3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―― ピ ッパ。
[少なくとも今残ってる中で
今時のメイクをしてるのは 彼女だけだった。]
え 待っ
なんか、こう、
…………顔舐められて、髪弄られてるんだが…。
猫っぽい。
[まんまだった。]
――…すき、
な、
[――、空白。]
……、…どうした、…
また、何か?
[必死な様子に、怪訝そうな。]
何で 彼女を忘れてる の?
[知ってる筈、なのに。
声に 不安げな 色。]
あ、それだ。フィリッパだ。
おお、やっと思い出した。
えーっと、とりあえず、どうすりゃいいんだ?
…… 違うよ。貴女を嫌うなんて、ない
ただ、 ……見たら心配するでしょう。
[だから。]
『全然、心配することないんだからさ。』
ボケるには早いよ、おっさん。
[思い出した様子に、少しだけ安堵の。
だが、聞こえた状況に少し頭を抱える。]
…… またなの。
[好かれやすいのかな、と。
止めに行った方がいいと、思うのだが。
この身体と ―― が。]
[誰か、と 言われ。行った方がいいと思うのに。
今、自分は動けるのに、相手の名前を聞いて。行くとは言い出せなかった。
とは言え、今、そうとは知らずに向かっている。
考えてみれば、彼がどこに居るか把握してなかった。]
…………、……
――勝手に心配しておきます。
[ 矛盾を孕んだ教師のこえ で ]
……もう!なにしてるんですか!
もっと心配する相手 いるでしょ。
[勝手に、その言葉に くす と笑って。]
『本当に心配いらないんだ、ちょっと見た目気持ち悪いけどね?』
[心配しないでいいよ、と、もう一度。]
ケイト
[苦しそうな、こえ。]
そうだね、『もっとお友達を 送ってあげ』る。
ここ だった の。
[行くためじゃなく、行かないために。
場所を聞いておけばよかった、と。]
いや、
あの、
ちょっと脱がされ……
[困ってた]
そうね、心配しなくちゃいけない子がいっぱい。
[ やみのつめたさも心地よさも 知って いるから ]
え? なに……
自主的に助かってください…!
[ つんとした声 ]
[23秒で見捨てられて、しょうがなく、またバカな頭で考えている。]
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 19時半頃
しょうが ないね。
[彼を助けるのはやぶさかではない。
本当は 彼女と 顔を合わせにくかった だけで。]
恩に、着てよ ね。
|
―― 美術室前 ――
[立ち上がると、身の回りの画材やザックを一通り点検した。メアリーやディーンもどき、オスカーやマーゴはどうしていただろう。ふらつきながらも、背中を伸ばし]
……ディーン、どこにいるって?
[死んだの、とはもうこれ以上メアリーの前で聞きたくなかったから、そんな風にミッシェルに聞いた]
[異形の声。そこに混じっていた彼女の声音。 目の前の彼女は、知っているミッシェルのままで]
……こいつの前で言いたくないなら、勝手に探すからいいけど。
(330) 2010/03/03(Wed) 19時半頃
|
ちょ
最初から、そうやって逃げなよ!
[正論だと思います。]
いや、下手にすると怪我させちゃ、マズいだろうが……。
[意外に気遣いの獣だった。忘れてたのかもしれない。]
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