3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[くすりと、笑う気配。]
居
[居ない、居ない 居ない。]
―― 『皆 好きだよ?』
[だから、皆 寂しくない ように、送って、上げよう。]
見たことあるんだが…誰だったっけ?
こう、髪が長くて、目ぱちぱちの……。
[迫られてるかもしれないけど、それより思い出すのに必死]
『様子が』 変?
…… ちょっと、大丈夫なの?
[なんなら、向かおうかと、足を右に向ける。]
え?君によ?
顔も見ないで逃げようとしてたじゃない。
[ 闇の声には 哀しげに微笑む ]
……様子が、変? って。どんな。
―― ピ ッパ。
[少なくとも今残ってる中で
今時のメイクをしてるのは 彼女だけだった。]
え 待っ
なんか、こう、
…………顔舐められて、髪弄られてるんだが…。
猫っぽい。
[まんまだった。]
――…すき、
な、
[――、空白。]
……、…どうした、…
また、何か?
[必死な様子に、怪訝そうな。]
何で 彼女を忘れてる の?
[知ってる筈、なのに。
声に 不安げな 色。]
あ、それだ。フィリッパだ。
おお、やっと思い出した。
えーっと、とりあえず、どうすりゃいいんだ?
…… 違うよ。貴女を嫌うなんて、ない
ただ、 ……見たら心配するでしょう。
[だから。]
『全然、心配することないんだからさ。』
ボケるには早いよ、おっさん。
[思い出した様子に、少しだけ安堵の。
だが、聞こえた状況に少し頭を抱える。]
…… またなの。
[好かれやすいのかな、と。
止めに行った方がいいと、思うのだが。
この身体と ―― が。]
[誰か、と 言われ。行った方がいいと思うのに。
今、自分は動けるのに、相手の名前を聞いて。行くとは言い出せなかった。
とは言え、今、そうとは知らずに向かっている。
考えてみれば、彼がどこに居るか把握してなかった。]
…………、……
――勝手に心配しておきます。
[ 矛盾を孕んだ教師のこえ で ]
……もう!なにしてるんですか!
もっと心配する相手 いるでしょ。
[勝手に、その言葉に くす と笑って。]
『本当に心配いらないんだ、ちょっと見た目気持ち悪いけどね?』
[心配しないでいいよ、と、もう一度。]
|
---校長室--- [いつの間にかソファーの手摺に移動して バーナナスを背中から抱きしめ頬に顔を摺り寄せる]
ふ---ん まあ そんなのどうでもいいにゃん
[理由などには興味なさそうに。 ピンクがかる茶色の目をキラキラさせながら ジ---ッつなぎのチャックを下ろしていく]
ほんと おっさん 狼さんみたい 狼さんは赤頭巾ちゃんを食べちゃうかな
[ペロリ頬っぺたを舐めてなあぁと笑う]
(317) 2010/03/03(Wed) 19時半頃
|
ケイト
[苦しそうな、こえ。]
そうだね、『もっとお友達を 送ってあげ』る。
ここ だった の。
[行くためじゃなく、行かないために。
場所を聞いておけばよかった、と。]
いや、
あの、
ちょっと脱がされ……
[困ってた]
|
---校長室---
[バーナバスの首に手を廻したまま 体を反り返らせて 開けられたドアの方を振り返る]
にゃん?
[フィリップと目が合うかもしれない]
(323) 2010/03/03(Wed) 19時半頃
|
そうね、心配しなくちゃいけない子がいっぱい。
[ やみのつめたさも心地よさも 知って いるから ]
え? なに……
自主的に助かってください…!
[ つんとした声 ]
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