25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[聞こえた声に、息を吐き出した。 鉄色は花のその様を眺め]
…ならば、殺してやろうか。
[見下ろしながら、言う。 ただ、ひとこと]
(205) 2010/08/05(Thu) 14時頃
|
|
[熱を吐き、早鐘を打つ胸を落ちつかせれば、 窓から見える庭園に、二つの影が見えた]
あれは……本郷さまと、イアンさま。
[傍目には綺麗な花二輪、咲いているようにしか見えなくて。 お二方のやり取りなど知らぬ鳥は、 不思議そうに紅石榴を向ける]
不思議なお取り合わせ。 ああ、そうだ。行かなくては。
[かた、と。 腕の中で音を立てる琵琶に、切れた弦の事を思い出す。 家人に謂えば張り替えて貰えようかと、向かう先は――本邸]
(206) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
…迷うて、おるのか?
[その表情から、どうやら朧に会えて居ないことを察して。
あの頃のしらとりも、そんな顔をすることが多かったような気がする。]
(207) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
[水が流れる音がする。 足に触れる冷たさだけが心地よかった。 それ以外の……本郷の声が痛い。
ただ続いた言葉、青年の顔が青ざめ 紅が手の甲の下見開いた]
…………逢えない。 [紅の奥、何かが音を立てる。 ちょうど本郷が鳴らす扇の音に似た音が 小さく、けれどいくつか]
俺……逢えないよ…どうしよう、俺、俺もう逢えない
[センターの雇われてからの時間 もう既に、獣以外にも巻き添えで人を殺めた たぶん、今日の宴から…また殺めるだろう]
………………俺
(208) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
[問われた一言に青年はぼんやりと手の甲をずらし 紅はゆっくりと本郷を見上げて けれどその紅に本郷は写っておらず いや、それどころか何も写さず虚ろな眼を向けて
そうして、ゆっくりと笑ってうなづいた]
(209) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
―渡り廊下―
[似た顔に問われるというのは 奇妙な心地だ]
…、―― 、…そのように見えましたか。
[黒髪を指で梳いた。 霞月夜の艶含む白い美貌に 嗚呼、しらとりのことばどおりだと胸中でふと呟く。]
すれ違ってばかりのようでして。 少々休憩していただけなのですが。
[――先達の在りし日を思い出させているとは思わず。]
(210) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
…逢えない?
[それは驚きでしかなかった。 鉄色を軽く見張る。繰り返す、逢えないと]
お前。
[理由は知らない。けれど、笑う。 殺すと言う言葉に対して、小さく息を吐き出す]
───。
[扇を懐へと仕舞う。 傍らへとしゃがみ込み、緩やかに手を伸ばすと頬を撫で、 そのまま指先は首筋へと滑る]
(211) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
[ゆっくりと力を込める。 どれだけ花のようなと言われたところで馬を繰り、 弓を引く程度の力はある。 もう片方手を添えれば、殺せないことはない。 そのはずなのに]
────。
[何故だろう、視界が歪む]
(212) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
[ぼんやりと紅は見上げる。 何か零す相手を見上げて]
[頬に触れた感触が気持ちよくて、また一つ笑みを零す
首に触れる細い指先ゆっくりと眼を閉じる]
(213) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
|
|
そうか…。 [共に並んで庭を見やる。]
巡り合わせというのもあるのかもしれんな。 幾ら追って探しても出会えぬ時はきっと、時は満ちていないのであろう。
[月満ちねば会えぬと知って、月見て待ったあの日のように。]
その時が来れば、出会うべきものにすんなり会えるのかもしれん。 わたしと雛鳥が逢うたも、ほんの偶然だ。
いまだ満ちておらぬは時なのか、人なのかは、判らぬがな。
(214) 2010/08/05(Thu) 15時頃
|
|
……ぅん……
[微かに声がこぼれた。指が食い込む感触 後もう少し………もう少し。
芝に投げた手が、指先が少し震えて
ただそのときを待つ青年に本郷の視界の歪みはわからない]
(215) 2010/08/05(Thu) 15時頃
|
|
[滲んだものが落ちて消えて、 目の前に死を望む花の姿が映る]
……、…
[指から力が抜けた。 その一瞬で、もう駄目だと自分で気づく。
手が解けた。 その花を、死に至らしめることなく]
(216) 2010/08/05(Thu) 15時頃
|
|
―渡り廊下窓側―
――、…
[少しだけ、意外そうに紫苑色は瞬く。 近くでこんなふうに話したことはなく 又聞きしかしたことのなかった「霞月夜」。 それは、存外に――]
……満ちれば逢えますか。 急いても仕方のないこと…と。
[行儀よく立ち、自身の両の手指を絡めた。]
何分…主を持つかもしれぬ状況が 初めてでありまして。…お恥ずかしながら。
[すまし顔はそのまま、眼だけを伏せた。]
満ちる――……嗚呼、今宵は、満月 でございますね。
(217) 2010/08/05(Thu) 15時頃
|
|
[首に纏わりつく指の力が緩めば それまで意思で押さえ込まれた 人体の生存本能が目を覚ます
喉が高く鳴って、一度びくりと震えると 青年は苦しげに咳き込んだ]
[喉に残る赤、その赤よりも紅いアカは 生理的な涙でにじむ視界の中本郷を見上げて ゆるりと両腕を伸ばし本郷を抱きしめようと]
――……ごめん
[縁のない本郷を巻き込みかけたことに気づいて 咳き込みながら小さく零した]
(218) 2010/08/05(Thu) 15時頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 15時頃
|
[あのまま、手を強く締めていれば殺せたはずだった。 それができない自分ではない。 自覚もある。出来ない事ではない。
それでも手を緩めた。 両の手が震えているのが解る。 それを認めたくなくて手を強く握り締めた]
…。生きろ。
[両腕に抗うことはしなかった。 ただ、ねがう]
生きてくれ。
[小さな言葉だった]
(219) 2010/08/05(Thu) 15時頃
|
|
そうだな、満月。 [いまだ昇らぬ月を望みて、空を見る。]
幼い頃は、満月の日が楽しみでならなくてね。 …その日だけは、たいせつな人と逢えるから……
[浮かぶ感慨は、懐かしさだけではない。]
何を選ぶとしても、後悔だけはせぬように…な。
[穢れた道を選んだ己と、穢れるを良しとせなんだあの高潔なしらとりと。 どちらの道を選ぶも、彼次第だとは思うけれども。
己の成してきたことが、胸の閊えにならねば良い。 それだけを若き鵠の横顔に願う。
からころと、下駄の音はふらり風に吹かれてゆくがごとく離れた。]
(220) 2010/08/05(Thu) 15時頃
|
|
[抱えた身体本郷の手の辺り、震えを感じた。 結果生きているが、殺そうとしてくれた。]
……生きるほど汚れても……?
[喉が潰れたのか声がかすれた。 応えてくれたことに応えたいと思った。 ただ……小さな質問、答えに怯えるように 抗わない本郷に縋る様に抱きしめた]
(221) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
|
― 本邸 ―
[家人に頼めば、一刻も掛けずに弦を張り直してくれると謂う。 礼を述べ、琵琶に新たな弦が張られるのをじっと眺めて]
僕も……囀るだけでなく、 子供の手習いとしても、なにか楽の一つも覚えるべきかな。
[一人呟いて、 あのたおやかな指が爪弾く、荒御魂のような強さを思い出す]
……僕もあの高みにまで、登り詰めてみたい。 あの方の名に恥じぬよう。 そしてなにより、楽に生きる者として。
(222) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
|
―食堂―
それだけ食べれられるんやったら、大丈夫やわなぁ。
[共だって入った食堂で、華月は少しの呆れと、親しみを込めた苔色で虎鉄の喰いっぷりを見ていた。華月はというと、赤い実が乗る粥を口に運んでいた。]
ごっそうさん。 わるいんやけど、欲しいもんがあるねん。 持ち出してもええやろか?
[昔話を交えながらの食事は、思ったより時間が掛かったよう。 虎鉄に席を立つ言葉をかけてから、厨房へと皿を片しに行き、目的のものを得る為に使用人に話しかけた。]
(223) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
|
茶葉は、これ。茶器は白の……これがええかな。 うん。それと魔法瓶あるやろか? あっつい湯、淹れて欲しいねん。
[漆塗りの盆の上にチャキチャキと目的のものを揃え、ほなっと去りかけた時、ふっと思い出して]
なぁ、本郷様っていつも決まった茶のんだりしとう?
[問いかけに対して、その使用人が知る限りは蓮茶が多かったという答えを得る。ふむっと一つ頷いて、礼を紡いでから、華月は食堂を後にした。]
(224) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
|
[笛と舞と、彼の人の琵琶と。 重ねた音色はとても心地よく、眸を閉じれば容易に浮かぶ宴の演舞。
そうしているうちに、張り終わったと渡される琵琶。 少年はそれを膝に抱き、音色を確かめる様に軽く爪弾く]
萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いずれか秋に あわではつべき……
[琵琶をつま弾きながら口ずさむは、東国の物語。 逆らえず権力者に手折られ花となった、白拍子の歌]
(225) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
|
汚れずに生きることなんて出来るはずがない。
[抗わない。 今は受け止めることしか選べない]
…知っているか。蓮は、泥の中に咲く。 硬い種に鑢をかけてやって、泥に沈める。 それでも天を目指して泥の中に芽吹き、 水の上へとやっと芽を出して季節が巡って やっと花を、咲かせる。
人も、同じだ。
[近いほど、蓮の香りは花へと届くだろう]
自分を磨いて、泥の中でもがいてやっと道を決めて 時間をかけて、ようやく望んだものに手が届く。
(226) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
|
―廊下窓側― …――、大切な人、とは… いえ、…出過ぎたことを聞きました。
[失礼を、と先に詫びる。佳人の眸に過ぎる色に、言葉を重ねることを よしとしなかったのだ。]
――…、…はい。
[ゆらり、と離れていく下駄の音。 そちらを見ずに、開いた口は紡ぐ]
「白鳥」は。
……私に芸を伝えてくれた先達は ずっと貴方のことを話していました。 届かない月に、手を伸ばすように、ずっと――
……――。 …それだけです。引き止めて、申し訳ありません。
(227) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
説法師 法泉は、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 15時半頃
|
[耳に届く蓮の花の話。浅く咳き込む息に嗚咽が混じる。 本郷の肩に目の辺りを押し付け、何度か頷きながら聞く
匂う花の香りは話題に上がる蓮の花]
……どうやって、生きよう……
[かすれた声でポツリと零すのは、 本郷の願いに肯定の意が混じったそれ。
ただ、掛かる精神の負荷と泣きつかれたのか そのうち静かに青年の意識が零れ落ちた。 ……汚れが泥ではなく血でもと訪ねられないまま*]
(228) 2010/08/05(Thu) 16時頃
|
記者 イアンは、本屋 ベネットの身体に回した腕は既にゆるく、解こうと思えばすぐ解けるだろう
2010/08/05(Thu) 16時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 16時頃
|
[呼び止められて、留まる下駄の音。]
…そう、ですか。
[見返りて、ただ淡く笑むのみ。
ほんとうは、気づいていた。 かの人の寄せる思いに。
されどあの頃の未熟で弱い己には、花同士の淡い思いなど、行く道の妨げにしかならないと。 そう思って見返ることもなく、気がつけば彼とも遠く離れて…。
本当はそれも芸の肥やしとなることに、気づかせてくれたのはイアンだったけれど。
からりと下駄を響かせて、やがて部屋へ戻れば小鳥が枝へと帰るのを待つ。*]
(229) 2010/08/05(Thu) 16時頃
|
|
[途中突っかかりつつも、最後まで弾き終える。 主の琵琶を布に包みながら、ふと思いついた様に]
あの…宜しければもう一面貸していただけないでしょうか? いえ、鳴物でなくても構いません。 あの方に、内緒で練習して。驚かせようかと思って。
[胸の裡に沸いた悪戯心。 くすくすと笑う花のかんばせが、家人たちの心を蕩かすか。 小ぶりの琵琶をもう一面受け取り、小さな手で二つを抱きしめる。]
(230) 2010/08/05(Thu) 16時頃
|
|
[震えて握り締めていた手を解く。 聴こえる嗚咽を宥める様に、まだ強張ったままの手で背を撫でた。 どうやって、と呟く様は昔の自分を見ているようで強く胸が痛い。 それでも迷ったからこそ、口にする]
…来い、私のところに。
[ただ、それは一言だけ。 返事をすぐにほしいなどと思わなかったし、 その言葉に対する結論はイアンが決めることであって自分ではない。 微睡みに落ちていこうとする意識を引き止めることはなく、 今はただ、花が目覚めるまで傍にいてやるのみ**]
(231) 2010/08/05(Thu) 16時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 16時頃
|
[小振りの琵琶を、こっそりとA棟の元いた部屋へと隠し、 鳥は月下の佳人の鳥籠へ]
……ふふ。
[悪戯が成功する時を想うと、漏れる笑み。
また今宵も始まるだろう花祭の刻限まで、 ゆるりとした時間をそのまま*二人一緒に*]
(232) 2010/08/05(Thu) 16時頃
|
|
―花主の棟に向かって・本邸廊下―
[高嶺の若干の注文に、魔法瓶で湯を運び、その場で茶を淹れるという手段を取った華月は飄々と目的地へ向かっていた。
と、脚を止める。 本邸の何処からか、琵琶の音が聴こえた。]
霞月夜様の音やないなぁ。誰やろか。
[少し彷徨わせる視線、窓を見やれば、月昇らぬ空の色が苔色を焼く。]
(233) 2010/08/05(Thu) 16時頃
|
|
まぶしっ……
[カタリと持った盆の上、茶器が小さく音を立てる。 細めた視界、青に白が1つ過ぎった。]
白鳥は哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
[その風景の鮮やかさに、思わずその短歌を口ずさむ。 舞や唄で習う時代より、随分若い世代の唄。 識った時、胸中に走った衝撃(感情)を、どう表せばよいのか、未だにしらない。
悲しい(かなしい)だけではない 愛しい(かなしい)だけではない
二つを合わせた、哀しい(かなしい)……。]
(234) 2010/08/05(Thu) 16時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る