204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[トレイルは、慌てて彼に両手を差し伸べる。 引き上げて、告げなくては
言わないで
これは、種族の 呪いの証]
(165) 2014/11/16(Sun) 03時頃
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ー 一階温泉 ー [自分が散らした紅 鎖骨から細い筋
目を離さなければ それは 違う 駄目だ いや 十分怯えるだろう?どうして?
差し伸べられる両腕は誘うよう 震える手を伸ばす 掴むのはその手首 細い手首 上背は自分よりありそうな けれど 何か 線の細い身体を 両腕で引き寄せて 強く抱きしめれば 衝動は身体に火をつけて 彼にもある箇所も熱く]
…………にげっ……て
[喘ぐように 微かな理性が 濡れた髪から覗く 耳に囁く]
(166) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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―温泉― [引き上げようとした両手を掴まれて、バランスが傾いた。 跳ねる湯の音が耳につく。 押し倒したわけではないが、結果、似たような恰好
痛みは、背に、それから鎖骨に。 何が起きたのか、彼の行動に頭がついていかない。 抱きしめられる事に慣れていたのが裏目に出て 家族相手でもないのに、ふ、と息を吐く]
?
[耳元に直接、くすぐったい音 混じっているのは、抑制か緊張か
顔を上げて、人差し指を唇に。懇願の表情 見たものを黙っていてくれるなら――ここを出るけど。 そう示したくて視線を下へ。 彼にその仕草がどうとらえられるのかは、わからない]
(167) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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ー 一階中央奥 ー [暖かな息が首筋にかかる 目を一度強く瞑ったのは背筋を駆け上がる ぞわりとしたものに 頭の中が焼かれるから
物欲しげな視線が 濡れて張り付くのを 下から押し上げる箇所に注ぐ
どうして?けれど 深い色彩の蠱惑的な]
ーーー俺は…………
[その首筋を食い破りたい] [そう思って首筋を指先が辿る] [胸を開き 肋骨の隙間から指を差し入れかき混ぜたい] [そう思ってさらに手は下がり胸板を撫でる] [細い腰をへし折り] [もう片腕は腰に回し力が篭り]
(168) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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―3F個室>>160― ……痛い?
[また頬を撫でて、――何処が痛いのだろう、と 心配そうな表情をフランシスは浮かべる。]
…… ……ごめんよ 変なことを、謂った……
[呟いて、伏せた眼に宿るのはやはり痛みと苦さだった。 小言で、説教で、口をすっぱくして一族の掟と宿命を伝え続けたが――自身の体験を織り込むことは、少なかったのに。不安が表に出すぎているのかもしれないとフランシスは己を心の内で、戒める。]
……。ありがとう。 謂うように、なったなぁ……
[ふふ、と小さく笑った。腕の力が緩むのに 少し寂しさを覚えるのを、気づかぬようにして。]
(169) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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そうだなぁ……もう、 身体は立派な大人か、ドナルドも、ラルフも……
[ノックスにひっそりと謂われたことを思い出す。 過保護は嫌いではないが――負担になることは謂いたくない、と話した、とか。]
……お返し。 そっか。 うん、……安心したよ。ドナルドの、おかげ
[フランシスは首を少し傾け 綺麗な微笑みに、眩しそうに眼を細めた。]
――不安になったら、謂うんだよ。 ……どうか
(170) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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[嗚呼 この腹を裂いたら…………] [さらに下がる手が優しく円を描くように撫でる] [覆いかぶさるトレイルを見つめる目は獣のそれ]
(171) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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どうか いなくならないで な……
[額を胸に凭れさせて、 夢で思い出した喪失の恐怖を、 小さく懇願として囁いた。]
(172) 2014/11/16(Sun) 03時半頃
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[滲み続ける衝動の それを拒もうとする精神の
せめぎ合いが続く]
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[フランシスは一族の中で 我慢強い方だと謂われていた。 噛み傷や引っ掻き傷が身体に残っているが 殆ど自分でつけたものであった。 衝動を耐えるために、自傷に走った時期があったのだ。
それは、イレギュラーにつぐイレギュラー。
「兄」のような存在に 恋を、して。 衝動に襲われ、耐えて、耐えて、 ――実のところ、その人を。 食べることはなく終わったのが、一因だ。 そのフランシスにとって「兄」のような人は 彼に懸想していた女の人狼に襲われ、 食い殺されそうになっているところにフランシスが割って入って、看取った、という、そんな、――或いは、ありがちな 話。]
(173) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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[黙っていてくれるだろうか 湯の中、暖かさがじわりと身を侵食してゆく ゆっくりと身を温めて目を覚ましたら、ノックスの元へ戻る予定が、何故こうなっているのか。
少しかさついて感じる少年の指先を くすぐったいと、思わずのけ反り ばしゃんと倒れかかると、まるで馬乗の姿勢 腰に回った腕ががちりとトレイルを離さないから、非力で体力もない以上抵抗らしい抵抗はしない]
?
[彼は、何をしようというのか。 疑問に首を傾ぐのは、理性 ぺろりと舌なめずりをして瞳を細めたのは、本能
まるで、獣のようだ 初めて無口な彼を見た時と、同じ事を思った]
(174) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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ベネットは、ドナルドのすぐ近くにいる織り、――微か、においに甘さを感じ。
2014/11/16(Sun) 04時頃
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……ラルフは、先に起きちゃってた か
毛布、かけてくれたの、 ぼんやりと、覚えてるんだけど……
[少し、して。 フランシスはいつもの調子を取り戻そうと明るめな声で謂い そっと、椅子から立ち上がる**]
(175) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 04時頃
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[トレイルが何を思っての行動か 理性が焼き切れそうな獣は 理解する知能はもうない
それでも 牙も爪もたてないのは けれど 手の撫でるままに 跳ねる身体の 白さは眩しくて 揺れで硬く持ち上がる箇所が擦られ………]
………………トレっ イル…………
[掠れた声で囁く ゆるく傾げれば 撥ねた髪からまた雫落ち 覗くぬめる赤に吸い寄せられるままに唇を重ね]
……っあ っ
(176) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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[甘い声を零すのは 捕まえた腰を揺らし 硬くなったものを彼の尻へ すりつける動作に連動して ……先の仰け反る動きによる刺激が甘くて
辛うじて こうしていれば 最悪の事態……彼を喰らうことは回避できそうで 何度もトレイルの腰を揺すり トレイルの幼い残されたものを巻き込み 布越し何度も擦り当てる]
(177) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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[衝動に快楽を上書きして
食べてしまわないように
食べてしまわないように
ただ それだけを願う]
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[熱を帯びた音だ。 とろんとした表情で、無口な少年を見た。 彼の呼ぶ名は、トレイルのものだ]
――? ……――
[ぱしゃんと跳ねる水音を聴きながら、 視界が一度、少年に埋め尽くされる]
……!
[気付けば、跨った尻に何か熱いものが当たっていた。 彼の行動は、欲の削げ落ちたトレイルには無縁だったもの]
(178) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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[けれど、彼が零した音は とても甘美で 響きのズレが寧ろ、ぞくぞくと背筋をかけてゆく
もっと鳴かせたい この音を、もっと
もっと
にぃ、と口元に笑みを浮かべて、嬉しそうに トレイルは揺すられるまま、少年の上で踊る。 濡れた服に縋るだけだった手は いつしか食い込むほど強く爪を立てて、行為に没頭する。
浅い呼吸を繰り返しながら、擦れる下肢の熱から 白濁の代わりに透明なしずくがじわりと滲むまで**]
(179) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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[深く眉間にしわを寄せ 衝動をすり替えようと
見上げた孔雀色は その思考も忘れ トレイルの深い色彩を その嬉しげな 必死の代用行為のはずが 溺れていく
何度も名を呼びながら擦り上げた 熱と欲に浮かされた声は 上ずって 服越し 赤が刻み込まれるほどの
トレイルの手の力に気づく余裕もなく 身体と熱が強く脈打つまで 重なる音は息遣いと踊り躍らせるための水音 声を落とすのは彼ばかり ]
(180) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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…………お願い……内緒に して
[危険な獣であることがばれないように ………本当にそれだけだろうか?] [果てて内からも下衣を濡らした彼の 最初の一言はそれ
衝動も過ぎ去ったが ぐったりと疲れて 持ってきていた自分用の布で トレイルの透明な雫も それ以外の身体も拭えば 当人はびちゃびちゃに濡れたまま 重い足取りで温泉を後にする ぐらぐらと目眩が*した*]
(181) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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快楽を代償行為として衝動を散らす
咄嗟に殺さずに済んだ 襲わずに済んだ
ーーーけど 本当にこれでいいのだろうか?
寒い とても寒い…………
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 09時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 10時頃
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― 回想 ―
[弓を習っている間は神経を集中していた。
種類が違うとはいえ、細い弦を扱うことには慣れている。 指先の感覚ひとつで、矢の飛ぶ方向がかわることを知れば、徐々に調整することは可能で]
うん、またなにか作ったらもってくるから、 練習させてね。
[ルーツが的になりかけてはフィリップに引っぺがされる姿におかしそうに笑い。 弓矢を返すときにそんな一言を付け加えた]
(182) 2014/11/16(Sun) 10時頃
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わからないけど、万が一があったら、こわいし。
ありがとう。
ほめられると照れるね。
[気恥ずかしさがにじむ。
気をつけて、には小さく頷きを返し]
そっちも、なにかあったら教えて。
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― 二階/居間 ―
[芋を抱えて戻ってきたときに、ノックス>>123に声をかけられて、笑みを浮かべる]
おはよう、ノックスさん。 フランシスたちはまだ寝てたから。
ニコラも、トレイルもおはよう。
[二人にも声をかけたけれど、トレイルが無言で下に下りていくのには首をかしげ。
いまだに、トレイルの無口がしゃべれないせいだとは知らないまま]
(183) 2014/11/16(Sun) 10時頃
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[芋を炊事場において、お茶をいれる。 しばらくはお茶を手にしたままぼーっとしていたけれど。 フランシスたちの様子を見に行くかな、と扉へと視線を向けて]
……?
[ふと、周囲を気にするかのように視線をめぐらせた]
(184) 2014/11/16(Sun) 10時頃
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どうか、した?
[伝わる驚愕に静かに問いかける。
けれど、衝動をこらえるような思考を感じれば口をつぐみ。
落ち着くまで、声をかけることはなかった]
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― 居間 ―
[お茶をもう一度入れなおす。 ソファに座っているノックス>>154とニコラにもお茶を持っていく]
ここ、おいとくね。
[ノックスとニコラが行っていることにも興味あるけれど。 フランシスたちが気になるから、ほかに二つ、カップを手にして居間をでようとして。
フランシスたちがきたならお茶を渡して、まだ来ないのなら、上へともって行くつもり]
(185) 2014/11/16(Sun) 10時頃
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ー 一階中央奥 ー [びちゃびちゃに濡れたまま 定位置に戻る ほんの少し前 ラルフに弓を教えたり
ーーーーー付け加えられた一言に 迷った末 頷いたーーーーー
そのまま 寝藁が濡れるのも気にせず その場に倒れこんで]
あ…………上着
[防寒着を温泉で脱いだことを思い出す が とても取りに戻る気にはなれない ルーツが戻る早々横になる彼に 遊べと乗っかろうとして 飛車飛車な様子に その場から 何歩か後ろに飛びすさった]
(186) 2014/11/16(Sun) 10時半頃
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