3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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ああ、そうだ。今度植えよう……。
[スイートピー畑はいいんじゃないかな、と思った。]
―――………先生が別嬪さんなこと
[それを覚えてればいいような気がした。]
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―用務員室―
……あ、おつかれさま。
[生徒会長はまだ調べものを続けていただろうか。 改めてお茶を淹れなおし、沸騰したお湯をポットにいれて。
忘れられていた。 その忘却がなにを意味するのか。 調べものは上の空だったかもしれない]
>>#2:3964
(297) 2010/03/03(Wed) 17時半頃
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… …鬼 を 連れ
何?
[送る、でもなく 連れ て。]
皆にも『何か。』
[聞かれている、声。聞ける者。
つれて いくもの。]
――せんせ 、が
鬼を…つれに、 いく って
…… ――
――、…
[みんな、 なにかの、 力を]
[――つれていく。つまり、一緒に、 あの闇の中へ]
連れて?
…… 鬼を 鬼を狙って。
『それが誰か、知ってるのかなぁ。』
[連れて?
共に?
さみしく ない?]
わか、…らない…
[首を、横に振るような気配があった。]
一緒に 連れて 逝く ?
いやよ 誰も連れてなんて 逝かせない……
『そう…… でも』、皆。
鬼を探し始めて『るんだ。』
『表では心配そうな表情の下で。』
『何を考えているんだろう。』
どうか した?
[ 怪訝な声に ]
さがす…
どうやって さがすのかしら ね
[どうやって。]
……結構、『簡単かもね。』
[ビー玉を見せて と 言われて
鬼 じゃなければ 見せられる から。]
…… まあ、誰彼かまわず 見せるわけじゃないだろうけど。
[自身は見せる気はない。いや、もう、見せているのだが。
鸚鵡の瞳のひとつは――]
|
―用務員室―
――あれ、フィリップ君。 君も調べに来てくれたのね、ありがとう。
[顔を背ける様子には、 咄嗟に嫌われたかしら、と思ったけれど。 さすがに、したことがしたこと だったので、ため息しかでなくて。
立ち去ろうとするのは止められない。
ただ、扉を開けようとする姿に目を向ければ、ぞく、と震えた]
ぁ……、…フィリップ君?
[日誌がはらり1頁めくれて。>>#2:396 感じたのは怨嗟の響くような深い やみ の気配]
(303) 2010/03/03(Wed) 18時頃
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きらわれちゃった みたい?
でも、君のその やみ……
見せて?か。
ずるいな。
こっちは見せてもらっても なんにもわかんないのにね
ああ、あの子が泣いてる……
あれ
誰だっけ
[ピッパの顔はわかるが、名前がわからない。]
あの子?
―― ケイト 泣いてるの
[哭いていた。]
ああ、『もっとお友達増やしてあげないと、可哀想』だね。
[――乱れた意識で、捉えられない]
… ないてる
… ケイト …?
[――バーナバスの様子がおかしいのにも、まだ。]
[闇色が薄まったり、濃くなったり。]
ん?
嫌われた? 誰に?
[そのつもりはないから、不思議そうな、声。闇 と 言われて 繋がった。]
―― ッ 気に、しないで。
痛くないし。
[闇。]
『気にしないで、大丈夫。』
『心地良いくらいだから。』
…… ?
[疑問。]
知らない、じゃ、なくて。
思い出せないの?
[誰だっけ 記憶にはあるのに そんな声。]
あれは さみしいからとか じゃ なくて ……
もう、
君たち 好きな子とかいないの?
[くす、と笑うような気配]
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