!

[可愛くないし、可愛いと言われても嬉しくないと頬を膨らませる。まぁそれも直ぐに鈴口と胸への刺激にしぼんでしまうのだが]

 ど、ドナルド..あぁっ!

[握らされた雄をただただ彼の動きにあわせて動かす。始めより大分大胆なそれは確実に二人を追い上げ、彼がイき、鈴口をぐりぐりとされれば自らの雄も白濁を吐き出した]


 え、んっ....

[綺麗にしなよと言われて戸惑いはしたものの熱に浮かされたように自らの手についた白濁を舐める

こっちと言われて伺っていれば雄に感じる粘膜のぬめりにぞくぞくと震えてぎゅうと抱きついた]

 やだっ....ぁ、ドナルド、やぁ...

[綺麗になった頃にはくったりとしていて。彼に体を預けながらそれでも可愛くないと抗議だけは忘れず]


[ぴちゃぴちゃとわざと音を立ててドリベルの雄を清めていく。
舌を這わせる度にあがる甘い声に、悪戯で先をつついて吸い上げて]

やっぱり可愛いって。

[平行線になるのは判っていても、こっちも言わずにいれなかった]

ドリベル、可愛かったし、美味しかった。
ごちそうさま!

[綺麗に舐め清めた唇を軽くドリベルの唇に重ねて身体を離した]


―少し前―

[上り詰めた精を弾けさせるより前。
開放と絶頂を求めて容赦なくピストンする男のものを、狭い喉奥まで突き立てられて咽ぶ青年の様子をどこか遠い目で見下ろしていたが]

……っ、

[熱に浮かされたようにも見えるサミュエルの、涙の膜が張った瞳。じっと見上げる二つのそれに、淫猥に求める欲の光を垣間見た気がして、ああ。
青年の魂の味が、―まだ、記憶に。あの味を過ぎらせたが故に咥内に溜まった唾液。
ごくりと喉を鳴らしてから、青年の咥内にある質量は、一層体積を増す。

快感と、興奮で飛びそう。思わず口角を上に。*]

いいな、その目……クる。


[出して良いと促しはするも、厭だと拒否されれば止めはしない
はっきりとした熱の残る体液と、冷えた唾液を纏わり付かせた雄をずるりと引き抜く。
先端からは白とも透明ともつかぬとろみがつう、と伝わり、床に雫を落とした。]


……あぁ、期待以上だ。気に入った。


[感想を求められれば熱い息と共に告げる。

愛想も皮肉以外の世辞も好かない男にとっては、最上の部類に入る褒め言葉。

男の性格をよく知る者が聞けば仰天しかねないが、彼にとってはどう響くか。]



……小僧、こっち来い

[彼自身の白濁に濡れた床を一度見てから、立ち上がるように促しを。
水道の蛇口を捻り、グラスへ半分程注ぎ。
自分の口腔に流して含んだ状態でこちらの膝を跨がせてから顔を寄せる。

ぬるくなった水を青年の咥内に遷すようにしてから舌を絡ませ。
己の精の苦みと臭み。やはり眉間に皴は深く寄るが]

……は、

[ややあって舌を抜き、青年の下唇を軽く食んでから唇を離す。]

上手に出来た褒美… やるよ。
シャツも下も脱いじまえ

[その気がまだあるなら、と暗に篭めて命じる。
丸椅子から腰を上げ、冷蔵庫に立てかけていた大鎌を床へ寝かせ。
彼が首肯なり返事を返すなら、冷蔵庫からオリーブオイルのボトルを出すつもり**]


 手、止めんなっつーの。

[根本までねじ込んだ指をゆるく出し入れしながら、彼の腕にかろうじて巻き付いていた包帯を引っ張り、自慰の続行を命じる。

蠢く体内でなにかを探すように指を動かし、頃合いを見て、指の数を増やした]

 なんか興奮してきた。させろ。

[にこぉ。
男としてのプライドを粉々にしようとする笑顔で、横暴にもほどがある要求を突きつけた]

 怖いんならちゅーしてやろーか?

[からかう口調で彼に訊ねて、一応の親切心でそれ以上急かすことはなく。
痛みを感じさせないように中を押し広げていく]

 大丈夫大丈夫、終わったらこれも気持ちよくなるって。知らねーけど。


 ぼ、僕も美味しかった....ごちそうさま

[なんだか不思議なやりとりだが相手のキスに応えてこちらも体を離す。

その狐の尻尾を持つ彼も可愛いと思うのだけれどと思いながらそれは言わず。周りから見たら五十歩百歩かもしれないやり取りだった]


ぁ、 ごめんなさ、い

[思わず謝ってしまう悲しいいじめられっ子根性
命じられるままにまた自分を慰め始めれば少し気が紛れて
気付いた時には増えていた指]

い……言ったら犯さないって言ったのに!
なんで興奮してるんだよ、ばか!へんた、い……っ
やだ、ぁ

[横暴な要求にイヤイヤとぐずる子供のように首を振る
無理矢理に引き出してきた罵倒を浴びせる最中、探るような指先が何かを掠めぴくんと反応する痩せぎすの身体
目を白黒させ、訳の分からない感覚と同性に犯される準備をされているのに止まらない自分を慰める手に吸血鬼の見慣れた泣きそうな顔になって]

ん、そんなの、いらない、っ……ぅ

[からかい混じる問い掛けに顔を背ける
中は指を拒むのを止めて押し広げるそれを飲み込むように伸縮し始め、それが自分でも分かり唇を噛んだ]

ならない、絶対……なるわけ、ない


[この月の明りがまた陶酔を呼び起こすのか。
普段は触れられようと大した事の無い頬をなぞる感触が、異様に心地いい。
ソファに持たれかかった相手に覆いかぶさって整った髪を乱せば、触り心地に益々気分がよくなってくる。
笑みを見返す口元がにやついた。]

 …ハ、
 お前の肌に比べりゃ、そぉいいモノでも無いよォ

 …じゃ、甘えさせて、…もら…っ

[熱い息に紛れて脇腹の皮膚を撫で摩られ、びくりと震えが走る。
普段見えない部分が最も敏感だ。歪んだ表情で、一見余裕綽々なその顔を仰ぎ見た。]

 …ッだ、…それ、あんま駄ァ目だっ、て…
 特、に背中…


 …、っ、  …ぁア…

[滑る熱い手に触れられる男根は、固くなってはいるが温度は矢張りルーカスのそれよりは低い。
形状の方は、ちゃんと人身に化けているのだからアッチの方もほぼ同じ、と、思う。
少なくとも蛇の時、身の内側に隠しているものとは違うものだ。

ちら、と彼の中心を盗み見て、整わない息を吐く合間に、くっく、と笑った。
負けるなぁ、小さく呟いて、だが負けじとそれを擦る。何度も思うが、焼け焦げそうだ。]

 ちょ、いいかぃ…こっち、 汚すと悪いから、

[先走りが落ちる前に下着ごとスラックスを脱がしにかかった。
相手の下肢が露になると、不意の欲求からその腿から脚に指を這わせる。
どことなく執拗な手つきで、筋に沿って撫で上げて。]


[薄目で彼の中心を見やり、暇になった口元を近づけた。
舐る舌にはルーカスの温度がまだ移り残っている。]

 …ふ…… は、ァ、く
 んぐ…

[動く度、立ち上るアルコールと精の薫香に紛れて懐かしい匂いを感じた。
鉄と血と、死の匂いだ。
己はもう、それを浴びる機会など殆ど無い。

思わず牙を立てそうになったところで漸う、口を離し、ただ己の冷えた唇を熱の平へ触れさせるのに留まった。
噛むのは、不味い。
場所も場所だし、相手が御同類とはいえ毒で死なないとも限らない。]


 言ってねーよ。

[苦情を言う彼に、愉悦を滲ませながら答えて
罵倒にゾクゾクして、中をかき回す指の速度を増す]

 ん?ここ?

[一瞬の硬直。
それに目を細め、ぐ、と押し上げる。
卑猥な水音が中から聞こえた]

 なるわけない、ね。
 いや?気持ち悪い?じゃ、なんで萎えてねーの?

[くすくす笑いが落とされて。
広げるのをやめ、指の腹で押し上げていたところを擦る。
こっち向けよお、と甘えたような声で、彼の涙でぐしゃぐしゃな頬に触れてみたり]


ひぁっ 、嫌だ、そこ……

[増した指の速度に無自覚に自分で慰めている手の動きも早まって
押し上げられれば水音と共にあがる高い声]

…っ…うるさい

[くすくす笑いが腹立たしくてもぐちゃぐちゃの自分の手を見れば反論出来るわけもなくて]

やぁ、んっ…おねが、それ やめて……ぁ

[押し上げられた場所を擦られれば言葉と裏腹に悦ぶようにきゅうきゅうと指を締め付けてしまう
甘える言葉に向けた瞳は欲に濡れてどこか虚ろ]

ぁ……もう、むり……ぃ

[それは内部から外部から快楽を得続けて限界が近い故に]


 とれーいるぅ

[限界を訴える口に、ふにりと人差し指を当てて。
唇の形をなぞり、体内に入れていた指をゆっくりと引き抜く。

すっかり柔らかくなった蕾のふちを撫で、甘やかしたい気分をもう少しだけ堪えて
もっと、誰に何をされてるのか自覚させたくて、言葉を紡ぐ]

 もっとほしいって?言えるだろ?

[心まで犯してしまいたくて、彼の瞳を覗く。
濡れた瞳がいかにも憐れっぽくて、口角が自然と上がった。

いつものいじめっこみたいな笑顔は、欲に濡れた瞳とほんのりと色づいた頬のせいで、子供っぽさが強調されて]


あっ……

[人差し指を唇に当てられれば、意図が分からずぽやんと不思議そうに吸血鬼を見つめて
指が引き抜かれた時、小さく残念そうな声が零れた]

そん、な……

[きっと絶望した顔をしていただろう、まだこれ以上辱められると知ったのだから
子供っぽい顔でなんて酷いことを強いるのだろう
そんなこと言える筈無いのに、一度味を覚えさせられた中が疼き早く出したいと中心が涎を垂らしていて
思考が熱に侵されていく、理性が溶けてしまいそう
ああ早く――]


もっと……


……もっと、ほしい

[吐息と共に微かな声が落ちる
屈服した瞬間だった]


 ……そう、だろうか?
 月明かりに見るキミの鱗は、まるで…… ッフ……

 まるで、アメジストや……ローズクォーツの……欠片を、思わせ……、て……
    ……ン……?

[短い金色の髪を乱されるたび、瞼が震え、擽ったげに身を捩る。
 脇腹や背中を撫でられるのが弱いと知れば、小さな悪戯心が沸き上がり、もう片手を背中に回すと、五指をまばらに動かして、鱗の感触を愉しんだ。]



[その間に、右手はちいちの男性器を捉え、形を確かめるかのように蠢いた。]

 ……ここ、には……鱗は、ない……のかな?

やわやわとした刺激を与えながら、確認したその形状は、ヒトのモノと大差ないように思えた。
 そしてやはり、温度は低い。
 他の化物や、気まぐれに人間と、淫らな遊戯に興じることはたまに……いや、よくある。
 けれど、熱がないのに硬く張り詰めた男根というものは、じつに興味深い。
 逸る気持ちで乱れそうになる呼吸を落ち着かせようとするように、少し大袈裟に、下唇をぺろりと舐めた。]

 ……負、け……?

[微かに聞こえた呟きの、意味は分からなかったけれど]

 ぁ、  ん……。
 そう、かい……?
 キミは、紳士的……だね……

    ッふァ、ァ……っ


[嗚呼、]

 たまんない

[絶望の顔と屈した言葉に、快楽が胸を満たす。

ぞくり、ぞくり。

込み上げるものが命じるまま、唇をなぞっていた手が彼の髪を掴んで、彼を壁に乱雑に押し付けた]


 よく、できました。


[顔を近付け、吐息を押し戻すように、彼の口元で囁いた]


もどかしげに自らの前を寛げると、 半ば程まで勃ち上がっていたそれを扱き上げ、揉み込んで。 数度、手でしごいてから彼の蕾に押し当てた]

 ッ……は、あっつ……

[淫らに蠢く壁から快楽が逆流して、思わず歯を食いしばればびくりと自身も跳ねる。

トレイルの頬にキスを落として、支配の悦びに震える心を宥めながら、彼を傷付けぬようゆっくり腰を進めた]


[髪を掴まれ乱暴に壁に押しつけられ眉を顰める
生前想像してた初めての行為とは程遠い]

……ッ

[囁きに唇を歪める
悔しくて、憎たらしくて、けれど]


[汚れるからと、下衣をまとめておろされれば、協力的に、緩く腰を浮かばせる。
 露わとなった下肢をなぞる、温度の低い指の感触に、声は微かに上擦った。]

 チー…… ぁ、フ……ッ

  ……ぁ。

唇が塞がれ、熱い吐息と酒気が交わる。
 絡めようとした舌は、ちいちの口内の牙を見つけ、それをなぞろうと蠢くが、目的途中で口吻は終わりを告げ、少し残念そうに喉が鳴った。]

 チー、くん……、……

[雄を握る手は先端へと滑り、溝を爪の先で柔く弄りながら]

  私に、もっと……キミを……

[耳元に唇を寄せて、甘く囁く。]

   冷たい、キミの……熱を……くれ、ないか……?


いや、嫌だ……そんなの、入らない……

[前を寛げさらけ出された吸血鬼の雄から視線を外せなかった
押し当てられた熱を感じてうわ言のように拒絶の言葉を呟いても身体はちっとも動かない]

っ、う……!

[指とは比べ物にならない質量にのけ反る
傷付かなくとも感じる本来味わう筈の無い貫かれる痛み、息が出来なくて必死に何か掴むものを探すように手が吸血鬼のほうに伸び]

あっ、ああっ……

[そして、その衝撃に解放を待っていた中心から白濁を自分の腹に放出した]


 ……入った、じゃん?

[熱に浮かされた声が、息継ぎのうまくできない彼の口元で落とされる。
吐息ひとつまで、自分の肺から届けようとするように。

髪を掴んでいた手を緩め、優しく労るように彼の頭を撫でてやって
腰を引き寄せるように、蕩けた中をかき回した]

 ぅ……ぜんぶ、出せよ。っ、……ほら、

[達してしまった彼の自身を掴み、やわやわと揉みほぐす。
腰を引くたびに擦りあげ、親指の腹で白濁を塗り広げるように。

否定の声をあげてるのに、素直に反応してしまう体が憐れでおかしくて仕方ない。
誰に今日嫌なことをされたか、帰ったとき自分のことだけを覚えていればいい、なんて思いながら、かさつく額にちゅうしてやって

先程指で刺激したところを抉るように、征服欲の任せるまま彼を揺さぶった。
腰を打ち付ける音と水音が心地いい]


……ぅ

[何も言えなかった。事実しっかりとそこは咥え込んでしまってるのだから
口元で落とされる声はまるで上からも下からもこの吸血鬼に浸蝕されていくようで、逆らうことも出来なくそれを肺に取り込む
優しく撫でてくれるのがこんな時じゃ無かったらどれだけ良かったか、そう考える間も無く]

ぁ、あっ
やぁっ…しぃしゃ……まだ、そんなにしたら…っ…ん

[かき回され達したばかりのそこを弄られ強い快楽に生理的な涙が溢れる
苦しさすら感じるそれに痛みを紛らわされてもう快楽ばかり追ってしまう頭、嫌なのかこうされたかったのかもう分からなくてただ自らを揺さぶるその吸血鬼の名前を呼んだ
抉るようにあの場所を突き上げられれば止まらない嬌声、手で口を覆おうとした]


 ……ふっ……ぅ、はぁ、
 あ、……いいな、それ。

[彼の甘い声が自分の名を呼ぶのを聞いて、片手で痛いくらいの快楽を彼に与えながら、目を細める]

 …もっと……よべ、よ

[邪魔な手が口を塞ぐ前に、ぺろりと乾いた唇を舐め
扱く手を速め、催促をする。

トレイルの快楽第一に腰を動かすのは、身勝手な要求を強要しているため一応の優しさからなのだが
逆に苦しめてる結果になってるので、いつものいじめと大差ない。

尽きることのない興奮を煽る甲高い声。
もっと鳴かせたくて泣かせたくて、角度を変えてさらに奥を強く抉った。
甘い刺激と背徳に、すぐにでも達してしまいそうで。
余裕の失せた瞳が、彼の潤んだ瞳に映った]


[や、と口元を抑えながら、首を横に振った。
していい、は、なるべくするな…と、染みついた「いいこ」の媚び方でもあり、多少の不味さを補って余りある熱。
引き抜かれた先からこぼれる雫まで、勿体ないと惜しむほど。]

 
 ふ、 ふふっ、  へへ、
  よかったー。
 

[労いと奉仕に見合う以上の賞賛、その証明は未だ広がる苦味と青臭さ。死神の性格をよく知らずとも、この亡霊にとっては最上級に聞こえていた。

唇に残るぬめりを指で掬って、啜る。
冷えてしまっては勿体ない。]


 
 ん、…

[男の視線を追って、床に飛んだ白濁に気まり悪そうな顔をする。
確かに咥えている最中、膝で弄られ首を絞められた時の絶頂感を一突きごとに味わっていたから、おかしくはないのだが。

ふらつきながら、死神の膝を跨ぐ。
水の流れる音を片耳が拾った、]

   え、まだ俺、くちのなか、   
    んむ、ぅ…

[流れ込むのはぬるい水。
そんな風に優しくされたら、おかしな気を起こしそうだ。
こんな身体になる原因の、この男に。]


[享受するだけだった舌を、自らも真似て絡ませる。
この軟体を絡ませることを知ったのはついさっきなのに。
やっぱり、熱い。]

 はふ……、ふ、 うん、 ごほうび、
 
 ……いーの?
 おれ、いっぱいイっちゃった、し、
 なんか、このままだと、……へんな気、起こしそう、だけど。
 
[そう、そういう約束だった、気がする。ご褒美。
ほしい、欲しいけれど。  ――― その気以上に、なりそうで。

首を傾けて、死神の答えを伺った。
良いと言われるなら、悦んで衣服を床に抛るだろう。**]


そふび?

[初めて聞く単語に首を傾げる。
魔法使いに伝わる呪文か修行か。
冷たいと言うから修行なんだろう]

氷魔法か何かの修行か?
冷たいのばっかなら温かいのも嬉しいだろ。

[寒い時は皆で集まってぬくぬくするのが一番。
ふわふわの尻尾で魔法使いの顔を包み、
押し付けられた唇に、歯列に、歯茎に舌を這わせて
彼の粘膜を味わう事に]


[初めてのキスは何とも言えない味でした(幸せすぎて)]

 ソフビはソフトビニールって言って……

[しどろもどろに説明するけど、現実に思考が追いつかない。
口内を蹂躙する美青年に、俺の理性は風前の灯だ]

 ああ、でもそんなことより……
 俺の体液を……もっと

[ふわふわのしっぽに包まれながら、一世一代のおねだりをしてみた]


―バスルーム―

ドリベル…
ドナルドと"いいこと"したニャ?

[好奇心旺盛な丸い瞳でドリベルを見つめる。立ち上がったしっぽは、先だけがくねくねと揺れる。]

ドリベルも、きれいきれいにするニャ?

[ぺろり――。
舌をのばして、彼のなめらかな頬を舐めた。
くすりと悪戯そうな笑みを浮かべて、上品な襟元に手を伸ばす。]


 、んなぁ…じゃ、無いってぇ…
 こん、な…もの…

 ……恥ずかしい、言い回しを。

[そこいらの淑女ならば一発で――人間だったら自分だって耳まで赤くなっているであろう字句に、眉根を歪めて笑う。
叱るように、首筋へと手を這わし、耳元から髪の生え際辺りを撫でさする。仕舞にゃ前歯で噛んで攻めた。]

 それ、言ったら、るぅかす…お前さんだって…なァ、
 白山磁器、か、彫像か…

 …ぅ ぁ、っ…ふ…
 や…ッ、…こ、のォ

[蠢く熱が急に後ろに回れば、思わず背筋が弓形に反って、攻めていた手からも力が抜けそうになり、対抗する間もない。
減らない口も合せ、矢張り一見してルーカスは余裕を保っているように見える。奥歯を噛んだ。
相手はベッドで常勝、此方がご無沙汰という点を踏まえても、悔しいもんは悔しい。]



 …ッ…はぁァ… 、く …アァッ…

[あまり集中していたら己の根元が捕らわれる刺激のあまり、彼の興味の問いに返して、そんなん無いよォ、と軽く告いでやるのも難しい。
いらぬ事を喋る口を塞いで、唇を吸った。
歯列をなぞろうとする舌に此方のも絡めて、噛み締めないよう努める。
この位気が散っている方が良い。

口付けながら、指先は彼の足から昂ぶる男根へと滑り、根元から擦り上げる。
手応えの大きさに口元が疼くものの、牙が怖い。
焦らす手付きで今度は、奥側、肛腔の辺りを探った。弾力のある尻をわざわざ撫で摩ったのは、ついでだ。]


 ン、…そろそろ…  何?

[甘い声で強請られれば、潤みを帯びた目を見つめて口端を上げた。
自身の先を嬲る爪の刺激と快楽に浮かされながら、頷く。]

 待、ちな…

[落ちた着物から平たい陶器の入物を拾い上げ、中の軟膏を唾液と混ぜて指に塗りたくる。

それを、ゆるりとした動きで、彼の肛腔に進入させた。]

 …ふ、…

 お前の、イイとこォ… 、どこだっけ…

[絡む熱に笑みが深くなる。ルーカスに強請られなくとも、自分だって今すぐにでもここに入りたい。]


そふとびにーる?

[やっぱり何を言ってるか判らない
だが口腔内の粘膜の味は徐々に濃厚になっていき、
悪い味ではない。
本人も嫌がっていない、と言うより随分積極的に
摂取を望んでいるようだった]

もっと呑んでいいの?

[望む声にビッ、と耳を立てた。
シーシャなら牙を立てて血を吸うところだろうか。
残念ながら俺は吸血鬼ではない。
肉を食い千切って血も啜りたいが、掃除が大変そうだし]


じゃあ遠慮なく。

[密着しているせいで、主張する魔法使いの雄に気付くと
唇を離して顔を股間に埋めた]

これちょうだい?

[こっちの味も悪くなさそうだ。
邪魔な布地から大事そうに解放してやると、
まず味見とばかりに鈴口を舌で突いてじゅるりと吸ってみた]


しぃしゃ…ぁ、っ

しぃ、しゃ …もっと

[催促に従順に名前を呼び身体が欲するままにねだって
動く唇から赤い舌が見え隠れする
角度が変わり奥まで抉られ、初めてでは何をされるか予測がつかずその過剰に反応してしまう
さっき吐き出したばかりというのにまた形を持って揺さぶられる度に揺れる自身が浅ましく滑稽だ]

あっ、…ん
なにこれ……へん、だ…やだぁ…こわい……ぁ…しぃしゃ……っ

[何か吐精の衝動では無い別のものがじわじわとわきあがるのを感じる
その未知の感覚に子供が助けを求めるように吸血鬼を見れば映る余裕が失せた瞳、背筋をぞくぞくと這い上がる何かがあった]


[粘つく音を立てて彼の内側を慣らしながら、やはり暇な口が疼いてくるのが気に障る。
ルーカスの指を逃れてから、下肢の根元の方へ口を寄せた。

裏筋から舌で舐め上げれば、先の口付けと同様に酒と精と、その身に巣食う死の匂いが己の口内に広がった。]

 はぁ… ふ、…んァ、

[く、と先端を咥え、舌で舐るも、それ以上は行かず。]


 も、もちろんだ……っ!

[思わず身を乗り出してしまう。
キスだけでこんなに気持ちがいいのだ。これ以上のこととなったら、どうなってしまうのだろう]

 って、いきなりそっち!?

[ずるりと剥かれたズボンとパンツから覗くのは、すでにスタンダップな魔法使い(新品)だった。
風俗にだって一度も行っていない、純粋培養のモノが空気に触れてぶるんっと小さく震えてしまう]

 や……俺、まだ風呂入ってないから……っ!

[さすがにまずいだろうと一瞬腰を引いてしまうけれど、
あっさり捕まえられた新品くんに生暖かいものが触れて]

 ひゃぁあん!

[と、変な声が漏れた]


 う、わああぁ……

[顔を手で覆いながら。それでも隙間から俺の新品くんをペロペロする様子を覗き見る。
赤い舌が触れる度、ぞくぞくと尻から駆け上がる快楽の渦にもうこれだけでイってしまいそうだ]

 それだめ……っ。でちゃう、出ちゃうから……!!

[尻にきゅっと力を入れて、射精しそうになるのを我慢する。
こんな気持ちいいことを、まだ終わらせたくない。
その一心だった]


[動揺の声に咥えたまま怪訝そうに魔法使いを見上げる。
ダメだったのだろうか。
いきなり腕を食い千切るよりは余程マイルドだと思ったのだが]

ダメ?

[唇を離して尋ねたが、敏感な部分とは殆ど触れている状態。
喋ればさざ波の様な振動が勃ち上がったモノに伝わるだろうか]

風呂? 別にいいんじゃねえの。
このままの方があんたの味しっかり感じるし。

それに、こんなに溢れそうなのに、勿体無い。

[高い声がドリベルの時を思い出させる。
悪くは無いのだろうと判断すると、じゅるりと先端を
吸った後、雄の袋の皺を舌で伸ばし、
もっと味がよくなる様にと汚れを拭き取る様に
竿の根元から上へと舐めあげた]


出しちゃっていいよ。
俺、あんたの体液欲しいから。

出来たら肉も欲しいけどね。

[何やら我慢している様子
我慢は身体に良くないと、雁首の縁を爪でなぞり責めてやる。
力の籠る腹筋が美味そうだなと思いつつも牙は立てない。
死ぬかもしれないから体液で我慢しようと、
焦れる様に指の腹で尿道口を弄った]


 だめっていうか、よすぎっていうか……。

[初めて味わう経験の数々に、下を覗き見るだけでおかしくなってしまいそうです。

べろんと根元から舐め上げられれば、ぶるんと震えて。ぺちんと美青年の顔を打ってしまう]

 ああ、ごめん。
 い、痛くなかったかい……?

[おろおろと美青年の顔を拭ってあげる。
機嫌を悪くしないと、いいなあ…]


[実際の所、少し湿らせて満足したら
それで口を開放してやるつもりではあった。
舌を伸ばすのも顎を使うのも頬の筋を使うのも
行為を好まなければつらいだけでしか無いのだし。

それを達するまで彼に任せてしまったのは、
もっと長く奉仕する青年の姿を見続けたかったせい

唇に残った欲を、甘い蜜のように舐めるその仕草もまた
再び下半身を重くさせて来る原因を生み出すという事に
性に疎いと宣言したばかりのこの青年は知っているのか]


口の中苦いだろうからこうしてるんだ


[それに、喉が嗄れてるならと。
水を飲ませたところではふりと息を漏らし]


 俺様は、…ふ、…怖いこと、しねー よお……?

[とろんとした声で大嘘をついて、素直で従順な彼に、ご褒美代わりに唇を重ねる。

硬さを取り戻してきた雄の鈴口を、丁寧に切り揃えられた爪で刺激して甘ったるい痛みを与える。
そうしながら、彼の身体を壁に押し付けるようにして、最奥を貪った。
限界なんて知ったことかと、内壁を先走りで汚しながら彼の雄をぴんと弾いて、乱暴なほど強く親指で刺激を加える。

生者よりも体温が低く、さわり心地も良くない身体は、それでもいやらしくこちらへ背筋を伝う快感をもたらす。
今にも爆発しそうなのに、子供みたいな仕草に余計煽られて

重ねた唇、その先にある、赤い震える舌を]

 ん、

[ちうと、可愛らしい音を立てて、吸い上げた]


…ん

[水を飲ませたのだからこうしている理由はないが
求めるようにまだ熱が残った舌が絡めば瞼を伏せて
先ほど強く掴んだ前髪の乱れを手櫛で整えてやる]

変な気にさせたくないなら脱げとは言わん。
Tシャツとジーパンよりも“無礼”な格好だからな

[俺が求めてる、とまで告げる気はない。
それを言ってしまうと、余裕の糸が断たれそうで]

じゃあ、決まりだな
……って、なんだよねぇのか

[脱げ、と手振りで促した末に冷蔵庫を開ける。
しかし目当てのオリーブオイルはそこに無く…
冷製パスタをドリベルが作った時に切らしてしまったか]


ああ?代わりになりそうなもん… お

[引き扉の野菜室を漁ったところで、ごろりとした触感]

森のバター、か

[綺麗な楕円とまでは言えない、それ。
固めの皮を被った果実を見つけ、これでもいいかと。
もっと冷蔵庫を注意して探れば普通のバターやマヨネーズ
マーガリンなどラードもありそうではあるが]

ふぅむ、まあ…これでもいいな。

[水穿け籠から包丁を取り出して、種は避けて半分に割り。
程よく熟れているので、形は崩さず指だけで皮から実を取り出す]

寝ろ

[場所を移す、という選択肢は無いらしい。
指し示したのは、硬い床の上]


 に、肉も欲しい……?

[つまりフェラだけじゃなく、本番もしたいと。
そういうことか!!]

 す、すまない。俺はこういうのに慣れていなくて、
 君に気持ちに気づけてなかったようだ。

[これは責任とって、最後までせねば…と思うけれど]

 あ、ああ…そこは弱いから……っ!

[先端を意地悪するように爪がくすぐるから、
膨張に膨張を繰り返した俺の欲望は破裂寸前だ。
ぐいっと美青年の頭を捕まえ、濡れた唇に押し付ける]

 も、でるから……飲んでっ。俺のせーえき、飲んじゃって!!

[ぐっと一気に奥まで押し込むと、喉奥へとどろどろの白濁液を吐き出した]


 え、え、えっと....その

[顔を真っ赤にしてどもる。自分達はホールであんなことをしていたのだと改めて思うと更に恥ずかしかった。]

 きれいきれいはしたいけど....んっ、ミケ

[頬を滑るざらりとした舌に軽く目を瞑る。相手が暗に何をしようとしているか気付き更に真っ赤になりながらも必死に起き上がろうと。

だが残念ながら足は滑り結局ミケの腕の中に逆戻り。ごめん重いごめんと連呼しながら水を吸って重くなった羽をどうにか持ち上げていた]


 ッは、 ァ……ッ!

生え際を噛まれ瞬間、首が反り、高い声が漏れた。
 繋ぎ目が、僅かにずれたかもしれないが、いま気にするようなものでもない。]

 白磁とは……光栄……

   ン ふっ……ァ

[手の中の雄を扱いてみれば、成程、鱗の感触はない。
 面白いものだと頭の片隅で考えながらも、手指の動きを止めることはせず。]

 ………、んッ  ゥん

絡まる舌は、まさに蛇を思わせる。
 ピチャピチャと響く水音に、まるで全身を這い回られているかのように、甘く痺れるような感覚に陥った。]


良すぎ? これだけで?
魔法使いって随分ストイックなんだな。

[おろおろしている様子が何だか面白い。
外見から可愛いドリベルとはまた違う可愛らしさ。
魔法使いは、こう、浮世を捨てて
威張りくさったイメージがあったが、
舌先三寸?で百面相を見せる彼はそのギャップが可愛いと思う]

大丈夫大丈夫。
元気が良くていいと思うぜ。

[ぷるんと揺れて顔を打たれても気にしない。
顔を拭かれて、もう少し意地悪してみたくなった]


[少し焦らしてやろうかと思ったが、
魔法使いの動きの方が早かった
意地悪く爪や指で弄っていた雄がどくりと脈打ち]

んぐっ、ふっぅん。

[押し付けられ喉の奥まで突き入れられて
流石に噎せ掛けたが。
その動きも刺激となったか。
喉の奥に弾ける熱を感じる。
もうちょっとじっくり味わいたかったが、これはこれ。

喉を鳴らしてネバ付く精液を飲み下していく。
だが呑み切れなかった白が隙間から落ちていき]

………んふっ。

[勿体無い、と咥えたまま音を立てて溢れる白を啜った]


真っ赤なドリベル〜♪ かわいいニャ〜♪

[あわてて起きあがろうとするものの、滑って逆戻りして来たドリベルを、逃がさないとばかりにしっかりと抱き留めて。
そのまま自分の身体ごと反転させて、泡だらけの床にドリベルを縫い止める。]

服着てると、きれいきれいに出来ないニャ…♪

[そのままドリベルの膝を割るように身体を重ね。勝手にボタンを外していく。
白い素肌が露わになれば、嬉しそうに目を細め。
小さな突起をざらついた舌先で転がすように吸い付いた。]


[待ちなと言われれば、ゆるり、一度ちいちの雄を撫で上げてから手を離し、ソファーに身を横たえたまま、伸ばされたちいちの手の行方を目で追った。]

 用意が、いいのだな……?

[ちいちの手の中にあるものが何かを知れば、フッと笑みを浮かべるが、その笑みは、余裕からというよりは、情交への期待によるもの。
 証拠に、目元に差す朱は、先程よりも深い。]

 ァ、は……   、……ァッ

[侵入してくる指も、また冷たく。
 熱を孕む内壁を擦られるたび、ひくりと腰が浮き上がった。]

 ぁ、  チー、君…… ッ、、

[革張りのソファーを掴んでいた手指に力が籠もる。
 もっと奥へと促すように、開いた脚を高く上げ、片方をソファーの背にかけた。]


 は……ぁ………。

[吐き出すだけ吐き出して、恍惚のため息がこぼれ落ちた。
オモチャやセルフハンドじゃ味わえない快楽にやみつきになりそうだ]

 こっち、垂れてるよ。
 ほらちゃんときれいにして。

[美青年にお掃除フェラをさせるとか。どんだけ贅沢なんだろう。
なにかに目覚めてしまいそうな姿を見下ろしていると、
力を失いかけていた欲望がまたギンギンに蘇ろうとしていた]


でも …… っ

[続きは唇が重ねられたことで紡がれることはなく、こっちも奪われてしまったとぼんやり考えていた
甘ったるい痛みに乱暴なそれに悲鳴に近い嬌声があがる、その声も痛みを悦んでいる身体も自分のものとはとうてい思えない
内壁が吸血鬼の雄に汚され擦り上げられる度
そこは熱を持って疼き吸血鬼にしがみついて自分から腰を動かしてしまう]

っ、ん……

[そうして舌を吸い上げられた時、可愛らしい音と不似合いな刺激が走って
ちょうどその時、奥を突くそれが気持ち良い場所を擦り上げていき]

ッ……!

[目の前が白く光ったような錯覚を見た
強く締まる中、何も吐き出さないのにびくびくと動く雄
それは射精より長く強く身体を支配して]


[もう片手は、再び、ちいちの雄を握り込み、緩急つけて、先端から零れる体液を塗り広げていたのだが]

 ぁ……。

[逃げられてしまった。
 空いてしまった手を宙に彷徨わせ、残念そうにちいちを見る。
 しかし]

 ……ふ、は……ッ?

[不意の行為に漏れた声は、驚きと同時に悦びでもあり。]

 チー君……、ッ、ぁ…… 、……

[喉が、細く高い音をたてる。
 両手はちいちの黒髪を掴み、もっと欲しいというように、小さく動く。
 けれどなかなか、先端より先の刺激は与えられず、もどかしげに身を捩り、掴んでいた黒髪を軽く引いた。]


ふぇ?

[やはり精液もドリベルとは違った味だった。
濃厚で好き嫌いは別れそうだが。
雄特有の苦みはあるが、吐き出さないのだから
魔法使いの味は悪くは無かったと言う事だ。
頭から丸齧りしたら尻尾が
二、三本増えるんじゃないかな、等と思っていたら
妙に強気の命令に目を瞬かせた。
こいつ、こんな強気だったっけ]

あ、悪い…。

[からかったのが気に障ったかと思いながらも
味自体は悪くなかったので、残り香を味わう様に
言われるままに唇と舌で清めていく]

随分たまってんだな。

[清めるうちに再び脈打ち始めた雄に舌舐めずり]


 そりゃあもう……魔法使いになってしまったくらいだからね。

[いつもよりも強気になってる自分にドキドキする。
とんと美青年の肩を押し、舌舐めずりする覆いかぶさるように見下ろして]

 肉も食べたかったんだよね?
 俺もちょうど食べて欲しいと思ってたんだ。

 だから美味しく召し上がっておくれ。

[美青年のズボンの中に手をつっこみ、さわさわと二つの丘を撫でたあと、その奥の窄まりを指先で触れる。
ビデオで見た男優はシワの一つ一つをなぞるように触れてたっけ?
記憶のまま指を蠢かせて、美青年の反応を伺いみた]


[死神の真意を、知る事はない。
奉仕に見合うものはもらった。十分以上に。

辛くないと言えばうそになるが、拙い知識にそれを拒否する選択肢はなく……また、あっても享受したに、違いない。
此処まで絆されてしまえば。]

 ふふ、 んむ…

[そりゃあ、優しくされたら弱い。
亡霊は、「自分だけ」に弱かった。
こうしてやさしくされるのも、舌を絡めるのも、髪を撫でつけられるのも、少なくとも今は、自分だけ。]



 うん……。

[そうだ、どうせ死神が飽いたら簡単に消すこともできる。
そういうモノである自分が、今はありがたい。
“ごほうび”をもらう間だけは、その気になってしまおう。
その間で終いと断ち切れない性は、見ないふりをする。

やすっぽいシャツもジーンズも、床に抛ればある程度の音は鳴るらしい。たとえ亡霊のものでも。]


[ぼんやりと、死神が刃物を持つのを見る。
その指が、果肉を抉るのをそのまま視線で追っていた。

胸の先がじんと痺れる。
素肌を晒しても、別段寒いとは思わなかったのに。]


 へ? あ、うん、……
 
 
[ねろ、と言われて、漸く我に返った。
指し示す場所にそのまま、ぺたんと座って…――数秒迷った末に、仰向けに身体を横たえる。

こう?と聞きたげに、視線を向けた。]


 かっ......!

[またかわいいって言われた!とショック。そのまま転がされればミケの肩をぎゅっとつかみ]

 ひぁ、  みけ...

[脱がされていく服に煽られる羞恥。更に普通とは違うそのざらついた感覚にあっという間に快楽はその体を火照らせた]


[しがみついてくる腕は、折れそうに細い。
それでも確かにこちらにすがる感触に、重ねたままの唇が弧をつくった。
征服しきってしまったような、錯覚と満足感。

震える身体とよがり声に、限界が近いことを察すると
緩めるどころか余計に強く深く、音をたてながら中を抉って]


 、ん……――!!


[搾り取るように、収縮した中が起爆剤。
性の本能に抗わず、導かれるまま白濁を当然のように中に出した。

射精の止まらぬうちに、ゆるく腰を動かして
孕んでしまえとばかりに、欲を壁に塗り込む。

吸い上げた舌に噛み付いてやれば、微かな鉄の味が口内に広がった]

 ……まっずぅ


 ん……っ

[ずる、と音を立てて腰を引けば、中に注いだ白濁が床に零れる。
掃除大変そうだな、まあ俺様がやるわけじゃないからいーけど]

 んで……感想、は?

[脚を開かせたまま、いい眺めを鑑賞して
小首を傾ぎ、上気した頬のあざとい笑顔でトレイルに訊ねた]

 俺様はよかった

[訊かれてないのに答えておく]


魔法使いになるのも大変だな、って…。あれ。

[ご馳走様、と次の味を探しに行こうとして。
肩を押されて、降ってくるのは嬉しい言葉
だが何となく俺とニュアンスが違う気がした]

食べていいの?って…ちょ、何処触って、んだ。

[ドリベルの様に触って来たが、前ではなく後ろ。
ぶわりと尻尾が膨れた。
こいつ、こんなキャラだったか?
と言うか、食えってそっちの意味かよ。
と突っ込みたい事は多々あるのだが、窪みをなぞられると
その度に耳が忙しなく動いてしまう。
ドリベルと雄を擦り合わせて満足していたが、
身体の粗熱はまだ取れていなかったようだった]


俺と…交尾したいのかよ……。

[なぞる指と回復を見せた魔法使いの雄に、
漸く自分と彼との考えの相違に気付いた。
自分は食欲に近いもので、彼は性欲]

美味いもん食わせてもらったし。
あんたもイイ思いしないとフェアじゃねえってか。

[口だけじゃ足りなかったか、と納得して
射る様に魔法使いを見上げて口元へ笑みを浮かべた]

俺も満足させて貰ったんだ。
あんたも満足出来るまで、どうぞ?

[誘う様に、魔法使いから目を離さず自分の唇を舐めた]


 ――はは、本当…弱い、んだなァ

   う、ァッ… ふ、くく…

[堪らず漏れたようなルーカスの喘ぎ声に、些か勝ち誇ったような気分なぞ覚えるも、根元を扱かれる刺激は相変わらず酷く強いもので、思わず声を上げた。
伝わる、捩れるような快楽に嗤う。口吸いも幾分、淫靡な音が強まったか。]

 あー…ァ、これェ、うん。
 るしぃの奴に、お土産ぇ、ってーブン投げてやろぉかと…

[忘れてたけどね。どこかバツの悪そうな声音で付け足した。
濡れた指で相手の内側を弄りながら、浮かんだ笑みへと肩をすくめることで応えようとして、不意に目に付いた目元の紅みに、つ、と顔を寄せた。]

 …興奮してる…?

[息の音に紛れる位の声で、聞いた。それから実に、さも嬉しげに、にぃまり、笑みを浮かべる。]


[水を吸って重たい漆黒の羽を片手で押さえて、もう片方の手でドリベルの前を開けば、こねるように頬をこすりつけ、気まぐれにキツク吸い付いて紅い痕を残していく。]

???
なにか違うニャ?

[何か言いかけたドリベルを小首を傾げて見てから。衣服をすべて取り払ってしまおうと、下にも手を伸ばし、布の上からドリベル自身を柔らかく揉んで刺激を与えた。]

かれん? かっこいい?

[「か」で終わったので、かわいいは違うのかと。
でも同じ「か」で始まる形容詞をとりあえず並べてみながら、それでも愛撫はやめずに。
とうとう下着ごとドリベルのスラックスをずり下げて。]

ドリベルの発見ニャ〜!

[かぷりとその先端に甘く噛みついた。]


[本来は知る筈が無かった快楽の中、何かを中に出されるのが分かった
けれどそれすら気持ち良くて、口の端を涎が伝うのも今はどうでもいい]

……ぁ、う

[舌に噛み付かれるちくりとした痛みと共に達してなかった前も弾け、再び白濁を吐き出した
身体を震わせ、この部屋に連れ込まれてから何度か聞いた言葉を虚ろに宙を眺め聞いていた]


 よかった、ァ、

  ん、ん…ッ
   く、ぁ… は… あっ、アァ …ッ

[言い切る前に再び下肢の中心を擦られて、息を呑む。
鈴口から零れる液を絡ませる感触に堪らなくなって、熱い肛腔を混ぜる指に僅か力が篭った。

このままいいようにされてなるものか、と瞬時、指先から逃れる際には、ソファの背にかけられた脚の、膝裏に噛み付いた。
牙で皮膚を切らない程度に軽く。

彼の雄を舐め上げる時掴まれた髪が、やがて弱く引かれるので、眉根を上げて、ルーカスを見上げた。
その表情にはっと、これでは仕返しというより生殺しだったか、と思い至る。

指先で宥めるように、雁首を刺激してやる。怒張の先からとぷりと先走りが伝った。]

 悪かったねぇ、気付かなくて。
 ちっと、その、歯が…

 るぅかすくん、毒とかァ平気だったっけ?


[ぶわっと膨れるしっぽとぴくぴく揺れる耳が可愛い。
猫耳属性はなかったが、これはこれで……けっこうそそる]

 食べたいって言ったの、そっちだし?
 ほしかったんだろ。

[一度指を引き抜くと、ぴちゃりと音を立ててねぶる。
十分唾液でベトベトにして、もう一度後ろの窄まりへ二三度沿わせたあと、つぷりと第一関節までを潜らせた。

初めて触れる他人の胎内は、ひどく熱い]

 指濡らしておいたけど、痛くはないかい?
 ええと……。

[くちくちと内側を引っかきながら、今頃になって美青年の名前を聞いてなかったことに気づく俺。ホント馬鹿]

 ……名前、教えてくれないか?

[囁くように訪ねて、はむっと大きな耳に甘噛み]


っあ、…ん

[中から吸血鬼のそれが出て行く感触にすら声を漏らして
開いたままのソコはひくついて白濁を床に零す]

……

[吸血鬼のほうに視線を向けてはいる筈だが、焦点が合わない目は彼のあざとい笑みを見ているのかいないのか]

こわかったしいたかった……

でも……きもちよかった

[余韻の中、まだ素直な感想を呟く]


 なるほ、ど……ッ、
 愛嬌の、ある……手土産、……

  ァ……ッ!

ちいちの指が、孔の奥の敏感な箇所に触れた。
 跳ね上がる腰は、先程より大きく。]

 は、ぁ……
   ……ン  ふ、ゥ

[甘い痺れを覚えるのは、もしかしたら先程触れた牙の所為だろうか。
 無論、ちいちの指使い舌使いが巧みだからこそ、ここまで効いてしまっているのだろうけれど。]


[どんどんと進む行為に対応しきれず手のひらはただ彼の肩をつかむだけ。

遂に下に手が到達すれば先程煽られたままドナルドと別れたのもあって一層高い声をあげた]

 あぁっ、ちが、ぁ ふッ、ふ!

[ふつう!と言いたい声はあがらない。いや、普通でも悪魔としてどうなのかという話だが]

 あっ!だぁぁっ!!!

[ダメという前にそれに噛みつかれ、たまっていた白濁が早くもそこから飛び出す。情けないやら何やらで顔を隠してぐすんぐすん。ごめんという余裕すらなかった]


そりゃ欲しいって、言ったけど、ちょっ、んっっ。

[本当に非常食的な意味だったんだけど、とは
この状況では答えにくい。
と言うか答える余裕は無くなりそうだ。
埋められた指の動きに、
尾も耳も普段の余裕のある揺れ方はしていない。
少しでも楽な姿勢になる様に足を開いていく]

痛くないけど…うっんっ。
耳はダメだってっっ。

[囁かれ、耳を咥えられて。
そちらの方が余程刺激だった。
ゾクリと身体を震わせて、
僅かに埋まった指にまでそれを伝えた]

ドナルド…見ての通り…妖狐の若造…。

[熱くなり出した息と共に、名前を吐き出した]


…後で、お前の魂の色、見てみるか?

[ジュラルミンケースはホールに置いてきた。

シルバーの硬質鞄の中には、青年の魂の半分を収納したものを含み、282枚程度が、コインに変えられてアルバムに収納されている。

蒐集している魂の硬貨は、持ち歩かない分も屋敷にはあるが、
比較的良いと思ったものは傍に置くようにしていた]

ふぅん、脱ぐと益々貧相だな

[見た目こそ細身の男にそう言われるのもまたどうなのか。
察しが悪いと指摘されても、そう治るものでもなかった
それに、(亡霊というのもあるだろうが)透けるような肌に、
少年が成長を止めてしまった感すら彷彿とさせる薄い胸は、
男の好みの部類でもあるから、始末におえない。
品定めするような視線で細い体躯をしげしげと惜しみ無く眺め]


……。

[中途半端に寛げたままの下衣を乱雑に脱ぎ捨てる。
折り目のきちんとしていたスラックスは床で皺を作り、
黒いボクサータイプの下着も床に放っておいた]

ああ、それでいい。

[立ったまま青年を見下ろし、緩やかに口端を上げた。
こうして見ると生贄にされるのを待つ供物にも見えなくない]

自分でした事くらいはあるよな
…後ろを、自慰でいじった経験は?

[前合わせの釦を外し、ワイシャツから腕を抜く。
青年の足元側へと腰を落とし、片方の膝頭を掴んで膝を立てさせ
半個にしたアボガドをぐじゅりと手の中で潰し、形を壊す。
掌にはぬめった触感、ぐじゅりと崩れた果実の一部は床へ
ディップソース宛らに崩した分を指へ纏わりつかせながら
青年の臀部へと伸ばし、皮膚に塗りつけるように撫で回す]


[頭呆けてる。かわい]

 やーい、マゾ。

[口の端を伝う涎を舌ですくえば、彼の口元が薄まった赤で汚れる。
虚ろな目とうわ言のようなふわついた言葉に目を細め、頭を撫でてやって]

 もうちょいおとなしく、な?

[脱力した脚を掴むと、彼が吐き出した白濁を舌で拭った。
乾き始めたものにちろちろと舌を這わせ、ついでに後ろもかき出してやろうと熟れたそこに指を這わせる。
どうせ一人じゃ動けないだろうし、でもタオル探すのめんどいし。

後始末してやる俺様超優しい]


この色はちょっとグロテスクっちゃグロテスクだな

[明るい黄緑の潤滑油。
アメリカンな菓子やケーキの色にも似ている。
ハロウィンらしいといえばらしいか、色だけは

空いた手にも崩した分を取れば、精のそれとまでは言わないけれど、青臭い匂いが厨房内に漂う。
ぬちゃぬちゃと手と皮膚をすり合わせながら、若茎にも指を伸ばし、根元から幹までぬめりけを帯びさせ]

ああ、初物はいいねえ、やはり

[双球を押し広げ、奥まった蕾にもアボガドソースを塗る。
締まった孔をマッサージするようにぐにぐにと押し、
少しずつ解し緩ませてゆこうと肉襞をいじる。
一気に押し込んでしまうのも悪くはないが、
若い反応をゆっくり堪能したいというものだ]


 耳ダメなの? 可愛い……!!

[俺の愛撫?を感じるドナルドくん(名前聞いた! 初めてナンパ成功した!!)がテラカワユスすぎて、鼻息がトーマスみたいに吹き出すところだった]

 ドナルドって言うんだ。かっこいい名前だね。
 俺はヴェスパタイン。
 呼びにくかったら好きに呼んでいいからね。

[大きな耳にはむはむっとアマガミを繰り返したり、ふぅっと息を吹きかけたり。
もちろん中をいじる指を動かすのも忘れないよ。
足を開いてくれたから十分に動かせるとばかりに、根元まで潜らて、ぬめる内壁をつま弾くように掻いた]

 すっごい熱いね、ドナルドくんの中。
 俺の指、やけどしちゃいそうだよ。


 フは、 ッ

[太腿に触れる牙はやさしく。
 けれど、少しもどかしくもあり。
 ひくっと筋肉が強張って、脚の指が軽く握られた。]

 ク  ふ、ぁ……、 ……ッァ

[快感をもたらしてくる指も、舌も、ひやりと冷たい。
 なのに触れられるほど、己の熱は増してゆく。]

 ……ぁ
         ……歯?

[何のことだろうかと、緩く首を擡げ、欲に潤んだ瞳をちいちへ向けて]

 ………キミの毒牙にかかるのであれば、本望……

[艶めかしく、唇を舐める。
 一応、致命傷となる事はないだろうと、付け加えながら。]


だから、弄るなって、っぁ。

[これ鴨葱って言うんだっけ。
強気の相手に弱点暴露すればこうなる位予想は付いてた筈だが。
ついぽろっと零れた言葉は戻らない。

しつこい位に耳を噛まれたり息を吹き込まれて、
通常だったら喧嘩なら買うと殴りにいくだろうが。

中に埋められた指が的確にポイントを
探って来るものだからそれもままならない]

んあっ、やめっヴェスっぅ。

[この状況でフルネームなんて呼んでられない。
耳と後ろを弄られて、短い吐息がひっきりなしに零れる。
止めて欲しいのか、じれったいのか。
もどかしい感覚を伝える様に短く名を呼んで睨む様に
ヴェスパタインを流し見た]


 だって可愛いんだもん。
 だからしかたないんだもん。

[喘ぐドナルドくんが可愛すぎて、耳をいじるのも中をいじめるのも止めらない。
もっと可愛い顔が見たくて、指をもう一本増やして中でバラバラに動かしては、ざらつく腸壁を広げようにくつろげた]

 これぐらい解したらもういいよね?
 俺の、入れちゃっても大丈夫だよね…?

[ドナルドくんがあんまり可愛すぎるから、もうガッチガチの欲望はさっき出したばかりだっていうのに、先走りの汁でぐちょぐちょだ]

 このまま正面からがいい?
 それともドナルドくんはバックからがいいのかな?

[交尾という言葉を使う彼に合わせて、そのほうがいいのかと、一応尋ねてみる]


おれ、まぞ……?

[呆けた頭ではよく分からない。
けれどあの頭が真っ白になって何も考えられなくなった感覚はとても気持ち良かったから、あれを味わえるならまぞでいいのかなと思った
頭を撫でての言葉には、うんと幼子のように頷く
シーシャはいつも意地悪だから、優しくされると嬉しい]

ぁ……

[舌が出したものを拭い、ゆっくり白濁が流れ落ちる後ろに指が這う
先程より鈍くても、散々遊ばれた玩具はしっかりと反応してしまう]


[耳に届くドリベルの声は高く、心地良い。
控え目に浴室に響く音に、耳がぴくぴくと反応する。]

――んッンン…!!

[甘噛みした瞬間、勢いよく発射された欲望に驚くが。
溢さないように口をすぼめ目を閉じて、ごくりと音を立てて喉奥へと飲み込んだ。青臭くて苦くてトロリとしてて、それでいて、とても甘い――ドリベルの味。]

ごめん…嫌だったニャ?

[それでも口の端から零れてしまったものを、舌全体で根本から先端まで何度も丁寧に舐めとって。
顔を隠して泣いている様子のドリベルに気づけば、頭に手を伸ばし、慰めるようにゆっくりと髪を撫でた。]



 色とか、あるんだ。いいの?

[子供の好奇心のように笑う貌の半分は、興味を示せば傍に寄る口実ができると言う打算。
無論興味はあるが、きっと見劣りするだろうと言う諦めもあり。
恥を予想して一歩を出すほど、無鉄砲でも子供でもなかった。]

 う……。
 いきてりゃもっと、……あー…、…
 俺、成長期はハイスクールの最初だけだったもんなぁ…
 
[言葉はどんどん勢いを無くして、最後はもごもごと口ごもる。
生きていても成長は見込めないだろう。
日焼けすらまともに出来なかった皮膚は、今も生前も変わらない。
なんたってバイトを長く続けても筋肉が付かないのだから、知れている。

視線に物足りないとでも言われている風に思われて、少しでも隠そうと腕を抱いた。]


…もう、やめるニャ?

[もしかしたら、ドリベルはドナルドの事が好きで。
これ以上は本当に嫌なのかも知れなかった。
普段から何となく張り合うことが多いドナルドだが、ミケ自身は彼のことが獣仲間としても個人としても好きであるし。ドリベルもまた同じくらい好きだった。]

ドリベルが嫌なら、やめるにゃ…。

[だから確認してみた。
ここから先をしても良いのか、してはダメなのかを。]



 え、…や、扱いた事はあるけど、うしろ…?

[何をする気だと、果肉の潰れる音に視線をやった。
どろどろになった淡い緑が、あの掌にまとわりついて、ゆっくりと落ちた。

自然、生唾を飲み込む。]

       ……ッひあっ! な、なに、?
       え、後ろって、…、んん、

[植物らしからぬ粘度、青臭い匂いは飲み込んだ精に比べれば淡いもの。気にするほどではない、が。
それが臀部に塗れていると思えば、何やら落ち着かない。
これまでとは違う奇妙な昂揚が、少しずつ重なっていく。]


 ん、っ
 ……ぁ、 こ、擦っちゃ、 う、んあっ、

[指で果肉の残骸を塗りつけられれば、雄は素直に反応した。
直接触られれば、上ずった声を抑えられない。
頭を撫でた掌と、胸の先を弄んだ指、亡霊に快楽を与える手。
それを想うだけでも、期待に身が震えてしまう。]



 ひぃっ……―― んあ、あ、 あぁ…、
 そ、そこ…

[排泄用の孔だった場所、だ。亡霊になった今は、存在意義もない…と言えば、亡霊の存在自体がそうなのだが。
指の挙動一つ一つを、異物が在ると訴える。

これは、ごほうび、のはずだ。
ならば、享受すれば間違いはない。受け入れろ、 と思考は理解しているのに、生理的に力が籠る。]

 っあ、 はあ、っぁぁ…… みー、なさ…

[声が震えるのは、身体の力を抜こうと言う深い吐息混じり故。
それも上手くいかず、自らの指を口に咥える。

何があっても、拒絶だけは噛み殺す為に。]


可愛い? んなわけ、あるかっっ。
ドリベルとか、に、言えよッ。ふっ、あんっ。

[可愛いは断固拒否する。
俺が目指しているのはカッコイイ狼だと反論したいが
増やされた指の動きに息を詰まらせる。

こいつ、こう言うのに不慣れそうだったのに。

浮かぶ疑問も耳への甘噛みと波打つ胎内への刺激に
掻き消える]

あ、仰向けは…尻尾が痛い…から、やだ。

[消す事も出来るのだが、集中とは真逆の状態で
変化が出来る筈もない。
刺激から生理的な涙を浮かべ、ヴェスパタインを見上げて
仰向けのままでなければと告げた]


[実際、来訪時に貰った書面に  "なにかエキゾチックなお土産頂戴"  と書いてあった為、一番微妙なものをあえて選んで持ってきたのだ。

愛嬌などと言われれば返す言葉も無い。鼻で笑って誤魔化した。]

 ぁ…、このへん、だな

[内壁を探るうち、ある一点に刺激を醸すと、くぅっと指が締め付けられた。
ルーカスの反応もまた当たりを示している。入り口を解しながら幾度か同じように、奥へと指先を突き入れた。]


 そ、かァ。  なら、

[致命傷ではない、の一言に、片耳に髪を梳き上げ、深く、嬉しげな笑みを見せた。
ただ楽しげなそれには、淫と嗜虐が微か混じる。]

 俺も、なるべく気をつけるからァ…ね。

[口を大きく開けると、喉奥までルーカスの雄の熱を咥え、吸い上げる。
雁首を舌で絞めながら刺激していけば、冷たい口腔内に精の香りと火のような熱が広がった。]

 ふ、ゥ ぐ…
   んぅ、 ウ、ゥ…   ぅう…ッ

[手で袋をあやし、舌先で追い上げる。熱の表面に時折、ほんの少し牙が当たったか。
合間にも、肛腔を解す指は休まず蠢いて。]

 …ん、 ぐゥ、  んン…ッ

[先走りを吸い上げると、ねだる様に脚の付け根を冷えた指先で撫ぜた。
このまま出せ、と。]


でも、ドリベルがいいなら…

[彼の唇にそっと自分のそれを重ねて、軽く触れ合うだけのキスを落とす。]

もっと…、気持ちよくしたいニャ…。

[イエローサファイアとブルーサファイア色の瞳でドリベルを見つめ、答えを待つ。]


 ふぇ....?

[その沈んだ声と頭に触れるあったかい手。ゆっくりと腕をはずせば心配そうに揺れる瞳にごしごしとその目を越すって]

 嫌じゃないよ!ただ、その.....ごめん、こんなに早く....

[もぞもぞ。目は泳ぎ、顔は真っ赤だけれどそれでも確かに嫌ではないから]

 ごめん、嫌じゃ、ない。


 ドリベル……ああ、淫乱悪魔ちゃんか。
 彼も可愛かったけど、今はドナルドくんが一番かな。

[俺の拙い愛撫にこんなに感じてくれる彼が、可愛くないわけないんだからね!]

 じゃあ、俯せになろうか。
 しっぽがつぶれちゃうといけないしね。

[しっぽの根元を触って、そのもふもふっぷりにうっとりと目を細める。
四つん這いになったらこのもふもふしっぽがきっと誘うように動くんだろうなあと思うと、さらに俺の欲望はどくどくと脈打った]


 だから....

[彼のドナルドとはまた違う、香り。その感情の純粋さに触れて、味わいたい ]

 僕も、気持ちよくしたい。

[彼のその揺れる尻尾にそっと触れて]


構わんさ、別に見せたところで減るもんでも無い。
人によって色は違う
澄んだ色のもあれば、澱んだ溝色もある

お前の色はなんといえばいいか
不純物のない透明で、光の加減で色づく感じ。

濁りがなくて、好きだ

[この体躯はもやしっ子と表現するのが一番解りいい。
体型や肌の色を気にした節を見せる様子を茶化さず。
彼の魂の話で、いつもより少しだけ饒舌になった]

大体なにかしたの原色の影響を受けて
多少染まった色が残るんだがな、何がどうなってあんな感じに、

    …あ

[魂の色を端的に説明をして――
ふと、青年にとっては喜ばしくなさそうな事に気付く]


…………チェリーボーイだからか?



[それだけが原因では無いと思うが*]


[焦れったいほど丁寧に、舌が血色の悪い皮膚を滑る。
腹に散った僅かな白濁から始めて、内腿、茂みへと段々と際どい部分まで白く白く汚れた身体を清めていく。

欲を吐き出して萎えたものに舌を這わせれば、舌が通った後がてらてらといやらしく光った。

後ろをかき出す指も、動きはゆるく]

 いいこいいこ

[おとなしい彼と鈍い反応に笑って、乾き始めてこびりついた白濁を落とそうと、仔猫がミルクを舐めるように腹を舐めた。

後始末という名の後戯を終えると、彼に顔を近付けて]

 ちゅーして?

[いまならやってくれるかなって、おねだりしてみたり]


[ドリベルって淫魔だったっけ、とか。
正面から可愛いだろう、あっちの方がとか。
言いたい事はそれはそれは山の様にあるのだが]

ひ。…っっ。

[尻尾の根元を触られて、また声を無くす。
ドリベルにもふられても
くすぐったいようなゾクゾクする様な感覚が生まれていたのだ。
絶対ヴェスパタインにばれてはならないと、声を耐えつつ]

うつ伏せ…ああ。

[何とか耐えると身体を起こして、
余計に尻尾を触れられないように
下着毎膝までズボンを降ろして獣の体勢を取った]


 く、 ァ……!

[孔の奥の痼りを指で突かれ、声が裏返った。]

 ァ、ァ……ッ……

[その快感は、ひんやりした口腔に包まれている男性器にも伝わった。
 ビクンと跳ねたそこからは、苦く、透明な体液が零れたか。]

 チー……、っ……、ひァ

[黒髪を掴む指の動きが、乱れる。
 張り詰めた熱に、時折牙がちくりと当たったが、その微かな痛みもまた快感に他ならない。
 余裕の削がれた呼吸に混ざるのは、微かな嬌声。]

 ぁ、 ッ……
  イイ、の……かい?

[問いかけた頃には、もう絶頂はすぐそこで。
 ひやりとした指に、肛孔の奥を擦られ、脚の付け根を撫でられた瞬間]


[意味を理解していない疑問符には答えない。
どうせすぐに解ることになるのだから]

………僥倖。完全に初物だなこりゃ

[肉付き良しとは言い難い尻は濃い黄緑に色づく。
脚の付け根にもたっぷりとアボガドを塗りつけて
足りなくなれば床に転がった分をぐしゃりと潰せばいい。]

自分で触られるのと他人が触るのとだと
また違うんじゃないのか

[体温を存分に含んだ指で、手で。

先端の括れへ親指を押し当てて、
上へ弾くように短い動作で擦り上げ。
冷えた青年に熱を与えるようにしながら]


よかったニャ♪
ドリベルのとっても美味しかったニャ。

[「嫌じゃない」その言葉が聞ければ充分だった。
尻尾に振れられれば、くすぐったそうに目を細めて、嬉しさを表現する。]

ドリベル…、好きにゃ…。

[再び彼の上に覆う被さるようにして、柔らかい唇へキスを落とす。
今度はじょじょに深く、角度を変えて。
舌でドリベルの歯列をなぞり彼の舌を捕らえると、
そのまま逃がさないように、優しく強く吸いあげる。]



 へぇ…。魂の色……。
 やっぱり、教えを守ったら綺麗な色に?
 カトリックの司祭様とか…

 …………なんてゆーか、うん。
 好きだって言われるいろだと、うれしい。

[照れ笑いを浮かべる。
やっぱり褒められたらうれしいのだから。

先よりも饒舌な様子が、彼の本音を証明するように思われて、自然、顔は笑みを浮かべてしまう。]

 へぇ、染まった色かー。影響ってたとえば、…………。
 
[媚びる本音よりも、興味が勝る。
どんな影響がどんな色になるのか、見たいと言った答えよりも声が弾んでいた、が。]


 ……、ッ…… ───!!

[背筋が大きく弧を描き、黒髪を掴む指に力が籠もった。

 放たれた精は、人間のものとおそらくあまり変わらない。
 強いて言えば、少しばかり量が多く、その色とは似つかわしくない血の味が、微かに感じられる程度だろうか。]


 ……誘惑に打ち勝った高潔な魂とか言ってもらえます?


[
染まっていた方がよかったんじゃないのか。
気に居られて喜んだ反面、悔しさも大きかった。*]


 こ、れは……破壊力が大きすぎる……。

[目の前で美青年がしっぽと窄まりをひくつかせて、
四つん這いで誘う姿は刺激が強すぎるようだ。
鼻の奥がつーんとする。鼻血が出てないといいけれど]

 うちのゴン太がね……ああ、ゴン太っていうのは飼っている柴犬なんだけどね。こいつがしっぽ撫でられるの好きなんだよね。
 だからドナルドくんも好きかなあ、なんて。

[しっぽとお尻のあいだをつつつーっと指でなぞる。
この万年DTの俺が優位を持って攻めていることに、俺は異常なまでに興奮していた]

 さてと……。

[むんずと尻たぶを割開き、その奥の孔をまじまじと見つめる。
俺のギンギンの欲望はこの中に入りたいって、主張しているけれど]

 ……ごくり。な、舐めたらどんな味がするのかな。

[今まで味わったことのない美味を求めて、だらりと舌を伸ばした]


[丁寧に滑る舌が段々と際どい場所へ向かうのをぼんやり眺める目は期待しているような色を滲ませて
萎えたそれの上を通ったなら甘くか細い鳴き声があがる
けれど後始末はかきだす指の動きはゆるいまま、腹を舐めて終わってしまったから
中途半端に身体に熱が灯って不満そうな顔をする]

うん……

[おねだりを聞いて躊躇する様子なく唇を重ねた
熱を発散しようとするように、先程されたことをなぞり吸血鬼の口内に舌をぎこちなく進入させる]


――― 初物、
        …… かぁ


[なにかを含んだ声音に気づけるほど、
青年は落ち着いているかといえばどうだろう。]

拒絶すると透けちまうだろうからな
どうしても此処が厭ならこれ以上は無理だろうが

[前への愛撫を続けながら、中指をゆっくり挿入する。
熱こそ失われているが、硬く閉ざされきっていた筈のそこは、
多少は彼が力をぬこうとする努力実ってか、潤滑油のおかげか
なんとか一本を埋める程度には先に進めるようになる]

サム

[上から覗くようにして上体を少し伸ばし、青年の表情を見た。

子供のように指を食んでなにかに耐えている様を]


[ ああ、そそる

もっと熱を与えたら、もっと悦を覚えさせたら
透明の魂は、いったい何色に染まるのだろう。見てみたい]

ペニスの方に集中できるか?

[唸る腸壁を少しずつ柔らかくしてゆこうと指を曲げて。
せめてこいつが出入りする程度には広げてゆかないと
青年の薄い胸板に唇を寄せ、思いついた様に一度性器から手を離す。
どろどろに崩れたアボガドを胸の飾りや胸骨あたりに滑らせて、
その道を辿るように舌を這わせてゆけば、薄まる黄緑。

再び指を雄の先端に這わせ、窪みをくちりと引っ掻いた]


おまっ、ひあっっっっ。

[何故飼い犬の話が出たのかと、意味を頭が理解する前に
身体で理解させられた
剥き出しの場所をなぞられるだけで声があがる]

待っ、見るなって、ぁ、くっ…ばかっっ。

[すぐに貫いて来るかと思っていると、
まじまじと観察されて流石に恥かしさに
首まで赤く染めて睨みつけようと振り返る。
だが続けて滑る舌に舐められて、尾が震えた]

ぁくぅ…ぁ、ぁ。

[無意識に力を入れるせいか、尾もふわふわと動いて
ヴェスパタインの頭を叩いていた]


[不満げな顔に気付き、笑う前に唇が重ねられた。
呆けたような反応に満足して、頭をまた撫でてやろうとしたとき、舌が侵入してぱちり、瞬き。

ごく軽いものしかしないと思っていたから、熱の灯るその動きは予想外で]

 ん……ふ、

[それでもキスは嫌いじゃないし、引くのも癪だったので、小さな吐息を漏らして舌を絡めた。

濡れた音が、鼓膜を打つ]

 っぅ、……

[相変わらず舌からは不味い鉄の味がした]


[見つめるだけで大きなしっぽが震えて、それが返って俺の嗜虐心に火をつけた。
舌先でくすぐるように入り口をなぞり、それからおもむろにつぷりと舌をねじ込んでやる]

 お尻ってこんな味がするんだ。

[舌を入れたまま喋ったから、ぐちょぐちょとか凄い音がする。なんかえろい。すごくえろい。

ぺしぺしと叩くしっぽは、痛くはないけれどくすぐったい。
だけどそんなに尻尾を振っておねだりするほど待ちどうしいのかとくすりと笑みが浮かんで]

 ……ねえ、ここに欲しい?
 俺のぶっといの。つっこんで、ぐちゃぐちゃにして、壊れるくらい擦り上げて欲しい?

[なんて、囁いた。どうやら俺は、自分でも気づかなかったがSだったらしい]


[野性的なドナルドと、繊細なドリベルは全く正反対。
だけど2人とも"好き"なのは変わらない。]

ドリベルはどこが気持ちいいかニャ?

[やがて唇はくちゅりと音を立て、銀の糸を引いて離れ、
ドリベルの身体を上から下へ――。
鎖骨を通り、胸の飾りを嬲って、へそを突いて、舌は陶器のように白く透き通った肌を舐めていく。
その間も片手は肌を撫で、もう片方の手はドリベルの起立を包み。
時折、鈴口の穴を指の腹で潰すようにして扱き上げる。]


[髪を掴まれ、引き込まれれば、内臓のより間近に燃える様な熱と精を感じる。
声の乱れに目を細めた。己が肌に感じさせられた快楽の一片でも相手に味わわせられたろうか、と。]

 …っ、グゥッ…
         ッん、 く…

[大きく脈打つ雄から白濁が溢れ出る。
ごぼごぼと口内を蹂躙するのを片端から飲み込んで、先端を吸い上げた。
含みきれずに流れ落ちるのを手で掬う。

内壁に侵入していた指が一度、引き抜かれた。
ごくり喉を鳴らして身を起こし。

口端からルーカスの精を零す様は、ホールで見せていた酒乱の姿と酷似しているか。
無言のまま、ルーカスの肩を引き寄せ、髪の生え際に触れる。

そのまま深く、口付けた。]


[舌に残ったままの白濁を絡めれば、精と血と、酒精が色濃く匂いを醸すだろう。]

 …っは、…

 中…、入りたい…

[唇を離すと、深い溜息と共に懇願の言葉を吐いた。]


 美味しかった......ほんと?

[あんなに早くに出してしまって恥ずかしかったけれど、美味しかったというならいいの、かな?]

 うん、うん、僕もミケのこと好きだよ

[唇に触れる柔らかいそれに彼の頭に手を回す。優しい、暖かい口づけに徐々に彼の力が抜けていく。]



 そ、そりゃーちぇりーぼーいですもーん…。

[そういう意味でもないのだが。

青臭いとろみを撫でつけられるのは、何と言うか。
喉の奥で爆ぜた精を、塗り付けられているかのような錯覚を覚えて、もう動かないはずの心臓がどくどくと鳴っている気がする。]

 ん、……ち、ちがぁ、っます、  は、
 あつ、…っひん、 は、はぁ、
 
[青年にとっての自慰はなんとも味気ない、ただ竿を扱いて吐きだすだけの作業であった。
こんな風に夢中になって声が抑えられないような、強い刺激も初めてで、思わず腰が揺れる。
数回も擦れば、先端からはカウパーが滲んで、押し当てる指を汚した。]



  、………?

[死神の言葉を聞くに、珍しいのだろうか。
それにしては、何やら含みがあったような。
考え込むには、与えられる刺激が大きすぎて。]

 や、 ぁ……っじゃ、な、い、  から
 ん、…うぅぅ、…う゛、 んむ、

 う゛、

[嫌じゃ、ない。それだけは確かなのに、未知の感触に脅えてしまう。

体内に滑り込む指に、全身が囚われてしまった。
例え譫言でも嫌だとは言わない。やめろとも、言わない。そのために咥える指ですらも、こわばって震え。
ゆっくりと体内を暴く指を、内壁がぎゅうと締める。

虚空を見ていた目が、名を呼ぶ声に視界を取り戻す。
死神が、此方を、見て、]


あ、は…変な喋り方、す、んなっっ。

[指とは違う滑る柔らかな熱が入り込んで来る。
そのまま喋られると予想していない場所まで刺激されて
カリッと床に爪を立てた]

ぅん…欲しいって…言っただろ…っ。

[意見の相違はあるが、欲しいと言った事は事実だから
それは認めるのだが。
続いた言葉にぎゅうと窪みが縮まった。
野生の勘に従って近付かなければ良かったと思いつつ。
本能に忠実な獣は、こくりと何度も頷いて誘う様に腰を揺らした]



 っは、  っんく、…… ぁ、い、

[ゆっくりと、腹の力が失せた。こわばった肩も腕も脚も、同じく力が抜けていく。
それでも、まだ指を締め上げる力はあまり変わらず。

性器の刺激がなくなって、懇願するように死神を見た。
粘液状になった果肉が皮膚を滑り、その後を舌がたどる感触に背が跳ねる。]

    ひ    、んっ、

[再び戻った刺激、窪みを引っ掻かれれば。
体内の指をゆるく締め上げてしまう。

それに鳴いたのは、圧迫感ではなかった。]

         うぁ、みー、なさ、なにこれぇ、

[指を味わうように、内が蠢いた。]


 はぁ....は、みけ、 あぁん

[彼の舌の辿るとこ一つ一つに体は正直に反応する。二度も解放を終えた雄もその刺激にまた緩く立ち上がり始めていた]

 きもちい......から

[もっとと腰を浮かせる。ぺたんとバスルームの床に張り付いた羽がびくびくと揺れ、喘ぎが絶えない。]


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