204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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バーニィは、衝動を知らないプリシラを守りたい。
―――でしょう?
[目を合わせなかった先程の様子を思い返す。]
ねぇ。プリシラは、バーニィの中でどんな存在になった?
[同じ思考がかえれば
嬉しさが思考に滲んで]
そうだねーーーううん そうしなきゃ だ
危険なことに 近づかず
……息を潜めるように
時折 互いに思考で息を抜きながら
やだ。……忘れない。
此処じゃ話しにくいなら
別の、場所でいい。……聞かせてよ。
[ディーンに願う。
されど、――聞き入れてもらえるかは、分からない。]
[嬉しいが重なれば、ほわりと暖かさがにじむ]
うん。危険なことには、近づかず、ね。
話すだけで。だいぶ違うし――
[ふ、と思い出したことがある。
衝動を、片目をえぐってこらえた同行者の話]
――フィリップの散らし方と違うけど、
ドナルドも、衝動をこらえたことがあるよ……
話を聞いてみるか、やめといたほうがいいのか……
[ドナルドが、まだその身のうちに獣を飼っているのなら。
眠らせたままのほうがいいかもしれないと、悩む]
|
[呼び掛ける声に顔を上げる。 振り向けば開いた扉の向こうにラルフの姿>>358が見えた。]
おう、いるいる。
[易く声を返して寝台から離れ]
如何かしたか?
[軽く首を傾げた。]
(366) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
|
[このじんわりと暖かさが
衝動を抑えてくれたらいいのに
ゆると穏やかに感じながら]
ドナルド…………ーー
知りたい とは思う けど
[ラルフの悩むニュアンスに こちらも悩む]
無理なく さりげなく 聞けたら
……かな……迷惑は かけたくないし
[穏やかさが、そのまま
衝動をねむらせてくれたらいいのに、と]
……うん、じゃあ、聞けたら、ね。
――あのとき、かなり、しんどそうだったけど――
でも、うまく抑えられたみたい、で。
こんなやりとりも、できなかったし……
[できないなら、できないままのほうがいいのだと。
そう、思った]
あいつを、獣にしたくねえ。
[身勝手な大人の望みでいい。
男が味わった苦しみから出来る限り遠ざけてやりたい。]
……僕は、君に嫌われたくない。
心配もかけたくない。
[後者は今更だろうか。
ディーンは同行者に言うのと同じように、真実を告げる。
ただ愚直に。]
|
[向けられる眼差しの位置が僅かずれて感じる。 ラルフが耳飾を見ているとまでは分からず]
――…メシ? そっか、それで呼びに来てくれたンだ。
[ラルフのいる扉の方へと歩み寄れば 甘くも感じる異臭が微か鼻腔を擽るよう。 見上げる琥珀>>367へと隻眼を向け]
そうだな。 ……怖いのは俺自身だ。 ラルフや、フランシスを傷つけたくはないから。
[断片的な思いを答えとして僅か眉を下げる。]
(378) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[ああ、もう、 ばか。
――逃げる折、ディーンを――友人を、そんな眼で、睨んだのだ。
大丈夫、と同行者に繰り返す
そんな自分のことは、棚に上げて。]
[このまま 吹雪が収まるまでーー穏やかに]
ドナルドを 揺さぶらない範囲で
[念を押すように 思う]
ーーあの時…………
…………
[じっと 考える ドナルドの話]
……強い人?ドナルドは
[それでも 彼は 人を避けず]
揺さぶらない範囲……がんばる……
[へたに、起こしてしまったら大変だと思う]
ドナルドは強いよ。
片目をなくしても、まだ、同じ仕事を学んでいるし……
人を、避けがちではあるけれど……それでも、一緒にいるから。
|
―― 三階個室 ――
[ラルフの問いかけ>>383に悩むように眉を寄せ]
そうだと思う。 少なくとも俺の時は、そう、だった。 けど、俺の場合、いっぺん箍が外れちまったから……
[大丈夫、と言い切れず困ったような響きが漏れる。 不安を拭う言葉を向けられればと思うのに 安易に警戒緩める言葉は掛けられない。]
――…ラルフ。 誰か気になる相手でも、いるのか?
(388) 2014/11/16(Sun) 23時半頃
|
ラルフも 無理しないでーー
[がんばるに そう考えてしま ]
片目…………それって
[ラルフの語るドナルドのそこに
まさか という思考と この流れ
と思うと 衝動を抑えたことと
片目であること に思う]
それでも……か
見習わなきゃ…………
――……うん、ありがとう。
あまり、見習って欲しくない、抑え方だけど。
でも――抑えられたのだから有効、なのかも……
――痛みで、抑えられるの、かな……
|
[ラルフの応え>>395に複雑そうな面持ちで]
気になるなら、気をつけた方が良いかも、な。
[誰が、と訊かずにいるのは ラルフが必要と思えば口にするだろうと思って。 可能性の話にははたと瞬きし]
――…ラルフがそうなった時は 俺が全力で止めてやるよ。
[自分がそうなった時の事は言わぬまま]
不安があるなら、フランシスにも話しておいた方がいい。 心配かける、とか考えて、言わず大事になったら あとで絶対に後悔するから。
[ラルフもフランシスも、己も。 そう思いながら大事な同行者を思う。]
(403) 2014/11/16(Sun) 23時半頃
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痛み…………強い 刺激が有効
なのかな…………
耐えられるなら 耐える方法は
多いに越したこと ないよね
目は……弓を射るときないと困るけど……
そうかもしれない、ね……
あれだ、混乱してるときに頭はたいてもらうような感じ?
……目はね、普通に生活するのにも困るし。
手も、困るし……
ううん、どこも、困るけれど……
衝動をこらえきれないより、まし、なのかなあ……
出会い頭に 殴ればいいかな……?
…………どこでも困るけど……
少なくても ドナルドにとっては
衝動のままに喰らうよりは……片目の犠牲
それを選んだ………ーーそういうこと だよね
|
[気をつけていてもどうしようもなくなる想い。 それでもラルフが苦しまぬよう願いながら告げた言葉に 頷きが返るをみて、淡く目を細める。]
ン、それなら俺も安心だけど。 俺はラルフが自分の事を第一に考えてくれるのが 一番、安心できる。
[図体だけは大きいから止めるのは大変だろう。 そのせいで怪我をさせるもしのびないと思い言葉添えて。 唸る様子には、ラルフの気持ちもわからなくないから 苦い笑みを僅か漏らした。]
いいこだ、ラルフ。
[同意の言葉にドナルドなりの褒めを向けた。]
じゃあ、行くか。 メシの支度してる、フランシスのとこに。
(410) 2014/11/17(Mon) 00時頃
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……ノックアウトされれば、気絶して動けなくは、なるよね……
[それだけの力で殴れるかどうか。
そのあたりが不安ではある]
うん……ドナルドにとっては、そうだったみたい。
――だから、衝動に負けるのが、すごく、怖いね。
それだ いっそ弓で………は 死ぬか……
…………怖いね……
[片目を失うより 衝動の入りやすさを
自覚しているだけに]
……衝動にとらわれないように
囚われても 殴るなりなんなりで……止めるよ
[獣の性質を同じように持つラルフの安心になるように]
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ああ、そうしてくれると助かる。
[ラルフの素直な返事>>413に安堵するように表情が緩む。 そんな素直さも好奇心も彼の美徳とドナルドは思っていたから それさえも大事にしたい、と。]
あんま待たせると心配するだろうし。
[クツと喉を鳴らして笑い、 ラルフに続くように廊下へと出て居間を目指す。]
(418) 2014/11/17(Mon) 00時頃
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……それは、死ぬ。
衝動が、どんなタイミングでくるかわからないから。
それがこわい。
[いまだ、ざわめきしか感じなくても。
これが、おさえきれなくなったらきっと、と思えるものを感じている]
うん、ありがとう、フィリップ。
俺も、そうするね。
[こうして、声をかけてくれるだけでも、ありがたいと思う。
一人で考え込んでいたら、きっと飽和していただろう]
嗚呼…………それは ある
怖くて 人間をさけてたはずなのに……
……思いっきり 鳩尾に打ち込んでいいから
[殴られるなら 先の散らした行動より
ラルフにも頼みやすくって
自分は…………できるだろうか?]
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[ラルフが上を気にするに首を傾げるけれど 言われる言葉に少し考えてから頷く。]
ああ、分かった。
[気をつける、と言っていたばかりだから用心はするだろうと 案じる言葉は重ねず階段おりた所でラルフと別れる。]
(425) 2014/11/17(Mon) 00時半頃
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ドナルドは、ラルフのいる方を一度顧みて。
2014/11/17(Mon) 00時半頃
満月のときだけ、避けていたけど……
――なんとか、しないとね。
うん、少なくとも痛みで動きが止まるぐらいには、思いっきりやらないとね……
フィリップも遠慮なく、やっていいからね。
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